JP3555358B2 - 温水洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開昭62−112835号公報に開示されている装置においては、便器の横側に配設されたハウジングには、便器側に開口する開口部が形成されており、この開口部は、自重で閉じるシャッターが設けられている。そして、ハウジング内に収容されたノズルが便器側に前進してシャッターを押し開いた後、便器の略中央部に静止すると、ノズルの先端部の孔から、洗浄水が人体局部に向けて噴射されるようになっている。このシャッターは、ノズルが非使用時にハウジング内にあるとき、小便が飛散してノズルの先端部に付着するのを防止するために設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、シャッターの押し開きを、ノズル自身が、低速ではあるが直接にシャッターに対して衝突する態様をとっているので、長期間の使用により、ノズルの寿命を早めるという不具合があった。
【0004】
それ故に、本発明は、かような不具合がない温水洗浄装置を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段は、便器に近接して配置されるべきハウジング、前記ハウジングに形成された開口部を覆うように設けられたシャッター、前記ハウジング内に収容されたシリンダ、前記ノズルを前記シャッターを押し開くように前進せしめて前記シリンダの先端部を前記ハウジングの前方外側に変移させる駆動手段および前記シリンダ内に進退可能に装架されて前記シリンダの変移後に供給された来た洗浄水の圧力により前進した後に前記洗浄水を人体局部に向けて噴射するノズルを備えた温水洗浄装置を構成したことである。
【0006】
【作用】
上記技術的手段による作用は、以下の通りである。即ち、シャッターの押し開きをシリンダが行うので、ノズルとシャッターとの干渉することがなく、ノズルへの悪影響がない。
【0007】
【実施の態様】
以下、本発明の実施の一態様を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1ないし図5において、温水洗浄装置10は、便器(図示略)の後方上縁部に装架されるべきハウジング11を備える。このハウジング11の前方側には、周知のように、便座20および便蓋13が共通のピン(図示略)により枢支されている。ハウジング11は、左右方向に延在する本体部11aと、この本体部11aの左側から前方に突出する突出部11b とから構成されている。
【0009】
ハウジング11の本体部11aは、便器(図示略)の後方上縁部と連結されるベース部11cとこのベース部11cを覆うカバー部11dとから構成されている。ハウジング11の前方側には、開口部11eが形成されており、この開口部11eはシャッター12で覆われるようになっている。しかして、シャッター12の上側はピン14にて枢支されており、シャッター12は常時、鉛直をなすようになっている。
【0010】
ハウジング11の内部には、肛門洗浄機構のシリンダ14が収容されている。シリンダ14の後半部分は、ユニット15のガイド部15aに移動可能には保持されている。しかして、シリンダ14の後半部分の下側にはラック15が形成されており、このラック15は、ユニット15の基部15bに固定されたモータ16により回動されるギャ17と噛合している。そして、モータ16が正方向に所定数だけ回転すると、その回転数に対応する角度だけギャ17が正方向に回動するので、シリンダ14が正方向ないしは前方に所定距離だけ移動するようになっている。また、この移動が完了してシリンダ14が静止した後に、モータ16を他正方向に所定数だけ回転するとシリンダ14が元の位置に復帰するようになっている。
【0011】
シリンダ14内にはノズル18が進退可能に装架されており、シャワー洗浄スイッチ31がオンされると、その旨を受けた制御装置40が、まずモータ16をしてシリンダ14を第1所定量だけ前進せしめて、図5に示されるシャワー洗浄位置に変移せしめる。この前進の途中、図4に示されるように、シリンダ14はシャッター12を押し開くようになっている。シリンダ14のシャワー洗浄位置への変移の後、制御装置40は、第1電磁弁41および第2電磁弁42を開き、給水口から温水タンク43に水圧を圧送せしめて、温水タンク43に貯溜されている温水をシリンダ14内のノズル後部に供給するようになっている。しかして、かように圧送された温水は、ノズル18を所定量だけ前進せしめてシリンダ14から突出せしめ、しかる後に、ノズル18の先端部に形成された孔18a から温水が肛門に向けて噴射されるようになっている。この洗浄は、洗浄停止スイッチ33をオンすることにより停止されるようになっている。
【0012】
また、図示こそされないが、温水洗浄装置10は、上記した肛門洗浄機構と同様の構成を持つビデ洗浄機構を備えており、このビデ洗浄機構のシリンダに収容されるノズル50には、ビデ洗浄スイッチ32がオンされて第2所定量だけシリンダと共に変移した後、開かれた第3電磁弁51を介して温水が供給されるようになっている。そして、この温水が女性のビデ部に向けて噴射されるようになっている。
【0013】
肛門洗浄スイッチ31、ビデ洗浄スイッチ32および洗浄停止スイッチ33は、メインスイッチ30と共に、ハウジング11の本体部11aの左側から前方に突出する突出部11b に露呈・配置されており、これらスイッチと連結されて突出部11b 内に収容されたスイッチ回路基板37を介して、制御部40に電気的に接続されている。
【0014】
尚、上記した実施の形態は、単なる例示であって、請求項の記載で定義される本願発明の技術的範囲を限定するものではない。従って、例えば、ハウジングを便器の横側に設置するようにしても良いことは、勿論である。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、シャッターの押し開きはシリンダで行なわれるので、ノズルがシャッターと接触して、寿命を短くするようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温水洗浄装置の一実施形態の外観を示す図である。
【図2】図1に示す装置のシステムを示すブロック図である。
【図3】シリンダ格納時の図1に示す装置の断面図である。
【図4】シリンダ移動時の図1に示す装置の断面図である。
【図5】図1に示す装置の洗浄時の断面図である。
【符号の説明】
11: ハウジング
11e: 開口部
12: シャッター
14: シリンダ
16: モータ(駆動手段)
18: ノズル
Claims (1)
- 便器に近接して配置されるべきハウジング、前記ハウジングに形成された開口部を覆うように設けられたシャッター、前記ハウジング内に収容されたシリンダ、前記シリンダを前記シャッターを押し開くように前進せしめて前記シリンダの先端部を前記ハウジングの前方外側に変移させる駆動手段および前記シリンダ内に進退可能に装架されて前記シリンダの変移後に供給された来た洗浄水の圧力により前進した後に前記洗浄水を人体局部に向けて噴射するノズルを備えた温水洗浄装置。
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