JP2008263289A - 画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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彰洋 栫
Tetsuo Asakawa
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Takanori Fujii
孝則 藤井
Eijiro Inoue
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Kazuya Eomo
和哉 江面
Yoshinori Furuichi
喜則 古市
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Abstract

【課題】本発明は、読み取り画像の外部メモリへの書き出しを適切に制御してデータの機密保護を図る画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】複合装置1は、スキャナエンジン7で読み取った原稿の画像データをUSBホスト制御部15に接続されているUSBメモリに転送して格納するスキャンtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可を、USBホスト制御部15に接続されているUSBメモリが、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに該スキャンtoUSBメモリ処理機能の利用を許可するUSBメモリとして前もって登録されているUSBメモリであるか否かに基づいて制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、読み取り画像の外部メモリへの書き出しを制限してデータのセキュリティを図る画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体に関する。
スキャナ装置、ファクシミリ装置、MFP(マルチファンクション装置)、複写装置等の画像読み取り装置においては、種々のデータ(画像データ等)を取り扱うことから、近時、そのデータの機密性(セキュリティ)をいかに確立するかが重要な課題となってきている。
近時、NAND FLASHメモリ(NAND型フラッシュメモリ)等の大容量低価格の記憶メディアの発達によって、小型・軽量で大容量の記憶媒体としてUSB(Universal Serial Bus)メモリやメモリカード等が普及し、これらの外部メモリ技術を応用して、例えば、外部メモリとしてのUSBメモリにスキャンした画像を直接記憶するスキャンtoUSBメモリ(Scan To USBメモリ)処理等のスキャンtoメモリ処理を行うスキャナ装置、MFP等の画像読み取り装置がある(特許文献1、特許文献2参照)。
特許第3701287号公報 特開2002−10025号公報
しかしながら、上記特許文献記載の従来技術にあっては、読み取ったデータの外部メモリへの書き出しを行うが、該外部メモリへ書き出すデータの機密保護については考慮されておらず、情報の機密保護が重要な課題となっている今日、読み取りデータの機密保護を向上させる技術が求められている。
そこで、本発明は、読み取りデータを外部メモリに書き出す際の機密保護を向上させることのできる画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像読み取り装置は、原稿の画像を読み取って読み取り画像データを出力する読み取り手段と、接続及び切り離し可能に外部メモリの接続される外部メモリ接続手段と、を備え、該読み取り手段の読み取った原稿の画像データを該外部メモリ接続手段に接続されている該外部メモリに転送して格納する読み取り−外部メモリ処理機能を有する画像読み取り装置において、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可する外部メモリの登録される外部メモリ登録手段と、前記外部メモリ接続手段に接続されている前記外部メモリが該外部メモリ登録手段に登録されているか否かに基づいて前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御する制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記画像読み取り装置は、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可するユーザを登録するユーザ登録手段を備え、前記制御手段は、該読み取り−外部メモリ処理機能を利用するユーザが該ユーザ登録手段に登録されているか否かに基づいて該読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御してもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、前記制御手段は、前記読み取り−外部メモリ処理機能において、前記外部メモリの前記ユーザを識別可能な名称のディレクトリに前記画像データを格納してもよい。
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記外部メモリ登録手段は、前記外部メモリを識別する識別情報が登録され、前記外部メモリ接続手段は、前記接続された外部メモリから該外部メモリを識別する識別情報を取得し、前記制御手段は、該外部メモリ接続手段の取得した識別情報と該外部メモリ登録手段に登録されている識別情報が一致するか否かに基づいて前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御してもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記画像読み取り装置は、前記外部メモリ接続手段に接続されている前記外部メモリから前記外部メモリの識別情報を取得して前記外部メモリ登録手段に登録する登録制御手段を備えていてもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記画像読み取り装置は、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可する外部メモリの識別情報を入力操作して前記外部メモリ登録手段に登録する登録操作手段を備えていてもよい。
また、例えば、請求項7に記載するように、前記画像読み取り装置は、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可する利用時間情報を登録する利用時間登録手段を備え、前記制御手段は、該読み取り−外部メモリ処理機能を利用する時間が該利用時間登録手段に登録されているか否かに基づいて該読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御してもよい。
さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記画像読み取り装置は、所定の音声を出力する音声出力手段と、前記読み取り−外部メモリ処理機能の所定の処理タイミングに該音声出力手段に前記音声を出力させる音声出力制御手段とを備えていてもよい。
また、例えば、請求項9に記載するように、前記音声出力制御手段は、前記外部メモリ接続手段に前記外部メモリが接続されたタイミング、前記読み取り−外部メモリ処理機能の処理開始の指示操作タイミング、前記読み取り手段による原稿を1ページ読み取る毎のタイミング、前記外部メモリ接続手段から前記外部メモリが切り離されたタイミングのうち少なくとも1つのタイミングで前記音声出力手段に前記音声を出力させてもよい。
さらに、例えば、請求項10に記載するように、前記画像読み取り装置は、前記音声を出力する任意の処理タイミング及び該処理タイミングに音声を出力するか否かの音声出力可否情報を任意に設定登録する音声制御情報登録手段を備え、前記音声出力制御手段は、該音声制御情報登録手段の登録内容に基づいて前記音声出力手段の音声出力を制御してもよい。
また、例えば、請求項11に記載するように、前記外部メモリは、USBメモリであってもよい。
請求項12記載の発明の読み取りデータ機密制御プログラムは、画像読み取り装置に請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像読み取り装置として機能させることにより、上記目的を達成している。
請求項13記載の発明の記録媒体は、請求項12記載の読み取りデータ機密制御プログラムを記録したことにより、上記目的を達成している。
本発明によれば、読み取り手段の読み取った原稿の画像データを外部メモリ接続手段に接続されている外部メモリに転送して格納する読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を、外部メモリ接続手段に接続されている外部メモリが、外部メモリ登録手段に該読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可する外部メモリとして前もって登録されている外部メモリであるか否かに基づいて制御しているので、読み取りデータを外部メモリに書き出す際のデータの機密保護を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図9は、本発明の画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体の第1実施例を適用した複合装置1の要部ブロック構成図である。
図1において、複合装置1は、CPU(Central Processing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)制御部4、RAM5、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)6、スキャナエンジン7、プリンタエンジン8、FAX制御部9、NCU(Network Control Unit)10、ホストI/F(インターフェイス)制御部11、RTC(リアルタイムクロック;Real Time Clock )12、操作部I/F制御部13、操作部14及びUSB(Universal Serial Bus)ホスト制御部15等を備えており、主要各部は、バス16で接続されている。複合装置1は、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を備えており、プリンタ機能におけるデータの入力機能としてホストI/F制御部12を備えている。
ホストI/F制御部11には、コンピュータ、スキャナ装置等の外部ホスト装置HSが接続され、ホストI/F制御部11は、外部ホスト装置HSから送られてくる印刷対象や保存対象等のデータを受信する。ホストI/F制御部11のインターフェイスの種類としては、例えば、IEEE1284、USB等のローカル接続や有線、無線によるイーサネット(登録商標)等のネットワーク接続がある。
ROM3は、複合装置1の基本プログラムや後述する読み取りデータ機密制御プログラムプログラム等の各種プログラム及び各種データ、その他に印刷原稿のテキスト部分の印刷に使用されるフォント等を格納している。
CPU(制御手段、登録制御手段、音声出力制御手段)2は、ROM3に格納されたプログラムに基づいてRAM5をワークメモリとして利用しつつ複合装置1の各部を制御して、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等の各機能、特に後述するスキャナto外部メモリ処理時の読み取りデータ機密制御処理を実行する。なお、CPU2は、複数個搭載されていてもよく、複数搭載されることで、処理性能が向上される。
RAM制御部4には、RAM5が接続されており、CPU2や各ブロックからの要求に応じてデータをRAM5に書き込み、また、RAM5からデータを読み出す。すなわち、RAM5は、CPU2及び各ブロックの処理動作で発生する各種データの一時保管に利用される。
NVRAM(外部メモリ登録手段、ユーザ登録手段、音声制御情報登録手段)6は、複合装置1の電源がオフの場合にも保持すべきデータ(例えば、コピー枚数のカウンタ値等の機器固有の情報等)が格納され、特に、後述する読み取りデータ機密制御処理で必要な各種データが格納される。
スキャナエンジン(読み取り手段)7は、CPU2の制御下で、原稿を主走査及び副走査して、該原稿の画像を読み取って、デジタルの画像データを出力する。
FAX制御部9には、NCU10が接続されており、NCU10には、回線L、例えば、一般公衆回線、ファクシミリ回線等が接続されている。NCU10は、FAX制御部9の制御下で動作して、自動発着呼処理等の回線制御を行う。
FAX制御部9は、NCU10を制御するとともに、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換し、ファクシミリ通信手順を実行する。また、FAX制御部9は、送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。なお、FAX制御部9及びNCU10を利用したファクシミリ機能で送信されるファクシミリ送信データは、スキャナエンジン7で読み取られた原稿の画像データ、後述するUSBホスト制御部15を介して取り込んだデータ及びホストI/F制御部11を介して外部ホスト装置HSから受け取ったデータ等である。
USBホスト制御部(外部メモリ接続手段)15は、外部メモリ、例えば、USBメモリ(以下、外部メモリがUSBメモリであるとして説明する。)を接続するためのインターフェイスであり、CPU2の制御下で、接続されたUSBメモリとの間でデータの送受信を行う。
