JP3539352B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のモードを有し、設定されたモードに従って動作を行う通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ファクシミリ通信などを行う通信端末装置の分野では、画像複写機能などの各種の機能が付加され、その高機能化が進んでいる。また、高機能化に対応し、それぞれの機能を利用可能なように様々な入力キーが設けられるようになっている。
【0003】
図4は、従来の通信端末装置の操作パネルの一例を示す説明図である。図中、12は操作パネル、31はテンキー、32はスタートキー、33は液晶ディスプレイ、34はLED、35はワンタッチ相手先指定キー、36はコピー/ファクス切替キーである。図4には、ファクシミリ通信機能と画像複写機能を有する通信端末装置における操作パネルの一例を示している。操作パネル12には、各種の表示装置や入力キーなどが設けられている。図4に示す例では、表示装置として、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ33、及び、設定状態などを示すLED34などを示している。また入力キーとして、ファクシミリ通信機能と画像複写機能のいずれかを選択するためのコピー/ファクス切替キー36をはじめ、各種の数値入力やファクシミリ通信時の相手先電話番号などを入力するためのテンキー31、機能の実行を指示するためのスタートキー32、ワンタッチ相手先指定キー35等を示している。ワンタッチ相手先指定キー35は、配列した各キーに通信相手先の電話番号を対応付けて登録しておき、1回のキー操作で通信相手先への通信を行うことができるキーである。さらにこのほかにも、各種の機能を設定するためのキーが設けられている。
【0004】
ところで、高機能化に伴って入力キーが増えると、増えたキーを配列するためのスペースが必要であり、そのためには操作パネルを大型化せざるを得ない。しかし、操作パネルの面積は、通信端末装置の大きさに制約される。したがって、各種の入力キーを設けるのに十分な操作パネルの面積を確保できないという問題が生じることになる。また、それぞれの入力キーを小さくすれば、より多くの入力キーを設けることができる。しかし、入力キーの操作性が低下するという別の問題が生じてしまう。
【0005】
また、例えば図4に示したワンタッチ相手先指定キー35などのように、ファクシミリ通信機能では利用するが、画像複写機能では利用しないキーも存在する。このようなキーは、画像複写機能をよく利用するユーザにとっては、ほとんど利用されない場合もある。また、基本的なファクシミリ通信機能のみしか利用しないユーザの場合にも、ワンタッチ相手先指定キー35や応用通信のためのキーなどはほとんど利用されない。しかし従来は、このようなキーについても操作パネル12に常に操作可能な状態で設けられていた。そのため、複写機能時にワンタッチ相手先指定キー35を操作するなどの誤操作の原因になるなど、操作パネル12の操作性を向上させる上でも制約されてしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、操作パネルの面積に比してより多くの入力キーを設けることが可能であるとともに、操作性を向上させた通信端末装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通信端末装置において、第1の入力手段と該第1の入力手段を被覆可能かつ開閉自在であるとともに前記第1の入力手段より大きい第2の入力手段が設けられた被覆体を備えた操作手段と、該被覆体の開閉を検出する検出手段と、複数のモードの制御を行うとともに前記検出手段による前記被覆体の開状態検出時には前記第1の入力手段に関連するモードの制御を行う制御手段を有し、前記操作手段は、前記被覆体を閉じた状態において前記第2の入力手段の押下により前記第1の入力手段の複数を押下し、前記第1の入力手段を介して入力可能であることを特徴とするものである。
【0008】
このように構成することによって、操作手段においては第1の入力手段と第2の入力手段を重層的に設けることができるので、必要とされる入力手段の面積を小さくすることができる。また、制御手段が被覆体の開閉状態によって動作モードを切り換えるので、例えば被覆体を開いて第1の入力手段が操作可能な状態では第1の入力手段に関連するモードに設定し、第1の入力手段による操作入力を受け付けることができる。これによって、ユーザは被覆体を開く動作のみで第1の入力手段を利用するモードを選択することができ、操作が簡単になる。このとき、他のキーについても被覆体を開いたときのモードでの入力を可能にすることができる。
