JP6744129B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、局部洗浄装置に関する。
従来、洗浄大便器には、用便後に局部を洗浄するための局部洗浄装置を備えたものがある。局部洗浄装置は、リモコン操作などに応じて、ノズル開口部から局部洗浄ノズルを便器本体の内側に進出させ、先端のノズル口から温水を噴出する。ただし、先端のノズル口から温水を噴出すると、その温水の小水や塵埃等の汚れ成分がノズル開口部を介して局部洗浄装置内に流入する場合がある。
そこで、自装置内への小水や塵埃等の汚れ成分の流入を防止するために、ノズル開口部を開閉するシャッタを備える局部洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下に、従来の局部洗浄ノズルの進退動作について説明する。図22は、従来の局部洗浄ノズルの進退動作について説明する図である。
図22に示すように、従来の局部洗浄装置100は、局部洗浄ノズル200は、ケース202に収納されており、先端に位置する先端部201に洗浄水を吐出する吐出孔を備える。そして、局部洗浄ノズル200は、後端側から供給されて内部を流通した洗浄水が吐出孔から所定の方向に吐出するように構成されている。また、この局部洗浄装置100は、自装置内への小水や塵埃等の汚れ成分の流入を防止するために、ノズル開口部300を開閉するシャッタ101を備える。
シャッタ101は、バネ部材(不図示)を介して局部洗浄装置に連結されている。すなわち、シャッタ101には、バネ部材によってシャッタ101を閉じる方向に付勢する力が作用している。
また、シャッタ101の背面101aには、局部洗浄ノズル200に対向する位置に突起102が設けられている。この突起102は、下方に向かうに従い漸次背面に近づく傾斜面102aを備える。このため、局部洗浄ノズル200が進出して突起102に先端部201が当接する(図22(a))。そして、局部洗浄ノズル200がさらに進出すると、局部洗浄ノズル200の先端部201により突起102の傾斜面が押圧される。これにより、シャッタ10は、背面101aを下方に向けるように上方に回動し、所定の位置に保持される(図22(b))。このように、ノズル開口部300が開き、ケース202から便器本体の内側に局部洗浄ノズル200を進出させることで、局部洗浄ノズル200の先端部から洗浄水の温水を吐出しユーザの局部を洗浄したり、ユーザが局部洗浄ノズル200を掃除することができる。
また、局部洗浄ノズル200を後退させると、シャッタ101は、バネ部材の付勢力により後方に退避しつつ回動する。これにより、局部洗浄ノズル200の先端部201が突起102に当接する。そして、局部洗浄ノズル200がさらに後退すると、局部洗浄ノズル200の先端部が突起102と離間し、シャッタ101がノズル開口部300を閉鎖する。
また、局部洗浄装置100は、局部洗浄ノズル20のメンテンス時には、局部洗浄ノズル200を進出させた状態で保持することで、局部洗浄ノズル200を清掃可能に構成されている。
特許第5879849号公報
しかしながら、シャッタ101は、バネ部材によって局部洗浄装置100に接続されているため、メンテンス時等にユーザにより外力が加わるとシャッタ101の位置や角度が変わってしまう場合がある。したがって、図23に示すように、局部洗浄ノズル200が進出した状態において、外力によりシャッタ101の位置が所定の位置からずれる場合がある。この場合に、局部洗浄ノズル200を後退させると、局部洗浄ノズル200の先端部201がシャッタ101に引っ掛かり、スムーズに局部洗浄ノズル200をケース202内に収納することができない場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、局部洗浄ノズルの先端部がシャッタに引っ掛けることなく、その局部洗浄ノズルを収納することができる局部洗浄装置を提供することである。
本発明の一態様は、凸部を有し、ノズル開口部を通じて進退可能に設けられた局部洗浄ノズルと、前記局部洗浄ノズルを進退させる駆動制御装置と、前記ノズル開口部に対して回動可能に取り付けられており、局部洗浄ノズルが前進すると当該局部洗浄ノズルに押されて前記ノズル開口部を開状態とし、前記局部洗浄ノズルを後退させると前記ノズル開口部を閉状態とするシャッタと、を備え、前記駆動制御装置は、所定の位置まで進出した前記局部洗浄ノズルを後退させる前に、前記局部洗浄ノズルを前進させて前記凸部で前記シャッタを押圧することで前記シャッタの角度を所定の角度に調整する調整機能を備え、前記凸部は、前記局部洗浄ノズルの先端に設けられた突起部である、局部洗浄装置である。
また、本発明の一態様は、上述の局部洗浄装置であって、前記局部洗浄ノズルが2つ設けられており、前記駆動制御装置は、一方の局部洗浄ノズルを前記所定の位置から後退させる場合に、他方の局部洗浄ノズルを進出させて、前記他方の局部洗浄ノズルの前記凸部で前記シャッタを押圧することで前記シャッタの角度を所定の角度に調整する調整機能を備えている。
また、本発明の一態様は、上述の局部洗浄装置であって、前記局部洗浄ノズルは、先端側に吐出孔が形成された先端部が設けられた筒状の第1ノズルと、本体側に設けられ、第1ノズルが内側において進退可能に構成された筒状の第2ノズルとを備え、前記凸部は、前記第1ノズルの上面と前記第2ノズルの上面との間の段差である。
以上説明したように、本発明によれば、局部洗浄ノズルの先端部がシャッタに引っ掛けることなく、その局部洗浄ノズルを収納することができる局部洗浄装置を提供することができる。
