JPH0714464Y2 - 衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構 - Google Patents

衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構

Info

Publication number
JPH0714464Y2
JPH0714464Y2 JP1988112979U JP11297988U JPH0714464Y2 JP H0714464 Y2 JPH0714464 Y2 JP H0714464Y2 JP 1988112979 U JP1988112979 U JP 1988112979U JP 11297988 U JP11297988 U JP 11297988U JP H0714464 Y2 JPH0714464 Y2 JP H0714464Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
nozzle cylinder
cylinder
drive mechanism
washing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988112979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0233881U (ja
Inventor
勇次 藤江
滋 仁木
洋式 山崎
哲博 片宗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Industries Ltd filed Critical Koito Industries Ltd
Priority to JP1988112979U priority Critical patent/JPH0714464Y2/ja
Publication of JPH0233881U publication Critical patent/JPH0233881U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0714464Y2 publication Critical patent/JPH0714464Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、局部を使用者の体格に応じて衛生的かつ快適
に洗浄することのできる衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動
機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より人体の局部洗浄用の衛生洗浄装置として、肛門
洗浄又は肛門洗浄とビデ洗浄を可能にするもの等の各種
構造のものが使用されている。一般にこの種の衛生洗浄
装置の噴射ノズル駆動機構は、使用時に構造上予め決定
されている便器内の露出位置にノズルが現れ、該ノズル
から被洗浄局部に向かって洗浄水を噴射するように成っ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の構造では、ノズルの露出位置が予め
設計された固定位置であるため、使用者の体格によっ
て、例えば大人と子供ではその便器に対する局部位置が
異り、該ノズルの最適位置にずれが生じるという問題を
有するものであった。
また、局部を洗浄する場合において、その周囲も洗浄し
ようとする場合には、使用者は便器に腰を掛けた状態で
臀部位置を動かさなければならず、甚だ面倒であった。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、使
用者の体格に応じて洗浄水を噴出する位置が調節可能に
成る、噴出位置調節機構を備えた衛生洗浄装置の噴射ノ
ズル駆動機構を提供することと、噴出位置でその位置を
微動して局部周辺を洗浄する機能を備えた衛生洗浄装置
の噴射ノズル駆動機構を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る衛生洗浄装置
の噴射ノズル駆動機構は、ノズルシリンダに対してノズ
ルロッドを摺動自在に内挿し、ノズルシリンダ往復駆動
手段を介して該ノズルロッドを収納位置と洗浄位置に出
退変位する構造にすると共に、該ノズルシリンダを支持
ブラケットに対して軸方向摺動自在に支承し、該ノズル
シリンダと支持ブラケット間にノズルシリンダ往復駆動
手段を構成し、該ノズルシリンダ往復駆動手段を中央制
御回路を介して手動又は自動的に駆動し、突出したノズ
ルロッドの噴出孔の位置を微調節することを要旨とする
ものである。また中央制御回路からの制御信号により、
ノズルシリンダの位置調節後、ノズルシリンダ往復駆動
手段を介してノズルロッドを所定の範囲で進退振動する
構造にすることもできる。
〔作用〕
上記構成では、収納位置,肛門洗浄位置及びビデ洗浄位
置に出退するノズルロッドを収容したノズルシリンダを
更に出退調節することができるノズルシリンダ往復駆動
手段を構成しているため、使用時に肛門洗浄位置又はビ
デ洗浄位置に突出した噴出孔の位置を使用者の適正位置
に微調節することができる。また、該ノズルシリンダ往
復駆動手段を中央制御回路によって、予め記憶させた設
定位置に調節させることによって、使用者に応じて自動
調節するように成る。上記構成では、ノズルシリンダ往
復駆動手段を調節位置において所定の振幅で往復微動す
ることにより、被洗浄部位の幅を拡大洗浄することがで
きる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構
の一実施例を図面に従って説明する。
1は、便器2の上面に載設した便座3の後方に位置し
て、該便器2に固設して成る衛生洗浄装置本体であり、
該本体ケース4の中央部に位置して本考案に係る洗浄水
噴射ノズル駆動機構5のノズル組立体6が設けられる。
該ノズル組立体6は、ノズルシリンダ7の両側水平位置
に、該ノズルシリンダ7に沿って摺動用リブ8,8を突設
すると共に、該ノズルシリンダ7を支持ブラケット9,9a
に対向して形成したガイド溝10,10に対して、上記摺動
用リブ8,8を摺動自在に嵌合保持して成る。また該ノズ
ルシリンダ7の下面側後部側壁に構成したラック11は、
上記支持ブラケット9の一側に固設したシンクロナスモ
ータ又はパルスモータ等のシリンダ位置調節制御モータ
12の駆動軸に軸着したピニオン13と噛合し、中央制御回
路CPUからの制御信号によってモータドライバD1を介し
て該シリンダ位置調節制御モータ12を正逆転駆動させ、
ノズルシリンダ7の支承位置を変更するノズルシリンダ
往復駆動手動14を構成してある。
上記ノズルシリンダ7の後端に一体的に構成した板発条
ケース16に軸設したドラム17には、一端を固着した板発
条18が捲回してあり、該板発条18の外端を上記ノズルシ
リンダ7の先端からシール部材を介して気密的に挿入し
たノズルロッド15の後端と連結固着してある。該板発条
ケース16の側面に固設したシンクロナスモータ又はパル
スモータ等のノズル位置変更用制御モータ19は、駆動軸
に上記ドラム17を軸着して成り、中央制御回路CPUから
の制御信号によりモータドライバD2を介して該ノズル位
置変更用制御モータ19を正逆転駆動させ、板発条18の巻
き解きによってノズルシリンダ7に対してノズルロッド
15を変位せしめ、所定位置に停止するノズルロッド往復
駆動手段20を構成する。
21は、上記ノズルシリンダ7の先端部近傍に構成した洗
浄水供給ポートであり、上記ノズルロッド15の先端に固
設したノズル部材22の肛門用吐水孔23又は、ビデ用吐水
孔24と連通する各連通路25,26の各開口部25a,26aとそれ
ぞれノズルロッド15の所定突出位置で気密的に導通する
構造に成る。
尚、27は、支持ブラケット9の頂部に一体的に整形した
配線用ダクトである。
上記構成の洗浄水噴射ノズル駆動機構5は、第7図に示
すように、操作パネル30と入出力回路31を介して接続し
た中央制御回路CPUによって駆動制御するものであり、
該中央制御回路CPUと接続した書替型記憶回路32によっ
て使用者の適正位置を記憶させることもできる。
次に、第8図に示すフローチャートに従って本考案に係
る噴射ノズル駆動機構の作動の一例を説明する。
衛生洗浄装置を使用状態「スタート」にする。ここで
「肛門洗浄指令」か「ビデ洗浄指令」かが選択される
と、ノズル位置変更用制御モータ19が正転駆動する。該
ノズル位置変更用制御モータ19が駆動するとドラム17に
捲回した板発条18が繰り出され、ノズルロッド15をノズ
ルシリンダ7から突出せしめる。そこで「ノズルロッド
位置」が選択した指令位置に達すると、該ノズル位置変
更用制御モータ19を停止し、「ノズル位置調節指令」が
ない場合は、洗浄水を図示しない温水タンクから水道給
水圧力によって洗浄水供給ポート21に供給する。一方
「ノズル位置調節指令」がある場合は、「マニュアル調
節」か「自動調節」かを判断し、マニュアル調節の場合
は、操作パネル30からのスイッチ操作によってシリンダ
位置調節制御モータ12を正逆転させ、ノズルシリンダ7
を進退位置調節する。シリンダ位置調節制御モータ12を
回転駆動すると、該駆動軸に軸着したピニオン13と噛合
したラック11が、その噛合位置を変更するため、ノズル
シリンダ7は、ガイド溝10,10に沿って両側に突設した
摺動用リブ8,8が案内されるようになり、突出又は後退
する。一方「自動調節」の場合は、予め記憶回路32に記
憶してある制御情報を読み出し、前述と同様にシリンダ
位置調節制御モータ12を駆動し、位置調節をしながら洗
浄水を供給する。この状態でノズル部材22の肛門用吐水
孔23又は、ビデ用吐水孔24から洗浄水を噴出するように
成る。ここで洗浄部位の周囲を洗浄する「振幅洗浄指
令」があると、シリンダ位置調節制御モータ12に、上記
調節位置を中心にして所定の回転角度範囲で正逆転を繰
り返す。「洗浄終了指令」が出されると、先ず洗浄水供
給ポート21に供給していた洗浄水を停止し、然る後シリ
ンダ位置調節制御モータ12を停止し、ノズル位置変更用
制御モータ19を逆転駆動してノズルロッド15が収納位置
に至るまで後退せしめて、次の作動命令信号を待機す
る。
尚、前記実施例の構成ではノズルシリンダ往復駆動手段
14を、シンクロナスモータ又はパルスモータ等のシリン
ダ位置調節制御モータ12によって駆動するピニオン13を
ラック11と噛合する構造にしたが、該構造は実施例やウ
ォームギヤ等の歯車式ばかりでなく、リンク式又はカム
式等の各種構成によっても同様の目的を達成することが
できることはいうまでもない。
〔考案の効果〕
本考案に係る衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構は、以
上のように構成したから、収納位置、肛門洗浄位置及び
ビデ洗浄位置に出退するノズルロッドを収容したノズル
シリンダを更に出退調節することができるノズルシリン
ダ往復駆動手段を構成し、使用時に突出した噴出孔の位
置を微調節することができるため、使用者の体格の違い
によって生じる洗浄温水噴出位置の不適合を解消するこ
とができるものである。また、該ノズルシリンダ往復駆
動手段を中央制御回路によって、予め記憶させた設定位
置に調節させることによって、使用者に応じて自動調節
するように成り、老人又は幼児でも容易に操作ができ
る。更に、本考案の衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構
は、ノズルシリンダ往復駆動手段を調節位置において所
定の振幅で往復微動することにより、被洗浄部位の幅を
拡大し、その周囲を洗浄することができるシステムを構
成することができる等の特徴を有するものであり、本考
案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機
構の一実施例を示すノズル収納状態の正面図、 第2図は同左側面図、 第3図は第1図におけるIII−III線断面図、 第4図は支持ブラケットの構造を示す一部切欠した正面
図、 第5図はノズルロッドとノズルシリンダの構造を示す一
部切欠した平面図、 第6図は第5図におけるVI−VI線断面図、 第7図は本考案の制御系を示すブロックダイアグラム、 第8図(a)乃至(c)は同制御系と噴射ノズル駆動機
構の動作の関係を示すフローチャートである。 1……衛生洗浄装置本体 5……洗浄水噴射ノズル駆動機構 6……ノズル組立体 7……ノズルシリンダ 9,9a……支持ブラケット 12……シリンダ位置調節制御モータ 14……ノズルシリンダ往復駆動手段 15……ノズルロッド 19……ノズル位置変更用制御モータ 20……ノズルロッド往復駆動手段 22……ノズル部材 CPU……中央制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山崎 洋式 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1番 1号 東陶機器株式会社小倉第二工場内 (72)考案者 片宗 哲博 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1番 1号 東陶機器株式会社小倉第二工場内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルシリンダに対してノズルロッドを摺
    動自在に内挿し、ノズルシリンダ往復駆動手段を介して
    該ノズルロッドを収納位置と洗浄位置に出退変位する構
    造にすると共に、該ノズルシリンダを支持ブラケットに
    対して軸方向摺動自在に支承し、該ノズルシリンダと支
    持ブラケット間にノズルシリンダ往復駆動手段を構成
    し、該ノズルシリンダ往復駆動手段を中央制御回路を介
    して手動又は自動的に駆動し、突出したノズルロッドの
    噴出孔の位置を微調節することを特徴とする衛生洗浄装
    置の噴射ノズル駆動機構。
  2. 【請求項2】中央制御回路からの制御信号により、ノズ
    ルシリンダの位置調節後、ノズルシリンダ往復駆動手段
    を介してノズルロッドを所定の範囲で進退振動する構造
    に成る請求項1記載の衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機
    構。
  3. 【請求項3】支持ブラケットとノズルシリンダが、ノズ
    ルシリンダの両側に突設した摺動用リブを支持ブラケッ
    トに構成したガイド溝と嵌合した摺動構造に成る請求項
    1又は2記載の衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構。
  4. 【請求項4】ノズルシリンダ往復駆動手段が、支持ブラ
    ケットに固設した制御モータと、歯車式,リンク式又は
    カム式駆動伝達機構を介してノズルシリンダと連結した
    構造に成る請求項3記載の衛生洗浄装置の噴射ノズル駆
    動機構。
JP1988112979U 1988-08-29 1988-08-29 衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構 Expired - Lifetime JPH0714464Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988112979U JPH0714464Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988112979U JPH0714464Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0233881U JPH0233881U (ja) 1990-03-02
JPH0714464Y2 true JPH0714464Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31352412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988112979U Expired - Lifetime JPH0714464Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714464Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168835A (ja) * 1984-02-09 1985-09-02 アイシン精機株式会社 自動式局部洗浄装置
JPS62296023A (ja) * 1987-05-29 1987-12-23 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168835A (ja) * 1984-02-09 1985-09-02 アイシン精機株式会社 自動式局部洗浄装置
JPS62296023A (ja) * 1987-05-29 1987-12-23 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0233881U (ja) 1990-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2503070B1 (en) Injection member assembly
JP2011127320A (ja) 衛生洗浄装置
JPH0714464Y2 (ja) 衛生洗浄装置の噴射ノズル駆動機構
JPH0960088A (ja) 人体局部洗浄装置
JPH11110U (ja) 衛生洗浄装置
JP4591542B2 (ja) ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置
JP2605542Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2939257B2 (ja) 噴射ノズル位置駆動制御方法及びこの方法を用いた衛生洗浄装置
JPH08284236A (ja) 衛生洗浄装置
JPS59102032A (ja) 衛生洗浄装置
JP2939258B2 (ja) 噴射ノズル位置駆動制御方法及びこの方法を用いた衛生洗浄装置
JPS6113056B2 (ja)
JP3163982B2 (ja) 温水洗浄装置
JP5093030B2 (ja) ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置
JPH0472933B2 (ja)
JPH09296497A (ja) 人体局部洗浄装置
JP2688940B2 (ja) 揺動洗浄機能を具備した衛生洗浄装置の噴射ノズル揺動駆動制御方法
JPH0714463Y2 (ja) 衛生洗浄装置の噴射ノズル
JP3019413B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP3180797B2 (ja) 衛生洗浄装置
JPH0266227A (ja) 噴射ノズルの位置決め方法及びこの方法を用いた衛生洗浄装置
JPS5915141A (ja) 衛生洗浄装置
JPH0921158A (ja) 位置移動機構を備えた温水洗浄装置の洗浄ノズル
JPS5910637A (ja) 衛生洗浄装置
JPH0211500Y2 (ja)