JPH09119160A - 洗浄ノズルの自己洗浄方法 - Google Patents

洗浄ノズルの自己洗浄方法

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JPH09119160A
JPH09119160A JP27736995A JP27736995A JPH09119160A JP H09119160 A JPH09119160 A JP H09119160A JP 27736995 A JP27736995 A JP 27736995A JP 27736995 A JP27736995 A JP 27736995A JP H09119160 A JPH09119160 A JP H09119160A
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cleaning
nozzle
washing
water
bidet
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Application number
JP27736995A
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English (en)
Inventor
Takahiro Nakamura
隆宏 中村
Masashi Yamada
昌司 山田
Katsuyuki Okumura
勝之 奥村
Hiroo Fukui
博雄 福井
Yasushi Sato
靖史 佐藤
Makoto Nishikawa
眞 西川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水洗浄装置に設けた局部洗浄用のビデ洗浄
ノズル及びおしり洗浄ノズルをその全体に渡って自己洗
浄し、常に良好な衛生状態に保持する。 【解決手段】 ビデ又はおしりいずれか一方の温水洗浄
が入力された時に、制御部(20)は、ノズル駆動部
(19)に、洗浄に使用される方の洗浄ノズル(15,
16)を洗浄位置まで移動させるように指示するととも
に、給水系(11,12,13,17)に対して、ノズ
ル駆動部が作動し、洗浄ノズルが洗浄位置まで移動する
間、洗浄に使用しない方の洗浄ノズルに洗浄水を供給す
るように指示し、この指示を受けて給水系が供給する洗
浄水を、洗浄に使用されない方の洗浄ノズルの噴出口
(18)から一時的に噴出させ、洗浄に使用される方の
洗浄ノズルをその全体に渡って洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗浄ノズルの自
己洗浄方法に関するものである。さらに詳しくは、この
発明は、局部洗浄用のビデ洗浄ノズル及びおしり洗浄ノ
ズルをその全体に渡って自己洗浄し、常に良好な衛生状
態に保持することのできる水洗便器用温水洗浄装置の洗
浄ノズルの自己洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水洗便器については、その利
便性とともに衛生面での改善を図ってきており、局部温
水洗浄機能、局部乾燥機能等を備えた温水洗浄装置が、
たとえば図5に示したような温水洗浄便座(1)などと
してこれまでに提供されている。
【0003】この温水洗浄便座(1)等の温水洗浄装置
においては、水道水を温水タンク内で加温し、操作スイ
ッチ(2)からの外部入力に従って局部洗浄用の温水を
洗浄ノズル(3)より噴出させることができるようにし
ている。洗浄ノズル(3)には、ビデ洗浄ノズル及びお
りし洗浄ノズルの2種類を配備しており、その先端部に
は、洗浄水の噴出口(4)が形成されている。
【0004】これらのビデ洗浄ノズル及びおりし洗浄ノ
ズルは、通常は、便座(5)の後方に収納されている。
ビデ又はおしりの洗浄に際しては、いずれか一方のノズ
