JP3567847B2 - チャンネルベース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明制御、動力制御等の配電機器を収納する自立型配電盤等の配電設備を床面に据付するためのチャンネルベースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、照明制御、動力制御等の配電機器を収納する配電盤等の配電設備を床面に据付するものは、図9に示すように、自立型電設盤とも呼ばれている配電設備盤本体10がチャンネルベースAを介して据え付けられる。
【0003】
このチャンネルベースAは、例えば図10に示す、L型鋼のような板厚の厚い長尺鋼材を切断し、溶接にて組み合わせスカート部Bを形成したものが知られている。この場合、下方が開放しており、上記と同じL型鋼にて形成されたアンカー取付用の据付部Dが、同図(b)に示すように、上記の水平片Cの内側端部から垂下させて内側に向け溶接されて固着されている。したがって、このチャンネルベースAは、アンカー取付用の据付部Dを介して床面Fに固定され、配電設備盤本体10が、上記水平片C上に載置されてその内側からボルト固定され床面に据え付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、スカート部B及び据付部Dの両方が板厚の厚い材料にて形成されている。そのため、チャンネルベースA自体は強度的に頑丈であるものの、重量の大きいものとなりその運搬上問題があった。
【0005】
ところで、上記のチャンネルベースAの場合、床面Fに不陸があったときにその下面と床面Fとの間に生ずる隙間がガタツキの原因となるという問題もあり、そのときには、チャンネルベースA下面にスペーサを挿入させて据付を行う必要があった。したがって、配電設備の施工に多くの時間のかかることがあった。なお、上記L型鋼の板厚の薄いものを使用してスカート部Bを形成することも考えられるが、この場合、略長方形状をもった配電設備盤本体10に風による外力が加わったときに、その荷重による応力集中箇所であるチャンネルベース短辺にひねりが生じ、チャンネルベースが破損することも想定された。
【0006】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、強度面での頑丈さを容易に維持しながらより軽量化することができ、また、床面の不陸に容易に対応可能なチャンネルベースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のチャンネルベースにあっては、自立型配電盤等の配電設備盤を床面に据え付けるためのチャンネルベースであって、配電設備盤本体の下部周縁に略沿うよう、平面視略長方形状に所定厚さの鋼板材にて形成されたスカート部の短辺内側に、同短辺の略全長にわたる長さで床面への据付部及び配電設備盤本体への取着部を有する、該スカート部より厚い板厚の鋼板材製の据付部材を固着させ、前記据付部として、床面の不陸による前記配電設備盤本体の傾きを是正させるアジャスト脚となるボルトを備えた第1据付部と、第1据付部より内側位置に設けたアンカー取付用の板状取付片である第2据付部とを設け、その第1据付部を、前記取着部の一部としてその底部に雌ねじをもった有底筒体を溶接し、該ボルトを螺着させてなることを特徴としている。
【0009】
そして、上記スカート部の長辺間に、補強桟を架橋させることが好ましい。この場合、平面視略長方形状に形成されたチャンネルベースのスカート部の、所定厚さの鋼板材による各長辺が、それらの間に架橋された補強桟にて補強された状態にて据付部材を介して据え付けられる。
【0010】
また、上記スカート部の上方長手方向に配電設備盤本体を複数連設させ、前記補強桟を、それらの接合位置に対応させ配設し、且つ該配電設備盤本体の隣り合うものそれぞれを取着させる取着部を形成するのが好ましい。この場合、配電設備盤本体が、平面視略長方形状に形成されたチャンネルベースのスカート部の上方長手方向に複数連設されて、それらの接合位置に対応させ配設された各長辺間に固着された補強桟の該配電設備盤本体の隣り合うものそれぞれを取着させる取着部に取着され、補強された状態にて据付部材を介して据え付けられる。
【0011】
