JPH0645505Y2 - 衛生洗浄装置におけるノズル装置の駆動機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、局部洗浄機能を備えた衛生洗浄装置に係り、
特に洗浄水を噴出するノズル装置の姿勢を変更するため
の機構に関する。

〔従来の技術〕

従来から、加熱した洗浄水を局部に噴出して洗浄する衛
生洗浄装置が、便器に一体又は別体型として利用されて
いる。便器に一体化する例としては、たとえば特公昭62
-15689号公報及び特公昭63-26207号公報等に記載された
ものがあり、その他にも様々な構造のものが既に開発さ
れている。

これらの衛生洗浄装置において、局部洗浄のための基本
構造は、便器に一体化するケーシングの内部から洗浄位
置まで進退動作するノズルを設けると共にこのノズルに
温水を供給する加熱タンク等を備えるというものであ
る。このような構造は従来の衛生洗浄装置の殆どに採用
され、温水温度の適正な制御やノズルのストローク変更
による洗浄位置の最適化等が更に進められている。

〔考案が解決しようとする課題〕

衛生洗浄装置のノズル装置は、シリンダに伸縮ノズルを
摺動自在に備えたものが一般的な構造である。そして、
肛門洗浄用及びビデ用として使うためには、洗浄水の噴
出ポイントを２個所以上に設定する必要があるので、従
来では二とおりの方式が採用されていた。その一つは、
シリンダをケーシングに固定しておき、モータによって
伸縮ノズルをストローク動作させることで洗浄ポイント
を設定する方式である。他方の方式は、水圧によって伸
縮ノズルを移動させるものであり、伸縮ノズルのストロ
ークは一定であるためシリンダを前後に動かすことによ
って洗浄ポイントを変更する構造である。

後者の水圧を利用して伸縮ノズルを移動させるもので
は、シリンダを移動させる駆動系のみを備えればよく、
前者の伸縮ノズル駆動の場合よりも構造は比較的簡単に
なる。また、シリンダを前後に移動させるには、モータ
等による駆動は無論可能であるが、ケーシング外部から
の機械的な操作によって手動で行うこともできる。この
ような手動操作のための機構としては、様々なものが考
えられるが、ケーシングの内部にはバルブユニットやそ
の他の機器が収納されるので、占有率が小さいものが好
ましい等の制限を受ける。

そこで、本考案はモータ等の駆動装置を必要とせずにシ
リンダの位置変更を手動操作で行える簡単な機構を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本考案の衛生洗浄装置は、以上の目的を達成するため、
洗浄水が供給されるシリンダをケーシング内に設け、該
シリンダ内に連通する内部流路を備え前記洗浄水の水圧
によって洗浄位置方向へ往復移動可能な伸縮ノズルとを
備えた衛生洗浄装置であって、前記シリンダを洗浄位置
方向へ移動可能にフレームに取り付けると共に、リンク
機構によって前記シリンダに連接する回転軸を前記フレ
ームに取り付け、前記シリンダの移動を操作する操作手
段を前記ケーシングの外部に設け、該操作手段と前記回
転軸との間に操作力伝達用のワイヤを配線し、更に該回
転軸に前記ワイヤを周面に巻回保持するドラムを設け、
該ドラムはワイヤの抜けを規制する抜け防止機構を備え
ていることを特徴とする。

〔作用〕

ワイヤは操作手段からの操作力をドラムを介して回転軸
に伝達し、リンク機構によってシリンダをフレーム上で
移動させる。ワイヤはドラムの周面に巻付けられてその
一端が保持され、操作時にワイヤが弛んでドラムの周面
から外れるようになっても、抜け防止機構によりワイヤ
は保持され、ドラムから外れることが防止される。

〔実施例〕 以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を具体的に
説明する。

第１図は本考案の１実施例を示す衛生洗浄装置の内部平
面図である。

衛生洗浄装置はそのケーシング１に各種の機器を組み込
んだもので、取付基板1aにこれらの機器が固定されてい
る。第２図は据え付け状況を示すもので、浴槽Ａ及び洗
面器Ｂを一体に備えたユニットバスの中で、洗面器Ｂの
前面に配置した便器本体Ｃにケーシング１が固定されて
いる。

