JP2002279667A - 光ピックアップ装置および光情報処理装置 - Google Patents

光ピックアップ装置および光情報処理装置

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JP2002279667A
JP2002279667A JP2001081163A JP2001081163A JP2002279667A JP 2002279667 A JP2002279667 A JP 2002279667A JP 2001081163 A JP2001081163 A JP 2001081163A JP 2001081163 A JP2001081163 A JP 2001081163A JP 2002279667 A JP2002279667 A JP 2002279667A
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optical
pickup device
optical pickup
objective lens
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JP2001081163A
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Shigeru Ouchida
茂 大内田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップ装置が備えている光源からの
光と受光素子を用いて光ディスクの傾きをセンシングす
ることにより、外付けチルトセンサを省いて、光ピック
アップ装置の薄型、低コスト化を図る。 【解決手段】 光源1からの光束を第1の回折素子2で
コリメートレンズ3に案内し、対物レンズ5を通してデ
ィスク状の光記録媒体7にチルト検出光10として照射
し、同媒体により反射された戻り光束を受光素子9に導
く光ピックアップ装置において、光源1と光記録媒体7
の間に、対物レンズ5と一体で移動可能な凹レンズ作用
を有する第2の回折素子5を配置し、この回折素子から
の回折光を対物レンズを通すことで略平行光として光記
録媒体7に照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ピックアップ装置
および光情報処理装置に関し、とりわけディスク状の光
記録媒体の傾き(チルト)を検知するチルトセンサを備
えた光ピックアップ装置および光情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光源から光が照射されることでディスク
状の光記録媒体(以下「光ディスク」と記す)の記録面
に対して選択的に、光による情報の記録・再生・消去の
1以上を行う光情報処理装置は、既に広く知られてい
る。光ディスクとしては、DVD−RやDVD−RW、
CD、CD−RやCD−RW等が知られており、これら
に対応する光情報処理装置は、所謂光ピックアップ装置
を備えている。このような装置においては、照射対象と
なる光ディスクが傾斜していると正確な信号再生が難し
いため、傾斜検知手段としてチルトセンサと称する光学
的なセンサが設けられている。例えば特開平2000-
155969号公報には、チルトセンサが装置と別部品
で構成された光ピックアップ装置が提案されている。チ
ルトセンサを別部品として光ディスクの傾きを検出しよ
うとすると、実際に光ピックアップ装置から光が照射さ
れている場所から離れた場所での傾きが検出されること
になるので、正確な検出が難しい。さらに部品数の増加
に伴い取付け調整作業を要するとともに、光ピックアッ
プ装置自体も大きくなってしまう。
【0003】特許第2940531号公報においては、
光ピックアップ装置の光源からの光を使って、これを対
物レンズ付近に照射することにより、部品数を増やすこ
となく実際に光ピックアップ装置による集光スポット近
傍の光ディスクの傾きを検出するという提案がなされて
いる。しかしながら、このような構成の装置において
も、実際に光ピックアップ装置からの集光スポットが照
射されている場所の光ディスクの傾きを検出しているわ
けではなく、傾き検出用の受光素子は光ピックアップ装
置の上部に取り付けられているため、装置が厚く十分な
小型化は難しい。
【0004】携帯用の情報機器の1つであるノート型パ
ソコンあるいはそれに類似する情報機器には、光情報処
理装置としてのディスクドライブ装置が搭載されている
ものがあるが、携帯性や小型化の観点からディスクドラ
イブ装置の薄型化が必要であり、このような装置に組み
込まれる光ピックアップ装置にも一層の薄型化が望まれ
ている。
【0005】特開平9−180207号公報には、光ピ
ックアップ装置が有している、光源と受光素子とを使っ
てチルト検出を行うことが提案されている。具体的に
は、図12に示すように、光源1から光ディスク7まで
の間に、コリメートレンズ3、ビームスプリッタ4、対
物レンズ5を直線的に配置するとともに、光ディスクか
らの戻り光束がビームスプリッタ4で分けられる方向に
光検知用の受光素子9を配置している。そして、コリメ
ートレンズ3に取り込まれない光源からの光13を、光
源1とコリメートレンズ3の間に設けた回折素子2によ
って回折させて対物レンズ5の手前で集光させ、この光
を対物レンズ5を通することで略平行光として光ディス
ク7の記録面に照射し、光ディスク7からの反射光を用
いて光ディスク7の傾きを検出している。このような構
成であると、従来の一般的な光ピックアップ装置の光源
とコリメートレンズの間に回折素子2を配置するだけ
で、光ディスクの傾きを検出できるため、新たな外付け
部品は不要となり、傾きを検出するための受光素子も信
号検出用受光素子と兼用でき、光ピックアップの薄型化
を図れるとともに、照射ビームが細いため信頼性の高い
信号を得ることができる。なお、図12において、符号
10で示す黒塗り部は傾斜検出光を示し、符号11は、
光ディスク7に対する情報記録再生光を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光ピックアップ装置に
おいて、対物レンズは光ディクスに歪み等があってこの
ディスクが回転中に光軸方向へ変位してもディスクとの
間隔を一定にして光ディスクに対するスポットの大きさ
を安定させるために、アクチュエータによって光軸方向
への位置が制御されるのが一般的である。しかしなが
ら、図12に示すような回折素子2を備えた構成の光ピ
ックアップ装置の場合、対物レンズが光軸方向へ移動す
ると、回折素子で回折して対物レンズの手前で集光した
光10が対物レンズを通っても略平行光として光ディス
ク7の記録面に照射されず、少なからず発散光や収束光
になる。このように光ディスクに照射される光が発散光
や収束光となると、図13(a)、図13(b)に示す
ように、受光素子9上の光スポット100の径が大小に
変化することで、光スポットが受光素子9上からはみ出
したりして正確なチルト信号が検出できなくなるおそれ
がある。
【0007】対物レンズの光軸方向への位置は、光ピッ
クアップ装置に対するアクチュエータの取付け誤差や、
アクチュエータに対する対物レンズの取付け誤差、ある
いは光情報処理装置に対する光ピックアップ装置の取付
け誤差により変動してしまう。このため、回折素子2を
有する光ピックアップ装置や、これを有する光情報処理
装置においては、対物レンズの光軸方向の位置に関わら
ず、いつも同様なチルト信号が得られるようにすること
が求められる。このため、回折素子2を有する光ピック
アップ装置においては、軸ずれのないアクチュエータを
使用することを前提としているが、このようなアクチュ
エータを用いる場合には、対物レンズ5がミラーを搭載
して動くため、対物レンズを高速で光軸方向に移動する
際に不利になる。
【0008】本発明は、従来のような外付けのチルトセ
ンサを用いるのではなく、光ピックアップ装置の光源、
例えば半導体レーザの光や受光素子を用いて光ディスク
の傾きをセンシングすることにより、外付けチルトセン
サを省いて、光ピックアップ装置や光情報処理装置の薄
型、低コスト化を図ることを目的とする。本発明は、高
速駆動に適したミラーの無い通常の軸ずれがあるアクチ
ュエータを利用した光ピックアップ装置や光情報処理装
置における、光ディスクの傾きに対する検出精度の向上
を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の光ピックアップ装置は、光源からの
光束を第1の回折素子でコリメートレンズに案内し、対
物レンズを通してディスク状の光記録媒体の記録面にチ
ルト検出光として照射し、この記録面により反射された
戻り光束を受光素子に導くことにより情報の書き込みお
よび消去/または再生を行う光ピックアップ装置におい
て、光源と光記録媒体の間に、対物レンズと一体で移動
可能に設けた凹レンズ作用を有する第2の回折素子を配
置し、この回折素子からの回折光を前記対物レンズを通
すことで略平行光として記録面に照射することを特徴と
している。
【0010】光源からの光束を、光源とコリメートレン
ズの間に設けた回折素子により回折させ、コリメートレ
ンズ、対物レンズの手前に配置した凹レンズ作用を有す
る回折素子、対物レンズを経て、光記録媒体の記録面に
略平行光で照射することにより、この光の反射光(戻り
光束)から光記録媒体の傾きを検出できるようになる。
光ピックアップ装置で従来から使用している光源と受光
素子を使うことにより、外付けのチルトセンサを使わな
くてよいので、従来のものより小型薄型化できるうえ
に、部品点数の削減や調整動作が不要となり、低コスト
化も実現することができる。さらに実際に情報を読み書
きしている部分の非常に近い所にチルト検出用の光を照
射できるようにすることにより、精度の高いチルト信号
を検出することができるようになる。そして、対物レン
ズの位置に関わらず、絶えず平行光が照射されるので安
定したチルト検出が行える。
【0011】請求項2記載の光ピックアップ装置は、光
源からの光束を第1の回折素子でコリメートレンズに案
内し、対物レンズを通してディスク状の光記録媒体の記
