JP3547549B2 - 船駆動装置の燃料噴射弁保護構造 - Google Patents

船駆動装置の燃料噴射弁保護構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船駆動装置における燃料噴射弁を水や海水の塩分による腐食から保護するための燃料噴射弁保護構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
船駆動装置には、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】
即ち、エンジンと、一端が大気に開口し他端が上記エンジンの内部に連通する吸気系部材と、上記エンジンと吸気系部材の少なくともいずれか一方の内部に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁とが備えられている。
【0004】
ところで、上記燃料噴射弁は、通常、磁力で開閉作動させられるソレノイド開閉式であって、その主要材質が鉄系の磁性体で構成されている。
【0005】
このため、上記燃料噴射弁が水や海水の塩分にさらされると、上記主要部材が早期に腐食させられて寿命が著しく低下するという問題がある。
【0006】
そこで、上記燃料噴射弁をその外部から覆うカバーケースを設けたものが提案されている(米国特許第4702202号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術では、上記燃料噴射弁の保護のために、別途にカバーケースを設けたため、この燃料噴射弁の保護が複雑な構成になるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、水や海水の塩分に対する燃料噴射弁の保護がより確実となるようにすると共に、この保護が簡単な構成で達成されるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するための本発明の船駆動装置の燃料噴射弁保護構造は、次の如くである
【0010】
求項の発明は、エンジン13と、一端が大気に開口し他端が上記エンジン13の内部に連通する吸気系部材26と、上記エンジン13と吸気系部材26の少なくともいずれか一方の内部に燃料36を噴射可能とする燃料噴射弁37と、この燃料噴射弁37に燃料36を供給する燃料供給系部材39と、上記吸気系部材26、燃料噴射弁37、および燃料供給系部材39に電気的に接続される電気系部材71とを備え、上記吸気系部材26が、上記エンジン13の吸気ポート27に連通する吸気管28と、この吸気管28に連通する吸気取入箱32と、上記吸気管28の内部の吸気通路30を開閉可能とするスロットル弁31とを備えた場合において、上記燃料供給系部材39が、上記エンジン13の各気筒を構成するシリンダ本体22の側壁に取り付けられて上記燃料36を通過させるベーパセパレータタンク42を備え、上記電気系部材71が、上記スロットル弁31の開度を検出する開度センサー72を備え、上記燃料噴射弁37が、上記吸気管28、ベーパセパレータタンク42、および開度センサー72で左右から挟まれ、かつ、上記吸気管28と吸気取入箱32とで前後から挟まれるよう、上記燃料噴射弁37を、その外方から上記吸気管28、吸気取入箱32、ベーパセパレータタンク42、および開度センサー72で取り囲んだものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0012】
(第1の実施の形態)
【0013】
図1〜図5は、第1の実施の形態を示している。
【0014】
図2において、符号1は水面2に浮かべられる船で、矢印Frはこの船1の前方を示している。なお、下記する左右とは上記前方に向っての方向をいうものとする。
【0015】
上記船1の船体3の後部に船駆動装置である船外機4が着脱自在に取り付けられている。この船外機4は、上記船体3の後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット6と、このクランプブラケット6に枢支軸7を介し上下回動自在に枢支されるスイベルブラケット8と、このスイベルブラケット8を上下回動させる油圧シリンダ9と、上記スイベルブラケット8に支持される推進ユニット10とを備えている。
【0016】
上記推進ユニット10は上記スイベルブラケット8に支持されるケース12を有し、このケース12の上部に内燃機関であるエンジン13が取り付けられ、このエンジン13をその上方から覆うカウリング14が設けられている。
【0017】
