JP3550263B2 - エアー分離式給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機の原稿自動搬送装置に関し、特に、エアー分離式給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機の原稿自動搬送装置には、原稿の送り方向の先端から原稿に圧縮空気を吹き付け、同時に原稿の最下位の原稿を給紙ベルトに吸引して原稿から1枚の原稿を複写機に送り込む形式のエアー分離式給紙装置というのが知られている。
【0003】
図4は、従来のエアー分離式給紙装置が使用されている循環式自動原稿送り装置の側面図を示し、図5はその外部から見た縮小斜視図である。又、図6は原稿送りの状態を示す図、図7はエアー分離式給紙装置の要部となるバキュームタンクとサイドフェンス部分の構成を示す図である。
【0004】
以上の図から、従来の循環式自動原稿送り装置の動作説明を片面原稿、片面コピーモードを例にとって説明する。
複数の原稿が積層された原稿1を、コピーする面を下にして原稿セット部11の用紙テーブル12上におき、後端をエンドフェンス13で、両側をサイドフェンス14a,14bによって位置決めして所定の位置にセットする。
【0005】
図示しない複写機のスタートキーを押すことにより、エアーナイフ16の下部に設けられた複数のノズル17から原稿1の先端に圧縮エアーが吹き付けられ、原稿は、図6に示すように、浮き上がった状態になる。このとき、バキュームタンク18の内の図示しない弁をONすることにより吸引力を与えると最下位の原稿のみが給紙ベルト19に穿設された複数個の孔19a(図7)を通して吸着され、その上にある他の原稿1は浮き上がった状態を維持する。空気は図7の矢印方向に流れる。この状態で図示しない電磁クラッチをONさせ給紙ベルト19を反時計方向に回転駆動すると、最下位の原稿のみが引き出される。
【0006】
次にプルアウトローラ20に原稿の先端がくわえられたことをINセンサー21が検知すると給紙ベルト駆動ローラ22の図示しない電磁クラッチがOFFし、同時にバキュームタンク18の図示しない弁をOFFにし吸引力を遮断することで次の原稿には、搬送力が与えられなくなる。
【0007】
中間搬送部を経由してコンタクトガラス23迄搬送された原稿はコンタクトガラス23上でコピーされ、反転入口ローラ24からSADF切換爪25の上を通りその先端で反転切換爪26を持ち上げて反転下ローラ27にくわえられる。次に原稿は、反転上ローラ28を通過し反転先端検知29がその先端を検知すると排紙手前ローラ30の従動コロ31が図示しないソレノイドがONすることにより解除される。この従動コロ31は、原稿がスイッチバックし、反転先端検知29がこの原稿を検知しなくなったと同時にソレノイドをOFFし復帰する。そして、反転後端検知32が原稿の後端が抜けたことを検知すると図示しない反転・排紙モーターは逆転駆動を始め、それに伴い、原稿はスイッチバックする。このとき、上記の従動コロ31が解除されているので原稿はスムーズにスイッチバックする。再び原稿は反転下ローラ27から反転切換爪26の上を通り反転入口ローラ24の上部、排紙手前ローラ30排紙ローラ33を経て用紙テーブル12上にコピーした面を下にした状態で排紙され、一連の複写作業を終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のセンター基準の原稿送り装置では、原稿を吸入するバキュームタンク18の開口18aの幅Lは一定であるのに対し、原稿サイズは、A4縦送りからA3横送りまでの種々のサイズが使用されている。そのため、開口18aより大サイズの原稿を多枚数積載すると、吸引する面積が不足して不送りや、スキューや、重送を発生させることがあった。逆に、開口より小サイズの薄紙原稿で少枚数積載すると、吸引力が広範囲に拡がりすぎ、原稿がシワになったり、原稿にキズが付いたり、あるいは、破れたりするという問題が有った。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するためのもので、バキュームタンク18の開口18aの幅を用紙サイズに応じて変化させることができるエアー分離式給紙装置を提供することを目的としている。また、本発明は、上記の開口の幅を用紙サイズが変わったら自動的に変更できるエアー分離式給紙装置を提供することを目的としている。そして、各用紙サイズに最適な吸引力を用紙に与えることにより、用紙の不送りや、スキュー等を防止して搬送品質が安定したエアー分離式給紙装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、用紙テーブルと、該用紙テーブル上に載置された用紙の両側方向の位置決めを行うサイドフェンスと、該用紙の後端方向の位置決めを行うエンドフェンスと、上記用紙テーブル上にセットされた用紙を分離するために用紙の送り方向先端より圧縮エアーを吹き付けるエアー吹き出しノズルと、上記用紙の少なくとも先端部分を支持して用紙を搬送する給紙ベルトと、最下位の用紙を上記給紙ベルトに吸い付ける開口を備えたバキュームタンクとを有するエアー分離式給紙機構において、
上記サイドフェンスに連接され、上記バキュームタンクの開口の両側に形成されている溝をスライドするシャッターにより上記バキュームタンクの開口幅が変化し、
上記サイドフェンスが原稿の大きさに従ってスライドするとシャッタが開口の幅をその原稿のサイズに合わせて変更できるようになっていることを特徴としている。
また、上記サイドフェンスとシャッターとを連接するピンと、該ピンがはまりこむスリットとを備えている構成とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に図面によって本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の給紙部の分解斜視図を示し、図2は、大サイズ原稿の場合における本発明の給紙部を示し、図3は、小サイズ原稿の場合における本発明の給紙部を示す。
【0012】
