JP2006219926A - トイレ装置 - Google Patents

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Hidefumi Matsui
英史 松井
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Abstract

【課題】従来のトイレ装置においては、局部乾燥用の温風は装置中央部から外れた温風吹き出し口から斜め方向に局部を狙う構成となっている。しかし、局部までの距離が長いことに起因する温風温度の低下や使用者の座り方によっては温風が局部にあたり辛かったり局部以外にあたり痒みを生じたりといった快適性に欠けていた。
【解決手段】トイレ装置内に局部に向けて洗浄水を噴出する進退自在の洗浄用ノズル6と、洗浄用ノズル6が進退するためにトイレ装置正面中央部に開口したノズル突出口5と、温風を供給する温風供給手段と、温風供給手段からの温風をノズル突出口に供給する温風ダクト7とを備え、洗浄用ノズルの駆動用通路9を有するノズルマウント10は温風ダクト7と一体で構成され、温風はノズル突出口5を介して局部へと吹き出すよう構成されたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、人体の局部を洗浄、乾燥させるトイレ装置に関するものである。
従来、人体の局部を洗浄するトイレ装置においては装置本体に温風吹出し口を設け、局部洗浄後、便座に座った人の後方から温風を尻部に当て、乾燥するように構成されている。図6は従来のトイレ装置を示すものである。洗浄ノズルに関しては、位置調節や洗浄ポイントの精度の問題から装置中央部に構成され、そのため製品中央部から外れた位置に開口した乾燥用の温風吹出し口から斜め方向に肛門位置を狙う構成となっている。
一方、温風吹出し口を局部に近づけるため、製品本体から出し入れ可能である乾燥用ノズルを乾燥ダクトと連通させ、局部近傍から温風を吹きつけるといった構成が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。
また、便座内部に乾燥ダクトを設け、便座下から局部へと向かう複数の吹出し口を開口させ、局部の周囲から温風を吹きつける構成も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、人体の後方のみならず前方までも乾燥させるため、トイレ装置に設けた温風の吹出し口と対向するよう温風の吸込み口を設ける構成もも提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−119868号公報 特開2003−184156号公報 特開2004−092345号公報 特開平5−255964号公報
しかしながら、従来の乾燥用温風吹出し口が製品中央部から外れた位置に開口し、そこから斜め方向に肛門位置を狙う構成では、ノズルユニットの幅が広くなるに従い、温風吹出し口は製品外側に構成され、肛門までの距離は遠くなり、温風温度の低下の原因となる。
また、人体の斜め後方から肛門を狙うため、使用者の座り方によっては温風が肛門からずれたり、肛門に温風が当たる前に洗浄水で濡れていない臀部の膨らみにあたるために痒みを生じたり、早く乾燥するよう温風温度を上げたくても臀部の温風吹出し口に近い部分が熱くなるため、ある一定温度以上には上げることができず、快適性に欠けるものであった。
一方、乾燥用に独立して駆動するノズルにおいては、洗浄用ノズルの他に新たなノズルやその駆動手段が必要となり装置が大掛かりになり、洗浄用ノズルと構造の共用化を図ろうとすると装置が複雑になり構成しづらく、組み立てコストも大きなものとなる。
また、局部の周囲の便座から温風を吹きつける構成においては、局部のみならず他の乾燥している臀部にも広く温風があたり痒みを生じるほか、乾燥している部分が熱くなり過ぎないように温風温度の上限が制限されるため、洗浄水により濡れている局部においては物足りない温度になりうる。また、使用者が座る位置によって乾燥ポイントは変わるが、この構成では乾燥ポイントの位置調整は難しい。
さらに、温風の吹出し口と対向するよう温風の吸込み口を設け、人体の前方にまで温風を吹きつけるような構成においても、上記構成同様、局部のみならず他の乾燥している臀部にも広く温風があたる構成であり、さらに温風の風向が局部ではなく吸込み口に向かうため、温風は肝心の乾燥させたい部分をわずかにかするのみで、十分な乾燥性能が保証できない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、安価でより快適な局部乾燥機能を有するトイレ装置を提供することを目的とする。
本発明のトイレ装置は上記課題を解決するために、トイレ装置内に、局部に向けて洗浄水を噴出する進退自在の洗浄用ノズルと、洗浄用ノズルが進退するためにトイレ装置正面中央部に開口したノズル突出口と、温風を供給する温風供給手段と、温風供給手段からの温風をノズル突出口に供給する温風ダクトとを備え、温風は温風ダクトの吹出し口からノズル突出口を介して局部へと吹出すように構成されたものである。
上記発明によれば、洗浄ノズルの突出口と温風吹出し口を同じトイレ装置中央部に構成することで、使用者の体格によって座り位置が前後にずれたとしても、温風は局部を狙うことができる。また、洗浄用ノズルも同じトイレ装置中央部から突出するため、洗浄ノズルの位置調節や洗浄ポイントの精度を損なうこともない。
また、吹出し口から乾燥ポイントである局部までの距離が最短となるため、温風温度の低下を最小限に押えることができ、温風が臀部の割れ目にそって局部へと向かい洗浄水によって濡れた部分のみに集中して当たるため、乾燥速度を上げるため温風温度をより高い温度に設定することが可能となり、肛門により高温の温風を当てることができ、乾燥時間の短縮が見込め、乾燥ヒータ、ファンの消費電力を抑え、省エネルギーが見込める。
さらに、乾燥ノズル等の新たな駆動手段も必要とせず、安価な乾燥ユニットを提供できる。
以上のように本発明によれば、洗浄用ノズルを製品中央部に内蔵したトイレ装置において、製品正面中央部に開口したノズル突出口を介して局部乾燥用温風が吹出すため、使用者の座る位置に寄らず常に温風が局部に当たるようになる。
また、吹出し口から局部までの距離が短いため、温風温度の低下が最小限に押えられ、さらに温風は臀部の割れ目にそって局部へと向かい濡れた部分にのみ集中して当たるため、温風温度をより高く設定でき、乾燥時間の短縮が見込め、乾燥ヒータ、ファンの消費電力を抑え、省エネルギーが見込める。
さらに、乾燥ノズル等の新たな駆動手段も必要としない構成のため、安価な乾燥ユニットを提供できる。
第1の発明は、便器上に設置するトイレ装置において、トイレ装置内に局部に向けて洗浄水を噴出する進退自在の洗浄用ノズルと、洗浄用ノズルが進退するためにトイレ装置正面中央部に開口したノズル突出口と、温風を供給する温風供給手段と、温風供給手段からの温風をノズル突出口に供給する温風ダクトとを備え、温風は温風ダクトの吹出し口からノズル突出口を介して局部へと吹出すように配置されているため、製品正面中央部から局部乾燥用温風が吹出し、使用者の座る位置に寄らず常に温風が局部に当たるようになる。
また、吹出し口から局部までの距離が短いため、温風温度の低下が最小限に押えられ、さらに温風は臀部の割れ目にそって局部へと向かい濡れた部分にのみ集中して当たるため、温風温度をより高く設定でき、乾燥時間の短縮が見込め、乾燥ヒータ、ファンの消費電力を抑え、省エネルギーが見込める。
さらに、乾燥ノズル等の新たな駆動手段を必要としない構成のため、安価な乾燥ユニットを提供できる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、温風供給手段を洗浄用ノズルの下方に配置したトイレ装置である。
このように温風供給手段まで洗浄ノズルの下方に配置し、ノズルマウント内に構成することで、さらに省スペース化が図れる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、温風供給手段はシロッコファンとヒータから構成され、シロッコファンの吸気口が上向きとなるように配置したトイレ装置である。
通常、トイレ装置は便器後方部とロータンクもしくは便器後方の壁面との間の限られた空間に設置せねばならず、省スペース化が求められる。本発明のようにシロッコファンを設置すると、水平面に対して傾いた洗浄ノズル駆動通路とシロッコファンとの間に三角形状の吸気スペースが取れ、デッドスペースとなりがちなノズルマウント内にシロッコファンを設置することができ、省スペース化が図れる。また、吹出し口に対して真っ直ぐなダクトを構成することが可能となり、圧力損失を最小限に押えることができる。
第4の発明は、特に、第2の発明において、温風供給手段はシロッコファンとヒータから構成され、シロッコファンの回転軸は洗浄用ノズルの駆動方向と略垂直となるように傾き、吸気口は製品背面側へと向くように設置したトイレ装置である。
本発明のようにシロッコファンを設置すると、トイレ装置前後方向に対してより小さい形状となり、さらなる省スペース化が図れる。
第5の発明は、特に、第2の発明において、温風供給手段は軸流ファンとヒータから構成され、軸流ファンの回転軸は洗浄用ノズルの駆動方向と略平行となるように傾き、吸込み口は製品背面側へと向くように設置したトイレ装置である。
本発明のように軸流ファンを設置すると、軸流ファンの十分な吸気スペースをノズルマウント内に構成することができ、よりコンパクトなユニットを構成することができる。
第6の発明は、特に、第3から第5のいずれか1つの発明において、温風ダクトは先端部で二股に分かれ、ノズル先端部の左右に一つずつ吹出し口が構成されているため、ノズル突出口近傍まで長い洗浄用ノズルであっても、乾燥ダクトとノズルマウントとの一体構成を取ることができる。
第7の発明は特に、第3から第5のいずれか1つの発明において、温風ダクトは便器穴略後端から下方向へ曲がり、吹出し口手前で温風が局部へと向かうように上方向へ曲がった構造であるため、ノズル突出口近傍まで長い洗浄用ノズルであっても、乾燥ダクトとノズルマウントとの一体構成を取ることができ、便器上面より下側から局部を狙って上方向へと温風が吹出す構成のため、より局部を直接狙うことができ、濡れていない臀部に温風があたりにくくなるため、乾燥中に不快感を生じない。
第8の発明は、特に、第1から第7のいずれか1つの発明において、ノズル突出口に突出してきた洗浄ノズルや温風ダクトから吹出す温風により回動するシャッターを取り付けたトイレ装置であり、汚水やトイレ装置清掃時の水等が洗浄ノズルや温風ダクト内に侵入するのを防ぎ、より清潔なトイレ装置を提供できる。
第9の発明は、特に、第1から第8のいずれか1つの発明において、人体検出装置により使用者の非検知を検出した後、洗浄用ノズル先端部を吹出し口からの温風があたる位置まで突出させ、一定時間温風をあてた後、洗浄ノズルを後退させることを特徴とするトイレ装置であり、洗浄後の水で濡れた洗浄ノズルを乾燥させることができ、菌が繁殖する原因の一つである湿気を除去することで常に洗浄ノズルを清潔に保つことができる。
また、その際に人体に吹きつけるよりも高温の温風を吹きつけることで除菌効果を高めることもできる。
第10の発明は、局部に向けて洗浄水を噴出する進退自在の洗浄用ノズルと、洗浄ノズルを進退可能に支承する中空状のノズルマウントと、トイレ装置正面中央部に開口したノズル突出口とを備えるノズル装置において、ノズルマウント内部に温風供給手段と連通した温風ダクトを設け、温風ダクトに流れる温風をノズルマウントの先端部に設けた吹出し口から吐き出し、吹出し口とノズル突出口とが向かい合って設置されていることを特徴とする衛生洗浄装置のノズル装置である。
このように通常のトイレ装置においてデッドスペースとなりがちなノズルマウント内部に温風ダクトを構成し一体化することで、本体収納時の占有体積を小さくでき、部品点数も削減でき組み立てコストも下がるため、安価で省スペースなノズル装置を提供できる。
また、温風供給手段もノズルマウント内に構成することでさらなる省スペース化も図れ、かつ乾燥機能を完全に内蔵したノズル装置を提供でき、組み立てやメンテナンスが容易な構成となる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照にしながら説明する。なお、本実施の形態によって発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に実施例1のトイレ装置の上面図を、図2に同側面図を示す。トイレ装置は便器1上に本体ケース2とベースプレート3と本体ケース2に回動自在に取り付けてある便座4と便フタ(図示せず)で構成されており、本体ケース2正面中央部にノズル突出口5が開口し、トイレ装置内中央に使用者の局部を洗浄可能な洗浄ノズル6が内蔵されている。この実施例での洗浄ノズル6は、おしり洗浄用と女性用ビデ洗浄用の2本であるが、洗浄ノズル6は1本でも、3本以上の本数でも良い。
洗浄ノズル6は温風ダクト7と温風の吹出し口8と洗浄ノズル6のノズル駆動用通路9とを一体構成するノズルマウント10上に設置される。この温風吹出し口8はノズル突出口5と対向することにより、風が図2中白矢印で示すように吸気口13→排気口12→ヒータ14→温風ダクト7→吹出し口8→ノズル突出口5と流れる。シロッコファン11は、排気口12と温風ダクト7とが連通され、回転軸を洗浄ノズル6の駆動方向と略垂直になるように傾け、吸気口13をトイレ装置背面側へと向くようにノズルマウント10内に内蔵される。この様にシロッコファン11を設置すると、デッドスペースとなりがちなノズルマウント10内にシロッコファン11を吸気スペースと共に内蔵することができ省スペース化が図れる。温風ダクト7内にはヒータ14が配置され、シロッコファン11から吹出される空気を暖める。
以上の構成により、シロッコファン11から排出された空気はヒータ14を通過し、温風ダクト7から吹出し口8を通じて製品正面中央部に構成されるノズル突出口5から局部乾燥用温風が吹出すため、使用者の座る位置の深い浅いに寄らず常に温風が局部に当たるようになる。
また、吹出し口8から局部までの距離が短いため、温風温度の低下が最小限に押えられ、さらに温風は臀部の割れ目にそって局部へと向かい濡れた部分にのみ集中して当たるため、温風温度をより高く設定でき、乾燥時間の短縮が見込め、乾燥ヒータ14、シロッコファン11の消費電力を抑え、省エネルギーが見込める。
さらに、ノズルマウント10と温風ダクト7を一体で構成するため部品点数も削減でき、また洗浄ノズル6ユニットと乾燥ユニットとを一体化したため、本体収納時の占有体積小さくでき、組み立てコストも下がるため、安価で省スペースなトイレ装置を提供できる。
なお、シロッコファン11の配置方法は吸気口13が鉛直方向上向きとなるよう水平に設置することもできる。図3は上記構成を示す側面図である。このようにシロッコファン11を設置すると、ノズルマウント10内に設置し省スペース化が図りつつ、シロッコファン11の排気口12から温風吹出し口8まで真っ直ぐな温風ダクト7を構成することが可能となり、圧力損失を最小限に押えることができる。
また、シロッコファン11の代わりに軸流ファンを用いることもできる。軸流ファンの回転軸は洗浄ノズル6の駆動方向と略平行で、吸込み口は製品背面側へと向くように設置することで、軸流ファンの十分な吸気スペースをノズルマウント10内に構成することができ、よりコンパクトなユニットを構成することができる。
なお、本実施例においてはシロッコファン11および軸流ファンやヒータ14は省スペース化のためにノズルマウント10内に構成しているが、これらをノズルマウント10の外部に配置し、シロッコファン11および軸流ファンの排出口12をノズルマウント内に構成される温風ダクト7と連通させる構成も考えられる。この構成にすると、洗浄ノズル6の駆動手段や洗浄水を加圧するポンプ等をノズルマウント内に構成することができる。
さらに、洗浄ノズル6や温風ダクト7から吹出す温風により回動するシャッターを突出口につけることで、汚水やトイレ装置清掃時の水等が洗浄ノズル6や温風ダクト7内に侵入するのを防ぎ、より清潔なトイレ装置を提供できる。
(実施の形態2)
図4に実施例2のトイレ装置の側面図を示す。図4において実施例1の構成と異なるところは、ノズルマウント10内に一体構成される温風ダクト7が便器1穴の中にまで入り込み、吹出し口8直前の温風ダクト7を乾燥ポイントに向けて斜め上方へ折り曲げる形状とし、さらにノズル突出口5に洗浄ノズル6や温風ダクト7から吹出す温風により回動するシャッター15を取り付ける構成をとったところである。
このような構成をとることで、温風は温風ダクト7に従い、便器面より下方向から、ノズル突出口5を通じて局部へと拭きつける形となり、洗浄水により濡れている局部のみにピンポイントで温風をあてることが可能となり、より温風温度を高く設定でき乾燥時間の短縮が見込め、乾燥ヒータ14、シロッコファン11の消費電力を抑えることによる省エネルギーが見込める。また局部以外に温風があたらないため、快適な乾燥機能を提供できる。さらに、実施例1と比較しての長さを便器面上まで伸ばすことが可能となり、洗浄ノズル6の突出距離が伸び、洗浄ノズル位置のより自由な調整が可能となる。
また、温風ダクト7の形状を先端部で二股に分け、洗浄ノズル6先端部の左右に一つずつ吹出し口8を設置する構成も考えられる。この構成にすると、洗浄ノズル6が大きくて図4のように温風ダクト7先端部を洗浄ノズル6の下側に構成できない場合においても、洗浄ノズル6の突出距離を限界まで伸ばすことができる。
また、シャッター15を取り付けたことにより、汚水やトイレ掃除時の洗浄水等がトイレ装置内に浸入し、洗浄ノズル6や温風ダクト7に付着することを防止できる。
(実施の形態3)
図5に実施例3のトイレ装置の側面図を示す。図5において実施例1の構成と異なるところは、洗浄ノズル6の駆動を制御する制御部16と人体検出装置17を有し、その制御部16は、洗浄ノズル6が使用された後、使用者が居なくなるのを検出した後、洗浄ノズル6を吹出し口8からの温風があたる位置へと再度突出させ、一定時間温風をあてた後、洗浄ノズル6を収納する制御を行うものである。
こうすることで、使用者が洗浄することで濡れた洗浄ノズル6を自動的に乾燥でき、菌の繁殖の要因となる水分を除去し、常にクリーンな洗浄ノズル6を提供できる。
なお、人体検知手段としては、赤外線センサーを用いて人体の有無を検知する手法、圧力センサーを用いて便座の着座・非着座を検知する手法、便フタの開閉を検知してトイレ装置の使用状態を検知する手法等様々な手法が考えられる。
また本実施例においては、使用者が洗浄した後に自動で温風による洗浄ノズル6の乾燥が行われるが、別途洗浄ノズル用乾燥ボタン等をトイレ装置本体もしくは操作リモコンに設けて、使用者が手動で行う方法も考えられる。これにより使用者が洗浄ノズルを乾燥させたいときのみ洗浄ノズル6の乾燥機能が働くことになり、省エネとなる。
さらに、制御部16内にタイマーを持たせ、使用者が設定した時間に自動的に洗浄ノズル6を乾燥させる構成も考えられる。こうすることで、洗浄ノズル6の乾燥機能を必要以上に作動させることがなくなり、省エネとなる。また、トイレ装置の使用状況を学習し乾燥機能の作動タイミングを自動で設定したり、菌の繁殖期には乾燥回数を増加させたりすることで、より快適でクリーンなトイレ装置を提供できる。
以上のように、本発明にかかるトイレ装置は、洗浄と乾燥共に位置精度の良いものを提供でき、乾燥用温風も洗浄水により濡れた部分にのみ当たり温風温度もより高く設定できるため、より快適な局部の乾燥を行うことができるので、温水洗浄便座に利用可能である。
第1の実施例であるトイレ装置の上面図 第1の実施例であるトイレ装置の側面図 第1の実施例において、シロッコファンの軸が鉛直となるよう配置したトイレ装置の側面図 第2の実施例であるトイレ装置の側面図 第3の実施例であるトイレ装置の側面図 従来のトイレ装置の上面図
符号の説明
1 便器
2 本体ケース
3 ベースプレート
4 便座
5 ノズル突出口
6 洗浄ノズル
7 温風ダクト
8 吹出し口
9 ノズル駆動用通路
10 ノズルマウント
11 シロッコファン
12 排気口
13 吸気口
14 ヒータ
15 シャッター
16 制御部
17 人体検出装置

Claims (10)

  1. 便器上に設置するトイレ装置において、局部に向けて洗浄水を噴出する進退自在の洗浄用ノズルと、前記洗浄用ノズルが進退するために前記トイレ装置正面中央部に開口したノズル突出口と、温風を供給する温風供給手段と、前記温風供給手段からの温風を前記ノズル突出口に供給する温風ダクトとを備え、温風は前記温風ダクトの吹出し口から前記ノズル突出口を介して局部へと吹出すことを特徴とするトイレ装置。
  2. 温風供給手段を洗浄用ノズルの下方に配置する請求項1記載のトイレ装置。
  3. 温風供給手段はシロッコファンとヒータから構成され、前記シロッコファンの吸気口が上向きとなるように配置した請求項2に記載のトイレ装置。
  4. 温風供給手段はシロッコファンとヒータから構成され、前記シロッコファンの回転軸は前記洗浄用ノズルの駆動方向と略垂直となるように傾き、前記シロッコファンの吸気口は製品背面側へと向くように設置した請求項2に記載のトイレ装置。
  5. 温風供給手段は軸流ファンとヒータから構成され、前記軸流ファンの回転軸は前記洗浄用ノズルの駆動方向と略平行となるように傾き、前記軸流ファンの吸込み口は製品背面側へと向くように設置した請求項2に記載のトイレ装置。
  6. 温風ダクトは先端部で二股に分かれ、ノズル先端部の左右に一つずつ吹出し口を構成する請求項3から5のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  7. 温風ダクトは便器穴略後端から下方向へ曲がり、吹出し口手前で温風が局部へと向かうように上方向へ曲がった構造である請求項3から5のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  8. ノズル突出口にシャッターを取り付け、前記シャッターは突出してきた洗浄ノズルや温風ダクトから吹出す温風により回動することを特徴とする請求項1から7に記載のトイレ装置。
  9. 人体検出装置により使用者の非検知を検出した後、洗浄用ノズル先端部を吹出し口からの温風があたる位置まで突出させ、一定時間温風をあてた後、前記洗浄ノズルを後退させることを特徴とする請求項1から8に記載のトイレ装置。
  10. 局部に向けて洗浄水を噴出する進退自在の洗浄用ノズルと、前記洗浄用ノズルを進退可能に支承する中空状のノズルマウントと、トイレ装置正面中央部に開口したノズル突出口とを備えるノズル装置において、前記ノズルマウント内部に温風供給手段と連通した温風ダクトを設け、前記温風ダクトに流れる温風を前記ノズルマウントの先端部に設けた吹出し口から吐き出し、前記吹出し口と前記ノズル突出口とが対向して設置されていることを特徴とするトイレ装置。
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