JP2000064393A - 局部洗浄方法及び局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄方法及び局部洗浄装置

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JP2000064393A
JP2000064393A JP10233089A JP23308998A JP2000064393A JP 2000064393 A JP2000064393 A JP 2000064393A JP 10233089 A JP10233089 A JP 10233089A JP 23308998 A JP23308998 A JP 23308998A JP 2000064393 A JP2000064393 A JP 2000064393A
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cleaning
local
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flushing
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JP10233089A
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Hisato Haraga
久人 原賀
Hideji Yamano
秀二 山野
Kiyoshi Matsuda
潔 松田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人体の局部を洗浄する局部洗浄装置における水
と電力の消費量が多く、洗浄後の乾燥の為に多くの紙が
必要である。 【解決手段】 本体ケース3と、ノズルユニット4と、
弁座5と、カバー6と、操作パネル7と、本体ケース3
内に組み込まれた内部機器を有し、ノズルユニット4の
ノズルヘッド10内で水蒸気を発生させ、この水蒸気に
冷却用ミストを混合させて適温の洗浄用ミストを発生さ
せ、おしり洗浄の際には洗浄用ミストを第1噴出部11
からおしりに向けて噴出させて洗浄と乾燥をほぼ同時に
行い、ビデ洗浄の際には洗浄用ミストを第2噴出部12
からビデに向けて噴出させて洗浄と乾燥をほぼ同時に行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、局部洗浄方法及
び局部洗浄装置に関し、特に人体の局部を洗浄用ミスト
で洗浄する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来より、大便や小便の用便後に人体
の被洗浄部(局部)に温水を噴射して洗浄する局部洗浄
装置(衛生洗浄装置)が普及しつつある。通常、この局
部洗浄装置は、弁座の後部に出退可能に装備したノズル
ヘッド、このノズルヘッドを進退駆動するノブル駆動機
構、水を加熱して温水にする熱交換ユニット、バルブユ
ニット、流量調節ユニット等を有し、複数の洗浄モード
に設定可能に構成され、用便後に設定された洗浄モード
にて人体の被洗浄部に温水を噴射して洗浄する。
【0003】そして、洗浄モードの1つに、ノズルヘッ
ドのノズルから温水の泡を噴出させて洗浄するモードを
設けたものもある。また、最近の局部洗浄装置では、洗
浄後の人体局部の乾燥の為に温風を発生させる温風ユニ
ットと、その温風ユニットで発生した温風を人体の局部
の方へ導く導風部材などを装備し、洗浄後の人体局部に
温風を送風して乾燥させるようにしたものもある。
【0004】一方、本発明とは異なる技術分野の先行技
術ではあるが、特開平9−141220号公報には、超
音波霧化手段により水を霧化し、その霧を送風機により
圧送しながら加熱手段で加熱して蒸気にし、その高圧蒸
気を洗浄ノズルへ圧送し、ノズルから噴出させて床面や
窓等を洗浄するスチーム洗浄機が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従来の局部洗浄装置
においては、ノズルヘッドのノズルから温水を人体の局
部へ向けて噴射し、その温水の噴流により局部を洗浄す
るが、温水の噴流の速度はあまり高速でないため、温水
の噴射量を多くすることで、所要の洗浄力を得るように
なっている。例えば、一般的な温水式の局部洗浄装置に
おける、おしり洗浄時の温水の噴射量は約1000〜1300 c
c /min 程度である。そのため、1回のおしり洗浄に多
量の温水を消費するから、局部洗浄装置における水と電
力の消費量が多くなる。
【0006】洗浄力は、温水の質量流量と速度との積で
ある単位時間当りの洗浄媒体の運動量に比例することに
鑑み、温水の噴射速度を増して噴射量を少なくすること
