JP4150311B2 - 画像形成システム - Google Patents

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本発明は、印刷を行う印刷機能、原稿の複写を行う複写機能、原稿の画像を読取るスキャン機能及びファックスの送受信を行うファックス機能の少なくともいずれかの機能の使用を禁止する画像形成システムに関する。
従来、原稿の複写を行う複写機能、原稿をスキャンするスキャナ機能、ネットワークを介して受信した画像情報を印刷する印刷機能及びファクスの送受信を行うファクス機能などの複数の機能を有する多機能な画像形成装置が知られている。このような画像形成装置の中には、ユーザによる勝手な使用を禁止するため使用時に、画像形成装置に1対1に対応したハードキーを必要とするものがある。例えば、画像形成装置を使用するときにユーザは、先ず、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)やパラレルポートなどの物理的な外部インタフェースにハードキーを接続し、スキャンする原稿を原稿台に載置した後コントロールパネルを操作して原稿のスキャンを開始する指示入力を行う。この指示入力がコントロールパネルから行われると、画像形成装置は外部インタフェースに対応するハードキーが接続されているか否かを確認し、そのハードキーが接続されていることを確認したならばスキャンを開始するものである。
また、画像形成装置には、電子メールなどの固有のアドレス情報に従ってアクセス可能な第1の通信手段と、アドレス情報なしに接続を確立することができる第2の通信手段とを有するものも知られている。このような画像形成装置のユーザは、第2の通信手段を介して画像形成装置の電子メールアドレスを取得した後、第1の通信手段によって情報出力要求を携帯電話機を操作して行うことができるようになっているものも知られている。このように構成されていると、ユーザは携帯電話機上の1つのアクションのみで目の前にある画像形成装置のメールアドレスを取得することができ、携帯電話機から電子メールを介して印刷指示を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−132477公報
前者のような画像形成装置ではユーザは、画像形成装置の機能を使用する前に、外部インタフェースにハードキーを接続し、ユーザは画像形成装置使用後に外部インタフェースから接続したハードキーを取り外す必要がある。このように画像形成装置を使用する毎に外部インタフェースに対するハードキーの挿脱を行う作業はユーザにとって大変煩雑なものであり、また、ハードキーの挿脱による接続部分の物理的な損傷を伴う可能性もある。
一方、後者のような画像形成装置だと電子メールアドレスの取得、その取得した電子メールアドレスへの印刷指示などを携帯電話機の1度の操作により行うため、携帯電話機の操作は容易なものとなる。しかしながら、ネットワークを介してアドレスを取得する必要があるので制御構成が複雑なものとなってしまい、また、ネットワークを介して電子メールアドレスの取得等を行うためネットワークに接続していない画像形成装置には適応することができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用が禁止された各種機能を物理的な接続を行うことなく簡易に解除し、各種機能の使用を許可することができ、ユーザの各種機能の禁止を解除する手間を省くことができる画像形成システムを提供することにある。
本発明は、印刷を行う印刷機能、原稿の複写を行う複写機能、原稿の画像を読取るスキャン機能及びファックスの送受信を行うファックス機能の少なくともいずれかの機能を有し、複数の機能の使用を禁止する禁止手段、及び、禁止手段で禁止された機能の使用を許可するために用いられる識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備えた画像形成装置と、識別情報と対応する識別情報を記憶する記憶部を有すると共に画像形成装置と無線通信を行う無線送受信部を備えたハードキーとを具備し、画像形成装置は、ハードキーの無線送受信部と無線通信を行う無線通信手段と、複数の機能からいずれかの機能を実行する指示を受付ける指示受付手段と、指示受付手段で前記指示を受付けると無線通信手段によりハードキーに記憶された識別情報を取得する識別情報取得手段と、識別情報取得手段で取得した識別情報と識別情報記憶手段に記憶された識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、判断手段で識別情報が一致すると判断したならば、禁止手段で禁止された複数の機能の中から指示受付手段で指示を受付けた機能の使用を許可する使用許可手段とを備え、ハードキーは、無線送受信部に供給する電力を調整して該無線送受信部の無線通信範囲を変化させる電力調整手段を備えたものである。
