JP2020122284A - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄ノズル及びシャッタを乾燥可能な局部洗浄装置を提供する。【解決手段】局部洗浄装置10は、進退可能に構成され、進出した位置で人体の局部の洗浄を行う洗浄ノズル3と、温風を発生させる温風発生手段4と、後退した位置において、洗浄ノズル3の少なくとも前部が配置される乾燥部57と、乾燥部57の前面に形成された洗浄ノズル3が進退する開口部54hを開閉するシャッタ6と、を備え、温風発生手段4で発生した温風は、乾燥部57に供給可能とされていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、局部洗浄装置に関するものである。
従来から、便座に着座した利用者の局部洗浄を行う局部洗浄装置が知られている。局部洗浄装置の洗浄ノズルは、局部洗浄を行う際に前方に向かうにしたがって次第に下方に向かう方向に進出し、局部洗浄が終わると後退して元の位置に戻るように構成されている。
局部洗浄をすると、跳ね返った水や汚物等が洗浄ノズルに付着してしまうことがある。そこで、下記の特許文献1では、洗浄ノズルに水を供給して洗浄ノズルを清掃し、その後洗浄ノズルに温風を供給して洗浄ノズルを乾燥させるものが提案されている。水で洗浄ノズルを清掃することができるとともに、洗浄ノズルに付着した水滴を除去して細菌の繁殖を抑制する構成とされている。
また、局部洗浄装置には、洗浄ノズルがケースの内部に収容され、ケースには洗浄ノズルが進退可能に挿通される開口部が形成され、当該開口部を開閉するシャッタが設けられたものもある。
特開2011−208399号公報
上記のシャッタが設けられた局部洗浄装置に、洗浄ノズルを清掃するための水を供給すると、シャッタにも水がかかってしまうことがあるため、シャッタも乾燥させることが望まれている。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、洗浄ノズル及びシャッタを乾燥可能な局部洗浄装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る局部洗浄装置は、進退可能に構成され、進出した位置で人体の局部の洗浄を行う洗浄ノズルと、温風を発生させる温風発生手段と、後退した位置において、前記洗浄ノズルの少なくとも前部が配置される乾燥部と、該乾燥部の前面に形成された前記洗浄ノズルが進退する開口部を開閉するシャッタと、を備え、前記温風発生手段で発生した温風は、前記乾燥部に供給可能とされていることを特徴とする。
このように構成された局部洗浄装置では、温風発生手段で発生した温風は、乾燥部に供給される。乾燥部の内部には後退した位置の洗浄ノズルの少なくとも前部が配置されているため、後退した位置で洗浄ノズルの少なくとも前部を乾燥させることができる。また、洗浄ノズルを進出させて、洗浄ノズルの前部よりも後方の部分も乾燥させることができる。さらに、シャッタは乾燥部の前面の開口部に設けられているため、シャッタに向かって吹き付けられる温風や乾燥部の内部に充満する温風により、シャッタも乾燥することができる。
また、本発明に係る局部洗浄装置は、前記洗浄ノズルが進出した位置で、前記温風は、前記洗浄ノズルの表面に沿って案内され前記人体の局部に到達可能であることが好ましい。
このように構成された局部洗浄装置では、洗浄ノズルが進出した位置で、温風は、洗浄ノズルの表面に沿って案内され人体の局部に到達可能である。よって、洗浄ノズルの乾燥、シャッタの乾燥及び人体の局部の乾燥を、一の温風発生手段で行うことができる。
また、本発明に係る局部洗浄装置では、前記温風発生手段と前記乾燥部の左右方向の一方側とを接続するダクトを備え、側面視で、前記ダクトの上端は前記洗浄ノズルの上面よりも上方の高さ位置に配置され、前記ダクトの下端は前記洗浄ノズルの下面よりも下方の高さ位置に配置されていてもよい。
このように構成された局部洗浄装置では、温風は、温風発生手段に接続されたダクトから乾燥部に供給される。ダクトは、乾燥部の左右方向の一方側に接続されている。後退した位置の洗浄ノズルの少なくとも前部は、乾燥部に配置されている。側面視で、ダクトの上端は洗浄ノズルの上面よりも上方の高さ位置に配置され、ダクトの下端は洗浄ノズルの下面よりも下方の高さ位置に配置されている。これにより、ダクトから乾燥部に流入する温風は、洗浄ノズルの左右方向の一方側の側面全体に吹き付けられ、その後洗浄ノズルの上面及び下面に沿って流れ、洗浄ノズルの左右方向の他方側の側面に到達する。よって、温風が洗浄ノズルの外周面全体に到達するため、洗浄ノズルの外周面全体を乾燥させることができる。
また、本発明に係る局部洗浄装置では、前記乾燥部の前記開口部の形状は、前記洗浄ノズルの外周形状に対応した形状をなしていてもよい。
このように構成された局部洗浄装置では、乾燥部の開口部の形状は洗浄ノズルの外周形状に対応した形状をなしているため、温風が洗浄ノズルの外周面沿って、開口部から流出する。よって、温風の洗浄ノズルの外周面に沿った流れを形成することができるため、洗浄ノズルをより確実に乾燥させることができる。
本発明に係る局部洗浄装置によれば、洗浄ノズル及びシャッタを乾燥することができる。
本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置を備えた便器装置の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置において、洗浄ノズルが後退した位置で、要部を前方且つ上方から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置において、洗浄ノズルが進出した位置で、要部を前方且つ上方から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置の乾燥部の構成を説明する図であり、前方から見た図である。 本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置の乾燥部の構成を説明する図であり、縦断面図である。 本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置において、シャッタが上部を開放させるように開いた状態での温風の流れを示す側面図である。 本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置において、シャッタが下部を開放させるように開いた状態での温風の流れを示す側面図である。 本発明の第二実施形態に係る局部洗浄装置の乾燥部を前方から見た図である。 本発明の第二実施形態に係る局部洗浄装置の縦断面図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置を備えた便器装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置を備えた便器装置の斜視図である。図1では、便蓋及ぶ便座が開いた状態を示している。
図1に示すように、便器装置100は、下方に凹む開口部11aが設けられた便器11と、便器11に設置された便座装置12と、を備えている。
なお、下記の説明において、利用者が便座装置12の便座14に着座した状態で前方を向く方向を「前方」とし、反対側を「後方」とし、これらを結ぶ方向を前後方向とする。また、便座14に着座した利用者から見て左側を「左側」とし、右側を「右側」とし、これらを結ぶ方向を左右方向とする。
便座装置12は、便器11の後部上方に設置された本体部13と、本体部13に開閉(回動)可能に設けられた便座14及び便蓋15と、を備えている。
本体部13は、各種機能を有する機能部17と、機能部17を収容するケース20と、を有している。
機能部17とは、局部洗浄装置10、便座14及び便蓋15を回動させる回動機構、便器洗浄装置、脱臭装置等の各種機能装置並びに各種機能部品、これらの各種機能装置並びに各種機能部品を制御する制御部、及びこれらの各種機能装置並びに各種機能部品に電源を供給する電源部等を示している。
ケース20は、便器11の後部上方に設置されている。ケース20の内部に、機能部17が配置されている。
ケース20は、機能部17の上方に配置される上部ケース部21と、便器11の後部上面に沿って配置される下部ケース部22(図6参照。以下同じ。)と、を有している。
