JPH08127986A - ゴム補強用スチールコードおよびこれを用いたラジアルタイヤ - Google Patents

ゴム補強用スチールコードおよびこれを用いたラジアルタイヤ

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JPH08127986A
JPH08127986A JP6287367A JP28736794A JPH08127986A JP H08127986 A JPH08127986 A JP H08127986A JP 6287367 A JP6287367 A JP 6287367A JP 28736794 A JP28736794 A JP 28736794A JP H08127986 A JPH08127986 A JP H08127986A
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strand
steel cord
core strand
gap
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JP6287367A
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Yoshiyuki Oguro
義之 小黒
Kazuo Matsumaru
一夫 松丸
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Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】芯ストランドが安定した素線間隙間を有し、芯
ストランド中心部まで確実にゴムを浸透させることがで
きる多層構造のスチールコードとセパレーションの発生
のない高寿命のラジアルタイヤを提供する。 【構成】3本ないし4本の素線を同時に撚り合わせた芯
ストランドの周りに、素線間に隙間を形成するようにス
パイラル状に撚り合わせた1×3+Mまたは1×4+M
の2層構造ないしは1×3+M+Nまたは1×4+M+
Nの3層構造を有し、かつ芯ストランド及び側のすべて
の素線が同一径からなるスチールコードにおいて、芯ス
トランドが芯ストランド長手方向で素線同士がお互いに
入れ替わって交差する部分を混在させている。またこれ
を使用して補強したタイヤとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層構造のゴム補強用ス
チールコードおよびこれを用いたラジアルタイヤに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】車両用ラジアルタイ
ヤにおいては、そのベルト部やカーカス部の補強にスチ
ールコードが用いられている。タイヤに用いられている
スチールコードはその要求特性に応じて多種類の構造の
ものがあるが、いずれにしてもゴムとの複合体としてそ
の機能を十分に発揮するには、スチールコードとゴムと
が一体化していなければならない。すなわち、スチール
コードとゴムとの一体化が十分でないと、走行中の剪断
歪や曲げ歪によってスチールコードとゴム間でセパレー
ション現象が起き、タイヤの致命的な欠陥につながる危
険性があり、タイヤ寿命も短くなってしまう。スチール
コードとゴムとの一体化のためには、コード内部までゴ
ムが十分に浸透していることが必要である。ゴムがコー
ド内部まで十分に浸透していないと、コード内部にゴム
が充填されない空隙部が存在することになり、タイヤが
走行中に外傷を受けた場合、この傷から水分が侵入して
コードに達し、空隙部を水分が伝わり、錆が伝播するこ
とになる。こうなると、コードとゴムのセパレーション
が著しくなる。したがって、良好なゴム浸透性は、タイ
ヤ補強用のスチールコードに要求される最重要特性であ
る。
【0003】従来、トラック・バスなどの大型車両用の
タイヤにおいては、そのベルト部の補強用スチールコー
ドとして、図8(a)のように、3本の素線を同時に撚り
合わせて芯ストランドとし、その周りに6本の素線を撚
り合わせた1×3+6構造(芯ストランド素線は側スト
ランド素線よりも径が細い)が使われている。一方、上
記タイヤのカーカス部の補強用には、図8(b)のように
3本の素線を同時に撚り合わせて芯ストランドとし、こ
の周りに9本の素線を撚り合わせた1×3+9構造(全