【0009】
例えば画像複写モードと通信モードの機能を有する装置において第1の入力手段としてワンタッチ相手先指定キーを設けることができるが、この場合、ユーザが被覆体を開くことによって通信モードに移行し、ワンタッチ相手先指定キーを利用可能に構成することができる。これによって、通信モードへの切替を容易に行うことができる。さらに、被覆体が開かれて通信モードに移行している間は、テンキーなどは通信モードにおける機能、例えば通信相手先の電話番号等を入力可能にするなど、共用されるキーについても通信モードに対応した機能入力を行うように制御することができる。また被覆体を閉じた状態ではワンタッチ相手先指定キーはユーザには見えず、画像複写モードにおいて誤操作されることはない。
【0010】
また逆に、第1の入力手段として応用複写機能選択キーを設けておき、被覆体を開くことによって画像複写モードに移行し、応用複写機能選択キーを利用可能に構成することもできる。これによって、画像複写モードへの切替を容易に行うことができるとともに、通信モードにおける応用複写機能選択キーの誤操作がなくなる。また、被覆体が開かれて画像複写モードに移行している間は、テンキーなどは画像複写モードにおける機能、例えば複写部数等を可能にするなど、共用されるキーについても画像複写モードに対応した機能入力を行うように制御することができる。また被覆体を閉じた状態では応用複写機能選択キーはユーザには見えず、通信モードにおいて誤操作されることはない。
【0011】
なお、被覆体を閉じた状態では、任意のモードによって動作させることができる。被覆体を開いた状態から閉じた場合には、例えば被覆体を開いた状態とは異なるモードに移行したり、被覆体を開く前のモードに戻すことができる。
【0012】
第2の入力手段としては、例えばモードを選択するための選択手段を配置することが可能である。これによって、被覆体を閉じている場合には第2の入力手段によってモードを選択することができる。例えば制御手段が画像複写モードと通信モードの機能を制御するとき、第2の入力手段によって画像複写モードと通信モードのいずれかを選択するように構成することができる。この場合も、被覆体を開いた場合には、第1の入力手段に関連するモードが選択されたものとすることができる。もちろん、第2の入力手段によって第1の入力手段に関連するモードを選択可能に構成してもよい。また、第2の入力手段として、第1の入力手段に関連するモードとは異なるモードにおける入力手段を提供するように構成することもできる。
【0013】
さらに操作手段は、被覆体を閉じた状態において第1の入力手段より大きい第2の入力手段の押下により第1の入力手段の複数を押下し、第1の入力手段を介して入力可能に構成した。この場合、制御手段は第1の入力手段と検出手段の出力を参照することによって第2の入力手段における操作状態を検出することができる。そのため、第2の入力手段と制御手段の間の電気的な接続を不要として被覆体の構成を簡素化し、コストダウンを図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の通信端末装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例を示すブロック図である。図中、11は主制御部、12は操作パネル、13は表示部、14は入力部、15はカバー、16は第1入力キー、17は第2入力キー、18はカバー開閉検出センサ、19は読取部、20は記録部、21はNCU、22はモデム、23は画像メモリ、24はRAM、25はROM、26はバスである。
【0015】
