JP2002358759A - 情報記録再生装置及び情報記録再生装置の粗調整方法 - Google Patents

情報記録再生装置及び情報記録再生装置の粗調整方法

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JP2002358759A JP2001158663A JP2001158663A JP2002358759A JP 2002358759 A JP2002358759 A JP 2002358759A JP 2001158663 A JP2001158663 A JP 2001158663A JP 2001158663 A JP2001158663 A JP 2001158663A JP 2002358759 A JP2002358759 A JP 2002358759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの可動距離を小さくして、ヘッド
機構の軽量化、高周波応答性等を大幅に向上させること
により、高密度記録を可能とする。 【解決手段】 可撓性を有するシート状記録ディスク1
を用いる記録再生装置に関する。シート状記録ディスク
1の一方側に配置されてシート状記録ディスク1を記録
再生する光ピックアップ2と、シート状記録ディスク1
の他方側に配置されてシート状記録ディスク1の面ぶれ
などの位置変動を抑えるガイド4とを備え、ガイド4に
シート状記録ディスク1に対する突き出し量を調整する
ガイドアクチュエータ5を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性を有するデ
ィスク状記録媒体を用いる、記録装置、再生装置、記録
及び再生装置等の情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCDプレーヤでは、ディスクを回
転させる回転サーボ系、レーザのビーム・ウェスト付近
をディスク記録面に維持させるフォーカシング・サーボ
系、目標トラックへビーム・スポットを移動させるシー
ク・サーボ系、さらにビーム・スポットを追従させるた
めのトラッキング・サーボ系を備えている。
【0003】このCDプレーヤでは、ディスクをチャッ
クしてその直後にディスクを回転し、ディスク面にレー
ザ光を出射して、対物レンズはストロークの最大と最小
に上下動を繰り返して、フォーカス誤差とフォーカスエ
ラー信号との関係を示すカーブ、所謂S字カーブを出し
て、レーザ・ビームのビーム・ウェストをディスクの記
録面まで持っていき、所謂フォーカス引き込み動作をす
る。即ち、S字カーブからディスクの記録面が対物レン
ズの焦点深度内に入るように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対物レ
ンズのストロークは通常±0.5mm程度と大きく移動
するので、対物レンズを駆動するアクチュエータが重く
なり、ヘッド機構が重く、ヘッド機構のバネを強くでき
ないので高周波域のサーボ特性を向上させることが困難
であった。
【0005】即ち、従来のCDプレーヤでは、対物レン
ズはフォーカス引き込みを行う粗調整時の低周波域の1
mm程度のストロークと、フォーカシング時の500μ
m程度のディスクの面ぶれに追従する高周波域の500
μm程度のストローク量とを可動とするため、ばねが大
きく重くなり強くすることができないので、高周波域の
追従性を向上させることができなかった。このため、デ
ィスクの高密度記録に対応することも困難であった。
【0006】そこで、本発明は、対物レンズの可動距離
を小さくして、ヘッド機構の軽量化、高周波応答性等を
大幅に向上させることにより、高密度記録を可能とした
情報記録再生装置を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、可撓性を有するディスク状記録媒
体を用いる記録再生装置において、前記ディスク状記録
媒体の一方側に配置されて該ディスク状記録媒体を記録
再生するヘッド機構と、前記ディスク状記録媒体の他方
側に配置されて前記ディスク状記録媒体の面ぶれなどの
位置変動を抑えるガイドとを備え、前記ガイドに前記デ
ィスク状記録媒体に対する突き出し量を調整する突出量
調整機構を設けていることを特徴とする情報記録再生装
置である。この構成では、ガイドにより可撓性を有する
ディスク状記録媒体の面ぶれを抑えることができるとと
もに、ガイドの突出量調整機構を設けているので、対物
レンズの可動距離を小さくして、ヘッド機構の軽量化、
高周波応答性等を大幅に向上させることにより、高密度
記録を可能とした情報記録再生装置を提供することがで
きる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の情報記録再生装置において、前記突出量調整機構は、
前記ディスク状記録媒体に記録再生光を集光する対物レ