取付基板1aには、外部の給水及び給湯源に接続されるバ
ルブユニット2,洗浄水を噴出するノズル装置3,これらの
機器を作動させる操作部ユニット4,制御系駆動用として
備えたリチウム電池内蔵の電源ユニット５及び制御回路
基板６が固定されている。

バルブユニット２は、外部の給水管2a及び給湯管2bに接
続される入水管2c及び入湯管2dを備え、自動温度調節機
能を持つサーモスタットミキシングバルブを内蔵したも
のである。また、入湯管2dからサーモスタットミキシン
グバルブへの流路には捨湯電磁弁7aが設けられ、下流に
は吐水電磁弁7bが組み込まれている。第３図は水の流れ
系を示すもので、吐水電磁弁7bの下流には定流量弁7c,
バキュームブレーカ7d及び分配弁7eがそれぞれ設けら
れ、この分配弁7eによって吐水がノズル装置３側及び捨
湯側に分配される。また、捨湯電磁弁7aには捨湯排出管
2eが接続され、これを外部の捨湯管2fに連結している。
なお、分配便7eは操作部ユニット４に設けた調整摘み4a
及びこれに接続した可撓軸4bによって行われる。

第４図及び第５図はノズル装置３を示す断面図である。

ノズル装置３は上端に供給管3aを接続したシリンダ3b及
び伸縮ノズル3cを備えたもので、供給管3aから流入する
洗浄水の水圧によって伸縮ノズル3cを洗浄位置まで進出
させる構成を持つ。伸縮ノズル3cの上端部にはピストン
部3dを形成すると共に先端に向けて内部流路3eを設け、
更に先端に噴出孔3fを開けている。また、ピストン部3d
とシリンダ3bの先端側にはコイルスプリング3gが設けら
れ、水圧が低下するとその付勢力によって伸縮ノズル3c
を収納方向へ移動可能としている。

このような構成において、供給管3aから洗浄水がシリン
ダ3b内に送り込まれると、ピストン部3dがこれを受けて
伸縮ノズル3cが第４図のように進出する。そして、この
進出動作と同時に内部流路3eからの洗浄水が噴出孔3fか
ら噴射され、局部洗浄を行うことができる。また、洗浄
水の供給が停止した後には、水圧が低下するためコイル
スプリング3gの付勢力によって伸縮ノズル3cは第５図の
ようにシリンダ3b内に収納される。

また、ノズル装置３の噴出孔3fの位置を変えて肛門洗浄
用及びビデ用として使えるようにシリンダ3bを前方へ移
動させるため、このシリンダ3bをフレーム８によって支
持する。フレーム８は第６図に示すように、円弧状の姿
勢変更ガイド8aを奥側に備え、先端側に保持ガイド8bを
設けている。姿勢変更ガイド8aは、シリンダ3bの下面に
設けた二股状の支持アーム3hを受け、一方保持ガイド8b
はシリンダ3bの左右に設けたピン3iを摺動可能に保持し
ている。これらのガイドにより、シリンダ3bを前側に引
き出すと、第４図の一点鎖線で示すように、収納位置の
場合に比べてシリンダ3bの傾斜が小さい姿勢となって進
出することになる。

以上のシリンダ3bの進出動作は、フレーム８に回転自在
に架け渡した回転軸９及びこの回転軸９に固定されて先
端をシリンダ3cに連接したリンクロッド9aによって行わ
れる。第７図（ａ）は回転軸９及びその付属機構を概略
して示す平面図、第７図（ｂ）は同図（ａ）のＩ−Ｉ線
矢視断面図である。図示のように、回転軸９の一端側は
フレーム８のスリーブ8cに挿入され、端部には係合ピン
9c付きのアーム9bを固定している。また、スリーブ8cの
周囲にはコイルスプリング8dが設けられ、その巻き方向
の両端を第７図（ｂ）のように係合ピン9c及びフレーム
８に設けた拘束ピン8eに係合させている。このため、第
７図（ｂ）において回転軸９を時計方向に回転させる
と、係合ピン9cの移動によってコイルスプリング8dが締
め上げられ、反時計方向へ弾性反力を生じる。したがっ
て、回転軸９を自由にすればコイルスプリング8dの復元
力により回転軸９は元の位置まで回転復帰する。

回転軸９の回転操作は、操作部ユニット４に備える切換
摘み10及びこれと回転軸９との間を結ぶワイヤ11とによ
り行われる。第８図は操作部ユニット４部分の縦断面図
であり、切換摘み10の軸10aの下端にプーリ10bが設けら
れると共にこのプーリ10bにワイヤ11が巻き取り及び解
放自在に取り付けられている。一方、回転軸９にもワイ
ヤ11を巻回可能なドラム20が固定され、第１図に示すよ
うに切換摘み10から回転軸９までのワイヤ11を案内する
ためのガイドプーリ12,13が取付基板1aに回転自在に設
けられている。そして、第１図において、中立位置から
切換摘み10を時計方向へ回転させるとワイヤ11が引っ張
られるようなワイヤ11の巻方向とすれば、第６図（ｂ）
においてドラム20が時計方向へ回転する。このため、回
転軸９及びリンクロッド9aによってシリンダ3cが前側に
移動し、第４図の一点鎖線で示す位置に設定できる。

なお、ガイドプーリ12は、第９図に示すように固定軸12
aに回転自在としたもので、この固定軸12aが固定金具12
bによって取付基板1aに固定されている。そして、この
固定金具12bに長孔12cを開けてビス12d止めすることに
より、固定金具12bを移動自在としておけば、ガイドプ
ーリ12の位置を変更でき、ワイヤ11のテンションを適正
に設定できる。また、ガイドプーリ12の周面に沿って保
持プレート12eを設けておけば、ワイヤ11が弛んでもパ
スから外れてしまうことはない。このような構成は、一
方のガイドプーリ13にも持たせることは無論である。

第10図（ａ）及び（ｂ）はそれぞれ第８図のII-II線及
びIII-III線矢視による断面図である。

切換摘み10の軸10aには切換摘み10を中立，肛門洗浄及
びビデ位置にそれぞれ保持する保持機構が設けられる。
この保持機構は第10図（ａ）に示すように、軸10aに形
成した拘束カム14aに対してケーシング１内の固定座1b
に設けたスリーブ1cに内蔵したスプリング14b及びこれ
によって付勢されるボール14c備えている。また、スプ
リング14bはスリーブ1cにねじ込む調整ビス14dによって
付勢力を適切に設定できるようになっている。このよう
な保持機構により、第10図（ｃ）のように軸10aを反時
計方向へ回転させると、拘束カム14aとボール14cとの当
接係合によって保持され、第10図（ｅ）のように逆に時
計方向へ回転させたときも同様に保持される。そして、
第10図においては、同図（ａ）が中立位置であり、軸10
aが反時計方向へ90度回転したときは肛門洗浄位置及び
時計方向へ90度回転したときはビデ位置に設定される。

また、軸10aには第10図（ｂ）のようにカム部15が形成
され、固定座1cにはリミットスイッチ16が設けられる。
リミットスイッチ16に設けた揺動アーム16aの転動子16b
は、カム部15の周面に対向して配置されその回転に伴っ
て転動子16bが当接して揺動アーム16aが動作し、このと
きの信号を制御系に入力する。第10図（ｂ）は中立位置
の場合であり、転動子16bはカム部15から離れており、
制御系への入力はない。第10図（ｄ）は肛門洗浄位置の
場合であり、転動子16bがカム部15に当たって揺動アー
ム16aが動作して制御系に信号が入力され、肛門洗浄が
行われる。また、第10図（ｆ）はビデ位置の状態であ
り、肛門洗浄の場合と同様にリミットスイッチ16によっ
て制御系に信号が入力される。

ここで、ワイヤ11は中立位置にあるときに適正なテンシ
ョンを持つように配線し、肛門位置のときには緩み逆に
ビデ位置のときには引っ張りが加えれるようにしてお
く。

更に、第11図から第13図はドラム20の詳細を示すもので
ある。

ドラム20は周面の一部を除いてワイヤ11が入り込む溝21
を形成し、溝21の終端には中心側へ向けてワイヤ11に連
結したストッパ11aが嵌まり込む保持座22を設けてい
る。また、保持座22と半径方向に対向する位置には、溝
21を跨ぐように抜け防止ピン23が設けられている。この
抜け防止ピン23は、第11図（ａ）の一点鎖線で示すよう
にワイヤ11を溝21の中で巻き付けてストッパ11aを保持
座22に静止させたとき、ワイヤ11が図中の二点鎖線のよ
うに撓んでもワイヤ11がドラム20から外れないようにす
るためのものである。

