JP3544684B2 - ジャカード織機のためのリフター機構 - Google Patents

ジャカード織機のためのリフター機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3544684B2
JP3544684B2 JP11743893A JP11743893A JP3544684B2 JP 3544684 B2 JP3544684 B2 JP 3544684B2 JP 11743893 A JP11743893 A JP 11743893A JP 11743893 A JP11743893 A JP 11743893A JP 3544684 B2 JP3544684 B2 JP 3544684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifter
roller
cord
hook
hooks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11743893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06294037A (ja
Inventor
ニコ ヘイセン
ローデ プイペ
カルロス デルッデル
アンドレ デヴィスペレアーレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Vandewiele NV
Original Assignee
Michel Van de Wiele NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Michel Van de Wiele NV filed Critical Michel Van de Wiele NV
Publication of JPH06294037A publication Critical patent/JPH06294037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3544684B2 publication Critical patent/JP3544684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/24Features common to jacquards of different types
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/12Multiple-shed jacquards, i.e. jacquards which move warp threads to several different heights, e.g. for weaving pile fabrics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
ここで説明する本発明は、ジャカード織機のリフター機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
面合わせ(face−to−face)織りの織機に関しては、種々のパイル縦糸が各回のピックの前に正しい位置に置かれることにより、所望のパターンで、所望の織り方の織物が織られることが、ジャカード織機によって確実にされる、と知られている。
【0003】
そのようなジャカード織機は、少なくとも二つのフックの列と、フックの各列を相互に逆位相で連続して上がり下がりさせる二つのナイフを含んでいて、それらナイフは、その列のフックを連行し得るが、それらナイフの上下動の1サイクルまたはより多くのサイクルの間に亘って、所望により、選択機構または他の手段によって、各々のフックをその上方位置または下方位置(それはジャカード織機の設計に依存する)に保持することができる。
【0004】
そのようなフックの列の二列が、組み合って働くフックの列(相補的なフック列)と呼ばれていて、二つのフックの各々はそれら組み合って働くフックの列の各一方に属していて、相互にじかに向き合うように位置し、相補的なフックの1セットとして知られている。組み合って働くフックの1セットまたは2セットでのフックが、それらフックと、リフターローラと、それらリフターローラの回りに置かれたリフターコードと、リフターコードに結合された縦糸、という相互結合によって課せられる相互作用があることによって、1本またはより多くの縦糸を(ハーネスコードを介して)、相互作用するフックが種々の位置をとる結果として、種々の高さへと動かし得る。言葉を変えて言うならば、同じリフター機構と相互作用するフックの中のいずれを選択するか選択しないかによって、そのリフター機構のリフターコードに結合された縦糸が、面合わせ織物ができるように、各回のピックの前に、所望の位置へと動かすことができる。この原理は知られており、それを以降において例を示して説明する。その説明では添付の図1を参照することとする。
【0005】
幾つかの場所を面合わせ織物に織るためには、引き続いての2回のピックの間に、パイル縦糸が、上側織物と下側織物において、横糸に対しての三つの位置、すなわち、それら横糸の上、それら横糸の下、および、それら横糸の間、の三つの位置に置かれ得ることが必要である。それら位置は、それぞれ、上位、下位および中位の名称で知られている。これら三つの位置の選択を可能にするために、三つのリフターエレメント1,2,3(図1参照)が用いられる。各々のリフターエレメントは、一方が他方の上にある二つの回転するローラ1’,1’’;に’,2’’;3’,3’’を含んで成っている。
【0006】
組み合って働くフックの2セット9,10;9’,10’の各々での二つのフックは、下方に吊り下がっているリフターコード、一方は7他方は8、で相互に結合されていて、その下方に吊り下がった部分は、一方のものはリフターエレメント1の上側ローラ1’の下側、他方のものはリフターエレメント2の上側ローラ2’の下側に掛かっている。リフターコード6が、その一方の端でローラ1’’,2’’よりも下方の固定点に結合され、リフターエレメント1のローラ1’’の上側に掛かってから下方に吊り下がり、リフターエレメント3の上側ローラ3’の下側に掛かり、そこからは最後としてリフターエレメント2のローラ2’’の上側に掛かってからそこより下方にある固定点に、他方の端で結合されている。
【0007】
リフターコード4が、最下方のリフターエレメント3の下側ローラ3’’の上側に掛かっていて、下方にある一方の端ではハーネスコードを介して1本またはより多くのパイル縦糸に結合されており、他方の端では固定または可動の(つまり操作される)点、つまりグレート5に結合されている。
【0008】