本発明によると、使用が禁止された各種機能を物理的な接続を行うことなく簡易に解除し、各種機能の使用を許可することができ、ユーザの各種機能の禁止を解除する手間を省くことができる画像形成システムを提供できる。
以下本発明を、印刷を行う印刷機能、原稿の複写を行う複写機能、原稿の画像を読取るスキャン機能及びファックスの送受信を行うファックス機能などの複数の機能を有するデジタル複合機に適用した場合で図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1はデジタル複合機1が接続されたネットワーク2の構成を概略的に示す図である。同図に示すようにネットワーク2には、複数のデジタル複合機1、サーバ3が接続されている。サーバ3は、ネットワーク2の管理を総括的に行うために設けられている。ハードキー4は、詳細は後述するがこのように構成されたネットワーク2に接続されたデジタル複合機1の有するいずれかの機能を使用する際に必要となるものである。なお、このネットワーク2は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)とする構成でも良いし、このLANがルータなどを介してさらにインターネットに接続する構成であっても良い。
図2はデジタル複合機1の概略的な構成を示す制御ブロック図である。デジタル複合機1は、メインCPU11、ROM12、RAM13、コントロールパネル14、機構部制御用CPU15、スキャナ部16、画像処理部17、プリンタ部18、バスコントローラ19、PCカードリーダ・ライタ20、ハードディスクドライブ21、ファクシミリ送受信部22、ページメモリ23、外部インタフェース24、ネットワークインタフェース25などから構成されている。
また、メインCPU11、ROM12、RAM13、コントロールパネル14、機構部制御用CPU15、画像処理部17、バスコントローラ19、外部インタフェース24はバスライン26で接続されており、機構部制御用CPU15、スキャナ部16、プリンタ部18はバスライン27で接続されている。さらに、バスコントローラ19、PCカードリーダ・ライタ20、ハードディスクドライブ21、ファクシミリ送受信部22、ページメモリ23、ネットワークインタフェース25はバスライン28で接続されており、画像処理部17、ファクシミリ送受信部22、ページメモリ23はバスライン29で接続されている。このようにバスライン29を介して接続された画像処理部17、ファクシミリ送受信部22及びページメモリ23は画像データの受け渡しを行うことができ、また、バスライン28を介して接続されたハードディスクドライブ21、ファクシミリ送受信部22、ページメモリ23及びネットワークインタフェース25は画像データの受け渡しを行うことができるようになっている。
メインCPU11は、ROM12に記憶された制御プログラムに基づいて各部を総括制御するための制御処理を行うことでデジタル複合機1としての動作を実現する。ROM12には、メインCPU11の実行するデジタル複合機と1して機能を実現するための周知の制御プログラム等に加え、後述する図4の流れ図で説明する各種機能の使用を禁止する禁止状態から指示を受付けた機能の使用を許可するための処理を実行する制御プログラムが記憶されている。さらに、ROM12には、識別情報を記憶する識別情報記憶部121が設けられている。なお、この第1の実施の形態においては、各デジタル複合機1の識別情報記憶部121に記憶される識別情報は同一のものが記憶されているものとする。RAM13は、不揮発性のメモリで構成されている。このRAM13には、メインCPU11がROM12に記憶された制御プログラムを実行する際に必要となるワークエリアなどが形成されている。
コントロールパネル14には、操作部及び表示部が設けられている。操作部には、例えば図示しない原稿台に載置された原稿の複写の開始を指示するためのスタートキー、複写機能やスキャナ機能などのデジタル複合機1の機能を切換えるための切換えキーなどの各種機能キー、数値を入力するための数値キー、エラーをクリアするためのクリアキーなどが設けられている。また、表示部はタッチパネルで構成されている。このように構成されたコントロールパネル14は、ユーザによるメインCPU11に対する各種の指示入力を受付けるとともに、ユーザに対して報知すべき各種の情報をメインCPU11の制御の下に表示する。
