JP3904049B2 - 画像読取記録装置 - Google Patents
画像読取記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3904049B2 JP3904049B2 JP14784799A JP14784799A JP3904049B2 JP 3904049 B2 JP3904049 B2 JP 3904049B2 JP 14784799 A JP14784799 A JP 14784799A JP 14784799 A JP14784799 A JP 14784799A JP 3904049 B2 JP3904049 B2 JP 3904049B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- magnification
- selection mode
- setting
- user
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000006870 function Effects 0.000 description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取手段及び記録手段を有し、倍率及び用紙を自動または手動で設定可能な画像読取記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
読取装置で読み取った画像を記録装置で記録する画像読取記録装置においては、等倍の画像を記録するほか、画像を拡大あるいは縮小して記録する機能が備えられている。画像を拡大あるいは縮小する際の倍率は、ユーザが任意に設定したり、あるいは原稿の大きさや画像を記録する用紙の大きさなどから自動的に設定する自動倍率選択モードの機能を利用することができる。また、記録装置において画像を記録する際に使用する用紙の大きさや向きなどを選択することができる。この用紙の選択も、ユーザが任意の用紙を設定したり、あるいは原稿の大きさや向き、倍率などから自動的に用紙を設定する自動用紙選択モードの機能を利用することができる。このような倍率や用紙の設定を行うことによって、ユーザは種々の原稿上の画像を、様々な大きさで、所望の用紙にコピーすることができる。
【0003】
特に自動倍率選択モードの機能を利用する場合、用紙を設定すれば、原稿の大きさを自動判別して倍率を設定するので、ユーザは用紙に合わせた拡大コピーあるいは縮小コピーを簡単に行うことができる。また、自動用紙選択モードの機能を利用する場合、例えば倍率を設定するだけで、原稿の大きさと設定された倍率から最適な用紙を選択するので、ユーザは最適な用紙にコピーを行うことができる。
【0004】
画像読取記録装置は、複数のユーザによって共用されることがある。通常、ある第1のユーザが倍率や用紙の設定を行って装置を利用した後、別の第2のユーザが同じ装置を利用する場合を考え、利用が終了してから所定時間経過すると、設定をデフォルトの状態に戻すリセット機能がある。このリセット機能によって、所定時間以上の間隔を空けてユーザが利用する場合には、各ユーザとも、前のユーザの設定にかかわらず、デフォルトの設定状態で利用することが可能である。しかしこのリセット機能によって、ユーザは自分が装置を利用するときには、常に、装置の設定状態はデフォルトの状態であると思いこんでしまう。
【0005】
逆に第1のユーザが各種の設定を行って利用した後、所定時間経過前に第2のユーザが同じ装置を利用する場合には、第1のユーザが行った設定はそのまま残っている。しかし、上述のように第2のユーザは、設定がデフォルトの状態であると思いこんでいるので、そのまま、あるいは自分が利用したい機能のみを設定して装置を利用してしまう。そのため、第2のユーザはミスコピーをしてしまうという問題があった。
【0006】
例えば、第1のユーザが用紙の設定を例えばB5に変更し、上述の自動倍率選択モードを利用してコピーを行ったとする。それから所定時間経過する前に、第2のユーザが例えば自動用紙選択モードを利用してA3の原稿をA4へ縮小してコピーしようとしたとする。自動用紙選択モードを利用する場合、上述のように倍率のみを手動で設定すればよいから、第2のユーザは倍率を手動で70%の縮小に設定するのみでA3原稿のコピーを行う。この時点で第2のユーザは、用紙の設定はデフォルトの設定である自動用紙設定モードによりA4に設定されていると思いこんでいる。しかし、第1のユーザが行ったB5の用紙設定がそのままであるため、実際のコピー動作は、A3原稿のうちの一部が70%縮小されてB5の用紙に記録されることになる。
【0007】