ルが、局部位置に対応して洗浄可能な位置に配置される
ようにしている。このような温水洗浄便座(1)等の温
水洗浄装置では、洗浄時に洗浄ノズル(3)が局部下方
に配置されるため、温水洗浄により局部から除去された
汚物や局部洗浄後の汚水が、洗浄ノズル(3)に降り掛
かり、これによって洗浄ノズル(3)が汚れるのが避け
られない。このままの状態に放置しておくのは、衛生上
好ましくなく、洗浄ノズル(3)を洗浄する必要があ
る。
【0005】そこで、従来において、その洗浄を自動的
に行い、利便性を高めるために、たとえば、洗浄ノズル
(3)の収納位置において配置される先端部の上方に、
カバー体や反射板などを設け、その収納位置において、
洗浄ノズル(3)の噴出口(4)より洗浄水を噴出さ
せ、それらカバー体や反射板などに当たり、跳ね返る洗
浄水を利用して洗浄ノズル(3)を洗浄するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ば以上に示される従来の洗浄ノズル(3)の洗浄方法の
場合には、洗浄ノズル(3)の先端部については洗浄可
能であるが、洗浄ノズル(3)をその全体に渡って洗浄
することはできないという欠点がある。ビデ及びおしり
の局部洗浄では、局部から除去された汚物や局部洗浄後
の汚水は、当然のことながら、洗浄ノズル(3)の先端
部に局所的に降り掛かることはなく、洗浄水の噴出量、
局部への噴出角度などによって様々な方向に飛散する。
従って、温水洗浄便座(1)等の温水洗浄装置を、常
に、衛生的に良好な状態で使用するためには、洗浄ノズ
ル(3)については、その全体に渡って洗浄することが
望ましい。
【0007】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の水洗便器用温水洗浄装置にお
ける洗浄ノズルの洗浄についての欠点を解消し、局部洗
浄用のビデ洗浄ノズル及びおしり洗浄ノズルをその全体
に渡って自己洗浄し、常に良好な衛生状態に保持するこ
とのできる洗浄ノズルの自己洗浄方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、洗浄水の給水系を有し、この給
水系に接続され、局部洗浄時に、ビデ及びおしりのそれ
ぞれに対向配置される洗浄水の噴出口が先端部に形成さ
れたビデ洗浄ノズル及びおしり洗浄ノズルとともに、こ
れらビデ洗浄ノズル及びおしり洗浄ノズルを相互に独立
させて初期位置と洗浄位置との間に移動可能とするノズ
ル駆動部を備え、かつビデ洗浄ノズル及びおしり洗浄ノ
ズルへの洗浄水の供給及びノズル駆動部の動作を制御す
る制御部が設けられた温水洗浄装置において、局部洗浄
に際して、ビデ洗浄又はおしり洗浄のいずれか一方が入
力された時に、制御部は、ノズル駆動部に、洗浄に使用
される方の洗浄ノズルを洗浄位置まで移動させるように
指示するとともに、給水系に対して、ノズル駆動部が作
動し、洗浄ノズルが洗浄位置まで移動する間、洗浄に使
用しない方の洗浄ノズルに洗浄水を供給するように指示
し、この指示を受けて給水系が供給する洗浄水を、洗浄
に使用されない方の洗浄ノズルの噴出口より一時的に噴
出させ、この洗浄水によって、洗浄に使用される方の洗
浄ノズルをその全体に渡って洗浄し、また、局部洗浄終
了後には、制御部は、ノズル駆動部に、洗浄に使用した
方の洗浄ノズルを初期位置まで復帰させるように指示す
るとともに、給水系に対して、ノズル駆動部が作動し、
洗浄ノズルが初期位置に復帰するまでの間、洗浄に使用
しなかった方の洗浄ノズルに洗浄水を供給するように指
示し、この指示を受けて給水系が供給する洗浄水を、洗
浄に使用しなかった方の洗浄ノズルの噴出口より一時的
に噴出させ、この洗浄水によって、洗浄に使用した方の
洗浄ノズルをその全体に渡って洗浄することを特徴とす
る洗浄ノズルの自己洗浄方法を提供する。
