JP5043505B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性を有する薄型のディスクに対して記録および再生の少なくとも一方を行うディスク装置に係り、特に、回転開始時あるいは停止時の過渡状態におけるディスクと安定化部材間の状態を安定化させる技術に関するものである。
近年、テレビ放送のデジタル化が開始され、情報のデジタル化の進行に伴い、光ディスク分野に関しても、さらなる大容量化、記録情報の高密度化に対する要求が高まってきている。かかる要求に応えるために、記録/再生の際に照射されるレーザ光のスポットを小径化する方法が考えられている。
照射レーザ光のスポット径を小さくするためには、レーザ光を短波長化させること、対物レンズの開口数(NA)を大きくすることが有効である。
例えば、レーザ光波長については、従来公知の、CD(Compact Disk)には近赤外光、例えば780nm近傍の波長の光が用いられており、DVD(Digital Versatile Disk)には、赤色光、例えば650nm近傍の波長の光が用いられている。
一方、近年では、青紫光の短い波長の半導体レーザが開発されており、400nm近傍のレーザ光が、光記録媒体の記録/再生用として、広く利用されている。
また、対物レンズに関しては、従来、CD用の対物レンズのNAは0.5未満であり、DVD用の対物レンズのNAは0.6程度であったが、今後はさらにNAが増大する傾向にあり、NA0.7以上とすることが要求されている。
しかしながら、対物レンズのNAを増大し、照射光の短波長化が進むと、対物レンズを含む光学系の焦点深度の狭小化を招来することになる。このため、フォーカスサーボ精度の向上を図ることが必須となる。
また、対物レンズのNAが増大すると、その対物レンズと光ディスクの記録面との距離を小さく設定する必要があるため、光ディスクの面振れを小さくすることが必須となる。これは、始動時のフォーカスサーボを開始する直前に、対物レンズを含む光ピックアップと光ディスクとが接触してしまうような事態を回避するためである。
上述したような光ディスクメディアの背景から、特に、可撓性を有するシート(薄膜)に記録面が形成された構成の光ディスクの取扱いについて、高い安定性を具備する板状の安定化部材上で回転させることにより、ディスク面振れを抑制する技術の重要性が増してきている(特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に開示されている光ディスク装置においては、ディスク回転開始時には、光ディスクを安定させる空気流が存在しない。これは、ディスク自身が回転することにより生じる空気の流れによって光ディスクの面振れを抑圧するからである。
このため、ディスク回転開始時と停止時にはディスク面振れを抑圧することが不十分となり、光ディスクは安定化部材と摺動するおそれがある。このため、光ディスクと安定化部材との間隙を可変できる構成として、過渡状態においては前記間隙を大きくし、光ディスクが高速回転しているときだけ、前記間隙を所定の近接状態にする制御を行うことが考えられる(特許文献3参照)。
特開平10−308059号公報 特開2006−107698号公報 特開昭52−137303号公報
しかしながら、光ディスクと安定化部材との間隙を可変できる構成として、間隙を精密に可変にすることは機構の複雑化を招くという課題がある。
例えば、特許文献3に記載の構成は、光ディスクの回転始動時と停止時に空気流を発生させて、光ディスクを載置台から浮上させるようにしているが、空気流を発生させるためにファン,空気ポンプあるいは空気流通パイプなどを設置するものであるが、構造として複雑になる。
本発明は、前記従来の技術の課題を解決し、可撓性を有する薄型のディスクにおける回転開始時あるいは停止時の過渡状態のときに、簡素化された構造にてディスクと安定化部材との接触を防止することができるディスク装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、可撓性を有するディスクを駆動手段により回転させ、前記ディスクに対して空気力学的な力を作用させる安定化部材により前記ディスクの面振れを抑制して安定化させ、光ビームを前記ディスクに対して光スポットを照射することにより、前記ディスクに対する情報の記録および再生の少なくとも一方いずれかを行うディスク装置において、前記安定化部材を前記ディスクにおける少なくとも記録面を覆う板状とし、前記ディスクにおける回転開始時あるいは停止時の過渡状態のときに、前記安定化部材あるいは前記ディスクに対して変位することにより、前記ディスクに前記ディスクと前記安定化部材が接触しない隙間を形成させる空気流を作用させる空気流発生部材を備え、前記空気流発生部材は、前記安定化部材側に開口を有する箱形状であって、空気流通口を有し、前記安定化部材および前記ディスクの設置方向に対して上下動可能に配設され、かつ、前記上下動に応じて開閉する開閉弁を前記空気流通口に有し、
前記空気流発生部材と前記安定化部材との相対移動によって前記空気流を発生させることを特徴とし、この構成によって、空気流発生部材自体の上下動変位のみで、空気流を発生させるという簡素化された構成にて、例えばディスクを押圧したり、引き上げたりする力を作用することができ、これによりディスクに安定化部材とに接触しない隙間を形成させることができるため、ディスクにおける回転開始時あるいは停止時の過渡状態を安定化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のディスク装置において、空気流発生部材が、該空気流発生部材のディスクへ近づく方向の変位により該ディスクを押圧する空気流を発生させることを特徴とし、この構成によって、ディスクを安定化部材から離れる方向へ押すように空気流を作用させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載のディスク装置において、空気流発生部材が、該空気流発生部材のディスクから離れる方向の変位により該ディスクを引き寄せる空気流を発生させることを特徴とし、この構成によって、ディスクを安定化部材から離れる方向へ引き寄せるように空気流を作用させることができる。
請求項4に記載の発明、請求項1または2記載のディスク装置において、安定化部材に通孔を形成し、安定化部材における少なくとも通孔を覆い、かつ内部に空間部を有する空気流発生部材を備え、該空気流発生部材を変位させて、該変位により空間部の空気を安定化部材の通孔からディスク方向へ送り出し、ディスクと安定化部材とが接触しない隙間を形成させることを特徴とし、この構成によって、安定化部材がディスクと空気流発生部材との間に存在しても、ディスクに対して前記のような空気流を作用させることができる。
請求項1〜4のディスク装置は何れも、上記の如く、空気流発生部材を安定化部材側に開口を有する箱形状とし、かつ該空気流発生部材を安定化部材およびディスクの設置方向に対して上下動可能に配設したので、空気流発生部材を極めて簡単な構造のものとすることができる。
なお、参考技術として、空気流発生部材を蛇腹構造とし、かつ該空気流発生部材を安定化部材およびディスクの設置方向に対して圧縮変形可能に配設することも考えられる。
また、請求項1〜4のディスク装置は何れも、上記の如く、空気流発生部材に空気流通口を設け、該空気流通口に開閉弁を設けたことを特徴としており、必要時のみ空気流の供給がなされ、塵埃などの侵入などによる不具合の発生を未然に防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載のディスク装置において、空気流発生部材と安定化部材との間隙部分に気密保持部材を設けたことを特徴とし、この構成によって、空気流の無駄な流出を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5いずれか1項記載のディスク装置において、空気流発生部材にディスクに過剰な空気流圧が加わることを防止する空気逃し孔を設けたことを特徴とし、この構成によって、空気流圧を安定させることにより空気流によるディスクへの悪影響を防ぐことができる。
本発明によれば、従来のようなファン,空気ポンプなどの空気流出機器を使用することなく、空気流発生部材自体の上下移動の変位のみで、空気流を発生させるという簡素化された構成にて、可撓性を有する薄型のディスクを押圧したり、引き上げたりする力を生成し、ディスクが安定化部材に接触しない隙間を形成させることにより、ディスクにおける回転開始時あるいは停止時の過渡状態を安定化することができる。よって、薄型のディスクの過渡状態におけるばたつきによる損傷の防止、あるいは制御の引き込みが迅速に行われるなど、良好にディスクに対して信頼性のある記録/再生動作が行われる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1(a),(b)は本発明の実施形態1を説明するためのディスク装置の概略構成と動作を説明するための構成図であって、1は可撓性を有するディスクである光ディスク、2は光ディスク1の回転中心を保持するハブ、3は光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ、4は、光ディスク1の径方向に移動して、光ビームを集光させて光スポットSとして光ディスク1の記録面を照射し、光ディスク1に対する光走査を行う光ピックアップ、5は、光ディスク1の記録面とは反対面に対向設置され、光ディスク1の高速回転時に光ディスク1に対して空気力学的な力を作用させてディスク面振れを抑制する平面板状(湾曲板状であってもよい)の安定化部材であって、中央部分に空気流が通る通孔5aが形成されている。
6は記録/再生部であって、光ピックアップ4に対して記録する情報に係るデータを出力したり、光ピックアップ4にて検知した光ディスク1からの反射光における光学変化の信号を受けて、再生信号を出力する。7は、スピンドルモータ3の回転数をコントロールする回転制御部であって、本例では、回転制御部7により記録/再生時の光ディスク1の定常回転速度は15000rpmに設定される。8は本装置の各部をコントロールするCPU(中央演算処理ユニット)である。
9は、空気流発生部材である下方が開放された内部に空間部を有する箱状部材であって、この箱状部材9の中央部分には、開閉弁であるリーフ弁10が設けられた空気流通口9aが形成されている。11は、CPU8のコントロールを受けて、箱状部材9を後述するタイミングで変位させる空気流発生駆動部である。
12は箱状部材9の内側壁と安定化部材5の外周側部との間の間隙に介在するように設けられた気密保持部材としてのOリングである。13は、箱状部材9の側壁に内部と外部とを連通させた空気逃し孔である。
図1に示すように、本例では、箱状部材9の空気流通口9aと、安定化部材5の通孔5aと、光ディスク1の回転中心を保持するハブ2は略同一中心軸上に配設されている。
次に、前記構成の実施形態1の動作について説明する。
図1(a)は光ディスク1における回転開始前あるいは停止時の待機状態を示しており、スピンドルモータ3の回転が停止し、箱状部材9が安定化部材5の上部および外周側部を覆い、箱状部材9の空気流通口9aがリーフ弁10で閉鎖され、箱状部材9の内部空間が気密状態になっている。
ここで本実施形態では、記録/再生時の光ディスク1の回転速度は定常の約15000rpmに設定され、光ディスク1は安定化部材5の作用を受けて面振れが抑制された安定状態(面振れ1μmP−P〜10μmP−P)になる。また、光ディスク1と安定化部材5の間隙(安定化部材5の表面と、これに対向する光ディスク1表面との距離)Cbdは、例えば約0.1〜0.2mm付近の値に設定する。
ところが、光ディスク1における回転開始時あるいは停止時の過渡状態、すなわち、回転始動時における安定状態への過渡状態、あるいは回転停止時における安定状態からの過渡状態では、当然、光ディスク1の回転速度は定常回転数の15000rpmに達していないか、定常回転数から小さくなる。
回転速度が4000rpm未満の過渡状態では安定状態から外れて、図2に示すように、光ディスク1の回転軸方向の変位(光ディスク1と安定化部材5のギャップ)が大きく変動する。この変動により、光ディスク1と安定化部材5とが接触したり、損傷を発生したりすることがある。
そこで、本実施形態では、前記過渡状態期間において、図示しないモータおよび駆動機構などにより箱状部材9を下降(変位)させ、空気流を発生させることにより光ディスク1を安定化部材5から離すようにしている。
すなわち、図1(b)に示すように、回転開始時あるいは停止時には箱状部材9を下降させ、箱状部材9の内部空間における空気を安定化部材5の通孔5aから流出させ、矢印で示す空気流の圧力にて光ディスク1を押圧して、安定化部材5から離すようにし、両者の接触を防止している。このとき、箱状部材9の下端内壁部は光ディスク1の外周端に近接して触れない。よって、箱状部材9の下降は回転する光ディスク1には干渉しない。
また、図1(b)に示す箱状部材9の下降時においては、安定化部材5と光ディスク1の間を流れる空気流をスムーズに外側に逃がすことが望ましい。この空気流の流路を確保するため、本実施形態では空気逃し孔13を設けている。
前記過渡状態からディスク回転数が略3000〜4000rpm以上になれば、光ディスク1は安定化部材5にならって安定して回転することになるため、この時点まで箱状部材9を上昇させる。このようにすることにより、過渡状態から安定状態になるまで、光ディスク1と安定化部材5とが接触することはなくなる。
箱状部材9の上下動ストロークとディスク回転速度との制御タイミングチャートを図3に示す。図3の左側の領域が回転開始時のタイミングを示している。
そして、例えば、図3の中央部の領域に示すように、ディスク回転速度が4000rpmから定常状態である15000rpmになる過程において、箱状部材9を上昇させて、図1(a)に示す待機位置にまで戻し、光ピックアップ4による所定の記録/再生動作を行う。なお、ここで、箱状部材9を上昇させなくても問題はなく、停止状態にするための後述する動作の前に完了できていればよい。
また、停止状態になるときには、ディスク回転数が4000rpmから停止状態になるまでの過渡状態を経る。このときにも、図1(b)にて説明したと同様に箱状部材9を下降させ、図3の右側の流域に示すように、空気流の圧力にて光ディスク1を押圧して安定化部材5から離し、両者の接触を防止するようにする。停止後には、箱状部材9は図1(a)に示す待機状態に戻す。
なお、空気流発生部材として箱状部材9を使用した例を説明したが、図4に示すように、前記構成の安定化部材5における通孔5aの周部を覆い、上部にリーフ弁10を設けたベローズ(蛇腹)部材15を設ける構成にすることも考えられる。
この場合、ベローズ部材15を上下圧縮変形(変位)させることにより、内部空間の空気を安定化部材5の通孔5aから流出させ、矢印で示す空気流の圧力にて光ディスク1を押圧して、安定化部材5から離し、両者の接触を防止することができる。また、ベローズ部材10の変位駆動については、前記箱状部材9に対する図3に示すタイミングチャートと同様に実行すればよい。
(実施形態2)
図5は本発明の実施形態2を説明するためのディスク装置の概略構成図である。なお、図1にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図5において、光ディスク1が安定化部材5の上方にて、スピンドルモータ3のハブ2に保持され、光ピックアップ4を箱状部材9の内部空間に設置し、箱状部材9の中央部に空気流通口9aを設け、かつ上側に開閉弁であるリーフ弁10を設けた構成になっている。光ピックアップ4の設置位置は種々考えられ、本構成例に限定されない。
実施形態2の安定化部材5の中央部には、スピンドルモータ3のスピンドル3aおよびハブ2が箱状部材9の内部空間に突出することを可能にする貫通孔5bが設けられている。
実施形態1において、空気流発生部材である箱状部材9にて発生させる空気流は、光ディスク1を上方から押圧する力を発生するものであったが、実施形態2では、箱状部材9を、光ディスク1から離れる方向へ上方移動させる際、内部空間へ外部空気を矢印にて示すように吸い込むようにして、光ディスク1を下方から押し上げるような力を作用させることにより、光ディスク1を安定化部材5から離すように構成にしている。
実施形態2の箱状部材9を、光ディスク1における回転開始時あるいは停止時の過渡状態において駆動して、吸い込み方向の圧力が生じる空気流を発生させることにより、光ディスク1を安定化部材5から離し、両者の接触による不具合の発生を防止することが可能になる。
(実施形態3)
図6は本発明の実施形態3を説明するためのディスク装置の概略構成図である。図1にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
実施形態3では、図1に示す実施形態1と同様の構成をなすディスク装置を筺体20内に設置し、駆動要部に対する気密性を向上させるようにしている。また、本実施形態3では、安定化部材5として光ディスク1に対向する面を湾曲板状にしたものを採用している。
(実施例)
本発明の実施例にて、より具体的に説明する。本例では、基本的構成が図1に示す実施形態1の構成であるものについて説明する。
本実施例における光ディスク1は、ディスク基板が直径120mm,厚さ140μmのポリカーボネイト製シートを用い、該シートに、熱転写でスタンパのピッチ0.6μm,幅0.3μmのグルーブを転写し、その後、スパッタリングでシート/Ag反射層120nm/(ZrO−Y)−SiO7nm/AgInSbTeGe 10nm/ZnS−SiO25nm/Si10nmの順番に情報記録を成膜形成したものを用いた。さらに、前記情報記録領域は内周直径50mmから外周直径110mmまで(半径25mm〜55mm)の範囲に設定し、その後、UV樹脂をスピンコートし、紫外線照射で硬化させて厚さ10μmの透明保護膜を形成したものである。また、逆側の面には10μm厚のハードコートを施した。
安定化部材5は、直径121mm,厚さ10mmの円板状のものとし、また、箱状部材9は内径122mm,外径130mmであり、中央の空気流通口9aが直径5mmでリーフ弁10が配設されているものとした。
また、箱状部材9の上下移動ストロークは0.1秒で10mmに設定し、光ディスク1と安定化部材5間の間隙Cbdは0.1mmに設定した。
前記構成の実施例にて、図3に示すように設定されたタイミングチャートの制御タイミングで、回転制御部7および空気流発生駆動部11を駆動し、光ディスク1の回転速度と箱状部材9の上下ストロークとをコントロールして光ディスク1と安定化部材5との状態を観察する実験を行った。
すなわち、停止状態から光ディスク1を4000rpmまで加速後、15000rpmの定常回転速度で駆動し、その後、4000rpmまで減速し、その後、さらに減速して停止させた。この際、停止状態から4000rpm間での加速時、および4000rpmから停止状態までの減速時の過渡状態において、その回転速度に対応するように箱状部材9を上下動させ、この間の光ディスク1と安定化部材5との接触,損傷発生状態を観察したところ、接触および損傷が発生しないことを確認することができた。
なお、本発明は、前記各実施形態,実施例の構成に限定されず、装置の仕様、あるいは光ディスクの構成などによって選択して適用される。
本発明は、高速,大容量が図れる可撓性を有しかつ薄型の光ディスクを使用するディスク装置におけるディスクの回転始動時、あるいは停止時における過渡状態の光ディスクの状態を安定化させることができるため、薄型の光ディスクの記録および/または再生に用いられる光ピックアップ,光ヘッドの駆動において、その信頼性,耐久性を向上させるために実施して有効である。
(a),(b)は本発明の実施形態1を説明するためのディスク装置の概略構成と動作を説明するための構成図 本実施形態に係るディスク回転速度と、ディスク−安定化部材間における間隙Cbdの変動との関連を示す説明図 本実施形態におけるディスク回転数と、空気流発生部材(箱状部材)の上下ストローとの制御タイミングを示すタイミングチャート 実施形態1における空気流発生部材の変形例(参考例)の要部を示す構成図 本発明の実施形態2を説明するためのディスク装置の概略構成図 本発明の実施形態3を説明するためのディスク装置の概略構成図
符号の説明
1 光ディスク
3 スピンドルモータ
4 光ピックアップ
5 安定化部材
5a 通孔
6 記録/再生部
7 回転制御部
8 CPU(中央演算処理ユニット)
9 箱状部材
9a 空気流通孔
11 空気流発生駆動部
12 Oリング
13 空気逃し孔
15 ベローズ部材

Claims (6)

  1. 可撓性を有するディスクを駆動手段により回転させ、前記ディスクに対して空気力学的な力を作用させる安定化部材により前記ディスクの面振れを抑制して安定化させ、光ビームを前記ディスクに対して光スポットを照射することにより、前記ディスクに対する情報の記録および再生の少なくとも一方いずれかを行うディスク装置において、
    前記安定化部材を前記ディスクにおける少なくとも記録面を覆う板状とし、前記ディスクにおける回転開始時あるいは停止時の過渡状態のときに、前記安定化部材あるいは前記ディスクに対して変位することにより、前記ディスクに前記ディスクと前記安定化部材が接触しない隙間を形成させる空気流を作用させる空気流発生部材を備え
    前記空気流発生部材は、前記安定化部材側に開口を有する箱形状であって、空気流通口を有し、前記安定化部材および前記ディスクの設置方向に対して上下動可能に配設され、かつ、前記上下動に応じて開閉する開閉弁を前記空気流通口に有し、
    前記空気流発生部材と前記安定化部材との相対移動によって前記空気流を発生させることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記空気流発生部材が、該空気流発生部材の前記ディスクへ近づく方向の変位により該ディスクを押圧する空気流を発生させることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記空気流発生部材が、該空気流発生部材の前記ディスクから離れる方向の変位により該ディスクを引き寄せる空気流を発生させることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  4. 前記安定化部材に通孔を形成し、前記安定化部材における少なくとも前記通孔を覆い、かつ内部に空間部を有する空気流発生部材を備え、該空気流発生部材を変位させて、該変位により前記空間部の空気を前記安定化部材の前記通孔から前記ディスク方向へ送り出し、前記ディスクと前記安定化部材とが接触しない隙間を形成させることを特徴とする請求項1または2記載のディスク装置。
  5. 前記空気流発生部材と前記安定化部材との間隙部分に気密保持部材を設けたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のディスク装置
  6. 前記空気流発生部材に前記ディスクに過剰な空気流圧が加わることを防止する空気逃し孔を設けたことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のディスク装置
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