JP3912100B2 - 乾燥機能付き洗浄便座 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、臀部を温水で洗浄し、その後温風等で乾燥させる乾燥機能付き洗浄便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、用便後に洗浄を行うことで濡れた状態となった肛門部の乾燥を行うこの種の温水洗浄便座としては例えば図7に示すように、電気ヒータで加熱した温風を臀部に当てて乾燥するものが通常である。
【0003】
同図において1は便器、2は洗浄装置(図示せず)及び便器1内に突出して人体3の肛門部4洗浄を行う洗浄ノズル5を内蔵する温水洗浄便座本体であり、本体2には便座6と便蓋7が回転自在に取付けられた構成となっている。また、8は本体2に内蔵される乾燥装置で、送風機9、加熱ヒータ10、送風ダクト11から構成されている。
【0004】
そして上記構成において便器1内でモータ等により肛門部下方に位置するように本体2内から突出された洗浄ノズル5によって洗浄した後、乾燥スイッチ(図示せず)の投入により加熱ヒータ9に通電されるとともに送風機8が駆動され、温風が人体の後方から矢印Aに示すように供給され、肛門部を乾燥するようになっていた。また特許第625291号公報に記載されるように、便座内に高圧空気通路を設け便座に複数個の空気噴出ノズルを設けて肛門部に高圧空気を噴射させたり、便座前方側にノズルを設けて同様に便座内の高圧空気通路を介して前方から空気を噴射させるものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、肛門部洗浄後の水滴が肛門部周囲の皮膚等に付着した状態に対して、臀部後方の本体に配設された送風ダクトから吹出される40℃前後の温風を当てて乾燥を行う方式であるが、温風が矢印Aに示すように座位状態の臀部後方の固定位置から吹き出され、臀部表面をなでるように流れ肛門部には直接あたらないため、付着水分を乾燥させるのに要する時間が非常に長くなり、又、使用時の単調感に対して使用者がいらいらしたり苦痛を感じるといった課題があった。また、皮膚表面の水分が多いままで無理に温度を上げ水分を蒸発させて乾燥を行うため、皮膚が過乾燥状態となり、皮膚のかゆみ、かぶれ等が生じるといった課題も見受けられる。
【0006】
一方、便座から高圧空気を噴出させる方式は、時間短縮という点で少しは効果が見られるが、肛門部に対してノズル位置の角度が自由に取れず肛門部中心付近が弱くなる点や、肛門部との距離が遠くなり噴射流が弱くなること等により満足できる乾燥効果が得られず、また便座自体を高耐圧化や密閉性を上げる等の製造上の課題が大きく実現性に乏しいものである。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、快適でかつ短時間に乾燥ができ乾燥感が得られる洗浄便座を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、本体内に被洗浄部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有した洗浄水供給手段と、被洗浄部に向けて加圧空気のみを噴射する乾燥ノズルを先端に有した乾燥ノズルホルダーに連通する空気噴射手段と、前記被洗浄部を温風により乾燥させる温風ダクトに連通する温風供給手段と、前記乾燥ノズルホルダーと前記温風ダクトを駆動する駆動機構部と、前記洗浄水供給手段と前記空気噴射手段と前記温風供給手段と前記駆動機構部とを制御する制御部とを備え、前記制御部は乾燥開始と共に乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記温風供給手段を動作させ連続的に吹出し口より吹出すと共に、空気噴射手段を動作させ加圧空気を断続的に噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行う構成としたものである。
【0009】
上記発明によれば、駆動機構部によって駆動されるため、肛門部および周囲の臀部下方に乾燥ノズル及び温風の吹出し口を移動させることができ、肛門部および周囲の臀部表面に付着する水滴や水膜等を近い距離から加圧空気で吹き飛ばすことができると共に、吹飛ばされた後の皮膚表面に薄く残った水分を、より近い距離で吹出し口から温風を吹き当てることができることから、乾燥を確実に行うと共に時間を大幅に短縮することができ、さらに乾燥感を向上することができる。
【0010】
また、人体皮膚表面に付着した水滴を加圧空気で吹き飛ばし、水分量を大幅に減少させ温風乾燥を行うことができるため、従来のように皮膚表面の水分が多いままで無理に温風温度を上げて水分を乾燥するときに生じる皮膚のかゆみ、かぶれ等の問題を減らすことができる。
【0011】
