JP4400580B2 - 乾燥機能付き洗浄便座 - Google Patents

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本発明は、臀部を温水で洗浄し、その後温風等で乾燥させる乾燥機能付き洗浄便座に関するものである。
従来、用便後に洗浄を行うことで濡れた状態となった肛門部の乾燥を行うこの種の温水洗浄便座としては例えば図8に示すように、電気ヒータで加熱した温風を臀部に当てて乾燥するものが通常である。
同図において1は便器、2は洗浄装置(図示せず)及び便器1内に突出して人体3の肛門部洗浄を行う洗浄ノズル4を内蔵する温水洗浄便座本体であり、本体2には便座5と便蓋6が回転自在に取付けられた構成となっている。また、7は本体2に内蔵される乾燥装置で、送風機8、加熱ヒータ9、送風ダクト10から構成されている。
そして上記構成において便器1内でモータ等により肛門部下方に位置するように本体2内から突出された洗浄ノズル4によって洗浄した後、乾燥スイッチ(図示せず)の投入により加熱ヒータ9に通電されるとともに送風機8が駆動され、温風が人体の後方から供給され、肛門部を乾燥するようになっていた。また、便座内に高圧空気通路を設け便座に複数個の空気噴出ノズルを設けて肛門部に高圧空気を噴射させたり、便座前方側にノズルを設けて同様に便座内の高圧空気通路を介して前方から空気を噴射させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特許第1625291号公報
しかしながら、前記従来の構成では、肛門部洗浄後の水滴が肛門部周囲の皮膚等に付着した状態に対して、臀部後方の本体に配設された送風ダクトから吹出される40℃前後の温風を当てて乾燥を行う方式であるが、温風が矢印Aに示すように座位状態の臀部後方の固定位置から吹き出され、臀部表面をなでるように流れ肛門部には直接あたらないため、付着水分を乾燥させるのに要する時間が非常に長くなり、又、使用時の単調感に対して使用者がいらいらしたり苦痛を感じるといった課題があった。また、皮膚表面の水分が多いままで無理に温度を上げ水分を蒸発させて乾燥を行うため、皮膚が過乾燥状態となり、皮膚のかゆみ、かぶれ等が生じるといった課題も見受けられる。
一方、便座から高圧空気を噴出させる方式は、時間短縮という点で少しは効果が見られるが、肛門部に対してノズル位置の角度が自由に取れず肛門部中心付近が弱くなる点や、
肛門部との距離が遠くなり噴射流が弱くなること等により満足できる乾燥効果が得られず、また便座自体を高耐圧化や密閉性を上げる等の製造上の課題が大きく実現性に乏しいものである。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、快適でかつ短時間に乾燥ができる洗浄便座を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、本体内に被洗浄部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有した洗浄水供給手段と、加圧空気を噴射する乾燥ノズルを有した空気噴射手段と、前記乾燥ノズルから噴出した空気速度を低下させないように肛門部および周囲の臀部表面との距離を保ち、かつ前記洗浄ノズルの軌道よりも肛門部および周囲の臀部表面に近い距離を保ちながら略湾曲軌道で移動するように前記乾燥ノズルを駆動する駆動機構部と、前記洗浄水供給手段と前記空気噴射手段と前記駆動機構部を制御する制御部とを備え、前記制御部は乾燥開始と共に前記乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記空気噴射手段を動作させ加圧空気を噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行う構成としたものである。
上記発明によれば、空気噴射手段の加圧空気を噴射する乾燥ノズルが、噴出した空気速度を低下させないように肛門部および周囲の臀部表面との距離を保ち、かつ洗浄ノズルの軌道よりも肛門部および周囲の臀部表面に近い距離を保ちながら略湾曲軌道で移動する駆動機構部によって駆動されるため、肛門部および周囲の臀部表面に近い位置を乾燥ノズルが移動することができ、肛門部および周囲の臀部表面に付着する水滴や水膜等を近い距離から空気噴射手段の乾燥ノズルで吹き飛ばすことができ、しかも制御部は乾燥開始と共に前記乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記空気噴射手段を動作させ加圧空気を噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行うことにより、乾燥を確実に行うと共に時間を大幅に短縮することができ、乾燥感を向上することができる。
