JP3930781B2 - 人体洗浄・乾燥装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシャワーや衛生洗浄便座等に適用される衛生洗浄装置の洗浄後の乾燥等に使用する人体乾燥装置に関し、主に衛生洗浄装置で洗浄された人体を乾燥させる乾燥ノズルを備え、その乾燥ノズルを便器ボウルの後方に配設した人体洗浄・乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の衛生洗浄装置、例えば特開昭58-218531 号を図10に示す。1は便器、2は便座、3は便座蓋、9は水洗タンク(ロータンク)である。4は衛生洗浄装置の本体ケース、5は乾燥用の温風吹出装置、7はその温風吹出口、8は洗浄水噴射ノズル、11は洗浄水送水用ポンプ、12は温水タンク、13は空気圧縮機、14は高圧空気溜め、15は電磁弁、16は便座2内に設けた空洞、17は高圧ホース、18は空気噴出ノズルである。
【0003】
人体10が便座2に着座し用便等の後、洗浄操作を行うと、洗浄水送水用ポンプ11が稼働し、温水タンク12を通して洗浄水噴射ノズル8より温水が被洗浄面に噴射され、これにより洗浄面を洗浄する。洗浄後乾燥操作により空気圧縮機13が稼働し、高圧空気溜め14、電磁弁15、高圧ホース17、空洞16および空気噴出ノズル18を通して高圧空気が被洗浄面に噴出し、被洗浄面に付着した水滴を吹き飛ばし拡散させる。つぎに温風吹出装置5を稼働させ風路6を通して温風吹出口7より40度前後の温風を被洗浄面に吹き出し被洗浄面の乾燥を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
臀部等の被洗浄面を洗浄水により洗浄後、多量の水が付着した臀部を乾燥する場合、水滴を高圧空気で吹き飛ばすことなく温風乾燥装置により温風乾燥するとき、水が薄い水膜状になっている部分では比較的速やかに乾燥されるが、水滴状になって残留付着した部分は温風を長時間吹きつけないと乾燥せず、そのため時間がかかり過ぎ、長時間温風を当てることにより臀部に炎症が起こる可能性がある。
【0005】
そこで、空気圧縮機を設けて空気噴出ノズルにより高速の噴流を噴射させ、残留付着した水滴を吹き飛ばし拡散させると、細かな水滴または薄い水膜状になるので、その後温風乾燥すると、濡れた被洗浄面の全体を短時間で万遍なく乾燥することができる。
【0006】
しかし、空気圧縮機は例えばピストンポンプ等を使用しており、稼働に際しポンプの発熱による温度上昇が問題となった。
【0007】
したがって、この発明の目的は、ポンプの温度上昇を抑制することができる人体洗浄・乾燥装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の人体洗浄・乾燥装置は、洗浄ポンプからの洗浄水を洗浄水路を介して洗浄ノズルへ導くとともに、前記洗浄水路途中には洗浄水を加温して温水とする加熱器を接続した衛生洗浄装置と、ポンプからなる加圧手段で加圧された空気を乾燥ノズルに導く人体乾燥装置とを具備し、前記ポンプからなる加圧手段には、加熱器よりも上流側の洗浄水路を装着して、この洗浄水路を流動する洗浄水で加圧手段を冷却するようにしたものである。
【0009】
請求項1記載の人体洗浄・乾燥装置によれば稼働時の発熱によるポンプからなる加圧手段の温度上昇を抑え、耐久性の向上と安全性の確保を図れる。
また、便器洗浄タンク内の水を冷却用としてポンプからなる加圧手段に循環させる場合のような循環ポンプや切り替え弁が不要であり、省スペースとコストダウンを図ることができる。
また、低温の水でポンプからなる加圧手段を冷却するので、冷却効率を高めるとともに、加熱器の省エネルギーにもなる。
【0024】
請求項記載の人体洗浄・乾燥装置は、洗浄ポンプからの洗浄水を洗浄ノズルへ導き、人体の被洗浄部位へ噴出するようにした衛生洗浄装置と、前記ノズル洗浄用の水を前記洗浄ノズルに向けて噴出するようにしたノズル洗浄装置と、ポンプからなる加圧手段で加圧された空気を乾燥ノズルに導く人体乾燥装置とを具備し、前記ポンプからなる加圧手段には、前記ノズル洗浄装置へ至る水路を装着して、この水路を流動するノズル洗浄水で加圧手段を冷却するようにしたものである。
