JP4447180B2 - 複合装置及び複合装置の制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写装置機能、ファクシミリ装置機能を有する複合装置及び複合装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写装置機能、ファクシミリ装置機能を備えた複合装置が実用されるようになってきている。そして複合装置において、複写装置機能やファクシミリ装置機能を使用するユーザは、その機能に応じて、各種動作モードをセットして使用することになる。
【0003】
例えば、複写装置機能にあっては、部数、用紙サイズ、画像濃度等が動作モードとして指定可能であり、またファクシミリ装置機能にあっては解像度等が動作モードとして指定可能である。
このような、動作モードは、一度セットしたあと、継続してセットされたままであると、多くのユーザが利用する場合に不都合であるため、一定時間が経過した後にデフォルトの動作モードに自動的にセットし直すオートクリア機能が知られている。これにより、標準的(デフォルト)な動作モードに自動的に戻ることからユーザの利便性を向上している。
また、オートクリア機能が働き標準的な動作モードになってしまった後でも、所定のキーを操作することで、最後にセットした動作モードを呼び出す機能も知られており、これにより、動作モードの再セットの利便性を向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで複合装置の場合は、複写装置機能とファクシミリ装置機能とを有していることから、最後にセットした動作モードを呼び出してセットすると、複写装置機能を使用しようとしているにもかかわらず、ファクシミリ装置機能の動作モードが設定されてしまうなどの不都合が生じる。
【0005】
そこで、本願発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複写装置機能を使用する場合に、動作モードを呼び出してセットすることができるとともに、ファクシミリ装置機能の動作モードがセットされてしまうことを防止することができる複合装置及び複合装置の制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、複写装置機能、ファクシミリ装置機能を有し、操作手段によって指示された動作モードを一定時間後に自動的にクリアするオートクリア機能を備えた複合装置において、
前記操作手段により指示された動作モードを記憶し、前記指示された動作モードでの処理が終了し一定時間たった後前記動作モードがクリアされる第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された前記動作モードが複写装置機能に対する動作モードの場合、クリアされるまえに前記複写装置機能に対する動作モードを記憶する第2の記憶手段と、
前記動作モードを呼び出す呼出キーと、
前記呼出キーの操作に応じて、前記第2の記憶手段から前記複写装置機能に対する動作モードを呼び出す動作モード呼出制御手段と
を備えたことを特徴とする複合装置としたものである。
【0007】
このように構成した請求項1記載の発明は、呼出キーの操作に応じて、ファクシミリ装置機能の動作モードを呼び出すことはないことから、複写装置機能を使用する場合に、ファクシミリ装置機能の動作モードがセットされてしまうことを防止することができるという作用を有するものである。
【0008】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、動作モード呼出制御手段は、ファクシミリ装置機能を使用する場合に動作モードの呼び出しを禁止する呼出禁止手段を含む複合装置としたものである。
【0009】
このように構成した請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の作用に加えて、ファクシミリ装置機能を使用する場合に動作モードの呼び出しを禁止することから、ファクシミリ装置機能を使用する場合に複写装置機能の動作モードがセットされることを防止することができるという作用を有するものである。
【0010】
また請求項3記載の発明は、前記第2の記憶手段は、オートクリア機能が動作する
場合に実行する請求項1記載の複合装置としたものである。
【0011】
このように構成した請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の作用に加えて、動作モードを変えて複写装置機能を実行した場合であってもその動作モードがオートクリア機能によってクリアされるまでは、実行した複写装置機能の前の動作モードを呼び出すことができるという作用を有するものである。
【0012】
また請求項4記載の発明は、前記第2の記憶手段は、実行しなかった動作モードの記憶を禁止する手段を含む請求項1記載の複合装置としたものである。
【0013】
このように構成した請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の作用に加えて、無用な動作モードを記憶することを防止することができるという作用を有するものである。
【0014】
