JP5258764B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、スチールコードをゴム補強材として用いた空気入りタイヤに関し、特には耐久性の向上を図った空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤ、特に高い荷重を支え長時間走行するようなトラックやバスに適用されるようなタイヤにおいては、長期間の過酷な使用に耐え、安定した性能を発揮するために、高い強度と剛性、および寸法安定性が重要である。特にタイヤのクラウン部は、使用時に常に内圧による周方向に引張り入力を受け、使用によりクリープして周長が伸びることにより歪が生じ、耐久性を悪化させたり、タイヤの断面形状を変化させ、摩耗特性を悪化させたりする。
その対策として、例えば、特許文献1には、カーカスの周りのトレッド部に2層の交錯ベルトを配し、さらに、その下層に、少なくとも1層の波形(またはジグザグ形)をなす多数のコード(またはフィラメント)の補強要素からなるストリップ状のクラウン強化層を赤道に沿って配して、タイヤの重量増を招くことなくセパレーションを有効に防止する技術が開示されている。
特許第2623003号公報
しかしながら、近年の摩耗に対する強い要求と操縦安定性の高い要求の下では、特許文献1に記載されているようなクラウン強化層の適用のみでは耐久性の面で必ずしも十分とはいえなくなってきており、今日、より一層の耐久性の向上が望まれている。
そこで本発明の目的は、これまで以上に耐久性の向上を図った空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は、摩耗に対する強い要求と操縦安定性の高い要求のためにタイヤ周方向だけでなくタイヤ幅方向にも適度な剛性を持つことが要求される近年の状況下で、例えば、特許文献1記載のようにクラウン強化層を設けたタイヤの幅方向に剛性を付与すると、周方向に配向したクラウン強化層との間に高いせん断歪が発生し、特にタイヤ幅に対し、外側の周方向クラウン強化層にセパレーションの懸念が出てくることが分かった。本発明者は、かかる知見に基づきさらに鋭意検討した結果、コード自身が適度に伸長して発生するせん断歪を緩和させるために、タイヤ幅方向外側の周方向クラウン強化層に真直で破断伸度の大きいスチールコードを配置したところ、これまでのクラウン強化層の場合と比較してより一層耐久性の向上を図ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、少なくとも一対のビードコア間に跨ってトロイド状に延在する少なくとも一層のカーカスを骨格とし、該カーカスの外周に、複数本のコードまたはフィラメントを補強要素とする2〜4層のベルトを有する空気入りタイヤにおいて、
前記ベルトのうち1層または2層を、ゴム−スチールコード複合体を全体としてタイヤ周方向に沿って配向させてなるストリップより形成されたクラウン強化層とし、
前記クラウン強化層が、タイヤ幅方向の両外側に位置する一対の外側ストリップと、その間に位置する中側ストリップとに3分割され、
前記外側ストリップのスチールコードの破断伸度(Eo)と前記中側ストリップのスチールコードの破断伸度(Ei)とが次式、
Eo>Ei
で表される関係を満足し、
前記外側ストリップのスチールコードが真直であり、かつ、
前記外側ストリップの単位幅あたりの破断強力Toと、前記中側ストリップの単位幅あたりの破断強力Tiとが次式、
To/Ti≧0.92
で表される関係を満足することを特徴とするものである。
本発明の空気入りタイヤの好適例は下記の通りである。
前記外側ストリップのスチールコードの破断伸度(Eo)と前記中側ストリップのスチールコードの破断伸度(Ei)とが次式、
2.5≧Eo/Ei≧1.05
で表される関係を満足する。
前記外側ストリップのスチールコードのコード径(Do)と前記中側ストリップのスチールコードのコード径(Di)とが次式、
1.15≧Do/Di≧0.85
で表される関係を満足する。
前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜6本のスチールフィラメントを撚り合せてなる1×n構造の単撚り構造を有し、コード軸方向に対し撚り角が69度以下で、かつ破断伸度が1.8%以上である。
前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜9本のスチールフィラメントを撚り合せてなるストランドをm=2〜5本撚り合わせてなるm×nの複撚り構造を有し、コード軸方向に対し撚り角が69度以下で、かつ破断伸度が1.8%以上である。