【0025】
請求項記載の人体洗浄・乾燥装置によれば、請求項1と同様な効果のほか、ポンプからなる加圧手段の稼働と、洗浄ノズルを洗浄する水の供給のタイミングがほぼ同じであるため、乾燥工程前にポンプからなる加圧手段を稼働する必要がなく、加圧手段により発生した高圧空気を溜める蓄圧手段の例えば蓄圧タンクを小さくすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1および図2により説明する。図1は、衛生洗浄装置を装備した便器ユニットを示している。1は便器、1aは便器ボウル、2は便座、3は便座蓋、9は水洗タンク(ロータンク)である。
【0027】
4は衛生洗浄装置の本体ケースである。この内部には洗浄水を加熱する加熱手段およびその温水を圧送する送水ポンプ(図示せず)を設け、送水ポンプに人体を洗浄する洗浄ノズル10を接続し、洗浄ノズル10を便器ボウル1aに配設している。洗浄ノズル10は便器ボウル1aの後部より中央方向に向けて突出している。水道管に給水元弁を介して加熱手段に水を給水して加熱し、送水ポンプで洗浄ノズル10に圧送し、洗浄ノズル10から被洗浄面に噴射しこれにより洗浄が行われる。
【0028】
また衛生洗浄装置は、洗浄後の被洗浄面を乾燥するため、被洗浄面に残留付着した水滴を吹き飛ばして飛散または拡散させる人体乾燥装置と、温風乾燥手段を設けている。
【0029】
人体乾燥装置は、空気を加圧する加圧手段22と、加圧手段22により発生した高圧空気を溜める蓄圧手段23と、蓄圧手段23からの高圧空気を噴出させる乾燥ノズル24とを備えている。加圧手段22および蓄圧手段23は便器1の後部に内蔵されている。乾燥ノズル24は便器1に配設されて洗浄後の人体の被洗浄面を乾燥させるものであり、乾燥時に便器ボウル1a内の中央寄りに突出して被洗浄面に略垂直に高圧空気を噴出する。乾燥ノズル24は公知の手段例えばモータ駆動や水圧駆動により、伸縮または折り畳み可能に構成して乾燥時に便器ボウル1a内の中央寄りに位置させる。また乾燥ノズル24からの噴出は制御弁例えば電磁弁25により制御される。
【0030】
温風乾燥手段は、温風を発生する温風吐出手段(図示せず)と、発生した温風を被洗浄面に向けて吹き出すノズル(図示せず)からなる。
【0031】
40はコンセント、41はコンセント40に接続される受電部、42は操作パネル、43はリモコン操作器である。リモコン操作器43は送信信号を操作パネル42等に設けた受信部で受信させることにより、操作パネル42を直接操作したのと同様に遠隔操作可能にしている。
【0032】
この衛生洗浄装置は、便座蓋3を開き便座2に着座し、用便等の後に操作パネル42またはリモコン操作器43を操作して、まず洗浄が行われる。これは給水元弁が開き水道水が加熱手段に供給されて加熱され、送水ポンプにより洗浄ノズル10から洗浄水が噴出し被洗浄面を洗浄する。つぎに人体乾燥装置を操作し、高圧空気を被洗浄面に吹きつけて水滴を吹き飛ばして拡散する。これは加圧手段22の動作により蓄圧手段23に高圧空気を溜め、電磁弁25を開いて蓄圧手段23から乾燥ノズル24に高圧空気を送り被洗浄面に噴出させる。その後または人体乾燥装置と同時に温風乾燥手段を操作し温風を被洗浄面に吹き出して温風乾燥する。
【0033】
図2は人体乾燥装置の詳細を示している。すなわち、46はダクト本体であり、本体ケース4内に配置され、一端が排気口47となり、他端は吸引口48として便器ボウル1a内に延出している。排気口47は本体ケース4外に開口するように構成される。構成ダクト本体46内に加圧手段22および例えばタンクを用いた蓄圧手段23が配置されている。加圧手段22はポンプユニット50とこれを冷却する冷却手段51により構成している。実施の形態において、ポンプユニット50は例えばピストンポンプを用い、これをポンプユニット50に設けたポンプモータ52で駆動している。ポンプユニット50は蓄圧手段23よりもダクト本体46の排気口47側に配置し、ポンプモータ52はモータ軸を排気口47の方向に向けている。ポンプユニット50と蓄圧手段23が配管54により連結され、蓄圧手段23が配管55を介して乾燥ノズル24に接続され、配管55の途中に電磁弁25を設けている。冷却手段51はポンプモータ52とそのモータ軸に連結した冷却ファンにより構成している。したがって、被洗浄面を洗浄時またはその後、自動的にまたは人体乾燥のための操作をすることで、ポンプモータ52が作動してポンプユニット50が稼働し、高圧空気を発生して蓄圧手段23に供給して高圧空気を蓄える。そして乾燥時に電磁弁25を自動または手動で開弁操作することにより、乾燥ノズル24から高圧空気を噴出させる。またポンプモータ52の動作に伴って冷却ファンが回転し、吸引口48から風を吸込みダクト本体46内を流れ蓄圧手段23、ポンプユニット50およびポンプモータ52を冷却しながら排気口47より排気される。これにより、ポンプユニット50の温度上昇を抑え、耐久性の向上と安全性の確保が図れる。またポンプモータ52で冷却ファンの駆動を兼用しているので省スペースかつ低コスト化が可能である。
【0034】
この発明の第2の実施の形態を図3に示す。この人体乾燥装置は第1の実施の形態において、ダクト本体46内に脱臭剤57および吸引ファン装置58を設けて脱臭装置を構成している。脱臭剤57および吸引ファン装置58はダクト本体46内の吸引口48寄りに配置し、吸引ファン装置58の排気側に加圧手段22および蓄圧手段23を配置している。冷却手段51は第1の実施の形態の冷却ファンを省略する代わりに吸引ファン装置58を兼用している。またポンプモータ52のモータ軸を排気方向に対して直角に縦に配置し、脱臭装置を構成することによりダクト本体1が長くなるのを防止している。したがって、吸引ファン装置58を作動すると、吸引口48より排気口47に向けて風が流れ、脱臭剤57を通過することにより脱臭されるとともに、ポンプユニット50等が冷却される。
【0035】
このように、第2の実施の形態では乾燥ノズル24が、脱臭装置を有する衛生洗浄装置で洗浄された人体を乾燥させるものであり、冷却手段51は脱臭装置の吸引ファン装置58を利用しているものである。このため、脱臭効果により快適な環境を得るとともに、冷却手段51として冷却ファンを追加することなくポンプユニット50を冷却することができる。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0036】
この発明の第3の実施の形態を図4に示す。この人体乾燥装置は、第2の実施の形態において、吸引ファン装置58を省略し、代わりに第1の実施の形態のようにポンプモータ52のモータ軸を排気側に向け、これに冷却ファンを取付けて、この冷却手段51によりポンプモータ52を吸引ファン装置58のモータに共用している。したがって脱臭効果および冷却効果は第2の実施の形態と同様であるが、省スペース化および低コスト化がさらに図れる。
【0037】
この発明の第4の実施の形態を図5に示す。この人体乾燥装置は、第1の実施の形態において、ダクト本体46の一端の便器ボウル1a内への延出側を吐出ノズル48aとし、他端を吸引口47aとし、ダクト本体46内の一端側にヒータ60と温風ファン装置61を内蔵し、これにより温風乾燥手段を構成している。加圧手段22および蓄圧手段23は温風ファン装置61よりも吸引側に配置されている。この場合、冷却手段51の冷却ファンは省略して温風ファン装置61で兼用し、ポンプモータ52を図3と同様にポンプユニット50の上側に縦に設けている。これにより温風乾燥手段と人体乾燥装置とがダクト本体46に略一体に組合わさり、かつ冷却手段51に温風乾燥手段の温風ファン装置61を利用した構成となる。
【0038】
洗浄水により被洗浄面を洗浄後、被洗浄面を乾燥する際、ポンプユニット50を稼働し高圧空気を乾燥ノズル24より噴射させ、被洗浄面の水滴を飛散し拡散させる。この間温風ファン装置61を作動することによりポンプユニット50、ポンプモータ52および蓄圧手段23を冷却するとともにノズル48aより吹き出す風は若干温められて被洗浄面に当たる。つぎにまたはこれと同時に温風乾燥するときヒータ60を動作させると温風が被洗浄面に当たり被洗浄面を温風乾燥する。
【0039】
