JP3453945B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトイレ内において人体局
部を洗浄する衛生洗浄装置における人体洗浄ノズル駆動
手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の衛生洗浄装置の人体洗浄
ノズル駆動手段には図5に示すようなものがあった(例
えば特開昭61−229039号公報)。
【0003】1はノズル本体、2はドラム、3は洗浄ノ
ズル、4は連結バネ、5は後退ストッパー、6は前進ス
トッパー、7は外装ケース、8は本体ベースでノズル本
体1を固定保持していた。ノズル本体1には、洗浄水を
人体局部へ噴出する洗浄ノズル3が内装され、連結バネ
4を介して、ノズル本体1後部へ設けられたドラムと連
結されていた。ドラム8はシンクロナスモータ(交流同
期モータ:図示せず)により正逆可能に回転駆動され、
これにより連結バネ4に連結された洗浄ノズル3が進退
駆動されていた。そして位置制御の際、洗浄ノズル3を
後退ストッパー5に当接させ、数サイクル程度シンクロ
ナスモータをオーバドライブし原点修正を行い、位置決
めの再現性を得るすなわち、オープンループ制御方式を
採用していた。また、後退ストッパー5および前進スト
ッパー6により進退ストロークを規制し洗浄ノズル3が
ノズル本体1から逸脱するのを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衛生洗浄装置は以上のように構成されていたため、つぎ
のような課題を有していた。
【0005】(1)電源投入時に、洗浄ノズルを前進ス
トッパーに当接させるよう制御されていたので、トイレ
内で設置工事を行う際など、装置本体を床面に置かれた
状態で不用意に電源投入を行うと、洗浄ノズルが筐体外
へ伸出し、破損や作動不良を招く場合があった。
【0006】(2)洗浄ノズルが汚物の付着等により作
動不良を来した場合のメンテナンス時において、ノズル
本体内の前進ストッパーにより規制され取りはずし不能
であるため、ノズル本体を本体ベースから取り外す必要
があり工数を要していた。
【0007】(3)原点修正のためのオーバドライブ量
が数サイクル程度であったため、いたずら等によりノズ
ル可動ストローク一杯まで引き出されていた場合など完
全に原点修正が行えなかった。
【0008】(4)原点修正のため洗浄ノズルを前進ス
トッパーまたは後退ストッパーへ当接させ、さらにオー
バドライブを行ったために、モータがロック状態とな
り、駆動機構に過負荷が作用し耐久性を低下させる一要
因となっていた。
【0009】本発明は上記課題を解決するものであり、
メンテナンスの容易化と作動信頼性向上を図ったノズル
駆動機構を備えた衛生洗浄装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明の衛生洗浄装置は、衛生洗浄装置本体と、
操作入力部と、人体局部を洗浄する洗浄ノズルと、前記
洗浄ノズルを人体局部前後方向と同一方向に進退可動に
支持するノズル支持台と、前記ノズル支持台上で前記洗
浄ノズルを進退駆動するパルス同期モータとを備え、前
記洗浄ノズルには後退限度を規制する後退ストッパーを
設け、前記衛生洗浄装置本体へ給電を開始した場合また
は前記操作入力部から洗浄停止操作を行った場合に、前
記パルス同期モータにより前記洗浄ノズルに設けた後退
ストッパーを前記ノズル支持台に当接させて、前記洗浄
ノズルの実体原点位置を設定し、その原点を基準に前記
洗浄ノズルの位置制御を行う制御器を設けるとともに、
前記洗浄ノズルの実体原点位置を設定する制御シーケン
スにおいて、前記パルス同期モータへ前記洗浄ノズルの
現在位置から原点位置までの移動距離に相当する所定パ
ルス数を印加した後、パルス周波数をより高い値に変更
して進退可動距離以上の移動距離に相当する所定パルス
数を印加する構成のものである。
【0011】さらに、衛生洗浄装置本体と、操作入力部
と、人体局部を洗浄する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズル
を人体局部前後方向と同一方向に進退可動に支持するノ
ズル支持台と、前記ノズル支持台上で前記洗浄ノズルを
進退駆動するパルス同期モータとを備え、前記洗浄ノズ
ルには後退限度を規制する後退ストッパーを設け、前記
衛生洗浄装置本体へ給電を開始した場合または前記操作
入力部から洗浄停止操作を行った場合に、前記パルス同
期モータにより前記洗浄ノズルに設けた後退ストッパー
を前記ノズル支持台に当接させて、前記洗浄ノズルの実
体原点位置を設定し、その原点を基準に前記洗浄ノズル
の位置制御を行う制御器を設けるとともに、洗浄ノズル
に設けた前進ストッパーを衛生洗浄装置本体の外装ケー
スに当接させ前進限度を規制する構成のものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明の衛生洗浄装置は、衛生洗浄装置本体へ
給電を開始した場合または洗浄停止操作を行った場合
に、洗浄ノズルを退駆動させ、ノズル支持台に当接さ
せるもので、洗浄ノズルの実体原点位置を設定する制御
シーケンスにおいて、パルス同期モータへ前記洗浄ノズ
ルの現在位置から原点位置までの移動距離に相当する所
定パルス数を印加した後、パルス周波数をより高い値に
変更して進退可動距離以上の移動距離に相当する所定パ
ルス数を印加することで、この種モータのパルス周波数
に応じて出力トルクが低下する特性を利用してモータロ
ック中の駆動機構に対する負荷を低減し耐久性を向上す
ることができるものである。
【0015】さらに、洗浄ノズルを後退駆動させノズル
支持台に当接させることにより洗浄ノズルの実体原点位
置を設定するもので、使用者が洗浄使用中以外の運転状
態では洗浄ノズルが筐体外部へ伸出しないようにし、洗
浄ノズルの破損防止を図ることができ、洗浄ノズルの前
進限度を外装ケースによって規制するもので、通常使用
時は前方への離脱を防止し、万一、メンテナンスの必要
が発生した場合は、外装ケースを取り外すことで、ノズ
ル支持台から容易に分離取り外しできるので迅速な交換
作業が行える。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は衛生洗浄装置本体9の設置外観状態を示す
ものである。装置本体内に温水タンク(図示せず)、給
水調節バルブ(図示せず)、洗浄ノズル12、制御器2
8を内装した、衛生洗浄装置本体9を便器10に載置固
定する。水道端末に設けた分岐水栓11から水道水を取
水し、温水タンクで加温貯湯し、操作手段13からの操
作入力に応じて、洗浄ノズル12から人体局部に噴射
し、洗浄に供する。
【0019】図2は本体外装ケース21内部の洗浄ノズ
ル12部詳細構成を示すものである。洗浄ノズル12は
洗浄給水圧によりスライド伸縮する肛門洗浄ノズル14
と、ビデ洗浄ノズル15とを内装する、シリンダ体形状
のノズル本体16からなる。ノズル本体16は、弁モー
タ17により給水量制御を行う流量調節弁18をネジ締
結により一体に構成している。ノズル本体16はシリン
ダ部下面に肛門洗浄ノズル14のスライド方向と同一方
向にラックギア19を形成し、またシリンダ部側面にフ
ランジ20を形成している。また、ノズル支持台22に
はガイドレール26を設け、ノズル本体16のフランジ
20をノズル支持台22のガイドレール26に嵌合する
ことにより、ノズル本体16を進退可動に保持してい
る。また、パルス同期モータ23の出力軸にピニオンギ
ア24を嵌合固定し、パルス同期モータ23をノズル支
持台22に、出力軸が水平でかつ洗浄ノズル16のの進
退方向と直角方向に固定する。このときピニオンギア2
4とノズル本体16のラックギア19が噛み合うよう構
成する。ノズル支持台22は本体ベース25の所定位置
に締結固定される。以上の構成により、パルス同期モー
タ23を回転駆動することでピニオンギア24が回転
し、噛み合い状態にあるラックギア19がピニオンギア
24のピッチ円と接線方向に直線運動するので一体に形
成されたノズル本体16がガイドレール26に沿って前
後に進退駆動される。。また洗浄ノズル本体16下面に
は、突起形状の後退ストッパー27を一体に形成し、所
定の後退位置まで後退したときにノズル支持台22に当
接させ、機械的に後退限度を規制し、ノズル支持台22
からの逸脱を防止している。また洗浄ノズル本体16を
前方、進出方向へ駆動した場合は図3に示すように(図
