JP2597889Y2 - 燃料噴射式エンジン - Google Patents

燃料噴射式エンジン

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JP2597889Y2
JP2597889Y2 JP1992030702U JP3070292U JP2597889Y2 JP 2597889 Y2 JP2597889 Y2 JP 2597889Y2 JP 1992030702 U JP1992030702 U JP 1992030702U JP 3070292 U JP3070292 U JP 3070292U JP 2597889 Y2 JP2597889 Y2 JP 2597889Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、燃料噴射式エンジンに
関するもので、詳しくは、スノーモービルに適した燃料
噴射式エンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射式エンジンでは、空気の量,エ
ンジンの負荷,水温,吸気温度等を検出し、これらの検
出量に基づきエンジン・コントロールコンピュータで、
インジェクションの燃料噴射タイミング,噴射量等を設
定している。
【0003】図5および図6は、このようなエンジンを
搭載したスノーモービルを示している。このスノーモー
ビルでは、エンジン本体aの前部にウォータポンプbが
配設され、エンジン本体aの後部にサーモスタットマニ
ホールドcが配設されている。また、このエンジン本体
aの後方には、エアクリーナdが配設され、該エアクリ
ーナdとエンジン本体aとの間には、スロットルボディ
eが配設されている。さらに、エアクリーナdの後方の
トンネルフレームfには、ヒートエクスチェンジャgが
設置されている。
【0004】そして、このスノーモービルでは、ウォー
タポンプbによって冷却水がエンジン本体aのクランク
ケース,シリンダヘッドのジャケットを経てサーモスタ
ットマニホールドcに達する。この冷却水は、ホース
h,フィラーネックi,ホースjを経てヒートエクスチ
ェンジャgに送られ、ここで冷却された後に、ホースk
を経てウォータポンプbに戻される。
【0005】一方、このスノーモービルでは、サーモス
タットマニホールドcの冷却水の一部が図示しないホー
スを経てスロットルボディeに送られ、該スロットルボ
ディeで吸入空気を温ためた後に、ホースlを経てウォ
ータポンプbに戻される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の燃料
噴射式エンジンでは、燃料噴射制御用水温センサをエン
ジン本体aに設置していた。したがって、水温センサに
はエンジン本体aの熱が直接伝達されるため、耐久性の
低下を招来する。
【0007】そこで、燃料噴射制御用水温センサの耐久
性を向上させることができるスノーモービル用燃料噴射
式エンジンが種々考えられていたが、エンジン本体の周
囲に、少なくとも、サーモスタットマニホールド,ウォ
ーターポンプおよびスロットルボディを付設したスノー
モービル用燃料噴射式エンジンの場合には、その冷却水
の配管が難しくなり、そのエンジン自体も配管の分だけ
さらに大型になり、狭い空間にエンジンを搭載させる必
要があるスノーモービルには、そのまま採用できるもの
ではなかった。本考案は、狭い空間にエンジンを搭載さ
せる必要があるスノーモービルに好適な燃料噴射式エン
ジンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、エンジン本体に、少なくとも、サーモ
スタットマニホールド,ウォーターポンプおよびスロッ
トルボディを付設し、上記サーモスタットマニホールド
を上記エンジン本体の後面上部に設置し、上記ウォータ
ーポンプを上記エンジン本体の前面下部中央に設置し、
上記スロットルボディを上記エンジン本体の後面中間部
に設置し、上記サーモスタットマニホールドの一端に、
上記スロットルボディの一端に接続されるホースを接続
し、上記サーモスタットマニホールドの他端に燃料噴射
制御用水温センサを設置して、該温水センサの検出部を
上記サーモスタットマニホールドのバイパス水路内に臨
ませた構成としている。
【0009】
【作用】サーモスタットマニホールドの一端に、スロッ
トルボディの一端に接続されるホースを接続し、該サー
モスタットマニホールドの他端に燃料噴射制御用水温セ
ンサを設置し、これによって、センサとホースを該サー
モスタットマニホールドの両側に振り分け配置し、該サ
ーモスタットマニホールドの両側の空間をホースの配管
用に利用している。
【0010】
【実施例】図1乃至図4は、本考案に係る燃料噴射式エ
ンジンを示している。
【0011】このエンジンは、2気筒エンジンであっ
て、車両に対して横置に設置される。このエンジンで
は、エンジン本体1の前面下部中央にウォータポンプ2
が設置されており、また後面上部にはサーモスタットマ
ニホールド3が設置され、後面中間部にはスロットルボ
ディ4,4がそれぞれ設置されている。
【0012】そして、このエンジンでは、サーモスタッ
トマニホールド3内に形成した水路がホース5を介して
一方のスロットルボディ4に形成した水路の一端に接続
されている。また、一方のスロットルボディ4の水路の
他端は、ホース6を介して、他方のスロットルボディ4
の水路の一端に接続されている。さらに、他方のスロッ
トルボディ4の水路の他端は、ホース7,ジョイント
8,ホース9を介してウォータポンプ2に接続されてい
る。
【0013】そして、このエンジンでは、ポンプ2によ
って圧送される冷却水がエンジン本体1内を経てサーモ