ンズのフォーカスサーボがロックした状態で対物レンズ
の直流オフセットが最小となるようにガイドの突き出し
量を決める制御手段を備えていることを特徴とする。こ
の構成では、可撓性のディスク状記録媒体と対物レンズ
との距離の粗調整をガイドの突き出し量で、可撓性のデ
ィスク状記録媒体のほうの位置を調整して行うことで、
対物レンズのフォーカス方向のストロークを小さくする
ことができ、軽量化できる。このため、より高周波域ま
でサーボがかかるようにでき、高線速記録再生の特性を
向上させることができる。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の情報記録再生装置において、前記突出量調整機構は、
前記ディスク状記録媒体に記録再生光を集光する対物レ
ンズのフォーカスサーボをロックさせる前に、前記対物
レンズとディスク記録面との距離の粗調整の際に前記ガ
イドの突き出し量を振ってフォーカスエラー信号のS字
カーブを判定して高さ出しをする制御手段を備えている
ことを特徴とする。この構成では、可撓性のディスク状
記録媒体と対物レンズとの距離の粗調整をガイドの突き
出し量で、可撓性のディスク状記録媒体のほうの位置を
調整して行うことで、対物レンズのフォーカス方向のス
トロークを小さくすることができ、軽量化できる。この
ため、より高周波域までサーボがかかるようにでき、高
線速記録再生の特性を向上させることができる。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1に記載
の情報記録再生装置において、前記ガイドに振動センサ
が設けられていることを特徴とする。この構成では、何
らかの異常が発生して大きな面ぶれなどが発生した場
合、ガイドに設けた振動センサにより異常振動を検知す
ることができるので、ただちに動作を停止させることが
でき、光ヘッドの破損、メディアの破損を避けることが
できる。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項1に記載
の情報記録再生装置において、前記ディスク状記録媒体
を回転するスピンドルに振動センサが設けられているこ
とを特徴とする。この構成では、何らかの異常が発生し
て大きな面ぶれなどが発生した場合、スピンドルに設け
た振動センサにより異常振動を検知することができるの
で、ただちに動作を停止させることができ、光ヘッドの
破損、メディアの破損を避けることができる。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項4または
請求項5に記載の情報記録再生装置において、前記振動
センサから異常振動を検知した場合、ガイドの突き出し
量を調整して異常振動が小さくなるようにする制御信号
を前記突出量調整機構に入力する制御手段を備えている
ことを特徴とする。この構成では、振動センサにより異
常振動を検知し、異常振動を小さくするようにガイドの
突き出し量を調整することができるので、光ヘッドの破
損、メディアの破損を避けることができる。
【0013】また、請求項7の発明は、請求項6に記載
の情報記録再生装置において、前記振動センサから前記
異常振動より大きな異常振動を検知した場合、前記ガイ
ドを引き込み光ヘッドを待避し、スピンドルを停止する
制御手段を備えていることを特徴とする。この構成で
は、何らかの異常が発生して大きな面ぶれなどが発生し
た場合、振動センサにより異常振動を検知し、ただちに
動作を停止させることができるので、光ヘッドの破損、
メディアの破損を避けることができる。
【0014】また、請求項8の発明は、請求項1〜7の
何れかに記載の情報記録再生装置において、前記ガイド
の中に電磁石を備えていることを特徴とする。この構成
では、ガイドの中に電磁石を備えているので、光磁気型
の情報記録再生装置において、新たに磁気ヘッドを設け
る必要がない。
【0015】また、請求項9の発明は、可撓性を有する
ディスク状記録媒体と該ディスク状記録媒体に記録再生
光を集光する対物レンズを有するヘッド機構との位置決
めをする情報記録再生装置の粗調整方法において、前記
ディスク状記録媒体の一方側に配置されて該ディスク状
記録媒体を記録再生するヘッド機構に対して、前記ディ
スク状記録媒体の他方側に配置されたガイドにより前記
ディスク状記録媒体の面ぶれなどの位置変動を抑え、次
いで、前記対物レンズとディスク記録面との距離の粗調
整の際に、対物レンズを動かす代わりに前記ガイドの突
き出し量を振ってフォーカスエラー信号のS字カーブを
判定して高さ出しをすることを特徴とする情報記録再生
装置の粗調整方法である。この構成では、可撓性のディ
スク状記録媒体と対物レンズとの距離の粗調整をガイド
の突き出し量で、可撓性のディスク状記録媒体のほうの
位置を調整して行うことで、対物レンズのフォーカス方
向のストロークを小さくすることができ、軽量化でき