も考えられるが、噴射速度を過大に設定すると局部への
衝撃が強くなるので、温水の噴射速度をあまり大きくす
ることはできない。しかも、洗浄後に人体の局部に多量
の温水が付着した状態になるので、それを拭き取るのに
多量の紙が必要である。一方、洗浄後の局部を、温風ユ
ニットからの温風で乾燥させる場合、温風だけで乾燥さ
せようとすると、約3〜5分もの時間がかかり、実用性
に欠ける。そこで、通常は、洗浄後に多量の紙で局部の
洗浄水を拭き取ってから温風で乾燥させるようにしてい
るが、この場合は紙の消費量が増すのであまり好ましく
ない。
【0007】本発明の目的は、大幅な節水と省エネが可
能な局部洗浄技術を提供すること、洗浄と並行して局部
を乾燥できる局部洗浄技術を提供すること、洗浄用ミス
トを用いて局部を洗浄できる洗浄技術を提供すること、
等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1の局部洗浄方
法は、多数の微細な液滴を含む洗浄用ミストを発生さ
せ、その洗浄用ミストを人体の局部に噴出させて局部を
洗浄することを特徴とするものである。洗浄用ミスト発
生用の液としては、種々の液(水、機能水、酸性水、芳
香水、次亜鉛素酸水、痔の薬液やその他の薬液や表面活
性剤などを混入した水など)を適用可能である。
【0009】多数の微細な液滴を含む洗浄用ミストを高
速で人体の局部に向けて噴出すると、洗浄用ミストの洗
浄作用で効率的に洗浄することができる。洗浄用ミスト
は高速で噴出させても人体の局部に衝撃にならないか
ら、洗浄用ミストの噴出速度を高速化して洗浄力を高
め、洗浄用ミスト発生用の液の消費量を格段に低減する
ことができる。しかも、洗浄後に人体の局部に付着する
液量が少なくなるから、洗浄後に拭き取るのも簡単にな
る。
【0010】請求項2の局部洗浄方法は、多数の微細な
温液滴を含む温かい洗浄用ミストを発生させ、その洗浄
用ミストを人体の局部に噴出させて、局部の洗浄と局部
の乾燥とをほぼ同時に行うことを特徴とするものであ
る。洗浄用ミストの元になる液としては、請求項1と同
様に種々の液を適用することができる。洗浄用ミストを
噴出させて局部を洗浄することによる作用については請
求項1と同様である。しかも、温かい洗浄用ミストを発
生させて洗浄するので、違和感なく快適に洗浄でき、洗
浄力も高まる。しかも、温かい洗浄用ミストで洗浄する
ことで、局部の洗浄と局部の乾燥とをほぼ同時に行うこ
とができるから、乾燥に要する時間を短縮でき、紙で拭
き取る必要がなくなるか或いは拭き取るにしても僅かの
紙で拭き取り可能となる。
【0011】請求項3の局部洗浄装置は、多数の微細な
液滴を含む洗浄用ミストを発生させるミスト発生手段を
設け、このミスト発生手段で発生させた洗浄用ミストを
人体の局部に向けて噴出させて局部を洗浄するように構
成したものである。洗浄用ミスト発生用の液としては、
請求項1と同様の種々の液を適用可能である。ミスト発
生手段で多数の微細な液滴を含む洗浄用ミストを発生さ
せ、その洗浄用ミストを人体の局部に向けて噴出するこ
とで、人体の局部を効率的に洗浄することができる。洗
浄用ミストで洗浄することによる作用は、請求項1と同
様である。1回当りの洗浄毎の洗浄用ミスト発生用の液
の消費量も少ないので、局部洗浄装置全体を小型化する
ことができる。
【0012】請求項4の局部洗浄装置は、多数の微細な
温液滴を含む温かい洗浄用ミストを発生させるミスト発
生手段を設け、このミスト発生手段で生成した洗浄用ミ
ストを人体の局部に噴出させて、人体の局部の洗浄と局
部の乾燥とをほぼ同時に行うように構成したものであ
る。洗浄用ミスト発生用の液としては、請求項1と同様
の種々の液を適用可能である。
【0013】ミスト発生手段で多数の微細な温液滴を含
む温かい洗浄用ミストを発生させ、その洗浄用ミストを
人体の局部に向けて噴出することで、人体の局部を効率
的に洗浄することができる。洗浄用ミストで洗浄するこ
とによる作用は、請求項1と同様である。特に、温かい
洗浄用ミストを発生させて洗浄するので、違和感なく快
適に洗浄でき、洗浄力も高まる。また、温かい洗浄用ミ
ストで洗浄することで、局部の洗浄と局部の乾燥とをほ
ぼ同時に行うことができるから、乾燥に要する時間を短
縮でき、紙で拭き取る必要がなくなるか或いは拭き取る
にしても僅かの紙で拭き取り可能となる。1回当りの洗
浄毎の洗浄用ミスト発生用の液の消費量も少ないので、
局部洗浄装置全体を小型化することができる。
【0014】ここで、前記ミスト発生手段が、液を加熱
して蒸気を発生させる高周波誘導コイルを有する場合
(請求項3又は4に従属の請求項5)には、ミスト発生
手段の構成を小型化し、簡単化することができる。ま
た、前記ミスト発生手段が、液を加熱して蒸気を発生さ
せるセラミックヒータを有する場合(請求項3又は4に
従属の請求項6)には、ミスト発生手段の構成を小型化
し、簡単化し、製作費を低くすることができる。
【0015】前記ミスト発生手段が、多数の微細な水滴
からなる冷却用ミストを発生させる冷却用ミスト発生部
を有し、蒸気と冷却用ミストとを混合してなる洗浄用ミ
ストを発生するように構成された場合(請求項5又は6
に従属の請求項7)には、適温の洗浄用ミストを発生さ
せることができ、冷却用ミストの発生量を調節して洗浄
用ミストの温度を簡単に調節することができる。
【0016】前記ミスト発生手段が、冷却用エアを導入
するエア導入部を有し、蒸気と冷却用エアとを混合して
なる洗浄用ミストを発生するように構成された場合(請
求項5又は6に従属の請求項8)には、適温の洗浄用ミ
ストを発生させることができ、冷却用エアの導入量を調
節して洗浄用ミストの温度を簡単に調節することができ
る。
【0017】前記ミスト発生手段が、液を振動させて多
数の微細な液滴を生成する超音波加振器と、その超音波
加振器で生成した多数の微細な液滴を含む空気を加圧す
る電動ファンと、加圧後の多数の微細な液滴を含む空気
を温めて洗浄用ミストにする加熱手段とを備えた場合
(請求項3又は4に従属の請求項9)には、適温の洗浄
用ミストを多量に発生させて局部を洗浄でき、液を蒸発
させることなく、洗浄用ミストを発生させるので消費電
力を節減できる。
【0018】前記ミスト発生手段が、電動モータで高速
回転駆動可能な回転板を有し、高速回転する回転板で液
を飛散させることにより多数の微細な液滴を発生させる
ように構成された場合(請求項3又は4に従属の請求項
10)には、ミスト発生手段の構成が簡単化する。
【0019】前記洗浄用ミストの温度が、20〜40℃
である場合(請求項5〜7の何れか1項に従属の請求項
11)には、人体の局部に違和感のない適温の洗浄用ミ
ストとなり、洗浄力を高める上でも有利である。また、
前記洗浄用ミストの供給量が、電動ファンを介して調節
される場合(請求項9に従属の請求項12)には、洗浄
用ミストの供給量の調節を簡単に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施
形態に係る局部洗浄装置1は、便器2に着脱可能に装着
した状態で使用に供され、用便後の人体の局部(おしり
やビデ)を洗浄する為のものである。この局部洗浄装置
1は、本体ケース3と、この本体ケース3に装着され進
退可能なノズルユニット4と、弁座5と、カバー6と、
操作パネル7と、本体ケース3の内部に組み込まれた機
器類および制御ユニット等を有する。
【0021】前記弁座5はその後端において本体ケース
3に回動自在に連結され、この弁座5には暖房の為の電
気ヒーター5aが設けられている。カバー6はその下端
部において本体ケース3に回動自在に連結され、カバー
6を倒した状態ではカバー6により弁座5の上方が覆わ
れ、使用中はカバー6を上方へ開放状態にする。
【0022】前記ノズルユニット4は、ノズルヘッド1
0と、このノズルヘッド10をステッピングモータによ
りタイミングベルトを介して進退駆動するノズル駆動機
構とを有する。ノズルヘッド10の先端部には、おしり
に向けて洗浄用ミストを噴出する第1噴出部11と、ビ
デに向けて洗浄用ミストを噴出する第2噴出部12とが
設けられ、第1,第2噴出部11,12には夫々複数の
噴出小孔が形成されている。
【0023】本体ケース3の一端部には機器収納部3a
が形成され、この機器収納部3aの内部には後述する種
々の機器のうちの何れかの機器が組み込まれている。こ
の機器収納部3aの上端には複数の操作スイッチやラン
プや表示マーク等を設けた操作パネル7が設けられてい
る。
【0024】図2、図3に示すように、ノズルヘッド1
0の内部には、第1噴出部11とそれに連通する小室1
3aを形成するノズル金具13と、このノズル金具13
に接続された蒸気発生管14と、この蒸気発生管14に
外装された高周波誘導コイル15と、ノズル金具13に
接続された送水管16と、第2噴出部12とそれに連通
する小室を形成するノズル金具17と、このノズル金具
17に接続された蒸気発生管18と、この蒸気発生管1
8に外装された高周波誘導コイル19と、ノズル金具1
7に接続された送水管(図示略)とが組み込まれてい
る。高周波誘導コイル15,19は制御ユニット20に
より駆動制御される(図4参照)。
【0025】前記蒸気発生管14の先端部には小室13
aに開口した小孔14aが形成され、おしり洗浄の際に
は、高周波誘導コイル15による加熱で発生した水蒸気
が小孔14aから小室13aに水蒸気ミストM1として
噴出する。送水管16の先端部には冷却用ミスト発生用
の微細ノズル16aが形成され、送水管16内の高圧状
態の水が微細ノズル16aから噴出して小室13a内に
冷却用ミストM2が発生する。前記水蒸気ミストM1と
冷却用ミストM2とが混合して小室13a内に温かい洗
浄用ミストMが加圧状態に形成され、その温かい洗浄用
ミストMが第1噴出部11から弁座5に着座した人のお
しりに向けて噴出し、おしりを洗浄し、その洗浄とほぼ
同時におしりを乾燥させる。
【0026】第2噴出部12から洗浄用ミストを噴出さ
せる為の構成も前記と同様で、ビデ洗浄の際には、ノズ
ル金具17内の小室内に温かい洗浄用ミストが加圧状態
に生成され、その温かい洗浄用ミストが第2噴出部12
から弁座5に着座した人のビデに向けて噴出してビデを
洗浄し、その洗浄とほぼ同時にビデを乾燥させる。
【0027】次に、局部洗浄装置1の水供給系と制御系
等について簡単に説明する。図4に示すように、水道系
に連なる給水栓21に接続されたバルブユニット22、
低圧ポンプユニット23、高圧ポンプユニット24、ノ
ズル駆動機構25、操作パネル7、着座センサ26、制
御ユニット20等が設けられている。操作パネル7に
は、おしり洗浄を指示するスイッチ、ビデ洗浄を指示す
るスイッチ、洗浄用ミストの量を調節する為のスイッチ
またはボリューム、洗浄用ミストの温度を調節する為の
スイッチまたはボリューム、指示された状態を表示する
複数の表示ランプ等が設けられている。
【0028】この操作パネル7に入力された指令は制御
ユニット20へ供給されるとともに操作パネル7は制御
ユニット20により駆動制御される。着座センサ26は
弁座5に人が着座しているのを検出するもので、その検
出信号は制御ユニット20へ供給される。前記バルブユ
ニット22は、電磁開閉弁を有し、給水栓21からの水
を低圧ポンプユニット23と高圧ポンプユニット24に
供給する。
【0029】低圧ポンプユニット23は、水を低圧に加
圧する小型の連続作動する低圧ポンプと、加圧後の水の
流量を調節する流量調節バルブと、加圧水を蒸気発生管
14,18の指定された一方へ供給する電磁方向切換弁
を有し、制御ユニット20により制御される。おしり洗
浄が指令された時には、加圧水をおしり洗浄用の蒸気発
生管14に供給し、ビデ洗浄が指令された時には、加圧
水をビデ洗浄用の蒸気発生管18に供給する。流量調節
バルブにより加圧水の流量調節を行うことで、発生する
水蒸気量を調節する。
【0030】高圧ポンプユニット24は、水を高圧に加
圧する小型の例えばギヤポンプからなる高圧ポンプと、
加圧水の流量を調節する流量調節バルブと、加圧水を1
対の送水管の指定された一方へ供給する電磁方向切換弁
を有し、制御ユニット20により制御される。おしり洗
浄が指令された時には、加圧水をおしり洗浄用の送水管
16に供給し、ビデ洗浄が指令された時には、加圧水を
ビデ洗浄用の送水管(図示略)に供給する。流量調節バ
ルブにより供給する加圧水の流量調節を行うことで、微
細ノズルで発生する冷却用ミストM2の量を調節する。
【0031】以上説明した局部洗浄装置1の作用につい
て説明する。但し、以下の説明は局部洗浄方法の説明を
含むものである。給水栓21からバルブユニット22を
介して低圧ポンプユニット23と高圧ポンプユニット2
4に水が供給されている。便座5に着座した人が用便後
に局部を洗浄する際に、操作パネル7のスイッチを介し
ておしり洗浄を指令すると、ノズルヘッド10が図示の
ような洗浄位置まで前進し、低圧ポンプと高圧ポンプと
が作動開始し、高周波誘導コイル15に高周波電流が供
給されて蒸気発生管14内に水蒸気が発生する。
【0032】その蒸気発生管14内に発生した水蒸気は
小孔14aから小室13a内へ噴出する。一方、高圧ポ
ンプで高圧に加圧された水が送水管16に圧送されるの
で、微細ノズル16aにおいて冷却用ミストM2が発生
する。小室13a内では水蒸気と冷却用ミストM2とが
混合して20〜40℃の温度の温かい洗浄用ミストMが
加圧状態に生成され、その温かい洗浄用ミストMが第1
噴出部11からおしりへ向けて高速で噴出しておしりを
洗浄し、おしりの洗浄とほぼ同時におしりを乾燥させ
る。
【0033】洗浄用ミストMの量を増減させる場合は、
低圧の加圧水の流量を増減して発生する水蒸気量を増減
させつつ、高圧の加圧水の流量を増減して冷却用ミスト
M2の量を増減させるような制御が実行される。洗浄用
ミストMの温度を下げる場合は、低圧の加圧水の流量だ
けを減少させたり、低圧の加圧水の流量を減少させると
ともに高圧の加圧水の流量を増加させたり、高圧の加圧
水の流量だけを増加させたりする制御が実行される。
尚、洗浄用ミストMの温度を上げる場合は、前記とは反
対の制御が実行される。
【0034】但し、操作パネル7のスイッチを介してビ
デ洗浄を指令すると、蒸気発生管18と送水管に加圧水
が夫々供給されて、第2噴出部12から洗浄用ミストM
が急速に噴出して局部(ビデ)を洗浄し、その洗浄とほ
ぼ同時に局部(ビデ)を乾燥させる。尚、洗浄終了後に
は、ノズルヘッド10が便座5の後端部の下側まで後退
する。
【0035】前記洗浄用ミストMを発生させる為の液と
して、水道系から供給される水を適用したが、単なる水
以外に、温水、機能水、酸性水、芳香水、次亜鉛素酸
水、痔の薬液またはその他の薬液または消毒液または表
面活性剤など混入させた水、等を適用することができ
る。
【0036】この本願の局部洗浄方法及び局部洗浄装置
1によれば、水蒸気と冷却用ミストM2とを混合した温
かい洗浄用ミストMを発生させ、その洗浄用ミストMを
人体の局部に高速で噴出させて局部を洗浄するので、効
率的に洗浄することができる。また、温水の噴流に比較
して、局部への衝撃は緩和されるため、痔の痛みを誘発
する虞もない。洗浄用ミストMの噴出速度を高速化して
洗浄力を高め、洗浄用ミスト発生用の水の消費量を格段
に低減することができる。このように水の消費量が少な
いため、電力の消費量も少なくなり、各機器も小型のも
のでよいため装置も全体的に小型化し、製作費も安価に
なる。
【0037】温かい洗浄用ミストMを発生させて洗浄す
るので、違和感なく快適に洗浄でき、洗浄力も高まる。
しかも、温かい洗浄用ミストMで洗浄することで、局部
の洗浄と局部の乾燥とをほぼ同時に行うことができるか
ら、乾燥に要する時間を短縮でき、紙で拭き取る必要が
なくなるか或いは拭き取るにしても僅かの紙で拭き取り
可能となる。
【0038】送水管及び高圧ポンプユニット等からなる
冷却用ミスト発生手段を設け、蒸気と冷却用ミストとを
混合してなる洗浄用ミストを発生するため、適温の洗浄
用ミストを発生させることができ、洗浄用ミストの温度
調節も簡単に行うことができる。
【0039】洗浄用ミストの温度が20〜40℃である
ので、人体の局部に違和感のない適温の洗浄用ミストと
なり、洗浄力を高める上でも有利である。但し、洗浄用
ミストの温度は、必ずしも20〜40℃の温度に限定さ
れる訳ではなく、例えば40〜60℃程度の洗浄用ミス
トを噴出させてもよく、その場合局部を洗浄後の乾燥促
進の面で有利である。また、洗浄の後期には洗浄用ミス
トの温度を高めるようにしてもよい。
【0040】加熱用の高周波誘導コイル15,19をノ
ズルヘッド10の内部に組み込み、ノズル金具13,1
7の近傍位置で水蒸気を発生させるため、ノズル金具1
3,17内に圧力の高い水蒸気を供給し、水蒸気の運動
エネルギーを有効活用して洗浄用ミストMの圧力を高く
維持し、洗浄用ミストMの噴出速度を高く維持して局部
を効果的に洗浄することができる。
【0041】次に、前記実施形態を部分的に変更する例
について説明する。 1〕前記高周波誘導コイル15,19の代わりに、セラ
ミックヒータを適用してもよく、その場合ヒーターの小
型化と製作費低減を図ることができる。同様に、高周波
誘導コイル15,19の代わりに電気抵抗線式ヒーター
適用してもよい。
【0042】2〕前記実施形態では、洗浄用ミストのみ
で局部を洗浄するように構成したが、既存の局部洗浄装
置のノズルヘッドに、前記実施形態の、洗浄用ミスト発
生手段と洗浄用ミスト噴出手段とを組み込んだ構成にし
てもよい。その場合、局部の洗浄に際して、最初温水の
噴流による洗浄を行ってから洗浄用ミストによる洗浄と
乾燥を行うことができる。
【0043】3〕図5に示すように、前記冷却用ミスト
M2の代わりに、冷却用エアにより水蒸気を冷却するよ
うに構成する。即ち、おしり洗浄用の第1噴出部11を
例として説明すると、蒸気発生管14Aの先端部がノズ
ル金具13A内へ導入され、第1噴出部11の中心部に
は蒸気発生管14Aの先端部の水蒸気噴出ノズル14b
が形成されている。前記送水管16の代わりにエア導入
管30が設けられ、このエア導入管30のエア通路がノ
ズル金具13Aの内部の環状通路31に連通し、第1噴
出部11の水蒸気噴出ノズル14bの外側部分には、環
状通路31に連通する複数の微細エアノズル32が形成
されている。
【0044】このエア導入管30へは小型のブロア33
(又は、コンプレーサーやエアポンプ)で加圧された冷
却エアが供給され、この冷却用エアが微細エアノズル3
2から噴出し、その冷却用エアと、水蒸気噴出ノズル1
4bから噴出する水蒸気とが混合して温かい適温の洗浄
用ミストMが生成され、その洗浄用ミストMでおしりの
洗浄を行うとともにおしりの乾燥を行うようになってい
る。尚、ビデ洗浄用の第2噴出部12から洗浄用ミスト
を噴出させる構成も同様に構成されている。
【0045】但し、洗浄の後期には、水蒸気の発生を中
止し、冷却用エアのみを噴出させて局部の乾燥を行うよ
うに構成してもよい。尚、この場合ブロア33で加圧し
たエアを加熱する電気ヒーターを設け、洗浄の後期に
は、水蒸気の発生を中止し、冷却用エアの代わりに温風
を噴出させて局部の乾燥を行うように構成してもよい。
【0046】4〕図6に示すような洗浄用ミスト発生装
置40を適用してもよい。ケース41の下部に水を貯留
したタンク42が形成され、タンク42の底部には圧電
アクチュエータからなる超音波加振器43が設けられ、
タンク42内の水を温める電気ヒーター44が設けら
れ、ケース41内には超音波加振器43による振動によ
り発生した多数の水滴を含む空気を加圧するファン45
が設けられ、ファン45で加圧された多数の水滴を含む
空気を温めて出力ポートに出力する加熱器46が設けら
れている。
【0047】ノズルユニット4のノズルヘッド10A内
には、第1噴出部11の為のノズル金具13に接続され
たミスト供給管47と、第2噴出部12の為のノズル金
具17に接続されたミスト供給管48とが配設され、こ
れらミスト供給管47,48は電磁方向切換弁を含む通
路切換ユニット49に接続され、この通路切換ユニット
49の入力ポートがダクト50を介してケース41の出
力ポートに接続されている。尚、超音波加振器43は制
御ユニット20Aの発振駆動部20aで駆動制御され、
電気ヒーター44とファン45と加熱器46と通路切換
ユニット49の電磁方向切換弁とは制御ユニット20A
で駆動制御される。尚、制御ユニット20Aは操作パネ
ル7のスイッチ類に電気的に接続されている。
【0048】超音波加振器43でタンク42内の水に超
音波振動を付加すると、多数の温かい微細な水滴が発生
するが、この多数の微細な温かい水滴を含む空気がファ
ン45で加圧されて洗浄用ミストとして出力ポートへ供
給され、その洗浄用ミストがダクト50を介して通路切
換ユニット49に加圧状態で供給される。操作パネル7
からおしり洗浄が指示されている場合には、洗浄用ミス
トMがミスト供給管47へ供給され、第1噴出部11の
複数の噴出小孔からおしりに向けて噴出され、おしりの
洗浄を行い、その洗浄とほぼ同時におしりの乾燥を行
う。
【0049】尚、ビデの洗浄が指示されている場合に
は、洗浄用ミストMがミスト供給管48へ供給され、第
2噴出部12から洗浄用ミストMが噴出する。超音波加
振器43は僅かの電力にて多量の水滴を発生させ得るの
で、水蒸気を主体とする洗浄用ミストを発生させる場合
よりも電力の節減を図ることができ、経済的である。
尚、ファン45を介して洗浄用ミストMの供給量を調節
することができ、加熱器46により洗浄用ミストMの温
度を自由に調節できる。
【0050】5〕図7、図8に示すような洗浄用ミスト
発生装置55を適用してもよい。タンク56には水が貯
留され、その水を温める電気ヒーター57が設けられ、
このタンク56の底部から途中部に電磁開閉弁58を有
する水供給管59が延びてブロア式ミスト発生機60に
接続されている。このブロア式ミスト発生機60は、ケ
ース61の内部に回転板62が高速回転可能に配設さ
れ、この回転板62の右側の平面部には筒体63が微小
隙間を以て近接しており、筒体63は水供給管59に連
なり温水が供給される。
【0051】回転板62は電動モータ64により高速回
転駆動可能になっており、回転板62の左側面には複数
のフィン65が一体形成されている。電磁開閉弁58と
電気ヒーター57と電動モータ64等は制御ユニット2
0Bで駆動制御される。回転板62が回転していると
き、回転板62の右側の平面部に接触した温水は、遠心
力により回転板62の外周部から多数の微細な温かい水
滴となって飛散する。
【0052】また、ケース61の中心部の環状の空気導
入開口66から導入される空気が複数のフィン65で加
圧され、その加圧エアと前記の多数の微細な温かい水滴
とが混合してなる洗浄用ミストMが吐出口67から吐出
する。この洗浄用ミストMを前記ミスト供給管47,4
8(図6参照)と同様のミスト供給管から第1,第2噴
出部11,12へ導いて、人体の局部(おしり又はビ
デ)に向けて噴出させるものとする。尚、タンク56内
の水の温度を電気ヒーター57を介して調節し、洗浄用
ミストの温度を調節できる。但し、予め電気ヒーターで
温めた空気を空気導入開口66へ導入するように構成し
てもよい。
【0053】その他、本発明の趣旨逸脱しない範囲にお
いて種々の変更を付加した態様で、本願の発明を実施で
きることは勿論であり、本願の発明は前記実施形態のも
のに限定されるものではない。
【0054】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、多数の微細
な液滴を含む洗浄用ミストを発生させ、その洗浄用ミス
トを人体の局部に噴出させて局部を洗浄するので、洗浄
用ミストの洗浄作用で効率的に洗浄することができる。
また、洗浄用ミストの噴出速度を高速化して洗浄力を高
め、洗浄用ミスト発生の為の液の消費量と電力の消費量
とを格段に低減することができる。また、洗浄後に人体
の局部に付着する液量が少なくなるから、洗浄後に拭き
取るのも簡単になる。
【0055】請求項2の発明によれば、洗浄用ミストを
噴出させて人体の局部を洗浄することによる効果につい
ては請求項1と同様である。しかも、温かい洗浄用ミス
トを発生させて洗浄するので、違和感なく快適に洗浄で
き、洗浄力も高まる。しかも、温かい洗浄用ミストで洗
浄することで、局部の洗浄と局部の乾燥とをほぼ同時に
行うことができるから、乾燥に要する時間を短縮でき、
紙で拭き取る必要がなくなるか或いは拭き取るにしても
僅かの紙で拭き取り可能となる。
【0056】請求項3の発明によれば、洗浄用ミストを
発生させるミスト発生手段を設け、洗浄用ミストを人体
の局部に向けて噴出させて局部を洗浄するので、洗浄用
ミストを用いて人体の局部を効率的に洗浄することがで
きる。洗浄用ミストで洗浄することによる効果は、請求
項1と同様である。1回当りの洗浄毎の洗浄用ミスト発
生用の液の消費量及び電力の消費量も少なくなり、局部
洗浄装置全体を小型化することができる。
【0057】請求項4の発明によれば、温かい洗浄用ミ
ストを発生させるミスト発生手段を設け、その温かい洗
浄用ミストを人体の局部に噴出させて洗浄と乾燥とをほ
ぼ同時に行うように構成したので、温かい洗浄用ミスト
で人体の局部を効率的に洗浄でき、請求項1と同様の効
果が得られる。
【0058】特に、温かい洗浄用ミストを発生させて洗
浄するので、違和感なく快適に洗浄でき、洗浄力も高ま
る。また、温かい洗浄用ミストで洗浄することで、局部
の洗浄と局部の乾燥とをほぼ同時に行うことができるか
ら、乾燥に要する時間を短縮でき、紙で拭き取る必要が
なくなるか或いは拭き取るにしても僅かの紙で拭き取り
可能となる。1回当りの洗浄毎の洗浄用ミスト発生用の
液の消費量も少ないので、局部洗浄装置全体を小型化す
ることができる。
【0059】ここで、前記ミスト発生手段が、液を加熱
して蒸気を発生させる高周波誘導コイルを有する場合に
は、ミスト発生手段の構成を小型化し、簡単化すること
ができる(請求項5)。また、前記ミスト発生手段が、
液を加熱して蒸気を発生させるセラミックヒータを有す
る場合には、ミスト発生手段の構成を小型化し、簡単化
し、製作費を低くすることができる(請求項6)。
【0060】また、前記ミスト発生手段が、冷却用ミス
ト発生部を有し、蒸気と冷却用ミストとを混合してなる
洗浄用ミストを発生する場合には、適温の洗浄用ミスト
を発生させることができ、冷却用ミストの発生量を調節
して洗浄用ミストの温度を簡単に調節することができる
(請求項7)。
【0061】また、前記ミスト発生手段が、冷却用エア
を導入するエア導入部を有し、蒸気と冷却用エアとを混
合してなる洗浄用ミストを発生する場合には、適温の洗
浄用ミストを発生させることができ、冷却用エアの導入
量を調節して洗浄用ミストの温度を簡単に調節すること
ができる。しかも、大気中のエアを冷却用エアとして適
用できるため、洗浄装置の構成を簡単化する上で有利で
ある(請求項8)。
【0062】また、前記ミスト発生手段が、超音波加振
器と、この超音波加振器で生成した多数の微細な液滴を
含む空気を加圧する電動ファンと、加熱手段とを備えた
場合には、適温の洗浄用ミストを多量に発生させて局部
を洗浄でき、液を蒸発させることなく、洗浄用ミストを
発生させるので消費電力を節減できる(請求項9)。
【0063】前記ミスト発生手段が、高速回転する回転
板で液を飛散させることにより多数の微細な液滴を発生
させる場合には、ミスト発生手段の構成が簡単化する
(請求項10)。前記洗浄用ミストの温度が20〜40
℃である場合には、人体の局部に違和感のない適温の洗
浄用ミストとなり、洗浄力を高める上でも有利である
(請求項11)。前記洗浄用ミストの供給量を電動ファ
ンを介して調節する場合には、洗浄用ミストの供給量の
調節を簡単に行うことができる(請求項12)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る局部洗浄装置の斜視
図である。
【図2】ノズルヘッドの一部切欠き縦断面図である。
【図3】ノズルヘッドの要部拡大断面図である。
【図4】水供給系と制御系の構成図である。
【図5】変更形態に係るノズルヘッドの要部拡大断面図
である。
【図6】別実施形態に係る洗浄用ミスト発生装置の概略
構成図である。
【図7】別実施形態に係る洗浄用ミスト発生装置の概略
構成図である。
【図8】図7のVIII矢視図である。
【符号の説明】
1 局部洗浄装置 4 ノズルユニット 5 便座 11 第1噴出部 12 第2噴出部 13 ノズル金具 14 蒸気発生管 15 高周波誘導コイル 16 送水管 17 ノズル金具 14A 蒸気発生管 14b 水蒸気噴出ノズル 30 冷却エア導入管 32 微細エアノズル 33 ブロア 40 洗浄用ミスト発生装置 42 タンク 43 超音波加振器 45 ファン 46 加熱器 47,48 ミスト供給管 55 洗浄用ミスト発生装置 62 回転板 64 電動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 潔 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA00 JA02 JA03 JA05 JC15 JF00 JF03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の微細な液滴を含む洗浄用ミストを
    発生させ、その洗浄用ミストを人体の局部に噴出させて
    局部を洗浄することを特徴とする局部洗浄方法。
  2. 【請求項2】 多数の微細な温液滴を含む温かい洗浄用
    ミストを発生させ、その洗浄用ミストを人体の局部に噴
    出させて、局部の洗浄と局部の乾燥とをほぼ同時に行う
    ことを特徴とする局部洗浄方法。
  3. 【請求項3】 多数の微細な液滴を含む洗浄用ミストを
    発生させるミスト発生手段を設け、このミスト発生手段
    で発生させた洗浄用ミストを人体の局部に向けて噴出さ
    せて局部を洗浄するように構成したことを特徴とする局
    部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 多数の微細な温液滴を含む温かい洗浄用
    ミストを発生させるミスト発生手段を設け、このミスト
    発生手段で生成した洗浄用ミストを人体の局部に噴出さ
    せて、人体の局部の洗浄と局部の乾燥とをほぼ同時に行
    うように構成したことを特徴とする局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記ミスト発生手段は、液を加熱して蒸
    気を発生させる高周波誘導コイルを有することを特徴と
    する請求項3又は4に記載の局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記ミスト発生手段は、液を加熱して蒸
    気を発生させるセラミックヒータを有することを特徴と
    する請求項3又は4に記載の局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記ミスト発生手段は、多数の微細な水
    滴からなる冷却用ミストを発生させる冷却用ミスト発生
    部を有し、蒸気と冷却用ミストとを混合してなる洗浄用
    ミストを発生するように構成されたことを特徴とする請
    求項5又は6に記載の局部洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記ミスト発生手段は、冷却用エアを導
    入するエア導入部を有し、蒸気と冷却用エアとを混合し
    てなる洗浄用ミストを発生するように構成されたことを
    特徴とする請求項5又は6に記載の局部洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記ミスト発生手段は、液を振動させて
    多数の微細な液滴を生成する超音波加振器と、その超音
    波加振器で生成した多数の微細な液滴を含む空気を加圧
    する電動ファンと、加圧後の多数の微細な液滴を含む空
    気を温めて洗浄用ミストにする加熱手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項3又は4に記載の局部洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記ミスト発生手段は、電動モータで
    高速回転駆動可能な回転板を有し、高速回転する回転板
    で液を飛散させることにより多数の微細な液滴を発生さ
    せるように構成されたことを特徴とする請求項3又は4
    に記載の局部洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記洗浄用ミストの温度は、20〜4
    0℃であることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項
    に記載の局部洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記洗浄用ミストの供給量が、電動フ
    ァンを介して調節されることを特徴とする請求項9に記
    載の局部洗浄装置。
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