第1の実施形態における局部洗浄装置4を備えた便器装置Aを示す斜視図である。 第1の実施形態における便器装置Aの便座部3とカバーケース6を取り除いた状態を示す斜視図である。 第1の実施形態における局部洗浄装置4の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における便器装置(局部洗浄装置4)Aの局部洗浄ノズル7,8を示す斜視図である。 第1の実施形態における局部洗浄ノズル7,8の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるシャッタユニット17の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるシャッタユニット17を示す斜視図であり、シャッタ10を上方に開いた状態を示す図である。 第1の実施形態におけるシャッタユニット17を示す斜視図であり、シャッタ10を下方に開いた状態を示す図である。 第1の実施形態におけるシャッタユニット17のシャッタベース20をノズルユニット11に係合させてノズル開口部9に設置した状態を示す側断面図である。 第1の実施形態におけるシャッタアーム21のアーム部とシャッタベース20の接続部分を示す側断面図である。 第1の実施形態におけるシャッタアーム21を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるシャッタ10を上方と下方の二方向に開いた状態を示す側面図である。 第1の実施形態における駆動制御装置19が吹出口42が開放した状態を示す図である。 第1の実施形態における本実施形態における局部洗浄ノズル7の進退動作を説明する図である。 第1の実施形態におけるシャッタ10が所定の位置まで回動した状態を示す図である。 第1の実施形態におけるシャッタ10が所定の位置からずれた状態を示す図である。 第1の実施形態におけるシャッタ10を凸部で押圧する状態を示す図である。 第1の実施形態における局部洗浄ノズル8の進退動作を説明する図である。 第2の実施形態における便器装置Bを示す斜視図である。 従来の温風を拭き出す場合における温風局部洗浄ノズルの進退動作について説明する図である。 第2の実施形態における局部洗浄ノズル8の進退動作を説明する図である。 従来の局部洗浄ノズルの進退動作について説明する図である。 従来の局部洗浄ノズルの進退動作において、局部洗浄ノズル200の先端部201がシャッタ101に引っ掛かる状態を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
以下、実施形態の局部洗浄装置を、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における局部洗浄装置4を備えた便器装置Aを示す斜視図である。また、図2は、第1の実施形態における便器装置Aの便座部3とカバーケース6を取り除いた状態を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、便器装置Aは、便器本体1、洗浄機構部2、便座部3及び局部洗浄装置4を備える。
便器本体1は、便鉢のボウル部1a、リム部1b及び封水部1cを備える。リム部1bは、ボウル部1aの上部に設けられ、便器本体1の内側に突出しつつ外周縁を形成する。
洗浄機構部2は、便器本体1の後部側に設けられ、例えば使用者によるリモコン操作を検知して便器本体1内に洗浄水を吐出させる。具体的には、洗浄機構部2は、便器本体1の後部側に着脱可能に一体に設けられている。また、洗浄機構部2は、カバーケース6内に収容して設けられている。洗浄機構部2は、例えばリモコン操作によって洗浄水流路を開閉制御するコントロールバルブや電磁バルブなどの開閉弁を備える。洗浄機構部2は、この開閉弁によって便器本体1のリム部1bに洗浄水を流すリム吐水、便器本体1のボウル部1aや封水部1cに洗浄水を流すジェット吐水の切替、その吐水流量の制御等を行う。
便座部3は、便座3a及び便蓋3bを備える。便座部3は、カバーケース6に着脱可能に接続される。便座部3は、横方向T1に延びる回動軸O1周り(上下方向)に回動自在に設けられている。
カバーケース6は、便器本体1の後部上面に設置されるベース(ベースプレート)6aと、ベース6aに組み付けられて収容空間を形成するカバー(外殻体)6bとを備えて構成されている。
局部洗浄装置4は、洗浄機構部2とともにカバーケース6内に収容して設けられている。図3は、第1の実施形態における局部洗浄装置4の概略構成の一例を示す図である。
図3に示すように、局部洗浄装置4は、ノズルユニット11、シャッタユニット17、駆動制御装置19、温水供給ユニット、温風乾燥ユニット(温風乾燥装置)12及び脱臭ユニット(脱臭装置)13を備える。
ノズルユニット11は、カバーケース6のベース6aの中央に配置されている。
ノズルユニット11は、局部洗浄ノズル(ツインノズル)7,8及びノズルカバー15を備える。
局部洗浄ノズル(ツインノズル)7,8は、肛門洗浄用ノズルとビデ用ノズルの一対の局部洗浄ノズルである。本実施形態では、局部洗浄ノズル7が肛門洗浄用ノズルであり、局部洗浄ノズル8がビデ用ノズルである。
本実施形態の局部洗浄ノズル7,8は、前方に向かうに従い漸次下方に傾斜し、互いに軸線O2方向を同方向に向けて平行に配設されている。
図4は、第1の実施形態における便器装置(局部洗浄装置4)Aの局部洗浄ノズル7,8を示す斜視図である。図5は、第1の実施形態における局部洗浄ノズル7,8の概略構成の一例を示す図である。