主制御部11は、装置全体を制御し、各部を動作させる。例えば画像複写モードにおける画像のコピー機能や、通信モードにおけるファクシミリ送信機能や着信時のファクシミリ受信機能等の各種の機能を、各機能に対する設定に従って実行する。特に本発明では、操作パネル12に設けられている各種のキーの操作を受け取るとともに、カバー開閉検出センサ18の出力を受け取り、操作の内容を判断する。このとき、カバー開閉検出センサ18によりカバー15が開いた状態であることが検出されている場合には、それまでのモードとは関係なく、第1入力キー16に関連するモードの制御を行う。後述するように、例えば第1入力キー16として通信モードで利用されるワンタッチ相手先指定キーや応用通信機能キーなどとすることができ、その場合にはカバー15が開いた状態であることが検出されているときには通信モードとして制御する。また、第1入力キー16が画像複写モードで利用される応用複写機能選択キーなどとすることもでき、その場合にはカバー15が開いた状態であることが検出されているときには画像複写モードとして制御する。カバー15が閉じた状態であることをカバー開閉検出センサ18の出力により検出している場合には、入力部14に設けられているモード切替キーなどで指定されたモードにより動作制御する。なお、カバー15が開いた状態から閉じられた場合には、カバーが開かれる前のモードに戻るように制御したり、あるいは、予め利用者が設定したモードや、常に特定のモードとしたり、カバー15が閉じられる前のモードをそのまま維持することもできる。
【0016】
操作パネル12には、表示部13及び入力部14が設けられており、ユーザに対する各種の情報の提示とユーザからの各種の操作などを受け付ける。表示部13は、使用者に対するメッセージや、通信端末装置の動作状態を示すメッセージ、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示することができる。
【0017】
入力部14は、装置に対する各種の指示を行う際に用いられる。入力部14の少なくとも一部を構成する第1入力キー16は、被覆体であるカバー15によって被覆されている。このカバー15は開閉可能に構成されている。また、カバー15には第2入力キー17が設けられている。この第2入力キー17は、カバー15が閉じられた状態において、第1入力キー16を介して入力可能に構成することができる。すなわち、第2入力キー17の操作を第1入力キー16に伝達し、主制御部11に対して第1入力キー16の入力を伝達する。さらに、このカバー15の開閉状態を検知するためのカバー開閉検出センサ18が設けられている。主制御部11においては、このカバー開閉検出センサ18の出力とともに第1入力キー16の入力を判断することによって、第1入力キー16あるいは第2入力キー17のいずれが操作されたかを知ることができる。なお、具体例については後述する。
【0018】
読取部19は、主制御部11からの指示に従い、原稿の画像を読み取ることができる。なお、読取部19としては、イメージスキャナやデジタルカメラなど、種々の画像読取装置を適用することができる。
【0019】
記録部20は、コピー画像あるいはファクシミリ受信画像、装置からのメッセージなど、種々の情報の画像を記録紙上に形成する。この記録部20としては、例えば電子写真方式、インクジェット方式、感熱方式など、種々の記録方式を適用することができる。また、記録紙以外の被記録媒体上に画像を形成することもできる。
【0020】
NCU21は、回線を制御して相手先の通信端末装置との通信を行う。モデム22は、送受信する画像データの変復調を行う。これらによってファクシミリ画像の送受信を行う。
【0021】
画像メモリ23は、例えば読取部19で読み取った画像や、NCU21及びモデム22を介してファクシミリ受信した画像などを一時的に蓄積する。RAM24は、主制御部11や他の各部の処理におけるデータの保存や作業領域として用いられる。例えば開いていたカバー15を閉じたときにカバー15を開く前のモードに戻るか否かを設定するフラグを保存したり、カバー15が開かれたときにそれまでのモードを保存することもできる。ROM25は、主制御部11の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどを格納している。
【0022】
バス26は、主制御部11,操作パネル12(表示部13,入力部14,カバー開閉検出センサ18など),読取部19,記録部20,NCU21,モデム22,画像メモリ23,RAM24,ROM25等を互いに接続し、各部相互間のデータ転送を可能にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装置など、各種の機器がバス26に接続されていてもよい。また、例えばバス26にインタフェースを接続し、そのインタフェースを介して外部のコンピュータと直接あるいはLAN等を介して間接的に接続されていてもよい。
【0023】
図2は、本発明の通信端末装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例における操作パネルの一例を示す斜視図である。なお、図2(A)はカバー15を閉じた状態を示し、図2(B)はカバー15を開いた状態を示している。図中、図4と同様の部分には同じ符号を付してある。37は押下部材である。
【0024】
図2に示す操作パネル12の例においては、入力部14に設けられているキーとしてテンキー31、スタートキー32、ワンタッチ相手先指定キー35、コピー/ファクス切替キー36や、機能選択キー等、その他の各種のキーを設けている。また、表示部13として液晶ディスプレイ33やLED34などを設けている。
【0025】
操作パネル12の一部にはカバー15を設けている。カバー15は、図2に示すように自在に開閉することができる。この例では図2(A)に示すように、カバー15に設けられる第2入力キー17として、コピー/ファクス切替キー36を設けた例を示している。このコピー/ファクス切替キー36は、画像複写モードと通信モードのいずれかを選択するための選択手段として機能するキーである。また図2(B)に示すように、このカバー15を開いた状態において、カバー15に覆われる第1入力キー16が現れる。この例においては、第1入力キー16として、通信モードで使用するワンタッチ相手先指定キー35を設けている。さらに、カバー15の開閉状態はカバー開閉検出センサ18によって検出され、主制御部11に伝えられる。
【0026】
また、カバー15に設けられたコピー/ファクス切替キー36は、図2(B)に示す押下部材37と一体に構成され、あるいは押下部材37に連動しており、コピー/ファクス切替キー36を押下することによって、押下部材37も加工するように構成されている。押下部材37は、カバー15が閉じられた状態でその下端がワンタッチ相手先指定キー35を押下可能な位置に配置されている。
【0027】
このような構成によって、カバー15を閉じた状態においてコピー/ファクス切替キー36を押下することにより押下部材37がワンタッチ相手先指定キー35の1つあるいは複数を押下する。コピー/ファクス切替キー36は、バス26等に対して電気的に接続されていないが、コピー/ファクス切替キー36の押下によって、その直下に設けられたワンタッチ相手先指定キー35が押下されるので、その押下されたキーを介してコピー/ファクス切替キー36の選択を主制御部11に伝えることができる。主制御部11においては、カバー開閉検出センサ18の出力によって、カバー15が閉じられていればコピー/ファクス切替キー36が押下されたものと判断し、またカバー15が開かれていればワンタッチ相手先指定キー35が直接押下されたものと判断して処理することができる。
【0028】
このような構成では、カバー15が開いた状態においては、通信モードに設定されることが望ましい。ワンタッチ相手先指定キー35はファクシミリ送信時に利用され、予め設定されている相手先等の電話番号に対してワンタッチで通信を開始することができる。しかし画像複写モードにおいては利用されないので、カバー15が開いている場合には通信モードとしてワンタッチ相手先指定キー35を利用した通信が可能なようにしておくとよい。
【0029】
また、カバー15を閉じた状態では、この例では通信モード及び画像複写モードのいずれでも可能なように構成している。そのため、カバー15を閉じた状態でモードの切替ができるように、コピー/ファクス切替キー36をカバー15に設けている。カバー15を開いた状態では、上述のように通信モードになるため、このコピー/ファクス切替キー36は不要であり、操作できなくてよい。コピー/ファクス切替キー36あるいはカバー15の開閉によって選択されているモードは、この操作パネル12の例ではLED34が点灯することによって表示している。
【0030】
なお、テンキー31やスタートキー32などはいずれのモードにおいても共用される。このとき、例えばテンキー31は、通信モードでは例えばファクシミリ送信先の電話番号などの入力に用いられ、画像複写モードではコピー枚数等の入力に用いられることになる。またスタートキー32は、通信モードではファクシミリ送信の開始指示に使用され、画像複写モードでは複写の開始指示に使用される。液晶ディスプレイ33には、例えば通信モードにおけるファクシミリ送信の進行状況や送信結果、ファクシミリ受信状態など、画像複写モードにおける複写の進行状況や設定状態など、各種のメッセージや情報を表示する。また、装置の設定などに関する表示も行うことができる。
【0031】
図2に示した例では、第1入力キー16としてワンタッチ相手先指定キー35を設ける例を示したが、本発明はこれに限られるものではない。上述の例と同様にカバー15を開いたときに通信モードにする場合には、例えば応用通信キーなど、通信モードのみで用いられる各種のキーを配置することができる。さらに、カバー15を開いた状態で画像複写モードとすることもでき、この場合には第1入力キー16として例えば応用複写機能選択キーなど、画像複写モードのみで用いられる各種のキーを配置することができる。
【0032】
また、図2に示した例では、第2入力キー17としてコピー/ファクス切替キー36を設けているが、これに限られるものではない。例えば図2(B)に示すようにカバー15を開いた状態でワンタッチ相手先指定キー35などの通信モードのみに用いられるキーが配置されている場合、第2入力キー17として例えば応用複写機能選択キーなどの画像複写モードのみに用いられるキーを配置してもよい。この場合、第1入力キー16と第2入力キー17が逆でもよい。
【0033】
さらに、他のキーについては任意に配置することが可能である。また、第1,第2入力キーを含め、各キーは押しボタンのように機械的に動作するキースイッチに限らず、タッチパネルのような電気的なスイッチ、あるいはソフトウェア的に液晶ディスプレイ33上に設けられたボタンなど、あらゆる入力手段を組み合わせて用いることが可能である。
【0034】
さらに、図2に示す例では、カバー開閉検出センサ18として突起状のスイッチを本体側から突出させて示しているが、カバー開閉検出センサ18としてどのようなセンサを用いるかは任意である。例えば突起をカバー15側に設けたり、このような機械的なセンサではなく、静電容量や電気的接続など、各種のセンサを用いることができる。
【0035】
図3は、本発明の通信端末装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例における操作パネル12からの入力動作の一例を示すフローチャートである。なお、この例においては図2に示す操作パネルを用いるものとして説明する。また、この例においては、ファクシミリ装置の電源投入時には通信モードとなるものとする。
【0036】
ファクシミリ装置の電源が投入されると、S41においてファクシミリモードで立ち上がる。なお、電源投入時のモードは、利用者が予め設定可能に構成することができ、設定された電源投入時のモードはRAM24中の電源が切断されても消去されない領域あるいはバッテリバックアップされた領域に格納しておくとよい。なお、利用者の設定に応じてコピーモードで立ち上がる設定の場合、カバー15が閉じられているものとして処理を開始するように制御するとよい。また、設定されたモードは、例えばRAM24に格納し、以下に述べる動作やその他の動作において参照可能に構成するとよい。
【0037】
ファクシミリ装置の立ち上げ後は、S42〜S47における各種のキー及びカバー15の状態の判断を行い、それぞれの判断に該当する場合には、対応する処理を行うことになる。なお、S42〜S47の判断の順番は任意であり、ある場合にはこれらの事象の発生によりそれぞれに対応する処理が実行されるように構成される場合もある。
【0038】
まずS42では、閉じているカバー15が開いたか否かをカバー開閉検出センサ18の出力から判断する。そして、カバー15が閉じた状態から開いた状態に変化した場合には、S48においてカバー15が開く前のモードがどのモードであったかをRAM24に格納して退避する。次に、S49において通信モードに移行し、続けてS56において通信モード(図2では「ファクス」と表記。以下同じ)のLED34を点灯させ、画像複写モード(図2では「コピー」と表記。以下同じ)のLED34を消灯させてS42へ戻る。以後、通信モードとしての制御を行うことになる。
【0039】
S43では、カバー15が閉じられた状態でワンタッチ相手先指定キー35から入力があったか否か、つまり、カバー15に設けられている第2入力キー17であるコピー/ファクス切替キー36から入力があった否かを判断する。コピー/ファクス切替キー36から入力があった場合には、さらにS51においてその時点のモードを判断する。コピー/ファクス切替キー36から入力があった時点でのモードが通信モードであれば、S52において画像複写モードへ移行し、続けてS56において画像複写モードのLED34を点灯させ、通信モードのLED34を消灯させてS42へ戻る。以後、画像複写モードとしての制御を行うことになる。逆に、コピー/ファクス切替キー36から入力があった時点でのモードが通信モードでなければ、つまり画像複写モードであれば、S53において通信モードへ移行し、続けてS56において通信モードのLED34を点灯させ、画像複写モードのLED34を消灯させてS42へ戻る。以後、通信モードとしての制御を行うことになる。
【0040】
S44では、開いているカバー15が閉じられたか否かをカバー開閉検出センサ18の出力から判断する。そして、開いていたカバー15が閉じられた場合は、カバー15を閉じたときにカバー15が開かれる前のモードに復帰する設定がされているか否かの判断を、例えばRAM24に格納されているフラグを参照して行う。このフラグの値は、例えば機器設定などにおいて予め設定しておくことができる。カバー15を閉じたときにカバー15が開かれる前のモードに復帰する設定がされている場合には、S55において、RAM24を参照してカバー15が開かれたときにRAM24に待避しておいたモードに復帰する。そしてS56において、復帰したモードのLED34を点灯、他のモードのLED34を消灯させてS42へ戻る。以後、カバー15を開く前のモードの制御を行うことになる。また、復帰するモードの設定がない場合には、この例ではそのままS42へ戻り、通信モードのまま制御を続ける。あるいは、画像複写モードへ移行してもよい。
【0041】
S45では、カバー15が開いた状態でワンタッチ相手先指定キー35から入力があったか否か、つまり、第1入力キー16であるワンタッチ相手先指定キー35が直接操作されて入力されたか否かを判断する。ワンタッチ相手先指定キー35の入力が行われた時は、操作されたキーに対応する送信先をダイヤル先として決定してS42へ戻る。以後、ファクシミリ送信処理が動作し、決定されたダイヤル先にNCU21から発呼し、読取部19で読み取った画像をモデム22及びNCU21を介してファクシミリ送信する。なお、このようなファクシミリ送信処理が行われている間も、図3に示す入力部14からの入力受付の処理は続けることができる。
【0042】
S46では、テンキー31から入力があった否かを判断する。そして、テンキー31から入力があった場合には、さらにS58へ進んで、その時点におけるモードが通信モードであるか否かを判断する。通信モードである場合には、S59においてテンキー31からの入力データを送信先の電話番号として受け付け、S42へ戻る。また、通信モードでない場合、すなわち画像複写モードの場合には、S61においてテンキー31からの入力データをコピー部数として受け付け、S42へ戻る。いずれの場合にも、モードはそのまま続行される。
【0043】
S47では、その他のキーから入力があったか否かを判断する。入力があった場合は、S62において入力のあったキーに対応する処理を行ってS42へ戻る。例えばスタートキー32が入力されれば、その時点におけるモードが通信モードならファクシミリ通信処理が、また画像複写モードならコピー処理が実行されることになる。もちろん、他のキーについても、そのキーに対応した処理が行われる。キー入力やカバー15の開閉などがない場合には、そのままS42へ戻る。
【0044】
上述のような操作パネル12からの入力動作の一例により、例えば図2(A)に示すようにカバー15を閉じている時にコピー/ファクス切替キー36を押すと、ワンタッチ相手先指定キー35の所定のキーが押され、これが主制御部11へ伝えられる。主制御部11ではワンタッチ相手先指定キー35の入力として検出されるが、カバー15が閉じられていることをカバー開閉検出センサ18で検出し、S43からS51に進んで、画像複写モードを通信モードへ、あるいは通信モードを画像複写モードへ切り替えることができる。
【0045】
次に、カバー15が閉じた状態からカバー15を開くと、カバー開閉検出センサ18においてカバー15が開いたことが検出されて主制御部11へバス26を介して出力される。そうすると、S42においてカバー15が開いたことを判断し、S49において、カバー15を開く前において画像複写モードであれば通信モードへ移行し、通信モードであればそのままの状態となる。カバー15が開いた状態ではワンタッチ相手先指定キー35を直接操作できるので、例えばワンタッチ相手先指定キー35を操作するとS45でこれを判断し、S57において操作されたワンタッチ相手先指定キー35に対応して設定されている送信先の電話番号に対し、読取部19で読み取った画像をその送信先にファクシミリ送信することが可能である。
【0046】
また、カバー15を開いてから再びカバー15を閉じると、カバー開閉検出センサ18においてカバー15が閉じたことが検出されて主制御部11へバス26を介して出力される。そうすると、S44からS54に進み、カバー15を閉じたときに元のモードへ復帰するか否かの設定に応じて、モードの変更が行われる。
【0047】
上述の例では、通信モードと画像複写モードの2つのモードを有するファクシミリ装置の例を示したが、本発明はこれに限られるものではない。このほかにも種々のモードを有し、それぞれ切替可能に構成されていてもよい。また、図1に示した構成以外に、例えばインタフェースを介して直接あるいはネットワークを介してコンピュータと接続され、スキャナあるいはプリンタとしての機能と通信機能、画像複写機能などを有した構成とするなど、本発明の通信端末装置を種々の構成に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、開閉自在な被覆体を設け、第1及び第2の入力手段を重ねて配置することによって、操作手段の面積に比して入力手段をより多く設けることができる。このように上下2段に入力手段を配置しても、被覆体を開いた時にはその被覆体で覆われている第1の入力手段に関連するモードに自動的に移行するので、被覆体を開くだけでモードの切替操作を行わなくても第1の入力手段を利用するモードとなり、操作が容易となるという効果がある。このとき、他のキーについても被覆体を開いたときのモードでの入力を可能にすることができ、さらに利便性を向上させることができる。さらに、被覆体を閉じた状態では第1の入力手段を操作できないので、誤操作なども少なくなる。
【0049】
また、第2の入力手段での入力は、第1の入力手段を介して制御手段へ伝わるように構成することができ、このような構成によって第2の入力手段と制御手段とを電気的に接続する必要がなくなり、操作手段の構成を簡易なものとすることができ、ひいては製造コストの低減を図るとができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の通信端末装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例における操作パネルの一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の通信端末装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例における操作パネル12からの入力動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】従来の通信端末装置の操作パネルの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
11…主制御部、12…操作パネル、13…表示部、14…入力部、15…カバー、16…第1入力キー、17…第2入力キー、18…カバー開閉検出センサ、19…読取部、20…記録部、21…NCU、22…モデム、23…画像メモリ、24…RAM、25…ROM、26…バス、31…テンキー、32…スタートキー、33…液晶ディスプレイ、34…LED、35…ワンタッチ相手先指定キー、36…コピー/ファクス切替キー、37…押下部材。

Claims (2)

  1. 第1の入力手段と該第1の入力手段を被覆可能かつ開閉自在であるとともに前記第1の入力手段より大きい第2の入力手段が設けられた被覆体を備えた操作手段と、該被覆体の開閉を検出する検出手段と、複数のモードの制御を行うとともに前記検出手段による前記被覆体の開状態検出時には前記第1の入力手段に関連するモードの制御を行う制御手段を有し、前記操作手段は、前記被覆体を閉じた状態において前記第2の入力手段の押下により前記第1の入力手段の複数を押下し、前記第1の入力手段を介して入力可能であることを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記制御手段は、画像複写モードと通信モードの機能を制御し、前記第2の入力手段は、いずれかのモードを選択するための選択手段であることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
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