もし、四つのフックのどれも選択されなかったならば、一方ではフック9がフック10と逆位相で上がり下がりし、他方ではフック9’がフック10’と逆位相で上がり下がりする。したがって、リフターエレメント1,2は、同じ高さを保持する。リフト動作が起こらないから、パイル縦糸は下位の位置に止まったままである。
【0009】
もし、フックのうちの一つのもの、例えばフック9がそれの上方位置に選択されたならば、フック10がナイフによって持ち上げられた(高さhだけ)後には、リフターエレメント1は高さh/2だけ持ち上げられる。フック9’もフック10’も選択されなかったから、リフターエレメント2は持ち上がることがない。リフターエレメント1が高さh/2だけ持ち上がった結果、リフターエレメント3が同じだけ(高さh/2)持ち上がり、その結果として、パイル縦糸は高さhだけ持ち上がる。それら縦糸は中位の位置に来る。フック10がそれの下方位置にあるときには、それら縦糸は下位の位置にある。
【0010】
ところでもし、組み合って働くフックの各セットで一方のフック(例えば9と9’)がそれの上方位置に選択されたならば、フック10と10’が持ち上がったときに両方のリフターエレメント1,2が高さh/2だけ持ち上がる。その結果としてリフターエレメント3が高さhだけ持ち上がり、その結果としてパイル縦糸は高さ2hだけ持ち上がる。それら縦糸は上位の位置に来る。フック10,10’がそれらの下方位置にあるときには、それらパイル縦糸は下位の位置にある。
【0011】
フックが種々に選択できることと、グレート5を別のレベルに例えばいずれかのフックと一緒に動かすことができるので、パイル縦糸は、引き続く2回のピックの間に三つの位置に動かすことができる
【0012】
この公知のリフター機構での大きい欠点は、組み合って働くフックの2セット9,10;9’,10’が必要であることの結果として、機械が大きく高価になることにある。
【0013】
この欠点は、1990年5月31日に登録されたベルギー特許第09000559号によって開示されたリフター機構によれば除かれる。
【0014】
この特許はジャカード織機のためのリフター機構に関していて、そのリフター機構は、組み合って働くフックの1セツトだけと結合されればよいものであり、なお、これによれば、それらフックを選択するか選択しないかによって、各2ショットパターンの繰り返しの都度、縦糸を三つの位置に移動することが可能である。
【0015】
上記の特許は可能な二つの実施態様を記述しており、それらが添付の図2(a),(b)に示されている。図2(a)に示す第1の実施態様においては、下方に吊り下がったリフターコード13の各端が、組み合って働く二つのフック11,12の各々に結合されている。このリフターコード13は、リフターエレメント14の上側ローラ14’に掛かっている。フック11,12のうちの一方のものに、第2のリフターコード15の一方の端が結合されていて、その第2のリフターコードは、リフターエレメント14よりも下方まで吊り下がり、リフターエレメント17の上側ローラ17’の下側に掛かって反転して上向きになり、リフターエレメント14の下側ローラ14’’の上側に掛かってから、そのローラ14’’よりも下方にある固定または操作可能のグレート16に結合されている。リフターエレメント17の下側ローラ17’’には第3のリフターコード18が掛かっていて、その第3のリフターコードは、下方にある一方の端で1本またはより多くのパイル縦糸に(ハーネスコードを介して)結合されており、リフターエレメント17の下側ローラ17’’よりも下方にある他方の端で、固定または操作可能のグレートに結合されている。
【0016】
図2(b)に示す第2の実施態様においては、最も上方のリフターエレメント14は、組み合って働く二つのフック11,12の一方のものに結合されており、別のリフターコード21が、一方の端で他方のフックに12に結合されて、そこから、リフターエレメント14よりも下方へと延びて、リフターエレメント17の上側ローラ17’の下側に掛かって反転して上向きになり、リフターエレメント14の下側ローラ14’’の上側に掛かって反転して下向きになり、他方の端で、固定または操作可能なグレート16に結合されている。リフターエレメント17の下側ローラ17’’にはリフターコード18が掛かっていて、そのリフターコードは、下方にある一方の端ではハーネスコードを介してパイル縦糸に結合されており、やはり下方のレベルにある他方の端では、固定または操作可能のグレート19に結合されている。
【0017】
もし、フック11(または12)がそれの上方位置に選択され、グレート16,19は固定されているとすれば、他方のフック12(または11)が持ち上げられた後には、縦糸は高さ2hだけ持ち上げられ、下位の位置から上位の位置へと動く。
【0018】
もし、どのフックも選択されなかったならば、縦糸は、フック11を持ち上げることによって高さhだけ持ち上がり、下位の位置から中位の位置へと動かされる。
【0019】
ところでもし、この機構に、一方のグレート(例えばグレート16)をナイフ12’でもってフック12と一緒に、高さhだけ持ち上げる手段が設けられたならば、フック12を持ち上げた後には、縦糸は、グレートが固定されていたときよりも距離hだけ低いところに来る。
【0020】
この公知のリフター機構によって可能なことのすべての詳しい説明が欲しいならば、ベルギー特許第 9000559号を参照すればよい。
【0021】
上記において説明したリフター機構は、組み合って働く二つだけのフックと、二つのリフターエレメントと、二つのグレート、でもってパイル縦糸のための三つの位置を作り出す一つの解答である。
【0022】
しかし、この解答の一つの欠点は、二つのリフターエレメントと二つのグレート16,19が必要であることの結果として、機械の全体では垂直方向に大量のスペースを占領することとなり、したがって、このリフター機構が設けられたジャカード織機は、ハーネスコードボードにおけるハーネスコードの入射角度を容認できる程度にするためには、極めて高いレベルに据付けられねばならない、ということにある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、機構が高さにおいてもっとコンパクトであるような、ジャカード織機のためのリフター機構を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の主題はジャカード織機のためのリフター機構であって、それにおいては、組み合って働くフックの各セットに対して、一つのリフターエレメントと、グレートに固定された一つのローラエレメントが設けられている。各々のリフターエレメントは、共通の構造で取り付けられた二つの回転するローラを含んでいて、それぞれのリフターコードをそれらローラの周りに案内することができる。
