JP3559154B2 - 三次元モデル作成装置及び方法並びに三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

三次元モデル作成装置及び方法並びに三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ・グラフィックス(CG)により三次元モデルを作成する三次元モデル作成装置及び方法並びに三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、部品モデルの組立てにより三次元モデルを作成する三次元モデル作成装置及び方法並びに三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータシステムのマルチメディア化によりポリゴン等を使用した三次元コンピュータ・グラフィックスが一般化し、コンピュータ・グラフィックスに関する深い知識と経験がなくとも、簡単に品質の高い三次元モデルが作成できるシステムが要求されている。
【0003】
このように三次元モデルを容易に生成する従来方法として例えば特開平7−175944号の「三次元モデルの配置方法」が知られている。
この三次元モデルの配置方法は、まず生成すべき三次元モデルの側面図、正面図、平面図等の二次元多面図を表示し、二次元多面図上で各図に共通する基準点をオペレータが指定すると共に、指定した基準点の三次元空間上での位置をオペレータが座標値の入力または画面上てのカーソルセット等により指定する。これにより三次元空間の指定した基準点に合わせて二次元の側面図、正面図、平面図が順次表示され、それぞれ横方向、奥行き方向及び上方向に掃引して立体に肉付けされ、3つの立体の論理積処理により三次元モデルを作成している。
【0004】
また作成した三次元モデルに別の部品モデルを組み付ける場合には、部品モデルの側面図、正面図、平面図等の二次元多面図を表示し、オペレータが二次元多面図上で各図に共通する基準点を指定すると共に、指定した基準点の三次元空間上でのモデルへの組付け位置をオペレータが目視等により検出して指定する。
これにより三次元空間の指定した基準点に合わせて組付け部品の側面図、正面図、平面図が順次表示され、それぞれ横方向、奥行き方向及び上方向に掃引して立体に肉付けされ、3つの立体の論理積処理により三次元部品モデルを作成して組み付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の三次元モデルの作成処理にあっては、三次元の座標空間に二次元多面図を表示した状態での掃引により立体を生成して論理積をとるという三次元モデルの生成と組付けの同時操作の繰り返しによって三次元モデルを組み立てていため、部品数が多くなると三次元モデルの作成に非常に時間がかかるとい問題がある。
【0006】
また部品モデルの組付け位置は、組立途中にある三次元モデルについてオペレータがその都度組付け位置を目視で判断しながら基準点の三次元座標値として指定しており、位置ずれ誤差が比較的大きく、正確な三次元モデルの組立てが期待できない。そのため組付け後にオペレータが組付け部品の位置ずれを調整する作業が必要であり、このために更に多くの手間と時間がかかっている。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、部品モデルの組立てによって三次元モデルを簡単且つ正確に作成できるようにした三次元モデル作成装置及び方法並びに三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。本発明の三次元モデル作成装置は、図1(A)のように、他の部品モデルに接合するための接合基準データを有する三次元の部品モデルを作成する部品モデル作成部10と、三次元モデルの組立てに必要な部品モデルを複数格納した部品格納部14と、部品格納部14から図1(B)のように、少なくとも2つの部品モデル30,46を選択して作業座標空間に配置し、接合基準データで指定される接合基準点32,48に基づいて各部品モデル30,46同士を図1(C)のように接合して三次元モデルを組み立てる組立処理部18とを備える。
【0009】
このように本発明の三次元モデル作成装置は、部品となるモデルを予め用意し、部品モデルを画面上で組み立てることで最終的なモデルを完成させており、部品の作成と部品の組立てが完全に分離されているため、オペレータの作業負担が低減し、作業時間が短縮できる。
また用意される部品モデルには、三次元形状データ以外に部品同士の接合位置を定義した接合基準データを付加しており、この接合基準データの指定による接合基準点で位置合せするように部品同士が接合するため、オペレータは基本的に部品を選択して作業空間に配置するだけで、正確な部品モデルの組付けが正確且つ容易にできる。
【0010】
部品モデル作成部10は、基本的には、部品モデルの三次元形状データに一点の三次元座標値を接合基準データとして追加し、組立処理部18は、各部品モデルの接合基準の三次元座標値が一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させる。
また部品モデル作成部10は、部品モデルの三次元形状データに二点の三次元座標値を前記接合基準データとして追加し、この場合、組立処理部は、各部品モデルの二点の接合基準の三次元座標値が各々一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させる。
【0011】
更に、部品モデル作成部10は、部品モデルの三次元形状データに三点の三次元座標値を接合基準データとして追加し、この場合、組立処理部18は、各部品モデルの三点の接合基準の三次元座標値が各々一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させる。
ここで部品モデル作成部10は、接合基準データを三次元部品モデルの表面、内部又は外部に必要に応じて設けることができる。即ち、接合基準データは、部品モデルの三次元形状データから独立して持つことができるため、部品モデルの表面のみならず、モデル内部に設定することで部品同士が重なるように位置合せしたり、またモデル外部に設定することでモデル同士が僅かに離れているように位置合せもできる。
【0012】
部品モデル作成部10は、部品モデル毎に固有のIDを設定し、この場合、組立処理部18は、部品モデルのIDを使用して部品モデルの接合関係を定義したIDテーブルを作成し、このIDテーブルで定義された部品モデル同士を選択して接合させることにより三次元モデルを自動組立てする。
部品モデル作成部10は、部品モデルの三次元形状データに三点以上の三次元座標値を接合基準データとして追加すると共に、前数の接合基準データの回転方向を決める順位情報を追加する。この場合、組立処理部18は、各部品モデルの複数の接合基準データにおける三次元座標値と回転方向の順位情報が各々一致するように各部品モデルを接合させる。
【0013】
部品モデル作成部10は、部品モデルの三次元形状データに正多角形データを前記接合基準データとして追加し、この場合、組立処理部18は、各部品モデルの正多角形データが一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させる。また組立処理部18は、正多角形データの角数で決まる回転角単位に回転方向でオフセットさせて各部品モデル同士を接合させることができる。
【0014】
部品モデル作成部10は、部品モデルの三次元形状データに、接合基準データとして接合面データを追加し、この場合、組立処理部18は、各部品モデルの接合面データが一致するように部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させる。
即ち、部品モデル作成部10は、接合面データとして三次元形状データの指定したポリゴン面情報を使用し、組立処理部18は、各部品モデルの指定したポリゴセン面が一致するように部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させる。このように接合基準データとして部品モデルの接合面データ(ポリゴン面情報)を使用した場合には、新たに接合基準データを生成する必要がない分、簡単にできる。