図4,図5に示すように、各局部洗浄ノズル7,8の先端に先端部50が配置される。
先端部50は、洗浄水を吐出する吐出孔16が形成されている。これにより各局部洗浄ノズル7,8は、後端側から供給されて内部を流通した洗浄水が吐出孔16から所定の方向に吐出する。また、先端部50の上面における第1ノズル60側には凸部として突起部51が形成されている。なお、本実施形態において、各局部洗浄ノズル7,8の先端部50の一部に突起部51がある場合について説明したが、これに限定されない。例えば、局部洗浄ノズル7,8の先端部50全体が突起部として形成されてもよい。
また、局部洗浄ノズル7,8は、先端側に筒状に形成された第1ノズル60と、本体側(洗浄機構部2側)に設けられ第1ノズル60が進退可能に構成された筒状の第2ノズル70とを備える。
具体的には、第2ノズル70は、軸線O2方向(前後方向T2)に、第1ノズル60が内側において進退自在に構成されている。したがって、図5に示すように、第1ノズル60の上面と第2ノズル70の上面との間には、凸部として段差80が形成されることになる。なお、第2ノズル70は、所定の位置に固定されておらず、第1ノズル60が軸線O2方向に進出するに伴い、第2ノズル70も進出可能である。
したがって、局部洗浄ノズル7,8は、例えばリモコン操作によって便器本体1内に進出する。そして、局部洗浄ノズル7,8はそれぞれ、洗浄時にノズル開口部9から前方に進出して便器本体1の内側に突出し、洗浄後にノズル開口部9を通じてノズルカバー15及びカバーケース6内に退避して保持される。ここで、本実施形態では前後方向T2は略前後の方向を含むものとして説明を行う。
図3に戻り、駆動制御装置19は、一対の局部洗浄ノズル7,8をそれぞれ個別に軸線O2方向に進退する。例えば、駆動制御装置19は、ラックとモータとを有するラックピニオン機構を備える。本実施形態では、各局部洗浄ノズル7,8の下面にラックが一体形成され、ラックをモータの回転軸に取り付けたピニオンに噛合して局部洗浄ノズル7,8が配設されている。これにより、駆動制御装置19は、リモコン操作などに応じてモータ及びピニオンが一方向に回転することで、局部洗浄ノズル7,8を軸線O2方向前方に進出移動させる。したがって、局部洗浄ノズル7,8がノズル開口部9を通じて便器本体1の内側に突出する。また、駆動制御装置19は、リモコン操作などに応じてモータ及びピニオンが他方向に回転することで、局部洗浄ノズル7,8を軸線O2方向後方に退避移動させる。したがって、ノズル開口部9を通じて局部洗浄ノズル7,8がノズルカバー15及びカバーケース6内に収容される。
シャッタユニット17は、一対の局部洗浄ノズル7,8がカバーケース6内に退避した状態でノズル開口部9を閉じることで、汚物、洗浄水の飛沫などが局部洗浄ノズル7,8にかかったり、内部に入り込むことを防止する。また、シャッタユニット17は、シャッタユニット17は、局部洗浄ノズル7,8の進出とともに回動してノズル開口部9を開く。
図6は、第1の実施形態におけるシャッタユニット17の概略構成の一例を示す図である。図7は、第1の実施形態におけるシャッタユニット17を示す斜視図であり、シャッタ10を上方に開いた状態を示す図である。図8は、第1の実施形態におけるシャッタユニット17を示す斜視図であり、シャッタ10を下方に開いた状態を示す図である。図9は、第1の実施形態におけるシャッタユニット17のシャッタベース20をノズルユニット11に係合させてノズル開口部9に設置した状態を示す側断面図である。
図6〜図9に示すように、シャッタユニット17は、シャッタベース20、シャッタアーム21、シャッタ受け22及びシャッタ10を備える。
シャッタベース20は、カバーケース6のベース6aのノズル開口部9に着脱可能に位置決め固定する。シャッタベース20は、第1ベース23及び第2ベース24を備える。
第1ベース23は、シャッタユニット17の最後部に設けられる。
第1ベース23は、本体部23a及びアーム保持部23bを備える。
また、第1ベース23の本体部23aは、上端側の幅方向中央から両側部のそれぞれの側に所定の間隔をあけた位置に、背面から後方に延設された一対の係合部26を備え、これら一対の係合部26の間にノズルカバー15に形成された凸部を係合させることにより、ノズルカバー15に係合するように構成されている。
アーム保持部23bは、本体部23aの幅方向(横方向T1)両側部にそれぞれ設けられている。アーム保持部23bは、第1ベース23の本体部23aの幅方向両側部にそれぞれ一体に配設される。アーム保持部23bは、断面略方形状の筒状に形成され、前面側と背面側にそれぞれ開口するように前面側から背面側に向かう前後方向T2に中心軸線方向を向けて延設されている。
第2ベース24は、本体部24a、ベース係合部(係合部)24b及びアーム挿通部24cを備える。
第2ベース24の本体部24aは、幅方向中央を間にした左右に、前面から背面に貫通し、一対の局部洗浄ノズル7,8をそれぞれ挿通させて進退させるための一対のノズル挿通部28を設けて形成されている。
また、第2ベース24の本体部24aは、その上端の幅方向両側に背面から前面側に凹み、背面に雌ネジの螺刻が施された雌ネジ孔が穿設されている。
ベース係合部(係合部)24bは、カバーケース6のベース6aに係合する。
アーム挿通部24cは、本体部24aの幅方向両側部にそれぞれ設けられている。アーム挿通部24cは、前面側と背面側にそれぞれ開口するように前面側から背面側に向かう前後方向T2に延設されている。