また、例えば第1のユーザがA4原稿をB4に拡大してコピーするため、用紙の設定を例えばB4に変更し、また倍率として122%の拡大に設定してコピーを行ったとする。それから所定時間経過する前に、第2のユーザが例えば自動倍率選択モードを利用してA3の原稿をA4へ縮小してコピーしようとしたとする。デフォルトの用紙の設定でA4の用紙が選択される場合、第2のユーザは自動倍率選択モードを設定するだけで、原稿サイズから自動的に倍率が設定される。そのため、第2のユーザは倍率を自動倍率選択モードに設定するのみでA3原稿のコピーを行う。しかし、第1のユーザが行ったB4の用紙設定がそのままであるため、実際のコピー動作は、A3原稿からB4への縮小が行われ、B4の用紙に記録されることになる。
【0008】
このように第1のユーザが手動で用紙の設定を行って使用した場合、所定時間内に第2のユーザが倍率の設定を変更しただけでは第1のユーザによる用紙の設定が残ってしまい、ミスコピーの原因となっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、後続のユーザによるミスコピーを低減することのできる画像読取記録装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、読取手段及び記録手段を有し、倍率及び用紙を自動または手動で設定可能な画像読取記録装置において、少なくとも倍率及び用紙の設定が可能な操作手段と、前記操作手段で倍率を手動設定から自動設定に変更する操作が行われた場合に用紙の設定を手動設定から自動設定に変更する制御手段を有することを特徴とするものである。
【0011】
これによって、第1のユーザが倍率及び用紙を手動で設定してコピーを行った後、第2のユーザがコピーを取る場合、倍率を自動設定にするだけで用紙の設定が自動設定に変更されるので、第1のユーザによる用紙設定が原因のミスコピーを低減することができる。
【0012】
なお、用紙の手動設定を設定を手動設定から自動設定に変更する際には、用紙設定の変更を示すメッセージを出力するように構成することができる。このメッセージにより、第2のユーザは意図しない用紙を利用しようとしていたことを知ることができるとともに、用紙が変更されたことを確認してからコピーを行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例を示すブロック図である。図中、1は主制御部、2は表示部、3は操作部、4は倍率選択キー、5は用紙選択キー、6は読取部、7は原稿サイズセンサ、8は記録部、9は用紙カセット、10は用紙サイズセンサ、11はNCU、12はモデム、13は画像メモリ、14はRAM、15はROM、16はバスである。
【0014】
主制御部1は、装置全体を制御し、各部を動作させて、画像送受信機能、コピー機能などを実現する。特に、コピー機能の際には、読取部6に対して原稿上の画像を読み取らせ、記録部8に対してその画像を用紙上に記録させる。このとき、操作部3から設定される倍率に従って読み取った画像を拡大あるいは縮小し、同じく用紙設定に従って、指定された用紙に画像を記録する。倍率の設定には、ユーザが任意に倍率を設定する手動倍率選択モードと、自動的に倍率を設定する自動倍率選択モードがある。自動倍率選択モードでは、例えば読取部6の原稿サイズセンサ7で検知される原稿の大きさと、選択されている用紙のサイズから最適な倍率を自動判別して設定する。また、用紙の設定についても、ユーザが任意に用紙を設定する手動用紙選択モードと、自動的に用紙を選択する自動用紙選択モードがある。手動用紙選択モードでは、例えばいずれかの用紙カセット9に収納されている用紙を選択したり、あるいは図示しない手差しトレイに載置されている用紙を選択することができる。また、自動用紙選択モードでは、例えば読取部6の原稿サイズセンサ7で検知される原稿の大きさと、設定されている倍率から自動的に最適な用紙サイズを判別する。それとともに、各用紙カセット9や手差しトレイなどに収納されている用紙のサイズを用紙サイズセンサ10で判別し、用紙の供給元を自動的に切り替える。
【0015】
主制御部1ではさらに、続けて異なるユーザが利用したときのミスコピーを防止するため、前のユーザが自動倍率選択モードに設定してコピーを行った後、後のユーザが手動倍率選択モードで任意の倍率に設定したとき、手動用紙選択モードであればその設定を解除する。また、前のユーザが手動倍率選択モードで任意の倍率を設定してコピーを行った後、後のユーザが自動倍率選択モードに設定したとき、手動用紙選択モードであればその設定を解除する。いずれの場合も、手動用紙選択モードを解除した場合には、その旨のメッセージを表示部2に表示させる。また、手動用紙選択モードを解除した後は、例えば自動用紙選択モードに移行したり、あるいはデフォルトの用紙、例えば1段目の用紙カセット9に収納されている用紙を選択するように制御することができる。なお、あるユーザの利用終了後、所定時間経過後に設定をリセットする機能を有していてもよい。
【0016】
表示部2は、使用者に対するメッセージや、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示することができる。また操作部3は、使用者からの情報の入力や、装置に対する各種の指示を行う際に用いられる。表示部2と操作部3を用いることにより、各種の機能設定を行うことができる。この例では、操作部3に設けられているキーとして、倍率選択キー4と用紙選択キー5を例示している。
【0017】
倍率選択キー4は、自動倍率選択モードの設定及び手動倍率選択モードとしていくつかの倍率の選択肢から選択的に倍率を設定することができる。あるいは、例えばテンキーなどとともに、任意の倍率を設定可能に構成されていてもよい。設定されている倍率あるいは自動倍率選択モードであることは、表示部2に表示させることができる。
【0018】
また、用紙選択キー5は、自動用紙選択モードの設定及び手動用紙選択モードとして用紙カセット9あるいは図示しない手差しトレイなどに収納されている用紙から選択的に設定することができる。手動用紙選択モードでは、用紙サイズは用紙サイズセンサ10によって検知されるので、各用紙カセット9や手差しトレイに収納されている用紙サイズを表示部2に表示し、その中から用紙を選択することができる。選択された用紙あるいは自動用紙選択モードであることは、表示部2に表示させることができる。
【0019】
なお、倍率選択キー4と用紙選択キー5は、1つのキーである必要はなく、複数のキーの組み合わせであってもよい。もちろん操作部3には、これらの他、テンキーやスタートキーなど、種々のキーを有している。なお各種のキーは、それぞれのキーに機能が設定されていなくても、表示部2とともに利用することで機能の設定ができる構成でもよい。また各種のキーは、押しボタンやキーボードのように上下動するキースイッチや、回動したりスライドするスイッチ、回転するものなど機械的な選択手段に限らず、表示部2上に配置されたタッチパネルのような電気的なスイッチや、画面上に表示されている仮想的なボタンをポインティングデバイスで指示するものなど、様々な入力手法を適用することができる。
【0020】
読取部6は、原稿上の画像を読み取る。読取部6としては、例えばイメージスキャナなどの画像入力機器で構成することができる。読取部6には、原稿のサイズを判別するための原稿サイズセンサ7を設けておくことができる。原稿サイズセンサ7の判別結果に従って、自動倍率選択モードでは自動的に倍率を設定し、また自動用紙選択モードでは自動的に使用する用紙を設定することができる。なお、等倍以外の倍率が手動倍率選択モードで設定されていたり、あるいは自動倍率選択モードで設定された場合に、その設定されている倍率に従って読取部6で変倍された画像を読み取るように構成してもよい。
【0021】
記録部8は、コピー機能において記録する画像や、ファクシミリ受信機能を有している場合は受信した画像、その他装置からのメッセージなど、種々の情報を用紙上に記録する。記録方法としては、例えば電子写真方式やインクジェット方式など、種々の方式を採用することができる。記録部8には、例えば複数のサイズの用紙を用紙カセット9に装填することができる。用紙カセット9には、用紙サイズセンサ10が設けられており、用紙カセット9に装填される用紙のサイズ(大きさおよび向き)を検知することができる。用紙サイズセンサ10の判別結果に従って、自動倍率選択モードでは自動的に倍率を設定し、また自動用紙選択モードでは自動的に使用する用紙カセット9あるいは図示しない手差しトレイなど、用紙の供給元を選択することができる。記録部8は、主制御部1からの指示に従い、用紙カセット9に装填された用紙のいずれか、あるいは、図示しない手差しトレイが設けられている場合にはその手差しトレイに載置されている用紙を選択し、選択された用紙を給送して画像を記録する。図1では用紙カセット9として2段の例を示しているが、これに限らず、1段、あるいは3段以上であってもよい。
【0022】
NCU11は、回線を制御して相手先の通信端末装置との通信を行う。モデム12は、送受信する画像データの変復調を行う。画像メモリ13は、読取部6で読み取った画像データ、記録部8で記録すべき画像データ、その他処理中の画像データなどを蓄積する。RAM14は、主制御部1や他の各部の処理においてデータの保存等に用いられる。ROM15は、主制御部1の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどを格納している。
【0023】
バス16は、主制御部1,表示部2,操作部3,読取部6,原稿サイズセンサ7,記録部8,用紙サイズセンサ10,NCU11,モデム12,画像メモリ13,RAM14,ROM15等を互いに接続し、各部相互間のデータ転送を可能にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装置や、外部装置と接続するためのインタフェースなど、各種の機器がバス16に接続されていてもよい。
【0024】
図2は、本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例においてコピー機能における倍率設定時の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、所定時間内に続けて複数のユーザがコピーを行う場合について示しており、図2では後から利用するユーザが手動で倍率を設定した場合について示している。
【0025】
S21において、後から利用するユーザが操作部3において倍率選択キー4を操作し、手動倍率選択モードで倍率を設定したとする。この場合、S22において、現在、自動倍率選択モードになっているか否かを判定する。現時点で手動倍率選択モードであれば、ユーザによる単なる倍率の変更であると考えられるので、S23において、用紙の設定はそのまま保持する。
【0026】
現在の倍率の設定が自動倍率選択モードである場合には、ユーザが替わって、新たなユーザが手動倍率選択モードにより倍率を設定した可能性がある。この場合、まずS24において自動倍率選択モードを解除して手動倍率選択モードに移行し、選択された倍率を設定する。それとともに手動用紙選択モードを解除し、S25において、自動用紙選択モードに設定する。そして、S26において、例えば「自動用紙選択モードに設定しました」といったメッセージを表示部2に表示させる。以後、通常のコピー機能における種々の設定やコピー動作を行うことになる。
【0027】
これによって、前のユーザが手動用紙選択モードで用紙を選択していても、次のユーザが倍率の変更を行うと用紙選択の設定は解除され、自動用紙選択モードに自動的に設定される。そのため、前のユーザが設定した用紙のままコピーを実行することがなくなり、ミスコピーを低減することができる。
【0028】
例えば、第1のユーザが用紙の設定を例えばB5に変更し、自動倍率選択モードを利用してコピーを行ったとする。それから所定時間経過する前に、第2のユーザが例えば自動用紙選択モードを利用してA3の原稿をA4へ縮小してコピーしようとしたとする。この場合、第2のユーザは操作部3の倍率選択キー4を用いて、手動倍率選択モードで70%の縮小に設定する。これによって手動倍率選択モードに移行して70%の縮小が設定されるとともに、第1のユーザが行ったB5の用紙設定は解除され、自動用紙選択モードが設定される。このとき、表示部2に例えば「自動用紙選択モードに設定しました」といったメッセージが表示されるので、第2のユーザは用紙の設定が自動用紙選択モードになったことを確認することができる。
【0029】
あとは第2のユーザはA3の原稿を読取部6にセットして、コピーを実行させればよい。読取部6にセットされた原稿サイズが原稿サイズセンサ7によって検出され、また手動倍率選択モードで設定されている倍率(70%縮小)から自動的にA4の用紙が選択され、A4の用紙が収納されている用紙トレイ9あるいは手差しトレイなどからA4の用紙が給紙されて記録部8で画像が記録される。
【0030】
このように、第1のユーザが手動用紙選択モードで用紙を選択していても、第2のユーザが自動倍率選択モードから手動倍率選択モードに切り替え、倍率を設定するだけで、第1のユーザによる用紙選択が解除されるので、ミスコピーを低減することができる。また、第2のユーザは、用紙の設定を自動で行いたい場合には、倍率の設定だけで済むので、操作性を向上させることができる。
【0031】
図3は、本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例においてコピー機能における倍率設定時の動作の別の例を示すフローチャートである。図2の場合と同様に、所定時間内に続けて複数のユーザがコピーを行う場合について示しており、図3では後から利用するユーザが自動倍率選択モードを設定した場合について示している。
【0032】
S31において、後から利用するユーザが操作部3において倍率選択キー4を操作し、自動倍率選択モードを設定したとする。この場合、現時点で自動倍率選択モードであれば設定を変更する必要がないことから、自動倍率選択モードの設定を行った場合には、現時点において手動倍率選択モードなど、自動倍率選択モード以外のモードが設定されていることになる。S32において自動倍率選択モードを設定し、それとともにS33において、手動用紙選択モードを解除して自動用紙選択モードに設定する。そして、S34において、例えば「自動用紙選択モードに設定しました」といったメッセージを表示部2に表示させる。以後、通常のコピー機能における種々の設定やコピー動作を行うことになる。
【0033】
これによって、前のユーザが手動用紙選択モードで用紙を選択していても、次のユーザが自動倍率選択モードを設定すると用紙選択の設定は解除され、自動用紙選択モードに自動的に設定される。そのため、前のユーザが設定した用紙のままコピーを実行することがなくなり、ミスコピーを低減することができる。
【0034】
例えば第1のユーザがA4原稿をB4に拡大してコピーするため、用紙の設定を例えばB4に変更し、また倍率として122%の拡大に設定してコピーを行ったとする。それから所定時間経過する前に、第2のユーザが例えば自動倍率選択モードを利用してA4の原稿を等倍でコピーしようとしたとする。この場合、第2のユーザはまず倍率の設定として、操作部3の倍率選択キー4を用いて自動倍率選択モードに設定すればよい。これによって自動倍率選択モードが設定されるとともに、第1のユーザが行ったB4の用紙設定は解除され、自動用紙選択モードが設定される。このとき、表示部2に例えば「自動用紙選択モードに設定しました」といったメッセージが表示されるので、第2のユーザは用紙の設定が自動用紙選択モードになったことを確認することができる。
【0035】
自動用紙選択モードと自動倍率選択モードが同時に設定されている場合の制御方法として、いくつかの方法がある。例えば、ユーザが設定した自動倍率選択モードを優先し、自動用紙選択モードではデフォルトの用紙サイズ、例えばA4サイズを選択する。あるいは、自動倍率選択モードにおけるデフォルト値として等倍が選択され、原稿サイズに従って自動用紙選択モードにより用紙が選択される。この例においてはいずれにしても、自動用紙選択モードでA4サイズが、自動倍率選択モードで等倍が選択されたものとする。
【0036】
第2のユーザは、A4の原稿を読取部6にセットして、コピーを実行させる。読取部6にセットされた原稿サイズが原稿サイズセンサ7によって検出され、また自動倍率選択モードにおける等倍の設定とともに、記録部8では、自動的にA4の用紙が選択される。そして、A4の用紙が収納されている用紙トレイ9あるいは手差しトレイなどからA4の用紙が給紙されて、原稿の画像が等倍で記録される。
【0037】
このように、第1のユーザが手動用紙選択モードで用紙を選択していても、第2のユーザが手動倍率選択モードから自動倍率選択モードに切り替えるだけで、第1のユーザによる用紙選択が解除されるので、ミスコピーを低減することができる。また、第2のユーザは、用紙の設定を自動で行いたい場合には、倍率の設定だけで済むので、操作性を向上させることができる。
【0038】
図2,図3に示したように、倍率の設定の変更を伴う場合には、手動倍率選択モードと自動倍率選択モードの間の変更を行うだけで用紙の設定については自動用紙選択モードに切り替わる。これを利用し、例えば手動用紙選択モードであるサイズの用紙を設定したが、倍率の設定時に自動用紙選択モードに戻したくなった場合には、倍率の設定を一旦、手動倍率選択モードから自動倍率選択モードに変更するだけで、用紙の設定を自動用紙選択モードに変更することが可能である。
【0039】
なお、図2,図3においては、手動用紙選択モードを解除した場合に、自動用紙選択モードを設定する例を示した。これに限らず、例えば用紙の設定としてデフォルトの用紙、例えば用紙カセット1に収納されている用紙を選択するように構成してもよい。
【0040】
また、図1に示した例では、コピー機能を有するファクシミリ装置に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば通信機能を有しない複写装置に適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数のユーザが続けて装置を利用する場合、後のユーザが倍率の設定モードを変更することによって前のユーザが行った用紙の設定が解除されるので、所望しない用紙にコピーされる事態を回避することができ、ミスコピーを低減することができる。また、前のユーザが行った用紙の設定を解除した際に、その旨のメッセージを出力することにより、ユーザは用紙の設定が変更されたことを確認することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例においてコピー機能における倍率設定時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例においてコピー機能における倍率設定時の動作の別の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、2…表示部、3…操作部、4…倍率選択キー、5…用紙選択キー、6…読取部、7…原稿サイズセンサ、8…記録部、9…用紙カセット、10…用紙サイズセンサ、11…NCU、12…モデム、13…画像メモリ、14…RAM、15…ROM、16…バス。
Claims (2)
- 読取手段及び記録手段を有し、倍率及び用紙を自動または手動で設定可能な画像読取記録装置において、少なくとも倍率及び用紙の設定が可能な操作手段と、前記操作手段で倍率を手動設定から自動設定に変更する操作が行われた場合に用紙の設定を手動設定から自動設定に変更する制御手段を有することを特徴とする画像読取記録装置。
- 前記制御手段は、前記用紙の設定を手動設定から自動設定に変更する際に用紙設定の変更を示すメッセージを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像読取記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14784799A JP3904049B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 画像読取記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14784799A JP3904049B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 画像読取記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000338610A JP2000338610A (ja) | 2000-12-08 |
