JP2003096883A - 局部洗浄装置 - Google Patents
局部洗浄装置Info
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- JP2003096883A JP2003096883A JP2001291752A JP2001291752A JP2003096883A JP 2003096883 A JP2003096883 A JP 2003096883A JP 2001291752 A JP2001291752 A JP 2001291752A JP 2001291752 A JP2001291752 A JP 2001291752A JP 2003096883 A JP2003096883 A JP 2003096883A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充分な衛生対策が施された洗浄ノズルを備え
た局部洗浄装置を提供する。 【解決手段】 用便者の局部を洗浄させるための洗浄水
を吐出する洗浄ノズル1と、用便者の局部を乾燥させる
ための温風を発生させる温風発生装置と、温風発生装置
で発生した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞2
とを備える。風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を
設けて上記風洞2に用便者の局部に向けた局部向け風路
3と洗浄ノズル1に向けたノズル向け風路4とを設定す
る。
た局部洗浄装置を提供する。 【解決手段】 用便者の局部を洗浄させるための洗浄水
を吐出する洗浄ノズル1と、用便者の局部を乾燥させる
ための温風を発生させる温風発生装置と、温風発生装置
で発生した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞2
とを備える。風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を
設けて上記風洞2に用便者の局部に向けた局部向け風路
3と洗浄ノズル1に向けたノズル向け風路4とを設定す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用便者の局部を洗
浄・乾燥させる局部洗浄装置に関する発明である。
浄・乾燥させる局部洗浄装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、局部洗浄装置15は、図5に
示すように、便器6の上面のうち便座13の後部位置に
設けられるものであって、便座13に座った用便者の用
便後に上記用便者の局部に向けて洗浄水を噴射して用便
者の局部の洗浄し、用便者の局部洗浄後に洗浄水で濡れ
た用便者の局部に温風を当てて乾燥させることを目的と
した装置である。つまり、この局部洗浄装置15は、洗
浄水を用便者の局部に向けて噴射させる機構と、温風を
用便者の局部に向けて吹き付けさせる機構とを有してい
る。
示すように、便器6の上面のうち便座13の後部位置に
設けられるものであって、便座13に座った用便者の用
便後に上記用便者の局部に向けて洗浄水を噴射して用便
者の局部の洗浄し、用便者の局部洗浄後に洗浄水で濡れ
た用便者の局部に温風を当てて乾燥させることを目的と
した装置である。つまり、この局部洗浄装置15は、洗
浄水を用便者の局部に向けて噴射させる機構と、温風を
用便者の局部に向けて吹き付けさせる機構とを有してい
る。
【0003】図4に示すように、この洗浄水を用便者の
局部に向けて噴射させる機構は、水道水から供給させた
水を温水にして貯留させるヒータ内蔵温水タンク7と、
上記ヒータ内蔵温水タンク7から延出して洗浄ノズル1
に至る給水通路12と、上記給水通路12途中に設置さ
れて温水を洗浄ノズル1に供給させるポンプ装置8と、
用便者の局部に向って洗浄水を吐出する洗浄ノズル1と
で構成されるものである。また、温風を用便者の局部に
向けて吹き付けさせる機構は、用便者の局部を乾燥させ
るための温風を発生させる温風発生装置と、上記温風発
生装置で発生した温風を用便者の局部に向けて送り出す
風洞2とで構成されるものである。なお、本例では、上
記温風発生装置はヒータ等で暖められた空気を温風にさ
せるファン9で構成されている。
局部に向けて噴射させる機構は、水道水から供給させた
水を温水にして貯留させるヒータ内蔵温水タンク7と、
上記ヒータ内蔵温水タンク7から延出して洗浄ノズル1
に至る給水通路12と、上記給水通路12途中に設置さ
れて温水を洗浄ノズル1に供給させるポンプ装置8と、
用便者の局部に向って洗浄水を吐出する洗浄ノズル1と
で構成されるものである。また、温風を用便者の局部に
向けて吹き付けさせる機構は、用便者の局部を乾燥させ
るための温風を発生させる温風発生装置と、上記温風発
生装置で発生した温風を用便者の局部に向けて送り出す
風洞2とで構成されるものである。なお、本例では、上
記温風発生装置はヒータ等で暖められた空気を温風にさ
せるファン9で構成されている。
【0004】上記洗浄ノズル1及び風洞2は洗浄水、温
風と作動させる流体は異なるものの、それぞれ用便者の
局部に向けて噴射・吹き付けさせるものであるから、こ
の洗浄ノズル1及び風洞2は局部洗浄装置15のうち便
器6のボウル部6aに臨む部位である中央部に隣接配置
されている。
風と作動させる流体は異なるものの、それぞれ用便者の
局部に向けて噴射・吹き付けさせるものであるから、こ
の洗浄ノズル1及び風洞2は局部洗浄装置15のうち便
器6のボウル部6aに臨む部位である中央部に隣接配置
されている。
【0005】ここで、この洗浄ノズル1は、確実に用便
