JP2504942Y2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給装置

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JP2504942Y2
JP2504942Y2 JP4408190U JP4408190U JP2504942Y2 JP 2504942 Y2 JP2504942 Y2 JP 2504942Y2 JP 4408190 U JP4408190 U JP 4408190U JP 4408190 U JP4408190 U JP 4408190U JP 2504942 Y2 JP2504942 Y2 JP 2504942Y2
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フロント横置きでクロスフロータイプの内
燃機関の燃料供給装置の構造に関する。
〔従来の技術〕
車両の車内効率と排気エミッション、性能との両立等
から、近年、第5図に示すようなフロント横置きでクロ
スフロータイプの内燃機関Eがヨーロッパ車を中心に増
加している。ここで、横置きとは、内燃機関の多気筒の
並び方向が車両長手方向と直交するエンジン配置をい
い、クロスフローとは吸気系が内燃機関の一側に接続さ
れ排気系が内燃機関の他側に接続されていて吸、排気の
流れが平面視で内燃機関を横切るものをいう。
上記レイアウトでは、車両前面衝突時に燃料供給系に
損傷を受けることを防止するために、インテークマニホ
ルドによる燃料系の保護等、諸対策がとられている。
また、燃料系保護のためには、実開昭63-45071号公報
のような、燃料供給通路およびリターン燃料通路を一体
的に備えた燃料デリバリ部材内部にインジェクタを収容
しさらにデリバリ部材をシリンダヘッドカバーの一部で
覆う構造をとることも考えられるであろう。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記燃料系の保護対策を施しても、未
だ十分ではない。たとえば、インテークマニホルドで保
護しても、第5図に示す如く、インテークマニホルドI
の前に、クランプ、プレッシャレギュレータP、デリバ
リパイプD等の後付け部品及びそれからフューエルタン
クTに接続するゴムホースHの一部が存在し、これらが
車両前面衝突時に損傷を受ける可能性が残されているか
らである。また、実開昭63-45071号公報のようなシリン
ダヘッドカバーで覆われたデリバリ部材方式を横置き、
クロスフロー内燃機関に適用しても、デリバリ部材に連
通する燃料ホース等の一部は、内燃機関の前方もしくは
側方に位置することとなり、車両衝突時にこれらが損傷
を受けるおそれがあるからである。
本考案は、フロント横置き、クロスフロータイプ内燃
機関の燃料系の、車両前面衝突時における損傷のおそれ
を無くすことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、本考案によれば、次の内燃機関の燃料供
給装置によって達成される。すなわち、 フロント横置きでクロスフロータイプの内燃機関に備
えられた燃料配管において、インジェクタをシリンダヘ
ッドに取付け、燃料供給通路およびリターン燃料通路を
シリンダヘッドの中に形成し、燃料供給通路の入口とリ
ターン燃料通路の出口をシリンダヘッド後部に設けたこ
とを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
〔作用〕
本考案装置では、インジェクタがシリンダヘッドに取
付けられ、燃料供給通路もリターン燃料通路もシリンダ
ヘッド内に形成されており、内燃機関の前方および側方
には燃料系が配設されていない。したがって、車両前面
衝突時に燃料系が前方からの損傷を受けることはない。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る内燃機関の燃料供給装置の望ま
しい実施例を、第1図〜第4図を参照して説明する。
第1図、第2図は本考案の第1実施例を示している。
第1図、第2図において、内燃機関は車両フロント部に
横置きで配置されており、機関の前方から吸気が入り機
関後方から排気が出るクロスフロータイプの内燃機関か
ら成っている。すなわち、1は、内燃機関のシリンダヘ
ッドで、内燃機関の前方にはラジエータ6が位置し、内
燃機関の左右両側には車輪7が位置している。そして、
複数のシリンダボア2は車両左右方向に並び、各ボア2
にインテークポート3を介して機関前方から吸気が入
り、エキゾーストポート22を介して機関後方に排気が出
ていくようになっている。
インテークポート3はシリンダヘッド1内でボア2か
ら斜め前方上方に向って延びている。インテークポート
3の途中にはインジェクタ4(燃料噴射弁)が設けら
れ、燃料を吸気弁傘部方向に噴射する。インジェクタ4
は、シリンダヘッド1に形成したインジェクタ装着穴に
挿入され、シリンダヘッド1自体に取付けられている。
シリンダヘッド1のインジェクタ取付部には、インジェ
クタ4取付後、インジェクタ4を前方から保護するプロ
テクタブロック16が取付けられる。シリンダヘッド1と
プロテクタブロック16には、上方からシリンダヘッドカ
バー17が取付けられ、このシリンダヘッドカバー17にイ
ンテークマニホルド15が一体に形成されている。インテ
ークマニホルド15の吸気通路はインテークポート3につ