この実施の形態によれば、冷却手段51として冷却ファンを追加することなくポンプユニット50を冷却することができる。またポンプ熱を温風の加熱に利用できるので高温化が図れるとともに、温風乾燥装置のヒータの能力を小さくすることができる。
【0040】
この発明の第5の実施の形態を図6に示す。この人体乾燥装置は、第4の実施の形態において、温風ファン装置61を省略し、代わりにポンプユニット50のポンプモータ52を例えば図2と同様に横向きにし吸引口47aに向くモータ軸の先端に冷却手段51の冷却ファンを設け、この冷却ファンで温風ファン装置61のファンと温風ファンモータを兼用している。その他は、第4の実施の形態と同様である。
【0041】
この発明の第6の実施の形態を図7に示す。この人体乾燥装置は、第1の実施の形態において、冷却手段51は便器洗浄用の水洗タンク9内の水9aを冷却用として循環ポンプ63でポンプユニット50に循環するものである。実施の形態では冷却手段におけるダクト本体46および冷却ファンを省略し、ポンプユニット50のシリンダ部50aおよびポンプモータ52の外周に冷却パイプ64を巻付けるとともに、ポンプユニット50を遮音ケース65内に収納している。遮音ケース65の内面には遮音材66を張るとともにポンプユニット50を防振材67を介してケース65に取付けている。冷却パイプ64の両端を循環パイプ69を介して水洗タンク9内に開放し少なくともその一端を水洗タンク9の水位下に配置し、循環パイプ69の途中に循環ポンプ63を設けている。循環ポンプ63を稼働すると水洗タンク9内の水9aが循環パイプ69の一方から流れ込み冷却パイプ64を通って再び水洗タンク9内に戻る。この間にポンプユニット50によって加熱された冷却パイプ64は中を通る水9aによって冷却されるので、ポンプユニット50が冷却される。循環ポンプ63は小形のものでよく発生する音も気にならない程度である。70は便器ボウル1aを洗浄するための水9aを便器ボウル1aに供給するための弁である。
【0042】
この実施の形態によれば、ポンプユニット50を遮音ケース65に収納しても効率よくポンプユニット50を冷却することができる。
【0043】
この発明の第7の実施の形態を図8に示す。この人体乾燥装置は、第6の実施の形態で用いた遮音ケース65内に収納したホンプユニット50の冷却パイプ64を衛生洗浄装置の加熱器72の上流すなわち、衛生洗浄装置の洗浄ポンプ73と加熱器72との間に介挿接続している。衛生洗浄装置は、用便等の後の洗浄時に洗浄水が洗浄ポンプ73により加熱器72に供給されて加温され、その温水が洗浄ノズル10より被洗浄面に噴射し、被洗浄面を洗浄する。このとき洗浄水は加熱器72に入る前に冷却パイプ64を通ってポンプユニット50により加温され、逆にポンプユニット50は冷却される。一方人体乾燥装置は洗浄後に行われるもので、ポンプモータ52が作動しポンプユニット50が稼働して高圧空気を蓄圧手段23にため、電磁弁25を介して乾燥ノズル24より洗浄後の被洗浄面を乾燥させる。この場合、洗浄ノズル10で被洗浄面を洗浄している間にポンプユニット50を稼働して高圧空気を蓄圧手段23に溜めておき、洗浄後電磁弁25を開いて被洗浄面に高圧空気を噴出させる。これによりポンプユニット50の稼働中は冷却パイプ64内を洗浄水が流れるので洗浄引用例によりポンプユニット50が冷却される。ただし、洗浄後もポンプユニット50を稼働させても冷却パイプ64内の水によりある程度冷却されているので急激にポンプユニット50が熱影響を受けることはなく、また洗浄後も乾燥時間中洗浄水が洗浄ノズル10から噴射せず垂れ流しとなる程度の弱い圧力で洗浄水を冷却パイプ64内に流すようにすることは可能である。このためポンプユニット50は常に冷却パイプ64により冷却させることができる。しかも、加熱器72により加熱される前の低温の水でポンプユニット50を冷却するので冷却効率が高められる。その他、第1の実施の形態と共通する。
【0044】
この発明の第8の実施の形態を図9に示す。すなわち、第7の実施の形態において、洗浄ノズル10を洗浄するノズル洗浄装置77を設け、冷却手段51は洗浄ノズル10を洗浄する水をポンプユニット50に導き冷却している。実施の形態では、加熱器72とポンプユニット50との間の配管79に切り替え弁76を設け、切り替え弁76にノズル洗浄装置77を接続している。ノズル洗浄装置77は、衛生洗浄装置の洗浄ノズル10から洗浄水を噴射して被洗浄面を洗浄した後に動作が行われるもので、洗浄ポンプ73を停止することなく切り替え弁76を切り替えて、冷却パイプ64を通過した水をノズル洗浄装置77のノズルより噴射させ、洗浄ノズル10を洗浄する。一方人体乾燥装置も、洗浄水で被洗浄面を洗浄した後行われるものであるため、ノズル洗浄装置77に流れ込む水でタイミングよくポンプユニット50を冷却することができる。したがって、ポンプユニット50を作動し人体乾燥を行うときと、タイミング的に好都合となり、乾燥工程前にポンプユニット50を稼働する必要がなく、蓄圧手段23のタンクを小さくすることが可能となる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の人体洗浄・乾燥装置によれば稼働時の発熱によるポンプからなる加圧手段の温度上昇を抑え、耐久性の向上と安全性の確保を図れる。
また、便器洗浄タンク内の水を冷却用としてポンプからなる加圧手段に循環させる場合のような循環ポンプや切り替え弁が不要であり、省スペースとコストダウンを図ることができる。
また、低温の水でポンプからなる加圧手段を冷却するので、冷却効率を高めるとともに、加熱器の省エネルギーにもなる。
【0053】
請求項記載の人体乾燥装置によれば、請求項1と同様な効果のほか、ポンプからなる加圧手段の稼働と、洗浄ノズルを洗浄する水の供給のタイミングがほぼ同じであるため、乾燥工程前にポンプからなる加圧手段を稼働する必要がなく、加圧手段により発生した高圧空気を溜める蓄圧手段の例えば蓄圧タンクを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の衛生洗浄装置を備えた便器の斜視図である。
【図2】人体乾燥装置の一部破断斜視図である。
【図3】第2の実施の形態の人体乾燥装置および脱臭装置の一部破断斜視図である。
【図4】第3の実施の形態の人体乾燥装置および脱臭装置の一部破断斜視図である。
【図5】第4の実施の形態の人体乾燥装置および温風乾燥手段の一部破断斜視図である。
【図6】第5の実施の形態の人体乾燥装置および温風乾燥手段の一部破断斜視図である。
【図7】第6の実施の形態の人体乾燥装置の一部破断斜視図である。
【図8】第7の実施の形態の衛生洗浄装置の人体乾燥装置の一部破断斜視図である。
【図9】第8の実施の形態の衛生洗浄装置の人体乾燥装置の一部破断斜視図である。
【図10】従来の衛生洗浄装置を備えた便器を示し、(a)は部分断面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 便器
1a 便器ボウル
9 水洗タンク
22 加圧手段
23 蓄圧手段
24 乾燥ノズル
25 電磁弁
46 ダクト本体
50 ポンプユニット
51 冷却手段
52 ポンプモータ
57 脱臭剤
58 吸引ファン装置
60 ヒータ
61 温風ファン装置
63 循環ポンプ
64 冷却パイプ
65 遮音ケース
72 加熱器
73 洗浄ポンプ
76 切り替え弁
77 ノズル洗浄装置

Claims (2)

  1. 洗浄ポンプからの洗浄水を洗浄水路を介して洗浄ノズルへ導くとともに、前記洗浄水路途中には洗浄水を加温して温水とする加熱器を接続した衛生洗浄装置と、ポンプからなる加圧手段で加圧された空気を乾燥ノズルに導く人体乾燥装置とを具備し、前記ポンプからなる加圧手段には、加熱器よりも上流側の洗浄水路を装着して、この洗浄水路を流動する洗浄水で加圧手段を冷却するようにした人体洗浄・乾燥装置。
  2. 洗浄ポンプからの洗浄水を洗浄ノズルへ導き、人体の被洗浄部位へ噴出するようにした衛生洗浄装置と、前記ノズル洗浄用の水を前記洗浄ノズルに向けて噴出するようにしたノズル洗浄装置と、ポンプからなる加圧手段で加圧された空気を乾燥ノズルに導く人体乾燥装置とを具備し、前記ポンプからなる加圧手段には、前記ノズル洗浄装置へ至る水路を装着して、この水路を流動するノズル洗浄水で加圧手段を冷却するようにした人体洗浄・乾燥装置。
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