さらに温風ダクトと乾燥ノズルホルダーが一体で構成されているため、本体収納時の占有領域を小さくでき駆動機構部も一つにすることができる。
【0012】
そして、乾燥ノズルは水滴が付着していない臀部領域は単に移動し、水滴が付着している領域から噴射及び温風乾燥を開始する。その後水滴付着領域だけを断続噴射しながら複数回往復し、初期収納位置へ戻る動作が行われる。その結果、加圧空気を断続噴射しながら先ず被洗浄部の一端である噴射原点から水滴を順次吹飛ばしていくと共に温風を吹き当て、次に噴射終点である他端から残っている水滴を吹飛ばしながら噴射原点まで戻って来る。そして、ほとんど除去された臀部表面上をさらに温風乾燥を併用して加圧空気を断続噴射しながら往復させることにより、好ましい乾燥状態を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、本体内に被洗浄部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有した洗浄水供給手段と、被洗浄部に向けて加圧空気のみを噴射する乾燥ノズルを先端に有した乾燥ノズルホルダーに連通する空気噴射手段と、前記被洗浄部を温風により乾燥させる温風ダクトに連通する温風供給手段と、前記乾燥ノズルホルダーと前記温風ダクトを駆動する駆動機構部と、前記洗浄水供給手段と前記空気噴射手段と前記温風供給手段と前記駆動機構部とを制御する制御部とを備え、前記制御部は乾燥開始と共に乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記温風供給手段を動作させ連続的に吹出し口より吹出すと共に、空気噴射手段を動作させ加圧空気を断続的に噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行うものである。
【0014】
これにより乾燥ノズルを先端に有した乾燥ノズルホルダーと共に温風を吹出す温風ダクトを駆動機構部によって同時に便器内へ進出させることができ、洗浄後の水分で引っ付いた毛を温風で揺らしながら加圧空気を噴射させることになり、肛門部および周囲の臀部に付着する水滴や水膜等を吹き飛ばすことは勿論、相乗効果により毛根部分に表面張力で取り付いた水分まで吹飛ばすことができ、乾燥を確実に行うと共に時間を大幅に短縮することができ、乾燥感も向上させることができる。
【0015】
また、吹き飛ばしにより水分量を大幅に減少させた状態で温風乾燥を短時間で行うことができるため、従来のように皮膚表面の水分が多いままで長時間、温風温度を上げて乾燥するときに生じる皮膚のかゆみ、かぶれ等の問題を減らすことができる。
【0016】
さらに温風の吹出し口を被洗浄部に近づけることができるため、温風供給手段の温風ヒータ入力や送風機風量等を小さくすることができ省エネ化が図られる。
さらに、加圧空気を断続噴射しながら先ず被洗浄部の一端である噴射原点から水滴を順次吹飛ばしていくと共に温風を吹き当て、次に噴射終点である他端から残っている水滴を吹飛ばしながら噴射原点まで戻って来る。そして、ほとんど除去された臀部表面上をさらに温風乾燥を併用して加圧空気を断続噴射しながら往復させることにより、好ましい乾燥状態を実現することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、温風供給手段と温風ダクトとを伸縮自在継手手段で接続し、可動する温風ダクトに乾燥ノズルホルダーを形成した構成により、電源供給リード線を有した温風供給手段を固定して温風ダクトのみを可動できるため、リード線の可動による切断や絡み等がなくなり安全性が向上し、温風ダクト長さを短く構成して便器内まで引き出せ、本体内部にも問題なく収納することができる。また乾燥ノズルホルダーも温風ダクトの動きと共に可動させることができるため、乾燥ノズルホルダー長も短く構成できる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、乾燥ノズルが乾燥ノズルホルダー軸方向に対し略直角方向に壁部を有し、略水平に形成された複数の噴射孔を有した構成により、被洗浄部に対して前後移動方向に加えて左右方向にも噴射空気が当る領域が拡大されるため、肛門部および周囲の広い範囲をさらに速く乾燥させることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、温風ダクトの吹出し口を、乾燥ノズルの壁部に対向して開口した構成により、温風が壁部で上向きの流れに変えられ肛門部等の被洗浄部に対して下から温風を当てることができるため、温風乾燥効率が向上しさらに乾燥時間の短縮が図られる。
【0020】
請求項に記載の発明は、噴射開始点を肛門部より人体前部に設定したもので、制御部は乾燥開始と共に乾燥ノズルの噴射孔を人体前部の噴射原点まで移動し、以後加圧空気を断続的に噴射させながら肛門部を通り人体後部の噴射終点との間を複数回往復駆動させる制御を行うことにより、肛門部の前方から人体後方に向けて順次噴射が断続的に進行されるため、肛門部の洗浄水滴を人体前部に飛散させたくない人が安心して使用することができる。