機構部制御用CPU15は、スキャナ部16、プリンタ部18の機構動作等を制御する。スキャナ部16は、機構部制御用CPU15の制御の下、図示しない原稿台に載置された原稿やADF(オート・ドキュメント・フィーダー)から1枚ずつ送られた原稿に対する光源からの反射光をCCD(チャージ・カップルド・デバイス)で受光することにより原稿画像を読取り、その読取った画像信号を画像処理部17に送出する。プリンタ部18には、例えば電子写真方式により画像形成を行うための、図示しない露光装置、現像装置、転写装置、定着装置、クリーニング装置、除電装置などの装置が設けられている。プリンタ部18は供給される画像データに基づいて図示しない給紙カセットから通紙経路を通過して送られる用紙に印刷を行う。なお、スキャナ部16、プリンタ部18の構造、動作については周知なものと同様であるため詳細な説明は省略する。
画像処理部17は、スキャナ部16で読取った原稿の画像信号に所定の画像処理を施す。この画像処理が施された画像データは、ページメモリ23を経由してハードディスクドライブ21にアクセスし、ハードディスクの所定の領域に記憶される。
バスコントローラ19は、メインCPU11に制御され各種データの送信先をコントロールする。PCカードリーダ・ライタ20は、所定位置に設けられたPCカードスロットに接続されたPCカードを介してデータを読取り、又はそのPCカードを介してデータの書込みを行う。ネットワークインタフェース25は、ネットワーク2との接続およびPSTN(パブリック・スウィッチト・テレフォン・ネットワーク)に収容されたPSTN加入者線との接続に用いられる。
ファクシミリ送受信部22は、画像データを変調してファクシミリ伝送信号を生成したり、メインCPU11から与えられるコマンドを変調してコマンド伝送信号を生成するものであり、これらの伝送信号をネットワークインタフェース25を介してPSTNに収容された加入者線へと送出する。また、ファクシミリ送受信部22は、PSTN加入者線を介して到来し、ネットワークインタフェース25を介して与えられたファクシミリ伝送データを復調して画像データを再生したり、コマンド伝送信号を復調してコマンドを再生する。
ページメモリ23は、画像処理部17から供給された画像データを含む画像データを一時的に記憶するために使用される。このページメモリ23に記憶された画像データは、メインCPU11の制御に基づいて回転、圧縮・伸長、解像度変換などの処理が画像データのページ毎に行われる。
外部インタフェース24には、図示しない物理的なインタフェースと無線通信を行うための無線通信手段である無線送受信部241が設けられている。物理的なインタフェースは外部装置との接続に使用される。無線送受信部241は、ハードキー4と無線通信を行うために使用される。なお無線送受信部241の無線通信には、例えば近距離無線通信の規格であるブルートゥースが用いられる。
このように構成されたデジタル複合機1において、メインCPU11の制御の下、各種機能の使用を禁止する禁止状態から指示を受付けた機能の使用を許可するための処理を実行する制御プログラムが実行された後、指示に応じてスキャナ部、プリンタ部、ファクシミリ送受信部は個々に独立して動作することができるようになっている。すなわち、デジタル複合機1は、制御プログラムが実行され使用が許可されないと複写機能、スキャン機能、印刷機能、ファックス機能を使用できないように構成されている(禁止手段)。
図3は、ハードキー4の概略的な構成を示す制御ブロック図である。ハードキー4には、制御部41、無線送受信部42、電力調整部43が設けられている。
制御部41は、図示しないCPU、ROMなどで構成されており、制御部41はハードキー4内の各部を総括的に制御する。また、制御部41には、識別情報記憶部411が設けられている。この識別情報記憶部411には、ネットワーク2に接続されたデジタル複合機1のROM12の識別情報記憶部121に記憶された識別情報と同一の識別情報が記憶されている。
無線送受信部42は、デジタル複合機1と無線通信を行うために使用される。無線送受信部42は、デジタル複合機1の無線送受信部241と同一の規格の無線通信を設定する。例えばデジタル複合機1の無線送受信部241に近距離無線通信の規格であるブルートゥースが用いられれば、同じくブルートゥースが用いられる。
電力調整部43は、無線送受信部42へ供給する電力を調整し、無線送受信部42の無線通信範囲を変化させる。電力調整部43は、例えば、ハードキー4の外表面部に露出した複数段階のスライド式のスイッチを設け、ユーザによりスイッチの位置が切換えられると無線送受信部42へ供給する電力を変化させ、無線送受信部42の無線通信の範囲を変化させる。
続いて、このように構成されたデジタル複合機1及びハードキー4により、デジタル複合機1の有する禁止された複数の機能の中からコントロールパネル14から指示を受付けた機能の使用を許可するためにメインCPU11が実行する処理を図4の流れ図を参照して説明する。ユーザにより、複写機能、スキャン機能、印刷機能、ファクシミリ機能のいずれかの機能を使用するための指示がコントロールパネル14により入力されるとこの処理を開始する。