素線同一径)や、図8(c)のように、前記構造のものに
さらに15本の素線を撚り合わせた1×3+9+15構
造のスチールコードがよく使われてきた。しかしなが
ら、上記した従来のスチールコードは、いずれの構造の
ものもコードの内部にはゴムが浸透する隙間がほとんど
ないという不具合があった。この対策として、図9(a)
に示すように、側ストランドの素線径を前記図8(a)の場
合よりも細くしたり、図9(b)(c)のようにすべての素線
径を同一の条件下で素線本数を少なくして1×3+8構
造あるいは1×3+8+13構造としたり、あるいは図
9(d)のように芯ストランドの素線本数を4本にしたス
チールコードが提案されている。このような構造によれ
ば、側ストランドの素線間に隙間が形成されるため、図
8のものに比べてゴム浸透性はある程度改善される。し
かしながら、これらの改良においても、芯ストランドは
各素線が互いに接触した関係にあり、それら素線間には
半径方向に通じる隙間が存在しない。このため、芯スト
ランド中心部は依然としてゴムの侵入が困難な状態のま
まであり、このためゴム浸透性やゴムとの接着性が不十
分となり、前記したような問題を解消できなかった。
【0004】この対策としては、芯ストランドをルーズ
に撚り合わせたり、芯ストランドの各素線に微小な波を
付けて撚り合わせたりすることも考えられるが、芯スト
ランドの周りに更に複数の素線を撚り合わせたときに、
この側の素線によって芯ストランドが締め付けられる
と、芯ストランドの素線間隙間も狭くなってしまう。従
って、素線間隙間を維持してコードを撚り合わせること
が実際上技術的に難しくなるとともに、コードごとのゴ
ム浸透性に大きなバラツキが生じるため実用的とはいえ
ない。
【0005】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、芯ス
トランドが安定した素線間隙間を有し、芯ストランド中
心部まで確実にゴムを浸透させることができる多層構造
のスチールコードを提供することにある。また本発明の
他の目的は、セパレーションの発生のない高寿命のラジ
アルタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、3本ないし4本の素線を同時に撚り合わせて
なる芯ストランドの周りに、撚り合わせた場合に素線間
に隙間がほとんどできない素線本数より少ない本数の素
線をスパイラル状に撚り合わせて素線間に隙間を形成し
た1×3+Mまたは1×4+Mの2層構造あるいは更に
該2層構造の周りに同様に素線間に隙間ができる本数の
素線をスパイラル状に撚り合わせた1×3+M+Nまた
は1×4+M+Nの3層構造を有しかつ芯ストランド及
び側のすべての素線が同一径からなるスチールコードに
おいて、芯ストランドが芯ストランド長手方向で素線同
士がお互いに入れ替わって交差する部分を混在させてい
る構成としたものである。また、本発明はこれに代え
て、3本ないし4本の素線を同時に撚り合わせてなる芯
ストランドの周りに、撚り合わせた場合に素線間に隙間
がほとんどできない素線本数と同数でかつその場合の素
線径よりも細い径の素線をスパイラル状に撚り合わせて
素線間に隙間を形成した1×3+Mまたは1×4+Mの
2層構造あるいは更に該2層構造の周りに同様に素線間
に隙間ができる本数の素線をスパイラル状に撚り合わせ
た1×3+M+Nまたは1×4+M+Nの3層構造のス
チールコードにおいて、芯ストランドが芯ストランド長
手方向において素線同士がお互いに入れ替わって交差す
る部分を混在させている構成としたものである。なお、
上記いずれの場合にも、芯ストランドにおける素線同士
の交差頻度は、芯ストランド1撚りピッチ当り0.5〜
4.0回の範囲とすることが好ましい。また、本発明は
他の目的を達成するため、前記いずれかのスチールコー
ドを用いてベルト部ないしカーカス部の少なくとも一部
を補強したタイヤとしたものである。本発明において使
用される素線は、その径が0.10〜0.40mmであ
り、表面にはゴムと加硫接着させるため真鍮などのメッ
キが施されている。
【0007】
【作用】本発明においては、スチールコードの芯ストラ
ンドが3ないし4本の素線から構成されていることは従
来のこの種のスチールコードと同様であるが、本発明に
おいては、芯ストランドの長手方向で素線同士がお互い