スタットマニホールド3に至る。エンジン本体1内で熱
交換がされた冷却水(温水)は、サーモスタットマニホ
ールド3からホース5を経て一方のスロットルボディ4
に至り、さらにホース6を経て他方のスロットルボディ
4に至る。このようにしてスロットルボディ4,4に圧
送された冷却水(温水)は、そこで吸入空気を温める。
そして、他方のスロットルボディ4の冷却水はホース
7,ジョイント8,ホース9を経てウォータポンプ2に
戻される。
【0014】このエンジンでは、燃料噴射制御用水温セ
ンサ10が、サーモスタットマニホールド3に設置され
ている。即ち、このエンジンでは、サーモスタットマニ
ホールド3の一端にボス3aを立設し、図4に示したよ
うに、該ボス3aに孔3bを形成するとともに、該孔3
bの開口部周面に雌ネジ3cを形成している。そして、
燃料噴射制御用水温センサ10の先端を孔3bに挿入
し、該センサ10の雄ネジ10aをサーモスタットマニ
ホールド3の雌ネジ3cに螺合させ、さらにロックナッ
ト11によって、水温センサ10をサーモスタットマニ
ホールド3のボス3aに固着させている。このようにし
て装着された水温センサ10の検出部10bは、サーモ
スタットマニホールド3の水路3d内に臨んでいる。
【0015】そして、この水温センサ10によって検出
された水温の検出信号は、エンジン・コントロールコン
ピュータに入力され、インジェクションの制御に供され
る。
【0016】なお、水温センサは、図4に実線で示した
位置ばかりでなく2点鎖線で示したように、他の個所に
設置することもできる。
【0017】
【考案の効果】上記したように、本考案に係る燃料噴射
式エンジンでは、エンジン本体に、少なくとも、サーモ
スタットマニホールド,ウォーターポンプおよびスロッ
トルボディを付設し、上記サーモスタットマニホールド
を上記エンジン本体の後面上部に設置し、上記ウォータ
ーポンプを上記エンジン本体の前面下部中央に設置し、
上記スロットルボディを上記エンジン本体の後面中間部
に設置し、上記サーモスタットマニホールドの一端に、
上記スロットルボディの一端に接続されるホースを接続
し、上記サーモスタットマニホールドの他端に燃料噴射
制御用水温センサを設置して、該温水センサの検出部を
上記サーモスタットマニホールドのバイパス水路内に臨
ませた構成としているので、次のような効果を得ること
ができる。
【0018】すなわち、本発明では、サーモスタットマ
ニホールドの一端に、スロットルボディの一端に接続さ
れるホースを接続し、該サーモスタットマニホールドの
他端に燃料噴射制御用水温センサを設置し、これによっ
て、温水センサとホースを該サーモスタットマニホール
ドの両側に振り分け配置したので、該サーモスタットマ
ニホールドの両側の空間を利用してホースの配管を行う
ことができる。このため、本考案では、そのエンジン本
体の周囲がサーモスタットマニホールドやウォーターポ
ンプやスロットルボディで混み入っていても、ホースの
配管が容易であり、エンジンも全体的にコンパクトにな
る。したがって、本考案のエンジンは、狭い空間にエン
ジンを搭載させる必要があるスノーモービルに好適であ
る。 しかも、本考案では、水温センサによってエンジ
ン本体から出た直後に冷却水の水温を検出するようにし
ているので、高精度で水温測定を行うことができるとと
もに、効果的にインジェクションの制御を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る燃料噴射式エンジンの背面図であ
る。
【図2】本考案に係る燃料噴射式エンジンの平面図であ
る。
【図3】本考案に係る燃料噴射式エンジンの側面図であ
る。
【図4】本考案に係る燃料噴射式エンジンのサーモスタ
ットマニホールドを示した正面図である。
【図5】燃料噴射式エンジンを搭載したスノーモービル
の一部切欠側面図である。
【図6】スノーモービルの冷却水循環系を示した斜視図
である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 ウォータポンプ 3 サーモスタットマニホールド 3a ボス 3b 孔 3c 雌ネジ 3d 水路 5,6,7,9 ホース 10 燃料噴射制御用水温センサ 10a 雄ネジ 10b 検出部 11 ロックナット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 35/00 360 G01K 1/14 F01P 11/04 F02B 77/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体に、少なくとも、サーモス
    タットマニホールド,ウォーターポンプおよびスロット
    ルボディを付設し、 上記サーモスタットマニホールドを上記エンジン本体の
    後面上部に設置し、上記ウォーターポンプを上記エンジ
    ン本体の前面下部中央に設置し、上記スロットルボディ
    を上記エンジン本体の後面中間部に設置し、 上記サーモスタットマニホールドの一端に、上記スロッ
    トルボディの一端に接続されるホースを接続し、上記サ
    ーモスタットマニホールドの他端に燃料噴射制御用水温
    センサを設置して、該温水センサの検出部を上記サーモ
    スタットマニホールドのバイパス水路内に臨ませたこと
    を特徴とするスノーモービル用燃料噴射式エンジン。
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JPS53126123U (ja) * 1977-03-11 1978-10-06
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