先ず、メインCPU11は、複写、印刷、スキャン、ファクシミリのいずれかの機能を実行するための指示をコントロールパネル14から受付ける(ST1、指示受付手段)。この指示を受付けると、メインCPU11は、無線送受信部241の無線通信範囲内にハードキー4を認識できるか否かを判断する(ST2)。メインCPU11は、通信相手が見つからなかった場合又は通信相手がハードキーと認識でなかった場合は、例えば“ハードキーが認識できません”という表示をコントロールパネル14に表示するエラー処理を行い(ST3)、通信相手がハードキー4と認識された場合には、メインCPU11は無線送受信部241を制御して無線通信を行い、ハードキー4の識別情報記憶部411に記憶された識別情報を取得する(ST4、識別情報取得手段)。
ハードキー4の識別情報記憶部411に記憶された識別情報を取得すると、メインCPU11は、取得した識別情報がROM12の識別情報記憶部121に記憶された識別情報と一致するか否かを判断する(ST5、判断手段)。すなわち、メインCPU11は、取得した識別情報をRAM13の所定のエリアに一時的に記憶した後、識別情報記憶部121に記憶された識別情報を読出し、RAM13の別の所定のエリアに一時的に記憶する。そして、メインCPU11は、RAM13に記憶された各識別情報を比較することにより取得した識別情報と識別情報記憶部121から読出した識別情報とが一致しているか否かを判断する。
そして、メインCPU11は、ステップST5の判断でNOと判断したならば、例えば“ハードキーが違います”という表示をコントロールパネル14に表示するエラー処理を行い(ST6)、ステップST5の判断でYESと判断したならば、ステップST1において指示を受付けた機能が実行できないように禁止された状態を解除し、その機能の使用を許可する(ST7、使用許可手段)。
続いて、メインCPU11は、指示を受付けた機能を実行するために各部を制御し、その機能を実行する(ST8)。この機能の実行が完了すると、メインCPU11は、再び、指示を受付けた機能を使用することを許可した状態からその機能を実行することを禁止した状態とする処理を行う(ST9)。これにより、デジタル複合機1の複数の機能を使用することが禁止された状態に再び戻る。そして、処理が終了する。
次に、このように構成されたデジタル複合機1を使用してユーザが原稿をスキャンする場合を一例として説明する。上述したように、デジタル複合機1は、スキャン機能を含めた各種機能を使用することが禁止された状態となっている。
先ず、ユーザはハードキー4を所持した状態で、スキャンする原稿を所持しデジタル複合機1の設置位置まで移動する。そして、ユーザはデジタル複合機1の原稿台のカバーを開き、原稿台に原稿を載置した後、原稿台のカバーを閉じる。続いて、ユーザはコントロールパネル14の機能キーを操作してデジタル複合機1をスキャン機能を実行できるように設定する。このようにデジタル複合機1が設定された後、スキャンを開始するためにスタートボタンを押下する。
このようしてスタートボタンが押下されると、デジタル複合機1は、無線通信を開始し、ハードキー4を認識した後、ハードキーに記憶された識別情報を取得する。そして、デジタル複合機1は取得した識別情報とROM12の識別情報記憶部121に記憶された識別情報とを比較し、一致した場合はスキャン機能が禁止された状態を使用できるように許可し、原稿をスキャンする。そして、原稿のスキャンが完了すると、スキャン機能の使用を禁止する状態に戻す。
この第1の実施の形態のデジタル複合機1によると、通常は、複写機能、印刷機能、スキャン機能、ファックス機能などの各種機能を使用できない禁止状態となっているが、デジタル複合機1に記憶された識別情報と一致する識別情報を有する無線通信機能付きのハードキーを所持したユーザからいずれかの機能の実行する命令をコントロールパネル14から指示入力されると、無線通信を行い、ハードキー4から識別情報を取得し、識別情報が一致した場合に、その指示を受付けた機能の使用をすることが禁止された状態から使用を許可する状態にし、指示を受付けた機能を実行するので、禁止された各種機能を物理的な接続を行うことなく簡易に解除し、各種機能の使用を許可する状態にすることができるとともにユーザがハードキーを接続部に接続して各種機能の禁止を解除する手間を省くことができる。
また、デジタル複合機1は禁止を解除され使用が許可された機能の実行が終了すると、その機能が再び自動的に使用を禁止された状態となるので、ユーザが接続部に接続されたハードキーを取り外す手間を省くことができる。
さらに、デジタル複合機1は、ハードキー4と物理的な接続を行うのではなく無線通信を行うので、ユーザはハードキー4を例えば、衣類のポケット等に入れて所持しておくことができる。このように、ユーザがハードキー4を所持しデジタル複合機1に近づくだけで禁止された機能を解除することができるのでハードキーを外し忘れてしまうことにより、第三者に不正に利用される事態を防止できる。
なお、この第1の実施の形態においてはネットワーク2にデジタル複合機1が接続されて構成で説明したが、本発明はネットワーク2に接続されていない場合にも適用できるものである。
また、従来例で説明したハードキーではデジタル複合機1台につき1個のハードキーが必要であったが、無線通信を行う構成を有することにより、複数のデジタル複合機に1個のハードキーを認識させて共有することができる。例えば、デジタル複合機1の複写機能により大量のコピーをとっている場合に他のデジタル複合機で何等かの機能を使用したい場合などのように2台のデジタル複合機を両方同時に使用する必要がある場合は、ハードキー4のスイッチを操作して無線通信の範囲を2台のデジタル複合機を通信範囲に含むように広げることにより、2台のデジタル複合機で1個のハードキーを共有して同時に使用することができる。上述のような構成のデジタル複合機ならば、複数のデジタル複合機1からネットワーク2経由で1個のハードキーを共有することが可能となる。しかしながらその場合は、デジタル複合機1側にネットワーク機能が必須になり、また、ネットワーク環境が整っていない場合は新たにネットワーク環境を構築する必要が生じてしまう。第1の実施の形態のデジタル複合機によると、ハードキー4と無線通信を行う構成としているので、ネットワーク機能を持たない、あるいは、ネットワークに参加していないデジタル複合機においても、1個のハードキーを複数台のデジタル複合機で共有することが容易に可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について述べる。なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態では、デジタル複合機1のROM12に設けられた識別情報記憶部121に記憶される識別情報、ハードキー4の制御部41に設けられた識別情報記憶部411に記憶される識別情報が第1の実施の形態とは異なる構成となっている。また、デジタル複合機1を使用するユーザが全てハードキーを所持しているものとする。
図5は、デジタル複合機1の識別情報記憶部121に記憶される識別情報を示す図である。同図に示すように、社員番号で特定されるユーザ毎にデジタル複合機1の機能の中から使用できる機能が設定されている。例えば、社員番号000003のユーザは、スキャナ機能は使用できるが、複写機能、印刷機能、ファックス機能は使用できないように設定されている。
図6は、ハードキー4の識別情報記憶部411に記憶される識別情報を示す図である。同図に示すように、ハードキー4に記憶される識別情報は“000007”のようにハードキーを所持する社員の社員番号が記憶されている。なお、この社員番号と対応して“@ギジュツ1”のようにその社員の属する部門を示す文字が付加情報として記憶されている。
このように識別情報記憶部121、411に記憶される識別情報が第1の実施の形態と異なるため、図4を参照して説明した流れ図のステップST4からST7までの処理が図7で示す処理となっている。
すなわち、ハードキー4に記憶された例えば社員番号である識別情報を取得すると、メインCPU11は、取得した識別情報が識別情報記憶部121に記憶された識別情報と一致するものがあるか否かを判断する(ST5)。すなわち、メインCPU11は、取得した社員番号をRAM13の所定のエリアに一時的に記憶した後、識別情報記憶部121に記憶された社員番号を全て読出し、RAM13の所定のエリアに一時的に記憶する。そして、メインCPU11は、RAM13に記憶された社員番号を比較することにより取得した識別情報と識別情報記憶部121から読出した識別情報と一致しているものがあるか否かを判断する。
メインCPU11は、ステップST5の判断でNOと判断したならば、例えば“キーが違います”という表示をコントロールパネル14に表示するエラー処理を行い(ST6)、ステップST5の判断でYESと判断したならば、続いてメインCPU11は、ステップST1において指示を受付けた機能が使用可能な設定となっているか否かを判断する(ST51)。すなわち、指示を受付けた機能が社員番号に対応して設定された使用できる機能となっているか否かを判断する。
メインCPU11は、ステップST51の判断でNOと判断したならば、例えば“使用できない機能です”という表示をコントロールパネル14に表示するエラー処理を行い(ST52)、ステップST51の判断でYESと判断したならば、ステップST7の処理へ進む。
次に、このように構成されたデジタル複合機1を使用してユーザが原稿をスキャンする場合を一例として説明する。ユーザがデジタル複合機1を使用してスキャンを行うためにスタートキーを押下すると、デジタル複合機1はそのユーザの所持するハードキー4に設定された社員番号を取得し、ROM12の識別情報記憶部121に記憶された社員番号と一致するものがあるか否かを判断し、一致するものがあったならば、さらにその社員番号に対応する使用できる機能にスキャン機能があるか否かを判断する。スキャンを行うユーザがスキャン機能が許可されている社員であればスキャン機能を実行し、スキャン機能が許可されていない社員であればコントロールパネル14に“使用できない機能です”というエラーを表示する。
この第2の実施の形態のデジタル複合機1によると、第1の実施の形態と同様な効果を奏することができる。
また、デジタル複合機1は、ハードキー4に識別情報に対応して記憶された付加情報を識別情報を取得するときに同時に取得することにより、付加情報により特定される例えば部門毎の複写枚数、印刷枚数、ファックス枚数等の管理を容易に行うことができる。
なお、社員番号000000が設定されたハードキー4には、使用できる機能として複写機能しか設定されていないため複写のみ行うことができるようになっている。このように設定されたハードキー4は、例えば、外来者に対しては複写機能だけを使用可能にするといった場合に、有用なハードキーとなる。
また、前述した各実施の形態において、デジタル複合機1は複写機能、スキャン機能、印刷機能、ファックス機能の各機能を全て使用できないように禁止し、ハードキー4により禁止が解除され、機能の使用が許可される構成としているが、これに限られず、例えば、複写機能のみは常時使用できるようにし、スキャン機能、印刷機能、ファックス機能の使用を禁止し、ハードキー4により禁止を解除して、使用を許可する構成としても良い。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化でき、また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を変形できるものである。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成を概略的に示す図。 同実施の形態における画像形成装置の制御ブロック図。 同実施の形態におけるハードキーの制御ブロック図。 同実施の形態における画像形成装置が実行する処理を示す流れ図。 本発明第2の実施の形態における画像形成装置に記憶される識別情報を示す図。 同実施の形態におけるハードキーに記憶される識別情報を示す図。 同実施の形態における画像形成装置が実行する処理を示す流れ図。
符号の説明
1…デジタル複合機、4…ハードキー、11…メインCPU、12…ROM、13…RAM、16…スキャナ部、17…画像処理部、18…プリンタ部、22…ファクシミリ送受信部、41…制御部、42…無線送受信部、121…識別情報記憶部、411…識別情報記憶部

Claims (2)

  1. 印刷を行う印刷機能、原稿の複写を行う複写機能、原稿の画像を読取るスキャン機能及びファックスの送受信を行うファックス機能の少なくともいずれかの機能を有し、前記複数の機能の使用を禁止する禁止手段、及び、前記禁止手段で禁止された機能の使用を許可するために用いられる識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備えた画像形成装置と、前記識別情報と対応する識別情報を記憶する記憶部を有すると共に前記画像形成装置と無線通信を行う無線送受信部を備えたハードキーとを具備し、
    前記画像形成装置は、前記ハードキーの無線送受信部と無線通信を行う無線通信手段と、前記複数の機能からいずれかの機能を実行する指示を受付ける指示受付手段と、前記指示受付手段で前記指示を受付けると前記無線通信手段により前記ハードキーに記憶された識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段で取得した識別情報と前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で識別情報が一致すると判断したならば、前記禁止手段で禁止された複数の機能の中から前記指示受付手段で指示を受付けた機能の使用を許可する使用許可手段とを備え
    前記ハードキーは、前記無線送受信部に供給する電力を調整して該無線送受信部の無線通信範囲を変化させる電力調整手段を備えたことを特徴とする画像形成システム
  2. 前記画像形成装置は、複数台がネットワークを介して接続されており、
    前記ハードキーの電力調整手段は、前記無線送受信部の無線通信範囲を、少なくとも2台の画像形成装置を含む範囲まで広げることが可能である請求項1記載の画像形成システム。
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