【0025】
各々のローラエレメントには、一つの回転するローラが設けられていて、リフターコードをそのローラに掛けて案内することができる
【0026】
この機構は下記のように組み立てられている。1本のリフターコードの一方の端が、組み合って働くフックのセットの一方のフックに結合されている。このリフターコードは、最も上部のローラの下側を回って通り、他方の端で、組み合って働くフックのセットの他方のフックに結合されている。このようにしてリフターエレメントは、それらフックから、リフターコードによって吊り下げられている。
【0027】
ローラエレメントは、リフターエレメントの下方において、位置を固定して配置されている。第2のリフターコードが、一方の端で、上記の二つのフックの一方のものに(第1のリフターコードの隣り)結合され、そこから下方へと延び、ローラエレメントの回転するローラの下側を回って通り、上向きに戻り、リフターエレメントの下側ローラの上側を回って通り、そこからは下向きにのびている。このリフターコードの下方へと吊り下がった端に、ハーネスコードが取り付けられている。
【0028】
本発明によるこのリフター機構でもって縦糸の三つの可能な位置を作り出すことは、フックの種々の可能な選択、すなわち、どのフックも選択しないか、一方または他方のフックをそれの上方位置または下方位置(それは本発明の実施態様に依存する)選択し、他のフックはナイフと共に上がり下がりさせるか、によって得られる
【0029】
1本のリフターコードが結合されているフックがそれの上方位置選択されたならば、組み合って働いている他方のフックがナイフによって下方そして上方の位置に動かされたときに、それぞれハーネスコードによって担持されている縦糸は、下位そして上位の位置に来る。
【0030】
2本のリフターコードが結合されているフックが選択されたのであれば、組み合って働いている他方のフックがナイフによって下方そして上方の位置に動かされたときに、それぞれハーネスコードによって担持されている縦糸は、中位そして上位の位置に来る。
【0031】
もし、どのフックも選択されなかったのであれば、1本のリフターコードが結合されているフックまたは2本のリフターコードが結合されているフックが、ナイフによって上方位置に動かされたときに、ハーネスコードによって担持されている縦糸は、下位そして中位の位置に来る。このようにして、この機構は、一つのハーネスコードごとに1セットだけ、組み合って働くフックを必要としていながら、二つのナイフが逆位相で上下動するサイクルを続けて2サイクルする際に、縦糸のために三つの相異なる位置を作り出すことができる。
【0032】
本発明の一つの利点は、フックの1セットごとに一つのリフターエレメントと一つの固定のローラエレメントだけを用いることによって、機構の高さが、公知の機構よりも大いにコンパクトになっていることである。
【0033】
フックの1セットごとに一つのリフターエレメントと一つのローラエレメントだけが必要であることの故に、本発明のさらにある利点は、部品の数が限定されて、機構が簡単で安価になることにある。
【0034】
本発明による機構は、ジャカード織機の組み合って働くフックのセットのすべて(または幾つかのもの)に、そのどんな場合にも設けることができる。それらフックのセットは、一つまたはより多くの、組み合って働く列の対を形成していてもよい。その場合には、複数のリフターエレメントが、その各々がそれぞれにフツクのセットの下方に吊り下げられて列をなすように並び、各ローラエレメントはそれぞれにリフターエレメントの下方に吊り下げられる。同じジャカード織機においての、本発明による機構の幾つかのこのような配置が、本発明の別の主題になっている。
【0035】
本発明による配置の一つの望ましい実施態様においては、組み合って働くフックの列の同じ対に属するローラエレメントは、それら列の下方においてほぼ水平に延びていてそれら列に平行になっている一つのセクション部材に取り付けられている。そのような、ローラエレメントを担持しつつ相互に隣り合っている幾つかのセクション部材が、相互に結合されて一つのグレートを形成していてよい。そのような一つのセクション部材または幾つかの(相互に結合されているか、またはそうでない)セクション部材は、位置固定にされてもよいし、可動(つまり操作可能)にすることができる
【0036】
本発明による機構の別の実施態様においては、リフターエレメントの少なくとも一つのローラ、またはローラエレメントのローラの配置または設計は、垂直方向に延びるリフターコードがそのローラに掛けられて反転し、垂直方向に向けられたときに、リフターコードの垂直な二つの部分は、ナイフの方向に対して直角な別々の面内にあり、リフターエレメントおよび/またはローラエレメントの側方外面はナイフの方向に対して直角をなすようにする。
【0037】
すべてのローラ(リフターエレメントとローラエレメントの両者の)がこのように設計/配置されているのが望ましい。その目的は、一つには、相互に近接した垂直なリフターコードの部分が相互に擦り合うことを避けるためであり、さらに一つには、リフターエレメントが角度をもって吊り下がることを避けるためである。これらの問題は、従来は、最大直径が相異なる複数のローラを用いることによって避けられていた。
【0038】
したがって、この実施態様の利点は、同じ最大直径のローラがどこにでも用いることができることにある。
【0039】
本発明によるこの機構の一つの望ましい実施態様においては、角度をもって置かれたシャフト上にローラを取り付けることによって上記の特徴が得られている。ここで、角度をもって置かれたという意味は、リフターエレメントおよび/またはローラエレメントの側方外面はナイフの方向に対して直角をなしているが、上記のシャフトはナイフの方向にのびている垂直面の中にはない、ということである。
【0040】
【実施例】
本発明によるジャカード織機でのリフター機構や幾つかのリフター機構の配置における他の特徴や利点は、一つの望ましい実施例の詳細な説明によって示される。ただし、それによって本発明がこの実施例だけに限定されるものではない。
【0041】
添付の図面は、一部分においては前述の従来技術を示していて、それは図1と図2である。
【0042】
それ以外の添付図面は、以降に説明される本発明の望ましい実施例を示していて、それは図3から図6までである。
【0043】
本発明によるリフター機構の一つの望ましい実施例は、一つのリフターエレメント21を含んでいて、そのリフターエレメントは、相互に平行であって相互にじかに向き合っていて間に幾らかの間隔をおいて相互に結合されている二つの一方に長い形の側板22,23を含んで成っている。これら側板22,23の両方の端付近において、シャフト24,25が、両側板22,23の間を、一方の側板22から他方の側板23へと延びている。両側板22,23は、これらシャフトを介して相互に結合されている。