また、上記据付部材は、その長手方向に直交してその少なくとも2辺を同据付部材に固着させた補強板を設けるのが好ましい。この場合、平面視略長方形状のスカート部短辺の略全長にわたる長さで鋼板材製の据付部材が、床面への据付部及び配電設備盤本体への取着部に係る部分の少なくとも2辺を補強板にて固着され補強される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6は、本発明の請求項1、5に対応する第1の実施の形態を示し、図7、8は、本発明の請求項2乃至4に対応する第2の実施の形態を示している。
【0014】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の、第1の実施の形態のチャンネルベースを示す説明図、図2は、同チャンネルベースの概略を示し、(a)は平面図、(b)は一部断面側面図、図3は、同チャンネルベースの据付部材を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、図4は、同チャンネルベースの据付部材の説明図、図5は、同チャンネルベースの有底筒体の説明図、図6は、同チャンネルベースの施工状態を示す説明図である。
【0015】
この実施の形態のチャンネルベース1は、自立型配電盤等の配電設備盤を床面Fに据え付けるためのチャンネルベースであって、配電設備盤本体10の下部周縁に略沿うよう、平面視略長方形状に所定厚さの鋼板材にて形成されたスカート部2の短辺内側に、同短辺3の略全長にわたる長さで床面Fへの据付部6及び配電設備盤本体10への取着部7を有する、該スカート部2より厚い板厚の鋼板材製の据付部材5を固着させてなる。
【0016】
又、該実施の形態のチャンネルベース1においては、据付部6として、床面Fの不陸による前記配電設備盤本体10の傾きを是正させるアジャスト脚となるボルト81を備えた第1据付部61と、第1据付部61より内側位置に設けたアンカー取付用の板状取付片である第2据付部62とを設け、その第1据付部61を、前記取着部7の一部としてその底部に雌ねじをもった有底筒体83を溶接し、該ボルト81を螺着させてもいる。
【0017】
詳しくは、このチャンネルベース1は、従来の技術の項にて、図9に示して説明したような、照明制御、動力制御等の配電機器を収納する収納箱体である配電設備盤本体10を床面Fに据付するときに、その床面Fと配電設備盤本体10との間に介在させるもので、鋼板材料製のスカート部2及び据付部材5と、据付部材5に配設されるアジャスト部8とを備えている。
【0018】
スカート部2は、この場合、1.2mmの板厚をもった長尺の鋼板材の一側を長手方向にわたって略直角に折曲させ、次いで、その平面視にて略長方形状となるようさらに短手方向に折曲させた後、該長尺材の始端及び終端を溶接にて接合し短辺3,3及び長辺4,4を形成している。そして、折曲後に突き合わせてその天面を形成するよう、予め、天面となる短辺3及び長辺4とし隣り合うものどうしの他側の所定箇所を、それぞれ斜めに切断させてあり、また、その突き合わせ部には、後述するアジャスト部8のボルト81を上方から回動させる円孔となる開口部21が形成されるよう略半円状の切欠が形成されている。また、短辺3には、据付部材5の配電設備盤本体10への取着部7がその裏面側に固着される所定箇所に、配電設備盤本体10をこのチャンネルベース1へ取り付けるための取付孔31が設けられている。
【0019】
据付部材5は、この場合、4mm程度の板厚をもった鋼板材を折曲させ、床面への据付部6となる第1据付部61及び第2据付部62と、配電設備盤本体10への取着部7とを有して形成されている。この据付部材5は、図3に詳しく示すように、第1据付部61をその一部とする取着部7から側面視略L字状となるよう、第2据付部62が所定の段差をもつように下方、側方に折曲形成されており、その第1据付部61には後述するアジャスト部8を嵌着させる円孔72が穿設してあり、その第2据付部62には後述するアンカー取付用の取付孔63が穿設されている。なお、この据付部材5は、取着部7の裏面側にナット71がスポット溶接されており、配電設備盤本体10を大きなトルクにてボルト固定することができるようになっている。
【0020】
アジャスト部8は、上記第1据付部61に設けられて前記配電設備盤本体10の床面Fの不陸による傾きを是正させるもので、図5に示すように、ボルト81と、有底筒体83とを備えている。このアジャスト部8は、有底筒体83が上記据付部材5の、第1据付部61の円孔72に嵌着され溶接固着される。そして、この有底筒体83に螺合されたボルト81を回動させることにより、ボルト81の頭部が上下動自在となって配電設備盤本体10の傾きを是正させることができる。この場合、ボルト81のねじ先端面に溝82が形成されており、スカート部2の、天面四隅の開口部21の円孔を介してドライバ等の回動具を差し込んで容易に回動させて、傾き是正の微調節ができるようになっている。
【0021】
上記のチャンネルベース1において、配電設備盤本体10を床面Fに据付するときには、図6に示すように、まず、チャンネルベース1を、配電設備盤本体10の床面F上の据え付け位置に載置させる。次いで、スカート部2の下面と床面Fとの間に隙間が生じていた場合、そのスカート部2の天面四隅の開口部21の円孔を介して、同スカート部2の短辺3内側に固着された据付部材5の、第1据付部61のアジャスト部8のボルト81の溝82に回動具となるドライバを係合させ、上面側から回動させてアジャスト脚であるボルト81の高さを適切な高さとする。このとき、アジャスト脚のボルト81をその上面側から容易に回動させることができるので、より短時間に是正させることができ使い勝手が良い。
【0022】
そして、床面Fの不陸にてチャンネルベース1自体がガタツキが無いかどうか確認を行った後に、第2据付部62をアンカー11を設けてチャンネルベース1を床面Fに取付固定する。次いで、チャンネルベース1の天面に配電設備盤本体10を載置させ、その箱体の底板に形成されている箱取着部の取付孔に向けて取付ボルト12を挿通させて、上記取付孔31裏面側のナット71に箱体内側からボルト止めし、配電設備盤本体10をチャンネルベース1へ据え付けさせる。
【0023】
なお、このとき、配電設備盤本体10の底板にもその下部周縁に略沿う平面視略長方形状のスカート部2の天面四隅の開口部21に対応する開口を設けておくことにより、第1据付部61のアジャスト脚ボルト81の溝82に回動具を係合させて回動させることができ、床面Fの不陸による配電設備盤本体10の傾きをより確実に是正させて据え付けすることができる。
【0024】
したがって、以上説明したチャンネルベース1によると、自立型配電盤等の配電設備盤本体10が、所定厚さの鋼板材にて平面視略長方形状に形成された、その配電設備盤本体10の下部周縁に略沿うチャンネルベース1のスカート部2の短辺3内側に固着される、同スカート部2より厚い板厚の、床面Fへの据付部6及び配電設備盤本体10への取着部7をもった同短辺3の略全長にわたる長さで鋼板材製の据付部材5を介して据え付けられるので、強度面での頑丈さを容易に維持しながらより軽量化することができる。
【0025】
また、配電設備盤本体10を、その下部周縁に略沿う平面視略長方形状のスカート部2の短辺3内側に配設される、配電設備盤本体10への取着部7の一部となる第1据付部61に溶接された有底筒体83底部の雌ねじに螺着されたアジャスト脚となるボルト81にて、床面Fの不陸による配電設備盤本体10の傾きが是正されて、同第1据付部61より内側位置に設けたアンカー取付用の板状取付片である第2据付部62をアンカー取付させ据え付けできるので、床面Fの不陸に容易に対応することができる。
【0026】
[第2の実施の形態]
図7は、第2の実施の形態のチャンネルベースの概略を示し、(a)は平面図、(b)は一部断面側面図、(c)は一部裏面図、図8は、同チャンネルベースの施工状態を示す説明図である。
【0027】
この実施の形態のチャンネルベースは、補強桟を設ける構成のみが第1の実施の形態と異なるもので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一で、該実施の形態のチャンネルベース1は、スカート部2の長辺4,4間に、補強桟9を架橋させている。また、該実施の形態のチャンネルベース1においては、スカート部2の上方長手方向に配電設備盤本体10,10を複数連設させ、前記補強桟9を、それらの接合位置に対応させ配設し、且つ該配電設備盤本体10,10の隣り合うものそれぞれを取着させる取着部91を形成してもいる。また、該実施の形態のチャンネルベース1においては、据付部材5は、その長手方向に直交してその少なくとも2辺を同据付部材5に固着させた補強板51を設けてもいる。
【0028】
このもののスカート部2は、1.2mmの板厚をもった鋼板材をその接続片が補強桟9となるよう略H字状に打ち抜いて、次いで、スカート部の長辺4,4となるそのH字の対向片の一縁を略直角に垂下し折曲させた後、平面視にて略長方形状となるように、断面略L字状となるようその一縁部を略直角に垂下し折曲させた短辺3,3となる連結片の両端を、前記H字の対向片の両端に溶接接合して短辺3,3を形成している。なお、その接合部は、突き合わせた一面がスカート部2の天面を形成するよう、予め、その端部それぞれを斜めに切断させてある。
【0029】
補強桟9には、スカート部2の上方長手方向に連設される配電設備盤本体10,10の接合位置に対応させた取付孔93が穿設されており、また、その裏面側に、この場合、配電設備盤本体10,10の隣り合うものそれぞれを取着させる取着部91となる、断面略コ字状でナット92のスポット溶接された補強片91を溶接し固着させてある。
【0030】
このものの据付部材5は、図7に示すように、四角状の補強板51をその長手方向に直交させてその3辺が据付部材5の取着部7となる、第1据付部61裏面側に溶接し固着されている。したがって、上記スカート部2短辺3,3の略全長にわたる長さで鋼板材製の据付部材5が、床面Fへの据付部6及び配電設備盤本体10への取着部に係る部分の3辺が補強板51にて固着され補強されるので、配電設備盤本体10を大きなトルクにてスポット溶接されたナット71にボルト固定させ安定設置することができる。なお、補強板51は、上記によるものの他、例えばその形状を三角状として第1据付部61裏面側に三角状の2辺を溶接させ固着する等、各種構成とすることができる。
【0031】
上記のチャンネルベース1において、配電設備盤本体10,10を床面Fに据付するときには、第1の実施の形態の説明の場合と同じく、チャンネルベース1と、床面Fとの間に隙間が生じていたときに、図12に示すように、アジャスト脚のボルト81をその上面側から容易に回動させ、床面Fの不陸にてチャンネルベース1自体がガタツキが無いかどうか確認を行った後に、チャンネルベース1の天面に配電設備盤本体10,10を載置させる。次いで、その各箱体の底板に形成されている箱取着部の取付孔に向けて取付ボルト12,12を挿通させて、上記取付孔31,93裏面側のナット71,92に箱体内側からボルト止めし、配電設備盤本体10をチャンネルベース1へ据え付けさせる。
【0032】
したがって、以上説明したチャンネルベース1によると、平面視略長方形状に形成されたチャンネルベース1のスカート部2の、所定厚さの鋼板材による各長辺4,4が、それらの間に架橋された補強桟9にて補強された状態にて据付部材5を介して据え付けられるので、容易に弱い方向の強度を向上させることができる。また、配電設備盤本体10,10が、上記スカート部2の上方長手方向に複数連設されて、それらの接合位置に対応させ配設された各長辺4,4間に固着された補強桟9の該配電設備盤本体10,10の隣り合うものそれぞれを取着させる取着部91に取着され、補強された状態にて据付部材5を介して据え付けられるので、複数の配電設備盤本体10を安定設置することができる。また、そのスカート部2短辺3,3の略全長にわたる長さで鋼板材製の据付部材5が、床面Fへの据付部6及び配電設備盤本体10への取着部7に係る部分の3辺を補強板51にて固着され補強されるので、弱い方向の強度を更に補強できて、より安定状態に配電設備盤本体10を設置することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、上述の実施態様の如く実施されて、請求項1記載のチャンネルベースにあっては、自立型配電盤等の配電設備盤を床面に据え付けるためのチャンネルベースであって、配電設備盤本体の下部周縁に略沿うよう、平面視略長方形状に所定厚さの鋼板材にて形成されたスカート部の短辺内側に、同短辺の略全長にわたる長さで床面への据付部及び配電設備盤本体への取着部を有する、該スカート部より厚い板厚の鋼板材製の据付部材を固着させているので、強度面での頑丈さを容易に維持しながらより軽量化することができる。また、据付部として、床面の不陸による前記配電設備盤本体の傾きを是正させるアジャスト脚となるボルトを備えた第1据付部と、第1据付部より内側位置に設けたアンカー取付用の板状取付片である第2据付部とを設け、その第1据付部を、前記取着部の一部としてその底部に雌ねじをもった有底筒体を溶接し、該ボルトを螺着させているので、床面の不陸による配電設備盤本体の傾きが是正されて、同第1据付部より内側位置に設けたアンカー取付用の板状取付片である第2据付部をアンカー取付させ据え付けでき、床面の不陸に容易に対応することができる。