また請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、ファクシミリ装置機能を使用する場合に指示した動作モードを、ファクシミリ装置機能の実行が完了したことに応じてデフォルトの動作モードに復帰させる手段をさらに備えた複合装置としたものである。
また請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第2の記憶手段には前記複写装置機能に対する動作モードのみを記憶することを特徴とする請求項1記載の複合装置としたものである。
さらに請求項7記載の発明は、複写装置機能、ファクシミリ装置機能を有し、操作手段によって指示された動作モードを一定時間後自動的にクリアするオートクリア機能を備えた複合装置において、前記指示された動作モードを記憶し、前記指示された動作モードでの処理が終了し一定時間たった後前記動作モードがクリアされる第1の記憶工程と、前記第1の記憶工程で記憶された前記動作モードが複写装置機能に対する動作モードの場合、クリアされるまえに前記複写装置機能に対する動作モードを記憶する第2の記憶工程と、前記動作モードを呼び出す呼出工程と、前記呼出工程により前記第2の記憶工程で記憶された前記複写装置機能に対する動作モードを呼び出す動作モード呼出工程と、
を備えたことを特徴とする複合装置の制御方法としたものである。
【0015】
このように構成した請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の作用に加えて、ファクシミリ装置機能を利用するユーザは常にデフォルトの状態でファクシミリ装置機能を利用できるという作用を有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態にかかる複合装置の構成を示すブロック図である。複合装置は複合装置全体を制御するCPU1を有している。そしてそのCPU1はアドレスバスやデータバスなどからなるバスライン2を介して、複合装置がファクシミリ装置機能として通信を実行する場合の通信プロトコルなどのファクシミリ手順を含むファクシミリ機能プログラムや、複写装置機能を実行する場合のプリンタやスキャナを制御する複写機能プログラムなどを格納したROM3、画像情報などを格納するためのRAM4が接続されている。
【0017】
さらに、原稿の画像を読取るための読取部であるスキャナ5、このスキャナ5で読み取った画像情報や受信した画像情報を印刷するためのプリンタ6、各種メッセージや、指示された動作モードや、入力されたファクシミリ番号などを表示するための表示部7、コピーの部数や、発信の際に送信先のファクシミリ番号を入力するため等に使用されるテンキーなどの各種キーを備えた操作部8、画像情報の変調や、CPU1から与えられるコマンドの変調を行なうモデム9、回線網10からの信号の受信および回線網10への信号の送信を制御する回線制御部11、時刻を計時するタイマー回路12等が接続されている。
【0018】
図2はファクシミリ装置のメモリ構成図である。RAM4は、受信した画像情報や送信する画像情報を記憶する送受信データ記憶部(図示せず)などの他に、スキャナ5で読み取られた画像情報を記憶する画像メモリ13、指示された動作モードがセットされる動作モードメモリ14、オートクリア機能が実行された場合にそれまで動作モードメモリ14にセットされていた動作モードを呼び出し可能に記憶する動作モード退避メモリ15などから構成されている。
【0019】
前記動作モードメモリ14は、コピーの部数がセットされる部数エリア141、コピーの用紙サイズ(印刷される用紙のサイズ)がセットされるサイズエリア142、読み取る画像の濃度がセットされる濃度エリア143、読み取りの解像度がセットされる解像度エリア144から構成されている。部数エリア141、サイズエリア142、濃度エリア143は複写装置機能を使用する場合に動作モードをセットするエリアであり、解像度エリア144はファクシミリ装置機能を使用する場合に動作モードをセットするエリアである。
【0020】
この実施形態では、動作モードごとに次の取り決めがされているものとする。部数エリア141には部数が1〜99の範囲でセットされる。サイズエリア142には、A4の場合が1、A3の場合が2、B5の場合は3がセットされる。濃度エリア143には標準濃度が1、薄い場合は2、濃い場合は3がセットされる。解像度エリア144には標準は1、精細は2、高精細は3がセットされる。
そして、デフォルトとして、部数エリア141には1、サイズエリア142には、A4を示す1、濃度エリア143には標準濃度を示す1、解像度エリア144には標準を示す1がそれぞれセットされる。
【0021】
動作モード退避メモリ15は、複写装置機能の動作モードを呼び出し可能に記憶するメモリであり、部数エリア141の部数を記憶する部数退避エリア151、サイズエリア142の用紙サイズを記憶するサイズ退避エリア152、濃度エリア143の濃度を記憶する濃度退避エリア153からから構成されている。ファクシミリ装置機能の動作モードである、解像度を記憶するエリアは存在しない。
【0022】
図3は本実施の形態にかかる複合装置の操作部8を示す図である。
操作部8はコピー部数や送信先のファクシミリ番号を入力するためのテンキー16、操作をやり直すことを指示するリセットキー17、コピーの開始や送信の開始を指示するスタートキー18、複写装置機能を使用することを指示するコピーキー19、ファクシミリ装置機能を使用することを指示するFAXキー20、前回使用した動作モードを呼び出すことを指示するための呼出キー21、動作モードであるサイズを指示するためのサイズキー22、原稿の画像濃度を指示するための濃度キー23、解像度を指示するための解像度キー24などを有する。
【0023】
さらには、表示部7もこの操作部8に設けられているものである。
ここで、サイズキー21は押す回数に応じて用紙サイズが選択できるものである。押すごとにサイズが表示部7に表示される。濃度キー22は押す回数に応じて濃度が選択できるものである。押すごとに画像濃度が表示部7に表示される。解像度キー23は押す回数に応じて読み取り解像度が選択できるものである。押すごとに解像度が表示部7に表示される。
いずれの動作モードも決定はスタートキー18によって行われる。
【0024】
図4、図5は本実施の形態にかかる複合装置のフローチャートである。なお、本実施の形態では次のような操作手順が決められているものとする。
複写装置機能を使用する場合は、スキャナ5で読み取られる原稿を載置する図示しない原稿載置部に原稿をセットしたのち、コピーキー19を操作し、各種動作モードをセットし、コピーを開始するためにスタートキー18を操作する。もし、前回の動作モードを呼び出したい場合はコピーキー19を操作した後に、呼出キー21操作する。
【0025】
一方、ファクシミリ装置機能を使用する場合は、スキャナ5で読み取られる原稿を載置する図示しない原稿載置部に原稿をセットしたのち、FAXキー20を操作し、必要に応じて動作モードである解像度をセットし、テンキー16を使用して送信先のファクシミリ番号を操作して、送信を開始するためにスタートキー18を操作する。
【0026】
図4は、複合装置の複写装置機能およびFAX装置機能を実行する処理を示すフローチャートである。このフローチャートはファクシミリ装置が待機している状態で、操作部8のなんらかのキーが操作されたことに応じて実行する。
ステップ100で操作されたキーがコピーキー19であるか判別する。コピーキー19でない場合は、ステップ101でFAXキー20であるか判別する。FAXキー20でもない場合はステップ102で、その他の処理を実行する。
ステップ100でコピーキー19が操作されたことを判別した場合は、ユーザーが複写装置機能を使用する場合であるので、つぎのキー操作に待機し、キー操作がされると、ステップ103で操作されたキーが呼出キー21であるか判別する。呼出キー21であると判別した場合は、ステップ104で、動作モード退避メモリ15に記憶されている各種動作モードを読出し、ステップ106で動作モードメモリ14の対応する各エリアにセットする。
【0027】
一方、ステップ103で呼出キー21でないと判別した場合は、ステップ105で動作モードのセットの処理を実行する。このステップ105は、テンキー16の操作による部数のセットや,サイズキー22の操作による用紙サイズのセット、濃度キー23の操作による原稿の画像濃度のセットが行われる。またこの処理のなかで、リセットキー17が操作された場合は、コピーを実行することなく待機状態に復帰する。この場合は、動作モードメモリ14の内容はデフォルトの動作モードがセットされ、動作モード退避メモリ15の内容は変化しないものである。
【0028】
また、動作モードをセットしない場合、すなわちデフォルトの動作モードや、現在セットされている動作モードのままコピーを実行する場合は、ステップ105のなかで、サイズキー22、濃度キー23の操作がされずにスタートキーが操作されたことを検出してステップ107のコピー処理に進む。
ステップ105または、ステップ106の処理が終了すると、ステップ107でセットされた動作モードにしたがいコピー処理を実行する。コピー処理が完了すると、ステップ108でオートクリア機能のためのタイマーをスタートして処理を終了する。このタイマーが所定の時間経過を示したことに応じて、動作モードメモリ14にセットされた動作モードはクリアされ、デフォルトの動作モードにセットされる(図5)。
【0029】
ステップ101でFAXキー20であると判別した場合は、ユーザがファクシミリ装置機能を使用する場合であるので、次のキー操作に待機し、キー操作がされると、ステップ109で操作されたキーが呼出キー21であるか判別する。呼出キー21である場合は、ファクシミリ装置機能を使用するにあたっては、呼出キー21によって動作モードをセットすることはできないので、ステップ110で「呼出キーの操作はできません」などのメッセージを表示部7に表示して、キー操作に待機する。
【0030】
ステップ109で呼出キー21でないと判別した場合は、ステップ105で動作モードである解像度のセットの処理を実行する。このステップ111は、解像度キー24の操作による読み取り解像度のセットである。解像度をセットしない場合、すなわちデフォルトの解像度のまま送信を実行する場合は、ステップ111のなかで、解像度キー24の操作がされずにテンキー16が操作されたこを検出してステップ112のFAX処理に進む。
【0031】
ステップ112では、テンキー16で操作されたファクシミリ番号を取りこみ、相手に発呼して、画像を読み取り送信を実行するFAX処理を実行する。
FAX処理が終了すると、ステップ113で動作モードメモリ14の解像度エリア144にセットされた動作モードをデフォルトの動作モードにセットし、処理を終了する。
【0032】
図5は、複合装置のオートクリア処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図4のステップ108でスタートしたタイマー値が所定の時間となったことに応じて実行する。
ステップ114で、動作モードメモリ14にセットされた動作モードを動作モード退避メモリ15に記憶する。なお、この場合、動作モードメモリの枚数エリア141、サイズエリア142、濃度エリア143にセットされている動作モードがいずれも1、すなわちデフォルトの動作モードである場合は、動作モード退避メモリ15に記憶することを禁止する。これによって、動作モード退避メモリに、デフォルトの動作モードを記憶し、特殊な動作モードが消えてしまうといった不具合を防止することができる。
【0033】
ステップ115で枚数エリア141、サイズエリア142、濃度エリア143にセットされている動作モードをクリアし、デフォルトの動作モードをセットして処理を終了する。
【0034】
つぎにこの実施の形態の作用を説明する。
ユーザが複写装置機能を利用するにあたり、部数5部、用紙サイズA3、原稿の画像濃度が濃いとして動作モードをセットするとする。ユーザは、操作部8のテンキー16を操作して部数5をセットし、サイズキー22を2回押すことでA3をセットし、濃度キー23を3回押すことで濃いをセットする。動作モードメモリ14の部数エリア141には5、サイズエリア142には2、濃度エリア143には3がそれぞれセットされる。そしてスタートキー18を操作すると、動作モードにしたがって、コピーが実行される。
【0035】
コピーが完了後、所定の時間は、動作モードメモリ14の動作モードはそのまま保持されているが、所定の時間が経過すると、部数、サイズ、濃度のそれぞれの動作モードは動作モード退避メモリ15の部数退避エリア151、サイズ退避エリア152、濃度退避エリア153にそれぞれ記憶され、動作モードメモリ14にはデフォルトの動作モードがセットされる(図2の状態)。
この状態で、先ほどのコピーの動作モードと同じ動作モードで再度コピーをしたいユーザは、コピーキー19を操作した後、呼出キー21を操作する。これにより、動作モード退避メモリ15からそれぞれの動作モードが呼び出され、動作モードメモリにセットされる。
【0036】
ユーザは、あらためて、動作モードをセットする必要なく、容易に同じコピーを取ることができる。
ところで、先にコピーをした後に別のユーザがファクシミリ装置機能を使用したとする。そして、このファクシミリ装置機能を使用したユーザは、解像度キー24を操作し、動作モードとして高精細をセットして、ファクシミリ送信を行ったとする。しかしながら、ファクシミリ装置機能を使用した際にセットされた動作モードは、ファクシミリ送信が完了したことに応じてクリアされ、デフォルトの値がセットされ、動作モード退避メモリ15には記憶されない。
【0037】
したがって、このファクシミリ装置機能を使用したユーザの後に、先ほどコピーをしたユーザが、先ほどのコピーの動作モードと同じ動作モードで再度コピーをしたいと思い、呼出キー21を操作すると、動作モード退避メモリ15からそれぞれの動作モードが呼び出され、動作モードメモリにセットされる。ファクシミリ装置機能の動作モードがセットされることなく、ユーザは、容易に前回と同じコピーを取ることができる。
【0038】
また、ファクシミリ装置機能を使用するユーザが、FAXキー20を操作した後、誤って呼出キー21を操作したとしても、「呼出キーの操作はできません」のようなメッセージが表示されて、複写装置機能の動作モードがセットされることはない。
さらに、ファクシミリ装置機能を使用したユーザが解像度キー24を操作してセットした動作モードは、ファクシミリ送信が完了するとともに、クリアされて、デフォルトの解像度がセットされることから、次のファクシミリ装置機能を使用するユーザは標準のファクシミリ装置機能を利用できる。
【0039】
これは、複写装置機能の動作モードは、同じ操作モードを繰り返し使用したい場合が多々あるが、ファクシミリ装置機能の場合は操作する時期がずれれば、送信先が異なることが多く、その場合は、動作モードが同じである可能性は極めて低いことから、ファクシミリ装置の動作モードを保持しないようにしているのである。
【0040】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態では、ファクシミリ装置機能の動作モードはファクシミリ送信が完了した後、ただちにクリアしてデフォルトの動作モードをセットするようにしているが、オートクリア機能によって、ファクシミリ装置機能の動作モードをクリアするようにしてもよい。そうすれば、ファクシミリ装置機能を使用するユーザも所定の時間の間は、同じ動作モードを再セットすることなく利用できる。
複写装置機能の動作モードの記憶をオートクリア機能が働くときに行うようにして説明したが、コピー処理が完了したときに行っても良い。
【0041】
複写装置機能の動作モードは、途中でリセットされた場合には記憶しないようにして説明したが、リセットするまでに設定された動作モードを記憶するようにしてもよい。
ファクシミリ装置機能を使用する場合に呼出キー21の操作を禁止しているが、画像濃度など、ファクシミリ装置機能でも共通する動作モードに関しては呼び出してセットするようにしてもよい。
【0042】
また、動作モードも上記説明においてあげたものに限定されず、たとえば、複写装置機能にあっては両面モードやソートモードやファクシミリ装置機能にあっては送信のモードや転送などのモードなど各種考えられる。
また、複写装置機能とファクシミリ装置機能とを有する複合装置について説明したが、パソコンと接続するインターフェースを有し、プリンタとして使用でき、またパソコンに画像を取り込むためのスキャナとして使用できる機能を備えた複合装置であってもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、呼出キーの操作に応じて、ファクシミリ装置機能の動作モードを呼び出すことはないことから、複写装置機能を使用する場合に、ファクシミリ装置機能の動作モードがセットされてしまうことを防止することができるという効果を奏するものである。
【0044】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、ファクシミリ装置機能を使用する場合に動作モードの呼び出しを禁止することから、ファクシミリ装置機能を使用する場合に複写装置機能の動作モードがセットされることを防止することができるという効果を奏するものである。
【0045】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、動作モードを変えて複写装置機能を実行した場合であってもその動作モードがオートクリア機能によってクリアされるまでは、実行した複写装置機能の前の動作モードを呼び出すことができるという効果を奏するものである。
【0046】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、無用な動作モードを記憶することを防止することができるという効果を奏するものである。
【0047】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、ファクシミリ装置機能を利用するユーザは常にデフォルトの状態でファクシミリ装置機能を利用できるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る複合装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態における複合装置のメモリ構成図である。
【図3】同実施の形態における複合装置の操作部8を示す図である。
【図4】同実施の形態における複合装置の複写装置機能およびFAX装置機能を実行する処理を示すフローチャートである。
【図5】同実施の形態における複合装置のオートクリア処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8 操作部(操作手段)
15 動作モード退避メモリ(モード記憶部)
21 呼出キー
ステップ113、114 モード記憶手段
ステップ103、104 動作モード呼出制御手段

Claims (7)

  1. 複写装置機能、ファクシミリ装置機能を有し、操作手段によって指示された動作モードを一定時間後に自動的にクリアするオートクリア機能を備えた複合装置において、
    前記操作手段により指示された動作モードを記憶し、前記指示された動作モードでの処理が終了し一定時間たった後前記動作モードがクリアされる第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記動作モードが複写装置機能に対する動作モードの場合のみ、クリアされるまえに前記複写装置機能に対する動作モードを記憶する第2の記憶手段と、
    前記動作モードを呼び出す呼出キーと、
    前記呼出キーの操作に応じて、前記第2の記憶手段から前記複写装置機能に対する動作モードを呼び出す動作モード呼出制御手段と
    を備えたことを特徴とする複合装置。
  2. 動作モード呼出制御手段は、ファクシミリ装置機能を使用する場合に動作モードの呼び出しを禁止する呼出禁止手段を含む請求項1記載の複合装置。
  3. 前記第2の記憶手段は、オートクリア機能が動作する場合に実行する請求項1記載の複合装置。
  4. 前記第2の記憶手段は、実行しなかった動作モードの記憶を禁止する手段を含む請求項1記載の複合装置。
  5. ファクシミリ装置機能を使用する場合に指示した動作モードを、ファクシミリ装置機能の実行が完了したことに応じてデフォルトの動作モードに復帰させる手段をさらに備えた請求項1記載の複合装置。
  6. 前記第2の記憶手段には前記複写装置機能に対する動作モードのみを記憶することを特徴とする請求項1記載の複合装置。
  7. 複写装置機能、ファクシミリ装置機能を有し、操作手段によって指示された動作モードを一定時間後自動的にクリアするオートクリア機能を備えた複合装置において、
    前記指示された動作モードを記憶し、前記指示された動作モードでの処理が終了し一定時間たった後前記動作モードがクリアされる第1の記憶工程と、
    前記第1の記憶工程で記憶された前記動作モードが複写装置機能に対する動作モードの場合、クリアされるまえに前記複写装置機能に対する動作モードを記憶する第2の記憶工程と、
    前記動作モードを呼び出す呼出工程と、
    前記呼出工程により前記第2の記憶工程で記憶された前記複写装置機能に対する動作モードを呼び出す動作モード呼出工程と、
    を備えたことを特徴とする複合装置の制御方法。
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