プリンタエンジン8は、CPU2の制御下で、印刷に関する動作を行って、スキャナエンジン7で読み取られた画像、ホストI/F制御部11を介して外部ホスト装置HSから受け取ったデータ、FAX制御部9及びNCU10を相手装置から送られてきたファクシミリ画像及びUSBホスト制御部15を介してUSBメモリから取得したデータ等の各種データを、所定の印刷方式、例えば、電子写真方式、LED(Light Emitting Diode)方式、インク噴射方式等で、用紙に記録出力する。
RTC12は、発振回路や分周回路等を備え、現在時刻等を計時する。
操作部I/F制御部13には、操作者とのマンマシンインターフェース部である操作部14が接続され、操作部(登録操作手段)14は、図2に示すように、テンキー21、スタートキー22、クリア/ストップキー23、リセットキー24、初期設定キー25、コピーキー26、プリンタキー27、スキャナキー28、選択キー29及び表示部30が設けられている。
テンキー21は、コピー枚数、ファクシミリ送信先番号等の入力操作に使用されるとともに、後述する読み取りデータ機密制御処理での各種操作、例えば、個人識別情報入力操作、音声出力タイミング設定操作、利用時間設定操作及びUSB識別情報設定操作等に使用され、スタートキー22は、各種動作の開始指示操作、各種キーでの入力内容の確定操作等に使用される。
クリア/ストップキー23は、各種動作のクリア/ストップやキー操作のクリア/ストップを指示操作するのに使用され、リセットキー24は、各種動作のリセットや入力操作のリセットを行うのに使用される。
初期設定キー25は、複合装置1の初期状態を任意にカスタマイズする初期設定モードに移行させる際に使用される。例えば、複合装置1が収納している用紙サイズの設定操作、コピー機能のモードをクリアさせるためにクリア/ストップキーキー23が操作されたときに設定される状態の設定操作、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーションの選択操作、国際エネルギースター計画に従った低電力状態への移行時間の設定操作及びオートオフ/スリープモードへの移行時間の設定操作等を行う場合に、初期設定キー25を操作して、これらの操作を行う。
コピーキー26は、複合装置1のコピーモードを選択操作するのに使用され、プリンタキー27は、外部ホスト装置HS等からプリント要求とともに送られてきた印刷データや蓄積されている画像データや印刷データをプリンタエンジン8で印刷出力するプリンタモードを選択するとき等に使用される。
スキャナキー28は、スキャナエンジン7で読み取った原稿画像データを複合装置1内部の図示しないハードディスク等の画像メモリに蓄積したり、スキャナエンジン7で読み取った原稿画像データや該画像メモリに蓄積されている画像データ等を外部に送信する等のスキャナモードを選択する際に使用される。
なお、図2では図示しないが、操作部14は、FAXキーを備えており、FAXキーは、スキャナエンジン7で読み取った原稿画像データ、外部ホスト装置HSから受信した画像データ及び画像メモリに蓄積されている画像データをファクシミリ送信する等のファクシミリモードを選択する際に使用される。
表示部30は、液晶ディスプレイ上にタッチパネルが重ね合わされた液晶タッチパネルが使用されており、操作部I/F制御部13が、CPU2の制御下で、該液晶ディスプレイにキー操作内容や複合装置1からユーザに通知する各種情報及び複合装置1の各種操作を行うのに必要な情報表示と該情報表示に対応する機能キー(タッチボタン)を表示し、液晶ディスプレイに表示された機能キーにタッチされると、タッチパネルがタッチ操作を検出して、該タッチ操作で選択された機能キーの液晶ディスプレイでの表示を黒等に反転表示させるとともに、該機能キーのキー操作結果をCPU2に通知する。
そして、上記NVRAM6には、スキャナエンジン7で読み取ったデータをUSBホスト制御部15に接続されているUSBメモリに書き込むスキャナto外部メモリ処理であるスキャナtoUSBメモリ処理を許可するUSBメモリのUSBメモリ識別情報を予め登録するUSBメモリ識別情報記憶テーブルを格納しており、このUSBメモリ識別情報記憶テーブルへのUSBメモリ識別情報の登録は、USBホスト制御部15へのUSBメモリの装着による自動取得・登録や操作部14からの操作や外部ホスト装置HSからのデータ入力によってCPU2が行う。
なお、図示しないが、複合装置1は、スピーカ及び音声出力回路等からなる音声出力部(音声出力手段)を備えており、後述する読み取りデータ機密制御処理でユーザに通知する各種情報を音声出力する。
そして、複合装置1は、CD(Compact Disc)、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、メモリカード、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている読み取りデータ機密制御処理プログラム及び必要なデータが図示しない読み取り部によって読み取られてNVRAM6やROM3等の不揮発性記憶部に格納されて実行されることで、図3に示すような機能モジュールを備えて、本発明の読み取りデータ機密制御処理を実行する複合装置1として構築される。
すなわち、複合装置1は、読み取りデータ機密制御処理プログラムによって、図3に示すように、全体制御部40、スキャナ読み取り制御部41、データ蓄積制御部42及びUSBホスト制御部43等の機能モジュールが構成される。全体制御部40は、CPU2の制御を行って、操作部14の制御、ホストI/F制御部11の制御及びFAX制御部9の制御等の複合装置1全体の制御を行う。
データ蓄積制御部42は、RAM5に画像記憶用の領域を確保して、該画像記憶用RAMのうち画像の記憶に使用可能な未使用RAMサイズと既に画像を蓄積した使用済みRAMサイズを管理している。
スキャナ読み取り制御部41は、スキャナエンジン7の制御を行って、スキャナエンジン7に原稿の読み取りを行わせる。
USBホスト制御部43は、USBホスト制御部15に接続されたUSBの認識と制御を行う。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置1は、着脱可能な外部メモリであるUSBメモリに読み取りデータを保管するスキャンtoUSBメモリ処理機能の際に、USBメモリ認証を行って機密保護を図る読み取りデータ機密制御処理を行う。
そこで、複合装置1は、まず、図4に示すUSBメモリ識別情報の登録処理を行う。すなわち、CPU2は、USBメモリがUSBホスト制御部15に装着されているかチェックし(ステップS101)、USBメモリが装着されると、該装着されているUSBメモリの識別情報をUSBホスト制御部15を介してUSBメモリから取得し、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録する(ステップS102)。
