JP5597996B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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本発明は乾燥装置を備えた衛生洗浄装置に関するものである。
従来、この種の衛生洗浄装置は、便器上に設置した衛生洗浄装置本体の中央部に使用者の使用者の肛門と女性の局部を洗浄する洗浄ノズルを設置し、洗浄ノズルの側方に、洗浄水で濡れた肛門と女性の局部を温風で乾燥する乾燥装置を配置している。乾燥装置の通風路の吹出口の近傍にフィンを配設して、フィンの角度を変更することにより温風の風向を変更できる構成としている。
風向き変更の機能は主に温風の吹き出し範囲を広げる目的で使用しており、乾燥装置の被乾燥対象は、洗浄により濡れた使用者の肛門または女性の局部の2箇所であるが、従来の衛生洗浄装置においては、2箇所の被乾燥対象に同時に大量の温風を噴出するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図12は、特許文献1に記載された従来の衛生洗浄装置を示すものである。図12に示すように、衛生洗浄装置の本体1の中央部に2本の洗浄ノズル2が設置してあり、前記洗浄ノズル2の側方に乾燥装置3が設置してある。乾燥装置3はファンケーシング4と、シロッコファンからなるファンモータ5と、電熱ヒータ(図示せず)と、ファンケーシング4の吹出口近傍の通風路に配設した複数のフィン6と、フィン6の角度を変更する駆動モータ7から構成されており、駆動モータ7でフィン6の角度を変更することにより温風の吹出方向を変更するようになっている。
特開平8−184088号公報
しかしながら、前記従来の構成および作用においては、肛門と女性の局部の2箇所の被乾燥対象に対し、常に両方に温風を噴出するものである。洗浄により一方の被乾燥対象は濡れているが、他方の被乾燥対象は乾燥した状態であり、状態の異なる被乾燥対象に同じように温風を噴出した場合、乾燥した状態の被乾燥対象は熱く感じ不快感を伴うこととなる。また、このような不快感を低減するために、一箇所に温風が連続して当たることを避けるために風向きを周期的に変更している。
従来の衛生洗浄装置は、結果的に必要以上の広い範囲に温風を送風しており、エネルギー効率と乾燥効率の面から改良の余地があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、お尻洗浄またはビデ洗浄で濡れたそれぞれの被乾燥対象のみに集中的に温風を自動的に供給することにより、乾燥の効率と使い勝手を向上した快適な衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、便器の上面後方に設置される本体と、本体の前面に倒立自在に枢支された便座と、本体に設けられ、便座に着座した使用者のお尻と女性の局部に向けて洗浄水を噴出するお尻洗浄機能とビデ洗浄機能を有する洗浄手段と、洗浄手段による洗浄水で濡れた状態のお尻と女性の局部を乾燥風で乾燥する乾燥装置と、洗浄手段と乾燥装置を操作する操作部と、操作部の操作信号により、洗浄手段と乾燥装置とを制御する制御部とを含み、乾燥装置は、濡れた状態のお尻である第1の被乾燥範囲と、濡れた状態の女性の局部である第2の被乾燥範囲に向けて、乾燥風の噴出方向を変更する風向変更手段を備え、洗浄手段でお尻洗浄を行った後に、使用者が操作部で乾燥の操作を行った場合、制御部は第1の被乾燥範囲に向けて乾燥風を噴出するように、風向変更手段を制御し、洗浄手段でビデ洗浄を行った後に、使用者が操作部で乾燥の操作を行った場合、制御部は第2の被乾燥範囲に向けて乾燥風を噴出するように、風向変更手段を制御し、洗浄手段でお尻洗浄またはビデ洗浄を行った後に、引き続き所定時間以内に他方の洗浄を開始し、両方の洗浄が終了した後に、使用者が操作部で乾燥の操作を行った場合、制御部は第1の被乾燥範囲と第2の被乾燥範囲に乾燥風の噴出し方向を周期的に変化するように前記風向変更手段を制御するものである。
これにより、お尻洗浄とビデ洗浄により洗浄水により濡れる範囲が異なることに対応して、乾燥すべき被乾燥範囲に集中して乾燥風を噴出することを自動的に実施することができ、短時間に効率的に乾燥を行うことができるとともに、省エネルギーの効果を得ることができる。また、濡れていない部分に乾燥風が当たることを抑制することができるので、快適な使用感を得ることができる。また、お尻洗浄またはビデ洗浄を行った後に他方の洗浄を開始した場合、お尻洗浄とビデ洗浄で濡れた広い範囲を自動的に均等に乾燥することができるので、使い勝手を一層向上することができる。
本発明の衛生洗浄装置は、乾燥装置の乾燥性能と使用感を向上することができる。
本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置を便器上に設置した状態の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の本体のカバーをはずした状態の平面図 本発明の実施の形態1における乾燥装置の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1における乾燥装置を側方から見た断面図 本発明の実施の形態1における乾燥装置の内部を示す平面図 本発明の実施の形態1における風向変更柱付近の温風の流れを示す模式図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の温風の流れを示す模式図 本発明の実施の形態2における乾燥装置の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態2における乾燥装置の可動ノズルが進出した状態の断面図 本発明の実施の形態2における乾燥装置の可動ノズルが後退した状態の断面図 本発明の実施の形態3におけるノズルユニットの外観を示す斜視図 従来の衛生洗浄装置の平面図
第1の発明は、便器の上面後方に設置される本体と、前記本体の前面に倒立自在に枢支された便座と、前記本体に設けられ、前記便座に着座した使用者のお尻と女性の局部に向けて洗浄水を噴出するお尻洗浄機能とビデ洗浄機能を有する洗浄手段と、前記洗浄手段による洗浄水で濡れた状態のお尻と女性の局部を乾燥風で乾燥する乾燥装置と、前記洗浄手
段と前記乾燥装置を操作する操作部と、前記操作部の操作信号により、前記洗浄手段と前記乾燥装置とを制御する制御部とを含み、前記乾燥装置は、濡れた状態のお尻である第1の被乾燥範囲と、濡れた状態の女性の局部である第2の被乾燥範囲に向けて、前記乾燥風の噴出方向を変更する風向変更手段を備え、前記洗浄手段でお尻洗浄を行った後に、使用者が前記操作部で乾燥の操作を行った場合、前記制御部は前記第1の被乾燥範囲に向けて乾燥風を噴出するように、前記風向変更手段を制御し、前記洗浄手段でビデ洗浄を行った後に、使用者が前記操作部で乾燥の操作を行った場合、前記制御部は前記第2の被乾燥範囲に向けて乾燥風を噴出するように、前記風向変更手段を制御し、前記洗浄手段でお尻洗浄またはビデ洗浄を行った後に、引き続き所定時間以内に他方の洗浄を開始し、両方の洗浄が終了した後に、使用者が前記操作部で乾燥の操作を行った場合、前記制御部は前記第1の被乾燥範囲と前記第2の被乾燥範囲に乾燥風の噴出し方向を周期的に変化するように前記風向変更手段を制御するものである。
これにより、お尻洗浄とビデ洗浄により洗浄水により濡れる範囲が異なることに対応して、乾燥すべき被乾燥範囲に集中して乾燥風を噴出することを自動的に実施することができ、短時間に効率的に乾燥を行うことができるとともに、省エネルギーの効果を得ることができる。また、濡れていない部分に乾燥風が当たることを抑制することができるので、快適な使用感を得ることができる。また、お尻洗浄またはビデ洗浄を行った後に他方の洗浄を開始した場合、お尻洗浄とビデ洗浄で濡れた広い範囲を自動的に均等に乾燥することができるので、使い勝手を一層向上することができる。
の発明は、特に第1の発明において、前記操作部は、前記風向変更手段の風向を調整する調整スイッチを備え、使用者が前記調整スイッチを操作することにより、乾燥風の噴出方向を任意に変更可能としたものである。
これにより、使用者の体形や好みにより、乾燥風の噴出方向を任意の方向に微調整することができ、より乾燥効率と使い勝手を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における衛生洗浄装置を便器上に設置した状態の外観の斜視図を示し、図2は衛生洗浄装置の本体のカバーをはずした状態の平面図を示し、図3は本発明の実施の形態1における乾燥装置の外観の斜視図を示すものである。
<1−1>衛生洗浄装置の構成
図1に示すように、衛生洗浄装置100は、本体200、便蓋300、便座400により構成され、本体200、便蓋300、便座400は一体で構成され便器600の上面に設置される。
本体200には、便蓋300および便座400が便座便蓋回動機構(図示せず)を介して開閉可能に取り付けられている。図1に示すように便蓋300を開放した状態においては、便蓋300は衛生洗浄装置100の最後部に位置するように起立する。また、便蓋300を閉成すると便座400の上面を隠蔽する。便座400は便座ヒータ(図示せず)を内蔵しており、便座の着座面が快適な温度になるように加熱する。
なお、本実施の形態においては衛生洗浄装置100の本体200の設置側を後方、便座400の設置側を前方として各要素の配置を説明する。
また図1に示すように、本体200の側部には突出部201が設けてあり、突出部201の上面には複数の操作スイッチ202を備えた操作部203が設けられている。また本体200の前面コーナー部には着座センサ204が設置してある。この着座センサ204は反射型の赤外線センサであり、センサから赤外線を放射し、人体で反射した赤外線を検出することにより、便座400に着座した使用者を検知する。
図2は本体200のカバーを取り外した状態を示すものであり、本体200の内部には、本体200の中央部には洗浄ノズルユニット103が設置してあり、本体200の一方の側部には、洗浄水供給機構101と熱交換器102等が設置してある。また、本体200の他方の側部には乾燥装置700と脱臭装置800と制御部900等が設置してある。
洗浄手段は洗浄水供給機構101と熱交換器102と洗浄ノズルユニット103とで構成している。洗浄水供給機構101と熱交換器102は洗浄ノズルユニット103に接続されており、水道配管から供給される洗浄水を熱交換器102で加熱した温水を洗浄ノズルユニット103に供給し、洗浄ノズルユニット103から使用者の局部に向けて温水を噴出し、使用者の局部を洗浄するものである。
洗浄ノズルユニット103は、お尻を洗浄するお尻洗浄ノズル部と女性の局部を洗浄するビデノズル部を有する洗浄ノズル104と、洗浄ノズルを本体200内に収容した収納位置と本体200から突出して洗浄動作を行う洗浄位置との間を進退移動する駆動手段(図示せず)と、熱交換器102からの洗浄水を洗浄ノズルに切換えて供給する切換弁(図示せず)等が一体に組み込まれている。そのため、洗浄ノズルユニット103の先端部(前方)は幅が狭いが後方部幅が広くなっている。そして、洗浄ノズルユニット103は、使用者の局部洗浄を正確に行うために本体200内部の中央に配置されている。
お尻洗浄ノズル部とビデ洗浄ノズル部はそれぞれ専用の噴出口を備えており、制御部900は、それぞれの噴出口から噴出した洗浄水がお尻と女性の局部を最適に洗浄できるお尻洗浄位置とビデ洗浄位置へ進出駆動するように駆動手段を制御する。ビデ洗浄位置はお尻洗浄位置より約15mm前方に設定している。
乾燥装置700は、洗浄ノズルユニット103に近接して設置されている。乾燥装置700の噴出口706は、洗浄ノズルユニット103と同様に使用者の局部を効果的に乾燥するため可能な限り本体200の中央に配置することが望ましく、洗浄ノズルユニット103の横幅に対応して、ケーシングの前方を中央に向けて湾曲させた形状を成している。
乾燥装置700の後方には制御部900が、側方には脱臭装置800が設置されている。脱臭装置800は、便器600内の臭気を吸引するために、吸込口801を本体200の中央に向けて湾曲させて設けてある。
制御部900は、衛生洗浄装置100の各機能の操作を行う操作スイッチ202および着座センサ204から送信される信号に基づいて、衛生洗浄装置100の各部の動作を制御する。
<1−2>乾燥装置の構成
図3は本実施の形態1における乾燥装置の外観を示す斜視図であり、図4は乾燥装置の側方から見た断面図であり、図5は乾燥装置の内部構造を示す平面図であり、図6は風向変更柱付近の温風の流れを示す模式図であり、図7は本実施の形態における衛生洗浄装置の温風の流れを示す模式図である。
図3、図4、図5に示すように、乾燥装置700は、内部に風路を形成するケーシング
701と、ファンモータ702と、ヒータユニット703と、風向変更ユニット710と、乾燥シャッター708を主な構成部材として構成されている。
ケーシング701は難燃性樹脂で成型した上ケース701aと下ケース701bを上下に結合して内部にトンネル状の空洞部を形成しており、後端は略正方形の吸気口705が開口しており、前端は略長方形の噴出口706が開口している。ケーシング701の吸気口705は衛生洗浄装置100の本体200内に配置し、噴出口706は本体200の前面下部に配置されている。
図3、図4に示すように、乾燥装置700の噴出口706には開閉自在な乾燥シャッター708を備えており、乾燥装置700を使用しないときは、乾燥シャッター708は閉成して排便時の汚物や洗浄水が噴出口706に直接かからない構成となっており、乾燥装置700の使用時には風圧により開放される構成となっている。また、乾燥シャッター708は汚れが付着した時には洗浄ができるよう、着脱可能な構成となっている。
図に示すように、ケーシング701の内部には、吸気口705側からファンモータ702と、ヒータユニット703と、風向変更ユニット710とが順次配置されている。ケーシング701で形成される風路はファンモータ702の設置位置より噴出口706側は断面積が順次減少するように形成されている。
図4に示すように、立面的にはファンモータ702の設置位置より噴出口706側は、下方に向かって傾斜して噴出口706の直近で略水平となる風路を形成している。また、図5に示すように、平面的にはヒータユニット703の設置位置より噴出口706側は、本体200の側方より中央に向かって湾曲した湾曲部707を形成しており、風向変更ユニト710は湾曲部707に設置されている。
ケーシング701の吸気口705に近接して軸流式のファンモータ702が配置してある。ファンモータ702は、上ケース701aと下ケース701bで水平に挟持されている。上ケース701aと下ケース701bは共にファンモータ702の設置位置より噴出口706側で下方に向かって折り曲がっており、特に上ケース701aの方が下ケース701bよりも大きく折り曲がっている。下ケース701bのファンモータ702の設置位置の底面は、噴出口706の上端よりも上側に位置する構成になっている。
折り曲がった上ケース701aと下ケース701bの間にヒータユニット703が設置してある。ヒータユニット703はファンモータ702側の開口面積の方が噴出口706側より大きくなっている。
下ケース701bの湾曲部707には、4本の直径約2mmの風向変更柱704を約6mmの等間隔で平板状の基盤709に一体に設けた風向変更柱ユニット710を形成し、下ケース701bの下側にモータ(図示せず)と減速機構(図示せず)と回転角度検出手段(図示せず)を備えた回動機構711設置し、下ケース701bに設けた開口(図示せず)を介して風向変更ユニット710の回動軸(図示せず)を回動機構711に締結し、回動機構711により風向変更ユニット710回動することで風向変更柱704の角度を変更することが可能な構成としている。これにより、制御部900で回動機構711を制御することにより温風の噴出方向を自在に変更することを可能とした。
ヒータユニット703は、加熱手段である約400Wのヒータ線(図示せず)と、110℃で動作する温度ヒューズ703aと、86℃で動作するサーモスタットで構成されており、外郭をカバーマイカ703cで覆われている。
螺旋状に形成したヒータ線(図示せず)はカバーマイカ703cの内部の外周近傍に配置されており、ヒータ線(図示せず)の螺旋の中央部には、ファンモータ702に近い位置となる後方に温度ヒューズ703aを、前方にサーモスタット703bが配置してある。ヒータ線(図示せず)と温度ヒューズ703aとサーモスタット703bは電気的に直列に接続されている。
温度ヒューズ703aとサーモスタット703bは内部の温度が異常に上昇するのを防止する温度過昇防止手段である。ファンモータ702が故障してロック状態となった場合等で異常上昇が発生した場合、第1のステップとして復帰型の温度過昇防止手段であるサーモスタット703bが先に作動してヒータへの通電を遮断するが、例えば、サーモスタット703bの故障等で作動しない場合には、第2ステップとして非復帰型の温度ヒューズ703aが溶断してヒータ線(図示せず)への通電を遮断することにより、発煙や発火が発生しないようになっている。
以上のように構成された衛生洗浄装置について、以下その動作、作用を説明する。
使用者がトイレ室に入室し、着座センサ204が便座400に着座した使用者を検知すると、操作スイッチ201により洗浄機能と乾燥機能の操作が可能となる。
使用者が用便終了後に、操作スイッチ202によりお尻洗浄の洗浄操作を行うことにより、洗浄ノズル104が本体200より進出し、洗浄水を噴出することにより使用者のお尻を洗浄し、洗浄終了の操作により局部の洗浄は終了し、洗浄ノズル104は本体200内に収納される。
次に、操作スイッチ202により乾燥操作を行うと、制御部900は乾燥装置700のファンモータ702とヒータユニット703への通電を制御し乾燥動作を開始する。ファンモータ702が吸気口701より吸気した空気はヒータユニット703へ送風され、ヒータユニット703で加熱された温風は噴出口706より噴出され、洗浄で濡れた使用者のお尻を乾燥する。
このとき、制御部900は予め設定した制御条件により、風向変更ユニット710の風向変更柱704が噴出口706に対して約30度の角度を成すように回動機構711の回転角度検出手段の信号により角度を制御し、噴出口706より噴出した温風は、図7に示すように便座400の開口後端からの距離が約65mmから約25mmで幅は約30mmの範囲となる濡れた状態のお尻の位置に対応する第1の被乾燥範囲Aに向けて温風を噴出する。
一方、使用者が、洗浄ノズル104のビデ洗浄ノズル部を使用するビデ洗浄を終了した後、操作スイッチ202により乾燥操作を行うと、制御部900は予め設定した制御条件により、風向変更ユニット710の風向変更柱704が噴出口706に対して約29度の角度を成すように回動機構711の回転角度検出手段の信号により角度を制御し、噴出口706より噴出した温風は、第1の被乾燥範囲Aより約15mm前方となる便座400の孔後端からの距離が約80mmから約25mmで幅は約30mmの範囲となる濡れた状態の女性の局部の位置に対応する第2の被乾燥範囲Bに向けて温風を噴出する。
また、使用者がお尻洗浄またはビデ洗浄を終了した後、所定時間以内(本実施の形態においては5秒間)に連続してもう一方の洗浄を開始し、お尻洗浄またはビデ洗浄を連続して行った後に、操作スイッチ201により乾燥操作を行うと、制御部900は回動機構711を29度から30度の範囲で周期的に回動させ、温風を第1の被乾燥範囲Aと第2の被乾燥範囲Bの両方に向けて周期的に変動させながら噴出する。
また、操作部203に設けた調整スイッチ(図示せず)を操作することにより、使用者が任意に風向変更ユニット710の角度を変更する調整機能を備えており、使用者の体形や好みにより、温風の噴出方向を任意の方向に微調整することができる。
以上のように、本実施の形態における衛生洗浄装置は、お尻洗浄とビデ洗浄により洗浄水により濡れる位置が異なることを認知して、温風の噴出し方向を自動的に変更することで短時間に効率的な乾燥ができるとともに、不要な範囲へ温風を噴出することがないため省エネルギーに効果を得ることができる。
また、濡れていない箇所に温風を噴出しないため、使用者に必要以上の熱さを感じさせることがなく快適な使用感を提供することができる。
また、使用者の体形や好みに合わせて温風の噴出し方向を変更できるので、より乾燥効率を高めることができる。
なお、本実施の形態においては、風向変更ユニット710に4本の風向変更柱704を設置したが、設置本数は4本に限るものではなく、1本でも風向変更の効果を発揮することは可能であるので、風向変更柱704の数と太さは随時変更して実施することが可能である。
また、本実施の形態においては4本の風向変更柱704の太さは全て等しい直径2mmとしたがこれに限るものではなく、これらの中の少なくとも1本の直径を異なるものとしてもよい。特に湾曲部707の最も中央側に配置する風向変更柱704の直径を大きくすることにより、中央側の風向が大きく変更されるため、噴出後の温風を集中させることができるため、目標位置に精度よく温風を到達させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、乾燥装置の構成であり、衛生洗浄装置の洗浄手段である洗浄水供給機構101、熱交換器102、洗浄ノズルユニット103および便蓋300、便座400、脱臭装置800等の構成は実施の形態1と同様であり、詳細な説明は省略する。
<2−1>乾燥装置の構成
図8は第2の実施の形態における乾燥装置の外観を示す斜視図であり、図9は可動ノズルの収納状態を示す断面図あり、図10は可動ノズルの突出状態を示す断面図である。
図8、図9、図10に示すように、乾燥装置750は、ケース751、可動ノズル753、駆動モータ754、ギア機構755、ヒータユニット758、ファンモータ759、温風温度を検知するサーミスタ760等で構成されている。
図に示すように、乾燥装置750は後方から、ファンモータ759、ヒータユニット758、サーミスタ760、可動ノズル753の順に配置されており、ファンモータ759から送風される空気はヒータユニット758で暖められ、サーミスタ760、可動ノズル753内を通過して可動ノズル753の前端から噴出される。
図9に示すように、ヒータユニット758は、加熱手段であるヒータ線758aと、温度ヒューズ758bと、サーモスタット758cで構成されており、外郭をカバーマイカ758dで覆われている。
螺旋状に形成したヒータ線758aはカバーマイカ758dの内部の外周近傍に配置さ
れており、ヒータ線758aの螺旋の中央部には、ファンモータ759に近い位置となる後方に温度ヒューズ758bを、前方にサーモスタット758cが配置してある。ヒータ線758aと温度ヒューズ758bとサーモスタット758cは電気的に直列に接続されている。
ケース751は難燃性樹脂で成型した上ケース751aと下ケース751bを上下に結合して内部に略トンネル状の空洞部を形成した構成であり、前後端には開口を備えている。ケース751の後部にはヒータユニット758とファンモータ759が配置してある。
ケース751の前部は断面形状が略長方形の筒状の固定ノズル752を形成している。固定ノズル752は後部より前部が下がった傾斜部752aを備えており、傾斜部752aの前端は本体200の前面下部に開口している。固定ノズル752の内部には可動ノズル753が摺動自在に設置してあり、可動ノズル753は傾斜部752aの前端開口より便器600内に進退可能となっている。
傾斜部752aの可動ノズル753と接する底面には、高さ約0.5mmのリブが傾斜方向に沿って配置されており、可動ノズル753との間に間隙が生じる構成となっている。間隙を設けることにより、摺動抵抗を軽減するとともに、固定ノズル752内に進入した水が間隙を通って排出されやすい構成となっている。
固定ノズル752の傾斜部752aの最上部に連接して、傾斜部752aより傾斜の緩い平坦部752cが形成してあり、平坦部752cの略中央には上方に突出した略円筒状の突起部752dが形成してあり、突起部752dの略中央にサーミスタ760が配置されている。サーミスタ760を突起部752dに設けたことにより、固定ノズル752に水や尿が流れ込んだ場合もサーミスタ760にはかからない構成となっている。なお、サーミスタ760の温度測定部は外郭を金属で形成されている。
難燃樹脂で成型した可動ノズル753の基本形状は、底面753aと、両方の側面753bと、天面753cと、前端面753dを閉塞した筒状をなしている。底面753aは洗浄ノズルユニット103に対向する側が低くなるように湾曲した傾斜面で形成されており、天面753cの前端には、略台形形状の噴出口753eが開口している。
また、底面703aと前端面753dの内面は曲面753fで連接しており、温風を斜め上方に滑らかに吹き出し、風量の減少を抑える構成となっている。また、曲面753fの洗浄ノズルユニット103に対向する側の端部には排水孔753gが設けてあり、可動ノズル753内に進入した水が排出できる構成となっている。
また、可動ノズル753の洗浄ノズルユニット103に対向する側の側面753bの前端部と前端面753dの一部は、上端が天面753cより低くなるように前端切り欠き部753jが設けてあり、可動ノズル753を固定ノズル752に収容した収納状態において、可動ノズル753の内部が前端切り欠き部753jと固定ノズル752の前端部で形成する開口部を介して外部と通気可能な構成となっている。この状態における前端切り欠き部753jと固定ノズル752とで形成する開口部の開口面積は噴出口753dの開口面積より小さく、30%以下である。
この開口部は、可動ノズル753の収納状態でヒータユニット758とファンモータ759を作動させた場合に、ケース751内の温度が必要以上に上昇するのを防止するものであり、この状態においては、温度過昇防止手段である温度ヒューズ758bとサーモスタット758cは作動しない構成となっている。
また、可動ノズル753の外側の側面753bには略全長に亘ってラック753kが形成されている。ラック753kに対向するケース751の側面には、駆動モータ754とギア機構755が設置してある。駆動モータ754は正逆回転可能な直流モータで、駆動モータ754の回転は複数のギアで構成したギア機構755により減速して最終のピニオンギア755aに伝達され、ピニオンギア755aとラック753kが噛合することにより、可動ノズル753を進退させることができる構成となっている。
また、ギア機構755にはギアの回転を検知することにより可動ノズル753の移動距離を検知する移動距離検知手段(図示せず)を備えており、制御部900は移動距離検知手段の検知データに基づき可動ノズル753の進出位置を制御することが可能であり、お尻洗浄後の乾燥に最適な位置と、ビデ洗浄後の乾燥に最適な位置を選択的に制御することができる。
以上のように構成された本実施の形態の乾燥装置は実施の形態1と同様な動作、作用を行う。
使用者が用便終了後に、操作スイッチ202によりお尻洗浄の洗浄操作を行うことにより、洗浄ノズル104が本体200より進出し、洗浄水を噴出することにより使用者のお尻を洗浄し、洗浄終了の操作により局部の洗浄は終了し、洗浄ノズル104は本体200内に収納される。
次に、操作スイッチ202により乾燥操作を行うと、制御部900は乾燥装置750のファンモータ752とヒータユニット758への通電を制御し乾燥動作を開始する。ファンモータ752が吸気口751より吸気した空気はヒータユニット758へ送風され、ヒータユニット758で加熱された温風は噴出口756より噴出され、洗浄で濡れた使用者のお尻を乾燥する。
このとき、制御部900は予め設定した制御条件により、可動ノズル753をお尻乾燥に最適なお尻乾燥位置に停止させ、噴出口756噴出した温風は、図7に示すように便座400の開口後端からの距離が約65mmから約25mmで幅が約30mmの範囲となる第1の被乾燥範囲Aに向けて噴出する。
一方、使用者が、洗浄ノズルユニット103のビデ洗浄ノズル部を使用するビデ洗浄を終了した後、操作スイッチ202により乾燥操作を行うと、制御部900は予め設定した制御条件により、可動ノズル753をビデ乾燥に最適なビデ乾燥位置に停止させ、噴出口756噴出した温風は、お尻乾燥目標位置より約15mm前方となる第2の被乾燥範囲Bに向けて噴出する。
また、使用者がお尻洗浄またはビデ洗浄を終了した後、所定時間以内(本実施の形態においては5秒間)に連続してもう一方の洗浄を開始し、お尻洗浄またはビデ洗浄を連続して行った後に、操作スイッチ201により乾燥操作を行うと、制御部900は可動ノズル753を周期的に移動させ、第1の被乾燥範囲Aと第2の被乾燥範囲Bに向けて周期的に変動させながら噴出する。
また、操作部203に設けた調整スイッチ(図示せず)を操作することにより、使用者が任意に可動ノズル753を任意の位置に移動する調整機能を備えており、使用者の体形や好みにより、温風の噴出する位置を任意に微調整することができる。
(実施の形態3)
図11は、実施の形態3におけるノズルユニットの外観示す斜視図である。
本実施の形態の構成が、実施の形態1および実施の形態2を大きく異なるのは、乾燥装置の噴出口を洗浄手段のノズルユニットに一体に設けた構成となっている点である。
本実施の形態における乾燥装置は、乾燥風である加圧空気を供給するエアポンプ(図示せず)と、加圧空気を噴射する噴出口130を備えたノズルユニット110と、エアポンプ(図示せず)とノズルユニット110を接続する空気チューブ132で構成されている。
図11に示すように、ノズルユニット110は、略円筒形状のノズル本体111の先端部に洗浄水を噴出する洗浄水噴出口120と、加圧空気を噴出する空気噴出口130が設けてあり、ノズル本体111の内部には洗浄水を洗浄水噴出口120に導く水流路121と、加圧空気を空気噴出口130に導く空気流路131が設けられている。
洗浄手段の洗浄水供給機構と熱交換器は実施の形態1と同様な構成であり熱交換器から供給された温水は切換弁(図示せず)を介して水チューブ122から水流路121に供給されるように接続され、エアポンプ51からの加圧空気は切換弁(図示せず)を介して空気チューブ132から空気流路131に供給されるように接続されている。水チューブ122と空気チューブ132は、ノズル本体111が回転や前後駆動する際に、ねじれや屈曲の力が働くためゴムなどの軟質素材で構成する。
ノズルベース140は上面に前傾して構成したレール部141に沿ってノズル本体11を傾斜させて配置し、ノズルベース140の先端に開口して配置したガイド部142にノズル本体111を通して保持する。このガイド部142は摺動性のよい材質で構成し、ノズル本体111がスムーズに回転および摺動するように適度にクリアランスを設けている。
また、ノズルベース140上面にはレール部141に沿ってスライドするスライダ143を備え、ノズル本体111の後端を回転自在に保持する。そしてスライダ152の動作に合わせてノズル本体111はレール部141に沿って摺動する。
進退駆動手段150は、前後駆動モータ151と、スライダ152とネジ部153により構成され、前後駆動モータ151は、ノズルベース140の後部に配置し、レール部141に平行に配置したネジ部153を正逆回転するよう接続されている。このネジ部153は、スライダ152のナット部154にセットされ、ネジ部153の回転に従ってスライダ152がレール部141上を前後に移動する。したがって、前後駆動モータ151の回転に合わせてスライダ152に保持されたノズル本体111が前後に進退移動する。ここでの前方向とは図11のC方向を表し、後方向とはD方向を表しており、前方向は便座400に着座した用便者の前面方向に対応し、後方向は用便者の背面方向に対応する。
揺動手段160は、スライダ152に配置した左右駆動モータ161、歯車ユニット162より成り、左右駆動モータ161の回転を歯車ユニット162介してノズル本体111に伝える。したがって、左右駆動モータ161の正逆回転に応じてノズル本体111が回転し、洗浄水噴出口120および空気噴出口から噴出する噴流は図11のEおよびFの右左方向に揺動させることができる。
このように、本実施の形態においては、風向変更手段は進退駆動手段150と瑶動手段160により構成されている。
また、本実施の形態においては、お尻洗浄とビデ洗浄に使用する洗浄水は同一の洗浄水
噴出口120から噴出し、お尻洗浄とビデ洗浄の洗浄位置は進退駆動手段150により異なった位置に移動させて、それぞれの洗浄動作を行う。
また、エアポンプから供給される空気は加圧されたものであり、実施の形態1および実施の形態2における温風の流速が秒速10m以下であるのに対し、本実施に形態における空気噴出口130から噴出する加圧空気は秒速20〜30mの流速を有し、被乾燥面における当接範囲は直径1cm以下の小さな面積を備えたものであり、この当接範囲は第1の被乾燥範囲Aおよび第2の被乾燥範囲より狭いものである。そのため、本実施の乾燥装置においては、ノズルユニット110の進退駆動手段150と瑶動手段160を駆動して、当接範囲を前後左右に順次移動させながら第1の被乾燥範囲Aおよび第2の被乾燥範囲Bの乾燥を行う。この場合、乾燥風として使用する加圧空気は高圧で、しかも高速であるため被乾燥範囲に付着した水滴を吹き飛ばしながら短時間に乾燥させることができる。
以上のように構成された衛生洗浄装置について、以下その動作、作用を説明する。
使用者が用便終了後に、操作スイッチ202によりお尻洗浄の洗浄操作を行うことにより、ノズル本体111が本体200より進出し、洗浄水を噴出することにより使用者のお尻を洗浄し、洗浄終了の操作により局部の洗浄は終了し、ノズル本体111は本体200内に収納される。
次に、操作スイッチ202により乾燥操作を行うと、制御部900は、前後駆動モータ151を運転させてノズル本体111を最前進位置まで前進させながら、左右駆動モータ161を運転させてノズル本体111の左右角度を右端角度まで角度変更する。
ノズル本体111がお尻乾燥の所定位置に到達すると、エアポンプの運転を開始して、被乾燥面に対して空気噴出口130から加圧空気の噴射を開始する。
そして、左右駆動モータ161と前後駆動モータ151を制御して、進退駆動手段150によりノズル本体111を図7に示す第1の被乾燥範囲Aに対応して高速で前後に往復運転し、同時に揺動手段160によりノズル本体111第1の被乾燥範囲Aに対応してゆっくりとの左右角度を変更させることにより、第1の被乾燥範囲Aの全面に移動させながら乾燥風である高圧空気を噴出し、第1の被乾燥範囲Aに付着した洗浄水を吹き飛ばすことにより、お尻洗浄により濡れたお尻を乾燥する。
一方、使用者が、ビデ洗浄を終了した後、操作スイッチ202により乾燥操作を行った場合は、実施の形態1および実施に形態2と同様に、ビデ洗浄に対応する図7に示す被乾燥範囲の全面に移動させながら乾燥風である高圧空気を噴出し、第2の被乾燥範囲Bに付着した洗浄水を吹き飛ばすことにより、ビデ洗浄により濡れた女性の局部を乾燥する。
また、使用者がお尻洗浄またはビデ洗浄を終了した後、所定時間以内(本実施の形態においては5秒間)に連続してもう一方の洗浄を開始し、お尻洗浄またはビデ洗浄を連続して行った後に、操作スイッチ201により乾燥操作を行うと、実施の形態1および実施に形態2と同様に、第1の被乾燥範囲Aと第2の被乾燥範囲Bの全面に順次に乾燥風である高圧空気を噴出し、第1の被乾燥範囲Aと第2の被乾燥範囲Bに付着した洗浄水を吹き飛ばすことにより、お尻洗浄とビデ洗浄により濡れたお尻と女性の局部を乾燥する。
また、操作部203に設けた調整スイッチ(図示せず)を操作することにより、使用者が任意にノズル本体を任意の位置に移動する調整機能を備えており、使用者の体形や好みにより、温風の噴出する位置を任意に微調整することができる。
以上のように、本発明にかかる衛生洗浄装置は、洗浄対象に連動して被乾燥範囲を自動的に選択することが可能となるので、他の洗浄乾燥装置の用途にも適用できる。
100 衛生洗浄装置
101 洗浄水供給機構(洗浄手段)
102 熱交換器(洗浄手段)
103 洗浄ノズルユニット(洗浄手段)
110 ノズルユニット(洗浄手段、乾燥装置)
122 水チューブ(洗浄手段)
132 空気チューブ(乾燥装置)
150 進退駆動手段(風向変更手段)
160 瑶動手段(風向変更手段)
200 本体
203 操作部
400 便座
600 便器
700、750 乾燥装置
710 風向変更ユニット(風向変更手段)
711 回動機構(風向変更手段)
753 可動ノズル(風向変更手段)
754 駆動モータ(風向変更手段)
755 ギア機構(風向変更手段)
900 制御部
A 第1の被乾燥範囲
B 第2の被乾燥範囲

Claims (2)

  1. 便器の上面後方に設置される本体と、
    前記本体の前面に倒立自在に枢支された便座と、
    前記本体に設けられ、前記便座に着座した使用者のお尻と女性の局部に向けて洗浄水を噴出するお尻洗浄機能とビデ洗浄機能を有する洗浄手段と、
    前記洗浄手段による洗浄水で濡れた状態のお尻と女性の局部を乾燥風で乾燥する乾燥装置と、
    前記洗浄手段と前記乾燥装置を操作する操作部と、
    前記操作部の操作信号により、前記洗浄手段と前記乾燥装置とを制御する制御部とを含み、
    前記乾燥装置は、濡れた状態のお尻である第1の被乾燥範囲と、濡れた状態の女性の局部である第2の被乾燥範囲に向けて、前記乾燥風の噴出方向を変更する風向変更手段を備え、
    前記洗浄手段でお尻洗浄を行った後に、使用者が前記操作部で乾燥の操作を行った場合、前記制御部は前記第1の被乾燥範囲に向けて乾燥風を噴出するように、前記風向変更手段を制御し、
    前記洗浄手段でビデ洗浄を行った後に、使用者が前記操作部で乾燥の操作を行った場合、前記制御部は前記第2の被乾燥範囲に向けて乾燥風を噴出するように、前記風向変更手段を制御し、
    前記洗浄手段でお尻洗浄またはビデ洗浄を行った後に、引き続き所定時間以内に他方の洗浄を開始し、両方の洗浄が終了した後に、使用者が前記操作部で乾燥の操作を行った場合、前記制御部は前記第1の被乾燥範囲と前記第2の被乾燥範囲に乾燥風の噴出し方向を周期的に変化するように前記風向変更手段を制御することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記操作部は、前記風向変更手段の風向を調整する調整スイッチを備え、
    使用者が前記調整スイッチを操作することにより、乾燥風の噴出方向を任意に変更可能な請求項1に記載の衛生洗浄装置。
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