JP3560174B2 - 流体噴射ノズル及びそれを用いた燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、流体噴射ノズル及びそれを用いた燃料噴射弁に関するもので、例えば自動車用の内燃機関へ燃料を噴射して供給する電磁式燃料噴射弁の噴射ノズルおよびそれを使用した燃料噴射弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内燃機関に用いられる燃料噴射弁は、弁本体の軸方向に形成される案内孔に弁部材を摺動可能に収納し、弁本体の先端部に開口する噴孔を弁部材の上下動により開閉する。このため、弁部材は、適正な燃料噴射量を確保するように開弁時のリフト量が精密に制御されている。
【0003】
従来技術として、特開昭61−104156号公報に開示される燃料噴射弁は、噴孔の前方に多数のスリット状オリフィスを備え、このスリット状オリフィスに噴孔からの燃料を通すことで、燃料を広角度に広がった微粒化された噴霧にしている。
また、特開平2−75757号公報は、噴孔の前方側に複数のシリコンプレートを備えたものを開示している。シリコンプレートを用いることにより精密な燃料通路穴パターンを形成することで燃料流を制御している。
【0004】
さらに、米国特許第4647013号公報は、噴孔の前方側に燃料流を制御するオリフィスを有するシリコン平板を備える燃料噴射弁を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特開昭61−104156号公報に開示されるように、燃料噴霧の微粒化を促進するために従来から種々の噴孔形状が試みられている。ところが、従来技術に開示されるような噴孔形状では十分な微粒化が困難であった。
本発明者は、第1のスリットを有する第1のプレートと第2のスリットを有する第2のプレートと重ね合わせ、互いに交差する第1のスリットと第2のスリットにより形成される貫通孔から噴出される燃料噴霧形状について実験した結果、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明の流体噴射ノズルに関連する公知ではない図12〜図15に示す比較例においては、後述する図3〜図7に示す本発明の実施例と対比すると判るように、第1のオリフィス171のスリット幅を本発明の実施例よりも狭くしている。このスリット幅の狭い第1のオリフィス171を通過した燃料は、図14および図15に示すように、第2のオリフィス175の一部を画成する短斜面112、113に十分に到達しない状態で第2のオリフィス175を通過する。この現象を別の観点から説明すると、燃料噴射時、燃料噴射弁10の噴孔26cの出口部を燃料が流れるが、このとき、第2のオリフィス175の両端側の短斜面112、113の近傍には空間部200、201ができて、この空間部200、201には燃料流が十分に満たされないまま、第2のオリフィス175の長さ方向と貫通孔方向を含む平面に沿って第2のオリフィス175の長さ方向中央部出口から十分に広い噴霧角θをもって燃料が噴射される。このような現象は実験において発明者の目視により確認されている。
【0007】
本発明者は、第2のオリフィス175の両端側の短斜面112、113の近傍の空間部200、201が生成されることが燃料噴射特性にどのような影響を与えるかについて種々考察した結果、更に実験を進める過程において、本発明を完成した。
すなわち、第1のオリフィス171の出口側開口面積S1をある程度大きい値にし、図7に示すように、第2のオリフィス175の短斜面112、113に燃料流の一部を到達させることで、この第2のオリフィス175の短斜面112、113の傾斜による燃料流の案内作用が働き、燃料噴射流の指向性を出すことができ、燃料噴霧角の規制が行われて良好な所望の狭い噴霧角が得られることを見出した。
【0008】
本発明の目的は、流体を微粒化して噴霧することができる流体噴射ノズル及びそれを使用した燃料噴射弁を提供することにある。
本発明の別の目的は、流体の噴霧角を任意の噴霧角に制御可能な流体噴射ノズルを提供することにある。
本発明のまた別の目的は、燃料噴射弁の噴孔の出口部に取付が容易な調量機能を有する流体噴射ノズルを提供することにある。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、流体噴射ノズルを構成する複数部品を位置決めし組付するのが容易な流体噴射ノズルを使用した燃料噴射弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明による請求項1記載の流体噴射ノズルは、噴射弁本体の噴孔の出口部に固定される流体噴射ノズルであって、第1のスリットを有する第1のプレートと、第2のスリットを有する第2のプレートとを備え、
前記第1のスリットと前記第2のスリットとが交差してプレート厚さ方向に貫通孔を形成するように前記第1のプレートと前記第2のプレートとを重ね合わせ、
噴射弁1個につき複数の気筒に流体を噴射する場合、前記第1のスリットの下流側開口表面と前記第2のスリットの上流側開口表面とが交差する面積S1、前記第2のスリットの下流側開口表面の面積S2とすると、開口面積比S1/S2≧1に設定され、噴霧角θがθ≦70°であることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の流体噴射ノズルは、噴射弁本体の噴孔の出口部に固定される流体噴射ノズルであって、
第1のスリットを有する第1のプレートと、
第2のスリットを有する第2のプレートとを備え、
前記第1のスリットと前記第2のスリットとが交差してプレート厚さ方向に貫通孔を形成するように前記第1のプレートと前記第2のプレートとを重ね合わせ、
噴射弁1個につき単一の気筒に流体を噴射する場合、前記第1のスリットの下流側開口表面と前記第2のスリットの上流側開口表面とが交差する面積S1、前記第2のスリットの下流側開口表面の面積S2とすると、開口面積比S1/S2≧2に設定され、噴霧角θがθ≦20°であることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の流体噴射ノズルは、請求項1または2記載の流体噴射ノズルにおいて、前記第2のスリットは、入口から出口に向けて先細状に形成されることを特徴とする。
請求項4記載の流体噴射ノズルは、請求項3記載の流体噴射ノズルにおいて、前記第2のスリットは、互いに対向する一対の長斜面と互いに対向する一対の短斜面との4壁面により区画形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の流体噴射ノズルは、請求項1または2記載の流体噴射ノズルにおいて、前記第1のスリットは、入口から出口に向けて先細状に形成されることを特徴とする。
請求項6記載の流体噴射ノズルは、請求項5記載の流体噴射ノズルにおいて、前記第1のスリットは、互いに対向する一対の長斜面と互いに対向する一対の短斜面の4壁面により区画形成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の流体噴射ノズルは、請求項1または2記載の流体噴射ノズルにおいて、前記第1のスリットは、入口から出口に向けて直状に形成されることを特徴とする。
請求項8記載の流体噴射ノズルは、請求項7記載の流体噴射ノズルにおいて、前記第1のスリットは、前記第1のプレートの入口側表面と出口側表面に垂直な一対の長壁面と一対の短壁面との4壁面により区画形成されていることを特徴とする。
【0015】
【作用および発明の効果】
本発明によると、上流側の第1のスリットと下流側の第2のスリットとが一部分で連通し、上流側のスリットは連通部を除いて溝状を呈している。このため、流体は上流側のスリットに沿って連通部に向かって進行する流れを生じ、この流れは下流側のスリットに流入する際に流れの方向を変え、噴霧角が所望の噴霧角になるように扇状に噴出されるとともに噴射される流体の微粒化を促進する。
【0016】
また、本発明によると、第1のスリットと第2のスリットを流体が通過する過程において、第1のスリットを出た流体の流れの一部が第2のスリットの両端の短斜面まで行き渡り、この第2のスリットの短斜面に沿って流れる流体の流れは、この第2のスリットの短斜面の傾斜角に対応する方向に規制される。このため、第1のスリットを出た流体の流れは第2のスリットの短斜面でその後の流れの噴霧角が狭められる方向に指向されるため、第2のスリットから噴出される流体の噴霧角の広がりが規制される。
【0017】
さらに本発明によると、2枚のプレートにそれぞれスリットを設け、それぞれのスリットを交差させて、スリットの開口面積比S1/S2の値を適宜設定することにより、両スリットを通過する流体流れを所望の噴霧角に制御することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明をガソリン機関の燃料供給装置の燃料噴射弁に適用した一実施例を図1〜図8に示す。
【0019】
図2に示すように、流体噴射ノズルとしての燃料噴射弁10の樹脂製のハウジング11の内部に、固定鉄心21とスプール91と電磁コイル32とコイルモールド31と磁路としての金属プレート93、94とが一体成形されている。
固定鉄心21は強磁性材料からなり、コイルモールド31の上方から突出するようにハウジング11内に設けられている。固定鉄心21の内壁には案内管29が固定されている。
【0020】
樹脂製のスプール91の外周に電磁コイル32が巻かれ、その後にスプール91と電磁コイル32との外周にコイルモールド31が樹脂成形され、コイルモールド31により電磁コイル32が包囲されている。コイルモールド31は、電磁コイル32を保護する円筒状の筒状部31aと、電磁コイル32から電気的に導出されるリード線を保護するとともに、後述するターミナル34を保持するために筒状部31aから上方に突き出す突出部31bとからなる。そして、コイルモールド31により一体化された状態で固定鉄心21の外周にスプール91と電磁コイル32とが装着される。
【0021】
2枚の金属プレート93と94は上方の一端が固定鉄心21の外周に接し、下方の他端が磁性パイプ23の外周に接するように設けられ、電磁コイル32への通電時の磁束を通す磁路を形成する部材であり、両側から筒状部31aを挟持するように筒状部31aの外周に被覆されている。この2枚の金属プレート93と94により電磁コイル32が保護されている。
【0022】
ハウジング11の上方にはハウジング11の外壁から突出するようにコネクタ部11aが設けられている。そして、電磁コイル32に電気的に接続されるターミナル34が、コネクタ部11aおよびコイルモールド31に埋設される。また、ターミナル34は図示しない電子制御装置にワイヤーハーネスを介して接続されている。
【0023】
圧縮コイルスプリング28の一端は、可動鉄心22に溶接固定されるニードル25の上端面に当接し、圧縮コイルスプリング28の他端は、案内管29の底部に当接している。圧縮コイルスプリング28は、可動鉄心22とニードル25とを図2の下方へ付勢し、ニードル25のシート部42をニードルボディ26の弁座26bに着座させる。図示しない電子制御装置によってターミナル34からリード線を介して電磁コイル32に励磁電流が流れると、ニードル25および可動鉄心22が圧縮コイルスプリング28の付勢力に抗して固定鉄心21の方向へ吸引される。
【0024】
非磁性パイプ24は、固定鉄心21の下部に接続され、大径部24aおよび小径部24bからなる段付きパイプ状に形成されている。そして、固定鉄心21の下部に、固定鉄心21の下端から一部突出するように大径部24aが接続されている。さらに、非磁性パイプ24の小径部24bの下端には、磁性材料からなり段付きパイプ状に形成された磁性パイプ23の小径部23bが接続されている。なお、非磁性パイプ24の小径部24bの内径は磁性パイプ23の小径部23bの内径よりも僅かに小さく設定され、可動鉄心22の案内部をなしている。
【0025】
次に、非磁性パイプ24および磁性パイプ23の内部空間には、磁性材料からなり筒状に形成される可動鉄心22が設けられている。この可動鉄心22の外径は非磁性パイプ24の小径部24bの内径より僅かに小さく設定され、可動鉄心22は非磁性パイプ24に摺動可能に支持されている。また、可動鉄心22の上端面は、固定鉄心21の下端面と所定の隙間を介して対向するように設けられている。
【0026】
ニードル25の上部には鍔状の接合部43が形成されている。そして、接合部43と可動鉄心22とがレーザ溶接され、ニードル25と可動鉄心22とが一体に連結される。さらに、この接合部43の下方近傍にフランジ44が形成されている。接合部43の外周には燃料通路としての溝が複数形成されている。
固定鉄心21の上方には、燃料タンクから燃料ポンプ等によって圧送され、燃料噴射弁10内に流入する燃料中のゴミ等の異物を除去するフィルタ33が設けられている。
【0027】
固定鉄心21内にフィルタ33を通して流入した燃料は、案内管29からニードル25の接合部43に形成されたローレット溝との隙間、さらには、ニードルボディ26の円筒面26aとニードル25のガイド部41に形成されたローレット溝との隙間を通過し、ニードル25先端のシート部42と弁座26bとよりなる弁部に到り、この弁部から噴孔26cに到る。そして、第1オリフィスプレート70の第1オリフィス71、第2オリフィスプレート74の第2オリフィス75を経てスリーブ35の貫通孔35bから燃料が噴射される。
【0028】