録面にチルト検出光として照射し、記録面により反射さ
れた戻り光束を受光素子に導くことにより情報の書き込
みおよび消去/または再生を行う光ピックアップ装置に
おいて、光源と光記録媒体の間に、対物レンズと一体で
移動可能に設けた第2および第3の回折素子を配置し、
第2の回折素子は凹レンズ作用を有し、その回折光が対
物レンズを通って略平行光として記録面に照射され、第
3の回折素は、第2の回折素子で略平行光されて記録面
に照射された光を回折して受光素子へと導くことを特徴
としている。請求項1では光軸ずれのないアクチュエー
タを使うことを前提としたが、請求項2では通常の光軸
ずれのないアクチュエータにも適用できる構成を提案す
る。これによりミラーが無い分だけ対物レンズの移動を
早められ、記録,再生速度の高い装置に対応することが
できる。
【0012】請求項3記載の光ピックアップ装置は、チ
ルト信号感度を高くすべく、光記録媒体の記録面に照射
された略平行光のビーム形状を光記録媒体の半径方向を
短軸とするビーム形状としている。すなわち、ラジアル
方向が短軸となるように照射ビーム光を楕円形にしてい
る。
【0013】請求項4記載の光ピックアップ装置は、光
源が波長の異なる複数の半導体レーザであり、第2の回
折素子が、半導体レーザから照射されたレーザ光のう
ち、短波長のレーザ光が入射した時だけ回折光を生じる
特性を有することを特徴としている。請求項4記載の発
明は、短波長光源を用いてDVDを再生する場合にの
み、チルト検出光が発生するようにして、より傾きに対
して弱いメディアであるDVDに対してチルト検出する
ようにしている。
【0014】請求項5記載の光ピックアップ装置は、請
求項2記載の光ピックアップ装置において、第2および
第3の回折素子が1つの基板の両面に設けられているこ
とを特徴としている。ここでは2つの回折素子を一体化
して小型軽量化を図り、通常のアクチュエータを使って
より高速に移動可能としている。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項2または5
記載の光ピックアップ装置において、第3の回折素子
が、その回折効率が入射光の偏光方向に依存する偏光回
折素子であることを特徴としている。第3の回折素子を
偏光回折素子とすることにより、光記録媒体の記録面で
反射された反射光(戻り光束)が効率良く受光素子に導
かれ、感度の良い信号検出を行える。
【0016】請求項7記載の光ピックアップ装置は、請
求項5または6記載の光ピックアップ装置において、第
3の回折素子が有機部材により形成されていることを特
徴としている。偏光回折素子を有機部材で造られた膜に
より形成することにより、ピッチの小さい回折素子の加
工が低コスト化できるため、より収差の小さい光を光デ
ィスクの記録面に照射することができるようになる。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
の何れか1つに記載の光ピックアップ装置において、第
2の回折素子が、対物レンズの一方の面に一体形成され
ていることを特徴としている。だい凹レンズ作用を有す
る第2の回折素子を対物レンズの片面に形成することに
より組付け調整の簡素化とともに軽量化を図ることがで
きる。
【0018】請求項9記載の発明は、光源から光が照射
されることでディスク状の光記録媒体の記録面に対して
選択的に、光による情報の記録・再生・消去の1以上を
行う光情報処理装置であって、光記録媒体が選択的にセ
ットされる保持部と、この保持部にセットされた光記録
媒体を回転駆動する駆動手段と、前記セットされた光記
録媒体に対し、光を照射することで記録・再生・消去の
1以上を行う光ピックアップ装置と、この光ピックアッ
プ装置を光記録媒体の半径方向へ変位駆動する変位駆動
手段とを有し、光ピックアップ装置として請求項1ない
し8の何れか1つに記載のものを用いることを特徴とし
ている。このため、薄型、低コストであり、光ディスク
の傾きに対する検出精度がよく、高速駆動に適した光情
報処理装置となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明するが、従来技術と同一の機能を有
する部材には、図12、図13で使用した符号と同一の
符号を付し、詳細な説明は省略する。 (第1の実施の形態)図1に示す光ピックアップ装置
は、光源として半導体レーザ1を用いている。半導体レ
ーザ1から光ディスク7までの間には、コリメートレン
ズ3、ビームスプリッタ4、対物レンズ5を直線的かつ
平面的に配置するとともに、光ディスク7からの戻り光
束がビームスプリッタ4で分けられる方向に検知レンズ
8を介して光検知用の受光素子9が配置されている。半
導体レーザ1とコリメートレンズ3の間には、従来コリ
メートレンズ3に取り込まれていない半導体レーザ1か
らの光13をコレメートレンズ3に導きチルト検出光1
0とする第1の回折素子2が配置され、ビームスプリッ
タ4と対物レンズ5の間には、第2の回折素子6が配置
されている。
【0020】対物レンズ5は、図示しないアクチュエー
タによって光軸方向に移動可能とされている。アクチュ
エータによる対物レンズ5の移動は、対物レンズ5と光
ディスク7の間隔が一定になり、光ディスク7の記録面
に照射されるスポット光が一定の大きさになるように図
示しない制御手段によって制御される。本形態では、光
ディスク7上でチルト検出光10のスポット光の直径が
数百μmとなるように設定されている。第2の回折素子
6は、凹レンズ作用を有し、対物レンズ5と一体で光軸
方向に移動可能に設けられている。
【0021】このような構成の光ピックアップ装置によ
ると、半導体レーザ1から出射された光13は、回折素
子2を透過回折することでチルト検出光10となる。チ
ルト検出光10は、コリメートレンズ3により平行光と
され、ビームスプリッタ4を介して凹レンズ作用を有す
る第2の回折素子6に入射する。この回折素子6は、平
行光とされたチルト検出光10を発散光に変換する。変
換されチルト検出光10は対物レンズ5で平行光に戻さ
れて光ディスク7の記録面に照射される。
【0022】記録面で反射されたチルト検出光10の反
射光(戻り光束)は、もと来た光路を戻り、ビームスプ
リッタ4で反射されて検出レンズ8を経て2分割の受光
素子9へ案内された受光される。受光素子9では、照射
されたチルト検出光10のスポット光の位置から光ディ
スク7の傾きを検出する。
【0023】このように、光ディスク7の傾きを検出す
るチルト検出光10は、半導体レーザ1から出射された
光のうち、光ディスク7に照射して情報の記録および再
生を行うために使われる光束11とは異なるもので、コ
リメートレンズ3に取り込まれることなく、排除されて
いた光束13を利用したものである。
【0024】本来コリメートレンズ3に取り込まれるこ
とのない光束13を、回折素子2により回折させてチル
ト検出光10として取り込むことにより、記録、再生に
用いる光束11のパワーを低下させることなく、また従
来のように外付けのチルトセンサを付けることなく、光
ディスク7のチルトを検出することができる。このた
め、部品点数の削減や調整箇所の低減を図れ、小型、薄
型化とともに低コスト化を両立して達成することができ
る。
【0025】凹レンズ作用を有する第2の回折素子6と
対物レンズ5とを一体で移動可能とすると、図示しない
アクチュエータによるフォーカスサーボ時や組み付け時
に、図2(a)に示すように、対物レンズ5が光軸方向
に動いてもチルト検出光10が光ディスク7に平行光と
して照射されることに変わりはない。このため対物レン
ズ5の動き(位置)に関わらず安定したチルト検出がで
きる。さらに、本形態によると、光ディスク7への照射
光が略平行光になっていることから、光ディスク7がデ
フォーカスした場合でも安定した信号検出を行える。さ
らにスポット光の径も光ディスク7上で数百μmとなる
ので、光ディスク7上のピットの有無や傷等に対しても
敏感にはならず、ノイズ等に安定な検出が可能である。
図2(b)は第2の回折素子6を備えていない場合の対
物レンズ5の位置変化による、光ディスク7に照射され
るチルト検出光10の変化を示している。
【0026】一般に、対物レンズ6を移動(駆動)する
アクチュエータは、トラッキング時に対物レンズ5がシ
フトするとチルト検出光10もシフトする。チルト検出
光10のシフトする方向はチルト時にシフトする方向と
同じであるので、本形態においては、対物レンズ5がシ
フトしても受光素子9上でスポット光がシフトしないよ
うな光軸ずれのないアクチュエータを用いることが必要
となる。
【0027】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、光軸ずれのないアクチュエータを用いることを必要
としたが、本形態では一般のアクチュエータを用いるこ
とができる光ピックアップ装置について説明する。光デ
ィスク7にチルト検出光10が略平行光として照射され
るが、一般のアクチュエータを用いるとアクチュエータ
がトラッキング時に左右に動いた場合、受光素子9上の
スポット光も図3に示すように左右に動いてしまう。す
なわち、光ディスク7が傾いていなくても、アクチュエ
ータがトラッキング時に移動することによりあたかも傾
斜(チルト)が生じているかのような信号が受光素子9
から出力されてしまう。
【0028】このような不具合を防ぐために、本形態で
は、図4に示すように、ビームスプリッタ4と対物レン
ズ5との間に、第2の回折素子6とともに、チルト検出
用の第3の回折素子12を配置している。第3の回折素
子12は、光ディスク7で反射されたチルト検出光10
の反射光(戻り光束)を、光束10a、10bに2等分
割するために設けられた回折素子である。第3の回折素
子12は、第2の回折素子6同様、対物レンズ5と一体
で移動可能に設けられている。このように第3の回折素
子12も対物レンズ5と一緒に移動可能とすれば、図5
(a)に示すように、対物レンズ5の位置が変化しても
第3の回折素子12によりチルト検出光10は絶えず光
束10a,10b2等分割されるため、受光素子9に対
する光束10a、10bのスポット光101,102の
位置が変化しても、受光素子9のエリアPD1、PD2
に照射される光量はアクチュエータの動きに関わらず一
定となる。またチルト検出光10は、光ディスク7の記
録面には光束10a、10bよりも太いスポット光とし
て照射されているので、信号検出光のようにトラックパ
ターンはのらないためチルト信号にトラック信号が混ざ
ることはない。図5(b)は、第3の回折素子12にお
けるチルト検出光10のスポット光と第3の回析12の
関係を示すものである。
【0029】(第3の実施の形態)本形態は、感度特性
について考慮したものである。図1に示す光ピックアッ
プ装置の構成において、チルト信号は、光ディスク7の
傾き(チルト)に応じてリニアに出力され、かつ小さな
傾きに対しても信号出力が大きく変化する(感度が高
い)ことが望ましい。一般に感度を高くするためには受
光素子9上でスポット光が大きく変動すればよいが、コ
リメートレンズ3や対物レンズ5の仕様は、記録再生特
性から決まるので、チルトに合せたレンズ特性にするこ
とはできない。そこでチルト検出光10のビーム形状を
変えて感度が高くなるようにしたものが本形態に係る光
ピックアップ装置である。
【0030】図6(a)、図6(b)に示すように、チ
ルトにより生じる受光素子9上でのスポット光100の
シフト量をΔdとすると、信号成分は下式により2a×
Δdで表される。 (式) チルト信号=〔(a×b/2)−(a×b/2)〕/ 〔(a×b/2)−(a×b/2)〕 チルト時=〔(a×b/2+a×Δd)−(a×b/2−a×Δd)〕/ 〔(a×b/2)+(a×b/2)〕=2a×Δd このため、aが大きい方がチルトに対して大きな信号が
出て感度が良いことになる。したがって、ラジアルチル
トを検出する場合はトラック方向(左右方向)に長いス
ポットになるようにすれば感度の良い信号が得られる。
逆にタンジェンシャルチルトを高感度に検知したい場合
はトラック垂直方向(上下方向)に長いスポット光10
0になるようにすれば感度の良い信号が得られる。一般
にラジアルチルトを感度良く検出することが求められる
場合が多いので、チルト検出光10のスポット光100
はトラック方向に長く、光ディスク7の半径方向に短い
ビームとすることにより高感度なチルト検出ができるよ
うになる。
【0031】(第4の実施の形態)本形態は異なる波長
の光源を有し、異なる種類の光記録媒体に対応可能な光
ピックアップ装置に関するものである。一般に光ディス
ク7として、例えばDVDに対応可能な光情報処理装置
に装着されるドライブ装置では、光記録媒体の1つであ
るCDも再生することができるようになっている。これ
はDVD用の650nm光源とCD用の780nm光源
からなる2つの波長の異なる光源を光ピックアップ装置
に搭載しているためである。このような波長の異なる複
数光源を有する光ピックアップ装置では、チルト検出が
必要なのは主に短波長光源で再生するDVDに対してで
ある。すなわち、DVD再生時の650nm光源が発光
した時にはチルト検出光10が生じ、CD再生時の78
0nm光源が発光した時にはチルト検出光10が生じな
いことが望ましい。そのためには凹レンズ作用を有する
第2の回折素子6の格子深さを最適化して波長650n
mの光に対して回折光(チルト検出光10)が生じ、波
長780nmの光に対してチルト検出光10が生じない
ようにすれば良い。格子深さと回折効率の関係を図7に
示す。図7において縦軸は回折効率、横軸は格子深さを
示す。回折効率は格子深さにより変化するが、深さがT
の時に波長780nmの光の回折効率は0%となり、波
長650nmの光の回折効率は約10%となる。したが
って、格子深さをTとすればDVD再生時の650nm
光源が発光した時にはチルト検出光10が生じ、CD再
生時の780nm光源が発光した時にはチルト検出光1
0が生じないことになる。
【0032】(第5の実施の形態)第2の実施の形態で
は、通常のアクチュエータを用いる例について説明し
た。凹レンズ作用を有する第2の回折素子6と対物レン
ズ5とチルト検出用の第3の回折素子12の3つの構成
を一体で移動可能としたことにより軸ずれの無いアクチ
ュエータと同様な効果が得られる。しかしながら、第2
および第3の回折素子6,12を対物レンズ5と一体的
に移動させることは、それだけ対物レンズ5を駆動する
アクチュエータに対する負荷が増え、駆動速度(移動速
度)の低下につながる。近年、光ディスクドライブ装置
では48倍速、60倍速等の高速対応が求められてお
り、これに対応するためには対物レンズ5を少しでも軽
くしてアクチュエータにかかる負荷を軽減して高速に駆
動させる必要がある。
【0033】そこで、本形態では、第2の回折素子6と
第3の回折素子12とを用いる光ピックアップ装置にお
いて、第2、第3の回折素子6,12を図8(a)に示
すようにそれぞれ個別に設けるのではなく、図8(b)
に示すように、1枚の基板110の表面に第2の回折素
子6を、同基板110の裏面に第3の回折素子12をそ
れぞれ形成したものである。このように、1枚の基板1
10の表裏面を用いて2つの特性の異なる回折素子6,
12を形成することで、回折素子の軽量化を図ることが
でき、よって、図示しないアクチュエータへの負荷を軽
減することができる。このため、第2、第3の回折素子
6,12を有する光ピックアップ装置であっても、対物
レンズ6の移動の高速化を図ることができる。
【0034】(第6の実施の形態)略平行光として光デ
ィスク7上に照射された光10を回折させて受光素子9
へと導く第3の回折素子12を有する、上述の光ピック
アップ装置においては、図9に示すように、光源側から
出射されたチルト検知光10が光ディスク7に照射され
る時は透過し、光ディスク7から反射された反射光(戻
り光束)20が通る時は回折することが望ましい。この
ような特徴を有するホログラムとして偏光ホログラムが
存在する。偏光ホログラムは回折効率が偏光方向に依存
し、図9に示すように、光ディスク7に照射される光1
0は透過し、光ディスク7から反射された反射光20が
通る時は回折する。これによりチルト検出光を無駄なく
検出することができる。チルト検出光10に限らず、通
常の信号検出光もこの第3の回折そしとしての偏光ホロ
グラムにより無駄なく検出することができる。本形態で
は、第2の回折素子6と第3の回折素子12の間に1/
4波長板を配置し、第3の回折素子12を偏光ホログラ
ム化した。
【0035】(第7の実施の形態)第6の実施の形態で
は、第3の回折素子12を偏光ホログラム化することを
提案したが、偏光ホログラムを作るためには複屈折性の
ある材料に微細加工を施さなければならない。LiNb
03結晶は複屈折性を有するポピュラーな材料であるが微
細加工しにくく、格子ピッチを小さく加工することは困
難である。そこで微細加工性の良いポリイミド樹脂やP
ET樹脂などの有機材料からなる板材、好ましくは延伸
膜を偏向ホログラムとして利用して第3の回折素子12
を偏光ホログラム化する。
【0036】このような有機材料からなる板材や膜材を
第3の回折素子12として用いると、ピッチの小さな格
子でも加工できるようになるので、精度の良い第3の回
折素子12を造ることができ、精度の良いチルト検知信
号を検出することができるようになる。
【0037】(第8の実施の形態)本形態は、図10
(a)に示すように、第2の回折素子6を備えた光ピッ
クアップ装置において、図10(b)に示すように、第
2の回折素子6を対物レンズ5の片面に一体形成したも
のである。この場合、対物レンズ5と一体化するのは第
2の回折素子6であるため、第3の回折素子12を光ピ
ックアップ装置が備えていない形態でも無論構わない。
【0038】このように、対物レンズ5の片面に第2の
回折素子6をエッチングや溝加工等で直接加工すること
により、対物レンズ5との一体化を図ることができる。
第2の回折素子6の形成範囲は、対物レンズ6の中心部
の100μm程度のエリアで充分であり、比較的平坦部
に加工すれば良いので加工は容易である。また対物レン
ズ5と一体であるため、第2の回折素子6が対物レンズ
6と個別なものと比べて組付け誤差が格段に小さくな
り、より精度の良い平行光を光ディスク7上に照射する
ことができる。対物レンズ5と第2の回折素子6とを個
別に設ける場合よりも軽量化でき、アクチュエータにか
かる負荷を低減でき、高速な装置にも対応することがで
きる。
【0039】(第9の実施の形態)図11は、本発明の
光情報処理装置の1形態を示す図である。光情報処理装
置は、光源から光が照射されることで蛍光を発する光デ
ィスク150に対して選択的に、光による情報の記録・
再生・消去の1以上を行う光情報処理装置であって、光
ディスク150を選択的にセットされる保持部161
と、保持部161にセットされた光ディスク150を回
転駆動する駆動手段としての駆動モータ162と、セッ
トされた光ディスク150に対し、このディスク150
に固有の波長の光を選択して記録・再生・消去の1以上
を行う光ピックアップ装置160と、光ピックアップ装
置160を光ディスク150の半径方向へ変位駆動する
変位駆動手段163とコントロール部164とを備えて
いる。図11におけるコントロール部164はマイクロ
コンピュータ等により構成され、光情報処理装置の各部
を制御する。このような構成において、光ピックアップ
装置160としては、前記形態で説明した何れかのもの
を適用することで、光ディスク150に対する情報処理
を精度よく行える。
【0040】明細書中において、各構成要素は一般に製
造上の公差を有するので光ディスク7に照射されるチル
ト検出光10を、「略平行光」としたが、これら公差が
無視できる範囲であるならば、実質的には平行光とな
る。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、従来の外付けのチルトセンサが不要になることから
部品数を削減でき、そのセンサ調整作業も不要ととなる
ので低コスト化を図ることができる。実際の情報検出光
と極めて近い位置にチルト検出光を照射するので、非常
に精度良くチルト検出を行うことができる。さらに対物
レンズの位置がずれても精度良くチルト検出光を照射で
きるので組付け精度も緩和される。
【0042】特に請求項1記載の光ピックアップ装置に
よれば、光源からの光の一部をチルト検出に使用するこ
とにより、外付けのチルトセンサが不要になることから
部品数を削減でき、低コスト化と薄型化を図ることがで
きる。また、照射光記録媒体の記録面には略平行光が照
射されるので、ビーム径が大きく、光記録媒体上のピッ
トの有無や傷等に対しても敏感にはならず、ノイズ等に
安定な検出が可能である。凹レンズ作用を有する光学素
子としての第2の回折素子と対物レンズとを一体で移動
可能とすることで、対物レンズの位置に関わらず略平行
光を光記録媒体に照射でき、安定したチルト検出を行え
る。また対物レンズの位置調整精度も緩和することがで
きる。
【0043】請求項2記載の光ピックアップ装置によれ
ば、凹レンズ作用を有する第2の回折素子、対物レンズ
を介して略平行光として記録面に照射された光を、回折
させて受光素子へと導く第3の回折素子を通常のアクチ
ュエータに搭載することにより軸ずれのあるアクチュエ
ータでも安定したチルト検出が行える。請求項3記載の
光ピックアップ装置によれば、チルト検出用のスポット
光をラジアル方向に短軸となるようにすることで、感度
の高いチルト検出が行える。
【0044】請求項4記載の光ピックアップ装置によれ
ば、チルト検出が必要なNAの大きい光学系である短波
長光源を用いた光学系(DVD)に対してチルト検出光
が生じて、チルト検出が不要なNAの小さい光学系であ
る長波長光源を用いた光学系(CD)ではチルト検出光
は発生せず光利用効率を高めることができる。
【0045】請求項5記載の光ピックアップ装置によれ
ば、2つの光学素子を一体化することで、小型軽量化を
図れ、対物レンズの移動に高速を求められる装置に対応
することができる。
【0046】請求項6記載の光ピックアップ装置によれ
ば、第3の回折素子を偏光ホログラム化することによ
り、不要なフレアの発生を抑えて、効率よく光を受光素
子に導き、信頼性の高いけチルト検出信号を得ることが
できる。
【0047】請求項7記載の光ピックアップ装置によれ
ば、偏光ホログラムの材料として微細加工性に優れた有
機部材、好ましく有機延伸膜を用いることにより、精度
と効率の良いホログラムを作ることができ信頼性の高い
チルト検知信号を得られる。
【0048】請求項8記載の光ピックアップ装置によれ
ば、第2の回折素子を対物レンズと一体形成することで
軽量化が図れるため、対物レンズの高速移動が可能とな
り、高速仕様に装置に対応することができる。
【0049】請求項9記載の光情報処理装置によれば、
光情報処理装置が請求項1ないし8の何れか1つに記載
の光ピックアップ装置を備えるため、外付けチルトセン
サを省くことができ、光情報処理装置の薄型、低コスト
化を図りながら、光記録媒体に対する情報処理を精度よ
く行える。また、高速駆動に適したミラーの無い通常の
軸ずれがあるアクチュエータを利用でき、光ディスクの
傾きに対する検出精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す光ピックアッ
プ装置の概略構成図である。
【図2】第2の回折素子の有無と対物レンズの位置によ
る光記録媒体に対する光源からの光の状態の違いを示す
図である。
【図3】対物レンズの位置と受光素子上における光記録
媒体からの反射光のスポットの位置関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す光ピックアッ
プ装置の構成を示す概略図である。
【図5】図4に示す光ピックアップ装置における受光素
子上での光記録媒体からの反射光のスポットの位置関係
を示す図である。
【図6】受光素子上におけるスポット光の形状に関する
説明図である。
【図7】第2の回折素子6における格子深さと回折効率
の関係を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る光ピックアッ
プ装置の要部である第2の回折素子と第3の回折素子と
の組付例を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る第3の回折素
子の特徴を示す図である。
【図10】対物レンズに第2の回折素子を設けた形態を
示す拡大図である。
【図11】本発明の光ピックアップ装置を備えた光情報
処理装置の概略構成図である。
【図12】従来の光ピックアップ装置の概略構成図であ
る。
【図13】対物レンズの移動に伴う従来の課題を説明す
るための拡大図である。
【符号の説明】
1 光源 2 第1の回折素子 3 コリメートレンズ 5 対物レンズ 6 第2の回折素子 7,150 光記録媒体 9 受光素子 12 第3の回折素子 110 基板 160 光ピックアップ装置 161 保持部 162 駆動手段 163 変位駆動手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA02 AA04 AA14 AA26 BA01 CD04 CG03 CG15 CG24 DA40 DC03 5D119 AA02 AA40 AA41 AA43 BA01 EA01 EB04 EC40 EC47 FA08 JA03 JA22 JA25 JA43 JC04 LB08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光束を第1の回折素子でコリメ
    ートレンズに案内し、対物レンズを通してディスク状の
    光記録媒体の記録面にチルト検出光として照射し、前記
    記録面により反射された戻り光束を受光素子に導くこと
    により情報の書き込みおよび消去/または再生を行う光
    ピックアップ装置において、 前記光源と前記光記録媒体の間に、前記対物レンズと一
    体で移動可能に設けた凹レンズ作用を有する第2の回折
    素子を配置し、この回折素子からの回折光を前記対物レ
    ンズを通すことで略平行光として前記記録面に照射する
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】光源1からの光束を第1の回折素子2でコ
    リメートレンズ3に案内し、対物レンズ5を通してディ
    スク状の光記録媒体7にチルト検出光10として照射
    し、前記記録面により反射された戻り光束を受光素子に
    導くことにより情報の書き込みおよび消去/または再生
    を行う光ピックアップ装置において、 前記光源と前記光記録媒体の間に、前記対物レンズと一
    体で移動可能に設けた第2および第3の回折素子を配置
    し、第2の回折素子は凹レンズ作用を有し、その回折光
    が前記対物レンズを通って略平行光として前記記録面に
    照射され、第3の回折素は、第2の回折素子で略平行光
    されて記録面に照射された光を回折して受光素子へと導
    くことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の光ピックアップ装
    置において、 前記記録面に照射された略平行光のビーム形状は、前記
    光記録媒体の半径方向を短軸とするビーム形状であるこ
    とを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の光ピックアッ
    プ装置において、 前記光源は、波長の異なる複数の半導体レーザで構成さ
    れ、第2の回折素子は、前記半導体レーザから照射され
    たレーザ光のうち、短波長のレーザ光が入射した時だけ
    回折光を生じる特性を有することを特徴する光ピックア
    ップ装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の光ピックアップ装置におい
    て、 第2および第3の回折素子が1つの基板の両面に設けら
    れていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】請求項2または5記載の光ピックアップ装
    置において、 第3の回折素子は、その回折効率が入射光の偏光方向に
    依存する偏光回折素子であることを特徴とする光ピック
    アップ装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の光ピックアップ装
    置において、 第3の回折素子は有機材料により形成されていることを
    特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7の何れか1つに記載の光
    ピックアップ装置において、 第2の回折素子は、前記対物レンズの一方の面に一体形
    成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】光源から光が照射されることでディスク状
    の光記録媒体の記録面に対して選択的に、光による情報
    の記録・再生・消去の1以上を行う光情報処理装置であ
    って、前記光記録媒体が選択的にセットされる保持部
    と、この保持部にセットされた光記録媒体を回転駆動す
    る駆動手段と、前記セットされた光記録媒体に対し、光
    を照射することで記録・再生・消去の1以上を行う光ピ
    ックアップ装置と、この光ピックアップ装置を光記録媒
    体の半径方向へ変位駆動する変位駆動手段とを有し、 前記光ピックアップ装置として、請求項1ないし8の何
    れか1つに記載のものを用いることを特徴とする光情報
    処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7990832B2 (en) * 2004-04-28 2011-08-02 Sony Corporation Optical pickup including plural light sources and recording and/or reproducing apparatus for an optical recording medium

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