【0044】
シャフト24,25の上に、回転するローラ26,27が、それぞれに取り付けられている。シャフト24,25は、相互に平行であって、側板22,23の外面に対しては直角ではない。
【0045】
したがって、シャフト24,25の軸線と、シャフト24,25のレベルでの側板22,23の一方の側板の垂線の間の角度αは、どちらででも同じである。
【0046】
リフターコード28が、一方の端でフック29に、フック29の垂直方向の対称軸線上の点結合されて、そこから垂直方向下方へと延び、ローラ26に掛かって反転してから上方に延び、他方の端でフック30に、フック30の垂直方向の対称軸線上ではない点において結合されている。リフターコード28のフック30への結合点がそのフックの中心線上ではないのは、同じフック30に第2のリフターコードも、結合されねばならないからである(下記参照)。
【0047】
したがって、ローラ26のシャフト24の軸線と、側板22、23の外面上での垂線の間の角度αは、側板22,23の外壁はナイフの方向に対して直角な面内にあるものの、リフターコード28が、ナイフの方向に対して直角であってフック29,30の垂直方向の対称線を含む垂直面の中にある一つの固定点から下方へと延び、ローラ26の下側を通り、そしてナイフの方向に対して直角な別の垂直面内を上向きに延びて他方の固定点に至る、ということが可能になるような角度である。
【0048】
ローラエレメント31は、ビーム形のベース部分32を有していて、そのベース部分には下側壁で開いているT字形のリセス33が設けられているので、ローラエレメント31は、セクション部材35の一つの突出したエッジ34、すなわち、そのセクション部材の上にローラエレメント31を固定するべくT字形のリセス33の中に嵌まるエッジ34に、押し込みによって嵌めることができる。ローラエレメント31は、ベース部分32をエッジ34の一端から滑らせて嵌めたり一端から滑らせて外すということだけで、そのエッジに取り付けたりそれから取り外したりすることができる。
【0049】
ベース部分32の上側には、それと直角をなして直立のリブ32’が幅方向に延びて設けられていて、そのリブの上にブッシュ39が、ベース部分32の長さ方向に延びるように取り付けられている。このブッシュ39の中にはシャフト40が、そのブッシュのどちら側にも突出して回転可能なように取り付けられている。
【0050】
ところで、その回転するシャフト40の両端には、側板36と側板41がそれぞれ固定されている。両方の側板36,41は、下方領域において、平行なエッジのある長い形の部分36’,41’を有しており、それぞれ上端には幅広のヘッド部36’’,41’’があって、それらヘッド部は上部で丸くなっている。その側板36の内面でのヘツド部36の中心にシャフト37が固定されていて、そのシャフト37上に、回転するローラ38が取り付けられている。
【0051】
他方の側板41のヘッド部41’’は、内面において左右円形対称の凹部(キャビティ)42を有していて、その凹部の中心に開口44が設けられている。前記の凹部42と開口44の形状/寸法と、側板46におけるそれらの位置は、両方の側板36,41が結合されたときに、シャフト37が開口44の中に押し込まれ、ローラ38は部分的に凹部の壁で包囲され、両方の側板36,41の間とローラ38の回りには、リフターコード47が上方からこのローラ38の下側を経て反転して上方へ向かって通されるのに十分なスペースが残されており、ローラ38はそれの軸線37の回りで回転し得る、ということになるように決められている。
【0052】
側板41は、下方部分41’の内側においてU字形の掘り下げ部分43を有していて、その掘り下げ部分の互いに平行な両方の壁43’は、その側板41の下端から出発して上方において一つの曲線壁43’’を介して相互に合体している。この掘り下げ部分43には、曲線壁43’’の近くにおいて開口45が設けられている。この掘り下げ部分43と開口45の位置/形状/寸法は、両方の側板36,41が結合されたときに、シャフト40の端部が開口45の中に押し込まれ、ブッシュ39もリブ32の上側も、その側板41のU字形の掘り下げ部分43の壁43’,43’’によって包囲される、ということになるように決められている。ローラエレメント31の側板41の外面壁の片側において、幅が広くなった上方部分41’’の高さ全体に亘っているリセス46が設けられている。このリセス46は、幅が広くなっている部分41’’の上端から、その部分41’’が一方に長い形の部分41’に合体する所に至るまでの間に、凹んだアングル(そのアングルを形成する二つの壁の相互間の丸みのついた移行部を有する形の)を形成している。
【0053】
シャフト37は、側板36に対して直角になってはいない。シャフト37の軸線と、シャフト37のレベルにおいての側板36の外面上での垂線の間に角度βが作られていて、その角度βは、角度αに等しいが、垂線に関しては角度αとは反対の側に振れている。
【0054】
リフターコード47は、フック30に、中心線上の垂直線上ではなくて、リフターコード28の結合点の隣りであって中心線上の垂直線に関しては反対側である点に結合されている。リフターコード47は、垂直方向下方へと延び、ローラエレメント31のローラ38の下側に掛かっている。リフターコード47は、そこで反転して上向きになり、リフターエレメント21のローラ27の上側に掛かって反転し、そこからは垂直方向下方へと延びている。
【0055】
ローラ38の軸線が、側板36の外面上での垂線となす角度βは、リフターコード47が、フック30との結合点(中心線上ではない)から、ナイフの方向に対して直角な一つの垂直面内を下方へと延び、ローラ38の下側にかかって反転し、そこからは、ナイフの方向に対して直角な別の一つの面、すなわち、フック29,30のそれぞれの中心線上の垂直線を含む面の中を上向きに延びて行くことができ、ローラエレメント31の側板36,41の外壁は、ナイフの方向に対して直角な面内にある、ということになるような角度である。
【0056】
ローラ27のシャフトが側板23への垂線と角度αをなしていることによって、リフターコード47は、ローラ27にかかった後には、フック29,30の対称を含む垂直面から、それに平行な一つの垂直面、すなわち、リフターコード28のフック30への結合点をも含む垂直面へと移ることとなり、リフターコード47は、その面の中を下方へ、セクション部材35同志の間を通って延び、その下方において縦糸に至っている。
【0057】
したがって、ローラ27から吊り下がっているリフターコード47の部分は、フック30への結合点から下向きに延びているリフターコード47の部分に、幾らかの間隔をおいて隣接しており、それらリフターコードの部分の両者は、フック29,30の対称中心線を含む面に関しては互に反対の側にある。