次に、燃料噴射弁10の吐出部50の構成について図1に基づいて説明する。磁性パイプ23の大径部23aの内部には、中空円盤状のスペーサ27を介してニードルボディ26が挿入されレーザ溶接されている。スペーサ27の厚さは、固定鉄心21と可動鉄心22との間のエアギャップを所定値に保持するように調節される。ニードルボディ26の内壁には、ニードル25のガイド部41が摺動する円筒面26aと、ニードル25の円錐状のシート部42が着座する弁座26bとが形成されている。さらに、ニードルボディ26の底部中央には噴孔26cが形成されている。
【0029】
ニードル25には、磁性パイプ23の大径部23aの内壁に収容されるスペーサ27の下端面から所定の隙間を介して対向するようにフランジ36が形成されている。このフランジ36は、ニードル25の全長のうちニードル25の先端に形成されるシート部42側に形成され、フランジ36の下方にはニードルボディ26に形成される円筒面26aに摺動可能となるガイド部41が形成されている。
【0030】
なお、ニードル25に形成される接合部43およびガイド部41の外周にはローレット溝が転造等によって形成されている。
さらに、ニードルボディ26の外周壁の底部には有底筒状で合成樹脂製のスリーブ35が嵌め込まれている。このスリーブ35の中央には収容孔35aが形成され、この収容孔35aに続いて貫通孔35bが形成されている。
【0031】
ニードルボディ26の噴孔26cの前方側に第1のオリフィスプレート70が載せられ、この第1のオリフィスプレート70の下面に第2のオリフィスプレート74が密着して重ね合わされ、これら第1のオリフィスプレート70および第2のオリフィスプレート74をニードルボディ26の端面26dに液密にレーザ溶接で固定し、さらに保護のためのスリーブ35がニードルボディ26に圧入固定されている。
【0032】
第1のオリフィスプレート70は金属からなり、図3に示すように、中央部にスリット状の孔としての第1のオリフィス71が形成されている。この第1のオリフィス71は本発明の第1のスリットに対応している。第1のオリフィスプレート70を形成する金属は燃料に対する耐腐食性があれば金属の種類を限定するものではないが、成形のし易さや軽量化の点からSUS304が好適である。第1のオリフィス71は、細長直線状の形状で、図1の下方(燃料流の下流)に行くに従い先細状に形成され、貫通孔とされている。第1のオリフィス71は、対向する4つの壁面によって画成されており、第1のオリフィスプレート70の上流側表面と壁面との交わる部分は、第1のオリフィスプレート70の下流側表面と壁面との交わる部分より大きい長方形を呈している。
【0033】
第2のオリフィスプレート74もSUS304からなり、第1のオリフィスプレート70と同様の形状に形成され、第1のオリフィス71と直交するようにスリット状の孔としての第2のオリフィス75が形成されている。この第2のオリフィス75は本発明の第2のスリットに対応している。この第2のオリフィス75は、第1のオリフィス71と同様に下方に行くに従い先細状に形成されている。そして、ニードルボディ26への取付状態では、第1のオリフィス71と第2のオリフィス75とが直交する方向に第1のオリフィスプレート70と第2のオリフィスプレート74とが重なり合っている。
【0034】
図5に示すように、第1のオリフィス71が区画形成される4つの壁面は、互いに対向する長斜面100、101と、この斜面長さ方向に直交する方向に延びる互いに対向する短斜面102、103とからなる。第2のオリフィス75が区画形成される4つの壁面も、第1のオリフィス71と同様に、互いに対向する長斜面110、111と、この斜面長さ方向に直交する方向に延びる互いに対向する短斜面112、113とからなる。
【0035】
ここで、第1のオリフィス71の下流側開口表面と前記第2のオリフィス75の上流側開口表面とが交差する面積S1、第2のオリフィス75の下流側開口表面の面積S2とすると、開口面積比S1/S2の値を適宜設定することにより燃料の噴霧角θを制御することができる。例えば、▲1▼上流側の第1オリフィス71の開口幅w1を相対的に小さくし、下流側の第2のオリフィス75の短斜面112、113まで噴流が到達しないように設定すれば、噴霧角θを大きくすることができる。▲2▼前記▲1▼の条件下で、下流側の第2のオリフィス75の形状を固定し、第1のオリフィス71の開口幅w1を前記▲1▼よりも相対的に大きくし、下流側の第2のオリフィス75の短斜面112、113まで噴流が到達するように設定すれば、噴霧角θを小さくすることができる。▲3▼前記▲2▼の条件下で、第2のオリフィス75の形状を固定し、第1のオリフィス71の開口幅w1を前記▲2▼よりも相対的に大きくすれば、下流側の第2のオリフィス75の短斜面112、113まで噴流が到達する流量が増大するため、短斜面112、113により流れ方向(指向性)が規制される流量割合が増えることから噴霧角θをさらに小さくすることができる。
【0036】
図1において、ニードルボディ26の弁座26bからニードル25がリフトすると、噴孔26cより燃料が噴射される。そして、噴孔26cより噴射された燃料は、第1のオリフィス71と第2のオリフィス75との交叉部分の貫通孔76を通り抜け下方へ噴射供給される。このとき、第1のオリフィス71を通り抜けようとする燃料は、一部の燃料が第2のオリフィスプレート74の上面に当り、この上面と第1のオリフィス71の壁面とで画成される溝を助走路として貫通孔76の方向へ流れ、貫通孔76上で両側の助走路からの流れが衝突して方向を変え、第2のオリフィス75をその長手方向に向けて扇状に拡がりながら通り抜ける。ここで第1のオリフィス71と第2のオリフィス75との重なり合う貫通孔76を吹き抜けた燃料は、第2のオリフィス75を形成する4つの壁面のうちの長手方向に延びる2つの壁面によって燃料噴霧の拡がり方向が規制される。このように、第1のオリフィス71を助走路として流れてきた燃料が互いに衝突し、第2のオリフィス75により形成される噴霧案内路に沿って微粒化して拡がる。しかもこの実施例では溝状の助走路を第1のオリフィス71と第2のオリフィスプレート74の上面とによって形成しているため、2枚のプレートにスリット状のオリフィスを形成するだけの簡単な構成で優れた微粒化噴霧が得られる。
【0037】
さらに詳述すると、第1のオリフィス71を通過した燃料流の一部は、第1のオリフィスプレート70の下流側表面側に沿って第2のオリフィス75の短斜面112と113の両側に十分に矢印方向に広がり、短斜面112、113に到達する。この短斜面112、113によって燃料流の流れ方向が傾斜方向に案内されるため、先細状の第2のオリフィス75を通過する燃料流の噴霧角は狭められる方向に制御される。その後、第2のオリフィス75を通り抜けた燃料は、所望の噴霧角θにより液膜状となって噴出し、その後微粒化した噴霧になって噴出される。
【0038】
この第1実施例によると、噴孔26cから噴射された燃料は第1のオリフィス71および第2のオリフィス75を通り抜けて貫通孔35bより噴射される。この噴射燃料は、先細状に絞られた第1のオリフィス71を通過した後さらに先細状に絞られた第2のオリフィス75を通過するため、微粒化されかつ一方向に噴霧角θの狭い良好な噴霧特性を有する噴霧形状となる。このため、図示しない吸気ポートより内燃機関の燃焼室に供給される燃料は燃焼しやすい噴霧形状となる。
【0039】
次に実験データを図8に示す。
(実験の条件)
第1、第2のオリフィスプレートの厚さ:t1、t2、
第1、第2のオリフィスのスリット幅 :w1、w2、
第1、第2のオリフィスのスリット長さ:L1、L2、
第2のオリフィスのスリット斜面角度α、とすると、
各値は、次の条件に設定した。
【0040】
とした。
【0041】
上記実験条件下において、プレート厚さt1、t2を0.15mm、または0.36mmに固定し、スリット幅w1、w2とスリット長さL1、L2を変化させ、種々の組み合わせについて実験し、噴霧角θを考察した。その結果、上流側開口面積S1と下流側開口面積S2との開口面積比S1/S2と噴霧角θとの関係については、一定の相関関係があることを見い出した。
【0042】
(実験の結果)
実験の結果、上流側開口面積S1と下流側開口面積S2との開口面積比S1/S2と噴霧角θとの関係については、図8に示すグラフが得られた。
ここで、プレート厚さt1、t2が噴霧角に与える影響については、開口面積比S1/S2の比の値に収束されることが判明し、プレート厚さt1、t2の値については噴霧角θに影響を与えないことが判明した。
【0043】
図8に示すグラフから理解されるように、第2のオリフィスを固定すれば、開口面積比S1/S2の比が大きくなるほど噴霧角θが小さくなることが判り、開口面積比S1/S2が小さくなるほど噴霧角θが大きくなることが判った。
上記実施例においては、第1のオリフィス71、第2のオリフィス75を下流側に行くほど先絞り状の形状にしたが、本発明の第2実施例としては、図9、10に示すように、第1のオリフィスプレート70に形成される第1のオリフィス710を上流側から下流側にほぼ同一開口面積のストレート状の細長状のスリットに形成しても良い。図9および図10に示すように上流側の第1のオリフィスプレート70に形成される第1のオリフィス710は、上流側の表面から下流側の表面までストレート状に上から見ると細長状に形成されている。この図9および図10に示す形状の2個の第1、第2オリフィス710、75についても、上記開口面積比S1/S2の値により燃料の噴霧角θを制御することができる。
【0044】
第1のオリフィスプレート70の機能についてはスリット状に噴孔26cからの燃料を絞ることにより流速を増加する役割があり、第2のオリフィス75については、互いに両サイドから向かい合う燃料の衝突ならびに第2のオリフィス75から噴射される燃料の液膜形成を良好にし、さらにその燃料噴霧の微粒化を良好にする役割がある。
【0045】
前記第1実施例によると、前述した図7に示すように、第1オリフィス71から抜けた燃料が十分に第2のオリフィス75の短斜面113、112に行き渡り、その後第2のオリフィス75を抜け出る液膜状の燃料流を所望の噴霧角θに規制し、かつ第2のオリフィス75から噴出した後の燃料の微粒化を良好にできる。
【0046】
なお、前記本発明の実施例と比較する比較例について図12〜図15に基づいて説明する。
図12〜図15に示す比較例においては、まず図3と図12を比較すると判るように、比較例の第1のオリフィス171のスリット幅w1を図3に示す実施例のスリット幅w1よりも狭くしている。このスリット幅の狭い第1のオリフィス171を抜け出た燃料は、図14および図15に示すように、第1のオリフィス171を抜け出た燃料が第2のオリフィス175の短斜面112、113に到達しないまま第2のオリフィス175を抜け出ていく。このとき、第2のオリフィス175の両端には空間部200、201ができて、この空間部200、201には燃料が十分に満たされないまま第2のオリフィス175の中央部分から外側に十分に広い噴霧角θをもって燃料が噴射される。これは、第1のオリフィス171を出た燃料の流れの一部が第2のオリフィス175の両端の短斜面112、113まで行き渡らないため、この第2のオリフィス175の短斜面112、113による燃料の流れ規制が作用しないことに起因している。このため、第2のオリフィス175を出た燃料は、一般には噴霧角θが広くなってしまうという欠点があり、このような例においては狭い噴霧角θを得ることができない。
【0047】
次に、多気筒内燃機関のシングルポジションインジェクタ(SPI)に上記燃料噴射弁を適用する場合について説明する。
例えば図11(A)に示すように、1本の吸気管200から4個の枝管201、202、203、204を分岐し、この分岐前の吸気管200に燃料噴射弁10を取付ける場合、一般に燃料噴射弁10の噴霧角θが相対的に広い角度が望まれる。
【0048】
また図11(B)に示すように、1本の吸気管210から2本の枝管211と212を分岐し、2本の枝管211と212からそれぞれさらに2つの枝管213、214ならびに215、216に分岐し、枝管213、214の分岐前ならびに枝管215、216の分岐前の枝管211、212にそれぞれ燃料噴射弁10を取付ける場合も、同様に、一般に燃料噴射弁10の噴霧角θは相対的に広い角度が望まれる。このようなシングルポジションインジェクタ(SPI)については、噴霧角θを例えば70°以下にするため開口面積比S1/S2≧1にする。
【0049】
多気筒内燃機関のマルチポジションインジェクタ(MPI)に上記燃料噴射弁を適用する場合については、例えば図11(C)に示すように、各気筒に独立して枝管220、221、222、223が個々に設けられ、それぞれ独立して吸気弁の弁傘の裏面側に向けて各気筒毎に燃料噴射弁10が設けられている。このような場合のマルチポイントインジェクタについては、相対的に狭い噴霧角θ例えば20°以下が要求される。このようなマルチポジションインジェクタ(MPI)については、噴霧角θを例えば20°以下にするため開口面積比S1/S2≧2にする。
【0050】
本発明において、開口面積比S1/S2を制御する手段は、前記実施例の場合、スリット幅w1、w2、スリット長さL1、L2のいずれでも選択的に制御することによって噴霧角θの制御を行うことができる。
第2のオリフィス75の斜面角度αについては、前記実施例では55°について行ったが、斜面角度αは、例えば30から70°の範囲でも良好な結果が得られるものと推測される。また第1、第2のオリフィスプレートの厚さt1、t2については0.36mmに限らず、通常用いられる厚さの範囲で変更しても、噴霧角θの制御については開口比S1/S2が支配的となり、このため開口比S1/S2を適宜設定することにより所望の噴霧角θを所望の範囲に収束することができる。
【0051】
なお、本発明において、第1のオリフィスプレートならびに第2のオリフィスプレートの材質については金属であってもシリコンであっても良く、これらの材料に限定されるものでない。また、第1のオリフィスプレートについては、溶接固定時の操作性を良好にするためにできるだけ薄い方が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施例の燃料噴射弁の噴孔付近を示す断面図である。
【図2】本発明を適用した第1実施例の燃料噴射弁を示す断面図である。
【図3】第1実施例のオリフィスプレートの平面図である。
【図4】図3に示すIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第1実施例による開口面積S1とS2の開口比S1/S2を説明するための模式図である。
【図6】本発明の第1実施例による噴射形状を示す模式図である。
【図7】本発明の実施例によるオリフィスプレートを通過する燃料の流れを示す模式的斜視図である。
【図8】開口面積比S1/S2と噴霧角の関係を示す実験データ図である。
【図9】本発明の第2実施例によるオリフィスプレートの平面図である。
【図10】図9に示すX−X線断面図である。
【図11】本発明の燃料噴射弁を適用する吸気管形状の例を示す模式的構成図である。
【図12】比較例のオリフィスプレートの平面図である。
【図13】図12に示すXIII−XIII線断面図である。
【図14】比較例による噴射形状を示す模式図である。
【図15】比較例によるオリフィスを通過する燃料の流れ形状を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
10 燃料噴射弁(流体噴射ノズル)
26c 噴孔
70 第1のオリフィスプレート(第1のプレート)
71 第1のオリフィス(第1のスリット)
74 第2のオリフィスプレート(第2のプレート)
75 第2のオリフィス(第2のスリット)
100、101 長斜面
102、103 短斜面
110、111 長斜面
112、113 短斜面
Claims (8)
- 噴射弁本体の噴孔の出口部に固定される流体噴射ノズルであって、
第1のスリットを有する第1のプレートと、
第2のスリットを有する第2のプレートとを備え、
前記第1のスリットと前記第2のスリットとが交差してプレート厚さ方向に貫通孔を形成するように前記第1のプレートと前記第2のプレートとを重ね合わせ、
噴射弁1個につき複数の気筒に流体を噴射する場合、前記第1のスリットの下流側開口表面と前記第2のスリットの上流側開口表面とが交差する面積S1、前記第2のスリットの下流側開口表面の面積S2とすると、開口面積比S1/S2≧1に設定され、噴霧角θがθ≦70°であることを特徴とする流体噴射ノズル。 - 噴射弁本体の噴孔の出口部に固定される流体噴射ノズルであって、
第1のスリットを有する第1のプレートと、
第2のスリットを有する第2のプレートとを備え、
前記第1のスリットと前記第2のスリットとが交差してプレート厚さ方向に貫通孔を形成するように前記第1のプレートと前記第2のプレートとを重ね合わせ、
噴射弁1個につき単一の気筒に流体を噴射する場合、前記第1のスリットの下流側開口表面と前記第2のスリットの上流側開口表面とが交差する面積S1、前記第2のスリットの下流側開口表面の面積S2とすると、開口面積比S1/S2≧2に設定され、噴霧角θがθ≦20°であることを特徴とする流体噴射ノズル。 - 前記第2のスリットは、入口から出口に向けて先細状に形成される請求項1または2記載の流体噴射ノズル。
- 前記第2のスリットは、互いに対向する一対の長斜面と互いに対向する一対の短斜面との4壁面により区画形成されている請求項3記載の流体噴射ノズル。
- 前記第1のスリットは、入口から出口に向けて先細状に形成される請求項1または2記載の流体噴射ノズル。
- 前記第1のスリットは、互いに対向する一対の長斜面と互いに対向する一対の短斜面の4壁面により区画形成されている請求項5記載の流体噴射ノズル。
- 前記第1のスリットは、入口から出口に向けて直状に形成される請求項1または2記載の流体噴射ノズル。
- 前記第1のスリットは、前記第1のプレートの入口側表面と出口側表面に垂直な一対の長壁面と一対の短壁面との4壁面により区画形成されている請求項7記載の流体噴射ノズル。
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