JP2693900B2 - スチールコード - Google Patents

スチールコード

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JP2693900B2
JP2693900B2 JP4317733A JP31773392A JP2693900B2 JP 2693900 B2 JP2693900 B2 JP 2693900B2 JP 4317733 A JP4317733 A JP 4317733A JP 31773392 A JP31773392 A JP 31773392A JP 2693900 B2 JP2693900 B2 JP 2693900B2
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コード内への高分子材
の侵入を容易とすることにより耐腐食性を向上でき、例
えばタイヤ補強用コードとして好適に使用しうるスチー
ルコードに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばゴム、プラスチック等の高分子材
からなる成形品にあっては、これらの製品強度を高める
ために高分子材中に補強コードを埋設する場合があり、
特に、トラック・バス等の重荷重車両、建設車両などに
用いる空気入りタイヤにおいては、タイヤ剛性を高めか
つ大なるタイヤ荷重を支承するために、カーカスコー
ド、ベルトコード、ビードコード等として前記のような
スチールコードが多用されている。
【0003】又この種のコードとしては、一般に、図8
に示すように、3本のフィラメントfを撚り合わせてな
るコアAの外側に、複数本のフィラメントfからなるシ
ースBi(i=1、2…)を順次撚り合わせて形成した
いわゆる層撚り構造のものが使用されている。その理由
は、フィラメントfがコンパクトに撚り込まれるため、
コードの小径化に役立ち、しかもコアAのフィラメント
が三角形配置をなし曲げ変形に際してのフィラメント配
列を安定に保つため曲げ剛性を均一化しうるという利点
に基づく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な層撚り構造のスチールコードは、各シースBi内で隣
り合うフィラメントfが互いに近接するため、タイヤ加
硫の際のゴム浸透性が低下し、特にコアAにおいて3本
のフィラメントfが密に接触するため、その中心にゴム
が浸入しない空所Hが形成される。
【0005】その結果、空所H内の残存空気がタイヤ発
熱によって膨張し局部的な歪を発生させる他、残存空気
内に含まれる水分等及びタイヤの損傷部から浸入する水
分等が前記空所H内で拡散しコードの腐食損傷を誘発さ
せるなどタイヤ耐久性を著しく低下させる。
【0006】出願人は特願平3−340305号によっ
て、コアを形成するスチールフィラメントの1又は2本
に型づけスチールコードを用いる提案を行った。この提
案により、コア部分はゴムの浸透性が改善されるもの
の、コアの外側に配されるシースによりコアへのゴムの
浸透が阻害されるという問題が生じた。
【0007】発明者は前記問題点の解決を図るべく研究
を重ねた結果、コアの前記構成に加えて各シースの構成
フィラメントの本数とその各フィラメント径とを規制す
ることにより、コア及びシースへのゴムの浸透がより高
まり、フレッティング及び銹が進行するのを防止しうる
ことを見出し本発明の完成させたのである。
【0008】本発明は、コード特性を損ねることなく例
えばゴム等である高分子材の浸透を確実化でき、コード
の腐食損傷を防止しうるスチールコードの提供を目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、直径が0.1
〜0.35mmのスチールフィラメントを層撚りすること
により形成されかつ高分子材中に埋設されることにより
該高分子材を補強するスチールコードであって、3本の
同径のスチールフィラメントを撚り合わせたコアと、該
コアの外側にかつコアを囲んで配される内側のシース
と、該内側のシースを囲んで配される中間のシースと、
該中間のシースを囲んで配される外側のシースとからな
り、前記コアのスチールフィラメントの1又は2本は、
該スチールフィラメントの長手中心直線からはずれる湾
曲部をくり返して型づけした型づけスチールフィラメン
トを用い、かつ他のスチールフィラメントは型づけしな
いスチールフィラメントを用いるとともに、型づけした
スチールフィラメントと、型づけしないスチールフィラ
メントとの間の間隙Tを該スチールフィラメントの直径
の0.6倍以下かつ0.15倍以上とする一方、各シー
スを形成するスチールフィラメントの本数は、nを1、