に入れ替わって交差する部分を混在させている。すなわ
ち、芯ストランドの撚り合わせにおいて、その長手方向
において素線同士の入れ替わりを意図的に起こさせるこ
とで素線同士が交差する部分を設け、芯ストランド長手
方向で素線同士が交差しないでほぼ平行状に並んでいる
部分と素線同士が交差している部分が混在するようにし
ている。上記のように素線同士を交差させることでスト
ランドにアイ状の口開きが創成され、したがって、素線
間にゴムが浸透できる隙間が得られる。しかも交差した
素線同士はお互いに拘束しあって次の素線同士が交差し
ないてほぼ平行状に並んでいる部分(平行撚り部分)へと
移行する。従って、前記した交差による隙間の大きさと
位置はしっかりと固定することができる。こうした隙間
の固定化により、芯ストランドの周りに2層あるいは3
層にと複数の素線が撚り合わされて芯ストランドが締め
付けられても隙間の減少が防止される。そして、2層目
や3層目は素線本数を隙間ができる本数を選んで撚り合
わせ、あるいは素線径を隙間ができるように選定して撚
り合わせているため、芯ストランドの周りに隙間が形成
される。従って、ゴム層に埋め込んだときにゴムは外層
の隙間を通り、さらに芯ストランドを構成する素線間の
隙間を通してコード内部まで十分に浸透させることがで
きる。
【0008】また、本発明においては、芯ストランドを
作りその周りに側の素線を配してスパイラル状により合
わせるため、芯ストランドの素線は2層あるいは3層へ
と移動せず、常に芯ストランドにおいて入れ替わりるだ
けである。そのため、全部の素線を一括撚りしつつ中心
層の素線と外層の素線が入れ替わるバンチドコード構造
とした場合のような中心層と外層の素線長の大きな変化
がなく、引張り荷重が作用したときに特定の素線に負担
が大きく加わって疲労したり、破断したりする懸念がな
い利点がある。さらに、特に芯ストランドの素線交差頻
度Fを芯ストランド1撚りピッチ当たり0.5〜4.0
回の範囲とした場合には、アイ状の口開き隙間の数が十
分となるとともに素線同士の交差による拘束が確実なも
のとなり、しかも、ストランドに撚り込まれる素線長さ
のアンバランスが少なく、疲労性の低下やフレッティン
グ摩耗も防止され、ゴム浸透性と隙間固定力、耐疲労
性、座屈性能などの特性をバランスよく実現することが
できる。
【0009】
【実施例】以下本発明を添付図面に基いて詳細に説明す
る。図1と図2は本発明によるスチールコードの第1実
施例を示しており、1×3+6の2層構造からなってい
る。Aは芯ストランドであり、3本の素線1,2,3を
同一撚り方向でかつ同一撚りピッチで撚り合わせてい
る。Bは側ないし第2層であり、6本の素線5を前記芯
ストランドAの周りにスパイラル状に撚り合わさせてい
る。
【0010】本発明においては、芯ストランドAの素線
1,2,3は通常の一括撚り芯ストランドのように平行
状に整然と撚り合わされるのでなく、長手方向で平行部
分と交差部分とが混在するように故意に撚りが乱されて
いる。すなわち、図1のようにストランド長手方向で素
線が平行状に並んだ部分aと、任意の素線がお互いに交
差した部分bを有し、交差部分bにはストランド中心に
通じるアイ状の口開き隙間cが創成されている。前記平
行部分aと交差部分bはストランド長手方向で交互に繰
り返され、交差によって素線位置は様々に変化し、した
がってストランド長手方向と直角の断面は、L状、V
状、I状など様々な形状となっている。上記構成の特徴
は後述する各実施例においても同様である。
【0011】一方、側ないし第2層Bの各素線5は、前
記芯ストランドAの撚りピッチよりも大きな撚りピッチ
で、芯ストランドAの撚り方向と同一方向又は異なる方
向に撚られている。そして、この実施例では、各素線5
は、芯ストランドAの周りに撚り合わせたときに隣あう
同士が接触しあるいはほとんど隙間がなく近接する径よ
りも適度に細い径d1が選定されており、これにより各
素線5,5間に隙間c’が形成されている。
【0012】図2は第1実施例のスチールコードを所定
長さごとに長手方向と直角に切断した断面を模式的に示
している。(a)は芯ストランドAの素線1,2,3が反
時計回りの方向に並んだ平行部分aを示し、(b)は素線
3が他の素線1,2から離間し始めた部分を示し、(c)
は素線1が外周側に移動する一方、素線1,2を割るよ
うに素線3が中心部に落ち込んだ交差部分bを示し、
(d)は素線3が外側に移動する一方、素線2が素線
1,3を割るように落ち込んだ交差部分bを示してい
る。(e)は交差部の末部であり、素線2が外周側に移動
し素線1,3が接近するように移動し始めた状態を示し
ている。側ないし第2層Bの各素線5は前記芯ストラン
ドAの周りを取り巻き、素線5,5間には隙間c’が形
成され、この隙間c’は芯ストランドAの素線の交差に
よる口開き隙間cによりコード中心部と通じている。
【0013】図3は本発明の第2実施例を示しており、
1×3+8の2層構造からなっている。芯ストランドA
が3本の素線1,2,3を同一撚り方向でかつ同一撚り
ピッチにしかも長手方向で平行部分と交差部分とが混在
するように撚り合わされていることは前記第1実施例と
同様である。また、側ないし第2層Bの素線5が芯スト
ランドAの撚りピッチよりも大きな撚りピッチで、芯ス
トランドAの撚り方向と同一方向又は異なる方向に撚ら
れていることも第1実施例と同様である。ただ、この実
施例では、側ないし第2層Bの素線5は芯ストランドA
の素線と同じ径、つまりスチールコードを構成する素線
がすべて同一の径であり、しかも、芯ストランドAの周
りに撚り合わせたときに素線同士が接触しあるいはきわ
めて接近する素線本数よりも1本少ない本数を使用し、
これにより、素線間に隙間c’を形成している。もちろ
ん素線数を2本少なくしてもよい。図3において、(a)
は芯ストランドAの素線1,2,3が反時計回りの方向
に並んだ平行部分を示し、(b)は素線3が中心部に落
ち込んだ交差部分を示し、(c)は素線3が外周側に移動
する一方、素線1,3を割るように素線2が落ち込んだ
交差部分を示し、(d)は素線2が外周側に移動する一
方、素線3が素線1,2を割るように落ち込んだ交差部
分を示している。
【0014】図4は本発明による1×3+8+13構造
のスチールコードを示している。この実施例において、
芯ストランドAは3本の素線1,2,3を同一撚り方向
でかつ同一撚りピッチにしかも長手方向で平行部分と交
差部分とが混在するように撚り合わしていることは前記
第1実施例や実施例2と同様である。第2層Bは、8本
の素線5を芯ストランドAの周りに配し、芯ストランド
Aの撚りピッチよりも大きな撚りピッチで、芯ストラン
ドAの撚り方向と同一方向又は異なる方向にスパイラル
状に撚り合わさすことにより構成されている。第3層C
は、前記第2層Bの周りに13本の素線6を配し、それ
ら素線を第2層Bの撚りピッチよりも大きな撚りピッチ
で、また第2層Bの撚り方向と同一方向または異なる方
向でスパイラル状に撚り合わすことで構成されている。
この実施例においてはコードを構成するすべての素線の
径が同一であり、第2層Bは芯ストランドAの周りに撚
り合わせたときに素線同士が接触しあるいはきわめて接
近する素線本数よりも1本少ない本数を使用し、これに
より、素線間に隙間c’を形成している。同様に第3層
Cも第2層Bの周りに撚り合わせたときに素線同士が接
触しあるいはきわめて接近する素線本数よりも2本少な
い本数を使用し、これにより、素線間に隙間c”を形成
している。図4(a)(b)はコードの長手方向と直角の断面
特に交差部分を代表的に2つだけ示しており、芯ストラ
ンドAの素線1,2,3の入れ替わりにより、図1に示
すようなアイ状の口開き隙間cが形成されている。
【0015】図5は本発明による1×4+9+14構造
のスチールコードを示している。この実施例において、
芯ストランドAは4本の素線1,2,3,4を同一撚り
方向でかつ同一撚りピッチにしかも長手方向で平行部分
と交差部分とが混在するように撚り合わしている。第2
層Bは、9本の素線5を芯ストランドAの周りに配し、
芯ストランドAの撚りピッチよりも大きな撚りピッチ
で、芯ストランドAの撚り方向と同一方向又は異なる方
向にスパイラル状に撚り合わさすことにより構成されて
いる。第3層Cは、前記第2層Bの周りに14本の素線
6を配し、それら素線を第2層Bの撚りピッチよりも大
きな撚りピッチで、また第2層Bの撚り方向と同一方向
または異なる方向でスパイラル状に撚り合わすことで構
成されている。この実施例においてはコードを構成する
すべての素線の径が同一であり、第2層Bは芯ストラン
ドAの周りに撚り合わせたときに素線同士が接触しある
いはきわめて接近する素線本数よりも少ない本数を使用