【0058】
ローラエレメント31、より特定的に言うならばリセス46、の設計は、ローラ27から吊り下がっているリフターコード47の部分が、ローラエレメント31のレベルにおいてはリセス46の中を下向きに延びて行く、というようになっている。
【0059】
リフターエレメント21の一つの追加的な特徴は、側板の一方のもの23が、下向きに延びて行くリフターコード47が沿っているところの、垂直方向に延びているエッジの外側において、高さ全体に亘り壁には丸みがついているリセス48を有し、そのリセスがリフターコード47を案内できることにある。
【0060】
ローラエレメント31の両方の側板36,41は、ベース部分32に対しては、シャフト40でヒンジ結合になっている。このヒンジ結合によって、傾斜した開口体(shed)に沿ってグレートが動いた結果としてローラエレメント31の中で曲げモーメントが生ずることが防止される。
【0061】
本発明による機構の幾つかのものの望ましい配置においては、相互に平行に、一定の間隔をおいて置かれた幾つかのセクション部材35で成るグレートが設けられている。そのグレートは、それらセクション部材35がナイフと平行になるように置かれている。セクション部材35の各々のものの上側には、2本の互いに平行な、突起したT字形プロフィルのエッジ34が設けられている。それらエッジ34上に、幾つかのローラエレメント31が列をなして固定される。各セクション部材35の位置や、それらセクション部材35のエッジ34の上での各ローラエレメント31の位置は、本発明による機構の、リフターコード28,47、およびリフターコードによって繋げられているリフターエレメント21とローラエレメント31は垂直方向に延在し、垂直方向に延在するリフターコードの部分と外壁がそれぞれナイフの方向に対して直角な垂直面の中に位置するような位置である。
【0062】
互いに隣り合って延びている二つのリフター機構の列、及び、隣り合うセクション部材35の隣り合う壁34に取り付けられているローラエレメント31の配置は、それぞれのリフターコード47が同じセクション部材35の間を下向きに縦糸に向かって延び、そして、2本のリフターコード28,47が結合されていて、リフター機構の二つのそのような列と相互作用するフックが、従って互いに近接して位置され、且つ、異なる列のリフターエレメント21とローラエレメント31はリセス48,46が互いに向き合うように懸架或いは固定されるようになっている。
【0063】
本発明のさらにある利点は、セクション部材35上にローラエレメント31を滑らせて取り付けることであって、このことの故に、必要によりリフター機構の部品の交換をするときのリフターへの良好な接近性が得られる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明はフックの1セットごとに一つのリフターエレメントと一つのローラエレメントだけが用いられることによって、機構の高さが、従来の機構よりも大幅にコンパクトになり、また、部品の数を減ずることができ、機構が簡単で安価U成るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】三つのリフターエレメントと、2セットの組み合って働くフックを用いている、ジャカード織機のための公知のリフター機構の概略的側面図である。
【図2】二つのリフターエレメントと、1セットの組み合って働くフックを用いている、ジャカード織機のための公知のリフター機構の二つの実施例の概略的側面図であり、(a)は第1の実施態様を示す図であり、(b)は第2の実施態様を示す図である。
【図3】組み合って働くフックの列の三つの対になつている6セットの組み合って働くフックに繋がっている、六つの本発明によるリフター機構の配置を示す斜視図である。
【図4】図3に示した本発明によるリフターエレメントの上面図である。
【図5】本発明によるリフターエレメントのローラエレメントの解体された姿を示す斜視図であり、(a)はベースを含む図、(b)は(a)に示すシャフト40に嵌合されるヘッド部を示す図である。
【図6】図5(a),(b)に示す解体されたローラエレメントの別の方向から見た斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3 リフターエレメント
1',2',3',1",2",3" ローラ
4,6,7,8 リフターコード
4'
5 グレート
9,10,9',10' フック
11,12 フック
11',12' ナイフ
13,15,18,21,22 リフターコード
14,17 リフターエレメント
14',17',14",17" ローラ
16,19 グレート
20
21 リフターエレメント
22,23 側板
24,25 シャフト
26,27 ローラ
28 リフターコード
29,30 フック
31 ローラエレメント
32 ベース部分
32' リブ
33 リセス
34 エッジ
35 セクション部材
36 側板
36' 一方に長い形の部分
36" ヘッド部分
37 シャフト
38 ローラ
39 ブッシュ
40 シャフト
41 側板
41' 一方に長い形の部分
41" ヘッド部分
42 キャビティ
43 掘り下げ部分
43' 壁(平行部)
43" 壁(曲線部)
44 開口
45 開口
46 リセス
47 リフターコード
48 リセス

Claims (18)

  1. 対になっている二つのフックに結合されたジャカード織機のリフター機構であり、それら二つのフックの各々は、ナイフ50の各1サイクル運動で、互いに逆位相で上がり下がりの運動をする二つのナイフの一方によって連行され、あるいは、上端または下端で保持され、またそれら二つのフックは、リフターのローラに掛かっているリフターコードによって1本またはより多くの縦糸に結合され、それにより、ナイフ50の引き続く2サイクルの運動の際、前記の縦糸は、フックの選択の仕方次第で、三つの相異なるレベルへと動かされる、ジャカード織機のリフター機構において、そのリフター機構が、二つのローラ(26,27)を有する一つのリフターエレメント(21)と一つのローラ(38)を有する一つのローラエレメント(31)を含んでおり、ローラエレメント(31)は、組み合って働く二つのフック(29,30)の下方に固定れており、1本のリフターコード(28)が、一端において一方のフック(29)に結合され、下方へと延び、リフターエレメント(21)の上側ローラ(26)の下側にかかって反転してから上方へと延び、他方の端においてフック(30)に結合されており、リフターエレメント(21)は、二つのフック(29,30)の下方に吊り下げられてローラエレメント(31)の上方にあり、1本のリフターコード(47)が、一端においてフック(30)に、前記のリフターコード(28)の隣りの位置で結合され、下方へと延び、ローラエレメント(31)のローラ(38)の下側に掛かって反転してから上方へと延び、リフターエレメント(21)の下側ローラ(27)の上側に掛かって反転してから下方へと延び、ローラエレメント(31)よりも下方において1本またはより多くの縦糸に結合されている、ことを特徴とするジャカード織機のリフター機構。