上記エンジン13の下方で上記ケース12内には軸心がほぼ垂直の動力伝達軸15が設けられ、この動力伝達軸15は上記ケース12に軸受により両端支持されてその軸心回りに回転自在とされている。また、上記ケース12の下端部には軸心が前後方向に延びるプロペラ軸16がその軸心回りに回転自在に支承されている。このプロペラ軸16の後端部は上記ケース12の下端部の後端から外方に突出し、上記プロペラ軸16の後端部にプロペラ17が取り付けられている。
【0018】
図1〜5において、上記エンジン13は2サイクル6気筒エンジンで上記ケース12に支持されるクランクケース20を有し、このクランクケース20には軸心がほぼ垂直のクランク軸21が収容されると共に、その軸心回りに回転自在に支承されている。
【0019】
上記クランクケース20には、各気筒を構成するシリンダ本体22が突設されている。このシリンダ本体22には各気筒毎にシリンダ孔23が形成され、これら各シリンダ孔23にそれぞれピストン24が摺動自在に嵌入され、これら各ピストン24はそれぞれ連接棒25により上記クランク軸21に連動連結されている。また、同上クランクケース20にはその内外を連通させる吸気ポート27が各気筒毎に形成されている。
【0020】
一端がカウリング14内の大気に開口し他端が上記吸気ポート27を通して上記エンジン13の内部であるクランクケース20の内部に連通する吸気系部材26が設けられている。この吸気系部材26は、上記各吸気ポート27に連通するよう上記クランクケース20に取り付けられるアルミ金属製の吸気管28と、この吸気管28に連通するようこの吸気管28の上流端部に取り付けられる樹脂製の吸気取入箱32とを備えている。この吸気取入箱32に上記吸気系部材26の上流端開口33が形成され、この吸気取入箱32はサイレンサとしての機能を有している。
【0021】
上記吸気系部材26の内部である吸気管28と吸気取入箱32の内部は互いに連通してこれが吸気通路30とされ、上記吸気取入箱32の外部から、外気Aが上記上流端開口33と吸気通路30と吸気ポート27とを通って上記クランクケース20の内部に流入可能とされている。
【0022】
上記各吸気ポート27にはそれぞれリード弁29が設けられ、これら各リード弁29は外気Aを上記クランクケース20の内部側に向ってのみ流動させる。また、上記各吸気管28にはその内部の吸気通路30を手動操作により開閉可能とさせるスロットル弁31が設けられている。
【0023】
上記各シリンダ本体22内で、このシリンダ本体22とピストン24とで囲まれた空間が燃焼室34であり、この燃焼室34に点火プラグ35の放電部が臨んでいる。
【0024】
上記吸気管28には、各気筒毎に燃料噴射弁37が取り付けられ、これら各燃料噴射弁37は上記各リード弁29よりも上流側の吸気通路30内に燃料36を噴射可能とする。上記燃料噴射弁37は、磁力で開閉作動させられるソレノイド開閉式であって、その主要材質が鉄系の磁性体で構成されている。
【0025】
上記各燃料噴射弁37に燃料36を供給する燃料供給系部材39が設けられている。この燃料供給系部材39は上記各燃料噴射弁37の各上流端を互いに連通させる燃料レール38を有している。上記船体3には燃料36を溜める燃料タンク41が支持されている。上記シリンダ本体22の側壁にはベーパセパレータタンク42が取り付けられ、このベーパセパレータタンク42はその外殻を構成するアルミ鋳造製のタンク本体43を備えている。上記燃料タンク41から上記ベーパセパレータタンク42のタンク本体43内に燃料36を供給可能とする手動の第1燃料ポンプ48と、ダイヤフラム式の低圧の第2燃料ポンプ49とが設けられ、これら第1、第2燃料ポンプ48,49の間にはチューブ50とフィルター51とが介設されている。
【0026】
上記ベーパセパレータタンク42の燃料36を加圧し高圧にして上記燃料レール38に供給する第3燃料ポンプ52が設けられている。この第3燃料ポンプ52は配管53により上記燃料レール38に連結され、上記第3燃料ポンプ52が駆動すれば、上記タンク本体43内の燃料36が加圧されて上記配管53と燃料レール38とを通し各燃料噴射弁37に供給される。また、上記燃料レール38は配管54とレギュレータ59とを介して上記タンク本体43内に連結され、上記レギュレータ59により、上記各燃料噴射弁37に供給される燃料36の圧力が所定の高圧に調圧される。そして、この燃料噴射弁37は上記圧力に基づいて燃料36を噴射する。
【0027】
上記クランク軸21に連動する電気部品であるフライホイールマグネト60が設けられている。このフライホイールマグネト60は、上記クランク軸21の上端部に支持された椀状のフライホイール61と、このフライホイール61の内周面に固定されてこのフライホイール61と共に上記クランク軸21の軸心回りに回転する永久磁石62と、上記永久磁石62の回転軌跡に対向して上記シリンダ本体22に取り付けられるチャージコイル63およびライトコイル64と、上記フライホイール61の外周面の凸部に対向して同上シリンダ本体22に取り付けられるパルサーコイル65と、上記フライホイール61をその上方から覆うホイールカバー66とを備えている。
【0028】
上記エンジン13を電子的に制御する船外機4の電気系部材71である制御装置68が設けられている。この制御装置68には上記点火プラグ35、燃料噴射弁37のソレノイド、チャージコイル63、ライトコイル64、およびパルサーコイル65が電気的に接続されている。上記第3燃料ポンプ52の回転体55は同上電気系部材71であるレジスター73を介し上記制御装置68に電気的に接続されている。このレジスター73は前記吸気管28の上面に取り付けられ、この吸気管28をその上方から覆う同上電気系部材71である樹脂製のレジスターカバー74が設けられている。また、前記スロットル弁31の開度を検出する同上電気系部材71である開度センサー72が設けられ、この開度センサー72も上記制御装置68に接続されている。
【0029】
図4において、75はオイルタンクで、76はオイルポンプであり、上記オイルタンク75のオイルが上記オイルポンプ76によって前記ベーパセパレータタンク42内に供給され、ここで、上記オイルと燃料36とが混合されて、燃料噴射弁37を通し燃焼室34に供給され、エンジン13が潤滑されるようになっている。
【0030】
前記したカウリング14は、エンジン13だけでなく、このエンジン13の周辺機器である上記吸気系部材26、燃料噴射弁37、燃料レール38、ベーパセパレータタンク42、第2燃料ポンプ49、第3燃料ポンプ52、フライホイールマグネト60、制御装置68、レジスター73、オイルタンク75、およびオイルポンプ76をその上方から一体的に覆っている。
【0031】
上記カウリング14は上記エンジン13とその周辺機器の上面側をその外方から覆う天井板79と、この天井板79の周縁から下方に向い一体的に延びて上記エンジン13とその周辺機器の外側面をその外方から全体的に覆う側壁80とで構成されている。上記天井板79の後部には左右一対の外気導入口81,81が形成され、これら各外気導入口81は上記カウリング14の外部をその内部に連通させている。
【0032】
上記エンジン13が駆動して外気Aを吸引するとき、上記カウリング14の外部の空気である外気Aが上記各外気導入口81を通って上記カウリング14の内部に吸入され、この外気Aは同上カウリング14の内部を前記吸気系部材26の上流端開口33に向って流されることとなる。
【0033】
上記上流端開口33は、上記カウリング14内の前部で左右方向の一側部(右側部)に配設されており、このため、上記カウリング14内を外気導入口81から上流端開口33に向って流れる外気Aの主流は、同上カウリング14内の一側部(右側部)に偏って流れ易くなっている。また、上記カウリング14内での外気Aの主流を強制的に同上カウリング14内の一側部(右側部)に流動させるための通路82が形成されている。この通路82は、上記吸気系部材26の吸気管28、フライホイールマグネト60、レジスター73、レジスターカバー74、カウリング14の天井板79、側壁80の一側壁(右側壁)で囲まれた空間で形成されている。
【0034】
図1、4の平面視と、図3の側面視で、上記各燃料噴射弁37は、上記吸気管28と電気部品であるレジスター73、レジスターカバー74とを境にして、左右方向で上記通路82とは反対側に偏位するよう配置され、つまり、上記各燃料噴射弁37は上記外気Aの主流から偏位させられている。
【0035】
このため、上記燃料噴射弁37が、水や海水のミストを多く含む外気Aの主流にさらされることが回避される。
【0036】
図1、4の平面視と、図3の側面視で、上記各燃料噴射弁37は、その外方から上記吸気系部材26、燃料供給系部材39、および電気系部材71とで全体的に取り囲まれている。
【0037】
より具体的には、燃料噴射弁37は、吸気系部材26の吸気管28、燃料供給系部材39のベーパセパレータタンク42、および電気系部材71の開度センサー72とレジスター73とレジスターカバー74で左右から挟まれ、かつ、上方から覆われ、更に、同上吸気系部材26の吸気管28と吸気取入箱32とで前後から挟まれるようにして取り囲まれている。
【0038】
このため、上記カウリング14内を流れる水や海水のミストを含む外気Aが、上記燃料噴射弁37に衝突しようとしても、これは、この燃料噴射弁37を取り囲んだ上記各部材によって防止される。
【0039】
図5において、上記各燃料噴射弁37は吸気系部材26の吸気管28の表面に一体成形された取付座84に取り付けられている。この場合、吸気管28の外部に向って露出する各燃料噴射弁37の露出部分85の表面は耐腐食材86で密着状にコーティングされている。この耐腐食材86はゴム、樹脂等のカバー体である。なお、上記耐腐食材86は、上記露出部分85の表面に施されるメッキ等の表面処理であってもよい。
【0040】
また、上記各燃料噴射弁37を制御装置68に電気的に接続させて、燃料噴射弁37に電力を供給可能とさせるためのコネクタ87が上記燃料噴射弁37に取り付けられている。このコネクタ87は銅等の金属製の端子と、この端子を覆う樹脂製のカバー体とを備え、このコネクタ87のカバー体の内部にはグリースが充填されており、これによって、外気中に含まれる水や海水のミストの浸入による上記端子の腐食が防止されている。
【0041】
なお、以上は図示の例によるが、各燃料噴射弁37はエンジン13に直接取り付けて、このエンジン13の内部に燃料36を噴射するようにしてもよい。また、取付座84はエンジン13のクランクケース20等に成形してもよい。
【0042】
以下の各図は、第2〜5の実施の形態を示している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形態と構成、作用において多くの点で共通しているため、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその説明を省略し、異なる点につき主に説明する。
【0043】
(第2の実施の形態)
【0044】
図6は、第2の実施の形態を示している。
【0045】
これによれば、燃料噴射弁37の取付座84が、同上燃料噴射弁37の表面に沿って延出させられ、この延出部89が上記燃料噴射弁37をその外方から覆っている。上記延出部89は上記燃料噴射弁37とほぼ同じ軸心を有する円筒形とされ、この延出部89の突出端の開口縁と上記燃料噴射弁37の外周面との間にはゴム製のオーリングであるシール材90が介設されている。
【0046】
上記延出部89とシール材90とにより、上記燃料噴射弁37の腐食がより確実に防止されている。
【0047】
(第3の実施の形態)
【0048】
図7、8は、第3の実施の形態を示している。
【0049】
これによれば、吸気管28の外面から前方に向って延長壁93が一体成形され、これら吸気管28と延長壁93の前縁にゴム製のシール材94を介して吸気取入箱32が取り付けられている。上記吸気管28の外面、吸気取入箱32、延長壁93、およびシール材94で囲まれたほぼ密閉の空間95に燃料噴射弁37が配設され、つまり、この燃料噴射弁37は吸気系部材26である吸気管28、吸気取入箱32、延長壁93、およびシール材94で取り囲まれている。
【0050】
上記延長壁93は吸気管28に一体成形されたため、部品点数の増えることが防止されている。また、上記延長壁93は吸気管28を補強する。
【0051】
(第4の実施の形態)
【0052】
図9は、第4の実施の形態を示している。
【0053】
これによれば、吸気取入箱32とレジスターカバー74が一体成形されて、部品点数が少なくされている。また、吸気管28に第3の実施の形態における延長壁93が一体成形されて、この延長壁93にベーパセパレータタンク42が支持されている。
【0054】
(第5の実施の形態)
【0055】
図10は、第5の実施の形態を示している。
【0056】
これによれば、燃料噴射弁37は、吸気管28と吸気取入箱32とで前後から挟むように取り囲まれている。また、上記吸気管28の側方にはアルミ金属板製のカバー体97が設けられ、このカバー体97は上記吸気管28に着脱自在に取り付けられている。
【0057】
上記吸気管28、吸気取入箱32、およびカバー体97とで取り囲まれたほぼ密閉状の空間98が形成され、この空間98の内部に燃料噴射弁37が配設されている。
【0058】
上記カバー体97には、ベーパセパレータタンク42とレジスター73とが支持されている。つまり、燃料噴射弁37を保護するカバー体97が利用されて、ベーパセパレータタンク42とレジスター73とが支持されている。
【0059】
【発明の効果】
【0060】
本発明による効果は、次の如くである
【0061】
求項の発明は、エンジンと、一端が大気に開口し他端が上記エンジンの内部に連通する吸気系部材と、上記エンジンと吸気系部材の少なくともいずれか一方の内部に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁と、この燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給系部材と、上記吸気系部材、燃料噴射弁、および燃料供給系部材に電気的に接続される電気系部材とを備え、上記吸気系部材が、上記エンジンの吸気ポートに連通する吸気管と、この吸気管に連 通する吸気取入箱と、上記吸気管の内部の吸気通路を開閉可能とするスロットル弁とを備えた船駆動装置において、上記燃料供給系部材が、上記エンジンの各気筒を構成するシリンダ本体の側壁に取り付けられて上記燃料を通過させるベーパセパレータタンクを備え、上記電気系部材が、上記スロットル弁の開度を検出する開度センサーを備え、上記燃料噴射弁が、上記吸気管、ベーパセパレータタンク、および開度センサーで左右から挟まれ、かつ、上記吸気管と吸気取入箱とで前後から挟まれるよう、上記燃料噴射弁を、その外方から上記吸気管、吸気取入箱、ベーパセパレータタンク、および開度センサーで取り囲んである。
【0062】
このため、水や海水のミストを含む外気が上記燃料噴射弁に衝突しようとしても、これは、この燃料噴射弁を取り囲んだ上記部材によって防止される。
【0063】
よって、燃料噴射弁が水や海水の塩分により腐食させられるということが未然に防止されて、上記水や塩分に対する上記燃料噴射弁の保護がより確実になされることとなる。
【0064】
そして、この燃料噴射弁の保護は、吸気系部材が備える上記吸気管と吸気取入箱、燃料供給系部材が備えるベーパセパレータタンク、および電気系部材が備える開度センサーの利用により達成されたため、上記保護のために別途の部材を設けないで済むことから、部品点数の増加が抑制され、よって、上記燃料噴射弁の保護は簡単な構成で達成される
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、駆動装置の平面図である。
【図2】第1の実施の形態で、駆動装置の全体側面図である。
【図3】第1の実施の形態で、駆動装置の側面線図である。
【図4】第1の実施の形態で、駆動装置の平面断面図である。
【図5】第1の実施の形態で、図4の部分拡大図である。
【図6】第2の実施の形態で、図5に相当する図である。
【図7】第3の実施の形態で、図4の一部に相当する図である。
【図8】第3の実施の形態で、図7の8‐8線矢視図である。
【図9】第4の実施の形態で、駆動装置の斜視部分展開図である。
【図10】第5の実施の形態で、駆動装置の斜視部分展開図である。
【符号の説明】
1 船
4 船外機
13 エンジン
14 カウリング
15 動力伝達軸
21 クランク軸
26 吸気系部材
27 吸気ポート
28 吸気管
30 吸気通路
31 スロットル弁
32 吸気取入箱
33 上流端開口
36 燃料
37 燃料噴射弁
39 燃料供給系部材
42 ベーパセパレータタンク
52 第3燃料ポンプ
60 フライホイールマグネト
68 制御装置
71 電気系部材
72 開度センサー
79 天井板
80 側壁
81 外気導入口
82 通路
84 取付座
85 露出部分
86 耐腐食材
87 コネクタ
89 延出部
A 外気

Claims (1)

  1. ンジンと、一端が大気に開口し他端が上記エンジンの内部に連通する吸気系部材と、上記エンジンと吸気系部材の少なくともいずれか一方の内部に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁と、この燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給系部材と、上記吸気系部材、燃料噴射弁、および燃料供給系部材に電気的に接続される電気系部材とを備え、上記吸気系部材が、上記エンジンの吸気ポートに連通する吸気管と、この吸気管に連通する吸気取入箱と、上記吸気管の内部の吸気通路を開閉可能とするスロットル弁とを備えた船駆動装置において、
    上記燃料供給系部材が、上記エンジンの各気筒を構成するシリンダ本体の側壁に取り付けられて上記燃料を通過させるベーパセパレータタンクを備え、上記電気系部材が、上記スロットル弁の開度を検出する開度センサーを備え、上記燃料噴射弁が、上記吸気管、ベーパセパレータタンク、および開度センサーで左右から挟まれ、かつ、上記吸気管と吸気取入箱とで前後から挟まれるよう、上記燃料噴射弁を、その外方から上記吸気管、吸気取入箱、ベーパセパレータタンク、および開度センサーで取り囲んだ船駆動装置の燃料噴射弁保護構造
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