者の局部に洗浄水を当てることを図り、作動時には用便
者の局部に近接させるように便器6の前後方向に伸縮で
きる棒状部材で構成されたものであり、用便者の局部洗
浄用の洗浄ノズル1a(一般に「おしりノズル」と称さ
れる)と、女性の局部洗浄用の洗浄ノズル1b(一般に
「ビデノズル」と称される)との2本の洗浄ノズル1が
並設されている。詳述すると、この洗浄ノズル1は、前
方に伸張する程その前端が下方に位置するように、前端
を下方に向ける斜めの状態に配置されている。なお、作
動していない洗浄ノズル1は収縮した状態になり、局部
洗浄装置15の中央前端部の洗浄ノズル収納部10に収
納されるものである。
者の局部に洗浄水を当てることを図り、作動時には用便
者の局部に近接させるように便器6の前後方向に伸縮で
きる棒状部材で構成されたものであり、用便者の局部洗
浄用の洗浄ノズル1a(一般に「おしりノズル」と称さ
れる)と、女性の局部洗浄用の洗浄ノズル1b(一般に
「ビデノズル」と称される)との2本の洗浄ノズル1が
並設されている。詳述すると、この洗浄ノズル1は、前
方に伸張する程その前端が下方に位置するように、前端
を下方に向ける斜めの状態に配置されている。なお、作
動していない洗浄ノズル1は収縮した状態になり、局部
洗浄装置15の中央前端部の洗浄ノズル収納部10に収
納されるものである。
【0006】上述した構成を有する局部洗浄装置15に
おける洗浄ノズルにあっては、便器6のボウル部6aに
臨んで配置されると共に前後に伸縮するため、汚物等が
付着してしまったりして不衛生になるという問題があっ
た。
おける洗浄ノズルにあっては、便器6のボウル部6aに
臨んで配置されると共に前後に伸縮するため、汚物等が
付着してしまったりして不衛生になるという問題があっ
た。
【0007】また、用便者に向けて洗浄水を噴出させた
後(つまり使用後)の洗浄ノズル1は、前端を下方に位
置させる斜めの状態に配置されていることから、その先
端部分に洗浄水が残水として残ってしまうものである。
この洗浄ノズル1の残水は洗浄ノズル1近傍の雰囲気に
湿気を含ませるものであり、洗浄ノズル1にカビ等を発
生させるといった問題があった。
後(つまり使用後)の洗浄ノズル1は、前端を下方に位
置させる斜めの状態に配置されていることから、その先
端部分に洗浄水が残水として残ってしまうものである。
この洗浄ノズル1の残水は洗浄ノズル1近傍の雰囲気に
湿気を含ませるものであり、洗浄ノズル1にカビ等を発
生させるといった問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前者の問題に際して
は、洗浄ノズル1とは別にノズル洗浄機構を設けると共
に上記ノズル洗浄機構によって洗浄ノズル1の先端に温
水を吹きかけて洗浄ノズル1に付着した汚物を洗い流す
といった洗浄ノズル1の衛生対策が施されるものであっ
た。このノズル洗浄機構は図6,7に示すように、ポン
プ装置8と洗浄ノズル1との間の給水経路12に流路切
替弁14を設け、上記流路切替弁14から分岐延出した
ノズル洗浄用給水経路16を設けて構成される。このノ
ズル洗浄用給水経路16は洗浄ノズル1a,1bに連結
すると共に洗浄ノズル1a,1bの先端に設けたノズル
洗浄用孔30に至るように設けられている。
は、洗浄ノズル1とは別にノズル洗浄機構を設けると共
に上記ノズル洗浄機構によって洗浄ノズル1の先端に温
水を吹きかけて洗浄ノズル1に付着した汚物を洗い流す
といった洗浄ノズル1の衛生対策が施されるものであっ
た。このノズル洗浄機構は図6,7に示すように、ポン
プ装置8と洗浄ノズル1との間の給水経路12に流路切
替弁14を設け、上記流路切替弁14から分岐延出した
ノズル洗浄用給水経路16を設けて構成される。このノ
ズル洗浄用給水経路16は洗浄ノズル1a,1bに連結
すると共に洗浄ノズル1a,1bの先端に設けたノズル
洗浄用孔30に至るように設けられている。
【0009】洗浄ノズル1の構造につき諸述すると、図
7に示すように、固定された外筒17と、上記外筒17
の内部に前後に移動自在にした内筒18と、上記内筒1
8の内部に前後に移動自在にしたノズル体20とで主体
が構成されている。なお、このノズル体20にはその先
端にノズル孔19を設けてある。このノズル孔19は給
水通路12により洗浄ノズル1に供給された洗浄水を用
便者の局部に向けて噴射させる部位である。上記ノズル
洗浄用孔30にあっては上記外筒17の先端に設けられ
ている。また、洗浄ノズル1内におけるノズル洗浄用給
水経路16にあっては、外筒17の内部に設けたノズル
洗浄用孔30に至るバイパス通路(図示せず)によって
構成されている。なお、図中21は、外筒17と内筒1
8との間に介在させたバネであり、洗浄ノズル1に供給
した給水通路12の洗浄水の水圧により前方に移動した
内筒18を外筒17内に戻すように付勢する機能を有す
るものである。また、図中22は、内筒18とノズル体
20との間に介在させたバネであり、洗浄ノズル1に供
給された給水通路12の洗浄水の水圧により前方に移動
したノズル体20を内筒18内に戻すように付勢する機
能を有するものである。そして、ノズル洗浄機構にあっ
ては、給水通路12による洗浄水の洗浄ノズル1への給
水終了後に、流路切替弁14によって洗浄水をノズル洗
浄用給水経路16に流し、洗浄ノズル1が最短状態に収
縮した際に、ノズル洗浄用孔30から洗浄ノズル1の先
端に向けて洗浄水を吹き当てるようにし、洗浄ノズル1
に付着した汚物等を流しとるように作動されるものであ
る。
7に示すように、固定された外筒17と、上記外筒17
の内部に前後に移動自在にした内筒18と、上記内筒1
8の内部に前後に移動自在にしたノズル体20とで主体
が構成されている。なお、このノズル体20にはその先
端にノズル孔19を設けてある。このノズル孔19は給
水通路12により洗浄ノズル1に供給された洗浄水を用
便者の局部に向けて噴射させる部位である。上記ノズル
洗浄用孔30にあっては上記外筒17の先端に設けられ
ている。また、洗浄ノズル1内におけるノズル洗浄用給
水経路16にあっては、外筒17の内部に設けたノズル
洗浄用孔30に至るバイパス通路(図示せず)によって
構成されている。なお、図中21は、外筒17と内筒1
8との間に介在させたバネであり、洗浄ノズル1に供給
した給水通路12の洗浄水の水圧により前方に移動した
内筒18を外筒17内に戻すように付勢する機能を有す
るものである。また、図中22は、内筒18とノズル体
20との間に介在させたバネであり、洗浄ノズル1に供
給された給水通路12の洗浄水の水圧により前方に移動
したノズル体20を内筒18内に戻すように付勢する機
能を有するものである。そして、ノズル洗浄機構にあっ
ては、給水通路12による洗浄水の洗浄ノズル1への給
水終了後に、流路切替弁14によって洗浄水をノズル洗
浄用給水経路16に流し、洗浄ノズル1が最短状態に収
縮した際に、ノズル洗浄用孔30から洗浄ノズル1の先
端に向けて洗浄水を吹き当てるようにし、洗浄ノズル1
に付着した汚物等を流しとるように作動されるものであ
る。
【0010】しかしながら、上記ノズル洗浄機構による
洗浄ノズル1の衛生対策によっても後者の問題は解決さ
れないものであり、しかも洗浄ノズル1に汚物を洗い流
す温水をかけることから、洗浄ノズル1の先端部分には
洗浄水の残水に加えて上記温水をも残水として残してし
まうものであり、後者の問題を解決するどころか助長さ
せる結果に至るものであった。
洗浄ノズル1の衛生対策によっても後者の問題は解決さ
れないものであり、しかも洗浄ノズル1に汚物を洗い流
す温水をかけることから、洗浄ノズル1の先端部分には
洗浄水の残水に加えて上記温水をも残水として残してし
まうものであり、後者の問題を解決するどころか助長さ
せる結果に至るものであった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、充分な衛生対策が施された洗浄ノズルを備えた局
部洗浄装置を提供することを課題とするものである。
あり、充分な衛生対策が施された洗浄ノズルを備えた局
部洗浄装置を提供することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係る局部洗浄装置にあっては、用
便者の局部を洗浄させるための洗浄水を吐出する洗浄ノ
ズル1と、用便者の局部を乾燥させるための温風を発生
させる温風発生装置と、上記温風発生装置で発生した温
風を用便者の局部に向けて送り出す風洞2とを備え、上
記風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を設けて上記
風洞2に用便者の局部に向けた局部向け風路3と洗浄ノ
ズル1に向けたノズル向け風路4とを設定したことを特
徴とする。これにより、温風発生装置で発生した用便者
の局部を乾燥させるための温風を用便者の局部に向けて
送り出す風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を設け
て上記風洞2に用便者の局部に向けた局部向け風路3と
洗浄ノズル1に向けたノズル向け風路4とを設定したこ
とから、温風発生装置で発生した用便者の局部を乾燥さ
せるための温風を風洞2内のノズル向け風路4を通して
洗浄ノズル1に吹き当てて洗浄ノズル1や洗浄ノズル1
の周囲空気を乾燥させることができ、洗浄ノズル1にカ
ビ等が発生することを抑えて洗浄ノズル1の衛生状態を
良好にさせることができるものである。
に本発明の請求項1に係る局部洗浄装置にあっては、用
便者の局部を洗浄させるための洗浄水を吐出する洗浄ノ
ズル1と、用便者の局部を乾燥させるための温風を発生
させる温風発生装置と、上記温風発生装置で発生した温
風を用便者の局部に向けて送り出す風洞2とを備え、上
記風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を設けて上記
風洞2に用便者の局部に向けた局部向け風路3と洗浄ノ
ズル1に向けたノズル向け風路4とを設定したことを特
徴とする。これにより、温風発生装置で発生した用便者
の局部を乾燥させるための温風を用便者の局部に向けて
送り出す風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を設け
て上記風洞2に用便者の局部に向けた局部向け風路3と
洗浄ノズル1に向けたノズル向け風路4とを設定したこ
とから、温風発生装置で発生した用便者の局部を乾燥さ
せるための温風を風洞2内のノズル向け風路4を通して
洗浄ノズル1に吹き当てて洗浄ノズル1や洗浄ノズル1
の周囲空気を乾燥させることができ、洗浄ノズル1にカ
ビ等が発生することを抑えて洗浄ノズル1の衛生状態を
良好にさせることができるものである。
【0013】また、請求項2に係る局部洗浄装置にあっ
ては、請求項1において、上記隔壁5を可動壁とし、風
洞2の風路を局部向け風路3とノズル向け風路4とに切
替自在にしたことを特徴とする。これにより、用便者の
局部に向けて送風される温風を必要なときに必要な風路
(局部向け風路3またはノズル向け風路4)に切り替え
ることができ、乾燥させる対象物(用便者の局部または
洗浄ノズル1)の乾燥効率を向上させることができるも
のである。
ては、請求項1において、上記隔壁5を可動壁とし、風
洞2の風路を局部向け風路3とノズル向け風路4とに切
替自在にしたことを特徴とする。これにより、用便者の
局部に向けて送風される温風を必要なときに必要な風路
(局部向け風路3またはノズル向け風路4)に切り替え
ることができ、乾燥させる対象物(用便者の局部または
洗浄ノズル1)の乾燥効率を向上させることができるも
のである。
【0014】また、請求項3に係る局部洗浄装置にあっ
ては、用便者の局部を洗浄させるための洗浄水を吐出す
る洗浄ノズル1と、用便者の局部を乾燥させるための温
風を発生させる温風発生装置と、上記温風発生装置で発
生した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞2とを
備え、上記風洞2内に洗浄ノズル1を配置したことを特
徴とする。これにより、風洞2内に洗浄ノズル1を配置
させるといった簡単な構造で、風洞2内を通る温風を洗
浄ノズル1に確実に当てることができ、しかして、洗浄
ノズル1や洗浄ノズル1の周囲空気を乾燥させることが
でき、洗浄ノズル1にカビ等が発生することを抑えて洗
浄ノズル1の衛生状態を良好にさせることができるもの
である。
ては、用便者の局部を洗浄させるための洗浄水を吐出す
る洗浄ノズル1と、用便者の局部を乾燥させるための温
風を発生させる温風発生装置と、上記温風発生装置で発
生した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞2とを
備え、上記風洞2内に洗浄ノズル1を配置したことを特
徴とする。これにより、風洞2内に洗浄ノズル1を配置
させるといった簡単な構造で、風洞2内を通る温風を洗
浄ノズル1に確実に当てることができ、しかして、洗浄
ノズル1や洗浄ノズル1の周囲空気を乾燥させることが
でき、洗浄ノズル1にカビ等が発生することを抑えて洗
浄ノズル1の衛生状態を良好にさせることができるもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
施形態に基づいて説明する。
【0016】図1に本発明の実施の形態の例を示す。本
発明の局部洗浄装置15の主要部分は従来技術に基づく
ものであることから、従来技術と重複する部分の説明は
省き、本発明に関わる部分のみを以下に詳述していく。
発明の局部洗浄装置15の主要部分は従来技術に基づく
ものであることから、従来技術と重複する部分の説明は
省き、本発明に関わる部分のみを以下に詳述していく。
【0017】本例の風洞2にあっては、温風を用便者の
局部に向けて吹き付けさせる局部向け風路3の他に、温
風を洗浄ノズル1に向けて吹き付けさせるノズル向け風
路4を有している。つまり、温風発生装置であるファン
9に接続する風洞入口11を後端部分に有した上記風洞
2は、風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を設けて
おり、上記隔壁5によって風洞2内の風路が局部向け風
路3とノズル向け風路4との2つの風路に分岐され、用
便者の局部に向けて開口する局部向け風路3の出口3a
と、洗浄ノズル1に向けて開口するノズル向け風路4の
出口4aとの2つの出口を前端部分に設けた構造になっ
ている。詳述すると、局部向け風路3の出口3aはファ
ン9に対して略前方に配置されていて便器6のボウル部
6aに連通しており、また、ノズル向け風路4の出口4
aはファン9に対して略直交する洗浄ノズル1側の側方
に配置されていて洗浄ノズル収納部10に連通するよう
になっている。なお、上記隔壁5は、風洞2のノズル向
け風路4の出口4aと局部向け風路3の出口3aとの間
の部位(風洞2の洗浄ノズル1側の側面と前面とが交差
するコーナー部分X)から局部向け風路3の内方に向っ
て突設されている。このように隔壁5を設けて局部向け
風路3の風路面積を小さくさせるようにしたことで、フ
ァン9に対して略直交する側方に向うノズル向け風路4
にも適量の温風を採り込ませることが図られている。
局部に向けて吹き付けさせる局部向け風路3の他に、温
風を洗浄ノズル1に向けて吹き付けさせるノズル向け風
路4を有している。つまり、温風発生装置であるファン
9に接続する風洞入口11を後端部分に有した上記風洞
2は、風洞2内に風洞2の風路を隔てる隔壁5を設けて
おり、上記隔壁5によって風洞2内の風路が局部向け風
路3とノズル向け風路4との2つの風路に分岐され、用
便者の局部に向けて開口する局部向け風路3の出口3a
と、洗浄ノズル1に向けて開口するノズル向け風路4の
出口4aとの2つの出口を前端部分に設けた構造になっ
ている。詳述すると、局部向け風路3の出口3aはファ
ン9に対して略前方に配置されていて便器6のボウル部
6aに連通しており、また、ノズル向け風路4の出口4
aはファン9に対して略直交する洗浄ノズル1側の側方
に配置されていて洗浄ノズル収納部10に連通するよう
になっている。なお、上記隔壁5は、風洞2のノズル向
け風路4の出口4aと局部向け風路3の出口3aとの間
の部位(風洞2の洗浄ノズル1側の側面と前面とが交差
するコーナー部分X)から局部向け風路3の内方に向っ
て突設されている。このように隔壁5を設けて局部向け
風路3の風路面積を小さくさせるようにしたことで、フ
ァン9に対して略直交する側方に向うノズル向け風路4
にも適量の温風を採り込ませることが図られている。
【0018】上述した構成を有する風洞2を備えた本例
の局部洗浄装置15にあっては、ファン9により温風を
発生させると、上記温風は風洞2内の局部向け風路3と
ノズル向け風路4とを有した風洞2を通り、上記風洞2
から用便者の局部及び洗浄ノズル収納部10に向けて吹
き出されるものである(矢印A,B)。従来技術の項で
述べたが、用便者に向けて洗浄水を噴出させた後(つま
り使用後)の洗浄ノズル1は、前端を下方に位置させる
斜めの状態にして洗浄ノノズル収納部10内に配置され
ることから、その先端部分に洗浄水が残水として残って
しまうものである。そして、この洗浄ノズル1の残水は
洗浄ノズル1近傍の雰囲気に湿気を含ませるものであ
り、洗浄ノズル1にカビ等を発生させる原因の一つであ
る。本例の局部洗浄装置15は、上述したように洗浄ノ
ズル1が使用後収納される洗浄ノズル収納部10に向け
て風洞2から温風を吹き出すことができることから、洗
浄ノズル1及び洗浄ノズル1近傍の雰囲気を乾燥させる
ことができ、洗浄ノズル1へのカビ等の発生を抑えるこ
とが図られているのである。
の局部洗浄装置15にあっては、ファン9により温風を
発生させると、上記温風は風洞2内の局部向け風路3と
ノズル向け風路4とを有した風洞2を通り、上記風洞2
から用便者の局部及び洗浄ノズル収納部10に向けて吹
き出されるものである(矢印A,B)。従来技術の項で
述べたが、用便者に向けて洗浄水を噴出させた後(つま
り使用後)の洗浄ノズル1は、前端を下方に位置させる
斜めの状態にして洗浄ノノズル収納部10内に配置され
ることから、その先端部分に洗浄水が残水として残って
しまうものである。そして、この洗浄ノズル1の残水は
洗浄ノズル1近傍の雰囲気に湿気を含ませるものであ
り、洗浄ノズル1にカビ等を発生させる原因の一つであ
る。本例の局部洗浄装置15は、上述したように洗浄ノ
ズル1が使用後収納される洗浄ノズル収納部10に向け
て風洞2から温風を吹き出すことができることから、洗
浄ノズル1及び洗浄ノズル1近傍の雰囲気を乾燥させる
ことができ、洗浄ノズル1へのカビ等の発生を抑えるこ
とが図られているのである。
【0019】なお、局部洗浄装置15には、従来技術で
触れたように洗浄ノズル1に付着した汚物を洗い落とす
といった洗浄ノズル1の衛生対策が施されたものがあ
る。つまり、洗浄ノズル1使用後に洗浄ノズル1に付着
した汚物を洗い流すように、温水を洗浄ノズル1に吹き
かけるノズル洗浄機構を局部洗浄装置15に備えたもの
がある。この場合、ノズル洗浄機構による洗浄ノズル1
の洗浄が終わった後には、上記ノズル洗浄機構により吹
き出された温水も洗浄ノズル1の先端部分に残水として
残ってしまうものであるが、風洞2のノズル向け風路4
の出口4aから吹出された温風によって上記温水に濡れ
た状態の洗浄ノズル1を乾燥させることができるもので
ある。しかして、このノズル洗浄機構を備えると共に上
述した構成を有する風洞2を備えた局部洗浄装置15の
洗浄ノズル1にあっては、ノズル洗浄機構により汚物が
洗い落とされ、そして乾燥が行われてカビ等の発生が抑
えられる、といった2重の衛生対策が施されることにな
り、好ましいものである。
触れたように洗浄ノズル1に付着した汚物を洗い落とす
といった洗浄ノズル1の衛生対策が施されたものがあ
る。つまり、洗浄ノズル1使用後に洗浄ノズル1に付着
した汚物を洗い流すように、温水を洗浄ノズル1に吹き
かけるノズル洗浄機構を局部洗浄装置15に備えたもの
がある。この場合、ノズル洗浄機構による洗浄ノズル1
の洗浄が終わった後には、上記ノズル洗浄機構により吹
き出された温水も洗浄ノズル1の先端部分に残水として
残ってしまうものであるが、風洞2のノズル向け風路4
の出口4aから吹出された温風によって上記温水に濡れ
た状態の洗浄ノズル1を乾燥させることができるもので
ある。しかして、このノズル洗浄機構を備えると共に上
述した構成を有する風洞2を備えた局部洗浄装置15の
洗浄ノズル1にあっては、ノズル洗浄機構により汚物が
洗い落とされ、そして乾燥が行われてカビ等の発生が抑
えられる、といった2重の衛生対策が施されることにな
り、好ましいものである。
【0020】図2には、本発明の実施の形態の他例を示
す。この例は、先の実施の形態の例における隔壁5を可
動壁とし、風洞2の風路を局部向け風路3とノズル向け
風路4とに切替自在にしたものである。詳述すると、本
例の風洞2はその前端部分で、前方に開口する局部向け
風路3の出口3aと側方に開口するノズル向け風路4の
出口4aとを連続的に設けてあり、つまり、風洞2の洗
浄ノズル1側の側面と前面とが交差するコーナー部分X
全てが開口するようになっており、可動壁である隔壁5
(以下、可動隔壁5a)は上記風洞2の洗浄ノズル1側
の側面と前面とが交差するコーナー部分Xにあたる風洞
2の上下壁に枢支されて略水平方向に回動自在となるよ
うに設けられている。
す。この例は、先の実施の形態の例における隔壁5を可
動壁とし、風洞2の風路を局部向け風路3とノズル向け
風路4とに切替自在にしたものである。詳述すると、本
例の風洞2はその前端部分で、前方に開口する局部向け
風路3の出口3aと側方に開口するノズル向け風路4の
出口4aとを連続的に設けてあり、つまり、風洞2の洗
浄ノズル1側の側面と前面とが交差するコーナー部分X
全てが開口するようになっており、可動壁である隔壁5
(以下、可動隔壁5a)は上記風洞2の洗浄ノズル1側
の側面と前面とが交差するコーナー部分Xにあたる風洞
2の上下壁に枢支されて略水平方向に回動自在となるよ
うに設けられている。
【0021】この可動隔壁5aは、先の実施の形態の例
の隔壁5に比べて長い板材が用いられ、長手方向の前端
部分を風洞2に枢支させると共に長手方向の後端部分を
風洞2内に位置させるようにして配置される。そして、
上記枢支部分を軸に回動させた可動隔壁5aは、その長
手方向の後端部分が風洞2の洗浄ノズル1側の側面2a
または風洞2の洗浄ノズル1側と対向する側の側面2b
に接するものである。ここで、可動隔壁5aが風洞2の
洗浄ノズル1側の側面2aに接した際には、可動隔壁5
aが風洞入口11とノズル向け風路4の出口4aとを遮