【0009】以下、図面に沿って、この発明の洗浄ノズ
ルの自己洗浄方法についてさらに詳しく説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の洗浄ノズルの
自己洗浄方法に用いられる温水洗浄装置の好ましい一形
態を示したブロック図である。この図1に示した温水洗
浄装置は、ビデ及びおしり洗浄用の洗浄水の給水系に、
モータ(11)を備えたポンプ(12)、電動駆動式の
タンク入口弁(13)及び温水タンク(14)を、上流
側から下流側にかけて順次配設している。温水タンク
(14)は、ポンプ(12)の作動により注水された水
を一時的に貯溜し、内蔵されたヒータによってこれを所
定の温度に加温し、局部洗浄用の温水とすることができ
る。
【0011】このような給水系に、ビデ洗浄ノズル(1
5)及びおしり洗浄ノズル(16)が、水路切換弁(1
7)を介して接続されている。この水路切換弁(17)
にも電動駆動式の弁装置が採用されている。ビデ洗浄ノ
ズル(15)及びおしり洗浄ノズル(16)は、各々、
その先端部に、洗浄水の噴出口(18)が複数形成され
ている。この噴出口(18)は、局部洗浄時にはビデ及
びおしりのそれぞれに対向して配置され、ここより噴出
する洗浄水を排尿及び排便後のビデ及びおしりに直接当
てることにより局部洗浄が行われるようにしている。
【0012】これらのビデ洗浄ノズル(15)及びおし
り洗浄ノズル(16)は、この図1に示した初期位置に
おいては、温水洗浄装置の躯体内部に収納される一方、
局部洗浄時には、ビデ及びおしりを洗浄可能な所定の洗
浄位置に移動し、また、局部洗浄後に初期位置に復帰す
ることができるようにしている。このような洗浄ノズル
(15)(16)の移動を可能とするために、温水洗浄
装置には、ノズル駆動部(19)が設けられており、ビ
デ洗浄ノズル(15)及びおしり洗浄ノズル(16)が
相互に独立して移動するように、これら洗浄ノズル(1
5)(16)の両方に機械的に接続している。
【0013】なお、ビデ洗浄ノズル(15)及びおしり
洗浄ノズル(16)は、初期位置において、それら先端
部に形成された洗浄水の噴出口(18)が対向するよう
に配置される。さらにこの図1に示した温水洗浄装置に
は、ビデ洗浄ノズル(15)及びおしり洗浄ノズル(1
6)への洗浄水の供給及びノズル駆動部(19)による
これら洗浄ノズル(15)(16)の移動を制御するた
めに制御部(20)が設けられてもいる。制御部(2
0)は、そのような制御を行うための制御回路を内蔵し
ており、ポンプ(12)に配備したモータ(11)、電
動駆動式としたタンク入口弁(13)及び水路切換弁
(17)、そしてノズル駆動部(19)と電気的に接続
している。また、この制御部(20)への制御信号の外
部入力は、制御部(20)とは別体とした操作部(2
1)からのワイヤレス信号により行うことができるよう
にしてもいる。
【0014】そして、制御部(20)は、ビデ洗浄ノズ
ル(15)及びおしり洗浄ノズル(16)の自己洗浄を
次のようなプロセスで行うように設定されている。この
設定は、たとえばソフトウェアによって対応することが
可能で、制御部(20)にマイクロコンピュータを配設
し、これに各種コマンドをプログラムとして記憶させる
ことができる。
【0015】すなわち、図2の<a>,<b>,<c>
及び<d>の部分工程斜視図に示したように、 <a> 使用者によりおしり洗浄開始の信号が、図1に
示した操作部(21)を介して制御部(20)に入力さ
れると、制御部(20)は、水路切換弁(17)にビデ
洗浄ノズル(15)側に水路が通ずるように指示し、こ
の信号を受けて、水路切換弁(17)は、ビデ洗浄ノズ
ル(15)側に開放する。
【0016】また、制御部(20)は、タンク入口弁
(13)に水路の開放を命じ、タンク入口弁(13)は
水路を開放する。次いで、制御部(20)は、ノズル駆
動部(19)及びポンプ(12)のモータ(11)に電
圧を印加する。すると、モータ(11)が作動し、ポン
プ(12)が洗浄水を加圧して、温水タンク(14)を
通過した洗浄水が、ビデ洗浄ノズル(15)に供給され
る。
【0017】この洗浄水の供給に伴って、ビデ洗浄ノズ
ル(15)先端部の噴出口(18)から洗浄水が、おし
り洗浄ノズル(16)に向かって噴出し、おしり洗浄ノ
ズル(16)の洗浄が開始する。 <b> 一方、ノズル駆動部(19)の作動により、お
しり洗浄ノズル(16)は、所定の洗浄位置に向かって
前進を開始する。ビデ洗浄ノズル(15)の噴出口(1
8)からは、洗浄水の噴出が継続されており、このた
め、おしり洗浄ノズル(16)は、その先端部から後方
にかけての全体に渡って、ビデ洗浄ノズル(15)の噴
出口(18)から噴出する洗浄水によって洗浄されるこ
ととなる。 <c> おしり洗浄ノズル(16)が洗浄位置に到達す
ると、ノズル駆動部(19)では、おしり洗浄ノズル
(16)の位置を検出し、所定の洗浄位置まで前進した
ことを検知する。そして、その検知信号を制御部(2
0)に送信する。
【0018】制御部(20)は、この検知信号を受け、
ポンプ(12)のモータ(11)への電圧印加を停止
し、ポンプ(12)の作動を停止させる。また、制御部
(20)は、ノズル駆動部(19)に、おしり洗浄ノズ
ル(16)を、先端部の噴出口(18)がおしりに対向
するように90°の回転を指示し、また、回転後に前進
の停止を指示する。ノズル駆動部(19)は、この指示
を受け、おしり洗浄ノズル(16)を90°回転させ、
そしてその位置で停止させる。
【0019】さらに、制御部(20)は、タンク入口弁
(13)に水路の閉鎖を指示するとともに、水路切換弁
(17)に、水路がおしり洗浄ノズル(16)側に通じ
るように指示する。この指示に従って、タンク入口弁
(13)は水路を閉鎖し、また、水路切換弁(17)は
おしり洗浄ノズル(16)側に水路を切り換える。この
時、ビデ洗浄ノズル(15)への洗浄水の供給は停止さ
れ、洗浄水の噴出が停止する。おしり洗浄ノズル(1
6)の洗浄が完了する。 <d> このようにして、おしり洗浄ノズル(16)の
洗浄が完了すると、おしり洗浄が開始される。
【0020】すなわち、制御部(20)は、タンク入口
弁(13)に水路の開放を指示し、ポンプ(12)のモ
ータ(11)に電圧を印加する。タンク入口弁(13)
は、水路を開放するため、ポンプ(12)の作動によっ
て加圧された洗浄水は、おしり洗浄ノズル(16)に向
かって流れ込み、その先端部の噴出口(18)からおし
りに向かって噴出する。おしり洗浄が行われる。
【0021】使用者によりおしり洗浄終了の信号が制御
部(20)に入力されるか、あるいはおしり洗浄開始よ
りある一定の時間が経過した時には、制御部(20)
は、おしり洗浄を終了させるために、ポンプ(12)の
モータ(11)への電圧印加を停止し、タンク入口弁
(13)に水路の閉鎖を指示する。ポンプ(12)は作
動を停止し、タンク入口弁(13)は水路を閉鎖する。
これによって、おしり洗浄ノズル(16)の噴出口(1
8)からの洗浄水の噴出が停止される。
【0022】そして、制御部(20)は、水路切換弁
(17)に、ビデ洗浄ノズル(15)側に水路を切り換
えるように指示する。水路切換弁(17)は、この指示
に従って、ビデ洗浄ノズル(15)側への水路に切り換
える。この後に、制御部(20)は、タンク入口弁(1
3)に水路の開放を命じ、ポンプ(12)のモータ(1
1)及びノズル駆動部(19)に電圧を印加する。さら
に、ノズル駆動部(19)に対して、おしり洗浄ノズル
(16)を、おしり洗浄時とは逆方向に90°回転させ
ることを指示する。この指示を受けて、ノズル駆動部
(19)は、おしり洗浄ノズル(16)を90°逆回転
させる。タンク入口弁(13)の開放とともにポンプ
(12)の作動により、加圧された洗浄水は、温水タン
ク(14)を通過してビデ洗浄ノズル(15)に供給さ
れる。そして、先端部の噴出口(18)からおしり洗浄
ノズル(16)に向かって噴出し、おしり洗浄ノズル
(16)の洗浄が再開する。
【0023】ビデ洗浄ノズル(15)の噴出口(18)
からの洗浄水の噴出を継続させたまま、制御部(20)
は、ノズル駆動部(19)に、おしり洗浄ノズル(1
6)の初期位置までの復帰を命ずる。ノズル駆動部(1
9)は、おしり洗浄ノズル(16)を後退させる。その
結果、おしり洗浄ノズル(16)は、その全体に渡っ
て、ビデ洗浄ノズル(15)の噴出口(18)より噴出
する洗浄水によって洗浄されることとなる。
【0024】次いで、ノズル駆動部(19)は、おしり
洗浄ノズル(16)の位置を検出し、所定の初期位置ま
でおしり洗浄ノズル(16)が後退したことを検知する
と、その検知信号を制御部(20)に送信する。この検
知信号に基づいて、制御部(20)は、ノズル駆動部
(19)及びポンプ(12)のモータ(11)への電圧
印加を停止する。また、タンク入口弁(13)に水路の
閉鎖を指示する。これによって、おしり洗浄ノズル(1
6)の後退は停止され、また、ビデ洗浄ノズル(15)
への洗浄水の供給が停止される。ビデ洗浄ノズル(1
5)の噴出口(18)からの洗浄水の噴出が終了し、お
しり洗浄ノズル(16)の洗浄が完了する。
【0025】なお、以上のプロセスは、ビデ洗浄につい
ても同様にして行うことができる。この場合には、局部
洗浄に使用される及び使用した洗浄ノズルがビデ洗浄ノ
ズル(15)に、また、これを洗浄する洗浄ノズルがお
しり洗浄ノズル(16)に交換されるだけである。この
ように、図1に示した温水洗浄装置においては、局部洗
浄用のビデ洗浄ノズル(15)及びおしり洗浄ノズル
(16)を、局部洗浄時及び終了後の両方において、そ
の全体に渡って自動的に自己洗浄することができ、これ
ら洗浄ノズル(15)(16)を常に良好な衛生状態に
保持することができる。
【0026】図3は、この発明の洗浄ノズルの自己洗浄
方法に用いられる温水洗浄装置の好ましい別の形態を示
したブロック図である。この図3に示した温水洗浄装置
は、図1に示した装置をほぼ同様の構成を有している。
この温水洗浄装置には、さらに、図3に示したビデ洗浄
ノズル(15)及びおしり洗浄ノズル(16)の初期位
置において、これらの洗浄ノズル(15)(16)の先
端部を上方から覆うように、ケース体(22)が設けら
れている。ビデ洗浄ノズル(15)及びおしり洗浄ノズ
ル(16)は、図1に示した温水洗浄装置と相違して、
この初期位置において、先端部の噴出口(18)が対向
するようには配置されておらず、噴出口(18)が、ケ
ース体(22)に向かうように配置されている。
【0027】一方、ケース体(22)は、ビデ洗浄ノズ
ル(15)及びおしり洗浄ノズル(16)の噴出口(1
8)に対向する対向面を内面として有しており、これら
の洗浄ノズル(15)(16)に洗浄水が供給され、噴
出口(18)より上方に向かって噴出する洗浄水をその
対向面によって反射することができるようにしている。
【0028】このような構成を有する温水洗浄装置にお
いて、制御部(20)は、ビデ洗浄ノズル(15)及び
おしり洗浄ノズル(16)の自己洗浄を次のようなプロ
セスで行うように設定されている。すなわち、図4の<
a>,<b>,<c>及び<d>の部分工程斜視図に示
したように、 <a> 使用者によりおしり洗浄開始の信号が、図3に
示した操作部(21)を介して制御部(20)に入力さ
れると、制御部(20)は、水路切換弁(17)にビデ
洗浄ノズル(15)側に水路が通ずるように指示し、こ
の信号を受けて、水路切換弁(17)は、ビデ洗浄ノズ
ル(15)側に開放する。
【0029】また、制御部(20)は、タンク入口弁
(13)に水路の開放を命じ、タンク入口弁(13)は
水路を開放する。次いで、制御部(20)は、ノズル駆
動部(19)及びポンプ(12)のモータ(11)に電
圧を印加する。すると、モータ(11)が作動し、ポン
プ(12)が洗浄水を加圧して、温水タンク(14)を
通過した洗浄水が、ビデ洗浄ノズル(15)に供給され
る。
【0030】この洗浄水の供給に伴って、ビデ洗浄ノズ
ル(15)先端部の噴出口(18)から洗浄水が、ケー
ス体(22)に向かって噴出する。噴出した洗浄水は、
ビデ洗浄ノズル(15)の噴出口(18)に対向するケ
ース体(22)の対向面で反射し、おしり洗浄ノズル
(16)に降り掛かる。このようにしておしり洗浄ノズ
ル(16)に降り掛かる洗浄水で、おしり洗浄ノズル
(16)が洗浄される。 <b> 一方、ノズル駆動部(19)の作動により、お
しり洗浄ノズル(16)は、所定の洗浄位置に向かって
前進を開始する。ビデ洗浄ノズル(15)の噴出口(1
8)からは、洗浄水の噴出が継続されており、このた
め、おしり洗浄ノズル(16)は、その先端部から後方
にかけての全体に渡って、ビデ洗浄ノズル(15)の噴
出口(18)から噴出し、ケース体(16)の対向面で
反射しておしり洗浄ノズル(16)に降り掛かる洗浄水
によって洗浄されることとなる。 <c> おしり洗浄ノズル(16)が洗浄位置に到達す
ると、ノズル駆動部(19)では、おしり洗浄ノズル
(16)の位置を検出し、所定の洗浄位置まで前進した
ことを検知する。そして、その検知信号を制御部(2
0)に送信する。
【0031】制御部(20)は、この検知信号を受け、
ポンプ(12)のモータ(11)への電圧印加を停止
し、ポンプ(12)の作動を停止させる。また、制御部
(20)は、タンク入口弁(13)に水路の閉鎖を指示
するとともに、水路切換弁(17)に、水路がおしり洗
浄ノズル(16)側に通ずるように指示する。この指示
に従って、タンク入口弁(13)は水路を閉鎖し、ま
た、水路切換弁(17)はおしり洗浄ノズル(16)側
の水路に切り換える。この時、ビデ洗浄ノズル(15)
への洗浄水の供給は停止され、洗浄水の噴出が停止す
る。おしり洗浄ノズル(16)の洗浄が完了する。 <d> このようにして、おしり洗浄ノズル(16)の
洗浄が完了すると、おしり洗浄が開始される。
【0032】すなわち、制御部(20)は、タンク入口
弁(13)に水路の開放を指示し、ポンプ(12)のモ
ータ(11)に電圧を印加する。タンク入口弁(13)
は、水路を開放するため、ポンプ(12)の作動によっ
て加圧された洗浄水は、おしり洗浄ノズル(16)に向
かって流れ込み、その先端部の噴出口(18)からおし
りに向かって噴出する。おしり洗浄が行われる。
【0033】使用者によりおしり洗浄終了の信号が制御
部(20)に入力されるか、あるいはおしり洗浄開始よ
りある一定の時間が経過した時には、制御部(20)
は、おしり洗浄を終了させるために、ポンプ(12)の
モータ(11)への電圧印加を停止し、タンク入口弁
(13)に水路の閉鎖を指示する。ポンプ(12)は作
動を停止し、タンク入口弁(13)は水路を閉鎖する。
これによって、おしり洗浄ノズル(16)の噴出口(1
8)からの洗浄水の噴出が停止される。
【0034】そして、制御部(20)は、水路切換弁
(17)に、ビデ洗浄ノズル(15)側の水路に切り換
えるように指示する。水路切換弁(17)は、この指示
に従って、ビデ洗浄ノズル(15)側の水路に切り換え
る。この後に、制御部(20)は、タンク入口弁(1
3)に水路の開放を命じ、ポンプ(12)のモータ(1
1)及びノズル駆動部(19)に電圧を印加する。タン
ク入口弁(13)の開放とともに、ポンプ(12)の作
動により、加圧された洗浄水は、温水タンク(14)を
通過してビデ洗浄ノズル(15)に供給される。そし
て、先端部の噴出口(18)から噴出する洗浄水は、ケ
ース体(22)の対向面で反射し、おしり洗浄ノズル
(16)に降り掛かる。おしり洗浄ノズル(16)の洗
浄が再開する。
【0035】ビデ洗浄ノズル(15)の噴出口(18)
からの洗浄水の噴出が継続されたまま、制御部(20)
は、ノズル駆動部(19)に、おしり洗浄ノズル(1
6)の初期位置までの復帰を命ずる。ノズル駆動部(1
9)は、おしり洗浄ノズル(16)を後退させる。その
結果、おしり洗浄ノズル(16)は、その全体に渡っ
て、ビデ洗浄ノズル(15)の噴出口(18)より噴出
する洗浄水によって洗浄されることとなる。
【0036】次いで、ノズル駆動部(19)は、おしり
洗浄ノズル(16)の位置を検出し、所定の初期位置ま
でおしり洗浄ノズル(16)が後退ことを検知すると、
その検知信号を制御部(20)に送信する。この検知信
号に基づいて、制御部(20)は、ノズル駆動部(1
9)及びポンプ(12)のモータ(11)への電圧印加
を停止する。また、タンク入口弁(13)に水路の閉鎖
を指示する。これによって、おしり洗浄ノズル(16)
の後退は停止され、また、ビデ洗浄ノズル(15)への
洗浄水の供給が停止される。ビデ洗浄ノズル(15)の
噴出口(18)からの洗浄水の噴出が終了し、おしり洗
浄ノズル(16)の洗浄が完了する。
【0037】なお、以上のプロセスは、ビデ洗浄につい
ても同様にして行うことができる。この場合には、局部
洗浄に使用される及び使用した洗浄ノズルがビデ洗浄ノ
ズル(15)に、また、これを洗浄する洗浄ノズルがお
しり洗浄ノズル(16)に交換されるだけである。この
ように、図3に示した温水洗浄装置においても、局部洗
浄用のビデ洗浄ノズル(15)及びおしり洗浄ノズル
(16)を、局部洗浄時及び終了後の両方において、そ
の全体に渡って自動的に自己洗浄することができ、これ
ら洗浄ノズル(15)(16)を常に良好な衛生状態に
保持することができる。
【0038】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。給水系をはじめとして、洗浄ノ
ズル、ノズル駆動部及び制御部等の構成及び構造等の細
部については様々な態様が可能であることは言うまでも
ない。
【0039】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、水洗便器用温水洗浄装置において、局部洗浄用の
ビデ洗浄ノズル及びおしり洗浄ノズルをその全体に渡っ
て自動的に自己洗浄し、これら洗浄ノズルを常に良好な
衛生状態に保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄ノズルの自己洗浄方法に用いら
れる温水洗浄装置の好ましい一形態を示したブロック図
である。
【図2】<a>,<b>,<c>及び<d>は、各々、
図1の温水洗浄装置において、おしり洗浄ノズルが自己
洗浄される際のプロセスを例示した部分工程斜視図であ
る。
【図3】この発明の洗浄ノズルの自己洗浄方法に用いら
れる温水洗浄装置の好ましい別の形態を示したブロック
図である。
【図4】<a>,<b>,<c>及び<d>は、各々、
図3の温水洗浄装置において、おしり洗浄ノズルが自己
洗浄される際のプロセスを例示した部分工程斜視図であ
る。
【図5】従来の温水洗浄装置として温水洗浄便座を示し
た斜視図である。
【符号の説明】
11 モータ 12 ポンプ 13 タンク入口弁 14 温水タンク 15 ビデ洗浄ノズル 16 おしり洗浄ノズル 17 水路切換弁 18 噴出口 19 ノズル駆動部 20 制御部 21 操作部 22 ケース体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 博雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 佐藤 靖史 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 西川 眞 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水の給水系を有し、この給水系に接
    続され、局部洗浄時に、ビデ及びおしりのそれぞれに対
    向配置される洗浄水の噴出口が先端部に形成されたビデ
    洗浄ノズル及びおしり洗浄ノズルとともに、これらビデ
    洗浄ノズル及びおしり洗浄ノズルを相互に独立させて初
    期位置と洗浄位置との間に移動可能とするノズル駆動部
    を備え、かつビデ洗浄ノズル及びおしり洗浄ノズルへの
    洗浄水の供給及びノズル駆動部の動作を制御する制御部
    が設けられた温水洗浄装置において、局部洗浄に際し
    て、ビデ洗浄又はおしり洗浄のいずれか一方が入力され
    た時に、制御部は、ノズル駆動部に、洗浄に使用される
    方の洗浄ノズルを洗浄位置まで移動させるように指示す
    るとともに、給水系に対して、ノズル駆動部が作動し、
    洗浄ノズルが洗浄位置まで移動する間、洗浄に使用しな
    い方の洗浄ノズルに洗浄水を供給するように指示し、こ
    の指示を受けて給水系が供給する洗浄水を、洗浄に使用
    されない方の洗浄ノズルの噴出口より一時的に噴出さ
    せ、この洗浄水によって、洗浄に使用される方の洗浄ノ
    ズルをその全体に渡って洗浄し、また、局部洗浄終了後
    には、制御部は、ノズル駆動部に、洗浄に使用した方の
    洗浄ノズルを初期位置まで復帰させるように指示すると
    ともに、給水系に対して、ノズル駆動部が作動し、洗浄
    ノズルが初期位置に復帰するまでの間、洗浄に使用しな
    かった方の洗浄ノズルに洗浄水を供給するように指示
    し、この指示を受けて給水系が供給する洗浄水を、洗浄
    に使用しなかった方の洗浄ノズルの噴出口より一時的に
    噴出させ、この洗浄水によって、洗浄に使用した方の洗
    浄ノズルをその全体に渡って洗浄することを特徴とする
    洗浄ノズルの自己洗浄方法。
  2. 【請求項2】 初期位置において、ビデ洗浄ノズル及び
    おしり洗浄ノズルは、その先端部に設けた噴出口が対向
    するように配置され、局部洗浄に際して、洗浄に使用さ
    れる方の洗浄ノズルが洗浄位置に到達した時に、ノズル
    駆動部は、その洗浄ノズルを、先端部の噴出口が局部に
    対向するように90°回転させるとともに、局部洗浄終
    了後には、洗浄時とは逆向きに90°回転させる請求項
    1記載の洗浄ノズルの自己洗浄方法。
  3. 【請求項3】 温水洗浄装置には、ビデ洗浄ノズル及び
    おしり洗浄ノズルの先端部に形成された噴出口に対向す
    る面を有するケース体が、それら洗浄ノズルの初期位置
    における先端部上方に設けられ、洗浄に使用されない及
    び使用しなかった方の洗浄ノズルの噴出口より噴出する
    洗浄水を、このケース体の対向面で反射し、反射する洗
    浄水によって、洗浄に使用される及び使用した方の洗浄
    ノズルをその全体に渡って洗浄する請求項1記載の洗浄
    ノズルの自己洗浄方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101146334B1 (ko) * 2009-03-30 2012-05-21 주식회사 엔씨엠 비데의 노즐구조
CN109056943A (zh) * 2018-08-15 2018-12-21 深圳拓邦股份有限公司 一种智能马桶清洗装置的操作方法及系统、清洗装置、智能马桶

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