【0015】
部品モデル作成部10は、接合面データに加えて他の部品モデルに接合した際の接合角度のオフセット情報を追加し、組立処理部18は、各部品モデルを接合した際に接合角度のオフセット情報に基づいて部品モデル同士の接合角度を設定する。
部品モデル作成部10は、接合面データに加えて他の部品モデルに接合する際の接合方向を示す接合方向情報を追加し、組立処理部18は、各部品モデルを接合する際に接合方向情報に基づいて部品モデル同士を接合させる。
【0016】
組立処理部18は、作業用座標空間に組立対象とする少なくとも2つの部品モデルを配置した状態で、いずれか一方の部品モデルを移動して基準接合点同士を位置合せすることで部品モデルを接合する。
部品モデル作成部10は、接合基準データ毎に他の部品モデルとの自動接合を許容する接合許容領域を設定し、この場合、組立処理部18は、作業用座標空間に組立対象とする少なくとも2つの部品モデルを配置した状態で、いずれか一方の部品モデルを移動して他方の部品モデルの接合許容領域に近づいた際に、部品モデルを接合させる。
【0017】
本発明による三次元モデル作成装置の変形にあっては、図1(A)の部品モデル作成部10を除き、部品モデル格納部14と組立処理部18で構成する。部品格納部14に格納された三次元の部品モデルは、他の部品モデルに接合するための接合基準データを有し、その詳細は部品モデル作成部10を設けた場合と基本的に同じである。
【0018】
また本発明は三次元モデル組立方法を提供するもので、
三次元モデルの組立に必要な部品モデルとして、他の部品モデルに接合するための接合基準データを有する三次元の部品モデルを作成して部品格納部14に格納する部品作成過程;
部品格納部14から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、接合基準データに基づいて各部品モデル同士を接合して三次元モデルを組み立てる組立処理過程;
を備える。
【0019】
本発明の三次元モデル組立方法の変形にあっては、三次元モデルの組立てに必要な部品モデルとして、他の部品モデルに接合するための接合基準データを有する三次元の部品モデルを格納した部品格納部から、少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、接合基準データに基づいて各部品モデル同士を接合して前記三次元モデルを組み立てることを特徴とする。
【0020】
更に、本発明は、三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するもので、三次元モデルの組立てに必要な部品モデルとして、他の部品モデルに接合するための接合基準データを有する三次元の部品モデルを作成して部品格納部14に格納する部品作成モジュールと、部品格納部14から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、接合基準データに基づいて各部品モデル同士を接合して三次元モデルを組み立てる組立処理モジュールとを備えたことを特徴とする。
【0021】
三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の変形にあっては、三次元モデルの組立てに必要な部品モデルとして、他の部品モデルに接合するための接合基準データを有する三次元の部品モデルを格納した部品格納部から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、接合基準データに基づいて各部品モデル同士を接合して三次元モデルを組み立てることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
<目 次>
1.基本構成
2.一点接合
3.複数点の接合
4.具体的な三次元モデルの作成
1.基本構成
図2は本発明による三次元モデル作成装置の機能構成を示したブロック図である。図2において、本発明の三次元モデル作成装置は、部品モデル作成部10、部品モデル群16を格納した部品格納部14、組立処理部18、組立途中または組立済みの組立モデル24を格納する組立モデル格納部22で構成される。
【0023】
部品モデル作成部10は任意の三次元モデルの組立てに必要な部品モデルを作成して、部品モデル群16として部品格納部14に格納する。部品モデル作成部10で部品モデルを作成する際には、作業画面12を使用した部品座標空間において、CADで知られた手法に従ってコンピュータ・グラフィックスにより表示可能な三次元形状データを作成する。
【0024】
この部品モデルの作成において、本発明にあっては、部品モデルごとに他の部品モデルに接合するための接合基準データを持たせる。部品モデルに持たせる接合基準データは、後の説明で明らかにするように、一点、二点、三点、三点以上、正多角形、接合面等が使用される。
また部品モデルに持たせる接合基準データは、部品モデルの三次元形状データとは切り離して独立に設定される。このため部品モデル同士の接合は、部品モデルの表面のみならず、部品モデルの内部の任意の位置や部品モデルの外側となる外部の位置に、必要に応じて任意に設定することができる。
【0025】
組立処理部18は、部品収納部14に三次元モデルの組立てに必要な全ての部品モデルが部品モデル群16として格納された状態で起動し、作業画面20上に部品モデル群16の中から組立てを必要とする部品を選択して配置することで、各部品モデルの持っている接合基準データに基づく組付け処理を行わせる。
この作業画面20は、部品モデル作成部10の作業画面12で部品モデルを作成した際の部品座標空間とは異なる部品モデル組立てのための共通座標空間となるワールド座標空間を使用している。このため、組立処理部18で部品格納部14から任意の部品モデルを選択して作業画面20のワールド座標空間に配置した場合には、部品座標空間の値を持っている部品モデルの三次元形状データはワールド座標空間の三次元形状データに変換される。
【0026】
組立処理部18によりワールド座標空間の作業画面20を使用して部品モデルの組立てを行って三次元モデルが完成すると、組立モデル格納部22に組立モデル24として格納することができる。もちろん、組立途中の組立モデルについても組立モデル格納部24に一時的に格納し、その後に再び組立処理部18により作業画面20に呼び出して、残りの部品モデルの組立てを継続することができる。
【0027】
更に組立処理部18は、作業画面20に組立モデル24を配置した状態で部品モデルを取り外す分解処理を行うこともできる。分解処理は組立処理とは逆の操作を行うことになる。もちろん、分解済みの部品モデルは部品収納部14の部品モデル群16に戻す必要はない。
このような部品モデル作成部10、部品格納部14、組立処理部18及び組立モデル格納部22が本発明の三次元モデル作成装置の基本的な構成であるが、組立モデル格納部22に収納された作成済みの三次元組立モデル24は、通常コンピュータ・グラフィックスの素材としてユーザーが利用することから、組立モデル格納部22に対しては組立モデル利用部26が設けられ、組立モデル格納部22に収納された組立済みの組立モデル24を使用して利用画面28上でコンピュータ・グラフィックスを使用したアプリケーションによる表示処理を行うことができる。
【0028】
また本発明の三次元モデル作成装置をユーザーに提供する場合には、部品モデル群16を格納した部品格納部14、組立処理部18及び組立モデル格納部22側となり、部品モデル作成部10はアプリケーション提供者のソフトウェア工場側で使用する部分となる。
即ち本発明の三次元モデル作成装置の提供者は、部品モデル作成部10を使用して三次元モデルの作成に必要な接合基準データを有する部品モデル群16を作成して部品格納部14に格納し、この作成済みの部品モデル群16を格納した部品格納部14と共に組立処理部18の機能を持つアプリケーションをユーザーに提供することになる。
【0029】
このためユーザーサイドにあっては、部品モデル作成部10によるコンピュータ・グラフィックスの深い知識に基づいた部品モデルの作成作業を必要とすることなく、アプリケーションにより提供される部品モデル群16を使用して組立処理部18で部品モデルの作業画面20における組立作業を通じて、通常のコンピュータ・グラフィックスの技術で作成したと同等の品質の高い三次元モデルを作成することができる。
【0030】
図3は図2の三次元モデル作成処理のフローチャートである。まずステップS1で、三次元部品モデルを部品モデル作成部10で作成して部品格納部14に格納する準備処理を行う。この三次元モデルの準備処理は、通常アプリケーション提供者が準備し、ユーザーに提供することになる。
続いてステップS2で、組立処理部18を起動することにより組立用の作業画面20を設定し、ステップS3で部品モデル群16に中から組立ての基本となる基本部品モデルを選択して作業画面20のワールド座標空間に配置する。続いてステップS4で、基本部品モデルに対する組付け部品モデルを部品モデル群16から選択して作業画面20のワールド座標空間に配置する。
【0031】
このように作業画面20のワールド座標空間に2つの部品モデルを配置したならば、ステップS5で、予め準備された組付け処理の実行コマンドを操作することで、各部品モデルの持っている接合基準データに基づいて組付け部品モデルを基本部品モデルに組み付ける組付け処理を行う。
組付けが済むと、ステップS6で組立終了指示の有無をチェックし、組立終了指示があるまで、ステップS4,S5の組付け処理を繰り返す。組立終了指示があれば、ステップS7で組立済みまたは組立途中の三次元組立モデルを組立モデル格納部22に格納して一連の処理を終了する。
【0032】
図4は図3のステップS1における部品モデル作成部10による三次元部品モデル準備処理のフローチャートである。まずステップS1で、三次元モデルの組立に必要な三次元部品モデルを例えばCADにおける三次元物体の作成手法を利用して作成する。続いてステップS2で、作成した三次元部品モデルに対し予め準備された組立手順に基づいて接合基準データを設定する。接合基準データの設定が済んだならば、ステップS3で三次元部品モデル群をディスクファイル等の部品格納部14に格納する。
2.一点接合
図5は接合基準データを一点として持った部品モデルの説明図である。部品モデル30は例えば直方体の三次元形状を持っており、図2の部品モデル作成部10により三次元の部品座標空間において三次元形状データとして作成されている。この部品モデル30には一点の接合基準データ32がモデル表面に設定されている。
【0033】
図6は図5の部品モデル30を組み付ける基準側(固定側)としての部品モデル46であり、同じく図2の部品モデル作成部10により三次元の部品座標空間で作成された三次元形状データに基づいて表示され、モデル表面に一点の接合基準点48を持っている。
図7は図5の部品モデル30または図6の部品モデル46を作業画面に表示するための三次元形状データのデータ構造である。この三次元形状データはポリゴンデータ34で構成され、この例にあってポリゴンP0〜Pnを格納している。ポリゴンP0〜Pnは、先頭のポリゴンP0に代表して示すように、頂点データ38で構成される。
【0034】
例えば、この実施形態にあっては三角形ポリゴンを使用しており、このため頂点データ38は頂点A01,A02,A03の3頂点で構成される。頂点A01〜A03は頂点A01に代表して右側に示すように、頂点座標40と色情報42で構成される。頂点座標40は三次元座標値(x01,y01,z01)を持つ。また色情報42は例えばRGB色空間を例に取ると、(R01,G01,B01)であり、更に光沢情報として(α01)を設けている。
【0035】
このようなコンピュータ・グラフィックスにより三次元モデルの表現を可能とする三次元形状データに対し、本発明にあっては、更にポリゴンデータ34に加えて接合基準データ36を設けている。図5の部品モデル30および図6の部品モデル46にあっては、接合基準データ36は1つの接合基準点32,48であることから、接合基準データ36の内容は右側に取り出して示すように接合基準点座標値44であり、座標値(xr1,yr2,zr3)が格納されている。この接合基準点座標値44は、ポリゴンデータ34側の頂点座標値40から切り離されて独立に設定されている。
【0036】
図8は図2の組立処理部18によって作業画面20のワールド座標空間に図5の部品モデル30と図6の部品モデル46を選択して配置した組付け前の状態である。この三次元ワールド座標空間に部品座標空間を持った部品モデル30,46を配置する際には、部品モデル30,46の部品座標空間を作業画面の三次元ワールド座標空間に座標変換して配置している。
【0037】
図9は図8のように部品モデル30,46を三次元ワールド座標空間に配置した際の部品モデルの三次元形状データのデータ構造である。図9(A)が基準側(固定側)となる部品モデル46の三次元形状データであり、ポリゴンデータ34−1及び接合基準データ36−1に加えてワールド座標空間オフセット50−1を新たに設けている。
【0038】
このワールド座標空間オフセット50−1は、図8の三次元ワールド座標空間の原点Oに対する部品モデル46の部品座標空間の原点との差となる三次元座標値であり、例えば右側に取り出して示すように、オフセット座標値52−1として(xo1,yo1,zo1)を設定している。ポリゴンデータ34−1におけるポリゴンP10〜P1nのそれぞれの頂点座標値は、ワールド座標空間オフセット50−1で与えられるオフセット座標値52−1の(xo1,yo1,zo1)のオフセット値を用いてワールド座標空間の座標値に変換されている。具体的には
(部品座標空間の座標値)+(オフセット座標値)
となる変換処理を行えばよい。
【0039】
図9(B)は図8の組付け側となる部品モデル30のワールド座標空間における三次元形状データのデータ構造であり、図9(A)の部品モデル46の場合と同様、ポリゴンデータ34−2、接合基準データ36−2及びワールド座標空間オフセット50−2で構成され、ワールド座標空間オフセット50−2のオフセット座標値52−2は、例えば((xo2,yo2,zo2)となっている。
【0040】
図10は図8のように、三次元ワールド座標空間の作業画面に部品モデル30と部品モデル46を配置した状態で図2の組立処理部18により組付け処理を実行した場合の接合状態である。この場合、部品モデル30を基準側(固定側)の部品モデル46に組み付ける。この部品モデル46に対する部品モデル30の組付けは、図8における部品モデル46の持つ接合基準点48に部品モデル30の持つ接合基準点32が位置合せするように、組付け側となる部品モデル30を再配置する。
【0041】
具体的には、図8の配置状態で部品モデル30の接合基準点32と部品モデル46の接合基準点48の三次元的な差を、図9(A)の接合基準データ36−1の接合基準点座標値44−1と図9(B)の接合基準データ36−2の接合基準点座標値44−2から算出する。即ち、ワールド座標空間における2つの接合基準点32,48の差(Lx,Ly,Lz)は、
Lx=xr2−xr1
Ly=yr2−yr1
Lz=zr2−zr1
として求まる。
【0042】
そして、このようにして算出された2つの接合基準点32,48の差(Lx,Ly,Lz)だけ部品モデル30の三次元座標データの座標値が部品モデル46側に移動するように座標値を修正することで、図10のように部品モデル46の接合基準点48に部品モデル30の接合基準点32を一致させた組付け状態の再配置ができる。即ち、部品モデル46の接合基準点48に部品モデル30の接合基準点32が一致するように部品モデル30の三次元形状データの座標値を変換して再配置することで、組付けができる。
【0043】
尚、図8にあっては、部品モデル30,36の接合基準点32,48の間隔を三次元ワールド座標空間の原点からの絶対座標で処理しているが、部品モデル30,46を作成している部品座標空間での相対座標で処理して接合基準点32,48を一致するように再配置した後に、図10のように再びワールド座標空間に変換するようにしてもよい。
図11は1点の接合基準データを持つ部品モデルの組付け処理の他の実施形態である。図11(A)はワールド座標空間に部品モデル30,46を配置した組付け前の状態であり、この部品モデル30,46にあっては、接合基準点32,48をそれぞれモデル内部に設定している。図11(B)は部品モデル46の内部の接合基準点48に部品モデル30の内部の接合基準点32を位置合せするように組付け処理を行ったもので、モデル内部に持たせた接合基準点32,48の位置合せによって部品モデル46に対し部品モデル30が重なり合うように組み付けることができる。
【0044】
図12は接合基準点を部品モデルの外側に設定した場合の組付け処理である。即ち図12(A)は組付け前のワールド座標空間に部品モデル30,46を配置した状態であり、部品モデル46はモデル正面に接合基準点48を設定しているが、部品モデル30にあってはモデル外部の近接した位置に接合基準点32を設定している。
【0045】
このようなモデル30,46の組付けを行うと、図12(B)のように、部品モデル46の接合基準点48に部品モデル30の外側に配置した接合基準点32が位置合わせするように組付け処理が行われ、その結果、部品モデル46に所定の間隔を離して部品モデル30を配置する組付けができる。
図13は1点の接合基準データを持つ部品モデル同士の組付け処理の他の実施形態であり、三次元ワールド座標空間に基本側(固定側)の部品モデル54が配置され、部品モデル54は接合基準点58を上面に持っている。これに対し六角柱の部品モデル56が組付け側として選択されて配置され、部品モデル56は底面に接合基準点60を持っている。
【0046】
このようなワールド座標空間に対する部品モデル54と56の配置状態で組付け処理を実行すると、部品モデル54の接合基準点58に部品モデル56の接合基準点60が位置合せするように組付けが行われる。しかしながら、部品モデル56の接合基準点60を持つ底面は、部品モデル54の接合基準点58を持つ上面に対し傾いており、1つの接合基準点58,60の位置合せだけでは傾きが特定されない。
【0047】
そこで部品モデル56側の接合基準データに相手部品モデルの接合面に接合した際の接合角度オフセット情報を持たせておき、接合した際にオフセット情報で与えられる角度となるように配置する。例えば図13の部品モデル56の接合基準データの接合角度オフセット情報としてθ0=0°であった場合には、図14のように、部品モデル54の接合基準点58に部品モデル56の接合基準点60を位置合せした状態で接合面の成すオフセット角度がθ0=0°となるように再配置されることで、部品モデル54の上面に部品モデル56の底面をそれぞれの接合基準点58,60を位置合わせした状態で組み付けることができる。
【0048】
図15は図13の部品モデル56の三次元形状データであり、ポリゴンデータ34に続いて設けられた接合基準データ36の中に、右側に取り出して示すように接合基準点座標値44に加えて接合角度オフセット情報62として角度情報 θ0 を持たせている。このように接合基準データ36に接合角度オフセット情報62を持たせておくことで、組付け処理を行った際の部品接合開度を任意に決めることができる。
【0049】
逆に図7のように、接合基準データ36に図15のような接合角度オフセット情報62を持っていない場合には、部品モデルはモデル同士を接合基準点で位置合せした後に、位置合せした接合基準点を中心に三次元の自由度を持つことを意味する。即ち、接合の際に規定の接合角度で接合するか三次元の自由度を持たせるかは、組み付ける部品モデル同士の機械的な関係によって任意に設定することができる。
【0050】
図16は図2の組立処理部18における作業画面20のワールド座標空間に少なくとも2つの部品モデルを配置して組み付ける際の他の組付け処理の実施形態である。既に説明したワールド座標空間における2つの部品モデルの組付け処理にあっては、部品モデルを2つワールド座標空間に配置した状態で組付けコマンドの実行操作を行うことで、例えば図10のように、部品モデル46に対し部品モデル30がそれぞれの接合基準点48,32を位置合せするように再配置される組付け処理を行っている。
【0051】
これに対し図16の実施形態にあっては、ワールド座標空間に固定配置されている基本部品モデルに対し、組付け対象となる部品モデルを移動させて組み付ける組付け処理を可能とする。 図16において、ワールド座標空間には基準側(固定側)となる部品モデル64が配置され、部品モデル64はその上面に接合基準点70,72の2つを持っており、ここに接合基準点78,80を持った2つの部品モデル66,68を組み付けようとしている。
【0052】
ここで、組付け先となる部品モデル64の接合基準点70,72に対しては、接合基準点70,72を中心に半径R11,R12を持った球状の組付け許容領域74,76がそれぞれ設定されている。組付け許容領域74,76は、この領域内に他の部品モデルの接合基準点が位置すると自動的に接合基準点70,72に位置合せする組付け処理を実行する。
【0053】
例えば部品モデル66を破線の矢印のように部品モデル64に近付け、部品モデル66の接合基準点78が接合基準点70を中心に設定した球状の組付け許容領域74に入ると、接合基準点70に対し接合基準点78を位置合せするような部品モデル66の再配置による組付けが行われる。即ち図17のように、部品モデル64の接合基準点70に接合基準点78が位置合せするように部品モデル66の組付けが行われる。
【0054】
同様に部品モデル68を部品モデル64に近付け、接合基準点72を中心に設定した組付け許容領域76に部品モデル68の接合基準点80が入ると、接合基準点72に位置合せする部品モデル68の組付けが行われる。
このように組付け先となる部品モデル64の接合基準点70,72に対し、他の部品モデルの自動組付けを許容する組付け許容領域74,76を設定しておくことで、特定の部品モデルに複数の部品モデルを移動しながら組み付ける場合の組付け操作を容易にする。即ち、ある部品モデルを組付け先の部品モデルの組み付けようとする位置に移動しながら近付けていくと、ある程度近付いた時に自動的にそれぞれの接合基準点の位置合せによる自動組付けができる。
【0055】
図19は図16,図17に示した組付け許容領域を持った部品モデル64の三次元形状データであり、ポリゴンデータ34に続いて接合基準点70,72に対応した接合基準データ36−1,36−2を持っている。この接合基準データ36−1,36−2は、右側に取り出して示すように、接合基準点座標値44−1,44−2に加えて、図16の球状の組付け許容領域を設定するための組付け許容半径82−1,82−2としてR11,R12の値が格納されている。
【0056】
図19は図2の組立処理部18による組付け処理の概略のフローチャートである。本発明の組付け処理にあっては、組付けコマンドの実行操作による一方の部品モデルの接合基準点に他方の部品モデルの接合基準点をジャンプ的に位置合せするモード1の組付け処理と、図16,図17に示したように、組付け先の接合基準点に組付け許容領域を設定して組み付けようとする部品モデルを移動しながら組み付けるモード2の組付け処理がある。
【0057】
そこで図19の組付け処理にあっては、ステップS1で作業画面のコマンド操作からモード1か否か判別し、モード1であればステップS2のモード1の組付け処理を行う。モード2であればステップS3の組付け処理を行う。
図20は図19のステップS2におけるモード1の組付け処理の詳細である。モード1の組付け処理にあっては、例えば図13のように、作業画面となるワールド座標空間に2つの部品モデル54,56を配置し、もし部品モデルの移動があれば、ステップS1で部品モデルの移動を判別し、ステップS2で部品モデルの移動表示を行っている。
【0058】
一方、モード1における組付け処理のコマンド実行操作があると、ステップS3で組付け実行を判別し、ステップS4で組付け先となる基本部品モデル54と組み付けようとする部品モデル56の接合基準点58,60の間の距離(Lx,Ly,Lz)を算出する。
次にステップS5で、算出した距離(Lx,Ly,Lz)を零とするように組付け側の部品モデル56の三次元形状データを修正して移動することによる再配置で、図14のようにモデル同士を接合する。続いてステップS6で接合角度の指定の有無をチェックし、もし図15の三次元形状データのように接合角度オフセット情報62による接合角度の指定があれば、ステップS7で、指定された接合角度に組み付けた部品モデル56の位置を回転し、図14の組付け状態とする。
【0059】
図21は図19のステップS3におけるモード2の組付け処理の詳細である。モード2の組付け処理にあっては、例えば図16のように、ワールド座標空間に組付け先となる基本部品モデル64と組み付けようとする部品モデル66,68を配置した状態で組付け部品モデルの移動をチェックしている。
組付け部品モデルの移動があれば、ステップS2で組付け部品モデルの移動表示を行う。組付け部品モデルが移動すると、ステップS3で、移動位置ごとに基本部品モデル64の2つの接合基準点70,72と移動した組付け部品モデル66の接合基準点78の間の各距離(Lx,Ly,Lz)を算出する。そしてステップS4で、基本部品モデル64の接合基準点70,72を中心に自動組付けのために設定した組付け許容距離R11,R12以内か、即ち組付け許容領域74,76以内か否かチェックしている。
【0060】
図16で部品モデル66が部品モデル64に近付いて、接合基準点78が接合基準点70を中心に設定した組付け許容領域74の組付け許容半径R11以内に入ると、ステップS5に進み、そのときの算出距離(Lx,Ly,Lz)を零とするように組付け部品モデル66の三次元形状データの座標値を修正することにより移動して、図17のように部品モデル64の接合基準点70に部品モデル66の接合基準点78が位置合せするようにモデル同士を接合する。
【0061】
この場合にも、ステップS6で接合角度の指定の有無をチェックし、もし接合角度の指定があれば、ステップS7で指定された接合角度に組付け部品モデル66の位置を回転することになる。
3.複数点の接合
図22は部品モデルに二点の接合基準データを設けた場合の組付け処理であり、例えばワールド座標空間にドア枠の部品モデル112とドアの部品モデル114が配置されている。ドア枠の部品モデル112のヒンジ部分には2つの接合基準点116,118が設定され、これに対応してドアの部品モデル114にも2つの接合基準点120,122が割り当てられている。
【0062】
このような部品モデル112,114について組付け処理を実行すると、接合基準点116と120が位置合せされ、同時に接合基準点118に接合基準点128が位置合せされるように部品モデル114の再配置が行われる。
図24は図22の2つの接合基準点を持った部品モデルの形状データであり、ポリゴンデータ34に続いて2つの接合基準点に対応した接合基準データ36−1,36−2を持たせており、それぞれ右側に取り出して示すように、接合基準点座標値44−1,44−2を格納している。
【0063】
図25はドア枠の部品モデル112にドアの部品モデル114を2つの接合基準点に基づいて取り付けた後の組立モデルであり、接合基準点116,118の二点による接合であることから、二点116,118を結ぶ線を軸とする回転は制限されない。これによってドアのヒンジ等を再現し、ドアの部品モデル114を2つの接合基準点116,118を結んだ線を軸として開閉するような表示処理ができる。
【0064】
図26は部品モデルに3点の接合基準データを持たせた場合である。図26の部品座標空間には部品モデル124が配置されており、部品モデル124は例えば直方体であり、その1つの面に3つの接合基準点126,128,130が設定されている。
図27は図26の部品モデル124に組み付けられる他の部品モデル132であり、その組付け部分に3つの接合基準点134,136,138を持たせている。ここで図26,図27の3つの接合基準点126,128,130及び接合基準点134,136,138で形成される三角形は、例えば直角三角形となっている。
【0065】
図28は図26または図27の3点の接合基準データを持った部品モデルの三次元形状データである。この三次元形状データは、ポリゴンデータ34に続いて3つの接合基準点に対応して接合基準データ36−1,36−2,36−3を備え、それぞれ接合基準点座標値44−1,44−2,44−3を格納している。図29は図26の部品モデル124と図27の部品モデル132を組付けのためにワールド座標空間に配置した状態である。この状態で組付け処理を実行すると、接合基準点134が接合基準点126に、接合基準点136が接合基準点128に、更に接合基準点138が接合基準点130に位置合せするように、部品モデル132の移動による再配置が行われ、図30のような接合結果を得ることができる。
【0066】
この場合、3つの接合基準点を結ぶ三角形の形状が正三角形や二等辺三角形以外ならば、3つの接合基準点の合わせ方は一通りしかないため、2つの部品モデルの位置と方向を正確に設定した位置合せが実現できる。
次に部品モデルの接合基準データにID情報を持たせることにより自動組立を可能とする実施形態を説明する。図31は図2の部品格納部14に格納された部品モデル群16であり、異なった三次元形状を持った部品モデル140,142,144,146,148,150が格納されている。これらの部品モデル140〜150については、それぞれ固有のID情報として例えばID=1,2,3,4,5,6等の数値あるいは符号情報が設定されている。
【0067】
図32は図31の固有のID情報を持った部品モデルの自動組立を定義する管理用テーブル152である。この管理用テーブル152は、例えば組立てを行う部品モデル同士が予め定義されている。
図33は図31に示した各部品モデルの三次元形状データであり、ポリゴンデータ34に続いて設けられた接合基準データ36の中には、右側に取り出して示すように接合基準点座標値44に加えてID情報154が設けられている。
【0068】
図34は図32の管理用テーブル152に基づいた自動組立て結果であり、「ID1=ID3」の指定によって部品モデル140と部品モデル144がその接合基準点を一致させるように組み付けられ、「ID2=ID5」により部品モデル148と部品モデル142がそれぞれの接合基準点を一致させるように組み合わされ、更に「ID4=ID6」により部品モデル146と部品モデル150がその接合基準点を一致させるように組み立てられる。
【0069】
図35は部品モデルに3点以上の接合基準データを持たせ且つ3点以上の接合基準点に時計回りまたは反時計回りの順番を示す情報を設けるようにした実施形態である。図35は部品座標空間で例えば厚みのない薄い板の部品モデル156を作成し、その上に3つの接合基準点158−1,158−2,158−3を持たせている。
【0070】
図36は図35の部品モデル156と組み合わされる他の部品モデル160であり、同じく部品座標空間に設定され、接合面に3つの接合基準点162−1,162−2,162−3を持たせている。
図37は、図35または図36の部品モデル156,160に使用される三次元形状データであり、ポリゴンデータ34に続いて、3つの接合基準点に対応した接合基準データ36−1,36−2,36−3を持っている。各接合基準データ36−1〜36−3は、右側に取り出して示すように、接合基準点座標値44−1,44−2,44−3に加えて、それぞれ接合基準点の順番を示す順位情報164−1,164−2及び164−3を持っている。
【0071】
このような接合基準データの中の順位情報により、例えば図35の部品モデル156にあっては、3つの接合基準点158−1〜158−3が平面から見て時計回り(右回り)に並べられており、また図36の部品モデル60にあっては、正面から見て反時計回り(左回り)に3つの接合基準点162−1〜162−3が並べられている。
【0072】
順位情報を持った3つ以上の接合基準点を持つ部品モデルについては、3つ以上の接合基準点同士を位置合せして組み合わせる際に、順位情報で決まる3つ以上の接合基準点の回転方向が一致するように組付けを行う。
図38は、図35と図36の部品モデル156,160をワールド座標空間に配置し、順位情報を無視して組み付けた場合である。この場合、部品モデル156は3つの接合基準点158−1〜158−3の右回りの順位情報を持っており、これに対し部品モデル160を下側に配置すると3つの接合基準点162−1〜162−3は逆の左回りの順位情報を持っている。しかしながら、部品モデル156,160の順位情報を無視しているため、図39のように部品モデル156の下側に部品モデル160が組み付けられる。この組付け状態は、本来の3つの接合基準点の回転方向を決める順位情報から見ると誤った組付けとなる。
【0073】
これに対し3つの接合基準点の回転方向を決める順位情報に従った組付けを行うと、図40のようになる。図40の部品モデル156の3つの接合基準点158−1〜158−3は、その順位情報により右回りであり、この右回りに合わせるように部品モデル160を組み付けるためには、3つの接合基準点162−1〜162−3をもつ面が下向きとなるように配置して組み付ける。このため、3つ以上の接合基準点に順位情報を持たせて回転方向を決め、部品同士の回転方向を一致させるように組み付けることで、例えば薄板等の部品モデルの特定の面に対し他の部品モデルを組み付ける組付け関係の指定が実現できる。
【0074】
図41は正多角形の接合基準データを部品モデルに持たせた実施形態である。図41の部品モデル164は、正多角形接合基準面として例えば正六角形接合基準面166を持っている。この正六角形接合基準面166は、6つの頂点168−1〜168−6の三次元座標値で定義することができる。
図42は図41の部品モデル164と組み合わされる他の部品モデル170、例えば回転軸を構成する円柱体であり、端面に図41の部品モデル164の正多角形接合基準面166に対応する正多角形接合基準面172を持っている。この正多角形接合基準面172も6つの頂点174−1〜174−6の三次元座標値で定義することができる。
【0075】
図43は、図41及び図42に示した部品モデルを表現した三次元形状データであり、ポリゴンデータ34に続いて正多角形接合基準面データ176を持っており、この実施形態にあっては、右側に取り出して示すように頂点座標値178−1〜178−6の6つを設けている。
図44は、図41の部品モデル164と図42の部品モデル170をワールド座標空間に配置して、それぞれの正六角形接合基準面166,172の位置合せにより取り付けた状態である。この部品モデル164と部品モデル170の正六角形接合基準面166,172の位置合せによる接合にあっては、それぞれ6つの頂点の位置合せによることから、正六角形の中心に対する頂点との対角線の角度60°間隔で、例えば部品モデル170に対し部品モデル164側の回転位置を切り替えることができる。
【0076】
尚、図41,42にあっては、正多角形接合基準面データとして六角形接合基準面データを例に取っているが、正三角形、正四角形、正五角形、正七角形、正八角形等、適宜の正多角形について同様に適用できる。
図45は部品モデルに接合基準面データを持たせて部品モデルを組み立てる実施例であり、図45にあっては部品座標空間の部品モデル180において、斜線で示す面、即ちポリゴン面情報を接合基準面182とする接合基準データを持たせている。
【0077】
この接合基準面182を指定する接合基準データとしては、立方体である部品モデル180が8つの頂点184−1〜184−8をモデルの三次元形状データに持っていることから、この内の接合基準データとして接合基準面182のポリゴン面情報を定義することで4つの頂点184−2,184−4,184−6,184−8が頂点座標値として利用でき、別途、接合基準データを作成する必要がない。
【0078】
図46は、図45の部品モデル180と組み合わされる他の部品モデル186であり、同じく立方体であって8つの頂点190−1〜190−8を持っている。この部品モデル186については、頂点190−1,190−3,190−5,190−7をもつ斜線部で示す面188を接合基準面としている。
図47は図45及び図46に示した接合基準面を接合基準面データとして持つ部品モデルの三次元形状データである。この三次元形状データにあっては、ポリゴンデータ34に続いて、部品モデルの接合基準面を定義する接合基準データ192を持っており、接合基準データ192は、右側に取り出して示すように、例えば図45,図46の部品モデル180,186の場合には、面182,188のポリゴン面情報194を設定している。
【0079】
更に接合基準データ192の中には法線方向情報196も加えられている。この法線方向情報196は、例えば図45の部品モデル180の接合基準面182に対する他の部品モデルの接合面の接合方向が外側からか内側からかを定義する。この法線方向情報196の設定により、部品モデル180の外側に他の部品モデルを組み付けるか部品モデル180の内側に他の部品モデルを組み付けるかが指定できる。
【0080】
図48は図45の部品モデル180と図46の部品モデル186をワールド座標空間に配置した状態であり、部品モデル180の基準結合面182に対する部品モデル186の基準結合面188の法線方向は、矢印198のように外側からを指定している。
したがって、図48の部品モデル180と部品モデル186の組付け処理を実行すると、図49のように、固定配置された部品モデル180の接合基準面182に部品モデル186の接合基準面188が位置合せされる組付け処理ができる。
4.具体的な三次元モデルの作成
次に本発明の三次元モデル作成処理に基づいて、三次元自動車モデルを作成する処理の具体例を説明する。図50は図2の組立処理部18によるワールド座標空間としての作業画面20であり、組立途中にある車体側の組立モデル108とシャシ側の組立モデル110が表示されており、この状態でタイヤモデル104を部品モデルとして選択して配置し、シャシモデル110の車軸105に対しタイヤモデル104を組み付ける前の状態である。
【0081】
この図50の作業画面20に配置して組み付けられる部品モデルは、例えば図51の部品モデルの三次元形状データとして図2に示した部品格納部14に格納されている。図51は図50の作業画面で使用する部品モデルの主なものを示しており、例えば部品モデル84、モータモデル86、ヘッドライトモデル88、シャシモデル90、フロントガラスモデル92、サイドガラスモデル94、リアガラスモデル96、ステアリングモデル98、フロントシートモデル100、リアシートモデル102、タイヤモデル104,106等がある。
【0082】
図50の作業画面20の左側の枠内には、組み込み処理のために必要な各種のコマンドキーが設けられている。このコマンドキーは、画面操作用として拡大キー202,全体表示キー204及び視点移動キー206を備える。
更に部品操作用として移動キー208、回転キー210、組付け処理を行うための接着キー212、ID情報を利用した起動接着を行う起動接着キー214、組付け部品モデルを分離する分離キー216、部品モデルを消去するための削除キー216、更に選択した部品を取り消すための取消キー220を備えている。図50にあっては、現在、移動キー208を操作した選択状態にあり、これに対応して左上隅の操作表示部200に「移動」が表示されている。
【0083】
図52は図50の作業画面20について、視点移動キー206を操作することで視点位置を変えて組立モデル108,110を表示している。更に図53は、視点移動キー206により車両を斜め上方から見た画像表示に切り替えている。例えば図50の作業画面20でタイヤモデル104を組立モデル110の車軸105に組み付ける場合には、カーソルによりタイヤモデル104を選択して移動キー208により車軸105の部分に近付け、予め設定した組付け許容範囲に近付くと、タイヤモデル104の接合基準点が車軸105の接合基準点に位置合せする組付けによるタイヤモデル104の再配置が行われる。
【0084】
また自動接着キー214を操作すると、組付け先と組付け元の指定メッセージが表示され、組付け先に車軸105を指定し組付け元をタイヤモデル104に指定することで、自動的に車軸105にタイヤモデル104がそれぞれの接合基準データに基づいて組み付けられる自動組付けができる。
このようにして作業画面20に例えば図51の部品モデルの中から必要とする部品モデルを選択して配置し、部品モデルの移動または自動接着に基づく組付けを行い、最終的に三次元自動車モデルを作成することができる。
【0085】
図54は本発明の三次元モデル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施形態であり、この記録媒体にはCD−ROMやフロッピディスク等のリムーバルな可搬型記録媒体、回線によりプログラムを提供するプログラム提供者の記憶装置、更にプログラムをインストールした処理装置のRAMやハードディスク等の記憶装置がある。また記録媒体によって提供されたプログラムは処理装置にローディングされ、その主記憶上で実行される。
【0086】
尚、上記の実施例は、部品モデルの三次元形状データとしてCADで作成できるポリゴンデータを例にとっているが、ポリゴンデータに限定されず、コンピュータ・グラフィックスで使用されている適宜の三次元形状データを利用し、本発明によって新たに接合基準データを付加することで部品モデルの組付けによる三次元モデルの作成ができる。また本発明は、上記の実施形態に示された数値による限定は受けない。更に本発明は、その目的を逸脱しない範囲で適宜の変形が可能である。
【0087】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、予め部品となる部品モデルを用意して組み立てることで最終的な三次元モデルを完成させており、部品の作成と部品の組立てが完全に分離されているため、例えば部品の作成をメーカ側で行い、部品の組立をユーザ側で行うようにすることで、ユーザがコンピュータ・グラフィックスに対する深い知識や経験を持たなくとも、高品質なコンピュータ・グラフィックスによる三次元モデルを簡単且つ容易に作成することができる。
【0088】
即ち、メーカ側から三次元モデルの作成に必要な部品モデルをパッケージ化した本発明による三次元モデル車両のアプリケーションをユーザに提供することで、ユーザ側において簡単且つ容易に高品質なコンピュータ・グラフィックスによる三次元モデルが作成できる。
また本発明にあっては、用意される部品モデルが三次元形状データ以外に部品組立時の接合位置を定義した接合基準データを持っており、作業用の座標空間に少なくとも2つの部品モデルを配置して取付処理を行うことで、各部品モデルの持つ接合基準データに基づいて正確な部品モデルの組付けが極めて容易にできる。したがって、ユーザサイドにおける部品モデルの組立てによる三次元モデルの作成作業の負担が少なく、部品点数の多い、相当複雑な三次元モデルであっても、ユーザは組立作業を楽しみながら三次元モデルを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の装置構成の機能ブロック図
【図3】本発明の三次元モデル作成処理のフローチャート
【図4】図3の三次元部品モデル準備処理のフローチャート
【図5】一点の接合基準データをもった部品モデルの説明図
【図6】一点の接合基準データをもった他の部品モデルの説明図
【図7】図5,図6の三次元部品モデルのデータ構造の説明図
【図8】図5,6の部品モデルを作業用のワールド座標空間に配置した説明図
【図9】図8のワールド座標空間に配置した部品モデルのデータ構造の説明図
【図10】接合基準データに基づく部品モデルの組付け処理の説明図
【図11】接合基準データをモデル内部に設定した場合の部品モデルの組付け処理の説明図
【図12】接合基準データをモデル外部に設定した場合の部品モデルの組付け処理の説明図
【図13】接合角度のオフセット情報をもつ部品モデルの組付け前の説明図
【図14】接合角度のオフセット情報に基づく組付け後の部品モデルの説明図
【図15】接合角度のオフセット情報をもつ部品モデルのデータ構造の説明図
【図16】接合基準に対し接合許容領域を設定した部品モデルの組付け前の説明図
【図17】接合基準点に対し接合許容領域を設定した部品モデルの組付け処理の説明図
【図18】接合許容領域を設定した部品モデルのデータ構造の説明図
【図19】図3の部品モデル組付け処理の概略のフローチャート
【図20】図19のモード1の組付け処理のフローチャート
【図21】図19のモード2の組付け処理のフローチャート
【図22】2点の接合基準データをもった部品モデルの組付け前の説明図
【図23】2点の接合基準データをもった部品モデルの組付け処理の説明図
【図24】2点の接合基準データをもった部品モデルのデータ構造の説明図
【図25】2点の接合基準データをもった組付け部品モデル間の自由度の説明図
【図26】3点の接合基準データをもった部品モデルの説明図
【図27】3点の接合基準データをもった他の部品モデルの説明図
【図28】3点の接合基準データをもった部品モデルのデータ構造の説明図
【図29】3点の接合基準データをもった部品モデルの組付け前の説明図
【図30】3点の接合基準データをもったもった部品モデルの組付け処理の説明図
【図31】IDを設定した部品モデルの説明図
【図32】図31の部品モデルの自動組立てに使用する管理用テーブルの説明図
【図33】IDを設定した部品モデルのデータ構造の説明図
【図34】図31の部品モデルを図32の管理用テーブルに基づいて自動組立てした説明図
【図35】3点の接合基準データに回転方向の順位情報を含む部品モデルの説明図
【図36】3点の接合基準データに回転方向の順位情報を含む他の部品モデルの説明図
【図37】3点の接合基準データに回転方向の順位情報を含む部品モデルのデータ構造の説明図
【図38】接合基準データに回転方向の順位情報を含む部品モデルの組付け前の説明図
【図39】接合基準データの回転方向の順位情報を無視した場合の部品モデルの誤った組付け処理の説明図
【図40】接合基準データの回転方向の順位情報に基づく部品モデルの正しい組付け処理の説明図
【図41】正多角形の接合基準データをもつ部品モデルの説明図
【図42】正多角形の接合基準データをもつ他の部品モデルの説明図
【図43】正多角形の接合基準データをもつ部品モデルのデータ構造の説明図
【図44】正多角形の接合基準データをもつ部品モデルの組付け処理とオフセット回転の説明図
【図45】接合基準データとしてポリゴン面情報をもつ部品モデルの説明図
【図46】接合基準データとしてポリゴン面情報をもつ他の部品モデルの説明図
【図47】接合基準データとしてポリゴン面情報をもつ部品モデルのデータ構造の説明図
【図48】接合基準データとしてポリゴン面情報をもつ部品モデルの組付け前の説明図
【図49】接合基準データとしてポリゴン面情報をもつ部品モデルの組付け処理の説明図
【図50】本発明による具体的な三次元モデル作成処理の作業画面の説明図
【図51】図50の作業画面で使用する部品モデルの説明図
【図52】図50の組立モデルに対し視点移動を行って側面から見た作業画面の説明図
【図53】図50の組立モデルに対し視点移動を行って斜め上方から見た作業画面の説明図
【図54】本発明の三次元モデル組立プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施形態の説明図
【符号の説明】
10:部品モデル作成部
12,20:作業画面
14:部品格納部
16:部品モデル群
18:組立処理部
22:モデル格納部
24:組立モデル
26:組立モデル利用部
28:利用画面
30,46,54,56,64,66,68,112,114,124,132,140,142,144,146,148,150,156,160, 164,170,180,186 :部品モデル
32,48,58,60,70,72,78,80,116,118,120,122,126,128,130,134,136,138,158−1 〜158−3,162−1 〜162−3,168−1 〜168−6,174−1 〜174−6 :接合基準点
34:ポリゴンデータ
36,36−1,36−2:接合基準データ
38:頂点データ
40:頂点座標値
42:情報
44:接合基準点座標値
50−1,50−2:ワールド座標空間オフセット
52−1,52−2:オフセット座標値
62:接合角度オフセット情報
74,76:接合許容領域
82−1,82−2:接合許容半径
84:ボティモデル
86:ワイパーモデル
88:ヘッドライトモデル
90:シャシモデル
92:フロントガラスモデル
94:サイドガラスモデル
96:リアガラスモデル
98:ステアリングモデル
100:フロントシートモデル
102:リアシートモデル
104,106:タイヤモデル
108,110:組立モデル
152:管理用テーブル(ID関連テーブル)
154:ID情報
164−1〜164−3:順位情報
176:正多角形接合基準データ
178−1〜178−6:正多角形頂点座標値
182,188:接合基準面
184−1〜184−8,190−1〜190−8:頂点
188:ポリゴン面情報
192:接合基準データ
196:法線方向情報

Claims (18)

  1. 三次元モデルの組立てに必要な前記部品モデルを複数格納した部品格納部と、
    他の部品モデルに接合するための接合基準データを有する三次元の部品モデルを作成する部品モデル作成部と、
    前記部品格納部から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、前記接合基準データに基づいて各部品モデル同士を接合して前記三次元モデルを組み立てる組立処理部とを備え、
    前記部品モデル作成部は、前記部品モデルの三次元形状データに三点以上の三次元座標値を前記接合基準データとして付加すると共に、前記複数の接合基準点データの回転方向を決める順位情報を付加し、
    前記組立処理部は、各部品モデルの複数の接合基準データにおける三次元座標値と回転方向の順位情報が各々一致するように各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成装置。
  2. 請求項1記載の三次元モデル作成装置に於いて、
    三点以上の三次元座標は正多角形データとし、
    前記組立処理部は、各部品モデルの正多角形データが一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成装置。
  3. 請求項2記載の三次元モデル作成装置に於いて、前記組立処理部は、前記正多角形データの角数で決まる回転角単位に回転方向でオフセットさせて各部品モデル同士を接合させることを特徴とする三次元モデル作成装置。
  4. 三次元モデルの組立てに必要な部品モデルとして、他の部品モデルに接合するための接合基準データを有する三次元の部品モデルを複数格納した部品格納部と、
    前記部品格納部から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、前記接合基準データに基づいて各部品モデル同士を接合して前記三次元モデルを組み立てる組立処理部とを備え、
    前記部品収納部の部品モデルは、部品モデルの三次元形状データに三点以上の三次元座標値を前記接合基準データとして付加すると共に、前記複数の接合基準点データの回転方向を決める順位情報を付加しており、
    前記組立処理部は、各部品モデルの複数の接合基準データにおける三次元座標値と回転方向の順位情報が各々一致するように各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成装置。
  5. 請求項記載の三次元モデル作成装置に於いて、
    三点以上の三次元座標は正多角形データとし、
    前記組立処理部は、各部品モデルの正多角形データが一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成装置。
  6. 請求項記載の三次元モデル作成装置に於いて、
    前記組立処理部は、前記正多角形データの角数で決まる回転角単位に回転方向でオフセットさせて各部品モデル同士を接合させることを特徴とする三次元モデル作成装置。
  7. 部品格納部に、三次元モデルの組立てに必要な前記部品モデルを複数格納し、
    部品モデル作成部により、部品モデルの三次元形状データに三点以上の三次元座標値を他の部品モデルに接合するための接合基準データとして付加すると共に、前記接合基準点 データの回転方向を決める順位情報を付加して三次元の部品モデルを作成し、
    組立処理部により、前記部品格納部から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、各部品モデルの複数の接合基準データにおける三次元座標値と回転方向の順位情報が各々一致するように各部品モデル同士を接合することを特徴とする三次元モデル作成方法。
  8. 請求項7記載の三次元モデル作成方法に於いて、
    三点以上の三次元座標は正多角形データとし、
    前記組立処理部により、各部品モデルの正多角形データが一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成方法。
  9. 請求項8記載の三次元モデル作成方法に於いて、
    前記組立処理部により、前記正多角形データの角数で決まる回転角単位に回転方向でオフセットさせて各部品モデル同士を接合させることを特徴とする三次元モデル作成方法。
  10. 部品格納部により、三次元モデルの組立てに必要な部品モデルの三次元形状データに三点以上の三次元座標値を他の部品モデルに接合するための接合基準データとして付加すると共に、前記複数の接合基準点データの回転方向を決める順位情報を付加した三次元の部品モデルを複数格納し、
    組立処理部により前記部品格納部から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、各部品モデルの複数の接合基準データにおける三次元座標値と回転方向の順位情報が各々一致するように各部品モデル同士を接合して前記三次元モデルを組み立ることを特徴とする三次元モデル作成方法。
  11. 請求項10記載の三次元モデル作成方法に於いて、
    三点以上の三次元座標は正多角形データとし、
    前記組立処理部は、各部品モデルの正多角形データが一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成方法。
  12. 請求項11記載の三次元モデル作成方法に於いて、
    前記組立処理部は、前記正多角形データの角数で決まる回転角単位に回転方向でオフセットさせて各部品モデル同士を接合させることを特徴とする三次元モデル作成方法。
  13. コンピュータに、
    三次元モデルの組立てに必要な前記部品モデルを複数格納する部品格納手順と、
    部品モデルの三次元形状データに三点以上の三次元座標値を他の部品モデルに接合するための接合基準データとして付加すると共に、前記接合基準点データの回転方向を決める順位情報を付加して三次元の部品モデルを作成する部品モデル作成手順と、
    前記部品格納部から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、各部品モデルの複数の接合基準データにおける三次元座標値と回転方向の順位情報が各々一致するように各部品モデル同士を接合する組立処理手順と、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 請求項13記載の三次元モデル作成媒体に於いて
    三点以上の三次元座標は正多角形データとし、
    前記組立処理手順は、各部品モデルの正多角形データが一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成媒体。
  15. 請求項14記載の三次元モデル作成媒体に於いて、
    前記組立処理手順は、前記正多角形データの角数で決まる回転角単位に回転方向でオフセットさせて各部品モデル同士を接合させることを特徴とする三次元モデル作成媒体。
  16. コンピュータに、
    三次元モデルの組立てに必要な部品モデルの三次元形状データに三点以上の三次元座標値を他の部品モデルに接合するための接合基準データとして付加すると共に、前記複数の接合基準点データの回転方向を決める順位情報を付加した三次元の部品モデルを複数格納する部品格納手順と、
    前記部品格納部から少なくとも2つの部品モデルを選択して作業座標空間に配置し、各部品モデルの複数の接合基準データにおける三次元座標値と回転方向の順位情報が各々一致するように各部品モデル同士を接合して前記三次元モデルを組み立る組立処理手順と、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 請求項16記載の三次元モデル作成媒体に於いて、
    三点以上の三次元座標は正多角形データとし、
    前記組立処理手順は、各部品モデルの正多角形データが一致するように各部品モデルの三次元形状データを変更して各部品モデルを接合させることを特徴とする三次元モデル作成媒体。
  18. 請求項17記載の三次元モデル作成媒体に於いて、
    前記組立処理手順は、前記正多角形データの角数で決まる回転角単位に回転方向でオフセットさせて各部品モデル同士を接合させることを特徴とする三次元モデル作成媒体。
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