上記の第1ベース23と第2ベース24は、第1ベース23の前面に第2ベース24の背面を面接触させつつ所定の相対位置に配設した接合状態で互いに係合し、上下方向T3及び横方向T1の相対移動を規制した状態で保持される。
また、第1ベース23と第2ベース24を接続した状態で、第1ベース23のアーム保持部23bと第2ベース24のアーム挿通部24cが互いの中心軸線を同軸上に配して連通するように配設される。
また、第1ベース23と第2ベース24を接続してなるシャッタベース20は、カバーケース6のベース6a上の所定位置に配設すると、第2ベース24のアーム挿通部24cの上端側に設けられた雌ネジ孔29がベース6aに設けられたネジ挿通孔と連通し、ネジ挿通孔を通じて雌ネジ孔29にネジを締結することによってベース6aの所定位置に固定するように構成されている。
図10は、第1の実施形態におけるシャッタアーム21のアーム部とシャッタベース20の接続部分を示す側断面図である。図11は、第1の実施形態におけるシャッタアーム21を示す斜視図である。
図10,図11に示すように、シャッタアーム21は、軸線O3方向を横方向T1に向けて配設される軸部35と、軸部35の両端部側のそれぞれに前端側(一端側)を接続し、軸部35の軸線O3に直交する方向に且つ平行に延設される断面略方形状の一対のアーム部36とを備えて略コ字状に形成されている。なお、アーム部36は必ずしも断面略方形状で形成することに限定しなくてもよい。
本実施形態では、シャッタアーム21の軸部35が、円柱棒状に形成されるとともに、外面から突出し、シャッタ受け22を保持するための係止片部35aを備えて形成されている。
アーム部36の後端側(他端側)には、シャッタアーム21をカバーケース内の後方に付勢するようにベース6aとアーム部36とにバネ部材(不図示)をアーム保持部23bの後端側の開口を通じて着脱可能に引っ掛けて接続するためのバネ接続部36aが突設されている。
また、一対のアーム部36はそれぞれ後端側(バネ接続部36aよりも前端側)に(回動部37を備える。回動部37は、上方回動面37a及び下方回動面37bを備える。上方回動面37aは、上面から上方に延び、同心円の円弧面状に形成されている。また、下方回動面37bは、下面から下方に延び、同心円の円弧面状に形成されている。
この回動部37の上方回動面37a及び下方回動面37bは、アーム挿通部24cの上方回動係止面31及び下方回動係止面32と同じ曲率半径の円弧面として形成されている。
また、各アーム部36は、下面の幅方向略中央に、下面から下方に突出し、アーム部36の延設方向の前後方向T2に延びるリブ38を備えている。リブ38は、アーム部36の先端よりも回動部37側から、回動部37よりも先端側までの所定の長さ範囲に設けられている。また、このリブ38は、支持突部38a及び傾斜部38bを備える。
支持突部38aは、前端から突出長を一定にして後端側に延び、アーム部36の進退時にアーム部36の軸線O4方向(延設方向)の向きを一定に保持する。
傾斜部38bは、支持突部38aから後端に向かうに従い突出長が小さくなる。
図7,図8に戻り、シャッタ受け22は、正面視で横長の略矩形板状に形成されている。
シャッタ受け22は、第1当接回動部40及び第2当接回動部41を備える。
第1当接回動部40は、シャッタ受け22の背面に設けられている。第1当接回動部40は、ノズルユニット11の肛門洗浄用の一方の局部洗浄ノズル(一方のシャッタ操作部)7が前方に進出した際にこの一方の局部洗浄ノズル7の先端部が当接する位置に第1当接回動部40が設けられている。
第2当接回動部41は、シャッタ受け22の背面に設けられている。第2当接回動部41は、ビデ用ノズルの他方の局部洗浄ノズル(他方のシャッタ操作部)8が前方に進出した際にこの他方の局部洗浄ノズル8の先端部が当接する位置に設けられている。
第1当接回動部40と第2当接回動部41はそれぞれ、シャッタ受け22の背面から後方に突出して形成されている。第1当接回動部40は、一方の局部洗浄ノズル7が当接する部分に下方に向かうに従い漸次背面に近づく傾斜面40aを備えて形成されている。第2当接回動部41は、他方の局部洗浄ノズル8が当接する部分が下方に向かうに従い漸次背面から後方に離れる逆傾斜面41aを備えて形成されている。
シャッタ10は、横長の正面視略長方形状で形成されるとともに、ノズル開口部9を閉じた状態における上下方向中央部が前方に僅かに膨出するように湾曲する断面略円弧状に形成されている。
図12は、第1の実施形態におけるシャッタ10を上方と下方の二方向に開いた状態を示す側面図である。
図12に示すように、シャッタ10は、シャッタ受け22の前方に重ねて配設されるとともにシャッタアーム21に着脱可能に且つ回動可能に接続して配設される。したがって、局部洗浄ノズル7の先端部が第1当接回動部40に当接し前方に進出すると、シャッタ10がノズル開口部に対して上方に回動する。
また、局部洗浄ノズル8の先端部が第2当接回動部41に当接し前方に進出すると、シャッタ10がノズル開口部9に対して下方に回動する。
図3に戻り、第1の実施形態における温水供給ユニットは、ノズルユニット11の各局部洗浄ノズル7,8に配管で接続されている。そして、温水供給ユニットは、制御基板からの動作指令に基づいて駆動し、所定の温度に調温された温水を洗浄水として局部洗浄ノズル7,8に供給するように構成されている。
温風乾燥ユニット12は、温風乾燥ユニット12は、カバーケース6内に収納されている。温風発生装置12a及び温風ダクト12bを備える。温風ダクト12bは、ノズル開口部9に並んで開口する吹出口42に接続して設けられている。
温風発生装置12aは、ファン12c及びヒータ12dを備える。ファン12cは、温風ダクト12bの途中に設けられている。ヒータ12dは、温風ダクト12bのファン12cよりも吹出口42側に設けられている。
温風発生装置12aは、ファン12cの駆動によって吸い込んだ空気(外気)が温風ダクト12bを流通し、この空気をヒータ12dで所定の温度に加熱するとともに吹出口42から前方の所定の方向、位置に吹き出すように構成されている。なお、温風乾燥ユニット12は、吹出口42から内部への飛沫の浸入を防止するために、吹出口42の前面にシャッタ10が設置されている。
図13に示すように、温風発生装置12aにより吹出口42から温風を拭き出す場合には、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル8を予め設定された吹き出し位置まで進出させる。これにより、シャッタ10がノズル開口部9に対して下方に回動し、吹出口42が開放する。したがって、温風発生装置12aは、便座部3に着座したユーザの局部に温風を吹き出すことができる。
図3に戻り、脱臭ユニット13は、脱臭ダクト13a、ファン(送風機)13b、脱臭カートリッジ13c及び除菌ユニット13dを備える。
脱臭ダクト13aは、ノズル開口部9に並んで開口する吸込口43(本実施形態では吹出口42と上下に並設)に上流側の一端を接続し、ノズル開口部9に並んで開口する吹出口44に下流側の他端を接続して設けられている。
ファン(送風機)13bは、脱臭ダクト13aの中途に設けられている。
脱臭カートリッジ13cは、ファン13bよりも上流側の脱臭ダクト13a内に配置されている。脱臭カートリッジ13cは、例えば、活性炭等の吸着型の脱臭剤を備え、通過する空気に含まれる臭気を脱臭剤によって取り除く。なお、脱臭剤は、脱臭が可能であれば特に限定する必要はない。例えば触媒であってもよく、光触媒のように紫外線等の光線を照射することによって物質を分解する分解型の脱臭剤であってもよい。
除菌ユニット13dは、ファン13bよりも下流側に配置されている。
除菌ユニット13dは、例えば、除菌イオンを発生させ、浮遊菌の繁殖を抑制し、且つ除菌するものである。除菌ユニット13dとしては、空気を電離させてプラスイオンとマイナスイオンを生じさせ、そのプラスイオンとマイナスイオンにより浮遊菌を取り囲んで不活化するものが好適である。
次に、本実施形態における局部洗浄ノズル7,8の進退動作について、説明する。第1の実施形態では、局部洗浄ノズル7,8の清掃モードにおいて、局部洗浄ノズル7,8を進退させる場合について、説明する。まずは、局部洗浄ノズル7の進退動作について、説明する。
<局部洗浄ノズル7の進退動作>
図14は、本実施形態における局部洗浄ノズル7の進退動作を説明する図である。
例えばユーザが時刻t1に肛門洗浄ボタンをリモコン操作すると、駆動制御装置19は、リモコン操作されたことを検知すると、モータ及びピニオンを一方向に回転させて肛門洗浄用ノズルである一方の局部洗浄ノズル7と、ビデ洗浄用ノズルである他方の局部洗浄ノズル8とを前方のB地点まで進出させる。すなわち、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7とビデ洗浄用ノズルとのぞれぞれの第1ノズル60を進出させることで、局部洗浄ノズル7とビデ洗浄用ノズルのぞれぞれの先端部50をB地点まで進出させる。
このとき、シャッタ受け22の背面には、一方の局部洗浄ノズル7に対向する位置に下方に向かうに従い漸次背面に近づく傾斜面40aを備えた第1当接回動部40が設けられている。このため、局部洗浄ノズル7の第1ノズル60が進出して第1当接回動部40の傾斜面40aに先端が当接する。そして、局部洗浄ノズル7の第1ノズル60がさらに進出すると、第1当接回動部40の傾斜面40aが押圧され、第1当接回動部40(傾斜面40a)の形状に応じてシャッタ受け22がその背面を下方に向けるように上方に回動する。そして、このシャッタ受け22に重ねてシャッタ10が設けられているため、シャッタ受け22に押圧されて従動し、シャッタ10もその背面を下方に向けるように上方に回動する。なお、局部洗浄ノズル7とビデ洗浄用ノズルとを同時にB地点まで進出させるのは、シャッタ10を軸線O2方向に対して垂直に回動させるためである。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7とビデ洗浄用ノズルとのぞれぞれの第1ノズル60が前方のB地点まで進出させると、局部洗浄ノズル7の第1ノズル60のみ進出動作を継続する(時刻t2)。すなわち、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7と局部洗浄ノズル8とのぞれぞれの第1ノズル60が前方のB地点まで進出させると、局部洗浄ノズル8の第1ノズル60のみ進出動作を停止する。
そして、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7をA地点まで進出させる。したがって、一方の局部洗浄ノズル7が進出し、自動的に、シャッタ10がアーム部36とともに回動部37周りに上方に回動し、且つその背面を下方に向けるようにシャッタアーム21の軸部35の軸線O3周りにシャッタ受け22とともに回動する。これにより、図15に示すように、ノズル開口部9が所定の位置まで回動し、開状態になる。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7がA地点まで進出すると、局部洗浄ノズル7の第1ノズル60の進出動作を停止させる(時刻t3)。これにより、ユーザは、局部洗浄ノズル7を清掃することが可能となる。ユーザは、局部洗浄ノズル7を清掃している場合に、誤ってシャッタ10に触れてしまい、シャッタ10を所定の位置から図16に示す位置にずらしてしまったとする。すなわち、シャッタ10は、外力により角度が変更し、下方に回動したとする。この状態では、シャッタ10の下端部が、突出部51の上端部よりも下方に位置している。したがって、シャット10をそのまま後退させると、局部洗浄ノズル7の突起部51がシャッタ10の下端部に引っ掛かる。
ユーザは、局部洗浄ノズル7の清掃が終了すると、局部洗浄ノズル7を収納させる指示をリモコン操作により行う。駆動制御装置19は、その指示を取得すると、局部洗浄ノズル7をA地点からさらに進出させる(時刻t4)。例えば、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7を距離α分だけ進出させることで、A+α地点まで局部洗浄ノズル7を進出させる(時刻t5)。この距離αとは、駆動制御装置19が局部洗浄ノズル7を進出させることで第2ノズル70をノズル開口部9から進出させ、段差80で第1当接回動部40の傾斜面40aを押圧可能な距離である。すなわち、図17に示すように、駆動制御装置19は、第2ノズル70をノズル開口部9から進出させ、段差80で第1当接回動部40の傾斜面40aを押圧することで、シャッタ10を上方に回動させ、シャッタ10の角度を所定の角度に調整する。例えば、駆動制御装置19は、段差80で第1当接回動部40の傾斜面40aを押圧することで、シャッタ10を上方に回動させ、シャッタ10の位置を所定の位置に戻す。例えば、この所定の位置とは、シャッタ20の下端が、突起部51の上端よりも上方に来る位置である。すなわち、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7を後退させても突起部51がシャット10の下端に引っ掛かることがない位置にシャッタ10が来るように、段差80で傾斜面40aを押圧する。これにより、局部洗浄ノズル7を後退させても、局部洗浄ノズル7の突起部51がシャッタ10に引っ掛からずにその局部洗浄ノズル7を収納することができる。
なお、本実施形態では、段差80で傾斜面40aを押圧する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、局部洗浄ノズル7,8の第1ノズル60に凸部としての突起を設けて、この突起で第1当接回動部40の傾斜面40aを押圧してもよい。この場合において、局部洗浄ノズル7,8が突出した状態ではシャッタ10の内側に第1ノズル60の突起が位置している。なお、局部洗浄ノズル7の第1ノズル60に突起を設ける場合においては、局部洗浄ノズル7,8に第2ノズル70が形成されていなくてもよいし、形成されていてもよい。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7をA+α地点まで進出させることでシャッタ10の角度を所定の角度に調整した後、局部洗浄ノズル7を後退させる(時刻t6)。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7がB地点まで後退させると、その局部洗浄ノズル7と局部洗浄ノズル8とをノズル開口部9を通じてカバーケース6に収納する(時刻t7)。
次に、本実施形態における局部洗浄ノズル8の進退動作について、説明する。
<局部洗浄ノズル8の進退動作>
図18は、第1の実施形態における局部洗浄ノズル8の進退動作を説明する図である。
例えばユーザが時刻t11に肛門洗浄ボタンをリモコン操作すると、駆動制御装置19は、リモコン操作されたことを検知する。駆動制御装置19は、そのリモコン操作されたことを検知すると、モータ及びピニオンを一方向に回転させて局部洗浄ノズル7と、局部洗浄ノズル8とを前方のB地点まで進出させる(時刻T12)。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7と局部洗浄ノズル8とを前方のB地点まで進出させると、第1当接回動部40の傾斜面40aに局部洗浄ノズル7の先端部50が当接する。そして、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7と局部洗浄ノズル8とを前方のB地点まで進出させると、局部洗浄ノズル8の進出動作を停止させるとともに、局部洗浄ノズル7の進出動作を継続する。これにより、第1当接回動部40の傾斜面40aが押圧され、第1当接回動部40(傾斜面40a)の形状に応じてシャッタ受け22がその背面を下方に向けるように上方に回動する。そして、このシャッタ受け22に重ねてシャッタ10が設けられているため、シャッタ受け22に押圧されて従動し、シャッタ10もその背面を下方に向けるように上方に回動する。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7を地点Cまで進出させると、自動的に、シャッタ10がアーム部36とともに回動部37周りに上方に回動し、且つその背面を下方に向けるようにシャッタアーム21の軸部35の軸線O3周りにシャッタ受け22とともに回動する。これにより、ノズル開口部9が所定の位置まで回動し、開状態になる。