【0021】
請求項に記載の発明は、制御部は往復駆動時に往路と復路とで噴射する位置を異ならせる制御を行うことにより、加圧空気を断続的に噴射する間の位置を補うように加圧空気を当てることができ、抜けなく均一に噴射風を当てることができる。
【0022】
請求項に記載の発明は、駆動機構部の移動速度を可変できるようにしたことにより、噴射しない領域に対しては速度を速くして通過させ、水滴量が多い領域は速度を落として移動させることができ、同一乾燥時間のなかで乾燥効率の向上を図ることができる。
【0023】
請求項に記載の発明は、制御部は乾燥動作終了後に温風ヒータの通電を停止し、送風機のみの通電を行い冷風を肛門部に吹きつけるようにしたことにより、もし被乾燥部に水分が残っていれば冷風によりヒンヤリ感を感じ、水分がほとんど残っていなければヒンヤリ感を感じないため簡単な乾燥検知機能として作用させることができる。
【0024】
請求項に記載の発明は、乾燥動作終了後に乾燥ノズル収納位置で乾燥ノズルに一定時間温風を吹き当てるようにしたことにより、乾燥中に乾燥ノズルに付着した水分を温風で乾燥させることができ、汚れが乾燥ノズルに付くことが防止される。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0026】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例における乾燥機能付き洗浄便座の概観斜視図を示すものである。
【0027】
図1において、12は洋風の便器、13は洗浄便座本体であり、この洗浄便座本体13には使用者が座って用を足す便座14、非使用時の便座を覆う便蓋15が回動自在に設置してある。また、洗浄便座本体13内には用便後の肛門部を洗浄するための洗浄ノズル16を有した洗浄水供給手段17と、先端に乾燥ノズル18を有した乾燥ノズルホルダー19に連通する空気噴射手段20と、この乾燥ノズルホルダー19と一体に構成された温風ダクト21に連通する温風供給手段22と、乾燥ノズルホルダー19と温風ダクト21を駆動する駆動機構部23と、その駆動制御を行う制御部24等が設けられている。洗浄水供給手段17は洗浄ノズル16を肛門部下方の便器内に移動させる洗浄駆動部25や温水をつくるヒータ(図示せず)、噴出させるための機能部品(図示せず)で構成されている。一方、空気噴射手段20と温風供給手段22は図2に示すようにエアポンプ26の吐出側に蓄圧容器27を接続し、その下流側に流路を開成と閉止状態に切換える電磁弁28が接続ホース29を介して乾燥ノズルホルダー19に連通され、終端は噴射孔30を設けた乾燥ノズル18が接続されている。一方、温風供給手段22は上流端に送風機31、その下流側に温風ヒータ32が温風ダクト21内に収められ終端に吹出し口33を設けている。また、駆動機構部23は乾燥ノズルホルダー19や温風ダクト21を実線矢印で示すように前後に可動し、かつ揺動させるステッピングモータ34やギア35およびラック36等で構成される。この洗浄便座本体13が行う洗浄、乾燥、脱臭等の動作の入り切りやさまざまな設定は外部に設けたリモートコントローラ(以下リモコン)37を使用者が操作することでなされる構成となっている。
【0028】
図3を用いてリモコン37操作で本発明の動作を説明する。リモコン37には使用者が用便後のおしり洗浄を行う洗浄スイッチ38、女性が小用後主に使用するビデスイッチ39、洗浄後に肛門部の乾燥を加圧空気と温風同時に行う乾燥スイッチ40、温風乾燥のみ行う温風スイッチ41、それぞれの動作を停止させる停止スイッチ42、また使用者調節用として洗浄時の水勢調節スイッチ43、洗浄水や温風温度を調整する温度調節スイッチ44、洗浄及び乾燥ノズルの位置を調節する前後スイッチ45等が設けられ、各スイッチからの送信信号により本体13側のマイクロコンピュータを内蔵した制御部24へ信号が送られ目的に一致する動作が行われる。
【0029】
先ず、使用者が便座14に着座して用を足した後、リモコン37にある洗浄スイッチ38を操作すると、洗浄駆動部25が駆動され本体13内より洗浄ノズル16が便器12内の所定位置に送り出され洗浄水が所定の条件で噴出し肛門部の洗浄がなされる。この洗浄動作の途中で使用者が洗浄を終了するために乾燥スイッチ40を操作すると洗浄動作が停止し、洗浄駆動部25が駆動され洗浄ノズル16は本体13内へ収納され、洗浄ノズル16自体の洗浄が行われる。それと同時に駆動機構部23が駆動され乾燥動作に入る。その他の水勢調節スイッチ43、温度調節スイッチ44、前後スイッチ45は押された都度動作し、水の水勢、洗浄水又は温風温度の変更や、洗浄水の当たる位置を可変することができる。
【0030】
次に乾燥動作について説明する。使用者が乾燥スイッチ40を押すと、駆動機構部23より乾燥ノズルホルダー19と温風ダクト21が本体13内より便器12内の所定位置に送り出されるが、その際、温風供給手段22が駆動され吹出し口33より図2白抜き矢印で示すように温風が送風され、かつエアポンプ26も駆動され、蓄圧容器27内に空気を送り込む。このとき、電磁弁28は閉止させてあるので、蓄圧容器27内の圧力はエアポンプ26の能力に応じた閉止圧力付近まで上昇し、その後電磁弁28を所定周期で開閉動作させ、加圧空気を噴射孔30から図2黒塗り矢印で示すように被洗浄部に向けて断続的に噴射させる。その結果、肛門部および周囲の臀部表面に付着する水滴や水膜等を温風で乾燥しながら同時に高圧風で吹き飛ばすことができるため、臀部等の水滴除去は勿論、皮膚表面に薄く残った水分や毛根部の水分も確実に除去され、乾燥時間を大幅に短縮することができ、乾燥感を向上することができる。
【0031】
また、温風ダクト21を移動し吹出し口33を被洗浄部に近づけることができるため、送風機31風量及び温風ヒータ32入力が低減でき、さらに高圧風で水滴等を吹飛ばすため、従来のように皮膚表面の水分が多いままで無理に温風温度を上げて水分を乾燥するときに生じる皮膚のかゆみ、かぶれ等の問題を減らすことができる。
【0032】
(実施例2)
図4及び図5は、本発明の第2の実施例の乾燥機能付き洗浄便座の要部断面構成図を示すものである。図4、図5において実施例1の構成と異なるところは、温風ダクト21と温風供給手段22とを伸縮自在継手手段46で接続し、可動する温風ダクト21に乾燥ノズルホルダー19を形成したことである。図4は伸縮自在継手手段46をスライド式で構成した場合で、図5は蛇腹ダクト式で構成した場合を示している。また温風の吹出し口33位置は図4に示すように便器12内へ挿入される角度に対して、肛門部付近へ効率よく吹き当てられるような場所に設けることは言うまでもない。
【0033】
動作、作用は請求項1と同等であり説明は省略するが、乾燥ノズルホルダー19は温風ダクト21の動きと共に可動し、温風ダクト21や乾燥ノズルホルダー19の長さを短く構成できて便器12内まで引き出せて本体13内に問題なく収納できる。
【0034】
(実施例3、4)
図6は、本発明の第3の実施例の乾燥機能付き洗浄便座の要部断面構成図と乾燥ノズル18の平面図を示すものである。図6(A)において乾燥ノズルホルダー19の先端に設けられた乾燥ノズル18は噴射方向側の略直角方向に壁部47を形成し、(B)に示すように略水平方向に複数の噴射孔30を有している。壁部47は進出する際に臀部に接触しない程度で吹出し口33の位置より高く、略水平方向への幅は洗浄水が付着する領域をカバーできる程度の長さで形成されている。
【0035】
また、実施例4は温風ダクト21の吹出し口33を壁部47に対向して開口させたもので、壁部47が温風を上向きに変えるガイドの役目をはたしている。
【0036】
(実施例5)
また、制御部24は乾燥開始と共に乾燥ノズル18を本体13収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、噴射開始店から噴射終点まで温風供給手段22を動作させ温風を連続的に吹出し口33より吹出すと共に、加圧空気を断続的に噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行う。その結果、水滴が付着していない臀部領域は単に通過し、水滴が付着している領域から乾燥動作に入り、その後水滴付着領域だけを断続噴射させながら複数回往復し、本体13収納位置へ戻るような一定時間内で乾燥効果が高い動作が行われる。
【0037】
(実施例6)
また、制御部24は乾燥開始点を人体前部の設定し、以後加圧空気を断続的に噴射させながら人体後部の噴射終点との間を複数回往復駆動させる制御を行うことにより、水滴が前方に飛散しなくなり乾燥させ難い部位等への飛散水の付着がなくなり、また前方へ飛散させたくない女性等が安心して使用することができる。
【0038】
(実施例7)
また、制御部24は往復駆動時に往路と復路とで加圧空気を断続的に噴射する位置を異ならせる制御を行うことにより、加圧空気を断続的に噴射する間の位置を補うように加圧空気を当てることができ、噴射風が当る間抜けをなくすことができる。
【0039】
(実施例8)
また、制御部24は乾燥ノズル18の移動速度を可変できる制御を行うことにより、噴射しない領域に対しては速度を速くして通過させ、水滴量が多い領域は速度を落として移動させることができ、同一乾燥時間のなかで乾燥効率の向上を図ることができる。
【0040】
(実施例9)
また、制御部24は乾燥動作終了後に温風ヒータ32の通電を停止し、送風機31のみの通電を行い冷風を肛門部に吹き当てるようにする制御を行うことにより、もし被乾燥部に水分が残っていれば冷風によりヒンヤリ感を感じ、水分がほとんど残っていなければヒンヤリ感を感じないため簡単な乾燥検知機能として作用させることができる。
【0041】
(実施例10)
また、制御部24は乾燥動作終了後に乾燥ノズル18収納位置で一定時間温風を吹き当てるようにする制御を行うことにより、乾燥動作中に乾燥ノズル18に滴下し付着した水分を温風で乾燥させることができ、汚れが乾燥ノズル18に付くことが防止される。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特に制御部は乾燥開始と共に乾燥ノズルを本体収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、噴射開始店から噴射終点まで温風供給手段を動作させ温風を連続的に吹出し口より吹出すと共に、加圧空気を断続的に噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行う。その結果、水滴が付着していない臀部領域は単に通過し、水滴が付着している領域から乾燥動作に入り、その後水滴付着領域だけを断続噴射させながら複数回往復し、本体収納位置へ戻るような一定時間内で乾燥効果が高い動作が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における乾燥機能付き洗浄便座の概観を示す斜視図
【図2】 本発明の実施例1における空気噴射手段及び温風供給手段の構成を示すブロック図
【図3】 本発明の実施例1におけるリモコン図
【図4】 本発明の実施例2における要部側断面図
【図5】 本発明の実施例2における要部側断面図
【図6】 本発明の実施例3における要部側断面図及び乾燥ノズル近辺平面図
【図7】 従来の乾燥機能付き洗浄便座の要部側断面図
【符号の説明】
13 本体
16 洗浄ノズル
17 洗浄水供給手段
18 乾燥ノズル
19 乾燥ノズルホルダー
20 空気噴射手段
21 温風ダクト
22 温風供給手段
23 駆動機構部
24 制御部
30 噴射孔
33 吹出し口
46 伸縮自在継手手段
47 壁部

Claims (9)

  1. 本体内に被洗浄部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有した洗浄水供給手段と、洗浄部に向けて加圧空気のみを噴射する乾燥ノズルを先端に有した乾燥ノズルホルダーに連通する空気噴射手段と、前記被洗浄部を温風により乾燥させる温風ダクトに連通する温風供給手段と、前記乾燥ノズルホルダーと前記温風ダクトを駆動する駆動機構部と、前記洗浄水供給手段と前記空気噴射手段と前記温風供給手段と前記駆動機構部とを制御する制御部とを備え、前記制御部は乾燥開始と共に乾燥ノズルの噴射孔を収納位置から予め設定した噴射開始点まで移動し、前記噴射開始点から噴射終点まで前記温風供給手段を動作させ連続的に吹出し口より吹出すと共に、空気噴射手段を動作させ加圧空気を断続的に噴射させながら複数回往復駆動させる制御を行う乾燥機能付き洗浄便座。
  2. 温風供給手段と温風ダクトとを伸縮自在継手手段で接続し、可動前記温風ダクトに乾燥ノズルホルダーを形成した請求項1記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  3. 乾燥ノズルの先端部が動作軸方向に対し略直角方向に壁部を有し、略水平に形成された複数の噴射孔を有する請求項1または2のいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  4. 温風ダクトの吹出し口を、乾燥ノズルの壁部に対向して開口した請求項3項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  5. 噴射開始点を肛門部より人体前部に設定した請求項1から4のいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  6. 制御部は往復駆動時に往路と復路とで噴射する位置を異ならせる制御を行う請求項1から5のいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  7. 駆動機構部の駆動速度を可変できるようにした請求項1からのいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  8. 制御部は乾燥動作完了後に温風供給手段を構成するヒータの通電を停止し、送風機のみの通電を行い冷風を肛門部に吹きつけるようにした請求項1から7のいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
  9. 乾燥動作完了後に乾燥ノズル収納位置で一定時間温風を吹き当てるようにした請求項1から8のいずれか1項記載の乾燥機能付き洗浄便座。
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