し、これにより、素線間に隙間c’を形成している。同
様に第3層Cも第2層Bの周りに撚り合わせたときに素
線同士が接触しあるいはきわめて接近する素線本数より
も少ない本数を使用し、これにより、素線間に隙間c”
を形成している。図5は当該スチールコードを所定長さ
ごとに切断した断面を模式的に示している。(a)は4
本撚りの芯ストランドAの平行部分であり、各素線1,
2,3,4が反時計回り方向に平行に並んでいる。
(b)は素線1がコード中心部に落ち込む一方、素線4
が外周側に移動し、素線2,3,4の間隔が広げられて
いる。(c)は再び素線1がコード中心から外周側に移
動し、素線2と3の間に割り込んでおり、これによって
交差部分が形成される。(d)は素線4がコード中心に
落ち込んでいる。(e)は素線4が再び外周側に移動
し、反時計回り方向で1,3,4,2の順でならび、平
行部分を形成している。この図5から明らかなように、
第3層Cは素線間に隙間c”を有し、この隙間c”は第
2層Bの隙間c’に通じ、さらに隙間c’は芯ストラン
ドAの口開き隙間cによりコート中心部に連通してい
る。
【0016】なお本発明は図4(a)と図5(a)に仮想線で
示すように、最外層の周りに1本の素線7を最外層の撚
り方向と逆の方向にスパイラル状に巻き付けることも含
むものである。外層の素線間に隙間を得る方法として素
線の本数を減らす方法は、外層に使用する素線本数が多
い場合に適している。外層に使用する素線本数が少ない
場合には本数の減少によりコード強力が低下するため、
素線の径を変えて素線間に隙間を得る方法が適当であ
る。また、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、1×4+6構造や、1×4+8構造とし、芯ストラ
ンドAの4本の素線を互いに入れ替わって交差する交差
部が混在するように撚り合わせたものを含む。さらに3
層以上とする場合も含む。また、上記実施例1ないし実
施例5は本発明における芯ストランドAの素線の入れ替
わり状態の数例を示すものであり、図示するものに限定
されない。すなわち、各素線は任意の順序で入れ替わる
サイクルを取ることができ、素線の移動の過程で交差部
分が形成され、かつその移動時の割込み位置により平行
撚り部分を構成する相手方の素線が変化するものであ
る。
【0017】本発明において、素線が交差して入れ替わ
る頻度Fは、通常、芯ストランドAの1撚りピッチ1P
当り0.5〜4.0回の範囲とすることが好ましい。そ
の理由は、素線交差頻度Fが0.5/1P未満では、ア
イ状の口開き隙間の数が少なくなるためコード中心部へ
のゴム浸透性が低下し、また素線同士の拘束作用が不足
することになり、素線交差頻度Fが4.0/1Pを越え
る場合には、ゴム浸透性や拘束作用は良好であるもの
の、芯ストランドに撚り込まれる素線の長さにアンバラ
ンスが生じて耐疲労性が低下したり、フレッティング摩
耗が発生しやすくなるからである。上記範囲であれば、
ゴム浸透性、隙間拘束作用、耐疲労性および耐フレッテ
ィング性などの特性をバランスよく実現することができ
る。
【0018】上記本発明のスチールコードの芯ストラン
ドAの素線入替えは、例えば、撚り線機の素線導入側の
撚り口前に素線入替え装置を配し、各素線をこの装置に
通して撚り口前で各素線の張力を所望の順序で周期的に
変化させることで実現される。 素線入替え装置は、た
とえば、回転軸にこれの軸線に対して偏芯させた偏芯度
の異なる3個ないし4個のロールを素線長手方向と直角
に配置したものを用いる。この偏芯ロールの各溝に素線
を一定張力で沿わせた状態で撚り線機を駆動させると、
偏芯ロールがクランク運動するので素線の張力が変化す
る。これにより、撚り口部で素線間の入れ替わりが起っ
て素線同士が交差するので、引き続き全部の素線を通常
のように撚り線機で撚り合わせれば、上記した特異な芯
ストランドAが製造される。あとは、この芯ストランド
Aの周りに更に所定の本数の素線をスパイラル状に撚り
合わせて2層構造にしたり、更に、この周りに所定本数
の素線を同じく、スパイラル状に撚り合わせることで本
発明のスチールコードを製造できる。
【0019】図6は本発明によるバス・トラック用のラ
ジアルタイヤである。11はカーカスで、ビード16の下端
を囲みさらにビードフィラー17の端末高さ以上に折り返
されている。12はトレッド、13はカーカス11とトレッド
12の間に配したベルトであり、(a)では2プライ13a,13
b、(b)では4プライ13a,13b,13c,13dからなっている。本
発明は前記カーカス11又は/及びベルト13の補強材とし
て前記したスチールコードSを埋設するものである。ベ
ルト13への埋設は、全部のプライの場合と、一部のプラ
イ、たとえば(a)では第2プライ13b、(b)では第4プライ1
3dの双方を含む。図7はカーカス11又はベルト13を拡大
して示しており、平行配列のスチールコードSの先端か
らトッピングを行ってゴム層14とし、これをタイヤ成
型後加硫することで作られる。ゴムは天然ゴム、合成ゴ
ムのいずれでもよいが、セパレーションとコード耐久性
の面から、50%モジュラスが10〜40kg/cm2であることが
好ましい。
【0020】
【具体例】次に本発明の具体例を示す。 〔具体例1〕直径0.20mmの素線3本を長手で交差
部と平行部が混在するように9.5mmピッチでS方向
に撚り合せて芯ストランドとし、この周りに直径0.3
5mmの6本の素線をZ方向にピッチ18mmでスパイ
ラル状に撚り合わせ、1×3×0.20+6×0.35
構造のスチールコード(実施例1)を得た。この時の芯ス
トランドにおける素線の交差頻度は1撚りピッチ当た
り、1.1回とした。このコードの断面形状は図2のよ
うになり、芯ストランドの素線交差部では、ゴムが十分
に浸透する素線間隙間が存在し、一方側ストランドの素
線間にも隙間が存在するため、全体にゴム浸透のよいス
チールコードになっている。側ストランドの素線径を
0.35mmにしたのは素線間に隙間を持たせるためで
あり、素線径を0.38mmにすると図8(a)のよう
に素線間の隙間がほとんどなくなってしまう。
【0021】〔具体例2〕直径0.22mmの素線3本
を長手で交差部と平行部が混在するように6.0mmピ
ッチでS方向に撚り合わせて芯ストランドとし、この周
りに直径0.22mmの8本の素線をZ方向にピッチ1
2.0mmでスパイラル状に撚り合わせて1×3+8×
0.22構造のスチールコード(実施例2)を得た。この
コードの断面形状は図3のようなものであった。この時
の芯ストランドの素線交差頻度は、1撚りピッチ当たり
0.8回とした。
【0022】〔具体例3〕直径0.22mmの素線3本
を長手で交差部と平行部が混在するように6.0mmピ
ッチでS方向に撚り合わせて芯ストランドとし、この周
りに直径0.22mmの8本の素線をS方向にピッチ1
2.5mmでスパイラル状に撚り合わせて、2層ストラ
ンドとし、さらにこの周りに直径0.22mmの素線1
3本をピッチ20.0mmでZ方向に撚り合わせ、1×
3+8+13×0.22構造のスチールコード(実施例
3)を得た。この時の芯ストランドの素線交差頻度は、
1撚りピッチ当たり1.2回とした。このコードの断面
形状は図4のようなものであった。
【0023】〔具体例4〕具体例3のスチールコードに
おいて、芯ストランドの素線交差頻度を1撚りピッチ当
たり、0.7回とし、他を同条件として1×3+8+1
3×0.22構造のスチールコード(実施例4)を得た。 〔具体例5〕具体例3のスチールコードにおいて、芯ス
トランドの素線交差頻度を1撚りピッチ当たり、1.8
回とし、他を同条件として1×3+8+13×0.22
構造のスチールコード(実施例5)を得た。
【0024】〔具体例6〕直径0.22mmの素線4本
を長手で交差部と平行部が混在するように6.0mmの
ピッチでS方向に撚り合わせて芯ストランドとし、この
周りに直径0.22mmの9本の素線をS方向にピッチ
14.0mmでスパイラル状に撚り合わせて2層ストラ
ンドとし、さらに、この周りに直径0.22mmの素線
14本をZ方向にピッチ20.0mmでスパイラル状に
撚り合わせ、1×4+9+14×0.22構造のスチー
ルコード(実施例6)を得た。この時の芯ストランドの素
線交差頻度は1撚りピッチ当たり2.5回とした。この
コードの断面形状は図5のようなものであった。
【0025】〔具体例7〕芯ストランドにおける素線交
差頻度を1撚りピッチ当たり、3.6回とするほか具体
例6と同じ条件で1×4+9+14×0.22構造のス
チールコード(実施例7)を作った。 〔具体例8〕具体例6のスチールコードの外周に直径
0.15mmの素線をS方向にピッチ5mmで巻き付け