  2. リフターエレメント(21)とローラエレメント(31)の一方あるいは両方の設計において、それらのものの側方外面はナイフの方向に対して直角をなしているが、それらの各々が有するローラ(26,27,38)の少なくとも一つは、そのローラに掛かっている一本のリフターコード(28,47)が、前記ローラのいずれか一方の側面を、ナイフの方向に対して直角な別々の面内を垂直方向に延びるように設計/配置されている、請求項1記載のジャカード織機のリフター機構。
  3. リフターエレメント(21)とローラエレメント(31)一方るいは両方の設計、およびそれらの各々が有するローラ(26,27,38)の少なくとも一つのものの設計と配置は、ローラ(26,27,38)の同じ側において互いに隣り合って垂直方向に延びているリフターコードの部分が、ナイフの方向に対して直角をなす別々の面内を延びていて、その間隔は、リフター機構の作動の間に前記のリフターコードの部分が互いに擦り合うことを避けるために十分な大きさであるようになっている、請求項1または2記載のジャカード織機のリフター機構。
  4. ローラ(26,27,38)の少なくとも一つのものは、ナイフの方向に垂直な面内には位置していないシャフト(24,25,37)上に位置している、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  5. リフターエレメント(21)が、相互に平行で間に幾らかの間隔をおいて向合って相互に固定されている二つの一方に長い形の側板(22,23)を含んでおり、それら側板(22,23)の両方の端の近くにおいてシャフト(24,25)が一方の側板(22)から他方の側板(23)へと延びており、それらシャフト(24,25)上にローラ(26,27)が回転可能に取り付けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  6. リフターエレメント(21)のシャフト(24,25)が相互に平行配置されており、各シャフト軸線の高さの水平面内で、各シャフト(24,25)の軸線と側板(22,23)の一方のものの外面の垂線との間に角度αが形成されており、各々での角度αの大きさとシャフト(24,25)の傾斜方向とは、リフターエレメント(21)を配置した際に、リフターコード(28,47)がそれぞれローラ(26,27)に掛かり一方のフック(29)の下方に延びているリフターコードの部分は、ナイフの方向に対して直角な垂直面内にあり、前記垂直面は、フック(29)の垂直対称線上でリフターコード(28)をフック(29)に結合した点を含み、他方のフック(30)の下方に延びているリフターコードの部分ナイフの方向に対して直角な別の垂直面内にあり、該垂直面は、フック(30)の垂直対称線上にない点でリフターコード(28)フック(30)に結合した点を含む、請求項5記載のジャカード織機のリフター機構。
  7. リフターエレメント(21)の側板(22,23)は、それら側板の内面が角度をもって置かれたローラ(26,27)と平行になるように形成されており、前記リフターエレメント(21)の静止位置において、前記の側板(22,23)の外面は、ナイフの方向に対して直角な垂直面内にある、請求項6記載のジャカード織機のリフター機構。
  8. リフターエレメント(21)の側板の一方(23)が、下方へと延びているリフターコード(47)が沿っているところの垂直方向に延びているエッジ部の外面に、高さ全体に亘ったリセス(48)を有しており、それの壁がリフターコード(47)を案内し得る、請求項5ないし7のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  9. ローラエレメント(31)には、固定のための手段(33)を有するベース部分(32)が設けられており、そのベース部分(32)の上には、二つの直立した側板(36,41)が旋回可能に結合されており、その固定手段と側板(36,41)の旋回可能な結合は、それら側板(36,41)がナイフの方向に対して直角の方向にある一つの水平のシャフト(40)に対して旋回可能に配置され且つ、一つのシャフト(37)が一方の側板(36)から他方の側板(41)へと延びていて、そのシャフト(37)上に一つのローラ(38)が回転可能に取り付けられている、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  10. ローラエレメント(31)のシャフト(37)が角度をなして配置されており、そのシャフトの軸線の高さの水平面内で、シャフト(37)の軸線と側板(36,41)の一方のものの外面の垂線の間に角度βが形成されており、その角度βの大きさとシャフト(37)の傾斜方向は、ローラエレメント(31)が固定されたとき、ローラ(38)に掛かっていて一方のフック(29)の下方で延びているリフターコード(47)の部分ナイフの方向に対して直角な一つの面内にあり、その面は、フック(29)の垂直対称線上でリフターコード(28)がフック(29)に結合されている点を含み、他方のフック(30)の下方で延びている前記リフターコード(47)の部分は、ナイフの方向に対して直角な別の一つの垂直面内にあり、この垂直面は、前記リフターコード(28)がフック(30)に結合されている点に対してフック(30)の垂直対称線の反対側に沿って前記リフターコード(47)が前記フック(30)に結合されている結合点を含む様になっている、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  11. ローラエレメント(31)の側板(36,41)は、それら側板の1部分(36’’,41’’)の内面が角度をもって置かれたローラ(38)と平行になるように形成されており、側板(36,41)の形成され方と固定用手段(33)の設けられ方は、前記のローラエレメント(31)が固定されたとき、前記の側板(36,41)のそれぞれの外面がナイフの方向に対して直角な垂直面内にあるようになっている、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  