らなり、接続部から上流側になめらかに曲って機関後方
に延び、集合部18で各気筒への通路が集合している。シ
リンダヘッドカバー17の前部でインジェクタ4の上方の
空間19は、インジェクタ4への通電のためのワイヤハー
ネスを納める空間である。
シリンダボア2から後方に向って延びる、シリンダヘ
ッド1に形成されたエキゾーストポート22は、シリンダ
ヘッド1の後端面でエキゾーストマニホルド9に接続さ
れている。
シリンダヘッド1の内部には燃料供給通路13およびリ
ターン燃料通路14が形成されており、これらの通路13、
14は、複数のシリンダボア2の並び方向(車両左右方
向)と同方向に延びる、シリンダヘッド1に形成した長
穴から成る。これらの通路13、14は、シリンダヘッド1
内で、シリンダヘッド1の左右方向の一端で、直角に折
れ曲って、そこから後方に向って前後方向通路20、21と
なってシリンダヘッド後端まで延びる。通路20、21は、
シリンダヘッド1の後部端面で、ユニオン10、プレッシ
ャレギュレータ8を介して、配管、ホースに連結され、
最終的に燃料タンクに接続されている。
シリンダヘッド1には、インジェクタ取付部を前方か
ら保護するようにインジェクタ4の前方に延びるバンパ
5が取付けられていてもよい。ただし、このバンパ5は
なくてもよい。
第3図は本考案の第2実施例を示している。第2実施
例ではバンパを設けず、インジェクタ4およびシリンダ
ヘッド1内に形成した燃料供給通路13、リターン燃料通
路14の前方にインテークマニホルド15′を配設して、燃
料系を前方から保護するようにしてある。23はインジェ
クタ押えである。その他の構成は第1実施例に準じる。
第4図は本考案の第3実施例を示している。第3実施
例では、シリンダヘッド後端面に位置するプレッシャレ
ギュレータ8およびユニオン10が、カバー部材11で覆わ
れており、燃料系の損傷を極力防いだ構造である。な
お、燃料通路13、14の端部はプラグ12にて栓がされてい
る。その他の構成は第1実施例に準じる。
つぎに、作用を説明する。
まず、インジェクタ4がシリンダヘッド1に形成した
インジェクタ装着穴に挿入されてシリンダヘッド1内に
保護され、燃料供給通路13、リターン燃料通路14がシリ
ンダヘッド内に形成されてシリンダヘッド1内に保護さ
れるので、車両の前面衝突時に、燃料系が損傷を受ける
ことがなくなる。また、プレッシャレギュレータ8、ユ
ニオン10もシリンダヘッド1の後端面に位置しているの
で、車両前面衝突時に前方からの損傷を受けることはな
い。
また、内燃機関はクロスフロータイプであるから、シ
リンダボア2よりも吸気系側のシリンダヘッド部分は、
排気系側の温度影響を受けにくく昇温しにくくなり、か
つウォータジャケットを流れる冷却水で冷却されている
ので十分に低温を維持する。そして、このシリンダヘッ
ドの吸気系側部分にインジェクタ4、燃料供給通路13、
リターン燃料通路14が設けられているので、吸気は燃料
によっても冷却され、吸気充填効率の向上を通して性能
向上がはかられる他、ノッキングも低減される。
また、従来、シリンダヘッドにインジェクタを取付け
るとデッドソーク時の再始動に問題があったが、すなわ
ち、車両高速走行後に急に機関を止めて放置するとエン
ジンルームの中が120〜130℃となり、燃料のベーパロッ
ク現象により再始動に問題があったが、本考案では、リ
ターンする燃料によって、インジェクタ4およびデリバ
リ部が冷却され、燃料噴射時のベーパ発生が低減され再
始動性を向上する。
〔考案の効果〕
本考案では、インジェクタのシリンダヘッド内取付
け、燃料供給通路、リターン燃料通路のシリンダヘッド
内形成、該通路の出口、入口のシリンダヘッド後端面配
置によって、燃料系がシリンダヘッドの前方、側方に位
置することがなくなり、車両前面衝突時に燃料系が損傷
するおそれがなくなるか、あるいは著しく軽減される。
また、上記配置により、吸気冷却、性能向上、ノック
低減等の効果も得られ、デッドソーク時の再始動性も向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る内燃機関の燃料供給
装置の断面図、 第2は第1実施例装置の平面図、 第3図は本考案の第2実施例に係る内燃機関の燃料供給
装置の部分断面図、 第4図は本考案の第3実施例に係る内燃機関の燃料供給
装置の平面図、 第5図は従来のフロント横置き、クロスフロータイプ内
燃機関の断面図、 である。 1……シリンダヘッド 4……インジェクタ 8……プレッシャレギュレータ 10……ユニオン 13……燃料供給通路 14……リターン燃料通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロント横置きでクロスフロータイプの内
    燃機関を備えられた燃料配管において、インジェクタを
    シリンダヘッドに取付け、燃料供給通路およびリターン
    燃料通路をシリンダヘッドの中に形成し、燃料供給通路
    の入口とリターン燃料通路の出口をシリンダヘッド後部
    に設けたことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
JP4408190U 1990-04-26 1990-04-26 内燃機関の燃料供給装置 Expired - Lifetime JP2504942Y2 (ja)

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