て1×4+9+14×0.22+0.15構造のスチー
ルコード(実施例8)を作った。
【0026】上記各スチールコードの特性を従来例およ
ひ比較例とともに表1から表4に示す。従来例1は図8
(a)に示すコード、従来例2は図9(b)に示すコー
ド、従来例3は図9(c)に示すコード、そして従来例
4は図9(d)に示すコードである。また、比較例1は
実施例1コードにおける芯ストランドの素線交差頻度を
下限以下にしたもの、比較例2は実施例2コードにおけ
る芯ストランドの素線交差頻度を下限以下にしたもの、
比較例3は実施例3コードにおける芯ストランドの素線
交差頻度を下限以下にしたもの、比較例4は実施例6コ
ードにおける芯ストランドの素線交差頻度を下限以下に
したものである。なお、各表において、各特性の試験法
と評価法は次のとおりである。 ゴム浸透性:スチールコードを100grの張力下でゴ
ム中で加硫した後、コードを分解して芯ストランド内部
へのゴム浸透状態を目視で観察し、完全浸透状態を10
0として百分率で評価した。 空気透過性:スチールコードをゴム中に長さ25.4m
m埋め込んで加硫し、それを水中に配置して一端よりエ
アー(空気圧0.5kgf/cm2)を一分間流して、
コード中を通過するエアーの有無を調べた。 耐疲労性:スチールコードを100grの張力下でゴム
中で加硫して帯状の試験サンプルとし、これを38mm
φの千鳥配置させたロールに掛け、これを左右に往復さ
せてコードに繰返し曲げを与えてコードが破断するまで
の回数を測定したもので従来例1,2,3,4をそれぞ
れ100として比較した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】上記表1ないし表4から明らかなように、
本発明によるスチールコードは2層構造や3層構造のス
チールコードでは困難とされていた芯ストランド内部へ
のゴム浸透を的確に達成できており、耐疲労性も従来の
ものと同等以上に保持することができている。比較例は
素線交差頻度が少過ぎるためゴム浸透性が本発明よりも
劣っている。
【0032】従って、本発明のスチールコードを図6の
ベルトやカーカスに使用すれば、そのすぐれた特性すな
わち、ゴム浸透性が非常によいことから、車両が走行す
るうちに路面の凹凸や金属片の踏み込みなどによりスチ
ールコードに達するほどの傷がタイヤに入り、この傷を
通して水がスチールコードに届いても発錆はわずかな部
分に留まってコード長手方向への錆の伝播を防止でき
る。従って、錆にくいことから耐セパレーション性にす
ぐれたタイヤとなる。また、コードを構成する各素線の
まわりのゴム充填がよいため、フレッティングが起りに
くい。このようなことからタイヤも長寿命となる。そし
てコードとゴムとの一体化が非常によいため、複合体と
してのタイヤがセパレーションを起さず、その機能を十
分に発揮できる。本発明のスチールコードをカーカスプ
ライに使用した場合には、前記特性からカーカス補強層
の耐食性、耐久性の向上による安定性の高いしかも高寿
命のタイヤとなる。また、ベルトプライに適用した場合
には、ベルト補強層の耐食性、耐久性の向上による大幅
に長寿命化したタイヤを実現できるとともに、ベルトの
剛性も高くすることができ、操縦安定性もすぐれたもの
となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1と2によ
れば、2層または3層構造のスチールコードでありなが
ら、芯ストランドの特殊構造により大きくかつ安定した
隙間を形成できるため芯ストランドの内部にまでゴムを
十分に浸透させることができ、しかも、ゴム浸透がよい
ことから耐疲労性も良好であるなどのすぐれた効果が得
られる。請求項4によれば、芯ストランドの素線の交差
頻度を所定範囲としているため、口開き隙間の数が十分
となるとともに素線同士の交差による拘束が確実なもの
となり、しかも、ストランドに撚り込まれる素線長さの
アンバランスが少なく、疲労性の低下やフレッティング
摩耗も防止され、スチールコードとして必要な特性とゴ
ム浸透性をバランスよく達成することができるというす
ぐれた効果が得られる。請求項5によれば、上記特性を
有するスチールコードを補強材としているため、セパレ
ーションが発生しにくい、寿命の長いタイヤとすること
ができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスチールコードの一例を部分的に