これらの図に示すように、バキュームタンク8は、給紙ベルト19の孔19aを通して原稿を吸引するための開口8aと、タンク内の空気を吸引する吸引口8bとが形成されている基本構造は従来と同様である。本発明のバキュームタンクは、開口8aの両側に溝8cが形成され、溝の中央にはスリット8dがあって溝8cとサイドフェンス4a,4bに接する側とを連通している。
【0013】
サイドフェンス4a,4bは、下面にそれぞれ2本づつのピン5,5が取り付けられており、これらのピン5,5の下端はシャッタ3a,3bに形成された穴3cに嵌入して固定されている。すなわち、サイドフェンス4a,4bは、その下端のピン5にシャッタ3a,3bを固定し、シャッタ3a,3bは溝8cに、ピン5はスリット8dにそれぞれ丁度はまりこんで、サイドフェンス4a,4bが原稿の大きさに従ってスライドすると、シャッタ3a,3bが開口8aの幅をその原稿のサイズに合わせて変更できるようになっている。
【0014】
図2は、最大サイズの原稿、たとえば、A3横送りの場合である。本発明では、最大サイズの原稿を基準にしてバキュームタンク8の開口8aの幅を決定している。すなわち、従来の幅Lより両側をそれぞれbだけ大きくし、全体として(L+2b)の幅をもたせている。そして、図2に示す様に、最大サイズのA3横送りの際は、サイドフェンス4a,4bを外側にスライドさせる事により、シャッタ3a,3bも外側に移動して、開口8aの幅(L+2b)全体を開放する。
【0015】
図3に示す様に、小さい原稿、たとえばA4縦送りの際は、サイドフェンス4a,4bが原稿サイズに合わせて内側にスライドする。これによって、シャッター3a,3bがバキュームタンク8の溝8c内をスライドし、バキュームタンク8の開口8aの幅をL−2aと小サイズ原稿用の開口幅とする。。
【0016】
又、図1、図2では、原稿の最大、最小サイズを例に説明したが、その他のサイズに於いても、サイドフェンス4a,4bをスライドさせる事により、シャッター3a,3bにより、各原稿サイズに比例した開口面積を得ることができる。
なお、上記の実施例では、用紙として原稿を例示しているが、原稿以外の種々の用紙の供給に適用可能なことは言うまでもない。
【発明の効果】
【0017】
以上に説明したように、本発明は、バキュームタンクの開口の幅を送り出す用紙のサイズに合わせて変更可能にしたので、各サイズに最適な吸引力を用紙に与えることができ、用紙の不送りや、スキューや、重送、あるいは、用紙がシワになったり、用紙にキズが付いたり、あるいは、破れたりすること等を防止でき、搬送品質が安定したエアー分離の給紙機構を得ることができる。
【0018】
上記サイドフェンスにシャッターを連設し、該シャッターにより上記開口幅が変化する構成とすれば、用紙サイズが変わると、自動的に開口幅も変わるので、操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアー分離式給紙装置の給紙部の分解斜視図である。
【図2】大サイズ原稿の場合における本発明の給紙部の断面図である。
【図3】小サイズ原稿の場合における本発明の給紙部の断面図である。
【図4】従来のエアー分離式給紙装置が使用されている循環式自動原稿送り装置の構成を示す図である。
【図5】図4の装置を外部から見た縮小斜視図である。
【図6】図4の装置における原稿送りの状態を示す図である。
【図7】バキュームタンクとサイドフェンス部分の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 用紙
3a,3b シャッター
4a,4b サイドフェンス
8 バキュームタンク
8a 開口
12 用紙テーブル
13 エンドフェンス
17 ノズル
19 給紙テーブル
Claims (2)
- 用紙テーブルと、該用紙テーブル上に載置された用紙の両側方向の位置決めを行うサイドフェンスと、該用紙の後端方向の位置決めを行うエンドフェンスと、上記用紙テーブル上にセットされた用紙を分離するために用紙の送り方向先端より圧縮エアーを吹き付けるエアー吹き出しノズルと、上記用紙の少なくとも先端部分を支持して用紙を搬送する給紙ベルトと、最下位の用紙を上記給紙ベルトに吸い付ける開口を備えたバキュームタンクとを有するエアー分離式給紙機構において、
上記サイドフェンスに連接され、上記バキュームタンクの開口の両側に形成されている溝をスライドするシャッターにより上記バキュームタンクの開口幅が変化し、
上記サイドフェンスが原稿の大きさに従ってスライドするとシャッタが開口の幅をその原稿のサイズに合わせて変更できるようになっていることを特徴とするエアー分離式給紙機構。 - 上記サイドフェンスとシャッターとを連接するピンと、該ピンがはまりこむスリットとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のエアー分離式給紙機構。
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| JP29982796A JP3550263B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | エアー分離式給紙装置 |
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|---|---|---|---|
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| JP29982796A Expired - Fee Related JP3550263B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | エアー分離式給紙装置 |
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Cited By (1)
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1996
- 1996-10-25 JP JP29982796A patent/JP3550263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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