る。このため、より高周波域までサーボがかかるように
でき、高線速記録再生の特性を向上させることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施例1)図1は本発明に係る実施例1の情報記録再
生装置の概略構成図であり、図2は図1の情報記録再生
装置のディスクの径方向から見たガイド周辺の概略を示
す図であり、図3は図1の情報記録再生装置で記録再生
する可撓性を有するシート状記録ディスクの断面構造の
一例を示す図である。なお、図1〜図3では、説明の都
合上、シート状記録ディスクの厚さを実際より拡大して
図示している。
【0017】図1に示すように、この光記録再生装置で
ある情報記録再生装置は、可撓性を有するディスク状記
録媒体であるシート状記録ディスク1の図示しないハブ
を保持するスピンドル7aと、スピンドル7aを回転駆
動するスピンドルモータ7と、シート状記録ディスク1
の一方側、本実施形態では下側に配置されて、シート状
記録ディスク1の記録面であるTbFeCo光磁気記録
層1eにレーザ光を集光して記録再生する光ヘッド機構
である光ピックアップ2と、光ピックアップ2を支持す
る移動レール3と、シート状記録ディスク1の他方側、
本実施形態では上側に配置されてシート状記録ディスク
1の面ぶれなどの位置変動を抑えるガイド4と、ガイド
4のシート状記録ディスク1に対する突き出し量を調整
する突出量調整機構であるガイドアクチュエータ5とを
備えている。なお、シート状記録ディスク1に接着され
ているチャック用ハブの図示は周知の構造と同様なので
省略している。
【0018】前記ガイドアクチュエータ5はシャシー6
に取り付けられている。ガイドアクチュエータ5として
本実施形態ではピエゾアクチュエータを用いたが、ピエ
ゾアクチュエータの代わりにリニアモータ等の電磁アク
チュエータ等を用いてもよい。
【0019】図2に示すように、本実施例の如く光磁気
型のシート状記録ディスク1を用いる場合には、ガイド
4は、その中に記録/消去時の磁界を作用させるための
電磁石4aを備えている。この電磁石4aは記録、消去
に応じてTbFeCo光磁気記録層1eのN,Sを反転
させることができる。
【0020】図3に示すように、前記シート状記録ディ
スク1は、本実施例では、上述したように光磁気型のシ
ート状記録ディスクが用いられている。このシート状記
録ディスク1の断面構造は、フレキシブルシートからな
る基材1bの一面に形成した200nm厚のDLC(ダ
イヤモンドライクカーボン)等の耐摺動保護膜1aと、
基材1bの他面に形成したAg反射層1cと、Ag反射
層1c上に形成したSiNx保護層1dと、SiNx保
護層1d上に形成した記録膜であるTbFeCo光磁気
記録層1eと、TbFeCo光磁気記録層1e上に形成
したSiNx保護層1fと、5μm厚の紫外線硬化樹脂
等からなる透明保護層1gとから構成されている。
【0021】前記シート状記録ディスク1の基材1bは
ドライフォトポリマー製で厚さ0.1mmのシートを用
い、ピットや溝を刻んだスタンパーを加圧後、紫外線照
射して剥離し、ピットと溝とを形成する。その後、直径
120mm円形に外周を打抜いてディスク状にした。さ
らに、内側も直径10mmに打抜いた。
【0022】前記基材1bの厚さは使う材質によるが厚
すぎると可撓性がなくなり、ガイド4の位置を規定でき
なくなる。また薄すぎると、回転時の加減速のストレス
に耐えられずに、シート状記録ディスク1が破壊する。
最適値は概ね、0.01〜1.5mmの範囲にある。好
ましくは0.03〜0.2mmである。
【0023】この基材1bにスパッタリングで記録膜を
形成する。最初にAg反射層1cを50nmの膜厚で形
成し、その上にSiNx保護層1dを8nmの膜厚で形
成し、その上にTbFeCo光磁気記録層1eを15n
mの膜厚で形成し、その上にSiNx保護層1fを40
nmの膜厚で成膜した。なお、SiNxのxは任意であ
る。即ち、成膜条件によっては化学量論組成からずれて
いくため、xと表記している。
【0024】光磁気型の場合、記録時に磁界が必要なの
でガイド4中に電磁石4aを入れた。光磁気型は信号強
度が相変化型より小さく、またプラスチック基板の偏光
性雑音の影響を強く受けるが、本発明では、基材1bを
通さないで記録再生するのでこの問題は生じない。な
お、ガイド4中に永久磁石を入れ、永久磁石の駆動機構
を入れてN、Sを反転させても良い。しかし、電磁石4
aを入れた方が構造が簡単で好ましい。
【0025】また、信号が少し小さい分記録密度を少し
落とす必要があるが、記録速度が磁気記録なので極めて
速いという特徴がある。このため、本実施例では光磁気
記録層を使用した。この記録層は線速度が1m/sでも
30m/sでも記録をすることができる。したがって、
シート状記録ディスク1を空気流で浮上させ得る15m
/s以上で常に用いることができた。SiNx保護層1
fの上に紫外線硬化型樹脂をスピンコートして硬化し、
膜厚5μmの透明保護層1gを形成した。最後に、中心
にチャック用のハブを接着してシート状記録ディスク1
である可撓性光ディスクとした。シート状記録ディスク
1のガイド4との摺動面にはスパッタリングでDLC
(ダイヤモンドライクカーボン)を20nm成膜した。
【0026】上述したように、記録再生は基材1bであ
るシートを透光して行うのではなく、紫外線硬化樹脂で
ある透明保護層1gを通して記録再生する。したがっ
て、基材1bとして不透明な材料を用いることができ
る。
【0027】光記録再生装置は波長405nmの図示し
ない半導体レーザを用い、NA0.85の対物レンズ2
aで集光する光ピックアップ2を用いる。シート状記録
ディスク1の記録膜と対物レンズ2aとの距離は0.2
mm程度である。
【0028】シート状記録ディスク1はスピンドル7a
にチャッキングされ、対物レンズ2aの位置とシート状
記録ディスク1を挟んで反対の位置には金属製のガイド
4がある。シート状記録ディスク1は柔らかいので重力
で端が少し下がり、チャッキング直後は何にも触れてい
ない。
【0029】シート状記録ディスク1が回転し、規定回
転に達すると、遠心力で概ね、平らになり、ガイド4に
接触する。ただし、シート状記録ディスク1とガイド4
との間の空気流によって完全には接触していない。この
後、光ピックアップ2がシート状記録ディスク1に接近
し、記録再生を行う。線速度5m/s程度であれば完全
に空気浮上する。ただし、空気浮上しない回転域であっ
てもシート状記録ディスク1の位置決め自体は行うこと
ができる。
【0030】ガイド4は光ピックアップ2の移動距離と
同程度以上の長さ、例えばシート状記録ディスク1の半
径程度に長いため、光ピックアップ2とガイド4とは常
に対向位置にある。シート状記録ディスク1のフォーカ
シング方向の位置がガイド4で規定されているため、通
常の光ディスクに比べ、シート状記録ディスク1の面ぶ
れがほとんど無い。したがって対物レンズ2aの可動距
離を小さく設計できた。即ち、通常の±0.5mm程度
から±0.05mm程度と大幅に小さくなった。これに
より、対物レンズ2aのアクチュエータが軽くなり、よ
り、高周波域のサーボ特性が向上した。このことは高線
速化する時の光ピックアップ2の線速マージンの拡大に
寄与した。なお、ガイド4の長さは光ピックアップ2の
移動距離より短くすることもできる。
【0031】図示していないが本シート状記録ディスク
1は通常カートリッジに収納されている。ドライブに挿
入されると、カートリッジから引き出されてチャッキン
グされる。
【0032】また、シート状記録ディスク1の位置決め
を行うガイド4の形状は、その先端がシート状記録ディ
スク1を傷つけにくいように曲面加工してある。ガイド
の材質はTi合金から構成した。ガイド4の表面は5μ
m程度の凹凸があるように加工した。この加工はガイド
4とシート状記録ディスク1との貼り付きを防ぐためで
ある。
【0033】図2に示すように、ガイド4の中には記録
消去用に電磁石4aが入っている。この電磁石4aによ
り、記録、消去に応じてN,Sを反転させることができ
る。ガイド4は両端部がピエゾアクチュエータであるガ
イドアクチュエータ5を介してシャシー6に固定されて
いる。
【0034】このガイド4の微動機構であるガイドアク
チュエータ5でガイド4の突き出し量を調節する。この
突き出し量の調整は、対物レンズ2aのフォーカスオフ
セットが小さく、例えばゼロになるようにする。また、
このガイドアクチュエータ5のインピーダンスをモニタ
ーすることにより、ガイド4の異常振動を検知する。
【0035】シート状記録ディスク1の回転が低いうち
は摺動に起因する振動が発生し、浮上が起きるにつれ、
振動は振幅が減っていく。この時、異常に大きな振幅の
振動が検知された場合、直ちにガイド4を引き込み、光
ヘッドである光ピックアップ2も待避し、スピンドル7
aを停止させてシート状記録ディスク1をカートリッジ
に戻してイジェクト動作するようにする。
【0036】異常振動とは、温度、湿度、基板厚さのば
らつきなどで、回転中にシート状記録ディスク1に生じ
る振動のことであり、極端に大きな異常振動とは、シー
ト状記録ディスク1と対物レンズ2aとの衝突初期の振
動のことである。
【0037】図4は、図1の情報記録再生装置の信号処
理系を除いたサーボ制御系のブロック図である。この情
報記録再生装置のサーボ制御系は、一般的な光ディスク
ドライブとほぼ同様であるが、フォーカスオフセットを
基準にガイド4の位置決めをする部分、ガイド4からの
振動データを判定してドライブの動作を停止させる部分
が付加されている。
【0038】このサーボ制御系は、フォーカスエラー信
号を入力して、レーザビームをシート状記録ディスク1
の記録面に照射する際のフォーカシングを行うフォーカ
スサーボ8と、トラッキングエラー信号を入力して、レ
ーザビームがシート状記録ディスク1のトラックに追従
するようにスライドモータ10を駆動するトラッキング
サーボ9と、PLL制御等によりシート状記録ディスク
1の回転速度又は線速度を一定に制御するスピンドルサ
ーボ12と、フォーカスエラー信号を入力してシート状
記録ディスク1の記録面が対物レンズ2aの焦点深度内
に入るようにガイド4を駆動するガイドサーボ11と、
フォーカスサーボ8及びガイドサーボ11にフォーカス
エラー信号を入力するとともに、トラッキングサーボ9
にトラッキングエラー信号を入力するプリアンプマトリ
クス13と、装置全体を制御するCPU14とを備えて
いる。シート状記録ディスク1の回転中、基本的にはガ
イド4は高さ調整後に静止する。フォーカス方向のオフ
セット除去のためにガイド突き出しを用い、あくまで動
的な面ぶれ追従には対物レンズ2aのフォーカスサーボ
8の動作で行う。
【0039】前記フォーカスサーボ8は、光ピックアッ
プ2とともにフォーカスサーボ系を構成し、プリアンプ
マトリクス13から入力されたフォーカスエラー信号に
基づいて、光ピックアップ2のアクチュエータに、シー
ト状記録ディスク1の記録面と対物レンズ2aとの距離
を一定に保つように光ピックアップ2を駆動する制御信
号を入力する。
【0040】前記トラッキングサーボ9は、光ピックア
ップ2及びスライドモータ10とともにトラッキングサ
ーボ系を構成し、プリアンプマトリクス13から入力さ
れたトラッキングエラー信号に基づいて、スライドモー
タ10に、レーザビームがシート状記録ディスク1のト
ラックに追従するように光ピックアップ2を駆動する制
御信号を入力する。
【0041】前記ガイドサーボ11は、シート状記録デ
ィスク1の記録面が対物レンズ2aの焦点深度内に入る
ように対物レンズ2aを動かす代わりに、対物レンズ2
aは移動せずにガイド4によりシート状記録ディスク1
を移動するために、プリアンプマトリクス13から入力
されたフォーカスエラー信号に基づいて、DCオフセッ
トが最小となるようにガイド4を移動して、シート状記
録ディスク1の記録面が対物レンズ2aの焦点深度内に
入るようにしている。
【0042】第1の規定位置とは、設計基準のシートデ
ィスクである基準ディスクを使ったときにこの基準ディ
スクがガイドに対して安定浮上するガイドの位置(ガイ
ドの傾きや突き出し量)のことである。図4では可撓性
ディスクであるシート状記録ディスク1の水平位置より
少し下の位置に模式的に仮想線で示した。即ち、ガイド
4がシート状記録ディスク1を少し押している状態が安
定している状態なので、図4に示す水平位置のシート状
記録ディスク1より少し下の位置である。このときシー
ト状記録ディスク1はお椀を逆さにしたように撓ってい
る。
【0043】前記スピンドルサーボ12は、スピンドル
モータ7及びガイドアクチュエータ5とともに、スピン
ドルサーボ系を構成し、CPU14から入力された制御
信号に基づいて、PLL制御等によりシート状記録ディ
スク1の回転速度又は線速度を一定に制御する。
【0044】前記プリアンプマトリクス13は、シート
状記録ディスク1の記録面からの反射光を光ピックアッ
プ2で受光して光電変換された電気信号からフォーカス
エラー信号及びトラッキングエラー信号を生成する。
【0045】前記CPU14は、シート状記録ディスク
1の回転速度又は線速度を一定に制御する制御信号と、
ガイド4のアクチュエータをモニターして標準的な振幅
値を越える異常に大きな振幅の振動が検知された場合
に、ガイドサーボ11にガイド4の突き出し量調整信号
を入力し、さらに、規定値を越えて極端に大きな振幅の
振動が検知された場合に、ガイドアクチュエータ5にガ
イド引き込み用制御信号を入力し、光ピックアップ2の
アクチュエータ及びスライドモータ10に光ピックアッ
プ退避用制御信号を入力し、スピンドルモータ7に停止
信号を入力する。
【0046】シート状記録ディスク1の記録面が対物レ
ンズ2aの焦点深度内に入るように対物レンズ2aを動
かす代わりに、対物レンズ2aは移動せずにガイド4に
よりシート状記録ディスク1を光軸方向に移動して、デ
ィスク記録面からの反射光を再度光ピックアップ2で受
光してプリアンプマトリクス13によりフォーカスエラ
ー信号を生成し、このフォーカスエラー信号からDCオ
フセットが最小となるようにガイドサーボ11によりガ
イド4を移動して、シート状記録ディスク1の記録面が
対物レンズ2aの焦点深度内に入るようにしている。
【0047】CPU14はシート状記録ディスク1の記
録面が対物レンズ2aの焦点深度内に入るように対物レ
ンズ2aを動かす代わりに、対物レンズ2aは移動せず
にガイド4によりシート状記録ディスク1を移動して、
ディスク記録面からの反射光を光ピックアップ2で受光
してプリアンプマトリクス13によりフォーカスエラー
信号を生成し、このフォーカスエラー信号をガイドサー
ボ11に入力して、フォーカスエラー信号のS字曲線か
らシート状記録ディスク1の記録面が対物レンズ2aの
焦点深度内に入るように制御している。
【0048】CPU14は振動センサから異常振動を検
知した場合、ガイド4の突き出し量を調整して異常振動
が小さくなるようにする制御信号をガイドアクチュエー
タ5に入力するように制御している。
【0049】CPU14は振動センサから異常振動より
大きな異常振動を検知した場合、ガイド4を引き込み光
ピックアップ2を待避し、スピンドル7aを停止するよ
うに制御している。異常振動より大きな異常振動とは、
シート状記録ディスクとガイドとが接触したときに発生
する突発的に大きなパルスのことであり、例えば、5ヘ
ルツ以上の異常振動の振幅ピーク値が安定状態の10倍
を越えた場合である。
【0050】また、CPU14は、シート状記録ディス
ク1の一方側に配置されてシート状記録ディスク1を記
録再生する光ピックアップ2に対して、シート状記録デ
ィスク1の他方側に配置されたガイド4によりシート状
記録ディスク1の面ぶれなどの位置変動を抑え、次い
で、シート状記録ディスク1に記録再生光を集光する対
物レンズ2aのフォーカスサーボをロックさせる前に、
対物レンズ2aとディスク記録面との距離の粗調整の際
に、対物レンズ2aを動かす代わりにガイド4の突き出
し量を振ってフォーカスエラー信号のS字カーブを判定
して高さ出しをするように制御する。
【0051】ディスクカートリッジに収納されているシ
ート状記録ディスク1は、ドライブに挿入されると、ス
ピンドル7aにチャックされ規定回転まで回転する。次
にガイド4が第1の規定位置までシート状記録ディスク
1に接近する。これは基準となるシート状記録ディスク
1でおおむね、浮上できる位置である。ここで光ピック
アップ2がシート状記録ディスク1のディレクトリ管理
領域に移動する。
【0052】最初にフォーカスサーボを切った状態でガ
イド4の突き出しを微調整していわゆるS字カーブを出
してその後フォーカスサーボを入れる。一般的にはS字
カーブは対物レンズにDCオフセットを与えて高さ位置
調整をするが、本発明の場合、高さ調整はガイド4の突
き出し量で行う。原則として対物レンズ2aはDCオフ
セットのない状態で動作する。またガイド4によってシ
ート状記録ディスク1の大きな面ぶれが除かれるため、
対物レンズ2aのアクチェータは大きな移動量を持つ必
要がなく、軽量化できる。
【0053】次にトラッキングサーボ9が入る。この
後、データの読み出しに応じて光ピックアップ2は内外
周へ移動するが、フォーカスサーボ8のDCオフセット
が常に最小となるようにガイド4の突き出し量をガイド
アクチュエータ5によって制御する。この時、常にガイ
ド4の異常振動をモニターする。標準的な値を越えた場
合、ガイド4の突き出し量を微調整する。さらに規定値
を越えた場合、直ちにガイド4を引き込み光ピックアッ
プ2を待避し、スピンドル7aを停止する。
【0054】このシート状記録ディスク1と情報記録再
生装置で信号を記録再生した。記録ピークパワー4m
W、消去パワー3.5mW、再生パワー0.2mW、チ
ャネルクロック100mHz、再短マーク長0.15μ
m/bit、トラックピッチ0.32μm、のランド&
グルーブ記録で1−7変調されたランダムデータを記録
再生できた。これは容量18GBに相当する。また記録
レートが速くできた。
【0055】光磁気型は温度分布で記録マークを形成す
るので、あまり細かいマルチパルスストラテジーは不要
である。このために、CD−RWなどで用いられている
一般的なマルチパルスに比べて、パルス分割数を減らし
て記録することができる。このため、記録データレート
の割には、チャネルクロックを高くしなくても良い。
【0056】半径25mmから58mmまで同じ条件で
記録再生できた。シート状記録ディスク1が通常の光デ
ィスクのように剛体であると、対物レンズ2aがディス
クの面ぶれで衝突してエラーが発生したりするが、本実
施例ではそのようなことは発生しなかった。
【0057】シート状記録ディスク1とガイド4とは、
自由状態でシート状記録ディスク1が撓んだ状態から安
定状態になる前の上下の振動状態(±0.5mm程度の
振動)のときに一瞬接触する可能性がある。ガイド4を
接近させていくとガイド4とシート状記録ディスク1と
が接近してくるので、空気の力が安定的に出てきて接触
しなくなる。記録再生するためには、光ピックアップ2
の対物レンズ2aと記録膜との距離が0.1〜0.2m
m程度に接近する。このため、ガイド4を突き出してシ
ート状記録ディスク1が安定したら光ピックアップ2が
出てくるようにしている。光ピックアップ2が上下に大
きく動かなければならないのは、最初だけである。即
ち、光ピックアップ2の対物レンズ2aはフォーカス
(膜)を探すときに大きく動く。それ以外の時はシート
状記録ディスク1がガイド4で安定化していれば大きく
動く必要はない。大きく動かないようにできれば光ピッ
クアップ2を軽量化することができる。このように光ピ
ックアップ2を軽量化するためにシート状記録ディスク
1を安定化させてから光ピックアップ2が入ってくる。
光ピックアップ2が動かなくてよいようにガイド4を動
かして、集光点を探す動作を対物レンズ2aの移動では
なくてガイド4で行っている。これにより、従来の光ピ
ックアップのストローク量約1mmに対して、本発明で
は光ピックアップ2のストローク量を±50〜60μm
程度と大幅に小さくできた。
【0058】(実施例2)実施例1と同様であるが、シ
ート状記録ディスク1の記録膜を次のように変更した。
基材1b上にスパッタリングにてAg反射層150n
m、SiC保護層8nm、AgInSbTeGe相変化
型記録層10nm,ZnS−SiO2 保護層30nmを
成膜した。
【0059】このシート状記録ディスクとドライブで信
号を記録再生した。記録ピークパワー5mW、消去パワ
ー2.7mW、再生パワー0.3mW、チャネルクロッ
ク66mHz、再短マーク長0.13μm/bit、ト
ラックピッチ0.32μm、のランド&グルーブ記録で
1−7変調されたランダムデータを記録再生できた。こ
れは容量20GBに相当する。半径25mmから58m
mまで同じ条件で記録再生できた。相変化型であるので
磁気ヘッドは不要となった。またダイレクトオーバーラ
イトが可能であった。
【0060】(実施例3)図5は、図4のサーボ制御系
の変形例を示すブロック図である。実施例1とほぼ同様
であるが、振動センサ15をガイド4に付けた。異常振
動が発生した場合は、シート状記録ディスク1の異常が
ガイド4に伝わるために、ガイド4に設けた振動センサ
15による振動検知でも異常の判定ができる。
【0061】(実施例4)図6は、図4のサーボ制御系
の他の変形例を示すブロック図である。実施例1とほぼ
同様であるが、振動センサ16をスピンドル7aの軸受
けに付けた。異常振動が発生した場合は、シート状記録
ディスク1の異常がスピンドル7aにも伝わるために、
ガイド4に振動センサを設けた場合と同様、スピンドル
7aに設けた振動センサ16からの振動検知でも異常の
判定ができる。
【0062】以上のように、本発明によれば、チルトマ
ージンやデフォーカスマージンの狭い、高いNAを持っ
た光ヘッドを用いた高記録密度な光記録システムであっ
ても特にスピンドルの垂直度や、可撓性のディスク状記
録媒体の面ぶれなどに配慮しなくても良くなった。この
ため、安価に高密度な光ディスクシステムを作製して用
いることができた。
【0063】また、ガイド4の微調整機構であるガイド
アクチュエータ5があるためにガイドの取付精度に高い
精度は不用になった。また、ガイド4にガイドアクチュ
エータ5がついており、かつ突き出し量を対物レンズ2
aのフォーカスオフセットが小さくなるように調整する
ことで、対物レンズ2aは常にアクチュエータの中点近
傍で比較的高周波域のみの面ぶれに追従すれば良い。し
たがって対物レンズ2aのアクチュエータのストローク
を小さく設計できる。またガイド4やシート状記録ディ
スク1のチャッキングの動作に精度が要求されない。あ
る範囲に収まれば、あとはガイド自身が最適位置を探す
動作ができるからである。
【0064】温度、湿度、基板厚さのばらつきなどで、
回転中にシート状記録ディスク1に異常な振動が生じた
場合、ガイド4またはスピンドル7aに異常な振動とし
て検知される。このような場合、面ぶれを低下させるこ
とができず作動距離の小さな対物レンズ2aの場合、シ
ート状記録ディスク1と対物レンズ2aが衝突する恐れ
があるが、極端な異常振動を検知するしくみがあること
で、光ピックアップ2や、シート状記録ディスク1を破
損から守ることができる。なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではない。例えば、上記実施例では、可
撓性を有するディスク状記録媒体として書込可能なシー
ト状記録ディスクの場合について説明したが、書き込み
ができないROM型の可撓性を有するディスク状記録媒
体にも本発明を容易に適用することができる。即ち、本
発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したように、ガイドにより対
物レンズとの距離を微調整することにより、対物レンズ
の可動距離を小さくして、ヘッド機構の軽量化、高周波
応答性等を大幅に向上させることにより、高密度記録を
可能とすることができる。また、振動センサにより異常
振動を検知することができるので、光ヘッドの破損、メ
ディアの破損を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の情報記録再生装置の概
略構成図である。
【図2】図1の情報記録再生装置のディスクの径方向か
ら見たガイド周辺の概略を示す図である。
【図3】図1の情報記録再生装置で記録再生する可撓性
を有するシート状記録ディスクの断面構造の一例を示す
図である。
【図4】図1の情報記録再生装置の信号処理系を除いた
サーボ制御系のブロック図である。
【図5】図4のサーボ制御系の変形例を示すブロック図
である。
【図6】図4のサーボ制御系の他の変形例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 シート状記録ディスク(ディスク状記録媒体) 1b 基材 1e TbFeCo光磁気記録層 2 光ピックアップ(光ヘッド機構) 2a 対物レンズ 4 ガイド 4a 電磁石 5 ガイドアクチュエータ(突出量調整機構) 7 スピンドルモータ 7a スピンドル 8 フォーカスサーボ 9 トラッキングサーボ 10 スライドモータ(スライダ) 11 ガイドサーボ 12 スピンドルサーボ 13 プリアンプマトリクス 14 CPU 15 振動センサ 16 振動センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有するディスク状記録媒体を用
    いる記録再生装置において、前記ディスク状記録媒体の
    一方側に配置されて該ディスク状記録媒体を記録再生す
    るヘッド機構と、前記ディスク状記録媒体の他方側に配
    置されて前記ディスク状記録媒体の面ぶれなどの位置変
    動を抑えるガイドとを備え、前記ガイドに前記ディスク
    状記録媒体に対する突き出し量を調整する突出量調整機
    構を設けていることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記突出量調整機構は、前記ディスク状
    記録媒体に記録再生光を集光する対物レンズのフォーカ
    スサーボがロックした状態で対物レンズの直流オフセッ
    トが最小となるようにガイドの突き出し量を決める制御
    手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情
    報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記突出量調整機構は、前記ディスク状
    記録媒体に記録再生光を集光する対物レンズのフォーカ
    スサーボをロックさせる前に、前記対物レンズとディス
    ク記録面との距離の粗調整の際に前記ガイドの突き出し
    量を振ってフォーカスエラー信号のS字カーブを判定し
    て高さ出しをする制御手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドに振動センサが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ディスク状記録媒体を回転するスピ
    ンドルに振動センサが設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記振動センサから異常振動を検知した
    場合、ガイドの突き出し量を調整して異常振動が小さく
    なるようにする制御信号を前記突出量調整機構に入力す
    る制御手段を備えていることを特徴とする請求項4また
    は請求項5に記載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記振動センサから前記異常振動より大
    きな異常振動を検知した場合、前記ガイドを引き込み光
    ヘッドを待避し、スピンドルを停止する制御手段を備え
    ていることを特徴とする請求項6に記載の情報記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイドの中に電磁石を備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の情報記録
    再生装置。
  9. 【請求項9】 可撓性を有するディスク状記録媒体と該
    ディスク状記録媒体に記録再生光を集光する対物レンズ
    を有するヘッド機構との位置決めをする情報記録再生装
    置の粗調整方法において、 前記ディスク状記録媒体の一方側に配置されて該ディス
    ク状記録媒体を記録再生するヘッド機構に対して、前記
    ディスク状記録媒体の他方側に配置されたガイドにより
    前記ディスク状記録媒体の面ぶれなどの位置変動を抑
    え、 次いで、前記対物レンズとディスク記録面との距離の粗
    調整の際に、対物レンズを動かす代わりに前記ガイドの
    突き出し量を振ってフォーカスエラー信号のS字カーブ
    を判定して高さ出しをすることを特徴とする情報記録再
    生装置の粗調整方法。
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