JP3019413B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents
衛生洗浄装置Info
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Description
り、特に洗浄水を噴出するノズルを掃除しやすくしたノ
ズル装置に関する。
浄水をノズル装置によって局部に向けて噴射する構造が
一般的であり、その例を第7図に示す。
1が固定され、このケーシング1に便座1a及び便蓋1bを
開閉自在に取り付けている。ケーシング1の内部には、
洗浄水を加熱するタンクや乾燥のための温風ファン及び
制御部が内蔵され、各機能の操作はケーシング1の上面
に設けた操作部2によって行われる。そして、ケーシン
グ1の中にはノズル装置3が組み込まれ、このノズル装
置3には洗浄位置まで進出するノズル本体4とその先端
に設けたノズルヘッド4aを備えている。
タを備え、操作部2のスイッチによってノズル本体4を
肛門洗浄位置またはビデ用位置に設定し、洗浄後にはノ
ズル本体4はケーシング1内の収納位置に戻される。そ
して、洗浄スイッチを押すとこのようなノズル本体4の
洗浄位置への移動の各位置に応じて、加熱タンクとの配
管中に備えた電磁弁が開いてノズルヘッド4aからは洗浄
水が噴射される。
これらはケーシング1の中に納められてしまうので、こ
れらを外から覗くことはできない。このため、ノズル本
体4やノズルヘッド4aを掃除する場合には、このノズル
本体4を引き出す必要がある。
きには、制御シーケンスに応じて洗浄水がノズルヘッド
4aから噴出される。このため、ノズル本体4を掃除する
際には洗浄水が便器本体50の外まで飛び散ったり、掃除
する人が洗浄水を浴びることになる。したがって、掃除
するときには、ノズルヘッド4aに開けた噴出孔を指で押
さえたりしながらの作業となり、十分な拭き掃除はでき
ない。
からの水の吹き出しが少なくなるので、掃除は或る程度
までしやすくなる。しかし、たとえば人が便座1aに着座
しない限り洗浄水が噴出されないようにするための着座
スイッチを設けた場合では、着座スイッチがオンとなる
ように便座1aに手を置いて押す等の作業となる。このた
め、ノズル本体4の掃除には片手しか使えず、同様に作
業し難いという問題がある。
するときにこれを進出させても洗浄水の吹き出しがない
ようにし、ノズル本体やノズルヘッドの拭き掃除が簡単
に行えるようにすることにある。
置及び洗浄位置までの間を駆動装置によって進退するノ
ズル本体を備え、前記ノズル本体がその洗浄位置にある
ときに先端のノズルヘッドから洗浄水を噴出する構成の
衛生洗浄装置であって、所定の指令を受けたときに、前
記駆動装置によって前記ノズル本体を前記収納位置から
前記洗浄位置に進めるとともに、前記洗浄位置において
前記ノズル本体への洗浄水の供給を停止させるノズル制
御手段を備えたことを特徴とする。
が、掃除モードへの切替を指示するものである構成とす
ることができる。
るものとした衛生洗浄装置において、前記ノズルヘッド
からの洗浄水の噴出を停止させる指令を発する停止スイ
ッチを設けるとともに、前記停止スイッチが所定時間以
上継続して操作されたときに、前記ノズル制御手段を実
行させるための前記所定の指令が発せられたものと判定
する構成とすることもできる。
出させるとき、その洗浄位置においてノズル本体への洗
浄水の供給を停止させる。このため、ノズル本体やノズ
ルヘッドを掃除するときには、洗浄水の供給を停止して
ノズル本体だけを繰り出すことができる。したがって、
掃除する人は洗浄水を浴びることなくまたノズルヘッド
の噴出孔を手で塞いだりすることなくノズル本体やノズ
ルヘッドが簡単に掃除できるようになる。
第2図は洗浄水の供給系を示す概略図、第3図は衛生洗
浄装置を便器本体に設けた例の斜視図である。
体50に固定され、ケーシング1の内部には第2図に示す
ように加熱タンク1c,バルブユニット1d,制御部1eが収納
されている。また、ケーシング1の中には、洗浄位置ま
で進出して洗浄水を噴出するノズル装置3が組み込まれ
ている。
3aを備え、このベース3aにノズル本体4がその軸線方向
に移動可能に組み込まれている。ベース3aは、パイプ状
のノズル本体4の下面を受ける凹曲面状のスライド面を
形成したもので、先端にはノズル本体4のノズルヘッド
4aを洗うためのクリーニングチャンバ3bを設けている。
また、ベース3aの基端側には駆動モータ5を設け、その
出力軸をベルト等の機械的手段によってノズル本体4に
連接し、この出力軸の正逆回転によってノズル本体4を
洗浄位置と収納位置との間で往復動作させる。なお、ノ
ズル本体4を収納位置に戻したときには先端のノズルヘ
ッド4aはクリーニングチャンバ3bの中に納まるような軸
線を持つ。
肛門洗浄用とし、他方をビデ用の流路としたものであ
る。そして、バルブユニット1cからの2本の供給管6a,6
bをそれぞれこれらの流路に接続し、いずれか一方の洗
浄位置に達したときにノズルヘッド4aに開けた噴出孔か
ら洗浄水を噴出可能としている。なお、ノズル本体4の
動きに追従させるため、供給管6a,6bは可撓性のものを
用いる。
能を停止させる停止スイッチ2a,肛門洗浄用の第1スイ
ッチ2b及びビデ用の第2スイッチ2c及びケーシング1に
内蔵した温風ファン(図示せず)を作動させる乾燥スイ
ッチ2dが配列されている。また、洗浄水の流量を上げ下
げする組の流量設定スイッチ2e,2fが設けられ、流量が
最小の場合から7段階の流量の増減を表示する表示ラン
プ2gが配置されている。流量設定スイッチ2e,2fを操作
すると、バルブユニット1dに内蔵した弁の開度が変化し
て流量が設定される。このような弁機構を持つものとし
ては、電動モータによって進退動作可能なニードルを弁
体として備えたニードル弁や、圧電素子を利用した圧電
アクチュエータ等を弁体の駆動源として備える弁があ
る。
き、所定時間経過してこの弁を閉じた後駆動モータ5が
作動し、ノズルヘッド4aがその洗浄位置に達するとバル
ブユニット1d内の弁を開いて洗浄水が噴出される。そし
て、使用後に停止スイッチ2aを押すとバルブユニット1d
内の弁を閉じ続いて駆動モータ5の出力軸が逆転してノ
ズル本体4をケーシング1の中に戻し、バルブユニット
1d内の弁を開いた後この再び閉じて洗浄水の噴出も停止
する。
が洗浄位置に進出し、使用後は停止スイッチ2aを押せば
ノズル本体4を収納位置に戻すことができる。なお、洗
浄水の噴出は第1スイッチ2bの場合と同様である。
座していない限り噴出しないように、第2図に示すよう
に便座1aへの着座センサ1fが設けられる。この着座セン
サ1fは、便座1aの裏面に設けた感圧式のものや、赤外線
等を利用した光電式のセンサが利用される。そして、着
座センサ1fの信号は制御部1eに入力され、着座センサ1f
がオンしているときのみ、洗浄水がノズル本体4から噴
出させるように制御する。すなわち、人が便座1aに座っ
ていなければ、第1洗浄スイッチ2bや第2洗浄スイッチ
2cを押しても、バルブユニット1bの弁は開かずまた駆動
モータ5も作動しない状態を保つ。
場合の制御系のフローチャート、第6図はタイムチャー
トである。
に着座センサ1fからの着座検知信号がないときに、第6
図(a)のように停止スイッチ2aを3秒以上押し続ける
と、駆動モータ5が作動してノズル本体4を第1図で示
した洗浄位置まで進出させる。このとき、バルブユニッ
ト1dの弁は閉じたままで、ノズル本体4が動き出すとき
から停止するまでの洗浄水の噴出は行われない。そし
て、停止スイッチ2aから指先を外してもこのままノズル
本体4は第1図のように停止する。したがって、ノズル
本体4及びノズルヘッド4aはケーシング1から出た状態
となり、しかもノズルヘッド4aからの洗浄水の噴出もな
いため、掃除する人は両手を使ってノズル本体4及びノ
ズルヘッド4aを十分に拭き掃除することができる。
と、駆動モータ5の出力軸が逆転してノズル本体4がケ
ーシング1の中に収納される。この収納動作の間もバル
ブユニット1dの弁は閉じたままで洗浄水の噴出はなく、
ノズル本体4がケーシング1の中に収納されると駆動モ
ータ5は停止する。そして、この収納以降では、第1ス
イッチ2bや第2スイッチ2c等を押せば、通常通りのノズ
ル本体4の進出及びバルブユニット1dからの洗浄水の供
給が行われる。
チ2aを10秒以上押し続けると、制御部1fは駆動モータ5
をその出力軸が逆転するように作動させてノズル本体4
をケーシング1内に収納する。このように掃除モードを
キャンセルすることによって、操作部2に短絡故障等が
生じてもノズル本体4が出たまま放置されることはな
い。
弁状態の維持は、着座センサ1fがオフのときのみすなわ
ち人が便座1aに座っていないときに限り可能である。そ
して、ノズル本体4を収納するときの停止スイッチ2aの
操作により、ノズル本体4の後退と同時に通常の洗浄用
のモードへと制御が切換えられる。したがって、掃除モ
ードから通常の洗浄モードに切り換えるための特別のス
イッチを必要とせず、操作も簡単になる。
を押しても駆動モータ5は作動しない。このため、人が
便座1aに座って用便しているときに誤って停止スイッチ
2aを3秒以上押し続けたとしても、ノズル本体4はケー
シング1の中に停止したままである。したがって、ノズ
ル本体4やノズルヘッド4aは汚物等を被ることはなく、
第1又は第2スイッチ2b,2cの操作で初めて洗浄位置に
進出して洗浄を行なうことができる。
きに、ノズル本体に洗浄水を供給しないようにしてい
る。このため、ノズル本体やその先端のノズルヘッドを
拭き掃除するような場合、ノズルヘッドからの水の吹き
出しがないので、噴出孔等を手で塞ぐことなく両手で簡
単にノズル本体やノズルヘッドの掃除が行える。したが
って、ノズルヘッド等を常に清潔にして衛生的に使うこ
とができる。
図、第2図は洗浄水の供給ノズル装置の駆動系の概略
図、第3図は便器本体に衛生洗浄装置のケーシングの備
えた例を示す斜視図、第4図は操作部の平面図、第5図
は停止スイッチの操作による各機器の作動を示すフロー
チャート、第6図(a)はノズル本体を掃除するときの
タイムチャート、第6図(b)はノズル本体をケーシン
グに収納するときのタイムチャート、第7図は衛生洗浄
装置を便器に据え付けた従来例の斜視図である。 1:ケーシング、1a:便座 1c:加熱タンク、1d:バルブユニット 1e:制御部、1f:着座センサ 2:操作部、2a:停止スイッチ 2b:第1スイッチ、2c:第2スイッチ 3:ノズル装置 4:ノズル本体、4a:ノズルヘッド 5:駆動モータ
Claims (3)
- 【請求項1】洗浄水源に連通してケーシング内の収納位
置及び洗浄位置までの間を駆動装置によって進退するノ
ズル本体を備え、前記ノズル本体がその洗浄位置にある
ときに先端のノズルヘッドから洗浄水を噴出する構成の
衛生洗浄装置であって、 所定の指令を受けたときに、前記駆動装置によって前記
ノズル本体を前記収納位置から前記洗浄位置に進めると
ともに、前記洗浄位置において前記ノズル本体への洗浄
水の供給を停止させるノズル制御手段を備えたことを特
徴とする衛生洗浄装置。 - 【請求項2】前記所定の指令が、掃除モードへの切替を
指示するものである請求項1に記載の衛生洗浄装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の衛生洗浄装置において、 前記ノズルヘッドからの洗浄水の噴出を停止させる指令
を発する停止スイッチを設けるとともに、 前記停止スイッチが所定時間以上継続して操作されたと
きに、前記ノズル制御手段を実行させるための前記所定
の指令が発せられたものと判定する構成である衛生洗浄
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339974A JP3019413B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 衛生洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339974A JP3019413B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 衛生洗浄装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02360499A Division JP3180793B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 衛生洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04209220A JPH04209220A (ja) | 1992-07-30 |
JP3019413B2 true JP3019413B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=18332535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2339974A Expired - Lifetime JP3019413B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 衛生洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019413B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4840194B2 (ja) * | 2007-03-02 | 2011-12-21 | 株式会社Lixil | 衛生洗浄装置 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2339974A patent/JP3019413B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04209220A (ja) | 1992-07-30 |
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