上部ケース部21の前端部21fには、前後方向に開口する開口部21hが形成されている。上部ケース部21の前端部21fは、便器11の開口部11aの後部上方に配置されている。
次に、局部洗浄装置10について説明する。
図2は、本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置において、洗浄ノズルが後退した位置で、要部を前方且つ上方から見た斜視図である。
図2に示すように、局部洗浄装置10は、収容カバー1と、第1洗浄ノズル3Aと、第2洗浄ノズル3Bと、第1洗浄ノズル3A及び第2洗浄ノズル3Bに局部洗浄用の温水を供給する局部洗浄用温水供給部(不図示。以下同じ。)と、水等のノズル洗浄液を第1洗浄ノズル3A及び第2洗浄ノズル3Bに供給するノズル洗浄液供給部(不図示。以下同じ。)と、温風発生ユニット(温風発生手段)4と、乾燥室5と、シャッタ6と、を備えている。
なお、以下の説明において、第1洗浄ノズル3A及び第2洗浄ノズル3Bを総称して、単に洗浄ノズル3と称することがある。
収容カバー1は、ケース20(図1参照。以下同じ。)内に配置されている。収容カバー1の内部に、後退した位置の洗浄ノズル3の前端部3fよりも後方の部分が収容されている。換言すると、後退した位置の洗浄ノズル3の前端部3fは、収容カバー1の前面に形成されたカバー開口部1aから前方に突出している。
第1洗浄ノズル3Aは、肛門洗浄用である。第2洗浄ノズル3Bは、ビデ用である。洗浄ノズル3は、前方に向かうにしたがって次第に下方に向かう方向(長さ方向)に沿って配置されている。
第1洗浄ノズル3A及び第2洗浄ノズル3Bは、便器装置100の左右方向の略中央に配置されている。第1洗浄ノズル3A及び第2洗浄ノズル3Bは、左右方向に隣り合って配置されている。本実施形態では、第1洗浄ノズル3Aが左側に配置され、第2洗浄ノズル3Bが右側に配置されている。
図3は、局部洗浄装置10において、洗浄ノズル3が進出した位置で、要部を前方且つ上方から見た斜視図である。
図3に示すように、洗浄ノズル3は、不図示のラックアンドピニオン機構やモータ等で構成された送り出し機構により、前方に向かうにしたがって次第に下方に向かう斜め方向(進退方向)に進出するとともに、図2に示す元に位置まで後退可能とされている。
局部洗浄用温水供給部から、洗浄ノズル3の後端部近傍の給水口(不図示。以下同じ。)に温水が供給される。温水は、洗浄ノズル3の内部を流通して、前端部3f近傍に設けられた吐水口3gから吐出される。
温風発生ユニット4は、ファン41と、ファン41の駆動によって吸い込んだ空気(外気)がヒータ(不図示。以下同じ。)で所定の温度に加熱されて、吹き出し口44から温風を乾燥室5に向かって吹き出すように構成されている。
乾燥室5は、温風発生ユニット4で発生した温風が供給されている。乾燥室5は、温風発生ユニット4の吹き出し口44に接続され、吹き出し口44の前方に配置されている。
図4は、乾燥室5の構成を説明する図であり、前方から見た図である。図5は、乾燥室5の構成を説明する図であり、縦断面図である。図4及び図5において、シャッタ6の図示を省略している。
図4及び図5に示すように、乾燥室5は、ケース20の下部ケース部22に沿って配置された底壁部51と、底壁部の51の左右両端部から立設され側壁部52と、底壁部51の後端部から立設された後壁部53と、底壁部51の前端部から立設された前壁部54と、側壁部52、後壁部53及び前壁部54の各上端部に接続された上壁部55と、を有している。
図2に示すように、乾燥室5において、洗浄ノズル3が配置される領域が乾燥室本体(乾燥部)57とされている。また、乾燥室5において、温風発生ユニット4の吹き出し口44と乾燥室本体57とを接続する部分がダクト58とされている。ダクト58は、吹き出し口44から前方に延び、その後湾曲して左側に延びる形状をなしている。乾燥室本体57の左右方向の幅を57aで示し、ダクト58の左右方向の幅を58aで示している。
ダクト58の内部の流路を接続流路5Aとし、乾燥室本体57の内部の流路を乾燥流路5Bとする。接続流路5Aは、乾燥流路5Bに右側(左右方向の一方側)に配置されている。接続流路5Aは、乾燥流路5Bの右側に接続されている。
図5に示すように、底壁部51は、洗浄ノズル3の下方に配置されている。底壁部51は、板状に形成されている。底壁部51は、板厚方向の上下方向に向けて配置されている。
上壁部55は、洗浄ノズル3の上方に配置されている。上壁部55は、板状に形成されている。上壁部55は、板面が洗浄ノズル3の進退方向Xに沿う方向に配置されている。
図2及び図5に示すように、底壁部51及び上壁部55は、接続流路5A及び乾燥流路5Bに連続して配置されている。
図5に示すように、接続流路5A及び乾燥流路5Bにおいて、側面視で、上端(乾燥室5の上壁部55)は、洗浄ノズル3の上面よりも上方の高さ位置に配置されている。これにより、乾燥流路5Bにおいて、洗浄ノズル3と上壁部55との間には、温風が流通可能な上方流路5uが形成されている。
接続流路5A及び乾燥流路5Bにおいて、側面視で、下端(乾燥室5の底壁部51)は、洗浄ノズル3の下面よりも下方の高さ位置に配置されている。これにより、乾燥流路5Bにおいて、洗浄ノズル3と底壁部51との間には、温風が流通可能な下方流路5dが形成されている。
後壁部53には、収容カバー1の前端部に連続して配置されている。後壁部53は、板状に形成されている。後壁部53は、板厚方向を洗浄ノズル3の進退方向Xに向けて配置されている。後壁部53には、洗浄ノズル3の進退方向Xに貫通する後部挿通孔53hが形成されている。
後部挿通孔53h内には、洗浄ノズル3が配置されている。図3に示すように、正面視で、後部挿通孔53hは、各洗浄ノズル3A,3Bを合わせた形状よりも大きな形状をなしている。後部挿通孔53hは、左右方向に長い長孔形状をなしている。
図5に示すように、前壁部54は、乾燥室5の前面に配置されている。前壁部54は、板状に形成されている。前壁部54は、板厚方向を洗浄ノズル3の進退方向Xに向けて配置されている。前壁部54には、洗浄ノズル3の進退方向Xに貫通する前部挿通孔(開口部)54hが形成されている。
図4に示すように、正面視で、前部挿通孔54hは、各洗浄ノズル3A,3Bを合わせた形状よりも大きな形状をなしている。前部挿通孔54hは、左右方向に長い長孔形状をなしている。
図2に示すように、洗浄ノズル3が後退した位置では、洗浄ノズル3は、前壁部54よりも後方に配置されている。換言すると、洗浄ノズル3の前端部3fは、横向き流路5Bに配置されている。
図3に示すように、洗浄ノズル3が進出した位置では、洗浄ノズル3は、前壁部54の挿通孔54h内に配置される。本実施形態では、洗浄ノズル3が進出すると、前部挿通孔54h内を洗浄ノズル3の前端部3fが通過し、前端部3fよりも後方の部分も前部挿通孔54hを通過する。
図2に示すように、シャッタ6は、乾燥室5の前部挿通孔54hの前方に配置されている。図1に示すように、シャッタ6は、ケース20の開口部21hを開閉するように設けられている。シャッタ6が開閉することで、乾燥室5の前部挿通孔54hも開閉される。
図6は、シャッタ6が上部を開放させるように開いた状態での温風の流れを示す側面図である。図7は、シャッタ6が下部を開放させるように開いた状態での温風の流れを示す側面図である。
図6及び図7に示すように、シャッタ6は、ケース20に設けられた左右一対の支持部(不図示。以下同じ。)に支持されている。シャッタ6は、左右方向を向く回動軸(不図示。以下同じ。)回りに回動可能とされている。
シャッタ6の後面6bには、シャッタ6がケース20の開口部21hを閉塞した状態(閉塞状態)で、後方に向かって突出する上部突起部61及び下部突起部62が設けられている。
図6に示すように、上部突起部61は、第1洗浄ノズル3Aの前端部3fと対向する位置に配置されている。上部突起部61の後端部は、回動軸よりも上方に配置されている。
図7に示すように、下部突起部62は、第2洗浄ノズル3Bの前端部3fと対向する位置に配置されている。下部突起部62の後端部は、回動軸よりも下方に配置されている。
図6に示すように、シャッタ6の閉塞状態で、第1洗浄ノズル3Aが進退方向Xの前方に移動すると、第1洗浄ノズル3Aの前端部3fが上部突起部61に当接し、シャッタ6を前方に押す。これにより、シャッタ6は上部突起部61よりも下方に配置された回動軸を中心に回動し、シャッタ6の後面6bが上方且つ後方(斜め上方)を向くように、シャッタ6が上方に開いた(上方開放状態)となる。
図7に示すように、シャッタ6の閉塞状態で、第2洗浄ノズル3Bが進退方向Xの前方に移動すると、第2洗浄ノズル3Bの前端部3fが下部突起部62に当接し、シャッタ6を前方に押す。これにより、シャッタ6は下部突起部62よりも上方に配置された回動軸を中心に回動し、シャッタ6の後面6bが下方且つ後方(斜め下方)を向くように、シャッタ6が下方に開いた(下方開放状態)となる。
次に、温風の流れについて説明する。
ノズル洗浄液供給部がノズル洗浄液を洗浄ノズル3に供給して、洗浄ノズル3を洗浄(清掃)した後に、温風発生ユニット4が作動するように制御されている。
図2に矢印で示すように、シャッタ6の閉塞状態では、温風発生ユニット4で発生した温風は、乾燥室5の接続流路5Aに供給される。温風は、接続流路5Aから乾燥流路5Bに導入される。
接続流路5A及び乾燥流路5Bにおいて、側面視で、乾燥室5の上壁部55は洗浄ノズル3の上面よりも上方の高さ位置に配置され、乾燥室5の底壁部51は洗浄ノズル3の下面よりも下方の高さ位置に配置されている。これにより、接続流路5Aから乾燥流路5Bに導入される温風は、第2洗浄ノズル3Bの前端部3fの右側面全体に(上下方向の略全長にわたって)当たり、第2洗浄ノズル3Bの上方流路5uを通過して第2洗浄ノズル3Bの上面に沿って流れる。また、第2洗浄ノズル3Bの右側面に当たり、第2洗浄ノズル3Bの下方流路5dを通過して第2洗浄ノズル3Bの下面に沿って流れる温風もある。
第2洗浄ノズル3Bの上方流路5uから第1洗浄ノズル3Aの上方流路5uに流れていく温風もある。温風は、第1洗浄ノズル3Aの上面に沿って流れた後、左側面から下面に沿って流れる。
また、洗浄ノズル3A,3Bとの間を通過する温風もある。温風は、第2洗浄ノズル3Bの下方流路5dを通過して第2洗浄ノズル3Bの下面に沿って流れたり、矢印では示してないが、第1洗浄ノズル3Aの前端部3fの下方流路5dを通過して第1洗浄ノズル3Aの下面に沿って流れたりする。
洗浄ノズル3A,3Bは前方に向かうにしたがって次第に下方に向かうように傾斜しているので、洗浄ノズル3A,3Bの傾斜姿勢に沿って温風は前方へと移動する。このようにして、洗浄ノズル3A,3Bの前端部3fは温風により乾燥する。また、前方に向かう温風は、シャッタ6の後面6bに当たり、シャッタ6の後面6bも乾燥する。
図3に矢印で示すように、シャッタ6の開放状態では、乾燥室5の内部での温風の流れは上記のシャッタ6の閉塞状態と同様である。乾燥室5の内部には、洗浄ノズル3A,3Bの前端部3fよりも後方の部分が配置されているため、洗浄ノズル3A,3Bの前端部3fよりも後方の部分が温風により乾燥する。
乾燥室5の前部挿通孔54hから流出して温風は、洗浄ノズル3A,3Bの外周面に沿って流出する。これにより、洗浄ノズル3A,3Bの前部も乾燥する。
図6に矢印で示すように、シャッタ6の上方開放状態で、洗浄ノズル3が進出すると、洗浄ノズル3の外周面(表面)に沿って案内された温風が、シャッタ6の後面6bに当たり、シャッタ6の後面6bが乾燥する。また、温風は、シャッタ6の後面6bで反射して、人体の局部に向かって吹き付けられる。
図7に矢印で示すように、シャッタ6の下方開放状態では、洗浄ノズル3が進出すると、洗浄ノズル3に沿って流通してきた温風が、シャッタ6の後面6bに当たり、シャッタ6の後面6bが乾燥する。また、温風がシャッタ6の後面6bに当たり、後面6bに付着していた水滴は吹き飛ばされたり、下方の便器11の開口部11a内に落下したりする。
また、シャッタ6の閉塞状態で熱風を吹き付けて小さい水滴を飛ばしてシャッタ6を乾燥し、シャッタ6の開放状態で温風を強風で吹き付けて大きい水滴を飛ばして洗浄ノズル3及びシャッタ6を乾燥させるように制御していてもよい。
このように構成された便器装置100では、温風発生ユニット4で発生した温風は、乾燥室本体57に供給される。乾燥室本体57の内部には後退した位置の洗浄ノズル3の前端部3fが配置されているため、後退した位置で洗浄ノズル3の前端部3fを乾燥させることができる。また、洗浄ノズル3を進出させて、洗浄ノズル3の前端部3fよりも後方の部分も乾燥させることができる。さらに、シャッタ6は乾燥室5の前面の前部挿通孔54hに設けられているため、シャッタ6に向かって吹き付けられる温風や乾燥室5の内部に充満する温風により、シャッタ6も乾燥することができる。したがって、洗浄ノズル3及びシャッタ6を乾燥させることで、細菌やカビの繁殖を抑制することができる。
また、洗浄ノズル3が進出した位置で、温風は、洗浄ノズル3の外周面に沿って案内され人体の局部に到達可能である。よって、洗浄ノズル3の乾燥、シャッタ6の乾燥及び人体の局部の乾燥を、一の温風発生ユニット4で行うことができる。したがって、洗浄ノズル3の乾燥用、シャッタ6の乾燥用及び人体の局部の乾燥用に、それぞれ別々の温風発生ユニットを設ける必要がなく、部品点数を抑えることができる。
また、洗浄ノズル3は便器装置100の左右方向の略中央に配置されているため、温風を人体の局部の真後ろから吹き付けることができる。よって、人体の局部を効率的に乾燥させることができる。
また、温風は、温風発生ユニット4に接続されたダクト58から乾燥室本体57に供給される。ダクト58は、乾燥室本体57の右側に接続されている。後退した位置の洗浄ノズル3の前端部3fは、乾燥室本体57に配置されている。側面視で、ダクト58の上端(乾燥室5の上壁部55)は洗浄ノズル3の上面よりも上方の高さ位置に配置され、ダクト58の下端(乾燥室5の底壁部51)は洗浄ノズル3の下面よりも下方の高さ位置に配置されている。これにより、ダクト58から乾燥室本体57に流入する温風は、洗浄ノズル3Bの右側面全体に(上下方向の略全長にわたって)に吹き付けられ、その後洗浄ノズル3Bの上面及び下面に沿って流れ、洗浄ノズル3Bの左側の側面に到達し、次に洗浄ノズル3Aの外周面に到達する。よって、温風が洗浄ノズル3A,3Bの外周面全体に到達するため、洗浄ノズル3A,3Bの外周面全体を乾燥させることができる。
(第二実施形態)
次に、上記に示す第二実施形態に係る局部洗浄装置を備えた便器装置について、主に図8及び図9を用いて説明する。
下記に示す実施形態の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8は、本発明の第二実施形態に係る局部洗浄装置の乾燥部を前方から見た図である。図9は、本発明の第二実施形態に係る局部洗浄装置の縦断面図である。
図8及び図9に示すように、本実施形態では、乾燥室5の後壁部53に形成された後部挿通孔53j及び前壁部54に形成された前部挿通孔54jは、洗浄ノズル3A,3Bの外周形状に対応した形状をなしている。本実施形態では、後部挿通孔53j及び前部挿通孔54jの形状は、洗浄ノズル3A,3Bを合わせた形状よりも僅かに大きな形状をなしている。
後部挿通孔53jは、洗浄ノズル3A,3Bよりも僅かに大きな略円形状をなした一対の円形状部59aが左右に隣接配置された形状をなしている。後壁部53には、円形状部59aの縁部に沿って、前方に延びる縁壁部59cが形成されている。
前部挿通孔54jは、洗浄ノズル3A,3Bよりも僅かに大きな略円形状をなした一対の円形状部59bが左右に隣接配置された形状をなしている。前壁部54には、円形状部59bの縁部に沿って、後方に延びる縁壁部59dが形成されている。
図8に示すように、前壁部54の後面には、左右の円形状部59bの間に、上下にリブ59eが設けられている。上側のリブ59eは、左右の円形状部59bの間の上部に設けられ、下方に向かうにしたがって左右方向の幅が小さくなる形状をなしている。下側のリブ59eは、左右の円形状部59bの間の下部に設けられ、上方に向かうにしたがって左右方向の幅が小さくなる形状をなしている。これにより、温風は、縁壁部59d及びリブ59eに誘導されて、洗浄ノズル3の外周面に沿って流れやすい。後壁部53の前面にも、同様にリブ(不図示)が設けられている。
このように構成された便器装置100では、温風発生ユニット4で発生した温風は、乾燥室本体57に供給される。乾燥室本体57の内部には後退した位置の洗浄ノズル3の前端部3fが配置されているため、後退した位置で洗浄ノズル3の前端部3fを乾燥させることができる。また、洗浄ノズル3を進出させて、洗浄ノズル3の前端部3fよりも後方の部分も乾燥させることができる。さらに、シャッタ6は乾燥室5の前面の前部挿通孔54hに設けられているため、シャッタ6に向かって吹き付けられる温風や乾燥室5の内部に充満する温風により、シャッタ6も乾燥することができる。したがって、洗浄ノズル3及びシャッタ6を乾燥させることで、細菌やカビの繁殖を抑制することができる。
また、乾燥室5の前壁部54には、縁壁部59d及びリブ59eが設けられている。よって、乾燥室5の内部で温風は縁壁部59d及びリブ59eに誘導されて、洗浄ノズル3の外周面に沿って流れやすい。さらに、乾燥室5の前部挿通孔54jの形状は洗浄ノズル3の外周形状に対応した形状をなしている。よって、乾燥室5から流出する温風は洗浄ノズル3の外周面沿って吹き出されるため、乾燥室5の前方においても、温風は洗浄ノズル3の外周面に沿って流れやすい。したがって、洗浄ノズル3をより確実に乾燥させることができる。
なお、本発明に係る便器装置100は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、洗浄ノズル3A,3Bが左右に隣り合って配置されているが、本発明はこれに限られず、洗浄ノズルが1本で構成されていてもよい。この場合には、洗浄ノズルが進退する開口部の形状は、洗浄ノズルの外周形状に対応した形状であることが好ましい。洗浄ノズルが略円柱状をなす場合には、開口部は洗浄ノズルよりも少し大きい円形状をなすことが好ましい。
また、上記に示す実施形態では、洗浄ノズル3が後退した位置で、洗浄ノズル3の前端部3fが乾燥室の内部に配置されているが、本発明はこれに限られない。洗浄ノズルが後退した位置で、乾燥室の内部に洗浄ノズルの少なくとも前部が配置されていればよく、洗浄ノズルの全部が乾燥室の内部に配置される構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、ダクト58は乾燥室本体57の左右方向の一方側に接続されているが本発明はこれに限られず、ダクトが乾燥室本体の上部や後部等の他の箇所に接続されていてもよい。
また、乾燥室5の前壁部54において人体の局部と対向する位置に貫通孔を設けて、温風を当該貫通孔側に向かわせる第一ダクト(不図示。以下同じ。)と、温風を前部挿通孔54h側に向かわせる第二ダクト(不図示。以下同じ。)とを設け、これらのダクトへの温風の流れを切り替える切替機構を設けた構成であってもよい。この場合には、人体の局部を乾燥させる際には第一ダクト側に温風が流通するように切替機構を切り替えて、洗浄ノズル3及びシャッタ6を乾燥する際には第二ダクト側に温風が流通するように切替機構を切り替えるようにする。
1…収容カバー
3…洗浄ノズル
3A…第1洗浄ノズル
3B…第2洗浄ノズル
4…温風発生ユニット(温風発生手段)
5…乾燥室
5A…接続流路
5B…乾燥流路
6…シャッタ
10…局部洗浄装置
11…便器
12…便座装置
14…便座
15…便蓋
20…ケース
21h…開口部
54h…前部挿通孔(開口部)
57…乾燥室本体(乾燥部)
58…ダクト
100…便器装置
X…進退方向

Claims (4)

  1. 進退可能に構成され、進出した位置で人体の局部の洗浄を行う洗浄ノズルと、
    温風を発生させる温風発生手段と、
    後退した位置において、前記洗浄ノズルの少なくとも前部が配置される乾燥部と、
    該乾燥部の前面に形成された前記洗浄ノズルが進退する開口部を開閉するシャッタと、を備え、
    前記温風発生手段で発生した温風は、前記乾燥部に供給可能とされていることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 前記洗浄ノズルが進出した位置で、前記温風は、前記洗浄ノズルの表面に沿って案内され前記人体の局部に到達可能である請求項1に記載の局部洗浄装置。
  3. 前記温風発生手段と前記乾燥部の左右方向の一方側とを接続するダクトを備え、
    側面視で、前記ダクトの上端は前記洗浄ノズルの上面よりも上方の高さ位置に配置され、前記ダクトの下端は前記洗浄ノズルの下面よりも下方の高さ位置に配置されている請求項1または2に記載の局部洗浄装置。
  4. 前記乾燥部の前記開口部の形状は、前記洗浄ノズルの外周形状に対応した形状をなしている請求項1から3のいずれか一項に記載の局部洗浄装置。
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