すなわち、USBメモリは、一般的に、図5に示すようなデバイスデスクリプタ及びストリングデスクリプタを有しており、CPU2は、USBメモリ制御部15を介して接続されているUSBメモリから該デスクリプタ情報のうち、ベンダID、プロダクトID、デバイスリリース番号及びiManufacture、iProduct、iSerialNumberの各ストリングデスクリプタの取得要求によって得られたStringデスクリプタのbStringの値をUSBメモリ識別情報として取得して、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録する。
また、ステップS101で、USBメモリが装着されていないときには、CPU2は、USBメモリの識別情報(登録情報)を手動で登録するかどうかの問い合わせの表示を操作部I/F制御部13を介して操作部14の表示部30に表示して、ユーザによる該問い合わせに対する決定を待って(ステップS103)、手動登録が選択されたかチェックする(ステップS104)。
ステップS104で、手動登録が選択されないときには、CPU2は、そのまま処理を終了し、手動登録が選択されると、ユーザによって操作部14から入力されたUSBメモリ識別情報をNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録して、処理を終了する(ステップS105)。
そして、複合装置1は、図6に示すように、上記USBメモリ識別情報記憶テーブルを用いてスキャナtoUSBメモリ処理時の読み取りデータ機密制御処理を行う。
すなわち、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルにUSBメモリ識別情報が登録されている状態で、USBメモリ制御部15にUSBメモリが装着されてスキャナエンジン7が起動されると、CPU2は、図6に示すように、該スキャナエンジン7の起動がスキャンしたデータをUSBメモリに転送して保存するスキャンtoUSBメモリであるかチェックし(ステップS201)、スキャンtoUSBメモリでないときには、スキャンtoUSBメモリでない他の指定の処理を実行する(ステップS202)。
ステップS201で、スキャンtoUSBメモリであるときには、CPU2は、装着されているUSBがNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルにUSBメモリ識別情報の登録されているUSBメモリであるかチェックする(ステップS203)。
すなわち、CPU2は、USBホスト制御部15に装着されているUSBメモリの識別情報を該USBホスト制御部15を介して取得し、該装着されているUSBメモリの識別情報がNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録されているUSBメモリ識別情報と一致するかチェックする。
ステップS203で、該装着されているUSBメモリが登録済のUSBメモリであると、CPU2は、スキャナエンジン7を起動させて該スキャナエンジン7で読み取った原稿の画像データをUSBホスト制御部15を介して該装着されているUSBメモリに転送して電子ファイルとして書き込むスキャンtoUSBメモリ処理を実行する(ステップS204)。
ステップS203で、装着されているUSBメモリがNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録されていないときには、CPU2は、該装着されているUSBメモリがUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録されていないUSBメモリである旨を操作部14の表示部30に表示して、スキャンtoUSBメモリ処理を行うことなく、処理を終了する(ステップS205)。
そして、上記スキャナtoUSBメモリ時の読み取りデータ機密制御処理において、所定のタイミングで所定の音声を出力させる音声出力処理を行ってもよい。
この音声出力処理においては、例えば、複合装置1は、NVRAM6に、図7に示すように、音声出力タイミング設定テーブルTb1に、音声出力タイミングを予め登録するとともに、該音声出力タイミングで音声出力を行うか行わないかを、ON/OFF設定し、該音声出力タイミング設定テーブルTb1の設定に応じて、CPU2が音声出力部の動作の制御を行う。そして、この音声出力タイミング設定テーブルTb1には、操作部14からの操作や外部ホスト装置HSからのデータ入力によって、適宜の音声出力タイミングを設定登録する行うことができ、また、登録した音声出力タイミングでの音声出力のON/OFFを設定することができる。この音声出力タイミングとしては、例えば、図7に示すように、USBメモリのUSBホスト制御部15への接続(装着)時、操作部14のスタートキー22の押下時(スキャンtoUSBメモリ処理機能の処理開始の指示操作タイミング)、ページ読み取り時(スキャナエンジン7による原稿を1ページ読み取る毎のタイミング)及びUSBメモリ脱落時(USBホスト制御部15からUSBメモリが切り離されたタイミング)等である。
また、上記説明では、スキャンtoUSBメモリ処理を許可するUSBメモリのUSBメモリ識別情報をNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録して、該USBメモリ識別情報記憶テーブルにUSBホスト制御部15に装着されたUSBメモリが登録されているか否かで読み取りデータの機密制御を行っているが、スキャンtoUSBメモリ処理を許可するUSBメモリのUSBメモリ識別情報を登録して読み取りデータの機密を制御するものに限るものではなく、逆に、スキャンtoUSBメモリ処理を許否(不許可)するUSBメモリのUSBメモリ識別情報を登録して、読み取りデータの機密を制御してもよい。
この場合、例えば、図8に示すような使用禁止USBメモリ情報テーブルTb2と図9に示すような参照情報ビット(bit)定義テーブルTb3をNVRAM6に格納し、スキャンtoUSBメモリ処理において、USBホスト制御部15にUSBメモリが装着されると、該装着されたUSBメモリからUSBメモリ識別情報を取得して、NVRAM6の参照情報ビット定義テーブルTb3に基づいて使用禁止USBメモリ情報テーブルTb2を参照して、該参照情報で示されるビット(bit)に相当する装着USBメモリの識別情報と使用禁止USBメモリ情報テーブルTb2の識別情報が一致するか判別し、一致すると、該装着されたUSBメモリを使用したスキャナとUSBメモリ処理機能の利用を禁止する。
このように、本実施例の複合装置1は、スキャナエンジン7で読み取った原稿の画像データをUSBホスト制御部15に接続されているUSBメモリに転送して格納するスキャンtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可を、USBホスト制御部15に接続されているUSBメモリが、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに該スキャンtoUSBメモリ処理機能の利用の許可するUSBメモリとして前もって登録されているUSBメモリであるか否かに基づいて制御している。
したがって、読み取りデータをUSBメモリに書き出す際のデータの機密保護を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに、スキャンtoUSBメモリ処理機能の利用を許可するUSBメモリの識別情報を登録し、USBホスト制御部15が、接続されたUSBメモリから該USBメモリの識別情報を取得して、CPU2が、該USBホスト制御部15の取得した識別情報と該NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録されている識別情報が一致するか否かに基づいてスキャナtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御している。
したがって、データ転送を許可/不許可するUSBメモリを簡単かつ適切に識別して、スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を制御することができ、より一層簡単かつ適切に読み取りデータをUSBメモリに書き出す際のデータの機密保護を向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、USBホスト制御部15に接続されているUSBメモリから該USBメモリの識別情報を取得してNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録している。
したがって、データ転送を許可/不許可するUSBメモリを簡単かつ正確に登録することができ、利用性を向上させることができるとともに、より一層簡単かつ適切に読み取りデータをUSBメモリに書き出す際のデータの機密保護を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を許可/不許可するUSBメモリの識別情報を操作部14からの操作または外部ホスト装置HSからのデータ入力操作によってNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに登録している。
したがって、データ転送を許可/不許可するUSBメモリをユーザの意図に応じて簡単かつ適切に登録することができ、利用性を向上させることができるとともに、より一層適切に読み取りデータをUSBメモリに書き出す際のデータの機密保護を向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、スキャナtoUSBメモリ処理機能の所定の処理タイミングに音声出力部から音声を出力している。
したがって、操作者及び周囲の人にスキャナtoUSBメモリ処理機能の操作及び該操作での処理状況を適切に通知して、データ機密保護を適切に向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、USBホスト制御部15にUSBメモリが接続されたタイミング、スキャナtoUSBメモリ処理機能の処理開始の指示操作タイミング(スタートキー操作タイミング)、スキャナエンジン7による原稿を1ページ読み取る毎のタイミング、USBホスト制御部15からUSBメモリが切り離されたタイミングのうち少なくとも1つのタイミングで音声出力部から音声を出力させている。
したがって、操作者及び周囲の人にスキャナtoUSBメモリ処理機能での適切なタイミングで該スキャナtoUSBメモリ処理機能の処理状況を適切に通知して、データ機密保護を適切に向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、音声を出力する任意の処理タイミング及び該処理タイミングに音声を出力するか否かの音声出力可否情報(ON/OFF)を音声出力タイミング設定テーブルTb1に設定登録して、該音声出力タイミング設定テーブルTb1の登録内容に基づいて音声出力部による音声出力を制御している。
したがって、管理者等によって操作者や周囲の人に注意を喚起させる音声出力タイミングを適宜設定して音声出力したり、不適切な時間等に音声出力されることを防止したりすることができ、利用性を向上させつつ、データ機密保護を適切に向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、外部メモリとして、USBメモリを利用している。したがって、可搬性に富み簡単に接続・切り離しの可能なUSBメモリへのデータの転送を適切に制御して、データの機密性を適切に確保することができる。
図10から図12は、本発明の画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体の第2実施例を示す図であり、図10は、本発明の画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体の第2実施例を適用した複合装置に格納されているユーザID・パスワードテーブルを示す図、図11は、該ユーザID・パスワードテーブルと対応付けられたUSBメモリ識別情報記憶テーブルを示す図、図12は、該複合装置による読み取りデータ機密制御処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、スキャンtoUSBメモリ時の読み取りデータ機密制御処理をユーザ認証とUSBメモリ認証の双方で行うもので、上記第1実施例の複合装置1と同様の複合装置に適用したものである。
そこで、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
そして、本実施例の複合装置1は、図10に示すように、NVRAM6に、スキャナエンジン7で読み取った画像データをUSBホスト制御部15に接続されているUSBメモリに転送して書き込むスキャナto外部メモリ処理であるスキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を許可するユーザのID(Identity)とパスワードを対応させたユーザID・パスワードテーブルTb4が格納されており、このユーザID・パスワードテーブルTb4の登録情報は、操作部14からの操作や外部ホスト装置HSからのデータ入力に基づいて、CPU2が、NVRAM6のユーザID・パスワードテーブルTb4に登録する。
また、複合装置1は、図11に示すように、NVRAM6に、スキャナtoUSBメモリ処理を許可するUSBメモリのUSBメモリ識別情報を予め登録するUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5が格納されており、このUSBメモリ識別情報は、USBホスト制御部15へのUSBメモリの装着による自動取得・登録や操作部14からの操作や外部ホスト装置HSからのデータ入力に基づいて、CPU2が、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5に登録する。
そして、CPU2は、ユーザIDとパスワードのユーザID・パスワードテーブルTb4への登録処理及びUSBメモリ識別情報のUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5への登録処理においては、該登録するまたは既に登録されているユーザによるスキャナtoUSBメモリ処理を許可するUSBメモリを特定するために、図11に示すように、ユーザID・パスワードテーブルTb4のユーザとUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5のUSBメモリ識別情報をUSBメモリIDによって関連付けを行う。
このように、関連付けの行われたユーザID・パスワードテーブルTb4とUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5がNVRAM6に登録されると、図12に示すユーザ認証とUSBメモリ認証による読み取りデータ機密制御処理を行う。
すなわち、関連付けの行われたユーザID・パスワードテーブルTb4とUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5がNVRAM6に登録されている状態で、USBメモリ制御部15にUSBメモリが装着されてスキャナエンジン7が起動されると、図12に示すように、CPU2は、該スキャナエンジン7の起動がスキャンしたデータをUSBメモリに転送して保存するスキャンtoUSBメモリであると、NVRAM6からユーザID・パスワードテーブルTb4からユーザIDを読み出して操作部14の表示部30に表示し、ユーザによって該表示したユーザIDから自己のユーザIDが選択されるのを待つ(ステップS301)。ユーザIDが選択されると、CPU2は、パスワードの入力を行わせる画面を操作部14の表示部30に表示して、該選択されたユーザIDに対応するパスワードが入力されるのを待ち(ステップS302)、パスワードが入力されると、該入力されたパスワードが正当なパスワードかどうか、すなわち、該入力されたパスワードが、NVRAM6のユーザID・パスワードテーブルTb4に、該選択されたユーザIDに対応して登録されているパスワードであるかチェックする(ステップS303)。
ステップS303で、正当なパスワードでないときには、CPU2は、パスワードが正しくない旨を操作部14の表示部30に表示して、処理を終了する(ステップS304)。
ステップS303で、入力されたパスワードが正当なパスワードのときには、CPU2は、USBホスト制御部15に装着されているUSBメモリがNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5に該ユーザIDに関連付けされて登録されているUSBメモリであるかをチェックする(ステップS305)。すなわち、CPU2は、USBホスト制御部15に装着されているUSBメモリの識別情報を該USBホスト制御部15を介して取得し、該装着されているUSBメモリの識別情報がNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5に該ユーザIDで関連付けられて登録されているUSBメモリ識別情報と一致するかチェックする。
ステップS305で、USBホスト制御部15に装着されているUSBメモリがNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5に上記ユーザIDに関連付けされて登録されているUSBメモリであるときには、CPU2は、スキャナエンジン7を起動させて該スキャナエンジン7で読み取った原稿の画像データをUSBホスト制御部15を介して該装着されているUSBメモリに転送して、該USBメモリの該ユーザID名のディレクトリに電子ファイルとして書き込むスキャンtoUSBメモリ処理を実行する(ステップS306)。なお、このとき、USBメモリに該ユーザID名のディレクトリが存在しないときには、CPU2は、該ユーザID名のディレクトリをUSBメモリに作成して、該作成したユーザID名のディレクトリにスキャンした画像データを電子ファイルとして書き込む。
ステップS305で、USBホスト制御部15に装着されているUSBメモリがNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5に上記ユーザIDに関連付けされて登録されていないUSBメモリであるか、または、登録自体が行われていないUSBメモリであるときには、CPU2は、装着されているUSBメモリが認証されていないことを操作部14の表示部30に表示して、スキャンtoUSBメモリ処理を行うことなく、処理を終了する(ステップS307)。
なお、上記スキャナtoUSBメモリ処理時の読み取りデータ機密制御処理において、第1実施例の場合と同様に、所定のタイミングで所定の音声を出力させる音声出力処理を行ってもよい。
また、上記説明では、スキャンtoUSBメモリ処理を許可するUSBメモリのUSBメモリ識別情報をNVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5に登録して、該USBメモリ識別情報記憶テーブルTb5に、USBホスト制御部15に装着されたUSBメモリがユーザIDに関連付けて登録されているか否かで読み取りデータの機密制御を行っているが、スキャンtoUSBメモリ処理を許可するUSBメモリのUSBメモリ識別情報を登録して読み取りデータの機密を制御するものに限るものではなく、上記第1実施例の場合と同様に、逆に、スキャンtoUSBメモリ処理を許否(不許可)するUSBメモリのUSBメモリ識別情報を使用禁止USBメモリ情報テーブルTb2として登録して、読み取りデータの機密を制御してもよい。
さらに、スキャンtoUSBメモリ処理機能の利用を不許可とするユーザのユーザIDを登録して、スキャンtoUSBメモリ処理時の読み取りデータ機密制御処理を行ってもよい。
このように、本実施例の複合装置1は、スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を許可するUSBメモリのUSBメモリ識別情報をUSBメモリ識別情報記憶テーブルTb5として、または、スキャナtoUSBメモリ処理の利用を不許可するUSBメモリ識別情報を使用禁止USBメモリ情報テーブルTb2として、NVRAM6に格納し、また、スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を許可するユーザをユーザID・パスワードテーブルTb4として、または、スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を不許可するユーザをNVRAM6に登録し、USBホスト制御部15に接続されているUSBメモリが、NVRAM6のUSBメモリ識別情報記憶テーブルに該スキャンtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可するUSBメモリとして前もって登録されているUSBメモリであるか否か及びスキャナtoUSBメモリ処理機能を利用するユーザがスキャンtoUSBメモリ処理機能の利用を許可/不許可するユーザとしてそのユーザIDがNVRAM6に登録されているか否かに基づいて該スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御している。
したがって、読み取りデータをUSBメモリに書き出す際のデータの機密保護をより一層向上させることができる。
図13及び図14は、本発明の画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体の第3実施例を示す図であり、図13は、本発明の画像読み取り装置、読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体の第3実施例を適用した複合装置に格納されている使用可能時間設定テーブルを示す図、図11は、該複合装置による読み取りデータ機密制御処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、スキャンtoUSBメモリ処理機能を予め設定した使用可能時間に基づいて制御するもので、上記第1実施例の複合装置1と同様の複合装置に適用したものである。
そこで、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
そして、本実施例の複合装置1は、図13に示すように、NVRAM(利用時間登録手段)6に、スキャナエンジン7で読み取ったデータをUSBホスト制御部15に接続されているUSBメモリに書き込むスキャナto外部メモリ処理であるスキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を許可する時間を利用開始時間と利用終了時間で示した使用可能時間設定テーブルTb6が格納されており、使用可能時間設定テーブルTb6の登録時間情報は、操作部14からの操作や外部ホスト装置HSからのデータ入力に基づいて、CPU2が、NVRAM6の使用可能時間設定テーブルTb6に登録する。なお、図13の使用可能時間設定テーブルTb6には、曜日毎に、利用開始時間と利用終了時間が使用可能時間として設定登録されている。
そして、CPU2は、スキャンtoUSBメモリ処理機能の使用可能時間がNVRAM6の使用可能時間設定テーブルTb6に登録されている状態で、スキャンtoUSBメモリ処理機能の利用要求があると、図14に示すように、CPU2は、RTC12から現在時刻と取得して、現在の日時を計算し(ステップS401)、NVRAM6の使用可能時間設定テーブルTb6から該RTC12の計時する曜日に該当する曜日の使用開始時間と使用終了時間を取得する(ステップS402)。
次に、CPU2は、上記計算した現在日時が、該取得した使用可能開始時間と使用終了時間の範囲に入っているか、すなわち、現在日時が使用可能時間内であるかチェックし(ステップS403)、使用可能時間内であると、スキャンtoUSBメモリ処理機能の利用を可能として、時間制御処理を終了する(ステップS404)。
なお、このスキャンtoUSBメモリ処理においては、上記第1実施例で説明したUSBメモリ認証によるデータ機密制御処理または第2実施例で説明したユーザ認証とUSBメモリ認証によるデータ機密制御処理を行う。
ステップS403で、現在日時が使用可能時間設定テーブルTb6の使用可能時間外であると、CPU2は、スキャンtoUSBメモリ処理機能が利用できないと判断して、スキャンtoUSBメモリ処理機能が利用できない旨を操作部14の表示部30に表示して、時間制御処理を終了する(ステップS405)。
このように、本実施例の複合装置1は、スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用を許可する利用時間情報をNVRAM6の使用可能時間設定テーブルTb6に登録し、該スキャナtoUSBメモリ処理機能を利用する時間が該使用可能時間設定テーブルTb6に登録されているか否かに基づいて該スキャナtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御している。
なお、上記説明では、利用可能時間を使用可能時間設定テーブルTb6に登録してスキャナtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御しているが、利用可能時間を登録する場合に限るものではなく、例えば、利用不可能時間を登録してスキャナtoUSBメモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御してもよい。
したがって、読み取りデータを時間管理することができ、データ保護をより一層適切かつ確実に向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上記各実施例においては、スキャナエンジン7で読み取った画像データを外部メモリとしてのUSBメモリに転送して格納する場合について説明したが、データとしては、スキャナエンジン7で読み取った画像データに限るものではなく、例えば、外部ホスト装置HSから転送されてきたデータやFAX制御部9及びNCU10を介して受信したファクシミリデータであってもよい。
本発明は、スキャンデータをUSBメモリ等の外部メモリに転送・保管するスキャンto外部メモリ処理を行うスキャナ、複写装置、複合装置等の画像読み取り装置、該画像読み取り装置に搭載される読み取りデータ機密制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
本発明の第1実施例を適用した複合装置の要部ブロック構成図。 図1の複合装置の操作部の平面図。 図1の複合装置の要部機能モジュールのブロック構成図。 図1の複合装置によるUSBメモリ識別情報登録処理を示すフローチャート。 USBメモリのデスクリプタの一例を示す図。 図1の複合装置による読み取りデータ機密制御処理を示すフローチャート。 図1のNVRAMに登録される音声出力タイミング設定テーブルの一例を示す図。 図1のNVRAMに登録される使用禁止USBメモリ情報テーブルの一例を示す図。 図1のNVRAMに登録される参照情報ビット定義テーブルの一例を示す図。 本発明の第2実施例を適用した複合装置のNVRAMに登録されるユーザID・パスワードテーブルの一例を示す図。 本発明の第2実施例を適用した複合装置のNVRAMに登録されるユーザID・パスワードテーブルと対応付けられたUSBメモリ識別情報記憶テーブルの一例を示す図。 本発明の第2実施例を適用した複合装置によるユーザ認証とUSBメモリ認証による読み取りデータ機密制御処理を示すフローチャート。 本発明の第3実施例を適用した複合装置のNVRAMに登録される使用可能時間設定テーブルの一例を示す図。 本発明の第3実施例を適用した複合装置による使用可能時間制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 複合装置
2 CPU
3 ROM
4 RAM制御部
5 RAM
6 NVRAM
7 スキャナエンジン
8 プリンタエンジン
9 FAX制御部
10 NCU
11 ホストI/F制御部
12 RTC
13 操作部I/F制御部
14 操作部
15 USBホスト制御部
16 バス
HS 外部ホスト装置
21 テンキー
22 スタートキー
23 クリア/ストップキー
24 リセットキー
25 初期設定キー
26 コピーキー
27 プリンタキー
28 スキャナキー
29 選択キー
30 表示部
40 全体制御部
41 スキャナ読み取り制御部
42 データ蓄積制御部
43 USBホスト制御部
Tb1 音声出力タイミング設定テーブル
Tb2 使用禁止USBメモリ情報テーブル
Tb3 参照情報ビット定義テーブル
Tb4 ユーザID・パスワードテーブル
Tb5 USBメモリ識別情報記憶テーブル
Tb6 使用可能時間設定テーブル

Claims (13)

  1. 原稿の画像を読み取って読み取り画像データを出力する読み取り手段と、接続及び切り離し可能に外部メモリの接続される外部メモリ接続手段と、を備え、該読み取り手段の読み取った原稿の画像データを該外部メモリ接続手段に接続されている該外部メモリに転送して格納する読み取り−外部メモリ処理機能を有する画像読み取り装置において、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可する外部メモリの登録される外部メモリ登録手段と、前記外部メモリ接続手段に接続されている前記外部メモリが該外部メモリ登録手段に登録されているか否かに基づいて前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記画像読み取り装置は、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可するユーザを登録するユーザ登録手段を備え、前記制御手段は、該読み取り−外部メモリ処理機能を利用するユーザが該ユーザ登録手段に登録されているか否かに基づいて該読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記制御手段は、前記読み取り−外部メモリ処理機能において、前記外部メモリの前記ユーザを識別可能な名称のディレクトリに前記画像データを格納することを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記外部メモリ登録手段は、前記外部メモリを識別する識別情報が登録され、前記外部メモリ接続手段は、前記接続された外部メモリから該外部メモリを識別する識別情報を取得し、前記制御手段は、該外部メモリ接続手段の取得した識別情報と該外部メモリ登録手段に登録されている識別情報が一致するか否かに基づいて前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  5. 前記画像読み取り装置は、前記外部メモリ接続手段に接続されている前記外部メモリから前記外部メモリの識別情報を取得して前記外部メモリ登録手段に登録する登録制御手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置。
  6. 前記画像読み取り装置は、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可する外部メモリの識別情報を入力操作して前記外部メモリ登録手段に登録する登録操作手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置。
  7. 前記画像読み取り装置は、前記読み取り−外部メモリ処理機能の利用を許可/不許可する利用時間情報を登録する利用時間登録手段を備え、前記制御手段は、該読み取り−外部メモリ処理機能を利用する時間が該利用時間登録手段に登録されているか否かに基づいて該読み取り−外部メモリ処理機能の利用の許可/不許可を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  8. 前記画像読み取り装置は、所定の音声を出力する音声出力手段と、前記読み取り−外部メモリ処理機能の所定の処理タイミングに該音声出力手段に前記音声を出力させる音声出力制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  9. 前記音声出力制御手段は、前記外部メモリ接続手段に前記外部メモリが接続されたタイミング、前記読み取り−外部メモリ処理機能の処理開始の指示操作タイミング、前記読み取り手段による原稿を1ページ読み取る毎のタイミング、前記外部メモリ接続手段から前記外部メモリが切り離されたタイミングのうち少なくとも1つのタイミングで前記音声出力手段に前記音声を出力させることを特徴とする請求項8記載の画像読み取り装置。
  10. 前記画像読み取り装置は、前記音声を出力する任意の処理タイミング及び該処理タイミングに音声を出力するか否かの音声出力可否情報を任意に設定登録する音声制御情報登録手段を備え、前記音声出力制御手段は、該音声制御情報登録手段の登録内容に基づいて前記音声出力手段の音声出力を制御することを特徴とする請求項8または請求項9記載の画像読み取り装置。
  11. 前記外部メモリは、USBメモリであることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  12. 画像読み取り装置に請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像読み取り装置として機能させることを特徴とする読み取りデータ機密制御プログラム。
  13. 請求項12記載の読み取りデータ機密制御プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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