JP3904049B2 true JP3904049B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
ID=15439611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14784799A Expired - Fee Related JP3904049B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 画像読取記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3904049B2 (ja) |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP14784799A patent/JP3904049B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000338610A (ja) | 2000-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5129080B2 (ja) | 入出力制御装置、画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP4895613B2 (ja) | 操作表示ユニット、画像形成装置及びプログラム | |
JP2000041122A (ja) | デジタル処理装置 | |
JP4720751B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP3904049B2 (ja) | 画像読取記録装置 | |
JP2000338826A (ja) | 画像読取記録装置 | |
JP3303071B2 (ja) | 原稿読取記録装置 | |
JP2022081679A (ja) | 画像処理装置、表示制御方法及び表示制御プログラム | |
US11128769B2 (en) | Image processing apparatus having display device, image display processing method, and non-transitory storage medium storing instructions executable by the image processing apparatus having the same | |
JP3331498B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3879846B2 (ja) | 原稿画像読取記録装置 | |
JP6908178B2 (ja) | 表示入力装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP5322580B2 (ja) | ユーザーインターフェイス及びその制御方法、並びにプログラム、画像処理装置 | |
JP4229054B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP3696170B2 (ja) | 原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置 | |
JP2020155890A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム | |
JP3539352B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP2002027179A (ja) | 通信端末装置 | |
JP2002099179A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003219075A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4940043B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成プログラム | |
JP2018144404A (ja) | 情報処理装置及び画像形成装置 | |
JP2018174436A (ja) | 機能実行装置、機能実行方法および機能実行プログラム | |
JP2005165344A (ja) | 画像形成装置の操作部 | |
JP3262085B2 (ja) | 画像記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |