JP3556610B2 - 排水処理装置および排水処理装置における流体移送方法 - Google Patents

排水処理装置および排水処理装置における流体移送方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水の処理を行う排水処理装置に係り、特に、排水処理装置において移送管を介して流体を移送する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般家庭等から排出される排水を受け入れて浄化する排水処理槽が知られている。例えば特開平11−104664号公報には、浄化槽において、流体を移送する移送管の流出側端部に水平方向の目安線を設け、この目安線を用いることにより移送管を介して移送される移送流体の流量を測定する技術が開示されている。すなわち、この浄化槽では移送管内の移送流体の水位と目安線との関係に基づいて、この移送流体の流量の把握および調節できるようになっている。従って、このような目安線を移送管に用いることにより、移送流体の流量を簡便に測定し所望の流量に調節するのに有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の浄化槽では、目安線は水平状に配置された移送管の管内に設けられており、移送流体の水位と目安線との関係は、移送管の外部からでは判りづらい。一般に浄化槽は地面に埋設されるため、目安線を用いて移送流体の流量調節作業を行う場合、作業者は浄化槽の上方から移送管、すなわち移送流体の水位と目安線との関係を確認することとなり、移送流体の流量の把握および調節がし難いという問題がある。
【0004】
そこで本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであり、排水の処理を行う排水処理装置において、移送管を介して移送する流体の移送量を簡便かつ確実に把握するのに有効な技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の排水処理装置は請求項1〜に記載の通りに構成される。また、本発明の排水処理装置における流体移送方法は請求項5〜7に記載の通りである。なお、請求項1〜に係る発明は、排水の処理を行う排水処理装置において、流体を移送する移送管もしくはその移送管に取り付けられる部材に、移送流体の水位線に対して目安となる目安形状を設けることで、移送流体の移送量を簡便かつ確実に把握することができるようにした技術である。
【0006】
請求項1に記載の排水処理装置において、流体を移送する移送管が設けられている。ここでいう「流体」とは、装置内で処理される前の被処理水、浄化処理過程や浄化処理後の処理水等を広く含むものとする。そして、装置内で処理された処理水等の流体が、この移送管を介して所定の移送先へ移送される。この移送管は、例えば装置内で処理水を移送するものであってもよいし、装置内の処理水を装置外へ移送するものや、装置外から装置内へ流体を移送するものであってもよい。
この移送管の流出側端部には、上方側が開口する開口部が設けられている。すなわち、開口部を流通する移送流体の水面を上方から確認することができる。この開口部は、移送管自体の上方側が開口することで形成される場合であってもよいし、あるいは移送管とは別体で移送管に取り付けられるものであってもよい。
また、この開口部の上方側開口端は、移送流体の水位線に対して目安となる目安形状を有している。すなわち、請求項1に係る発明は、流体を移送する移送管に対し、移送流体の移送流量の目安となる形状を付与したことを特徴とするものである。この目安形状としては、例えば上方側開口端が突出した形状、上方側開口端がV字状に凹んだ形状等がある。上方側開口端が突出形状を有している場合は、突出頂部を移送流体の水位線と合わせることで目安とすることができる。また、上方側開口端が凹み形状を有している場合は、V字の底部を移送流体の水位線と合わせることで目安とすることができる。これにより、移送流体の水位線(水面)が上方開口端の所定の位置と重なり合うときの流量を予め測定しておくことで、移送流体の流量を簡便に把握し移送流体の流量調節を行うことができる。例えば、上方側開口端が突出形状を有している場合、移送流体の実際の水位線が突出頂部(目安位置)よりも低いときは、移送流体の水位線が突出頂部(目安位置)と重なり合うまで移送流体の流量を増やすことによって目標となる流量値に調節することができる。一方、移送流体の実際の水位線が突出頂部(目安位置)よりも高いときは、移送流体の水位線が突出頂部(目安位置)と重なり合うまで移送流体の流量を減らすことによって目標となる流量値に調節することができる。また、開口部を用いて移送流体の流量の把握と調節を行うため、複雑な構成の流量測定装置が不要となりコストダウンが図れる。更に、開口部が上方側に向けて開口しているため、開口部を上方から確認する場合でも上方側開口端と移送流体の水位線との関係が確認し易い。とりわけ、地面に埋設される排水処理装置において移送流体の流量調節作業を行うような場合は、開口部を上方から確認することとなるため有効である。
以上のように、請求項1に記載した排水処理装置によれば、移送管を介して移送する流体の移送量を簡便かつ確実に把握し調節することができる。また、例えば、移送量が多く、ビーカー等を用いて移送流体の流量を実測することが困難な場合に有効である。
なお、この移送管には流体を移送するポンプ機構が接続されているのが好ましい。例えば、移送管は、エアーリフト式のエアリフトポンプを構成する配管であってもよいし、水中ポンプの吐出部に接続されたものであってもよい。このように構成すれば、流体の移送機構と簡便かつ確実な流量調節機構とを兼ね備えた合理的な移送技術を実現することができる。
【0007】
ここで、請求項1に記載の開口部の上方側開口端は、移送流体の水位線に対して目安となる目安形状として、請求項2に記載のような水平部を有しているのが好ましい。この水平部は、移送流体の水位線に対して水平となる形状に形成されている。すなわち、開口部を流通する移送流体の水位線は水平部に対して常に平行な位置関係にあり、移送流体の水位が変化する場合でも、この平行関係は維持されることとなる。開口部の上方側開口端をとりわけ水平状に形成したため、移送流体の水位線との関係が判りやすい。これにより、移送流体の水位線(水面)が水平部と重なり合うときの流量を予め測定しておくことで、移送流体の流量を簡便に把握し移送流体の流量調節を行うことができる。例えば、移送流体の実際の水位線が水平部よりも低い場合、移送流体の水位線が水平部と重なり合うまで移送流体の流量を増やすことによって目標となる流量値に調節することができる。一方、移送流体の実際の水位線が水平部よりも高く水平部を越えて流れる場合、移送流体の水位線が水平部と重なり合うまで移送流体の流量を減らすことによって目標となる流量値に調節することができる。
従って、請求項2に記載した排水処理装置によれば、請求項1の排水処理装置と同様の効果を奏するうえに、移送流体の水位線と水平部との関係が判りやすい。
【0008】
また、請求項3に記載の排水処理装置において、第1処理槽には微生物を着床させた粒状担体が充填されている。この粒状担体の微生物としては、有機汚濁物質を生物処理する好気性微生物や嫌気性微生物等がある。この第1処理槽は、生物処理領域と濾過処理領域とに区画されている。生物処理領域では、粒状担体に着床する微生物によって生物処理が行われる。また、濾過処理領域では、生物処理時に生成したSS(suspended solid)等の被濾過物を粒状担体によって濾過する濾過処理が行われる。
この排水処理装置には、更に、第1移送管および第2移送管が設けられている。第1移送管は、第1処理槽で生物処理および濾過処理された処理水をこの第1処理槽とは別の第2処理槽へ移送するものである。第1処理槽で処理された処理水の一部を、例えば上流側の槽へ移送するように構成することで、第1処理槽と第2処理槽との間で処理水の循環が確立され、1パスで処理する場合に比して処理効率がアップする。一方、第2移送管は、第1処理槽を洗浄したときに生成する洗浄水、すなわち粒状担体から剥離した被濾過物を含む洗浄水をこの第1処理槽とは別の第2処理槽へ移送するものである。そして、第1移送管と第2移送管のうち少なくとも一方に上方側が開口する開口部が設けられている。すなわち、開口部を第1移送管と第2移送管のいずれかに設ける場合や、両方に設ける場合がある。これにより、循環水や洗浄水を移送する際の流量調節作業を簡便かつ確実に行うことができる。
【0009】
また、請求項4に記載の排水処理装置において、開口部の上方側開口端は、複数の目安形状を有している。例えば、開口部の上方側開口端に、移送流体の異なる水位線に対応した複数の水平部を設けることができる。すなわち、互いに平行な水平部が複数種類形成される。これにより、移送管を介して移送する移送流体を複数の流量に調節するのに有効である。
【0010】
ここで前記開口部は、請求項1に記載のように移送管の流出側端部に設けられるのが好ましい。これにより開口部の構成が簡単になる。なお、移送管自体の流出側端部を切り欠き加工することによって開口部を形成する場合であってもよいし、あるいは移送管の流出側端部に開口部を有する別部材を取り付ける場合であってもよい。移送管自体を切り欠き加工して開口部を形成する場合、開口部の加工を容易に行うことができる。
【0011】
請求項に記載の排水処理装置における流体移送方法では、目安形状を有する上方側開口端の所定の位置(目安位置)と、この開口部を流通する移送流体の水位線とを合わせるようにして移送量の調節を行う。例えば、移送流体の水位線が目安位置と重なり合う場合の流量を目標の流量値とすると、移送流体の実際の水位線が目安位置よりも低いときは、移送流体の水位線が目安位置と重なり合うまで移送流体の流量を増やすことによって目標となる流量値に調節することができる。一方、移送流体の実際の水位線が目安位置よりも高く水平部を越えて流れるときは、移送流体の水位線が目安位置と重なり合うまで移送流体の流量を減らすことによって目標となる流量値に調節することができる。
従って、請求項に記載した排水処理装置における流体移送方法によれば、簡便かつ確実に流量を把握し流量調節を行うことができる。
【0012】
また、請求項に記載の排水処理装置における流体移送方法では、開口部の上方側開口端に設けられた水平部と、この開口部を流通する移送流体の水位線とを合わせるようにして移送量の調節を行う。例えば、移送流体の水位線が水平部と重なり合う場合の流量を目標の流量値とすると、移送流体の実際の水位線が水平部よりも低いときは、移送流体の水位線が水平部と重なり合うまで移送流体の流量を増やすことによって目標となる流量値に調節することができる。一方、移送流体の実際の水位線が水平部よりも高く水平部を越えて流れるときは、移送流体の水位線が水平部と重なり合うまで移送流体の流量を減らすことによって目標となる流量値に調節することができる。
従って、請求項に記載した排水処理装置における流体移送方法によれば、請求項に記載の流体移送方法と同様の効果を奏するうえに、移送流体の水位線と水平部との関係が判りやすい。
【0013】
また、請求項に記載の排水処理装置における流体移送方法では、第1および第2移送管のうち少なくとも一方の移送管に設けられた開口部によって、移送管を介して移送される移送流体の移送量の調節を行う。これにより、該第1処理槽で生物処理および濾過処理された処理水や、第1処理槽を洗浄したときに生成する洗浄水を移送する際の流量調節作業を簡便かつ確実に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における一実施の形態の処理槽の構成等を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、一般家庭等から排出される排水の処理を行う排水処理装置において、流体を移送する移送管に移送流体の水位線に対して目安となる目安形状を設ける場合について説明するものである。ここで、図1は本発明における一実施の形態の排水処理槽1の概略を示す概略図である。図2は担体流動生物濾過槽30の模式図である。図3は第1エアリフトポンプ70の流出側端部の構成を示す斜視図であり、図4は第1エアリフトポンプ70の流出側端部の構成を示す側面図である。
【0015】
図1に示すように、本発明における排水処理装置としての排水処理槽1には、例えば一般家庭から排出された家庭用排水を排水処理槽1へ受入れるための流入管2と、浄化処理された処理水を排水処理槽1から放流するための放流管3が設けられ、流入管2から受入れられた排水は、排水処理槽1で連続的に浄化処理されるように構成されている。なお、この排水処理槽1は、設置時に例えば地面に埋設されるようになっている。
【0016】
排水処理槽1は、処理行程の順に対応して、上流(図1中の左側)から第1嫌気濾床槽10(本発明における第2処理槽に対応している)、第2嫌気濾床槽20、担体流動生物濾過槽30(本発明における第1処理槽に対応している)、処理水槽40、消毒槽50を備えている。また、第1嫌気濾床槽10と第2嫌気濾床槽20とは仕切壁4によって区画され、第2嫌気濾床槽20と担体流動生物濾過槽30とは仕切壁5によって区画されている。また、担体流動生物濾過槽30と処理水槽40とは仕切壁6によって区画され、処理水槽40と消毒槽50とは越流堰7によって区画されている。
【0017】
流入管2から受入れられた排水は、まず第1嫌気濾床槽10で処理され、次いで第1嫌気濾床槽10から仕切壁4を越えて第2嫌気濾床槽20へ移流し、第2嫌気濾床槽20で処理される。また、第2嫌気濾床槽20で処理された処理水は、仕切壁5を越えて担体流動生物濾過槽30へ移流し、担体流動生物濾過槽30で処理される。また、担体流動生物濾過槽30で処理された処理水は処理水槽40へ移流する。処理水槽40内の処理水は、後述する通常運転時においてその一部がエアーリフト式の流体移送構造を有する第1エアリフトポンプ70を介して第1嫌気濾床槽10へ戻され、残りは越流堰7を越えて消毒槽50へ移流する。消毒槽50へ流入した処理水は、その後、放流管3から系外へ放流される。
【0018】
次に、排水処理槽1の各槽の構成を詳細に説明する。
まず、嫌気濾床槽10,20には各々濾床11,21が形成され、この濾床11,21には、有機汚濁物質を嫌気性分解する嫌気性微生物を着床させた所定量の濾材C1,C2が充填されている。そして、嫌気濾床槽10,20で処理された処理水は、各々濾床11,21を図1中の矢印方向へ降流するように構成されている。また、消毒槽50は消毒剤注入装置(図示省略)を備えており、放流する前の処理水を消毒するように構成されている。
【0019】
図2に示すように、担体流動生物濾過槽30の槽本体31には上部多孔部材38および下部多孔部材39が設けられ、これら多孔部材間の担体充填部32には、好気性微生物(本発明における微生物に対応している)を着床させた所定量の粒状担体C3が槽内を流動できる程度に充填されている。この粒状担体C3は、例えば粒状の中空円筒形に形成されている。これら多孔部材38,39は処理水の移動は許容するが粒状担体C3の移動は防止するように構成されている。
【0020】
また、担体流動生物濾過槽30には、複数の開孔部から槽内へエアーを供給するための散気装置35および逆洗装置36が設けられている。逆洗装置36は槽内の底部に設けられ、後述する逆洗運転時に用いられる。一方、散気装置35は逆洗装置36よりも上方に設けられ、後述する通常運転時に用いられる。また、散気装置35よりも上層に通常運転時における好気処理領域33(生物処理領域)が形成され、散気装置35よりも下層に通常運転時における濾過処理領域34が形成される。そして、散気装置35からエアーが供給されると好気処理領域33の粒状担体C3は処理水とともに槽内を流動し、逆洗装置36からエアーが供給されると好気処理領域33および濾過処理領域34の粒状担体C3は処理水とともに槽内を流動するようになっている。
【0021】
処理水槽40に配置された第1エアリフトポンプ70は、吸入側端部が処理水槽40に浸漬される吸入管71、この吸入管71の上部から第1嫌気濾床槽10の方向へ水平に延びる排出管72、ブロワ(図示省略)と吸入管71を接続するエアー供給配管74等によって構成されている。そして、通常運転時にエアー供給配管74から吸入管71内へエアーが供給されることによって、処理水槽40の処理水は吸入管71から吸入され、吸入管71および排出管72内を移送され、排出管72の流出側端部72aから第1嫌気濾床槽10へ排出される。すなわち、後述する通常運転時に、処理水槽40の処理水は、第1エアリフトポンプ70を介して、処理水槽40よりも上流側の第1嫌気濾床槽10との間で循環水(本発明における処理水に対応している)として循環されることとなる。
【0022】
図3および図4に示すように、第1エアリフトポンプ70の排出管72の流出側端部72aには、上方側が開口する開口部73が設けられている。この排出管72が、本発明における第1移送管に対応している。この開口部73は、例えば排出管72の流出側端部72aを切り欠き加工することによって形成される。そして、開口部73を流通する循環水の水面が排出管72の外部から確認することができるようになっている。また、開口部73の上方側開口端には水平部73aが2箇所に形成されている。この水平部73aを有する開口部73の形状が、本発明における目安形状に対応している。この水平部73aは、開口部73を流通する循環水の水位線L1(破線)に対し水平に形成されている。従って、排出管72の管底から水平部73aまでの高さと循環水の移送量との関係を予め測定しておくことにより、水平部73aに対する循環水の実際の水位線から、循環水の移送量を把握することができる。例えば、開口部73を流通する循環水の実際の水位線が水平部73aよりも低い場合、この水位線が水平部73aと重なり合うようにエアー供給配管74から供給されるエアー量を増加させることで、循環水を予め測定した所望の流量に調節することができる。一方、開口部73を流通する循環水の実際の水位線が水平部73aよりも高く水平部73を越えて流れる場合、この水位線が水平部73aと重なり合うようにエアー供給配管74から供給されるエアー量を減少させることで、循環水を予め測定した所望の流量に調節することができる。
【0023】
また、処理水槽40には、第1エアリフトポンプ70とほぼ同様の構成を有する第2エアリフトポンプ80が設けられている。この第2エアリフトポンプ80は、吸入側端部が担体流動生物濾過槽30の底部に浸漬される吸入管81、この吸入管81の上部から第1嫌気濾床槽10の方向へ水平に延びる排出管82、ブロワ(図示省略)と吸入管81を接続するエアー供給配管84等によって構成されている。この排出管82が、本発明における第2移送管に対応している。そして、逆洗運転時にエアー供給配管84から吸入管81内へエアーが供給されることによって、担体流動生物濾過槽30の処理水は逆洗水(本発明における洗浄水に対応している)として吸入管81から吸入され、吸入管81および排出管82内を移送され、排出管82の流出側端部から第1嫌気濾床槽10へ排出される。エアー供給配管84から供給されるエアー量は、例えばエアー供給配管74から供給されるエアー量よりも多くなるように設定される。これにより、循環水の移送量よりも逆洗水の移送量の方を多くすることができ、より短時間で担体流動生物濾過槽30の逆洗運転を行うことができる。
なお、排出管82の流出側端部を、排出管72の流出側端部72aと同様の開口部73を有する形状とし、第2エアリフトポンプ80を介して担体流動生物濾過槽30から移送される逆洗水の移送量を、開口部73の機能を用いて調節するように構成することもできる。
【0024】
次に、排水処理槽1における排水処理方法について図1、図5、図6等を参照しながら説明する。ここで、図5は担体流動生物濾過槽30の通常運転時の状態を示す模式図であり、図6は担体流動生物濾過槽30の逆洗運転時の状態を示す模式図である。
図1に示す排水処理槽1で排水を処理する場合は、流入管2から第1嫌気濾床槽10へ排水を受入れ、各槽において順次処理していく。すなわち、排水中の有機汚濁物質は、嫌気濾床槽10,20の嫌気性微生物によって嫌気性分解され、次いで、担体流動生物濾過槽30の好気性微生物によって好気性分解される。なお、担体流動生物濾過槽30では通常運転と逆洗運転が行われる。
【0025】
図5に示すように、担体流動生物濾過槽30の通常運転では、散気装置35から供給されたエアーによって、好気処理領域33の処理水および粒状担体C3が流動化する。これにより、処理水中の有機汚濁物質は、酸素が存在する好気性条件下において好気性微生物によって分解(酸化)される。また、この分解の際に発生するSS(suspended solid)等の被濾過物は、濾過処理領域34の粒状担体C3によって濾過される。
【0026】
一方、エアー供給配管74から第1エアリフトポンプ70へエアーを供給することによって、処理水槽40の処理水の一部は、吸入管71から吸入され、排出管72を介して循環水として第1嫌気濾床槽10へ移送される。それ以外の処理水は消毒槽50において消毒され、放流管3を介して系外へ放流される。
このように循環水を担体流動生物濾過槽30よりも上流側の槽へ循環させることにより、1パスで処理する場合に比して処理効率を向上させることができる。また、嫌気処理を行う第1嫌気濾床槽10へ循環水を移送することで、処理水中の窒素化合物を窒素ガスに還元し、窒素ガスとして除去することができる。また、逆洗運転時に処理水槽40に残留したSS等の被濾過物を、第1嫌気濾床槽10において回収することができる。なお、第1嫌気濾床槽10の代わりにあるいは第1嫌気濾床槽10の上流に、固液分離を行う夾雑物除去槽を設け、処理水槽40に残留したSS等の被濾過物を夾雑物除去槽において回収するように構成することもできる。
【0027】
次に、担体流動生物濾過槽30の逆洗運転を行う場合は、担体流動生物濾過槽30へのエアーの供給を散気装置35から逆洗装置36へ切り換える。これにより通常運転が終了し、逆洗運転が開始されることとなる。
図6に示すように、担体流動生物濾過槽30の逆洗運転では、散気装置35にかえて今度は逆洗装置36からエアーを供給することで、槽内全体の処理水および粒状担体C3を流動化させる。これにより、通常運転時に粒状担体C3によって濾過されたSS等の被濾過物は、粒状担体C3から剥離する。
なお、本実施の形態では、逆洗運転時に逆洗装置36から供給されるエアー量が極力多くなるように設定している。これにより、粒状担体C3に付着した被濾過物を剥離させ易い。
【0028】
一方、エアー供給配管84から第2エアリフトポンプ80へエアーを供給することによって、粒状担体C3から剥離した被濾過物等を含む処理水は、吸入管71から吸入され、排出管72を介して逆洗水として第1嫌気濾床槽10へ移送される。これにより、SS等の被濾過物は担体流動生物濾過槽30から抜き出され、槽内が洗浄され、濾過処理領域34における粒状担体の閉塞が防止されることとなる。
【0029】
以上のように、本実施の形態によれば、通常運転において処理水槽40から第1嫌気濾床槽10へ移送される循環水、および逆洗運転において担体流動生物濾過槽30から第1嫌気濾床槽10へ移送される逆洗水の流量調節作業を簡便に行うことができる。また、設置時に例えば地面に埋設される排水処理槽1において、循環水の流量調節作業を行うとき、開口部73が上方側に向けて開口しているため、開口部73における水平部73aと移送流体の水位線との関係を上方から確実に確認することができる。また、開口部73を用いて循環水や逆洗水の流量の把握と調節を行うため、複雑な構成の流量測定装置が不要となりコストダウンが図れる。また、循環水や逆洗水の移送量が多く、ビーカー等を用いて流量を実測することが困難な場合に有効である。
また、本実施の形態によれば、第1エアリフトポンプ70において排出管72の流出側端部72aに開口部73を設けたため開口部73の構成が簡単になる。また、排出管72自体を切り欠き加工することで開口部73を形成するため、開口部73の加工が容易となる。
【0030】
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0031】
(A)本実施の形態では、第1エアリフトポンプ70の排出管72に図3および図4に示すような開口部73を設ける場合について記載したが、開口部に形状はこれに限定されず、必要に応じて種々変更可能である。
ここで、別の実施の形態のエアリフトポンプについて図7〜図9を参照しながら説明する。図7および図9は別の実施の形態のエアリフトポンプの流出側端部の構成を示す斜視図であり、図8は図7の側面図である。なお、これらの図において図3、図4中に示す要素と同一の要素には同一の符号を付している。
【0032】
図7および図8に示す別の実施の形態のエアリフトポンプは、本実施の形態の第1エアリフトポンプ70の排出管72の流出側端部72aに、開口部73とは異なる形状の開口部173を有する。開口部173は、上方側開口端に排出管72の管底からの高さが異なる2種類の水平部173a,173bが設けられている。これにより、循環水を水平部173aに対応した流量や、水平部173bに対応した流量に容易に調節することができる。例えば、排出管72を図8中の水位線L2(破線)の循環水が移送されているとき、この循環水の移送量を水平部173bに対応した流量まで増やす場合は、循環水の水位線L3(二点鎖線)が水平部173bとほぼ一致するまでエアー供給配管74から供給されるエアー量を増加させる。このように、複数種類の水平部173a,173bを用いることによって、簡単な構造で循環水の複数段階の調節が可能となる。なお、水平部の種類は、2種類に限らず更に増やすこともできる。
【0033】
また、図9に示す別の実施の形態のエアリフトポンプは、本実施の形態の第1エアリフトポンプ70の吸入管71の上部に、本実施の形態と同様の開口部73を有する。すなわち、吸入管71の上部に開けられた孔部71aに開口部73自体が取り付けられている。このように、開口部73自体を、垂直に配置された吸入管71に設けることもできる。
【0034】
(B)また、本実施の形態では、処理水を移送する手段としてエアーリフト式のエアリフトポンプを用いる場合について記載したが、これに代えて例えば水中ポンプを用いることもできる。この場合、水中ポンプを構成する移送管に、本実施の形態の開口部73を設けることによって、本実施の形態と同様の効果を奏する。
【0035】
(C)また、本実施の形態では、循環水の水位線に対して目安となる目安形状として、開口部73の上方側開口端に水平部73aを設ける場合について記載したが、開口部73の上方側開口端の形状はこれに限定されず、必要に応じて種々変更可能である。例えば、上方側開口端を傾斜状に形成し、この傾斜部を更に突出した形状やV字状に凹んだ形状に形成させることができる。そして、突出頂部やV字の底部を循環水の水位線と合わせることで目安とすることができる。
【0036】
(D)また、本実施の形態では、排水処理槽1の最も上流に第1嫌気濾床槽10を設ける場合について記載したが、第1嫌気濾床槽10の代わりにあるいは第1嫌気濾床槽10の上流に、固液分離を行う夾雑物除去槽を設けることもできる。そして、循環水や洗浄水を夾雑物除去槽へ移送するように構成することで、処理水槽40に残留したSS等の被濾過物を夾雑物除去槽において効率的に回収することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、排水の処理を行う排水処理装置において、移送管を介して移送する流体の移送量を簡便かつ確実に把握するのに有効な技術を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態の排水処理槽1の概略を示す概略図である。
【図2】担体流動生物濾過槽30の模式図である。
【図3】第1エアリフトポンプ70の流出側端部の構成を示す斜視図である。
【図4】第1エアリフトポンプ70の流出側端部の構成を示す側面図である。
【図5】担体流動生物濾過槽30の通常運転時の状態を示す模式図である。
【図6】担体流動生物濾過槽30の逆洗運転時の状態を示す模式図である。
【図7】別の実施の形態のエアリフトポンプの流出側端部の構成を示す斜視図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】別の実施の形態のエアリフトポンプの流出側端部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…排水処理槽(排水処理装置)
10…第1嫌気濾床槽
20…第2嫌気濾床槽
30…担体流動生物濾過槽
35…散気装置
36…逆洗装置
40…処理水槽
50…消毒槽
70…第1エアリフトポンプ
71…吸入管
72…排出管、72a…流出側端部
73,173…開口部
73a,173a,173b…水平部
74,84…エアー供給配管
80…第2エアリフトポンプ
C3…粒状担体

Claims (7)

  1. 排水の処理を行う排水処理装置であって、
    流体を移送する移送管と、該移送管の流出側端部に設けられ上方側が開口する開口部とを備え、前記開口部の上方側開口端は、該開口部を流通する移送流体の水位線に対して目安となる目安形状を有することを特徴とする排水処理装置。
  2. 請求項1に記載した排水処理装置であって、
    前記開口部の上方側開口端には、該開口部を流通する移送流体の水位線に対し水平となる水平部が設けられていることを特徴とする排水処理装置。
  3. 請求項1または2に記載した排水処理装置であって、
    微生物を着床させた粒状担体が充填され、生物処理領域と濾過処理領域とに区画される第1処理槽と、該第1処理槽で生物処理および濾過処理された処理水を第2処理槽へ移送する第1移送管と、前記第1処理槽を洗浄したときに生成する洗浄水を前記第2処理槽へ移送する第2移送管とを有し、
    前記開口部は、前記第1および第2移送管のうち少なくとも一方の移送管に設けられていることを特徴とする排水処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載した排水処理装置であって、
    前記開口部の上方側開口端は、複数の目安形状を有していることを特徴とする排水処理装置。
  5. 流体を移送する移送管と、該移送管の流出側端部に設けられ上方側が開口する開口部とを備え、前記開口部の上方側開口端に、該開口部を流通する移送流体の水位線に対して目安となる目安形状を有する排水処理装置において、
    前記開口部の上方側開口端の所定の位置と、前記移送流体の水位線とを合わせるようにして、該移送流体の移送量を調節することを特徴とする流体移送方法。
  6. 請求項5に記載した流体移送方法であって、
    前記開口部の上方側開口端に、該開口部を流通する移送流体の水位線に対し水平となる水平部を設け、
    前記水平部と、前記移送流体の水位線とを合わせるようにして、該移送流体の移送量を調節することを特徴とする流体移送方法。
  7. 請求項5または6に記載した流体移送方法であって、
    微生物を着床させた粒状担体が充填され、生物処理領域と濾過処理領域とに区画される第1処理槽と、該第1処理槽で生物処理および濾過処理された処理水を第2処理槽へ移送する第1移送管と、前記第1処理槽を洗浄したときに生成する洗浄水を前記第2処理槽へ移送する第2移送管とを有する排水処理装置において、
    前記第1および第2移送管のうち少なくとも一方の移送管を介して移送される移送流体の移送量を調節することを特徴とする流体移送方法。
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