また、人体皮膚表面に付着した水滴を加圧空気で吹き飛ばし、乾燥を行うことができるため、従来のように皮膚表面の水分が多いままで無理に温風温度を上げて水分を乾燥するときに生じる皮膚のかゆみ、かぶれ等の問題を減らすことができる。
本発明によれば、肛門部および周囲の臀部表面に近い位置を乾燥ノズルが移動することができ、肛門部および周囲の臀部表面に付着する水滴や水膜等を近い距離から空気噴射手段の乾燥ノズルで吹き飛ばすことができ、乾燥を確実に行うと共に時間を大幅に短縮することができ、乾燥感を向上することができる。
請求項1に記載の発明は、本体内に被洗浄部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有した洗浄水供給手段と、加圧空気を噴射する乾燥ノズルを有した空気噴射手段と、前記乾燥ノズルから噴出した空気速度を低下させないように肛門部および周囲の臀部表面との距離を保ち、かつ前記洗浄ノズルの軌道よりも肛門部および周囲の臀部表面に近い距離を保ちながら略湾曲軌道で移動するように前記乾燥ノズルを駆動する駆動機構部と、前記洗浄水供給手段と前記空気噴射手段と前記駆動機構部を制御する制御部とを備え、前記制御部は乾燥開始と共に前記乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記空気噴射手段を動作させ加圧空気を噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行う構成としたことにより、肛門部および周囲の臀部表面に近い位置を乾燥ノズルが移動することができ、肛門部および周囲の臀部表面に付着
する水滴や水膜等を近い距離から空気噴射手段の乾燥ノズルで吹き飛ばすことができ、乾燥を確実に行うと共に時間を大幅に短縮することができ、乾燥感を向上することができる。
また、人体皮膚表面に付着した水滴を加圧空気で吹き飛ばし、乾燥を行うことができるため、従来のように皮膚表面の水分が多いままで無理に温風温度を上げて水分を乾燥するときに生じる皮膚のかゆみ、かぶれ等の問題を減らすことができる。
請求項2に記載の発明は、噴射開始点を肛門部より人体前部に設定したことにより、制御部は乾燥開始と共に乾燥ノズルの噴射孔を人体前部の噴射原点まで移動し、以後加圧空気を噴射させながら肛門部を通り人体後部の噴射終点との間を駆動させる制御を行うことにより、肛門部の前方から人体後方に向けて順次噴射が進行されるため、肛門部の洗浄水滴を人体前部に飛散させたくない人が安心して使用することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の乾燥ノズルが、人体後部の本体に収納されており使用時に駆動機構部によって略湾曲軌道で出入りする構成にしたことにより、普段は本体に収納されていて便器内に邪魔な出っ張りがなく、乾燥使用時に臀部後方から略湾曲軌道で出入りさせながら肛門部および周囲の臀部表面に近い位置から加圧空気を噴射することができ、付着水滴を効果的に吹き飛ばして除去でき、より短時間に乾燥できるほか、洗浄ノズルや駆動機構部などと共に乾燥ノズル等まとめて人体後部の本体に構成することでコンパクトにできる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の乾燥ノズルの軌道を、洗浄ノズルが動作する軌道よりも上方位置になる構成としたことにより、乾燥ノズルと洗浄ノズルとがぶつかることがないというだけではなく、洗浄ノズルの水滴を乾燥ノズルの噴射空気によって人体に吹き付けるような不具合を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の制御部は乾燥ノズルの噴射孔を噴射開始点まで移動し、以後加圧空気を断続的に噴射させながら噴射終点との間を複数回往復駆動させる制御を行うことにより、乾燥ノズルは水滴が付着していない臀部領域は単に移動し、水滴が付着している領域から噴射を開始する。その後水滴付着領域だけを断続噴射させながら複数回往復し、初期収納位置へ戻る動作が行われる。その結果、加圧空気を断続噴射しながら先ず被洗浄部の一端である噴射原点から水滴を順次吹飛ばしていき、次に噴射終点である多端から残っている水滴を吹飛ばしながら噴射原点まで戻って来る。そして、ほとんど除去された臀部表面上をさらに加圧空気を断続噴射しながら往復させることにより、好ましい乾燥状態を実現することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の制御部は乾燥ノズルの往復駆動時に往路と復路とで加圧空気を断続的に噴射する位置を異ならせる制御を行うことにより、加圧空気を断続的に噴射する間の位置を補うように加圧空気を当てることができ、抜けなく均一に乾燥することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における乾燥機能付き洗浄便座の概観斜視図を示すものである。
図1において、12は洋風の便器、13は洗浄便座本体であり、この洗浄便座本体13には使用者が座って用を足す便座14、非使用時の便座を覆う便蓋15が回動自在に設置
してある。また、洗浄便座本体13内には用便後の肛門部を洗浄するための洗浄ノズル16を有した洗浄水供給手段17と乾燥ノズル18を有した空気噴射手段19とそれらの駆動制御を行う制御部20等が設けられている。洗浄水供給手段17は洗浄ノズル16を肛門部下方の便器内に移動させる洗浄駆動部21や温水をつくるヒータ(図示せず)、噴出させるための機能部品(図示せず)で構成されている。一方、空気噴射手段19は図2に示すようにエアポンプ22の吐出側に蓄圧容器23を接続し、その下流側に流路を開成と閉止状態に切換える電磁弁24が接続ホース25を介して噴射孔26を設けた乾燥ノズル18と接続されている。そして乾燥ノズル18も例えば前後に可動しかつ揺動させるステッピングモータ38(図7)やギア(図示せず)およびラック(図示せず)等で構成される駆動機構部27を介して固設される。この洗浄便座本体13が行う洗浄、乾燥、脱臭等の動作の入り切りやさまざまな設定は外部に設けたリモートコントローラ(以下リモコン)28を使用者が操作することでなされる構成となっている。
図3を用いてリモコン28操作で本発明の動作を説明する。リモコン28には使用者が用便後のおしり洗浄を行う洗浄スイッチ29、女性が小用後主に使用するビデスイッチ30、洗浄後に肛門部の乾燥を行う乾燥スイッチ31、それぞれの動作を停止させる停止スイッチ32、また使用者調節用として洗浄時の水勢調節スイッチ33、洗浄水温度調節スイッチ34、洗浄及び乾燥ノズルの位置を調節する前後スイッチ35等が設けられ、各スイッチからの送信信号により本体13側のマイクロコンピュータを内蔵した制御部20へ信号が送られ目的に一致する動作が行われる。
先ず、使用者が便座14に着座して用を足した後、リモコン28にある洗浄スイッチ29を操作すると、洗浄駆動部21が駆動され本体13内より洗浄ノズル16が便器12内の所定位置に送り出され洗浄水が所定の条件で噴出し肛門部の洗浄がなされる。この洗浄動作の途中で使用者が乾燥スイッチ31を操作しても駆動機構部27は駆動されず洗浄が継続される。その他の水勢調節スイッチ33、洗浄水温度調節スイッチ34、前後スイッチ35は動作し、水の水勢、温度の変更や、洗浄水の当たる位置を可変することができる。次に使用者が洗浄停止を指示する停止スイッチ32を操作し乾燥スイッチ31を押すと、洗浄ノズル16が洗浄駆動部21により本体13側に収納され、駆動機構部27より乾燥ノズル18が本体13内より便器12内の所定位置に略湾曲軌道であるところの円弧軌道で送り出されると同時に、エアポンプ22が駆動され、蓄圧容器23内に空気を送り込む。このとき、電磁弁24は閉止させてあるので、蓄圧容器23内の圧力はエアポンプ22の能力に応じた閉止圧力まで上昇する。その後電磁弁24を所定周期で開閉動作させ、加圧空気を噴射孔26から被洗浄部に向けて断続的に噴射させる。その際、空気噴射手段19の加圧空気を断続的に噴射する乾燥ノズル18が、駆動機構部27によって略湾曲軌道で駆動されるため、肛門部および周囲の臀部表面に付着する水滴や水膜等を近い距離から空気噴射手段19の乾燥ノズル18で吹き飛ばすことができ、空気噴射手段19で吹飛ばされた後の皮膚表面に薄く残った水分を、温風吹出し手段の温風吹出し口36からの温風で乾燥すればよいことから、乾燥を確実に行うと共に時間を大幅に短縮することができ、乾燥感を向上することができる。
また、人体皮膚表面に付着した水滴を近い距離から加圧空気で吹き飛ばし、水分量を大幅に減少させ温風乾燥を行うことができるため、従来のように皮膚表面の水分が多いままで無理に温風温度を上げて水分を乾燥するときに生じる皮膚のかゆみ、かぶれ等の問題を減らすことができる。
また、乾燥ノズル18が、人が着座した状態において図4のように人体後部の本体13に収納されており、使用時に図5のように駆動機構部27によって略湾曲軌道で出入りする構成にしたことにより、普段は本体13に収納されていて便器12内に邪魔な出っ張りがなく、乾燥使用時に臀部後方から略湾曲軌道で出入りさせながら肛門部および周囲の臀
部表面に近い位置から加圧空気を断続的に噴射することができ、付着水滴を効果的に吹き飛ばして除去し短時間に乾燥できるほか、洗浄ノズル16や駆動機構部27などと共に乾燥ノズル18等まとめて人体後部の本体13に構成することで配線組み立て等もしやすくコンパクトにできる。
また、図6のように乾燥ノズル18の略湾曲軌道を、洗浄ノズル16が動作する軌道よりも上方位置になる構成としたことにより、乾燥ノズル18と洗浄ノズル16とがぶつかることがないというだけではなく、洗浄ノズル16の水滴を乾燥ノズル18の噴射空気によって人体に吹き付けるような不具合を防止することができる。なお図6において、洗浄ノズル16は二点鎖線で示し、乾燥ノズル18は実線で示した。この図6を用いて乾燥ノズル18を略湾曲軌道で動作させたときの利点を説明すると、たとえば直線軌道で動作した場合、二点鎖線で示した洗浄ノズル16のように、ノズルが出入り移動することによって人体3との距離が変わり、遠のいてしまう。洗浄ノズル16の場合は直線軌道でとくに支障はないが、乾燥ノズル18の場合は、図6のように略湾曲軌道で動作させることによって、人体3との距離が遠くならず、近い距離を保ちながら移動することができ、肛門部および周囲の臀部表面に近い位置を乾燥ノズル18が移動することによって、肛門部および周囲の臀部表面に付着する水滴や水膜等を効果的かつ確実に除去することができるわけである。なぜならば、乾燥ノズル18の噴射孔26から噴射される噴射空気は、距離が遠ざかるにしたがって空気速度が低下し、かつ空気の流れが分散して人体に付着している水滴を吹き飛ばすエネルギが減少する。そこで、乾燥ノズル18を略湾曲軌道で動作させ人体と近い距離を保ちながら移動することにより、噴射空気のエネルギを有効に付着水滴除去に活かすことができるわけである。
また、図1から図6においてはわかりずらいかもしれないが、温風吹出し口36は、乾燥ノズル18と連動して可動する構成であり、その温風吹出し口36が乾燥ノズル18と連動して可動する構成にしたことにより、乾燥ノズル18で人体に付着した水滴を吹き飛ばし、水分量を大幅に減少させた皮膚表面に、温風吹出し口36からの温風を満遍なく当てることができ、より短時間に乾燥することができる。図7は、その温風吹出し口36が乾燥ノズル18と連動して可動する構成を上方から見た図であり、ステッピングモータ38の正逆転によって、乾燥ノズル18が略湾曲軌道で前後に作動する。この乾燥ノズル18と温風吹出し口36とを連結した構成にしてあるので、温風吹出し口36は乾燥ノズル18と連動して可動することになる。
また、温風吹出し口36を乾燥ノズル18と一体的に構成したことにより、噴射空気と温風が吹出す相対位置を一定に保ちながら共に略湾曲軌道で移動できるため、より満遍なく短時間に乾燥することができること以外に、温風吹出し口36と乾燥ノズル18を駆動する駆動機構部27を一つで兼用することができ、構成をシンプルでコンパクトにすることができる。
また、制御部20が洗浄ノズル16からの洗浄水噴出停止後から一定時間経過後に空気噴射手段19を動作させる制御を行う構成としたことにより、先ず大粒の水滴は便器12内へ落下し被洗浄部へ付着した残留水が減少し、その後空気噴射手段19により送られてきた加圧空気が乾燥ノズル18から噴射されるため、少なくなった付着残留水を噴射乾燥することができ、より乾燥に要する時間を短縮することができる。
また、制御部20は乾燥開始と共に乾燥ノズル18の先端部を収納位置から予め設定した噴射原点まで移動し、噴射原点から噴射終点まで加圧空気を断続的に噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行うことにより、乾燥ノズル18は水滴が付着していない臀部領域は単に移動し、水滴が付着している領域から噴射を開始する。その後水滴付着領域だけを断続噴射させながら複数回往復し、初期収納位置へ戻る動作が行われる。その結果、
加圧空気を断続噴射しながら先ず被洗浄部の一端である噴射原点から水滴を順次吹飛ばしていき、次に噴射終点である多端から残っている水滴を吹飛ばしながら噴射原点まで戻って来る。そして、ほとんど除去された臀部表面上をさらに加圧空気を断続噴射しながら往復させることにより、好ましい乾燥状態を実現することができる。
また、制御部20は乾燥開始と共に乾燥ノズル18の先端部を人体前部の噴射原点まで移動し、以後加圧空気を断続的に噴射させながら人体後部の噴射終点との間を複数回往復駆動させる制御を行うことにより、乾燥ノズルは最初に水滴付着量が多い肛門部の前方から人体後方に向けて順次噴射が断続的に進行されるため、肛門部の洗浄水滴を人体前部に飛散させたくない人が安心して使用することができる。