【0034】
また、請求項2記載のチャンネルベースにあっては、平面視略長方形状に形成されたチャンネルベースのスカート部の、所定厚さの鋼板材による各長辺が、それらの間に架橋された補強桟にて補強された状態にて据付部材を介して据え付けられるので、容易に弱い方向の強度を向上させることができる。
【0035】
また、請求項3記載のチャンネルベースにあっては、配電設備盤本体が、平面視略長方形状に形成されたチャンネルベースのスカート部の上方長手方向に複数連設されて、それらの接合位置に対応させ配設された各長辺間に固着された補強桟の該配電設備盤本体の隣り合うものそれぞれを取着させる取着部に取着され、補強された状態にて据付部材を介して据え付けられるので、複数の配電設備盤本体を安定設置することができる。
【0036】
また、請求項4記載のチャンネルベースにあっては、平面視略長方形状のスカート部短辺の略全長にわたる長さで鋼板材製の据付部材が、床面への据付部及び配電設備盤本体への取着部に係る部分の少なくとも2辺を補強板にて固着され補強されるので、弱い方向の強度を更に補強できて、より安定状態に配電設備盤本体を設置することができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】、本発明の、第1の実施の形態のチャンネルベースを示す説明図である。
【図2】同チャンネルベースの概略を示し、(a)は平面図、(b)は一部断面側面図である。
【図3】同チャンネルベースの据付部材を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】同チャンネルベースの据付部材の説明図である。
【図5】同チャンネルベースの有底筒体の説明図である。
【図6】同チャンネルベースの施工状態を示す説明図である。
【図7】第2の実施の形態のチャンネルベースの概略を示し、(a)は平面図、(b)は一部断面側面図、(c)は一部裏面図である。
【図8】同チャンネルベースの施工状態を示す説明図である。
【図9】チャンネルベースの一使用状態を示す概略正面図である。
【図10】本発明の従来例であるチャンネルベースを示し、a)は平面図、(b)は一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 チャンネルベース
2 スカート部
3 短辺
4 長辺
5 据付部材
51 補強板
6 据付部
61 第1据付部
62 第2据付部
7 取着部
81 ボルト(アジャスト脚)
83 有底筒体
9 補強桟
91 取着部(補強片)
10 配電設備盤本体
F 床面
Claims (4)
- 自立型配電盤等の配電設備盤を床面に据え付けるためのチャンネルベースであって、配電設備盤本体の下部周縁に略沿うよう、平面視略長方形状に所定厚さの鋼板材にて形成されたスカート部の短辺内側に、同短辺の略全長にわたる長さで床面への据付部及び配電設備盤本体への取着部を有する、該スカート部より厚い板厚の鋼板材製の据付部材を固着させ、
前記据付部として、床面の不陸による前記配電設備盤本体の傾きを是正させるアジャスト脚となるボルトを備えた第1据付部と、第1据付部より内側位置に設けたアンカー取付用の板状取付片である第2据付部とを設け、その第1据付部を、前記取着部の一部としてその底部に雌ねじをもった有底筒体を溶接し、該ボルトを螺着させてなるチャンネルベース。 - スカート部の長辺間に、補強桟を架橋させた請求項1記載のチャンネルベース。
- スカート部の上方長手方向に配電設備盤本体を複数連設させ、前記補強桟を、それらの接合位置に対応させ配設し、且つ該配電設備盤本体の隣り合うものそれぞれを取着させる取着部を形成した請求項2記載のチャンネルベース。
- 据付部材は、その長手方向に直交してその少なくとも2辺を同据付部材に固着させた補強板を設けてなる請求項1乃至3のいずれか一つの請求項に記載のチャンネルベース。
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