前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜6本のスチールフィラメントを撚り合わせてなる1×nの単撚り構造を有し、該スチールフィラメント中心を結ぶ円周長(Lf)と該スチールフィラメントの径(Df)の和(n×Df)とが次式、
2.8≧Lf/(n×Df)≧1.15
で表される関係を満足し、かつ前記スチールコードの破断伸度が1.8%以上である。
前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜9本のスチールフィラメントを撚り合わせてなるストランドをm本撚り合わせてなるm×nの複撚り構造を有し、該ストランド中心を結ぶ円周長(Ls)と該ストランドの径(Ds)の和(m×Ds)とが次式、
2.8≧Ls/(m×Ds)≧1.15
で表される関係を満足し、かつ前記スチールコードの破断伸度が1.8%以上である。
前記中側ストリップからなるクラウン強化層の幅(Wi)が前記クラウン強化層の全幅(Wt)に対し、次式、
0.95×Wt≧Wi≧0.5×Wt
で表される関係を満足する。
本発明によれば、これまで以上に耐久性の向上を図った空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の空気入りタイヤの一例のトレッド部近傍を示す拡大断面図である。 本発明に適用可能なスチールコードの一例を示す断面図である。 本発明に適用可能なスチールコードの他の例を示す断面図である。 (a)および(b)は、実施例で用いたスチールコードの断面図である。 実施例で用いた他のスチールコードの断面図である。 実施例で用いた他のスチールコードの断面図である。 実施例で用いた他のスチールコードの断面図である。 実施例で用いた他のスチールコードの断面図である。 実施例で用いたスチールコードを波型形状としたゴム−スチールコード複合体の平面図である。
符号の説明
1 カーカス
2 ベルト
3 クラウン強化層
10 タイヤ
20 スチールコード
以下、本発明の実施の形態につき具体的に説明する。
図1に、本発明の一実施の形態に係るタイヤのトレッド部近傍の拡大断面図を示す。図示するタイヤ10は、少なくとも一対のビードコア(図示せず)間に跨ってトロイド状に延在する少なくとも一層のカーカス1を骨格とし、その外周に2〜4層のベルト2(図示する例では2層)を有する。ベルト2には、タイヤの中央円周を含む平面、即ち、タイヤ赤道面に対し20〜50°の傾斜角をなし、層間で互いに交差する複数本のコードまたはフィラメントを補強要素とする既知のベルト構造を好適に採用することができる。
タイヤ10は、ベルト2の内周側であってカーカス1の外周に、ゴム−スチールコード複合体を全体としてタイヤ周方向に沿って配向させてなるストリップより形成された、少なくとも1層(図示例では2層)のクラウン強化層3を備えている。本発明においてクラウン強化層3は、ベルト2の外周側であっても、あるいはベルト2の層間であってもよく、特に制限されるべきものではない。
本発明においては、クラウン強化層3は、タイヤ幅方向の両外側に位置する一対の外側ストリップ3aと、その間に位置する中側ストリップ3bとに3分割され、外側ストリップ3aのスチールコードの破断伸度(Eo)と中側ストリップ3bのスチールコードの破断伸度(Ei)とが次式、
Eo>Ei
好ましくは次式、
2.5≧Eo/Ei≧1.05
で表される関係を満足し、かつ、外側ストリップ3aのスチールコードが真直であることが肝要である。即ち、本発明においては、外側ストリップ3aに発生するせん断歪を緩和すべく、外側ストリップ3aに対し、コード自身が適度に伸長し、かつ、真直で、中側ストリップ3bよりも破断伸度の大きいスチールコードを適用する。
外側ストリップ3aのスチールコードの破断伸度は、好ましくは1.8%以上である。
外側ストリップ3aに配置する真直で破断伸度の大きいスチールコードは、発生するせん断歪に対し十分な伸度を持つため、セパレーションに至らない。波状に型付けをしたスチールコードで十分な伸度を持たせるには、型付け量を大きくする必要があり、タイヤ外観に影響を及ぼしてしまうため、本発明では真直なスチールコードを用いる必要がある。
また、タイヤ全幅にわたりクラウン強化層3に真直で破断伸度の大きいスチールコードを配置した場合には、周方向クラウン強化層の本来の目的である十分なタガ効果を発揮することができないため、外側ストリップ3aのみに真直で破断伸度の大きいスチールコードが必要になる。
また、本発明においては、外側ストリップ3aの単位幅あたりの破断強力Toと、中側ストリップ3bの単位幅あたりの破断強力Tiとが次式、
To/Ti≧0.92
で表される関係を満足することが好ましい。この値が0.92未満であると、全幅を中側ストリップ3bとしたタイヤ対比、全体のケース剛性が著しく不足してしまう。
さらに、外側ストリップ3aのスチールコードのコード径(Do)と中側ストリップ3bのスチールコードのコード径(Di)とが次式、
1.15≧Do/Di≧0.85
で表される関係を満足することが好ましい。この値が0.85未満であるか、または1.15を超えると、外側ストリップ3aと中側ストリップ3bとの間で著しい段差が生じ、耐久性が低下してしまう。
さらにまた、中側ストリップ3bの幅(Wi)は、本発明の所望の効果と十分なタガ効果とを得る上で、クラウン強化層の全幅(Wt)に対し、次式、
0.95×Wt≧Wi≧0.5×Wt
で表される関係を満足することが好ましい。
さらにまた、外側ストリップ3aと中側ストリップ3bのコード打込み数は、いずれも好ましくは20〜30本/50mmである。
外側ストリップ3aに適用可能である真直で破断伸度の大きいスチールコードは、例えば、以下の方法で達成することができる。1×nの単撚り構造やm×nの複撚り構造のスチールコードを、短ピッチで撚り合わせ、コード軸方向に対し撚り角が69度以下、好ましくは65度以下55度以上とすることで、十分な伸びを確保することができる。但し、この撚り角が55度未満になると素線同士のこすれによる切断の懸念が生じる。
コードを構成するフィラメントは、ゴムの浸透を促進するために、異線径を組み合わせたり、少なくともフィラメントの1本に2次元または3次元に型をつけてもよい。あるいは、1×nの単撚り構造やm×nの複撚り構造のスチールコードを、十分に空間を持たせて撚り合せてもよい。
好適なスチールコードとしては、n=3〜6本のスチールフィラメントを撚り合せてなる1×n構造の単撚り構造を有するかまたは、n=3〜9本のスチールフィラメントを撚り合せてなるストランドをm=2〜5本撚り合わせてなるm×nの複撚り構造を有し、コード軸方向に対し撚り角が69度以下であるものを挙げることができる。
また、他の好適スチールコードとして、図2に一例として示すような、n=3〜6本のスチールフィラメントを撚り合わせてなる1×nの単撚り構造を有し、該スチールフィラメント中心を結ぶ円周長(Lf)と該スチールフィラメントの径(Df)の和(n×Df)とが次式、
2.8≧Lf/(n×Df)≧1.15
で表される関係を満足するもの、あるいは図3に一例として示すような、n=3〜9本のスチールフィラメントを撚り合わせてなるストランドをm本撚り合わせてなるm×nの複撚り構造を有し、該ストランド中心を結ぶ円周長(Ls)と該ストランドの径(Ds)の和(m×Ds)とが次式、
2.8≧Ls/(m×Ds)≧1.15
で表される関係を満足するものを挙げることができる。
ここで、Lf/(n×Df)およびLs/(m×Ds)の値が2.8を超えると、コード径の増大による総重量の影響を無視することができなくなる。一方、かかる値が1.15未満であると十分な伸度を確保することができなくなる。この場合もコードを構成するフィラメントは、ゴムの浸透を促進するために、異線径を組み合わせたり、少なくとも1本に2次元または3次元に型付けをしてもよい。
なお、本発明のタイヤは、補強層、特にはクラウン強化層の補強材として、上記ゴム−スチールコード複合体が適用されているものであればよく、これにより本発明の所期の効果を得ることができるものであり、他の具体的なタイヤ構造や材質等については、常法に従い適宜設定することができ、特に制限されるものではない。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
(実施例および比較例)
下記の表1および表2中に示す条件にて各比較例および実施例のゴム−スチールコード複合体を作製し、これらを図1に示すクラウン強化層3として使用し、同表に示すサイズの供試タイヤを夫々製造した。中側ストリップの幅(Wi)は、いずれもクラウン強化層の全幅(Wt)の85%程度とした。尚、表中の波型型付け2a/λは、図9の平面図に示すようにスチールコード20を波型形状(波長:λ、振幅:2a)に型付けして平行に並べ、ゴムに埋設することでゴム−スチールコード複合体を作製した。
各供試タイヤにつき以下の評価を実施した。
タイヤ外観は、タイヤ側面に目視で凹凸が確認できる場合を×、確認できない場合を○とした。
径成長は、内圧充填時にタイヤサイズが同じもの同士のうち、比較例1、4対比著しく増大する場合を×、増大しない場合を○とした。
セパレーション性は、正規内圧、正規荷重の120%の負荷条件にかけて速度60km/hで7.0万kmドラム走行させた後、ホログラフィ検査でセパレーションの有無を観察した。
得られた結果を下記の表1および表2に示す。
本発明の実施例については理想的な状態を示したものであり、実際のタイヤ等への利用などゴム物品として使用される場合には、多少変形する場合もあり、本発明の請求項の記載は、その実際の変形後の状態も含むものである。
Figure 0005258764
Figure 0005258764

Claims (8)

  1. 少なくとも一対のビードコア間に跨ってトロイド状に延在する少なくとも一層のカーカスを骨格とし、該カーカスの外周に、複数本のコードまたはフィラメントを補強要素とする2〜4層のベルトを有する空気入りタイヤにおいて、
    前記ベルトのうち1層または2層を、ゴム−スチールコード複合体を全体としてタイヤ周方向に沿って配向させてなるストリップより形成されたクラウン強化層とし、
    前記クラウン強化層が、タイヤ幅方向の両外側に位置する一対の外側ストリップと、その間に位置する中側ストリップとに3分割され、
    前記外側ストリップのスチールコードの破断伸度(Eo)と前記中側ストリップのスチールコードの破断伸度(Ei)とが次式、
    Eo>Ei
    で表される関係を満足し、
    記外側ストリップのスチールコードが真直であり、かつ、
    前記外側ストリップの単位幅あたりの破断強力Toと、前記中側ストリップの単位幅あたりの破断強力Tiとが次式、
    To/Ti≧0.92
    で表される関係を満足することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記外側ストリップのスチールコードの破断伸度(Eo)と前記中側ストリップのスチールコードの破断伸度(Ei)とが次式、
    2.5≧Eo/Ei≧1.05
    で表される関係を満足する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記外側ストリップのスチールコードのコード径(Do)と前記中側ストリップのスチールコードのコード径(Di)とが次式、
    1.15≧Do/Di≧0.85
    で表される関係を満足する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜6本のスチールフィラメントを撚り合せてなる1×n構造の単撚り構造を有し、コード軸方向に対し撚り角が69度以下で、かつ破断伸度が1.8%以上である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜9本のスチールフィラメントを撚り合せてなるストランドをm=2〜5本撚り合わせてなるm×nの複撚り構造を有し、コード軸方向に対し撚り角が69度以下で、かつ破断伸度が1.8%以上である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜6本のスチールフィラメントを撚り合わせてなる1×nの単撚り構造を有し、該スチールフィラメント中心を結ぶ円周長(Lf)と該スチールフィラメントの径(Df)の和(n×Df)とが次式、
    2.8≧Lf/(n×Df)≧1.15
    で表される関係を満足し、かつ前記スチールコードの破断伸度が1.8%以上である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記外側ストリップのスチールコードが、n=3〜9本のスチールフィラメントを撚り合わせてなるストランドをm本撚り合わせてなるm×nの複撚り構造を有し、該ストランド中心を結ぶ円周長(Ls)と該ストランドの径(Ds)の和(m×Ds)とが次式、
    2.8≧Ls/(m×Ds)≧1.15
    で表される関係を満足し、かつ前記スチールコードの破断伸度が1.8%以上である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記中側ストリップの幅(Wi)が前記クラウン強化層の全幅(Wt)に対し、次式、
    0.95×Wt≧Wi≧0.5×Wt
    で表される関係を満足する請求項1記載の空気入りタイヤ。
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