駆動制御装置19は、ノズル開口部9が開状態になると、局部洗浄ノズル7の進出動作を停止するとともに、局部洗浄ノズル8を進出させる(時刻t13)。すなわち、ビデ洗浄の際には、一方の局部洗浄ノズル7がシャッタ10を開き、シャッタ10の下方に配された状態で止まり、それ以上便器本体1の内側に進出しないようにする。一方の局部洗浄ノズル7でシャッタ10を開いた段階で、ビデ洗浄用ノズルである他方の局部洗浄ノズル8が前方に進出し、シャッタ10に当接することなく便器本体1の内側の所定の位置であるD地点まで進出する。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル8がC地点を超えD地点まで進出すると、局部洗浄ノズル8の進出動作を停止させる(時刻t14)。これにより、ユーザは、局部洗浄ノズル8を清掃することが可能となる。ここで、ユーザは、局部洗浄ノズル7を清掃している場合に、誤ってシャッタ10に触れてしまい、シャッタ10を所定の位置からずらしてしまったとする。すなわち、シャッタ10は、外力により角度が変更し、下方に回動したとする。
ユーザは、局部洗浄ノズル8の清掃が終了すると、局部洗浄ノズル7を収納させる指示をリモコン操作により行う。駆動制御装置19は、その指示を取得すると、局部洗浄ノズル7をC地点からさらに進出させる(時刻t15)。例えば、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7を距離β分だけ進出させることで、C+β地点まで局部洗浄ノズル7を進出させる。この距離βとは、駆動制御装置19が局部洗浄ノズル7を進出させることで局部洗浄ノズル7の突起部51で第1当接回動部40の傾斜面40aを押圧可能な距離である。すなわち、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7をC地点から進出させ、突起部51で第1当接回動部40の傾斜面40aを押圧させることで、シャッタ10を上方に回動させ、シャッタ10の角度を所定の角度に調整する。これにより、局部洗浄ノズル8を後退させても、局部洗浄ノズル8の先端部50がシャッタ10に引っ掛からずにその局部洗浄ノズル8を収納することができる。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7をC+β地点まで進出させることでシャッタ10の角度を所定の角度に調整した後、局部洗浄ノズル8をD地点から後退させる(時刻t16)。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル8がC地点まで後退させると、その局部洗浄ノズル8の進退動作を停止するとともに、局部洗浄ノズル7をC+β地点から進退させる(時刻t17)。
駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル7がC地点まで後退させると、その局部洗浄ノズル7と局部洗浄ノズル8とをノズル開口部9を通じてカバーケース6に収納する(時刻t18)。
上述したように、第1の実施形態における局部洗浄装置4は、段差80(凸部)を有し、ノズル開口部を通じて進退可能に設けられた局部洗浄ノズル7と、局部洗浄ノズル7を進退させる駆動制御装置19と、回動可能に取り付けられており、局部洗浄ノズル7が前進すると当該局部洗浄ノズル7に押されてノズル開口部9を開状態とし、局部洗浄ノズル7を後退させるとノズル開口部9を閉状態とするシャッタ10と、を備える。そして、駆動制御装置19は、所定の位置まで進出させた局部洗浄ノズル7を後退させる前に、当該局部洗浄ノズル7を前進させて段差80でシャッタ10を押圧することでシャッタ10の角度を所定の角度に調整する。これにより、局部洗浄装置4は、シャッタ10の角度が変わっても、局部洗浄ノズル7を収納する前に一度局部洗浄ノズル7を前に進出させることで、シャッタ10の角度を局部洗浄ノズル7の戻りやすい角度を変えることが可能となる。したがって、局部洗浄ノズル7の先端部50がシャッタ10に引っ掛からずにその局部洗浄ノズル7をカバーケース6に収納することができる。
また、上述したように、第1の実施形態における局部洗浄装置4が2つの局部洗浄ノズル7,8を備える場合には、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル8を所定の位置から後退させる場合に、局部洗浄ノズル7を進出させて、局部洗浄ノズル7の先端の突起部51でシャッタ10を押圧することでシャッタ10の角度を所定の角度に調整する。これにより、局部洗浄装置4は、シャッタ10の角度が変わっても、局部洗浄ノズル8を収納する前に一度局部洗浄ノズル7を前に進出させることで、シャッタ10の角度を局部洗浄ノズル8の戻りやすい角度を変えることが可能となる。したがって、局部洗浄ノズル8の先端部50がシャッタ10に引っ掛からずにその局部洗浄ノズル8をカバーケース6に収納することができる。
また、上述の実施形態において、シャッタ10は高さ方向の中央部で支持されて開閉する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、シャッタ10は高さ方向の上端部分で支持されて開閉してもよい。
(第2の実施形態)
図19は、第2の実施形態における便器装置Bを示す斜視図である。図19に示す便器装置Bは、第1の実施形態における便器装置Aと比較して、局部洗浄装置4の位置がより下部分に配置されている。この場合の便器装置Bにおいても、第1の実施形態における局部洗浄装置4を適用可能である。
ここで、便器装置Bは、第1の実施形態における便器装置Aと比較して、局部洗浄装置4の位置がより下部分に配置されている。そのため、便器装置Bの温風発生装置12aの吹出口42の位置は、第1の実施形態と比較して、下部分に配置されていることになる。
したがって、ユーザの局部に温風を吹き出すためには、第1の実施形態と比較してシャッタ10を開口させる角度を小さくしなければならない。すなわち、局部洗浄ノズル8を少しだけ突出させ小さい角度でシャッタ10を回動させて開口させる必要がある。しかしながら、第2の実施形態におけるシャッタ10は高さ方向の中央部で支持されているため、局部洗浄ノズル8を少しだけ突出させると、シャッタ10が局部洗浄ノズル8に対して垂直に開口してしまい、ユーザの局部に温風が当たらない場合がある(図20)。そのため、駆動制御装置19は、シャッタ10が局部洗浄ノズル8に対して垂直に開口した状態(図21(b))から局部洗浄ノズル8を所定の第1位置まで進出させる(図21(c))。そして、駆動制御装置19は、局部洗浄ノズル8を所定の第1位置まで進出させた後に所定の第2位置まで後退させる(図21(d))。これにより、シャッタ10が局部洗浄ノズル8に対して垂直に開口することなく小さい角度でシャッタ10を開口させることができる。したがって、便器装置Bは、ユーザの局部に確実に温風を吹き出すことができる。なお、駆動制御装置19は、図21(a)から図21(b),図21(c)の動作を一連の動作として局部洗浄ノズル8を進出させてもよい。
また、上述の実施形態において、温風発生装置12aにより吹出口42から温風を拭き出す場合において、局部洗浄ノズル8の進出させる位置を調整可能にすることで任意に吹き出し位置を設定することができる。すなわち、局部洗浄装置4は、局部洗浄ノズル8の進出位置を便座部3に着座したユーザに応じて設定することで、シャッタ10の角度を可変することができる。このため、局部洗浄装置4は、シャッタ10の角度に応じて吹出口42から吹き出される温風の向きを調整することができる。例えば、局部洗浄装置4は、ユーザからのリモコン操作に応じて局部洗浄ノズル8の進出位置を設定してもよい。これにより、便座部3に着座したユーザの局部に確実に温風を吹き出すことができる。
局部洗浄装置4の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
また、上述した実施形態における局部洗浄装置4をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 便器本体
1a ボウル部
1b リム部
1c 封水部
2 洗浄機構部
3 便座部
3a 便座
3b 便蓋
4 局部洗浄装置
6 カバーケース
6a ベース(ベースプレート)
6b カバー(外殻体)
7 一方の局部洗浄ノズル(肛門洗浄用ノズル/一方のシャッタ操作部)
8 他方の局部洗浄ノズル(ビデ用ノズル/他方のシャッタ操作部)
9 ノズル開口部
10 シャッタ
11 ノズルユニット
12 温風乾燥ユニット(温風乾燥装置)
12a 温風発生装置
12b 温風ダクト
12c ファン
12d ヒータ
13 脱臭ユニット(脱臭装置)
13a 脱臭ダクト
13b ファン(送風機)
13c 脱臭カートリッジ(脱臭手段)
13d 除菌ユニット
15 ノズルカバー
16 吐出孔
17 シャッタユニット(シャッタ開閉機構)
19 駆動制御装置
20 シャッタベース
21 シャッタアーム
22 シャッタ受け
23 第1ベース
23a 本体部
23b アーム保持部
24 第2ベース
24a 本体部
24b ベース係合部(係合部)
24c アーム挿通部
26 係合凸部(係合部)
40 第1当接回動部
40a 傾斜面
41 第2当接回動部
41a 逆傾斜面
42 吹出口(温風吹出口)
43 吸込口
44 吹出口
50 先端部
51 突起部
60 第1ノズル
70 第2ノズル
80 段差
A,B 水洗大便器

Claims (3)

  1. 凸部を有し、ノズル開口部を通じて進退可能に設けられた局部洗浄ノズルと、
    前記局部洗浄ノズルを進退させる駆動制御装置と、
    前記ノズル開口部に対して回動可能に取り付けられており、局部洗浄ノズルが前進すると当該局部洗浄ノズルに押されて前記ノズル開口部を開状態とし、前記局部洗浄ノズルを後退させると前記ノズル開口部を閉状態とするシャッタと、
    を備え、
    前記駆動制御装置は、所定の位置まで進出した前記局部洗浄ノズルを後退させる前に、前記局部洗浄ノズルを前進させて前記凸部で前記シャッタを押圧することで前記シャッタの角度を所定の角度に調整する調整機能を備え、
    前記凸部は、前記局部洗浄ノズルの先端に設けられた突起部である、
    局部洗浄装置。
  2. 前記局部洗浄ノズルが2つ設けられており、
    前記駆動制御装置は、一方の局部洗浄ノズルを前記所定の位置から後退させる場合に、他方の局部洗浄ノズルを進出させて、前記他方の局部洗浄ノズルの前記凸部で前記シャッタを押圧することで前記シャッタの角度を所定の角度に調整する調整機能を備えている請求項1に記載の局部洗浄装置。
  3. 前記局部洗浄ノズルは、先端側に吐出孔が形成された先端部が設けられた筒状の第1ノズルと、本体側に設けられ、第1ノズルが内側において進退可能に構成された筒状の第2ノズルとを備え、
    前記凸部は、前記第1ノズルの上面と前記第2ノズルの上面との間の段差である請求項1又は請求項2に記載の局部洗浄装置。
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