断するように位置し[図2(a)]、風洞入口11から
風洞2内に入った温風は全量局部向け風路3の出口3a
に至り、用便者の局部に向って吹き出されるのである
(矢印C)。また、可動隔壁5aが風洞2の洗浄ノズル
1側と対向する側の側面2bに接した際には、可動隔壁
5aが風洞入口11と局部向け風路3の出口3aとを遮
断するように位置し[図2(b)]、風洞入口11から
風洞2内に入った温風は全量ノズル向け風路4の出口4
aに至り、洗浄ノズル1に向って吹き出されるのである
(矢印D)。
の隔壁5に比べて長い板材が用いられ、長手方向の前端
部分を風洞2に枢支させると共に長手方向の後端部分を
風洞2内に位置させるようにして配置される。そして、
上記枢支部分を軸に回動させた可動隔壁5aは、その長
手方向の後端部分が風洞2の洗浄ノズル1側の側面2a
または風洞2の洗浄ノズル1側と対向する側の側面2b
に接するものである。ここで、可動隔壁5aが風洞2の
洗浄ノズル1側の側面2aに接した際には、可動隔壁5
aが風洞入口11とノズル向け風路4の出口4aとを遮
断するように位置し[図2(a)]、風洞入口11から
風洞2内に入った温風は全量局部向け風路3の出口3a
に至り、用便者の局部に向って吹き出されるのである
(矢印C)。また、可動隔壁5aが風洞2の洗浄ノズル
1側と対向する側の側面2bに接した際には、可動隔壁
5aが風洞入口11と局部向け風路3の出口3aとを遮
断するように位置し[図2(b)]、風洞入口11から
風洞2内に入った温風は全量ノズル向け風路4の出口4
aに至り、洗浄ノズル1に向って吹き出されるのである
(矢印D)。
【0022】このように、隔壁5を可動壁とし、風洞2
の風路を局部向け風路3とノズル向け風路4とに切替自
在にさせたので、もともと用便者の局部に向けて送風さ
れる温風全量を必要なときに必要な方向の風路(局部向
け風路3またはノズル向け風路4)に切り替えて乾燥さ
せる対象物(用便者の局部または洗浄ノズル1)に集中
的に当てることができることから、対象物(用便者の局
部または洗浄ノズル1)の乾燥効率を向上させることが
できるのである。
の風路を局部向け風路3とノズル向け風路4とに切替自
在にさせたので、もともと用便者の局部に向けて送風さ
れる温風全量を必要なときに必要な方向の風路(局部向
け風路3またはノズル向け風路4)に切り替えて乾燥さ
せる対象物(用便者の局部または洗浄ノズル1)に集中
的に当てることができることから、対象物(用便者の局
部または洗浄ノズル1)の乾燥効率を向上させることが
できるのである。
【0023】なお、この可動隔壁5aを切替作動させる
ことで風洞2の風路を局部向け風路3とノズル向け風路
4とに切替させることは、局部洗浄装置15に備えられ
た操作部及び制御部を介して上記可動隔壁5aの切替作
動をさせるようにしたことが好ましい。以下に、可動隔
壁5aの切替作動の例を挙げる。ここで、操作部とは用
便者が押圧する温風発生装置の作動開始釦であり、制御
部とは上記操作部や用便者感知センサ等の各種センサか
ら発せられる入力信号や予め設定されたプログラムによ
り局部洗浄装置15を作動させるものである。そして、
可動隔壁5aは通常状態で風洞2をノズル向け風路4に
設定されており、操作部の温風発生装置の作動開始釦を
用便者が押圧した際に、可動隔壁5aが回動されて風洞
2の風路を局部向け風路3に切替設定されるようにして
いる。
ことで風洞2の風路を局部向け風路3とノズル向け風路
4とに切替させることは、局部洗浄装置15に備えられ
た操作部及び制御部を介して上記可動隔壁5aの切替作
動をさせるようにしたことが好ましい。以下に、可動隔
壁5aの切替作動の例を挙げる。ここで、操作部とは用
便者が押圧する温風発生装置の作動開始釦であり、制御
部とは上記操作部や用便者感知センサ等の各種センサか
ら発せられる入力信号や予め設定されたプログラムによ
り局部洗浄装置15を作動させるものである。そして、
可動隔壁5aは通常状態で風洞2をノズル向け風路4に
設定されており、操作部の温風発生装置の作動開始釦を
用便者が押圧した際に、可動隔壁5aが回動されて風洞
2の風路を局部向け風路3に切替設定されるようにして
いる。
【0024】可動隔壁5aの切替作動例として、たとえ
ば、洗浄ノズル1による用便者の局部の洗浄の終了後す
ぐに、温風発生装置を作動させて洗浄ノズル1の乾燥を
行わせるようにし、この状態で用便者が操作部の温風発
生装置の作動開始釦を押圧した際にのみ、可動隔壁5a
を回動させて風洞2を局部向け風路3に設定し、温風発
生装置で発生した温風を用便者の局部に吹き付けるよう
にすることが好ましい。これによると、洗浄ノズル1を
乾燥させるといった洗浄ノズル1の衛生対策は確保しつ
つも用便者の局部乾燥は用便者の必要に応じて行わせる
ことができ、温風発生装置の無駄な作動を無くするよう
にできるものである。
ば、洗浄ノズル1による用便者の局部の洗浄の終了後す
ぐに、温風発生装置を作動させて洗浄ノズル1の乾燥を
行わせるようにし、この状態で用便者が操作部の温風発
生装置の作動開始釦を押圧した際にのみ、可動隔壁5a
を回動させて風洞2を局部向け風路3に設定し、温風発
生装置で発生した温風を用便者の局部に吹き付けるよう
にすることが好ましい。これによると、洗浄ノズル1を
乾燥させるといった洗浄ノズル1の衛生対策は確保しつ
つも用便者の局部乾燥は用便者の必要に応じて行わせる
ことができ、温風発生装置の無駄な作動を無くするよう
にできるものである。
【0025】また、可動隔壁5aの切替作動例として、
たとえば、用便者感知センサにより用便者が便座13か
ら離れたことを検知した一定時間経過後に洗浄ノズル1
の乾燥を行うようにすることが好ましい。これによる
