JP3568013B2 - 乗用田植機のリンク機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば苗載台及び植付爪を備えた植付け部によって連続的に苗植え作業を行う乗用田植機にあって、前記植付け部と機体フレームとを連結し、該植付け部の昇降を可能にする乗用田植機のリンク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、植付け部に支持フレームを設けて、トップリンク及びロワーリンクから成る三点リンク機構を介して機体フレームと前記植付け部とを連結し、該リンク機構前方の機体側にシリンダを配置して前記植付け部を昇降可能とした乗用田植機のリンク機構は公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のリンク機構の場合はリンク機構のロワーリンクをストレートの角パイプにステー等を溶接固定して構成していたので、植付け条を増すために植付け部に搭載する苗台の数を増やすと植付け部の重量が増し、その負担を受けるロワーリンクの剛性が不足気味となっていた。また、該リンク機構において、植付け部が受けた衝撃や振動などを吸収して緩和するダンパを取り付けていたが、その取付け位置が、植付け部を装着するヒッチの前部左右に設けて左右のロワーリンクの取付部の間より外側であったため、リンク機構と植付け部との間にねじれが発生し、苗の植付け姿勢が悪化したりしていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
乗用田植機のロワーリンク26’と植付け部15との間にダンパ53を介装する構成において、ロワーリンク26’を構成するロワーリンクベース81の後端に連結軸74を枢支し、該連結軸74に左右の連結板56・56を固設して後方へ突設し、該連結板56・56は植付け部15側に固設された支持フレーム24のロワーヒッチピン79と連結され、該連結板56・56間の後部には、その外側面を連結板56・56に固設されたヒッチ54を支持し、前記連結板56・56の間の該ヒッチ54に後部支持軸57を設け、更に、ロワーリンク26’とリフトアーム76・76との間に補強リンク77を固設し、該補強リンク77の前後方向略中央部において、該補強リンク77とロワーリンクベース81との間に支持板51を配設し、該支持板51に前部支持軸52を固着し、前記後部支持軸57と前部支持軸52の間にダンパ53を介装したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のリンク機構を搭載した田植機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は本発明のロワーリンクの平面図、図4は同じく側面図、図5は同じく正面図、図6はロワーリンクの他の実施例及びリンク機構を示す側面図、図7は同じく平面図である。
【0006】
まず、乗用田植機について図1、図2より全体構成から説明する。
作業者等が搭乗する走行車1の車体フレーム3前部上方にエンジン2を搭載し、ミッションケース4の前方にフロントアクスルケース5を介して前輪6を支持させると共に、前記ミッションケース4の後部にリヤアクスルケース7を連設し、該リヤアクスルケース7に後輪8を支持させる。
そして、前記エンジン2を覆うボンネット9の両側に予備苗載台10・10を配設し、ステップ11を介して作業者等が搭乗する車体カバー12によって前記ミッションケース4等を覆い、前記車体カバー12上部に運転席13を取り付け、該運転席13の前方の前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を配設している。
【0007】
また、植付け部15は八条植え用の苗載台16や複数の植付け爪17等から構成されており、前高後低に配設した苗載台16を下部レール及びガイドレール19を介して植付けケース20に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転するロータリーケース21を前記植付けケース20に回転自在にさせ、該ロータリーケース21の回転軸芯を中心にして対称位置に一対の爪ケース22・22を配設し、該爪ケース22・22の先端に植付け爪17・17を固設する。
【0008】
また、前記植付けケース20の前部にローリング支点軸23を介して支持フレーム24を設け、一方、トップリンク25及びロワーリンク26を含むリンク機構27と機体フレーム3後部とを軸78にて連結し、前記支持フレーム24とリンク機構27とをロワーヒッチピン79とトップヒッチピン80にて連結し、前記リンク機構27を介して植付け部15を昇降させる昇降シリンダ28をロワーリンク26の前部に連結している。
そして、前記前輪6・6及び後輪8・8を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動可能な苗載台16から一株分の苗を植付け爪17によって取り出し、連続的に苗植え作業を行うように構成している。
【0009】
前記苗載台16は、左右最外端の各二条分の苗載台を分割して分割苗載台16a・16aとし、固定側苗載台の機体中央の二条分の苗載台を中央部苗載台16bとし、その両側に配置した各一条分の苗載台を側部苗載台16c・16cとし、該側部苗載台16c・16c上方に並行折畳み機構37を設け、前記分割苗載台16a・16aと側部苗載台16c・16cとを並行折畳み機構37を介して連結し、中央部苗載台16bの上方に略平行に分割苗載台16a・16aを折畳み可能に構成している。
【0010】
また、前記運転席13等が設置された運転部には走行変速レバー29、植付け昇降兼作業走行変速用副変速レバー30、植付け感度調節レバー31、主クラッチペダル32、左右ブレーキペダル33・33が配設され、前記植付け部15下部には均平用センターフロート34、均平用サイドフロート35が配設され、前記運転席13後方には八条用の側条施肥部36が配設されている。
【0011】
次に、リンク機構27を構成しているロワーリンク26について図3、図4、図5を用いて説明する。
前記ロワーリンク26は、途中部を屈曲させた二本の角パイプ71・71を左右対称に対向させて前狭後広となるよう配置し、該角パイプ71・71を補強板72にて連結して平面視略Y字状に形成している。前記角パイプ71・71の前部には、板状部材を折曲げて形成した左右一対のリフトアーム76・76が立設され、該リフトアーム76・76の上端にはそれぞれリフト軸管75a・75aが固設されている。
前記補強板72は板状部材を折り曲げて側面視略「ロ」字状に形成しており、該補強板72後端上面の左右方向中央には補強リンク77の後端を固設している。該補強リンク77前端の両側面は、前記リフト軸管75a・75a及び前記リフトアーム76・76の上部に固設してロワーリンク26の剛性を高めている。また、前記補強リンク77の前後方向略中央部において、該補強リンク77と補強板72との間に支持板51を配設して後述するダンパ53を支持可能としている。
【0012】
前記角パイプ71・71前端には機体フレーム3と連結する軸78が横架され、角パイプ71・71後端には連結軸74が横架され、該連結軸74に連結板56・56が固設されて前記支持フレーム24のロワーヒッチピン79と連結することを可能としている。このようにロワーリンク26の構成部材のほとんどが板状部材を折曲げて形成されているので、該ロワーリンク26は軽量で、かつ高剛性となり、植付け部の重量増加にも対応可能である。
【0013】
次にロワーリンクの別実施例であるロワーリンク26’及び該ロワーリンク26’とトップリンク25等からなるリンク機構27について図6、図7を用いて説明する。
前記ロワーリンク26’は板状部材を折曲げたり溶接等をして平面視略Y字状に形成したロワーリンクベース81と、該ロワーリンクベース81前端に立設した一対のリフトアーム76・76と、該リフトアーム76・76と前記ロワーリンクベース81との間に介装した補強リンク77とで構成されている。前記ロワーリンクベース81の後部の二股に別れている分岐点付近には補強板82・82が貼設されてロワーリンクベース81の剛性を高めている。
【0014】
前記ロワーリンクベース81前端は、機体フレーム3・3と軸78によって回動自在に連結され、該機体フレーム3・3上には、上部を内側フレーム73に固定した縦フレーム67が立設している。
またロワーリンクベース81後端には連結軸74が横架され、該連結軸74に連結板56・56が固設され、該連結板56・56間にはヒッチ54がその外側面を連結板56・56に支持されて立設している。そして、回動支点軸23を介して植付け部15を支持している支持フレーム24が、ロワーヒッチピン79を連結板56の凹部に係止し、トップヒッチピン80をヒッチ前54上端の凹部に係止することでリンク機構27と連結されている。
【0015】
前記縦フレーム67に一端を固設した連結板55・55と前記ヒッチ54の上部との間にトップリンク25が介装され、リフトアーム76・76の上端にはそれぞれリフト軸管75a・75aが固設され、該リフト軸管75a・75aをリフト軸75が貫通している。該リフト軸75は、枢着板28bを介して昇降シリンダ28のピストンロッド28aと連結して、該昇降シリンダ28の進退動作によりリンク機構27を介して植付け部15を昇降可能にしている。
【0016】
前記補強リンク77の前後方向略中央部において、該補強リンク77とロワーリンクベース81との間に支持板51を配設し、該支持板51に前部支持軸52を固着し、該前部支持軸52にローラ52aを回動自在に嵌入している。また、前記ヒッチ54の左右両側に左ヒッチ前54a及び右ヒッチ前54bを設け、ヒッチ54の前方に突出させている。
該左ヒッチ前54aから軸58aを左右方向外側へ突出し、該軸58aと前記連結軸74とを連結板58で連結している。
また、前記右ヒッチ前54bに後部支持軸57を固着して左右方向内側に突出させ、該後部支持軸57にローラ57aを回動自在に嵌入している。そして、該ローラ57aと前記ローラ52aとの間にダンパ53を介装して、植付け部15が受けた衝撃や圃場の凹凸による振動等を吸収するよう構成している。また、ダンパ53は左右方向において、ヒッチ前54の幅範囲内、即ち機体中心側に配設されているので、リンク機構27と植付け部15等の間に発生するねじれが減少でき、植付け姿勢等の悪化を防止することが可能となり、ダンパ53の作用もより確実になるのである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
乗用田植機のロワーリンク26’と植付け部15との間にダンパ53を介装する構成において、ロワーリンク26’を構成するロワーリンクベース81の後端に連結軸74を枢支し、該連結軸74に、植付け部15側に固設された支持フレーム24のロワーヒッチピン79と連結される左右の連結板56・56を固設して後方へ突設し、該連結板56・56間の後部には、その外側面を連結板56・56に固設されたヒッチ54を支持し、前記連結板56・56の間の該ヒッチ54に後部支持軸57を設け、更に、ロワーリンク26’とリフトアーム76・76との間に補強リンク77を固設し、該補強リンク77の前後方向略中央部において、該補強リンク77とロワーリンクベース81との間に支持板51を配設し、該支持板51に前部支持軸52を固着し、前記後部支持軸57と前部支持軸52の間にダンパ53を介装したので、リンク機構と植付け部等の間に発生するねじれが減少して、植付け姿勢等の悪化を防止することができ、ダンパ53の作用もより確実にすることが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリンク機構を搭載した田植機の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本発明のロワーリンクの平面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】同じく正面図である。
【図6】ロワーリンクの別実施例及びリンク機構を示す側面図である。
【図7】同じく平面図である。
【符号の説明】
1 走行車
3 機体フレーム
15 植付け部
26 ロワーリンク
27 リンク機構
53 ダンパ
54 ヒッチ
54a 左ヒッチ前
54b 右ヒッチ前
71 角パイプ
72 補強板
77 補強リンク

Claims (1)

  1. 乗用田植機のロワーリンク26’と植付け部15との間にダンパ53を介装する構成において、ロワーリンク26’を構成するロワーリンクベース81の後端に連結軸74を枢支し、該連結軸74に左右の連結板56・56を固設して後方へ突設し、該連結板56・56は植付け部15側に固設された支持フレーム24のロワーヒッチピン79と連結され、該連結板56・56間の後部には、その外側面を連結板56・56に固設されたヒッチ54を支持し、前記連結板56・56の間の該ヒッチ54に後部支持軸57を設け、
    更に、ロワーリンク26’とリフトアーム76・76との間に補強リンク77を固設し、該補強リンク77の前後方向略中央部において、該補強リンク77とロワーリンクベース81との間に支持板51を配設し、該支持板51に前部支持軸52を固着し、前記後部支持軸57と前部支持軸52の間にダンパ53を介装したことを特徴とする乗用田植機のリンク機構。
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