2又は3からなる整数、mを1又は2からなる整数とす
るとき、内側のシースは(2n+m)本、中間のシース
(3n+2m)本、外側のシースは(4n+3m)本か
らなり、しかも外側のシースのスチールフィラメントの
直径は中間のシースのスチールフィラメントの直径以
上、かつ中間のシースのスチールフィラメントの直径は
内側のシースのスチールフィラメントの直径以上、かつ
内側のシースのスチールフィラメントの直径はコアのス
チールフィラメントの直径以上とし、かつ外側のシース
のスチールフィラメントの直径を、コアのスチールフィ
ラメントの直径よりも大きくしたことを特徴とするスチ
ールコードである。
【0010】
【作用】コアを構成する3本のスチールフィラメントの
内、1本又は2本に型づけスチールフィラメントを用い
ている。該型づけスチールフィラメントは、例えば波線
状、螺旋状等をなすなど、その長手中心線からはずれる
湾曲部を有し、従ってストレートな非型づけスチールフ
ィラメントと撚り合わすことによって、互いに接触、非
接触をくり返す。しかも各シースにおけるスチールフィ
ラメント間の平均空隙を高めているため、例えばゴムの
コード内への浸透、特にコア内への浸透を確実化し、耐
腐食性を高める一方、残存空気に基づく歪の発生、強度
低下等を防止しうる。
【0011】又コアのスチールフィラメントは互いに接
触する部分を有するため、安定な三角形配置を維持する
とともに、例えばオープンコードが陥るごとき低荷重域
における伸び率の著しい増大を防止でき、従来の層撚り
構造のものと略等しい安定した弾性特性と均一な曲げ剛
性とを発揮しうる。
【0012】又、内側、中間、外側の各シースにおい
て、フラメントの本数を(2n+m)、(3n+2m)
本、(4n+3m)本の順に設定したため、各シースに
おいてフラメント間の隙間を充分に確保でき、例えば
ゴムのコア内への浸透を高める。
【0013】さらに、外側のシースのスチールフィラメ
ントの直径を中間のシースのスチールフィラメントの直
径以上、かつ中間のシースのスチールフィラメントの直
径を内側のシースのスチールフィラメントの直径以上、
かつ内側のシースのスチールフィラメントの直径をコア
のスチールフィラメントの直径以上とし、かつ外側のシ
ースのスチールフィラメントの直径を、コアのスチール
フィラメントの直径よりも大きくしたため、ゴムのシー
ス及びコア内への浸透を更に高めうるとともに、コード
の曲げ弾性率を効果的に高めうる。
【0014】このように本願発明は、前記した各構成が
有機的に結合されかつ一体化されることにより、コア及
びシースへのゴムの浸透が高まりフレッティングを防止
し、かつスチールフィラメントの銹の進行を防ぎ、コー
ドの耐久性を高めうるのである。
【0015】又この構成に係るスチールコードを用い
て、タイヤのカーカスプライ、ベルトプライ、ビードコ
アなどのタイヤの骨格構造体を形成した場合には、該タ
イヤの破損を防ぎタイヤの耐久性を著しく高めることが
可能となる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。前記スチールコード1は、直径dが0.1〜0.3
5mmのスチールフィラメントFを層撚りした、本例では
4層の層撚り構造をなし、図1に示すごとく、中心層を
なすコアCの外側に、内側のシースB1、中間のシース
B2、外側のシースB3を順次配している。
【0017】前記コアCは、図2に示すように、互いに
同径な3本のスチールフィラメントFCを撚り合わせる
ことによって形成され、しかもその中の1本又は2本の
フィラメントに型づけスチールフィラメントFC1を、
又残りのフィラメントに非型づけスチールフィラメント
FC2を夫々採用している。
【0018】ここで非型づけスチールフィラメントFC
2は、図6に示すように、撚り合わせ前において、その
長手中心線Lに沿ってのびる従来の直線状のフィラメン
トである。又型づけスチールフィラメントFC1は、図
5に示すように、例えば波付け加工を予め施すことによ
り、前記長手中心線Lから外にはずれる波線状の湾曲部
2を小ピッチで形成した曲線状のフィラメントであっ
て、このような湾曲部2を設けることにより、型づけス
チールフィラメントFC1と非型づけスチールフィラメ
ントFC2とは接触、非接触をくり返して撚り合わされ
る。従ってコアCは、図3に示すように、非接触の部分
Pにおいて、ゴム等の高分子材が浸透可能な間隙Tを、
型づけスチールフィラメントFC1と非型づけスチール
フィラメントFC2との間に形成できる。なお型づけス
チールフィラメントFC1としては螺旋状に型づけした
ものを採用してもよく、かかる場合、螺旋部分によって
湾曲部2を形成する。特に型づけスチールフィラメント
FC1の湾曲部2を、長手中心線Lに対してほぼ対称を
なす螺旋状に形成した場合には、コアCに規則的な同型
の間隙Tを周期的に付与しうる(図4)。
【0019】他方コアCは接触の部分において、フィラ
メントFC1、FC2間に接触圧が作用するため、荷重
作用時の縮径変形が抑制され、特に低荷重域(0〜5k
g)での伸び率の増大を防止し安定した弾性特性を発揮
しうる。なおこのような効果を発揮させるためには、前
記間隙Tを、コアのスチールフィラメントFCの直径
dcの0.15倍以上かつ0.6倍以下とする必要があ
る。間隙Tが0.15dcより小のとき、浸透性が不十
分となり、逆に0.6dcより大のとき、例えば5kg荷
重時の伸び率が0.3%以上となるなど低荷重域での寸
法安定性が低下し安定した弾性特性が得られ難い。
【0020】ここでnを1、2又は3からなる整数、m
を1又は2からなる整数とするとき、内側のシースB1
は、互いに等しい直径d1を有するとともに前記コアC
のまわりを取り囲んで一列に配される(2n+m)本、
本実施例ではn=3、m=2とし計8本のスチールフィ
ラメントF1…から形成される。
【0021】又中間のシースB2は、同様に、前記内側
のシースB1のまわりを取り囲んで一列に配される(3
n+2m)本、本実施例では前記の如くn=3、m=2
とし計13本かつ直径d2を有するスチールフィラメン
トF2…から、外側のシースB3は、中間のシースB2
を取り囲む(4n+3m)本、本実施例ではn=3、m
=2とし計18本かつ直径d3のスチールフィラメント
F3…から夫々形成される。なお各シースBに用いられ
るスチールフィラメントF1、F2、F3には、夫々非
型づけのフィラメントが採用される。従って本実施例に
よるスチールコードは(3+8+13+18)の構造と
なる。
【0022】なお前記フィラメント構成の他、n=1、
m+1とするときには、3+3+5+7の構成、又n=
2、m=1のときは、3+5+8+11の構成などn及
びmの値を選択するとき、種々なフィラメント構成のも
のを形成しうる。
【0023】又外側のシースB3のスチールフィラメン
トF3の直径d3を中間のシースB2のスチールフィラ
メントF2の直径d2以上、該直径d2を内側のシース
B1のスチールフィラメントF1の直径d1以上、該直
径d1をコアCのスチールフィラメントFCの直径dc
以上、すなわち dc≦d1≦d2≦d3 ……(1) なおコアCのスチールフィラメントFCの直径dcを最
外層、すなわち外側のシースB3のスチールフィラメン
F3の直径d3より小、すなわち dc<d3 ……(2) とし、このことにより、コードの曲げ弾性率を効果的に
高めることができる。
【0024】このように各シースを形成することによ
り、それぞれのシースにおいて平均空隙gを高め、ゴム
等が各シースB内を透過でき前記コアC内部へ侵入する
のを確実にする。
【0025】ここで前記平均空隙g及び平均中心間距離
pを内側のシースB1を用いて説明する。
【0026】すなわち平均空隙gは、図7に示すように
前記内側のシースB1に配される全スチールフィラメン
トF1をコアCのまわりに均等に分散して配列させた時
の互いに隣り合うスチールフィラメントF1、F1間の
空隙を意味する。又平均中心間距離pとは、かかる均等
な分散配列において互いに隣り合うスチールフィラメン
トF1、F1のフィラメント中心間の距離を意味する。
【0027】すなわち本願では、コアCに型づけスチー
ルフィラメントFC1を用いているため、その外側でス
チールフィラメントを真円配列させることが難しく、従
ってシースBのいわゆるピッチ円を各スチールフィラメ
ントの中心を結ぶ多角形体として考え、その全周長さに
Σpのしめる空隙Σgの割合としてとらえることが出来
る。
【0028】各シースBのフィラメントの本数及びフィ
ラメントの径を前記した如く規制することによって、透
過性が不十分となるΣg/Σpを5%の値以上に確保で
き、又スチールコードがシース内で大きく位置ずれし、
局部的に空隙gが小となる危険が生じるΣg/Σが3
0%をこえることなくフィラメントを配列することが出
来る。
【0029】又前記構造のスチールコード1は、本実施
例では、例えば各スチールフィラメントFC、F1、F
2、F3を夫々同方向に向けて撚上げるとともに、単位
長さ当たりの撚り数を、内層から外層に順次増加させて
もよい。このように撚り方向を同一とすることにより、
半径方向内外で隣り合うスチールフィラメント間の交差
角度を小さくでき、各スチールフィラメント間の接触圧
をより低減し、フレッティング等のコード破断を抑制し
うる。
【0030】
【具体例】図1に示す構成を有するスチールコードにつ
いて、表1に示す仕様に基づき形成する(実施例)とと
もに各スチールコードの空気透過性を調査した。なお図
8に示す従来の構成を有するコード(比較例1、2)及
び本願構成外のスチールコード(比較例3)について併
せて調査を行い比較を行った。
【0031】空気透過性は、各スチールコードをトッピ
ングゴムにより被覆しかつタイヤとして成形、加硫した
後、一定長さ分タイヤからゴムが付着した状態で引出す
とともに、その周りをゴムで取り囲み、一端から1kg/
cm2 の空気圧を1分加えたときの他端での空気透過量を
測定した。その結果を比較例1を100とした指数で示
しており、数値が小さい程コード内にゴムが浸透し、良
好である。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】叙上のごとく本願のスチールコードは、
コアを形成するスチールフィラメントの1又は2本に型
づけスチールフィラメントを用いかつ各シースの平均空
隙を規制しているため、高分子材の浸透性を向上でき、
耐久性を大巾に高めうるとともに、スチールフィラメン
トの直径を規制することにより、前記浸透性を損なうこ
となく、コードの曲げ弾性率を高めうる。
【0034】又本願のスチールコードを用いてタイヤの
カーカスプライ、ベルトプライ、ビードコアなどのタイ
ヤ骨格構造体を形成した場合には、タイヤの破損を防ぎ
耐久性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスチールコードの断面
図である。
【図2】コアを示す斜視図である。
【図3】非接触の部分におけるコアを示す断面図であ
る。
【図4】コアの他の例を示す断面図である。
【図5】型づけスチールフィラメントの一例を示す平面
図である。
【図6】非型づけスチールフィラメントを示す平面図で
ある。
【図7】平均空隙等を説明するスチールコードの断面図
である。
【図8】従来技術を説明する断面図である。
【符号の説明】
2 湾曲部 B シース B1 内側のシース B2 中間のシース B3 外側のシース C コア d、dc、d1、d2、d3 直径 F、FC、F1、F2、F3 スチールフィラメント FC1 型づけスチールフィラメント FC2 非型づけスチールフィラメント T 間隙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径が0.1〜0.35mmのスチールフィ
    ラメントを層撚りすることにより形成されかつ高分子材
    中に埋設されることにより該高分子材を補強するスチー
    ルコードであって、 3本の同径のスチールフィラメントを撚り合わせたコア
    と、該コアの外側にかつコアを囲んで配される内側のシ
    ースと、該内側のシースを囲んで配される中間のシース
    と、該中間のシースを囲んで配される外側のシースとか
    らなり、 前記コアのスチールフィラメントの1又は2本は、該ス
    チールフィラメントの長手中心直線からはずれる湾曲部
    をくり返して型づけした型づけスチールフィラメントを
    用い、かつ他のスチールフィラメントは型づけしないス
    チールフィラメントを用いるとともに、 型づけしたスチールフィラメントと、型づけしないスチ
    ールフィラメントとの間の間隙Tを該スチールフィラメ
    ントの直径の0.6倍以下かつ0.15倍以上とする一
    方、 各シースを形成するスチールフィラメントの本数は、n
    を1、2又は3からなる整数、mを1又は2からなる整
    数とするとき、内側のシースは(2n+m)本、中間の
    シース(3n+2m)本、外側のシースは(4n+3
    m)本からなり、 しかも外側のシースのスチールフィラメントの直径は中
    間のシースのスチールフィラメントの直径以上、かつ中
    間のシースのスチールフィラメントの直径は内側のシー
    スのスチールフィラメントの直径以上、かつ内側のシー
    スのスチールフィラメントの直径はコアのスチールフィ
    ラメントの直径以上とし、 かつ外側のシースのスチールフィラメントの直径を、コ
    アのスチールフィラメントの直径よりも大きくしたこと
    を特徴とするスチールコード。
  2. 【請求項2】各シースは、スチールフィラメントの撚り
    数を、このシースの内側に配されシースのスチールフィ
    ラメントの撚り数以上としたことを特徴とする請求項1
    記載のスチールコード。
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