以上の構成において、切換摘み10を肛門洗浄側へ回転さ
せると、第10図（ｃ）及び（ｄ）のように軸10aが回転
し、ボール14cを含む保持機構によって定位置に保持さ
れる。そして、これと同時にリミットスイッチ16がオン
してその信号が制御回路基板６の制御部に入力される。
これにより、吐水電磁弁7bが開弁し、サーモスタットミ
キシングバルブによって適切に混合された温水がノズル
装置３に送られる。一方、軸10aが第10図において反時
計方向へ回転するときは、ワイヤ11は緩む方向なので、
回転軸９を回転させる作用力は発生しない。したがっ
て、ノズル装置３のシリンダ3bは第５図の状態に停ま
り、伸縮ノズル3cのみが供給された洗浄水の水圧によっ
て第４図の実線で示す位置まで進出する。この進出に続
いて洗浄水が噴出孔3fから噴射され、肛門洗浄が行われ
る。

肛門洗浄においては、切換摘み10を回転させるとき、ド
ラム20は第６図（ａ）の姿勢をとり、ワイヤ11は緩む。
これに対し、第11図（ａ）で示したように抜け防止ピン
23によってワイヤ11は拘束され、ドラム20から外れてし
まわないように保持される。また、ワイヤ11の素材を可
撓性の金属線材としておけば、素材の弾性によって第11
図（ａ）のように抜け防止ピン23によって曲げ変形する
ように撓ませることができ、中立位置へ切り換えるとき
には溝21の中にワイヤ11を速やかに戻すことができる。
また、ドラム20のみでなく、プーリ12,13には保持プレ
ート12eを設けているので、ワイヤ11がプーリ12,13の周
面から離れることはない。

洗浄を終了させるときは、切換摘み10を中立位置に戻せ
ばリミットスイッチ16がオフとなり、制御系への信号入
力により、吐水電磁弁7bが閉弁する。これにより、ノズ
ル装置３への供給水圧が低下し、内蔵したコイルスプリ
ング3gの復元力によって伸縮ノズル3cは第５図のように
シリンダ3b内に収納される。

一方、ビデ側に切換摘み10を回転すると、ワイヤ11はプ
ーリ10b巻き取られ、これにより第６図（ｂ）において
プーリ9dが時計方向へ回転を始める。このため、回転軸
９も一体となって回転してリンクロッド9aによりシリン
ダ3bを前側へ押し出す。シリンダ3bは、円弧状の姿勢変
更ガイド8a及び保持ガイド8bによって案内され、第４図
の一点鎖線で示す姿勢をとるようになる。すなわち、収
納位置にあるシリンダ3bに比べて傾斜が小さくなり且つ
前方に進出している。このようなシリンダ3bの位置変更
と同時に、肛門洗浄の場合と同様に吐水電磁弁7bの開弁
によってシリンダ3b内に洗浄水が供給され、伸縮ノズル
3cがシリンダ3bから進出する。そして、供給された洗浄
水は肛門洗浄の場合よりもケーシング１から離れた位置
で噴射され、ビデとして機能させることができる。

洗浄終了後に切換摘み10を中立位置に戻すと、洗浄水の
供給停止によって肛門洗浄の場合と同様に伸縮ノズル3c
がシリンダ3b内に収納される。一方、ワイヤ11には引っ
張りがなくなるので、プーリ9dに対する拘束力も零とな
る。このため、コイルスプリング8dの復元力によって、
回転軸９が第６図（ｂ）において反時計方向へ回転し、
シリンダ3bを元の位置に収納する。

以上のように、ノズル装置３の洗浄ポイントの変更をワ
イヤ11を利用して手動操作することにより、洗浄位置を
２ヶ所に設定できる。また、ワイヤ11を操作力伝達手段
として利用するので、ケーシング１内に配置する各種の
機器の間をぬってワイヤを11を配線することができる。
このため、機器のレイアウトに規制が加わることがな
く、またドラム20やプーリ12,13からワイヤ11が外れる
こともないので、安定したノズル装置３の作動が得られ
る。

〔考案の効果〕

以上に説明したように、本考案の衛生洗浄装置において
は、ノズル装置のシリンダとケーシングの外部の切換摘
みとをワイヤによって機械的に連接してシリンダを前後
に移動させている。このため、ケーシングに配置する機
器の間をぬようにワイヤを配線すれば、機器のレイアウ
トの自由度に影響を与えることがなく、また駆動モータ
等を備える分のスペースも不要となる。

更に、ワイヤを巻きつけてシリンダを移動させるための
ドラムには、ワイヤが溝から抜け出ないように抜け防止
ピンを設けているので、ワイヤが緩む方向へ操作しても
再作動が確実に行える。また、ワイヤが弛むように配線
できるので、停止位置の場合に中立とし、肛門洗浄又は
ビデとして使うときの何れか一方の場合のみにワイヤに
テンションが付加されるようにすれば、ワイヤの疲労も
少なく耐久性も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す衛生洗浄装置の内部平
面図、第２図はユニットバス内での据え付け状況を示す
斜視図、第３図は水の流れ系を示す説明図、第４図及び
第５図はノズル装置部分の縦断面図、第６図（ａ）及び
（ｂ）はそれぞれノズル装置の平面図及び側面図、第７
図（ａ）は回転軸によるシリンダの駆動系を示す概略平
面図、第７図（ｂ）は第７図（ａ）のＩ−Ｉ線矢視断面
図、第８図は操作部ユニット部分の縦断面図、第９図は
ガイドプーリを示す図、第10図は切換摘みの軸の回転に
よる保持及びリミットスイッチの作動を示す図、第11図
（ａ）はドラムの正面図、第11図（ｂ）及び（ｃ）はそ
れぞれ同図（ａ）のIV-IV線及びＶ−Ｖ線断面図、第12
図はドラムの背面図、第13図はドラムとワイヤを示す斜
視図である。 1:ケーシング、1a:取付基板 2:バルブユニット、2a:給水管 2b:給湯管、2c:入水管 2d:入湯管、2e:捨湯排出管 2f:捨湯管、3:ノズル装置 3a:供給管、3b:シリンダ 3c:伸縮ノズル、3d:ピストン部 3e:内部流路、3f:噴出孔 3g:コイルスプリング 3h:支持アーム、3i:ピン 4:操作部ユニット、4a:水勢調節摘み 4b:可撓軸、5:電源ユニット 6:制御回路基板、7a:捨湯電磁弁 7b:吐水電磁弁、7c:定流量弁 7d:バキュームブレーカ 7e:分配弁、7f:ノズル側捨湯管 8:フレーム、8b:姿勢変更ガイド 8b:保持ガイド、8c:スリーブ 8d:コイルスプリング 8e:拘束ピン、9:回転軸 9a:リンクロッド、9b:アーム 9c:係合ピン 10:切換摘み、10a:軸 10b:プーリ、11:ワイヤ 11a:ストッパ、12,13:ガイドプーリ 14a:拘束カム、15:カム部 16:リミットスイッチ 20:ドラム、21:溝 22:保持座、23:抜け防止ピン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】洗浄水が供給されるシリンダをケーシング
   内に設け、該シリンダ内に連通する内部流路を備え前記
   洗浄水の水圧によって洗浄位置方向へ往復移動可能な伸
   縮ノズルとを備えた衛生洗浄装置であって、前記シリン
   ダを洗浄位置方向へ移動可能にフレームに取り付けると
   共に、リンク機構によって前記シリンダに連接する回転
   軸を前記フレームに取り付け、前記シリンダの移動を操
   作する操作手段を前記ケーシングの外部に設け、該操作
   手段と前記回転軸との間に操作力伝達用のワイヤを配線
   し、更に該回転軸に前記ワイヤを周面に巻回保持するド
   ラムを設け、該ドラムはワイヤの抜けを規制する抜け防
   止機構を備えていることを特徴とする衛生洗浄装置にお
   けるノズル装置の駆動機構。