12. ローラエレメント(31)がビーム形のベース部分(32)を有していて、そのベース部分には下側壁が開いているT字形断面のリセス(33)が設けられており、ベース部分の上側壁にはそれと直角をなして直立するリブ(32’)が幅方向に延びて設けられていて、そのリブの上にブッシュ(39)が、対称位置で水平にベース部分(32)の長さ方向に延びて取り付けられており、そのブッシュの中にはシャフト(40)が、そのブッシュ(39)のどちら側にも突出して回転可能なように取り付けられており、両方の側板(36,41)がそれぞれにシャフト(40)の各端に固定されており、それら両方の側板(36,41)は、それらが結合されている点の高さで下方領域に沿って、両方のエッジが平行で一方に長い形の部分(36’,41’)を有しており、その上端には幅が広くなったそれぞれのヘッド部(36’’,41’’)があって、それらヘッド部は上部で丸くなっており、側板(36)のヘッド部(36’’)の中心にシャフト(37)が固定されていて、そのシャフト上には回転するローラ(38)が取り付けられており、他方のヘッド部(41’’)の中心に左右円 形対称の凹部(42)が設けられ、その凹部の中心に開口(44)が設けられており、シャフト(37)が開口(44)の中に入り込んでいて、ローラ(38)は部分的に凹部(42)の壁で包囲されており、両方の側板(36,41)の間とローラ(38)の回りには、リフターコード(47)が上方からこのローラの下側を経て反転して上方へ向かうように通され得るために十分なスペースが残されており、側板(41)の下方部分(41’)の内側にはU字形の掘り下げ部分(43)があって、その掘り下げ部分の互いに平行な両方の壁(43’)は、その側板(41)の下端から出発して上方において一つの曲線壁(43’’)を介して相互に合体しており、この掘り下げ部分の(43)には、曲線壁(43’’)の近くにおいて、シャフト(40)が入り込むところの開口(45)が設けられている、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  13. ローラエレメント(31)の側板(36,41)の一方の側板の外面壁の片側において、幅が広くなった部分(41’’)の高さ全体に亘っているリセス(46)が設けられていて、そのリセスの壁が、下方へと縦糸に向かって延びているリフターコードの部分を案内し得る、請求項1ないし12のいずれか1項に記載のジャカード織機のリフター機構。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1項に記載の、ジャカード織機の幾つかのリフター機構の配置において、組み合って働くフックの列の組み合った対でのフック(29,30)と相互作用するリフター機構のローラエレメント(31)が、それら列と平行して動作する同一のセクション部材(35)上に互いに隣り合って固定されていることを特徴とする、ジャカード織機での幾つかのリフター機構の構成体。
  15. 組み合って働くフックの列の組み合った対でのフック(29,30)と相互作用する前記のローラエレメント(31)は、セクション部材(35)に固定されているが、そのセクション部材は、その上面において、少なくとも一つの突起したエッジ(34)を有していて、そのエッジは、T字形の断面を有して長さ方向に延びており、その形と寸法は前記のT字形のリセス(33)と対応しており、そのエッジ(34)に前記のローラエレメント(31)が、T字形のエッジ(34)がT字形のリセス(33)の中に入ることによって固定されている、請求項14項記載の、ジャカード織機での幾つかのリフター機構の構成体。
  16. 組み合って働く複数のフック列の異なる複数のフック対(29,30)と相互作用する複数のローラエレメント(31)は、隣り合った別々のセクション部材(35)に固定されており、それら別々のセクション部材(35)は、相互に結合されて、固定または可動のグレートを形成している、請求項14または15に記載の、ジャカード織機での幾つかのリフター機構の構成体。
  17. 各セクション部材(35)には、T字形の断面を有して突起している二つのエッジ(34)が設けられており、組み合って働く複数のフック列の隣接する複数のフック対と相互作用する複数のローラエレメント(31)は、同一のセクション部材(35)または隣接するセクション部材(35)の隣接するエッジ(34)上に固定されており、ローラエレメント(31)が隣接するセクション部材(35)の隣接する他のエッジ(34)上に固定されているリフター機構それぞれのリフターコード(47)が同じセクション部材の間を下方へと縦糸に向かって延び、2本のリフターコード(28,47)が結合されている前記リフター機構の複数のフック(30)は互いに向き合うように配置されている、請求項14ないし16のいずれか1項に記載のジャカード織機での幾つかのリフター機構の構成体。
  18. 請求項1ないし17のいずれか1項に記載のリフター機構が少なくとも一つ設けられているジャカード織機。
JP11743893A 1992-05-19 1993-05-19 ジャカード織機のためのリフター機構 Expired - Fee Related JP3544684B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BE09200461 1992-05-19
BE9200461A BE1005823A3 (nl) 1992-05-19 1992-05-19 Takelinrichting voor jacquardmachine.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06294037A JPH06294037A (ja) 1994-10-21
JP3544684B2 true JP3544684B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=3886274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11743893A Expired - Fee Related JP3544684B2 (ja) 1992-05-19 1993-05-19 ジャカード織機のためのリフター機構

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5353846A (ja)
EP (1) EP0570947B1 (ja)
JP (1) JP3544684B2 (ja)
BE (1) BE1005823A3 (ja)
DE (1) DE59300136D1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1008209A4 (nl) * 1993-04-23 1996-02-13 Wiele Michel Van De Nv Jacquardmachine.
GB9400635D0 (en) * 1994-01-13 1994-03-09 Bnl Ltd Improvements relating to supporting carcasses for rollers
FR2715666B1 (fr) * 1994-01-28 1996-05-03 Staubli Verdol Mécanique d'armure propre à engendrer quatre positions des fils de chaîne d'un métier à tisser.
BE1008131A4 (nl) * 1994-03-11 1996-01-23 Wiele Michel Van De Nv Takelinrichting.
BE1008975A5 (nl) * 1994-12-20 1996-10-01 Wiele Michel Van De Nv Jacquardmachine met takelinrichting.
BE1008974A5 (nl) * 1994-12-20 1996-10-01 Wiele Michel Van De Nv Takelinrichting voor een jacquardmachine.
BE1009383A3 (nl) * 1995-05-10 1997-03-04 Michel Van De Wiele N V Vierstanden-jacquardmachine.
BE1014815A3 (nl) * 2002-05-07 2004-04-06 Wiele Michel Van De Nv Inrichting voor het bevestigen en het geleiden van ten minste een takelkoord in een jacquardmachine en jacquardmachine voorzien van een of meerdere dergeljke inrichtingen.
BE1015098A5 (nl) * 2002-09-09 2004-10-05 Wiele Michel Van De Nv Gaapvormingsinrichting voor een weefmachine.
BE1015529A3 (nl) * 2003-05-20 2005-05-03 Wiele Michel Van De Nv Inrichting voor het bevestigen en geleiden van een of meerdere takelkoorden in een jacquardmachine.
DE102005008998B4 (de) * 2005-02-28 2013-11-07 Zhejiang Grosse Precision Machinery Co., Ltd Rollenzug-Element für Jacquardmaschine
EP3165643B1 (en) * 2015-11-04 2018-04-18 NV Michel van de Wiele Jacquard machine, face-to-face weaving machine comprising at least one jacquard machine, and method of setting up a jacquard machine
CN105442139B (zh) * 2016-01-08 2017-04-19 南通市乐悦实业有限公司 一种提花机的隔板箱
CN107700011A (zh) * 2017-11-20 2018-02-16 常熟纺织机械厂有限公司 电子提花机的提刀结构

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE549280A (ja) *
BE548296A (ja) *
BE516927A (ja) *
DE2939714C2 (de) * 1979-09-29 1981-06-04 Maschinenfabrik Carl Zangs Ag, 4150 Krefeld Doppelrollenelement für Jacquardmaschinen
FR2647473B1 (fr) * 1989-05-24 1991-07-26 Staubli Verdol Perfectionnements aux mecaniques d'armure a trois positions
BE1004347A3 (nl) * 1990-05-31 1992-11-03 Wiele Michel Van De Nv Takelophanging voor een jacquardmachine en jacquardmachine voorzien van een dergelijke takelophanging.

Also Published As

Publication number Publication date
BE1005823A3 (nl) 1994-02-08
EP0570947A1 (de) 1993-11-24
EP0570947B1 (de) 1995-04-12
DE59300136D1 (de) 1995-05-18
JPH06294037A (ja) 1994-10-21
US5353846A (en) 1994-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3544684B2 (ja) ジャカード織機のためのリフター機構
US5139052A (en) Tackle suspension for a jacquard machine
US4858654A (en) Pulley-block drive open shed jacquard machine
US5678612A (en) Jacquard machine with plural lifter devices
JP2992030B2 (ja) 織機の縦糸を個々に制御するための杼口形成装置
KR100958732B1 (ko) 비대칭 양면 무늬를 지닌 자카드 직물 및 그 제조방법
US3938560A (en) Apparatus for the mechanical operation of thread or yarn guides
JP3426120B2 (ja) 織成機構及びそのような織成機構を備えたジャカード式織機
US6336478B2 (en) Shed-forming device for a weaving machine
US5868173A (en) Lifter device for a jacquard machine
EP0930385B1 (en) Shed-forming device for weaving machines
JP3423080B2 (ja) ジャカード機構
JPH0684574B2 (ja) 円形織機の経糸開口装置
EP0884410B1 (en) Four-Position open-shed jacquard machine.
BE1004692A4 (nl) Takelinrichting voor bewegingsversterking bij de heffing van de kettingdraden, in een opengaap jacquardmachine.
KR200328397Y1 (ko) 레노 조직용 종광틀
JP2001211993A (ja) ローマンシェード
USRE202E (en) Improvement in jacquard machinery for weaving all
JPS6122050B2 (ja)
JPS629341Y2 (ja)
US414600A (en) Island
JPH02104735A (ja) 電子ジャカード機
GB2300650A (en) Four-position jacquard machine
KR19990021968U (ko) 벨벳직기의파일형성용원판캠
JPH0572984U (ja) 織 機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees