JP3540845B2 - ゴム補強用スチールコードおよびこれを使用したラジアルタイヤ - Google Patents

ゴム補強用スチールコードおよびこれを使用したラジアルタイヤ Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は自動車用ラジアルタイヤや搬送用コンベアベルト等のゴム製品の補強に使用されるスチールコード及びラジアルタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】
自動車用タイヤのうち、トラック・バス用のラジアルタイヤにおいては、そのベルト部のほかにカーカス部の補強にもスチールコードが使われている。
従来、トラック・バス用タイヤのカーカス部の補強には、図8(a)の1×3+9といった2層構造や、(c)の1×3+9+15といった3層構造、あるいは(b)(d)のように前記2層構造または3層構造のコードの周りに1本の素線をラッピングした構造のスチールコードが一般的に使用されてきた。また、これらの構造のスチールコードは一部がベルト部の補強にも使用されることもある。
【0003】
タイヤのようなゴムと補強材の複合体にはその機能を十分に発揮させるため、補強材であるスチールコードに対して高いゴム浸透性と高耐久性が要求される。
しかし、先行技術のスチールコードは各層ともタイトに撚り合わされており、しかも、各層の素線間には隙間がほとんどないため、タイヤ製造における加硫時にゴムがコード内部に浸透し難い。このため、ゴムがコードを構成する各素線の周囲に充填されない空隙部が多く存在し、タイヤが外傷等を受けると水分がここから侵入し、コードに達するとコード内部の前記空隙部を水分が伝播し錆が広がってしまう。このような状態になるとコードとゴム間の剥離(セパレーション)が発生し、複合体であるタイヤの機能が低下したり、補強材であるスチールコードの強力が低下したりしてタイヤの寿命も短くなる。また、ゴム自体も若干ではあるが吸湿するので、ゴム層の薄いカーカス部においては、特にゴム浸透性は重要であるが、従来ではこの特性を十分に発揮できない。
【0004】
このような欠点を改善するため、図9(a)に示すような1×3+8構造や図10(a)に示すような1×3+8+13構造(特公昭62−18678号公報)、また図9(b)と図10(b)のように前記構造のコードに1本の素線を巻き付けたような構造のスチールコードが提唱されている。
これらの改良コードは2層目ないし3層目の素線数を前記した従来のコードより減らすことによって各素線間に隙間を設けてゴムが浸透するようにしたものである。しかしながら、このような改良技術においても、コード中心に3素線を撚り合わせてなる芯ストランドが存在し、その芯ストランドの各素線は隣接する素線同士がが互いに接するため相互間に隙間を有していないので、その中心部にはゴムが浸透せず、依然として前記した問題点が未解決のままである。
また、前記1×3+8構造や1×3+8+13構造のスチールコードでは、2層目ないし3層目の素線間に隙間を設けるべく素線本数をそれぞれ1本ずつ減らしているので、その分だけ強度が低下し、コードの強力を重視する場合に問題となる。
また、コード製造の面でも、3層構造においては、芯ストランドを撚り合わせた後、この周りに2層目の素線を芯ストランドと同方向にスパイラル状に撚り合わせ、更に、この周りに3層目の素線を芯ストランドとは逆方向にスパイラル状に撚り合わせることでコードになる。このため、撚り工程が3工程になり、製造コストが高くなるという問題がある。
また、タイヤのコストを下げるため前記の3層撚りコードから2層撚りコードに切り替えることも実施され始めているが、この場合は、コード強力を保持するため素線径を太くする必要がある。しかし、こうすると、タイヤ成型時におけるビート部での折り返し性の低下があり、タイヤとしては耐久性が低下するとともに乗り心地性も低下する欠点が出てくる。
【0005】
本発明は前記のような問題点を解消するために創案されたもので、その目的とするところは、芯ストランドの中心部までゴムがよく浸透しゴムとの確実な一体化とフレッティング防止を実現することができ、製造も低コストで容易に行うことができる多層構造型のゴム補強用スチールコードを提供することにある。
また本発明の他の目的は、乗り心地性を損なうことなく耐食性及び耐久性に優れた高性能ラジアルタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、6本以上の素線を同一方向,同一撚り方向に一度に撚り合わせてなる芯ストランドの周りに10本以上の素線を芯ストランドの撚り方向とは逆方向にスパイラル状に撚り合わせてなる1×n+m構造のスチールコードであって、前記芯ストランドの各素線がその撚りピッチより小さいピッチの波くせを有し、しかも、該ストランドの長手において素線同士の交差部が混在し、更に該芯ストランドの周囲に撚り合わせた素線間に隙間を有する構成としたものである。
また本発明は、6本以上の素線を同一方向に同一ピッチで一度に撚り合わせてなる芯ストランドの周りに10本以上の素線を芯ストランドの撚り方向とは同方向にスパイラル状に撚り合わせてなる1×n+m構造のスチールコードであって、前記芯ストランドの各素線がその撚りピッチより小さいピッチの波くせを有し、しかも、該ストランドの長手において素線同士の交差部が混在し、更に該芯ストランドの周囲に撚り合わせた素線間に隙間を有する構成としたものである。
さらに本発明は、前記いずれかのスチールコードをカーカス部またはベルト部の少なくとも1部の補強に使用した構成としたものである。
本発明のスチールコードは素線径が0.10から0.45mmの高炭素鋼線を用い、その表面にはタイヤ用としては真鍮めっきが施される。
【0007】
【作用】
本発明においては、芯ストランドを構成する6本以上の素線が芯ストランドの撚りピッチよりも小さいピッチで二次元的または三次元的(螺旋状)な波くせを有しており、こうした波くせを有する6本以上の素線を撚り合わせて芯ストランドとなっている。しかも、撚り合わせた状態で素線同士が入れ替わることで素線の交差しない部分と交差する部分が芯ストランド長手方向で混在している。
このため、素線そのものの波くせにより素線間に隙間が形成されことに加え、素線同士が交差する部分では隣接する素線と素線のクロスにより大きなアイ状(ヒステリシスカーブ状)の口開きが創成され、これにより芯ストランドの外側から中心部まで通じる隙間が形成される。そして、交差部では素線同士が絡み合って互いに拘束されるため、前記口開きによる素線間隙間の大きさと位置はしっかりと固定され、外力が加わっても変化しない。一方、芯ストランドの周りには、10本以上の側用の素線が芯ストランドの撚り方向と逆方向または同方向にスパイラル状に撚り合わされ、側用の素線間には隙間が形成されている。
これらのことから、スチールコードをゴム層に埋め込んだときに、ゴムは側用の素線間の隙間を通り、さらに芯ストランドの口開きによる素線間隙間を通して中心部にスムーズに浸入し、隙間なく充填されるとともに各素線の表面を確実に覆うことができる。
しかも、芯ストランドの素線が芯ストランド撚り合せ用の波と異なるピッチで波くせが付けられているとともに芯ストランド長手で随所に開輪郭部を形成しているため、コードの表面積が実質的に大きくなり、ゴムとの付着力が向上し、ゴムとの一体化が十分になされる。したがって剥離現象や浸入水分による発錆が防止され、耐久性が向上する。
また、芯ストランドにおいて、素線同士が交差しない部分は隣接する素線がほぼ平行に並んでいるため締まって安定した撚り状態にあり、素線の交差する部分では素線がお互いに拘束しあっている。このため形状も安定しており、コードの定尺切断時等においても切断部のコードばらけが生じないので、取り扱い性もよくなる。
さらに、芯ストランドの素線数を6本以上としこれを長手方向で素線同士の入れ替わりがあるように撚り合わせていることから、コード断面が特異なものとなり、素線本数を選択し、たとえば1×6+11などとすることによって2層構造と3層構造の中間的な構造にすることができ、これによって各種タイヤサイズに即応したスチールコードとすることができる。
また、製造上も、芯ストランドの撚り合わせとこれの周りへの11本以上の素線の撚り合わせの2工程で足りるため、撚り工程が少なく、コストを低減することができる。
なお、側の素線を芯ストランドの撚り方向と同方向にした場合、コード径は側の素線を芯ストランドの撚り方向と逆方向にした場合よりも若干細くなり、反発性は高くなる。しかしラッピングを施すことにより反発性を低くすることができる。
【0008】
以下本発明を添付図面に基いて詳細に説明する。
図1ないし図3は本発明を適用した1×6+11構造のタイヤ補強用スチールコードを示している。
aは芯ストランドであり、この例では6本の素線1,2,3,4,5,6からなり、直径が0.10〜0.45mmの高炭素鋼線の表面に真鍮めっきを施している。
前記素線1〜6は同一撚り方向でかつ同一撚りピッチで一度に撚り合わされていることは通常の一括撚り芯ストランドと同様である。しかし、本発明においては、通常の一括撚りストランドのように直線状態の素線をしかも素線同士をほぼ平行に整然と撚り合わせているのではなく、各素線1〜6に撚り合わせたことによる波付けのほかに、図2のように芯ストランド撚りピッチよりも短いピッチLで波くせ100,100を施し、この状態で、長手方向で素線間に入れ替わりが起こるよう故意に撚りを乱すかたちで同一撚り方向でかつ同一撚りピッチで一度に撚り合わされている。図2は撚り合わせた後に解撚して取り出した任意の1本の素線を代表的に示している。
素線1〜6の波付けはコード撚り合わせ前に行われる。芯ストランド撚りピッチより短いピッチの波くせを付ける理由は、素線の波ピッチが長いと芯ストランドを撚り合わせたときに素線に掛かっている張力により波が伸びてしまい、芯ストランドあるいはコードになったときに波が残しにくくなることと、タイヤ製造時の加硫工程で加硫圧やゴムに押圧されたとき、素線が移動しやすくなって、素線間間隙が減少したり、隙間が偏ったりしてゴム浸透性が低下し、好ましくないからである。
波くせ100,100は螺旋状が好ましいが、場合によっては二次元的な波であってもよい。これは、後述するように波付け手段を選択することによって可能である。
【0009】
前記した素線の波くせ付けピッチLの大きさは、芯ストランド撚りピッチPとの関係(L/P)で0.25〜0.55の範囲が好ましい。
その理由は、波付けピッチLを0.25よりも小さくすると、形状が不均一となり、それぞれの素線に均一に負荷がかからず、芯ストランドの切断荷重が低下するからである。しかし、波付けピッチLが0.55よりも大きいと、芯ストランドを撚り合わせたときに素線に掛かっている張力により波が伸びやすくなり、また、タイヤ製造時の加硫工程で加硫圧やゴムに押圧されたとき、素線が移動しやすくなって、素線間間隙が減少したり隙間が偏ったりするため適当でない。
素線の波くせ付けの高さHは、素線径dとの関係(H/d)で1.05以上とすることが好ましい。それは加硫時にコード内部までゴムが侵入可能な素線間隙間を形成することかでき、良好なゴム浸透性が得られるためである。
なお、素線の波くせ付けピッチLと波くせ付け高さHの範囲は後述するコード例においても採用される。
【0010】
bは前記芯ストランドaを囲む外層であり、この例では前記した直径から選ばれた11本の素線13を前記芯ストランドaの周りに配してスパイラル状に撚り合わしている。この外層bにおける各素線13は芯ストランドaを構成する素線のように波くせが付けられていないものでよい。
外層bの各素線13の撚り方向は芯ストランドaの撚り方向と逆でもよいし、同じ方向でもよいが、撚りピッチは当然のことながら芯ストランドaのそれよりも大である。
【0011】
本発明によるスチールコードは、図1のように、外層bにおいては平行撚りの各素線13間に隙間g”が形成されている。この隙間g”は必ずしも全部の素線間に形成されていることは要しないが、全素線間に隙間がある方が好ましい。この隙間g”を得るには、次のような方法を取ればよい。
1)芯ストランドの素線と同径の素線13を使用し、その本数を、素線間の隙間をあけないようにタイトに撚り合わせる場合の素線本数よりも1本ないし2本程度少ない本数とする。
2)芯ストランドの素線と同径の素線13の本数を素線間の隙間をあけないようにタイトに撚り合わせる場合の本数と同じかあるいは若干多くし、素線径を芯ストランドの素線の径よりも小さいものとして、1)と同程度の素線間隙間をもつようにする。
3)芯ストランドの素線と同径の素線13の本数を素線間隙間をあけないようにタイトに撚り合わせる場合の素線本数よりも2本程度少ない素線本数とし、素線径を芯ストランドの素線の径よりも大きくして、1)と同程度の素線間隙間をもつようにする。
一方、外層bに囲まれた芯ストランドaにおいては、各素線がお互いに入れ替わりながら撚り合わされることにより、コード長手方向において、図1のように素線同士が交差することなくほぼ平行に並んだ部分Aと、任意の素線が互いに交差した部分Bが形成され、平行部分Aと交差部分Bはコード長手方向で交互に繰り返され、交差によって素線の位置がさまざまに変化し、交差部分では口開きが創成される。
すなわち、芯ストランドaは従来の1×3などの芯ストランドと違って長手方向と直角の断面形状が一様でなく、不特定な開輪郭形状(外方に口開きした形態)が随所に形成された特異なものとなり、この開輪郭部において芯ストランドaの外側から中心に通じる隙間gが形成されるのである。
しかも、前記のように各素線1〜6は芯ストランド撚りピッチよりも小さいピッチで波くせ100,100が付けられているため、交差部分Bはもとより平行部分Aでも素線間に隙間g’が形成される。したがって、交差と波くせとの複合作用により素線間の隙間が確実に確保される。
【0012】
図3は図1のスチールコードを長手方向と直角に一定間隔ごとに切断した断面形状を模式的に示している。
(a)は芯ストランドaの各素線がほぼ平行となっている断面部分であり、中心に素線1があり、その外周に5本の素線2〜5が反時計方向に配置している。各素線1〜6は一部に接触しているものもあるが、前記のように素線1〜6が小さな波くせを有しているため、これによる隙間g’が素線間に形成されている。
次の断面(b)では、素線2と3の間及び素線3と4間が広がって2つの口開き隙間gが形成され、素線5と6間が接近している。そして、次の断面(c)では素線2と3の間がさらに広がり、断面(d)ではそれまで中心にあった素線1が素線3と2の間を割り込むように外側に移動し、それとともに素線4が素線1に隣接しつつ中心側へと移動し、素線3と5間に大きな口開き隙間gが形成されている。そして次の断面(e)では、6本の素線1〜6は断面(a)のときの配置とすべて入れ替わっており、素線3と5間が接近し、素線5と6間に大きな口開き隙間gが形成されている。
このように素線間での交差ないし入れ替わりが芯ストランド長手で存在することによってコードの断面形状が崩されるため素線間の隙間が大きくなり、またその隙間が素線交差により固定される。一方、交差が繰り返されることによって、芯ストランドの中心部の素線と側部の素線がコード長手において略長さが均等化する。
【0013】
図4は本発明を適用した1×12+14構造のスチールコードの長手方向と直角の任意の断面を示している。
すなわち、このスチールコードは、12本の素線1〜12を用い、各素線1〜12に図2に示すような芯ストランドaの撚り合わせピッチよりも小さいピッチで予め波くせ付けをし、それら素線を長手方向で積極的に任意の順序で素線間に入替えを与えるように同一撚り方向でかつ同一撚りピッチで撚り合わせて芯ストランドaとし、その芯ストランドaの周りにこの例では14本の素線13を配し、芯ストランドaの撚り方向と同一または逆にスパイラル状に撚り合わせて外層bを形成したものである。
このコードにおいても、芯ストランドaの長手方向で素線同士が平行状に並ぶ部分と素線同士が交差する部分が混在し、異なる断面位置の(a)と(b)では交差により構成素線1〜12の配列が入れ替わり、かつ交差による口開き隙間gが1か所以上形成された開輪郭形状となっている。そしてさらに、構成素線1〜12には波くせによる隙間g’が形成されている。
一方外層bでは、前記した素線数の採用により素線間に隙間が形成されており、したがって、(a)と(b)のように芯ストランドaの中心と外層bの外方とは連通状態となっている。
【0014】
図5は本発明による1×12+14+1構造のスチールコードについて、1撚りピッチ内のある1断面を模式的に示しており、図4に示すスチールコードの周りに、素線1〜12及び13よりも細い径の1本の素線14を外層bの撚りピッチよりも短い撚りピッチで巻き付けている。
【0015】
上記図1ないし図5は本発明の単に若干例であり、これらに限定されるものではない。すなわち、他の構成たとえば1×7+11,1×9+11,1×11+12,1×12+13なども本発明に含まれる。
しかし、いずれにしても本発明において芯ストランドaの素線数は少なくとも6本である。その理由は素線数が5本以下になるとコード強力を保持するため素線径を著しく太くしなければならず、それにより耐疲労性が著しく低下するとともに、2層構造にする意味がなくなるためである。芯ストランドaの素線数の上限は14本程度が好ましい。その理由は15本以上たとえば19本あるいは27本などにすると、素線数の増加により芯ストランドの長手方向と直角の断面で開輪郭形状が形成されにくくなり、ゴムが芯ストランド中心部まで届きにくくなるからである。
一方、外層bの素線本数は少なくとも10本である。これは芯ストランドの最低素線本数6本に対応して外層bの素線間に隙間を設けるための本数である。上限は18本程度である。これは芯ストランドの最大素線本数14本に対応する外層bの素線間隙間を確保するための本数である。
【0016】
いずれにしても本発明のスチールコードは、芯ストランドaの各素線が芯ストランドaの撚りピッチよりも小さなピッチの波くせを持ち、しかも、各素線が任意の順序で芯ストランド中心側と外周側の間および外周側で入れ替わったり、外周側の隣接する素線が入れ替わったりする交差サイクルが反復する。これにより、素線の移動の過程で交差部分が形成され、かつその移動時の素線割込み位置により平行撚りを構成する相手方の素線が変化するものである。
素線の交差は外周側の素線同士が交差する場合もあるし、外周側と中心側の素線が交差することもありうる。また、素線は平行な2本ないしそれ以上の本数の素線束が他の1本以上の素線と交差することもある。したがって、素線の外周側移動時の位置は図示するような位置に限られるものではない。
【0017】
なお、本発明において素線同士が入れ替わる交差頻度Fは、芯ストランドaの1撚りピッチ当たり、0.5〜6.0回が好ましい。
その理由は、0.5回よりも少ないと、口開きの数が少なくなるため隙間形成が不十分になって芯ストランド中心部へのゴムの浸透量が減少し、また、素線同士の拘束力が不足するため軸方向圧縮力を受けたときに素線が広がりやすくなるからである。
しかし、6.0回よりも多くなると、素線間の隙間形成や拘束力は良好であるものの、芯ストランドに撚り込まれる素線の長さにアンバランスが生じて疲労性が低下したり、引張り強力が低下したりするため、これまた適当でない。前記規定範囲であれば、ゴム浸透性、拘束力、強度等の特性をバランスよく実現することができる。
芯ストランドにおいて、素線の波付けピッチLは0.25≦L/P≦0.55の範囲にし、また素線径に対する波の高さH/dは1.05以上にすることが好ましい。この芯ストランドの周りに素線間隙間ができる本数の素線を選んで撚り合わせることにより、生産性やゴム浸透性をバランスよく実現することができる。 本発明は芯ストランドaを構成する素線の太さが同一であることが基本であるが、場合によっては太さに差があってもよい。
【0018】
図6と図7は本発明を適用したラジアルタイヤを示しており、21は1プライ以上からなるカーカスで、ビード25の下端を囲みさらにビードフィラーの端末高さ以上に折り返されている。22はトレッド、23a,23b,23c,23dはカーカス21とトレッド22との間に配した複数枚(この例では4枚)のベルトである。
前記カーカス21とベルト23a,23b,23c,23dは図7のように、平行配列のスチールコードSの両側からゴムをトッピングしてゴム層24とし、これをタイヤに成形後、加硫することにより作られている。
スチールコードSはこの例では図3に示す構造を用いており、このスチールコードをカーカス21に埋設している。もちろん、トレッド22に最も近いベルト23dあるいはこのベルトとその下の少なくとも1枚のベルトに埋設することも本発明に含まれる。
【0019】
次に、本発明のスチールコードの製造法の一例を説明する。
撚り線機での撚り合わせは通常の1×nのスチールコードと同じであるが、撚り線機の上流の素線供給ボビンから繰り出した6本以上の各素線をくせ付けピンを3本から5本千鳥に配置した波付け用のプリフォーマーに導き、前記くせ付けピンに沿わせて導く。そして、このプリフォーマーを素線を軸にして公転させるか、あるいは、このプリフォーマーを固定したまま、この後にワイヤーツイスターを配置して素線を軸にしてワイヤーツイスターを公転させて素線に捻りを入れながら、撚り線機構に引き取ってやる。これにより素線に螺旋状の波くせを付けることができる。
あるいはこのようなプリフォーマーを使わないで、お互いに噛み合う歯車の間を素線を通過させて素線に二次元的な波をつけてもよい。
次に、撚り線機の入り口に素線入れ替え装置を配置し、各素線をこの装置に通して撚り口前で各素線の張力を周期的に変化させて素線同士の入れ替わりを起こさせる。
この素線入れ替え装置は、回転軸に対して偏芯した数種類の径のロールを素線の長手に対して直角に配置する。このロールを回転させるとロールはクランク運動をするので、ロール溝に素線を沿わせて通過させることにより、素線の張力が変化し、これにより撚り口部で素線間の入れ替わりが生じる。その後、撚り線機で通常と同じく撚り合わせれば、芯ストランドを製作することができる。
このようにして、製作した芯ストランドを別の撚り線機にかけ、この周りに11本以上の所望本数の素線をスパイラル状に撚り合わせれば、本発明のスチールコードが製作できる。
なお、必要に応じて、このコードを通常のラッピングマシンにかけて1本の素線を巻き付ければ、ラッピング付きの本発明のコードを製作することができる。
【0020】
【実施例】
次に本発明の実施例を示す。
〔実施例1〕
予めらせん状の波くせを付けた0.22mmの径の素線6本を長手で素線間の入れ替わりを起こさせながら、S方向に撚りピッチ10mmで一度に撚り合わせて1×6の芯ストランドとした。更に、この芯ストランドの周りに11本の素線をZ方向に撚りピッチ14mmで撚り合わせてコードとした。
このコードは図3に示すような断面形状をなし、芯ストランドを構成する各素線はお互いに入れ替わりながら撚り合わされ、交差により大きな口開きを生じ、断面において不特定な開輪郭形状が随所に生じ、開輪郭部において芯ストランドの外から中心部に通じる隙間が創成されていた。また、各素線に小さいピッチで波くせが付けられていることが複合して素線間の隙間がよく確保されていた。
コードの芯ストランドの波くせ付けは、ピッチLが4.0mm、波の高さHは0.26mmであり、一方、素線の交差頻度Fは芯ストランドの10mm当たり1.2回である。
このコードの特性を1×3+8構造のコード(従来例1)および1×3+8+13構造(従来例2)とともに表1に示す。
【0021】
〔実施例2〕
予め各素線に波くせを付けた0.175mm径の素線12本を長手で素線間で入れ替わりを起こさせながら、S方向に撚りピッチ10mmで一度に撚り合わせて1×12の芯ストランドとした。さらに、この芯ストランドの周りに14本の素線をZ方向に撚りピッチ16mmで撚り合わせてコードとした。
このコードの長手方向に直角の断面形状は図4に示すようなものであった。
このコードの芯ストランド素線の波くせは、ピッチL4.5mmでその波の高さHは0.24mmであり、一方、素線の交差頻度Fは芯ストランドの10mm長さ当たり1.1回である。
【0022】
〔実施例3〕
実施例2のコードに0.15mmの素線をS方向に5.0mmのピッチで巻き付けてコードとした。このコードの断面形状は図5に示すようなものであった。
〔実施例4〜9〕
実施例2の芯ストランドと同一の素線径、撚り方向、撚りピッチで芯ストランドを製作した。但し、芯ストランドにおける素線の波付けピッチ、波付け高さ及び素線の交差頻度を異なるように製作した。この芯ストランドの周りに13本の素線をZ方向に撚りピッチ16mmで撚り合わせてコードとした。
〔実施例10〕
実施例5の芯ストランドの周りに13本の素線を芯ストランドと同方向(S)方向に撚り合わせ、更にこの周囲に0.15mmの素線をZ方向に5.0mmのピッチで巻き付けてコードとした。
実施例2ないし実施例10のスチールコードの特性を1×3+8+13+1構造(従来例3)及び1×3+8+13構造(従来例4)と比較して示す。表2は実施例2ないし実施例6を示し、表3には実施例7ないし実施例10及び従来例3,4を示す。
【0023】
なお、表1ないし表3において、各特性の試験法と評価法は以下のとおりである。
ゴム浸透性:スチールコードを100grの張力下でゴム中で加硫した後、コードを分解してコード内部へのゴム浸透状態を目視で観察し、完全浸透状態を100として評価した。
空気透過性:スチールコードをゴム中に長さ25.4mm埋め込んで加硫し、それを水中に配置して一端よりエアー(空気圧0.5kgf/cm2)を一分間流して、コード中を通過するエアーの有無を調べた。
耐久性:スチールコードを100grの張力下でゴム中で加硫して帯状の試験サンプルとし、これを25mmφの千鳥配置させたロールに掛け、これを左右に往復させてコードに繰返し曲げを与えてコードが破断するまでの回数を測定したもので従来例2と従来例4をそれぞれ100として比較した。
曲げ反発性:スチールコードを直径200mmφのループにしてセットし、ループの頂点から最下点まで垂直に押し下げた後、再び、コードの反発を受けながら徐々に元に戻し、コードが戻った点を%で表す。完全に元まで戻った場合を100%とする。タイヤ成形においてカーカス部のスチール補強にはビート周りへの折り返し(巻き付け)があるので曲げ反発性は小さいほうが好ましい。
【0024】
【表1】
Figure 0003540845
【0025】
【表2】
Figure 0003540845
【0026】
【表3】
Figure 0003540845
【0027】
表1ないし表3から明らかなように、従来例のスチールコードは2層目ないし3層目まではゴム浸透はよいが、芯ストランドの中心部まではゴムが浸透していない。これに対して実施例1ないし実施例10は、芯ストランドの中心部までゴムが良く浸透しており、従来品の欠点を十分に解消している。また、ゴムの浸透がよいため、素線間のフレッティングが緩和され、耐久性も改善されていることがわかる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1と2によれば、芯ストランドを構成する各素線に芯ストランドの撚りピッチより小さいピッチで波くせを付け、かつ芯ストランドの長手において素線同士に入れ替わりを与えて、お互いに交差する部分を混在させており、この交差部で口開きが創成されるため、ストランドの外側から中心部まで通じる隙間を作ることができ、そして、交差部では素線同士が絡み合って、互いに拘束するので創成された口開きによる素線間隙間が固定される。このため外層から芯ストランドの中心部までゴムを確実に浸透させることができる。また、このようにゴムの浸透がよいため、素線間のフレッティングが緩和され、耐久性も良好なものとすることができる。
さらに、本発明のコードは6本以上の素線を芯ストランドに使用して一括よりし、その周りに11本以上の素線をスパラル状に撚り合わせて外層を形成した2層構造であるためその製造撚り工程も2回で済み、したがって、コスト的にも非常に有利であるなどのすぐれた効果が得られる。
請求項4によれば、上記特性のスチールコードをカーカスまたはベルトの少なくとも一部に使用しているため、耐食性及び耐久性のよい高性能のタイヤとすることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスチールコードの一実施例を示す部分拡大側面図である。
【図2】図1のコードを解撚して取り出した素線の状態を模式的に示す側面図である。
【図3】図1のコードの長手方向と直角の断面形状を模式的示す断面図である。
【図4】本発明によるスチールコードの他の例を示す断面図である。
【図5】本発明によるスチールコードの他の例を示す断面図である。
【図6】本発明によるスチールコードを使用したラジアルタイヤの断面図である。
【図7】図6に使用するプライの一例を示す拡大断面図である。
【図8】従来のスチールコードを例示する断面図である。
【図9】従来のスチールコードを例示する断面図である。
【図10】従来のスチールコードを例示する断面図である。
【符号の説明】
a 芯ストランド
b 外層
1〜6,11a〜11i 芯ストランドの素線
13 外層素線
14 ラッピング用の素線
g 口開き隙間
g’ 波くせによる隙間

Claims (4)

  1. 6本以上の素線を同一方向に同一撚りピッチで一度に撚り合わせてなる芯ストランドの周りに、10本以上の素線を芯ストランドの撚り方向とは逆方向にスパイラル状に撚り合わせてなる1×n+m構造のスチールコードであって、前記芯ストランドの各素線がその撚りピッチより小さいピッチの波くせを有し、しかも、該芯ストランドの長手において素線同士の交差部が混在し、更に該芯ストランドの周囲に撚り合わせた素線間に隙間を有することを特徴とするゴム補強用スチールコード。
  2. 6本以上の素線を同一方向に同一撚りピッチで一度に撚り合わせてなる芯ストランドの周りに10本以上の素線を芯ストランドの撚り方向と同方向にスパイラル状に撚り合わせてなる1×n+m構造のスチールコードであって、前記芯ストランドの各素線がその撚りピッチより小さいピッチの波くせを有し、しかも、該ストランドの長手において素線同士の交差部が混在し、更に該芯ストランドの周囲に撚り合わせた素線間に隙間を有することを特徴とするゴム補強用スチールコード。
  3. スチールコードの外周に1本の素線をラッピングしてなる請求項1ない請求項2に記載のゴム補強用スチールコード。
  4. 請求項1ない請求項3のいずれかに記載のスチールコードをカーカス部またはベルト部の少なくとも一部の補強に使用したことを特徴とするラジアルタイヤ。
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