3は図2における矢視A構成を示すものである)。外装
ケース21のノズル進出部開口幅をフランジ20の幅よ
り狭く構成しているので、進出限度を機械的に規制し前
方への逸脱を防止している。以上の構成により、洗浄ノ
ズルは進出および後退動作の可動ストロークを機械的に
規制され、この可動ストローク内において、位置制御さ
れるものである。 本発明の衛生洗浄装置における洗浄
ノズル12の位置制御は、電気的な位置検出手段を設け
ず、パルス同期モータ23の入力パルス同期性を利用し
て、制御器28より入力パルス数を制御することで位置
調節を行うオープンループ制御を採用している。つま
り、あらかじめ制御器28内に記憶させた設定ノズル位
置と、制御器28内のアルゴリズム上おける仮想のノズ
ル現在位置との差に応じて、パルス同期モータ23への
入力パルス数を算出しているため、位置調節の再現性を
得るためには、ノズル実体位置と前述のノズル仮想位置
が一致している必要がある。従って、制御開始時におい
てノズル実体原点位置(後退限度位置)とノズル仮想原
点位置を一致させる制御動作(以下原点リセットと言
う)が必要かつ重要な技術的ポイントとなる。本発明に
おいては、給電開始時、または操作部13より洗浄停止
入力があった場合に、あらかじめ原点リセットを行った
後、所定位置で待機させ、次回の洗浄使用に備える方式
をとっている。すなわち、洗浄ノズル12の原点位置を
設定し、その原点位置を基準に洗浄ノズル12の位置制
御を行っている。尚、洗浄ノズル本体16を後退方向駆
動しで原点リセットを行っているので、設置工事時など
床上へ製品をおいた状態で給電されても、洗浄ノズル1
2が前方へ進出し当接破損する恐れがない。
【0020】つぎに上記構成における原点リセット動作
について図4にもとづいて説明する。図4(A)は、衛
生洗浄装置本体9への給電を開始したときの原点リセッ
ト動作をタイムチャートに示したものである。図4
(A)上段図は洗浄ノズル12実体位置についてのチャ
ートであり、aはノズル進出限度位置、bはノズル後退
限度位置である。同じく中段図は制御器28内部のアル
ゴリズム上の洗浄ノズル12仮想位置についてのチャー
トである。同じく下段図はパルス同期モータ23への積
算パルス入力数についてのチャートである。製品設置、
メンテナンス、掃除などにより洗浄ノズル12は外力に
より動くことが予測され、給電開始時の洗浄ノズル12
実体位置は不定である(仮に進出限度位置aにあったと
する)。このため、アルゴリズム上のノズル仮想位置は
aに設定されており、制御器28から駆動パルスが、洗
浄ノズル12可動全ストローク(b−a)に相当する積
算パルス入力数cに達するまで所定周波数で出力され
る。よって積算パルス入力数がcに達した、時刻t1
(秒)に、原点リセットが完了する。
【0021】図4(B)は、衛生洗浄装置本体9の操作
部13から洗浄停止入力を行ったときの原点リセット動
作をタイムチャートに示したものである。図4(B)上
段図に示すように、洗浄停止時、ノズル実体位置が設定
位置dにあったとすると、制御器28は、アルゴリズム
上の後退限度bと洗浄ノズル12仮想位置dの距離に相
当する積算パルス入力数eに達するまで、駆動パルスを
所定周波数T1で出力する(図4(B)下段図に示
す)。時刻t2(秒)に積算パルス入力数がeに達した
後、さらに駆動パルスを積算パルス入力数がfに達する
まで、T1よりも高周波数の所定パルス周波数T2で出
力する。このとき、f=c+eとなる値に設定してい
る。これにより例えば、図4(B)上段図中破線で示す
ように、いたずらや洗浄ノズル12の一時的引掛かり等
により、洗浄ノズル12実体位置がa(進出限界)にあ
り仮想位置dとずれがあった場合でも、全可動ストロー
クに相当する積算パルス数cを加算しているので、洗浄
ノズル12の現在位置に拘らず原点リセットを確実に行
うことができ、次回使用時に必要なノズル位置再現性が
得られ、快適に使用することができる。
【0022】また、本発明で用いたような原点リセット
方式においては、パルス同期モータ23を一時的にロッ
ク状態にするため、ピニオンギア24、洗浄ノズル本体
16のストッパー27、ノズル支持台25に過負荷を与
え構造の損傷を招く懸念が考えられる。一方、パルス同
期モータ23は、パルス入力周波数が高周波になるにと
もない、出力トルクが低下する一般特性を有している。
そこで、積算パルス入力数がeに達した(制御アルゴリ
ズム上、ノズル位置が後退限度に達した)以降は、駆動
周波数をより高周波のT2に上げることで、モータ出力
トルクを駆動周波数T1における値よりも低下させ、構
造に与える負荷を緩和している。ただし、駆動周波数T
2の値は、洗浄ノズル本体16を同期を保って駆動する
ために必要な出力トルク値が得られる値に設定する(T
1は洗浄ノズル本体16を十分な安全率をもって同期駆
動できる出力トルク値に設定する)。
【0023】さらに、洗浄停止操作後、再洗浄操作を行
われた場合など、機器が速やかに応答することが使用上
望まれるが、駆動周波数を前述のように可変制御するこ
とで、原点リセットに要する時間を短縮することができ
る。
【0024】また外装ケース21のノズル進出部開口幅
をフランジ20の幅より狭く構成し、掃除や万一の制御
異常時の前方への逸脱防止を図っているが、この構成に
よりメンテナンス時には外装ケース21を外すことで、
ノズル本体16を前方へ引き抜いて、ノズル支持台22
と分離して外せるので速やかにパーツ交換を実施でき
る。 以上の実施例の説明より明らかなように本発明
は、次のような効果が得られる。
【0025】(1)オープンループによるノズル位置制
御上必要な、洗浄ノズルの実体原点位置の設定を、衛生
洗浄装置本体へ給電を開始した場合または洗浄停止操作
を行った場合に、洗浄ノズルを後退駆動させ、ノズル支
持台に当接させるようにしたことで使用者が洗浄使用中
以外の運転状態では洗浄ノズルが筐体外部へ伸出しない
ようし、機器の破損を防止するものである。
【0026】(2)洗浄ノズルの前進限度を外装ケース
によって規制しているので、いたずらや掃除のために洗
浄ノズルが前方へ引き出されたり、万一の制御異常時に
前方への離脱を防止でき、また、メンテナンスの必要が
発生した場合は、外装ケースを取り外すことで、ノズル
支持台から容易に取り外せるので迅速な交換作業が行え
る。
【0027】(3)洗浄ノズルが後退限度と前進限度に
より規制される進退可動距離以上の移動距離に相当する
所定パルス数をパルス同期モータに印加して、洗浄ノズ
ルに設けた後退ストッパーをノズル支持台に当接させる
ので、いたずらなどで全可動ストローク相当の位置ズレ
が生じても、原点位置修正が可能で再使用時に不具合が
生ずることがない。。
【0028】(4)洗浄ノズルの実体原点位置を設定す
る制御シーケンスにおいて、パルス同期モータへ前記洗
浄ノズルの現在位置から原点位置までの移動距離に相当
する所定パルス数を印加した後、パルス周波数をより高
い値に変更して進退可動距離以上の移動距離に相当する
所定パルス数を印加することで、駆動パルス周波数が高
周波数になるに応じてモータの出力トルクが低下する特
性を利用して、モータロック中の駆動機構に対する負荷
を低減して耐久性を向上するとともに、原点位置修正に
必要な時間を短縮し、機器の操作応答性を向上できる。
【0029】
【発明の効果】本発明の衛生洗浄装置によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0030】(1)オープンループによるノズル位置制
御上必要な、洗浄ノズルの実体原点位置の設定を、衛生
洗浄装置本体へ給電を開始した場合または洗浄停止操作
を行った場合に、洗浄ノズルを後退駆動させ、ノズル支
持台に当接させるようにしたことで使用者が洗浄使用中
以外の運転状態では洗浄ノズルが筐体外部へ伸出しない
ようし、機器の破損を防止するものである。
【0031】(2)洗浄ノズルの前進限度を外装ケース
によって規制しているので、いたずらや掃除のために洗
浄ノズルが前方へ引き出されたり、万一の制御異常時に
前方への離脱を防止でき、また、メンテナンスの必要が
発生した場合は、外装ケースを取り外すことで、ノズル
支持台から容易に取り外せるので迅速な交換作業が行え
る。
【0032】(3)洗浄ノズルが後退限度と前進限度に
より規制される進退可動距離以上の移動距離に相当する
所定パルス数をパルス同期モータに印加して、洗浄ノズ
ルに設けた後退ストッパーをノズル支持台に当接させる
ので、いたずらなどで全可動ストローク相当の位置ズレ
が生じても、原点位置修正が可能で再使用時に不具合が
生ずることがない。。
【0033】(4)洗浄ノズルの実体原点位置を設定す
る制御シーケンスにおいて、パルス同期モータへ前記洗
浄ノズルの現在位置から原点位置までの移動距離に相当
する所定パルス数を印加した後、パルス周波数をより高
い値に変更して進退可動距離以上の移動距離に相当する
所定パルス数を印加することで、駆動パルス周波数が高
周波数になるに応じてモータの出力トルクが低下する特
性を利用して、モータロック中の駆動機構に対する負荷
を低減して耐久性を向上するとともに、原点位置修正に
必要な時間を短縮し、機器の操作応答性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における衛生洗浄装置の斜視
【図2】同実施例における衛生洗浄装置の要部の断面図
【図3】同実施例における衛生洗浄装置の要部の上面図
【図4】同実施例における衛生洗浄装置の要部制御タイ
ムチャート
【図5】従来の衛生洗浄装置の要部断面図
【符号の説明】
9 衛生洗浄装置本体 12 洗浄ノズル 13 操作入力部 21 外装ケース 22 ノズル支持台 23 パルス同期モータ 27 後退ストッパー 28 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅木 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−66227(JP,A) 特開 昭61−229039(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛生洗浄装置本体と、操作入力部と、人体
    局部を洗浄する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを人体局
    部前後方向と同一方向に進退可動に支持するノズル支持
    台と、前記ノズル支持台上で前記洗浄ノズルを進退駆動
    するパルス同期モータとを備え、前記洗浄ノズルには後
    退限度を規制する後退ストッパーを設け、前記衛生洗浄
    装置本体へ給電を開始した場合または前記操作入力部か
    ら洗浄停止操作を行った場合に、前記パルス同期モータ
    により前記洗浄ノズルに設けた後退ストッパーを前記ノ
    ズル支持台に当接させて、前記洗浄ノズルの実体原点位
    置を設定し、その原点を基準に前記洗浄ノズルの位置制
    御を行う制御器を設けるとともに、前記洗浄ノズルの実
    体原点位置を設定する制御シーケンスにおいて、前記パ
    ルス同期モータへ前記洗浄ノズルの現在位置から原点位
    置までの移動距離に相当する所定パルス数を印加した
    後、パルス周波数をより高い値に変更して進退可動距離
    以上の移動距離に相当する所定パルス数を印加する衛生
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】衛生洗浄装置本体と、操作入力部と、人体
    局部を洗浄する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを人体局
    部前後方向と同一方向に進退可動に支持するノズル支持
    台と、前記ノズル支持台上で前記洗浄ノズルを進退駆動
    するパルス同期モータとを備え、前記洗浄ノズルには後
    退限度を規制する後退ストッパーを設け、前記衛生洗浄
    装置本体へ給電を開始した場合または前記操作入力部か
    ら洗浄停止操作を行った場合に、前記パルス同期モータ
    により前記洗浄ノズルに設けた後退ストッパーを前記ノ
    ズル支持台に当接させて、前記洗浄ノズルの実体原点位
    置を設定し、その原点を基準に前記洗浄ノズルの位置制
    御を行う制御器を設けるとともに、前記洗浄ノズルの前
    進限度を衛生洗浄装置本体の外装ケースで規制し、前記
    外装ケースを取り外すと前記ノズルが前記ノズル支持台
    より取り外し可能となる衛生洗浄装置。
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