示す拡大側面図である。
【図2】図1のスチールコードの長手方向と直角の断面
各部を模式的に示す拡大断面図である。
【図3】本発明によるスチールコードの他の例を模式的
に示す断面図である。
【図4】本発明によるスチールコードの他の例を模式的
に示す断面図である。
【図5】本発明によるスチールコードの他の例を模式的
に示す断面図である。
【図6】本発明を適用したラジアルタイヤの断面図であ
る。
【図7】本発明を適用したプライの一例を示す部分的断
面図である。
【図8】従来のクローズドタイプのスチールコードを示
す断面図である。
【図9】従来のオープンタイプのスチールコードを示す
断面図である。
【符号の説明】
A 芯ストランド B 側ないし第2層 C 第3層 a 平行部分 b 交差部分 c 口開き隙間 c’ c” 隙間 1〜4 芯ストランドの素線 5 側ないし第2層の素線 6 第3層の素線 S スチールコード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3本ないし4本の素線を同時に撚り合わせ
    てなる芯ストランドの周りに、撚り合わせた場合に素線
    間に隙間がほとんどできない素線本数より少ない本数の
    素線をスパイラル状に撚り合わせて素線間に隙間を形成
    した1×3+Mまたは1×4+Mの2層構造あるいは更
    に該2層構造の周りに同様に素線間に隙間ができる本数
    の素線をスパイラル状に撚り合わせた1×3+M+Nま
    たは1×4+M+Nの3層構造を有しかつ芯ストランド
    及び側のすべての素線が同一径からなるスチールコード
    において、芯ストランドが芯ストランド長手方向で素線
    同士がお互いに入れ替わって交差する部分を混在させて
    いることを特徴とするゴム補強用スチールコード。
  2. 【請求項2】3本ないし4本の素線を同時に撚り合わせ
    てなる芯ストランドの周りに、撚り合わせた場合に素線
    間に隙間がほとんどできない素線本数と同数でかつその
    場合の素線径よりも細い径の素線をスパイラル状に撚り
    合わせて素線間に隙間を形成した1×3+Mまたは1×
    4+Mの2層構造あるいは更に該2層構造の周りに同様
    に素線間に隙間ができる本数の素線をスパイラル状に撚
    り合わせた1×3+M+Nまたは1×4+M+Nの3層
    構造のスチールコードにおいて、芯ストランドが芯スト
    ランド長手方向において素線同士がお互いに入れ替わっ
    て交差する部分を混在させていることを特徴とするゴム
    補強用スチールコード。
  3. 【請求項3】コードの最外層の周りに1本の素線を巻き
    付けているものを含む請求項1または請求項2のいずれ
    かに記載のゴム補強用スチールコード。
  4. 【請求項4】素線同士の交差頻度が芯ストランド1撚り
    ピッチ当たり0.5〜4.0回の範囲にある請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載のゴム補強用スチールコ
    ード。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4に記載のスチール
    コードでベルト部ないしカーカス部の少なくとも一部を
    補強したことを特徴とするラジアルタイヤ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011161003A3 (en) * 2010-06-22 2012-03-08 Nv Bekaert Sa Layered steel cord with alternating core
JP2013510771A (ja) * 2009-11-17 2013-03-28 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 透過性の異なるカーカス補強ワイヤを有するタイヤ
CN109338768A (zh) * 2018-12-03 2019-02-15 江苏兴达钢帘线股份有限公司 一种2+2+8×n结构的高渗胶性能钢丝帘线

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