また、制御部20は乾燥ノズル18の往復駆動時に往路と復路とで加圧空気を断続的に噴射する位置を異ならせる制御を行うことにより、加圧空気を断続的に噴射する間の位置を補うように加圧空気を当てることができ、間抜けがなく均一に乾燥することができる。
また、乾燥ノズル18の移動速度を可変できるようにしたことにより、噴射しない領域に対しては速度を速くして通過させ、水滴量が多い領域は速度を落として移動させることができ、同一乾燥時間のなかで乾燥効率の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1における乾燥機能付き洗浄便座の概観を示す斜視図 本発明の実施の形態1における空気噴射手段の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるリモコンの外観図 本発明の実施の形態1における動作説明の要部側断面図 本発明の実施の形態1における動作説明の要部側断面図 本発明の実施の形態1における動作説明の要部側断面図 本発明の実施の形態1における温風供給手段および駆動機構部の平面図 従来の乾燥機能付き洗浄便座の要部側断面図
13 本体
16 洗浄ノズル
17 洗浄水供給手段
18 乾燥ノズル
19 空気噴射手段
20 制御部
27 駆動機構部
36 温風吹出し口
37 温風供給手段

Claims (6)

  1. 本体内に被洗浄部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有した洗浄水供給手段と、
    加圧空気を噴射する乾燥ノズルを有した空気噴射手段と、
    前記乾燥ノズルから噴出した空気速度を低下させないように肛門部および周囲の臀部表面との距離を保ち、かつ前記洗浄ノズルの軌道よりも肛門部および周囲の臀部表面に近い距離を保ちながら略湾曲軌道で移動するように前記乾燥ノズルを駆動する駆動機構部と、
    前記洗浄水供給手段と前記空気噴射手段と前記駆動機構部を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は乾燥開始と共に前記乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記空気噴射手段を動作させ加圧空気を噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行う乾燥機能付き洗浄便座。
  2. 本体内に被洗浄部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有した洗浄水供給手段と、
    加圧空気を噴射する乾燥ノズルを有した空気噴射手段と、
    前記乾燥ノズルから噴出した空気速度を低下させないように肛門部および周囲の臀部表面との距離を保ち、かつ前記洗浄ノズルの軌道よりも肛門部および周囲の臀部表面に近い距離を保ちながら略湾曲軌道で移動するように前記乾燥ノズルを駆動する駆動機構部と、
    前記洗浄水供給手段と前記空気噴射手段と前記駆動機構部を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は乾燥開始と共に前記乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記空気噴射手段を動作させ加圧空気を噴射させながら駆動させる制御を行うものであって、前記噴射開始点を肛門部より人体前部に設定したことを特徴とする乾燥機能付き洗浄便座。
  3. 前記乾燥ノズルは、人体後部の前記本体に収納されており使用時に前記駆動機構部によって略湾曲軌道で出入りする請求項1または2記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  4. 前記乾燥ノズルの軌道は、前記洗浄ノズルが動作する軌道よりも上方位置にした請求項1から3のいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  5. 前記制御部は前記乾燥ノズルの前記噴射孔を前記噴射開始点まで移動し、以後加圧空気を断続的に噴射させながら前記噴射終点との間を複数回往復駆動させる制御を行う請求項1から4のいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  6. 前記制御部は往復駆動時に往路と復路とで噴射する位置を異ならせる制御を行う請求項5記載の乾燥機能付き洗浄便座。
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