と、確実に用便者が便器13から離れた状態で洗浄ノズ
ル1を乾燥させるために温風発生装置を作動させること
ができ、作動した温風発生装置の作動音等によって用便
者が不快感を感じることのないようにできるものであ
る。
たとえば、用便者感知センサにより用便者が便座13か
ら離れたことを検知した一定時間経過後に洗浄ノズル1
の乾燥を行うようにすることが好ましい。これによる
と、確実に用便者が便器13から離れた状態で洗浄ノズ
ル1を乾燥させるために温風発生装置を作動させること
ができ、作動した温風発生装置の作動音等によって用便
者が不快感を感じることのないようにできるものであ
る。
【0026】図3には、本発明の実施の形態の他例を示
す。この例は、風洞2内に洗浄ノズル1を配置した例で
ある。この風洞2は後端に風洞入口11を有すると共に
前端に局部向け風路3の出口3aを有するように形成さ
れたものであり、しかして、温風発生装置により発生し
た温風は風洞2を通って全量用便者の局部に向って吹き
出されるものである。上述したように風洞2内には洗浄
ノズル1が配置されていることから、上記温風発生装置
が発生させた温風は、用便者の局部に達する前に洗浄ノ
ズル1に当たって洗浄ノズル1を乾燥させるものである
(矢印E)。この例にあっては、先の実施の形態の例及
び他例に比べて、風洞2の構成の簡略化が図られるも、
洗浄ノズル1にカビ等が発生することを抑えて洗浄ノズ
ル1の衛生状態を良好にさせることができるのである。
す。この例は、風洞2内に洗浄ノズル1を配置した例で
ある。この風洞2は後端に風洞入口11を有すると共に
前端に局部向け風路3の出口3aを有するように形成さ
れたものであり、しかして、温風発生装置により発生し
た温風は風洞2を通って全量用便者の局部に向って吹き
出されるものである。上述したように風洞2内には洗浄
ノズル1が配置されていることから、上記温風発生装置
が発生させた温風は、用便者の局部に達する前に洗浄ノ
ズル1に当たって洗浄ノズル1を乾燥させるものである
(矢印E)。この例にあっては、先の実施の形態の例及
び他例に比べて、風洞2の構成の簡略化が図られるも、
洗浄ノズル1にカビ等が発生することを抑えて洗浄ノズ
ル1の衛生状態を良好にさせることができるのである。
【0027】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の局
部洗浄装置にあっては、用便者の局部を洗浄させるため
の洗浄水を吐出する洗浄ノズルと、用便者の局部を乾燥
させるための温風を発生させる温風発生装置と、上記温
風発生装置で発生した温風を用便者の局部に向けて送り
出す風洞とを備え、上記風洞内に風洞の風路を隔てる隔
壁を設けて上記風洞に用便者の局部に向けた局部向け風
路と洗浄ノズルに向けたノズル向け風路とを設定したの
で、温風発生装置で発生した用便者の局部を乾燥させる
ための温風を風洞内に設定したノズル向け風路に通して
洗浄ノズルに吹き当てさせ、洗浄ノズルや洗浄ノズルの
周囲空気を乾燥させることができ、洗浄ノズルにカビ等
が発生することを抑えて洗浄ノズルの衛生状態を良好に
させることができるものである。
部洗浄装置にあっては、用便者の局部を洗浄させるため
の洗浄水を吐出する洗浄ノズルと、用便者の局部を乾燥
させるための温風を発生させる温風発生装置と、上記温
風発生装置で発生した温風を用便者の局部に向けて送り
出す風洞とを備え、上記風洞内に風洞の風路を隔てる隔
壁を設けて上記風洞に用便者の局部に向けた局部向け風
路と洗浄ノズルに向けたノズル向け風路とを設定したの
で、温風発生装置で発生した用便者の局部を乾燥させる
ための温風を風洞内に設定したノズル向け風路に通して
洗浄ノズルに吹き当てさせ、洗浄ノズルや洗浄ノズルの
周囲空気を乾燥させることができ、洗浄ノズルにカビ等
が発生することを抑えて洗浄ノズルの衛生状態を良好に
させることができるものである。
【0028】また、請求項2に係る局部洗浄装置にあっ
ては、請求項1の効果に加えて、上記隔壁を可動壁と
し、風洞の風路を局部向け風路とノズル向け風路とに切
替自在にしたので、用便者の局部に向けて送風される温
風を必要なときに必要な風路(局部向け風路またはノズ
ル向け風路)に切り替えることができ、乾燥させる対象
物(用便者の局部または洗浄ノズル)の乾燥効率を向上
させることができるものである。
ては、請求項1の効果に加えて、上記隔壁を可動壁と
し、風洞の風路を局部向け風路とノズル向け風路とに切
替自在にしたので、用便者の局部に向けて送風される温
風を必要なときに必要な風路(局部向け風路またはノズ
ル向け風路)に切り替えることができ、乾燥させる対象
物(用便者の局部または洗浄ノズル)の乾燥効率を向上
させることができるものである。
【0029】また、請求項3に係る局部洗浄装置にあっ
ては、用便者の局部を洗浄させるための洗浄水を吐出す
る洗浄ノズルと、用便者の局部を乾燥させるための温風
を発生させる温風発生装置と、上記温風発生装置で発生
した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞とを備
え、上記風洞内に洗浄ノズルを配置したので、風洞内に
洗浄ノズルを配置させるといった簡単な構造で、風洞内
を通る温風を洗浄ノズルに確実に当てることができ、し
かして、洗浄ノズルや洗浄ノズルの周囲空気を乾燥させ
ることができ、洗浄ノズルにカビ等が発生することを抑
えて洗浄ノズルの衛生状態を良好にさせることができる
ものである。
ては、用便者の局部を洗浄させるための洗浄水を吐出す
る洗浄ノズルと、用便者の局部を乾燥させるための温風
を発生させる温風発生装置と、上記温風発生装置で発生
した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞とを備
え、上記風洞内に洗浄ノズルを配置したので、風洞内に
洗浄ノズルを配置させるといった簡単な構造で、風洞内
を通る温風を洗浄ノズルに確実に当てることができ、し
かして、洗浄ノズルや洗浄ノズルの周囲空気を乾燥させ
ることができ、洗浄ノズルにカビ等が発生することを抑
えて洗浄ノズルの衛生状態を良好にさせることができる
ものである。
【図1】本発明の実施の形態の例の局部洗浄装置の要部
を示す上面図である。
を示す上面図である。
【図2】本発明の実施の形態の他例の局部洗浄装置の要
部を示すものであり、(a)は可動隔壁により風洞内の
風路を局部向け風路に設定した状態の上面図であり、
(b)は可動隔壁により風洞内の風路をノズル向け風路
に設定した状態の上面図である。
部を示すものであり、(a)は可動隔壁により風洞内の
風路を局部向け風路に設定した状態の上面図であり、
(b)は可動隔壁により風洞内の風路をノズル向け風路
に設定した状態の上面図である。
【図3】本発明の実施の形態の更に他例の局部洗浄装置
の要部を示す上面図である。
の要部を示す上面図である。
【図4】従来技術の局部洗浄装置の内部を示す(局部洗
浄装置のカバーを外した状態の)斜視図である。
浄装置のカバーを外した状態の)斜視図である。
【図5】同上の局部洗浄装置の便器への配置状態を示す
概略側面図である。
概略側面図である。
【図6】ノズル洗浄機構を説明する洗浄ノズル部分の斜
視図である。
視図である。
【図7】収縮した状態の洗浄ノズルの側面断面図であ
る。
る。
1 洗浄ノズル
2 風洞
3 局部向け風路
4 ノズル向け風路
5 隔壁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中村 隆宏
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株
式会社内
(72)発明者 西崎 喜弘
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株
式会社内
Fターム(参考) 2D038 JA01 JA06 JC15
Claims (3)
- 【請求項1】 用便者の局部を洗浄させるための洗浄水
を吐出する洗浄ノズルと、用便者の局部を乾燥させるた
めの温風を発生させる温風発生装置と、上記温風発生装
置で発生した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞
とを備え、上記風洞内に風洞の風路を隔てる隔壁を設け
て上記風洞に用便者の局部に向けた局部向け風路と洗浄
ノズルに向けたノズル向け風路とを設定したことを特徴
とする局部洗浄装置。 - 【請求項2】 上記隔壁を可動壁とし、風洞の風路を局
部向け風路とノズル向け風路とに切替自在にしたことを
特徴とする請求項1に記載の局部洗浄装置。 - 【請求項3】 用便者の局部を洗浄させるための洗浄水
を吐出する洗浄ノズルと、用便者の局部を乾燥させるた
めの温風を発生させる温風発生装置と、上記温風発生装
置で発生した温風を用便者の局部に向けて送り出す風洞
とを備え、上記風洞内に洗浄ノズルを配置したことを特
徴とする局部洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001291752A JP2003096883A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 局部洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001291752A JP2003096883A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 局部洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003096883A true JP2003096883A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19113845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001291752A Withdrawn JP2003096883A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 局部洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003096883A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020122284A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 株式会社Lixil | 局部洗浄装置 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001291752A patent/JP2003096883A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020122284A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 株式会社Lixil | 局部洗浄装置 |
JP7241555B2 (ja) | 2019-01-29 | 2023-03-17 | 株式会社Lixil | 局部洗浄装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |