JP3539330B2 - 液晶表示パネル及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示パネル及びその製造方法に関するものであり、特に、アレイ基板上に平坦化膜が形成され、前記アレイ基板と対向基板とを貼り合わせ液晶を封じ込めるシールに、前記両基板間の間隙を一定に保持するギャップ保持部材(スペーサ)が混在する液晶表示パネル及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アクティブマトリクス型液晶表示パネルは、画素電極を有するアレイ基板と、対向電極を有する対向基板とを、表示部周囲に設けたシールにより貼り合わせ、かつ液晶を両基板間であって前記シール内側に封入した構成を有する。
アレイ基板には、互いに交差する複数の走査線と複数の信号線と、これらの各交差部毎に液晶に電圧を印加する画素電極と、画素電極を選択駆動するTFT(Thin Film Transistor) 等のスイッチング素子とがマトリクス状にパターニング形成される。したがって、かかるパターニングによりアレイ基板上はある程度の凹凸が生じる。
一方、画素電極と対向電極とその間の液晶は、液晶を誘電層とした画素容量を構成している。液晶表示は、液晶の電気光学的異方性を利用し、スイッチング素子により選択された電圧が印加される画素容量の電界の強度に応じて光の透過を制御することにより行われる。
したがって、液晶層の層厚(セルギャップ)の大小により画素容量が変化し表示輝度に変化を与える。そのため液晶表示パネルの表示部の全域において均一な表示品質を得るためにはセルギャップの表示部の全域における均一度を高める必要があり、従来よりセルギャップ均一化に各種努力がなされてきている。
一般にセルギャップ均一化のために、両基板間の間隙を保持するギャップ保持部材(スペーサ)が用いられている。このスペーサを両基板間に介在配置する方法としては、表示部(液晶内)に配置する方法や表示部周囲のシールに混在させて配置する方法、その双方を実施する方法などがある。
ところが、スペーサを表示部に配置する場合は、スペーサが表示特性に悪影響を与えるため、より高い表示品質を求める場合には好ましい方法ではない。そのため高表示品質の液晶表示パネルを構成するためには表示部に配置されるスペーサを無くすか、その数を少なくし、主にシールに混在させたスペーサによって両基板間の間隙を保持することが有効である。
また、パターニングにより生じたアレイ基板上の凹凸は、パターニング工程後凹凸の生じたアレイ基板のパターン形成面を軟質な平坦化膜でコーティングすることにより解消し、セルギャップ均一化を図っている。
【0003】
図10に、アレイ基板上に平坦化膜が形成され、シールにギャップ保持部材(スペーサ)が混在するタイプの従来の一例の液晶表示パネル101の模式断面図を示す。
従来の一例の液晶表示パネル101は、図10に示すようにアレイ基板102を備える。アレイ基板102は、パターニングによって透明ガラス基板10上にゲート線11、スイッチング素子12が作り込まれ、さらに、酸化膜13、金属配線層14、第一層間絶縁膜15、遮光膜16、第二層間絶縁膜18と順に形成され、透明ガラス基板10上に所定の積層パターンが堆積した積層構造を有する。金属配線層14の一部は引き出し配線14aを構成する。
図10に示すように、パターニングによってアレイ基板102のパターン形成面(図10の場合は第二層間絶縁膜18の表面)は凹凸が生じる。この凹凸の面に平坦化膜19がスピン塗布方式等により塗布されることによりアレイ基板102のパターン形成側の面が平坦にされる。平坦化膜19の上面にはITO(Indium Tin Oxide)からなる画素電極20が敷設される。すなわちこの画素電極20は画素毎に隔絶された導電性透明薄膜である。画素電極20はコンタクトホール21によって金属配線層14に接合し、スイッチング素子12と導通可能に接続される。
一方、液晶表示パネル101は、図10に示すように対向基板3を備える。対向基板3は透明ガラス基板30上に少なくとも対向電極31を敷設したものである。その他遮光膜や、カラー液晶表示装置ではRGBの着色層が作り込まれる。
【0004】
アレイ基板102及び対向基板3が完成した後、液晶表示パネル101の組み立てが行われる。まず、アレイ基板102及び対向基板3のうちいずれか一方にシール剤22を表示部の外周に沿って印刷する。印刷はシールディスペンサで一筆書きに行なう描画印刷やスクリーン印刷により行われる。シール剤22にはガラス材質のスペーサ23を予め混入しておく。シール剤22として主に紫外線硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂が用いられている。
シール印刷の後、両基板を貼り合わせる。まず、両基板をを重ね合せ、両基板の対応するセルが対向するように位置合わせをする。次に、両基板を加圧板によって押圧し、シール剤22及びスペーサ23に圧力を加えて両基板間の間隙を所望の値に調整する。このように加圧した状態で、シール剤22を硬化させる。シール剤22として紫外線硬化性樹脂を用いる場合には、加圧板に紫外線透過性の板を使用してシール剤22に紫外線を照射することによりシール剤22を硬化させる。シール剤22として熱硬化性樹脂を用いる場合には、加圧板に装備されたヒータよりシール剤22を加熱するか又は液晶表示パネルをオーブン内に設置してその雰囲気を加熱することにより熱硬化性樹脂からなるシール剤22を加熱し硬化させる。
以上の結果として、図10に示すように、アレイ基板102と、対向基板3とが表示部A周囲に付設したシール4にスペーサ23が混入されてなるシール4により貼り合わされた液晶表示パネル101が構成される。シール4はシール剤22にスペーサ23が混入されたものである。前記両基板102、3の間隙はこのスペーサ23により保持される。なお、図10にシール付設領域Bを示す。ここで、「シール付設領域(B)」は、シール(4)が付設された基板上の面を、この面に垂直な方向へ移動した軌跡よりなる空間と前記基板との共有部分を指称する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上の従来技術においては次のような問題があった。
平坦化膜19には、有機系の軟質な材料が用いられている。例えば、アクリル樹脂(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル)、BCB(ベンゾジクロブテン)が用いられる。これに対し、スペーサ23には、一般にガラス材質のロッド状又は球状の粒状体が用いられている。平坦化膜の下地膜(下地層)になる絶縁膜(図10の場合、第二層間絶縁膜18)はSiN等のシリコン化合物が用いられている。したがって、スペーサ23及び平坦化膜の下地膜(下地層)は平坦化膜に比較して硬質なものとなっている。そのため、両基板を重ね合わせ加圧板によって押圧した際に、図10に示すような態様でスペーサ23が平坦化膜19にめり込んでしまう。このめり込み量が液晶表示パネル101のすべての部分において均一である場合には、セルギャップを不均一にすることはない。しかし、すべての部分においてスペーサのめり込み量が均一にならず、部分毎に異なってしまいやすい。スペーサのめり込み量が部分毎に異なってしまうと液晶表示パネルの表示部内でセルギャップにバラツキを生じさせてしまう。その結果、表示面に色むらが発生して表示品質を低下させてしまうという問題があった。
【0006】
投影型液晶ディスプレイ(プロジェクター)に使用される液晶表示パネルのように、小型で、かつ高い表示品質が求められるものについては、表示部にスペーサを配置せず、シールに混在するスペーサのみでセルギャップを保持する場合がある。そのような場合には、上記問題の与える影響は大きいものであった。
現在、液晶表示パネルの製造においては、生産性向上の観点から複数の液晶表示パネルを同一基板で構成し、ある段階で個々に切断するという方法(以下、多面取り方法という。)が採られている。液晶表示パネルが小型であるほど同一基板に構成するパネル数は増し、数十個程の液晶表示パネルを同一基板で構成する場合がある。例えば300mm×350mmの基板に64個の液晶表示パネルを同時に構成する場合がある。
このように多面取り方法の場合、アレイ基板及び対向基板の形成は、単一の液晶表示パネルに相当する部分(以下、小基板という。)をマトリクス状に多数備える基板(以下、大基板という。)に対して同時に行われる。大基板に対して平坦化膜の塗布を行うと、大基板上の場所によって(小基板の配置位置によって)平坦化膜の膜厚に差が出てしまう。その上で大基板同士で重ね合わせ加圧すると、小基板すなわち液晶表示パネル毎のセルギャップにバラツキが生じてしまい、同一の大基板から生産される複数の液晶表示パネルの中から欠陥品を生じさせてしまうという問題、すなわち歩留まりが低下するという問題があった。
【0007】
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介してスイッチング素子に電気的に接続してなるアレイ基板と、前記画素電極に対向する電極を有する対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持されてなる液晶表示パネルであって、セルギャップの均一度が向上され、画像表示面全域において表示品質の良好な液晶表示パネル及びその製造方法を提供することを課題とする。
【0008】
前記課題を解決するために、本発明は、アレイ基板と、対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持され、前記アレイ基板の表示部に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜が所定の積層パターンにより形成され、前記積層パターン上に平坦化膜が塗布され、前記平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続してなる液晶表示パネルにおいて、前記平坦化膜の下地の高さを高くする底上げパターンが、前記アレイ基板の前記シールの付設領域に形成されており、前記底上げパターンが表示部の遮光膜と同一層となるようにしている。
また、アレイ基板と、対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持され、前記アレイ基板の表示部に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜が所定の積層パターンにより形成され、前記積層パターン上に平坦化膜が塗布され、前記平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続してなる液晶表示パネルにおいて、前記シールの付設領域で前記平坦化膜の下地が前記アレイ基板の表面に露出し、この露出面に前記スペーサが接して支持されており、前記下地の高さを高くする底上げパターンが、前記アレイ基板の前記シールの付設領域に形成されており、前記底上げパターンが表示部の遮光膜と同一層となるようにしている。
さらに、本発明は、透明基板上に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜を形成するパターニング工程と、前記パターニング工程後に生じたパターン形成面に平坦化膜を塗布する平坦化膜塗布工程と、前記平坦化膜上に画素電極を成膜する工程と、スペーサが混在するシールを付設する工程とを備える液晶表示パネルの製造方法において、前記平坦化膜の下地の高さを高くする底上げパターンを前記透明基板上の前記シールの付設領域に形成し、前記パターニング工程中の遮光膜形成工程により前記底上げパターンを形成するようにしている。
【0009】
上記本出願第1の発明の液晶表示パネルは、平坦化膜の下地の高さを高くする底上げパターンをアレイ基板のシールの付設領域に積層したものである。平坦化膜の下地としては、図10に示した液晶表示パネル101の場合、第二層間絶縁膜18が該当する。
本発明により、底上げパターンをアレイ基板のシールの付設領域に積層し、平坦化膜の下地のシールの付設領域における高さが高くなると、底上げパターンの層厚分だけ平坦化膜の底が上がり、シールの付設領域における平坦化膜の膜厚を薄くすることができる。シールの付設領域における平坦化膜の膜厚を薄くすることができるので、シールに混在するスペーサの平坦化膜へのめり込み量を減少又は消滅させることができる。スペーサの平坦化膜へのめり込み量が減少又は消滅すれば、スペーサのめり込み量の均一度が向上する。その結果、セルギャップの均一度が向上し、画像表示面全域において表示品質を良好に保持することができる。
また多面取り方法においても、シールの付設領域における平坦膜の影響が少ないので、小基板すなわち液晶表示パネル毎のセルギャップのバラツキが抑えられて、歩留まりが向上するという利点がある。
【0010】
アレイ基板のシール付設領域には、従来より引き出し配線や、絶縁膜が積層しており、それらは結果的に平坦化膜の下地のシールの付設領域における高さを高くしているが、引き出し配線はシールの外側の駆動回路に接続することを本来的な用途とし、絶縁膜は配線間を絶縁することを本来的な用途としている。これに対し、本発明にいう底上げパターンは、平坦化膜の下地の高さを高くすることを本来的な用途とするもので、本来的には他の用途に用いられていないパターンである。その点で本発明は従来技術と異なる。
【0011】
また本出願第2の発明は、アレイ基板と、対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持され、前記アレイ基板の表示部に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜が所定の積層パターンにより形成され、前記積層パターン上に平坦化膜が塗布され、前記平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続してなる液晶表示パネルにおいて、
前記平坦化膜の下地の前記シールの付設領域における高さが、平坦化膜の表面とほぼ同一水準にされてなることを特徴とする液晶表示パネルである。
【0012】
したがって本出願第2の発明の液晶表示パネルによれば、シールの付設領域の平坦化膜を表示部に形成される平坦化膜の平均の厚みに比較して極めて薄く形成することができるので、スペーサの平坦化膜へのめり込み量を極めて小さく止めることができ、その結果、さらにセルギャップの均一度が向上し、画像表示面全域において良好な表示品質をより確実に保持することができる。また多面取り方法においても、シールの付設領域における平坦膜の影響が少ないので、小基板すなわち液晶表示パネル毎のセルギャップのバラツキが抑えられて、歩留まりが向上するという利点がある。
【0013】
また本出願第3の発明は、アレイ基板と、対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持され、前記アレイ基板の表示部に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜が所定の積層パターンにより形成され、前記積層パターン上に平坦化膜が塗布され、前記平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続してなる液晶表示パネルにおいて、
前記シールの付設領域で前記平坦化膜の下地が前記アレイ基板の表面に露出し、この露出面に前記スペーサが接して支持されてなることを特徴とする液晶表示パネルである。
【0014】
上記本出願第3の発明の液晶表示パネルは、平坦化膜塗布時にシール付設領域には平坦化膜を塗布しないようにするか、又は、塗布後にシール付設領域の平坦化膜を除去することによって製作することができる。
本出願第3の発明の液晶表示パネルによれば、シール付設領域に平坦化膜が存在せず、平坦化膜の下地に前記スペーサが直接接して支持されるのでスペーサの平坦化膜へのめり込みは無くなり、その結果、さらにセルギャップの均一度が向上し、画像表示面全域において良好な表示品質をより確実に保持することができるという利点がある。また多面取り方法においても、シールの付設領域における平坦膜の影響がないので、小基板すなわち液晶表示パネル毎のセルギャップのバラツキが抑えられて、歩留まりが向上するという利点がある。
【0015】
また本出願第4の発明は、本出願第3の発明の液晶表示パネルにおいて、前記下地の高さを高くする底上げパターンが、前記アレイ基板の前記シールの付設領域に形成されてなることを特徴とする。
【0016】
したがって本出願第4の発明の液晶表示パネルによれば、本出願第3の発明の液晶表示パネルの利点があるとともに、シールの付設領域の平坦化膜が無くとも、平坦化膜の下地の高さを高くする底上げパターンを、アレイ基板のシール付設領域に形成したので、底上げパターンの層厚分だけスペーサを受ける台座が低くならない。
【0017】
ところで、この底上げパターンは平坦化膜の下層となる各階層(下地)のいずれに挿入しても良い。また、本発明の液晶表示パネルを製作するにあたって、底上げパターンを形成するための特別の成膜、パターニングプロセスを設けても良いが、既存の成膜、パターニングプロセスと同時に形成する方が工程増、ひいてはコスト増を回避し得る点で有効である。
【0018】
そこで本出願第5の発明は、本出願第1の発明又は本出願第4の発明の液晶表示パネルにおいて、前記底上げパターンが前記表示部に形成される前記所定の積層パターンと同一層であることを特徴とする。
この本出願第5の発明の液晶表示パネルにより、既存の成膜、パターニングプロセスを利用して、工程増、ひいてはコスト増を招くことなく底上げパターンを形成することができる。
【0019】
また本出願第6の発明は、本出願第1の発明又は本出願第4の発明の液晶表示パネルにおいて、前記底上げパターンが表示部の遮光膜と同一層であることを特徴とする。
シール付設領域では、特に液晶表示パネルに作り込まれた遮光膜によって遮光する必要はない。しかし、表示部では各画素の周囲にアルミ系金属等よりなる遮光膜を設け、スイッチング素子や配線を遮光する必要がある。本出願第6の発明の液晶表示パネルは、かかる表示部の遮光膜の成膜、パターニングプロセスを利用することにより底上げパターンを形成するものである。
【0020】
また本出願第7の発明は、本出願第1の発明から本出願第3の発明のうちいずれか一の発明の液晶表示パネルにおいて、前記平坦化膜が、前記スペーサの硬度及び前記下地の硬度より低い硬度の材料からなることを特徴とする。
【0021】
平坦化膜の硬度がスペーサの硬度より低い場合には、平坦化膜の硬度がスペーサの硬度より高い場合に比較して、スペーサの平坦化膜へのめり込みが発生しやすく、そのよう場合に平坦化膜より硬度が高い下地を本出願第1の発明から本出願第3の発明のように設定することが有効であるため、上記本出願第7の発明の液晶表示パネルを提供した。従来、ガラス材質のスペーサを使用し、平坦化膜の下地にSiN等のシリコン化合物を構成し、平坦化膜に樹脂材料を使用する場合には、平坦化膜の硬度が、スペーサの硬度及び平坦化膜の下地の硬度より低くなって上述のような問題が露呈していた。したがって、そのような場合に本発明を適用することが有効となる。
【0022】
また本出願第8の発明は、本出願第1の発明又は本出願第4の発明の液晶表示パネルにおいて、前記底上げパターンが導電性材料により構成され、複数の引き出し配線が前記底上げパターンと層間絶縁膜を介した異なる層に前記シールの付設領域を横断するように並設され、前記底上げパターンが前記引き出し配線の間隔領域で隔絶されてなることを特徴とする。
【0023】
したがって本出願第8の発明の液晶表示パネルによれば、底上げパターンが導電性材料により構成される場合であっても、かかる底上げパターンが引き出し配線の間隔領域で隔絶されているので、絶縁信頼性が向上するという利点がある。
【0024】
また本出願第9の発明は、本出願第8の発明の液晶表示パネルにおいて、前記隔絶の距離が前記スペーサの径より小さくされてなることを特徴とする。
【0025】
したがって本出願第9の発明の液晶表示パネルによれば、底上げパターンの隔絶の距離がスペーサの径より小さくされるので、底上げパターンの隔絶領域においてもスペーサの平坦化膜へのめり込みが抑止され、平坦化膜がシール付設領域に無い場合にはスペーサが底上げパターンの隔絶領域に落ち込むことが防がれ、シール付設領域の全域において上記本出願第1の発明の効果を確実に発揮させることができる。また、より多くのスペーサをギャップ保持部材として有効に機能させ、セルギャップの均一度を向上することができるという利点がある。
【0026】
また本出願第10の発明は、本出願第1の発明、本出願第4の発明又は本出願第8の発明の液晶表示パネルにおいて、複数の引き出し配線が前記シールの付設領域を横断するように並設され、前記底上げパターンが前記引き出し配線と同一層により前記引き出し配線の間隔領域に形成されてなることを特徴とする。
【0027】
したがって本出願第10の発明の液晶表示パネルによれば、引き出し配線によって形成される凹凸が緩和され、スペーサを支持するシール付設領域の積層パターンをより平坦にすることができる。そのため、部分毎のスペーサの基板に垂直な方向の位置をより均一にすることができ、より多くのスペーサをギャップ保持部材として有効に機能させ、セルギャップの均一度を向上することができるという利点がある。
【0028】
また本出願第11の発明は、本出願第4の発明の液晶表示パネルにおいて、前記底上げパターンに前記シールが接着し、前記底上げパターンに開口部が形成されてなることを特徴とする。
【0029】
したがって本出願第11の発明の液晶表示パネルによれば、底上げパターンの開口部にシール剤が入り込むので、シールの接着性が向上するという利点がある。
【0030】
また本出願第12の発明は、本出願第11の発明の液晶表示パネルにおいて、前記開口部の対向する縁の距離が前記スペーサの径より小さくされてなることを特徴とする。
【0031】
したがって本出願第12の発明の液晶表示パネルによれば、底上げパターンの開口部の対向する縁の距離がスペーサの径より小さくされるので、スペーサが底上げパターンの開口部に落ち込むことが防がれ、より多くのスペーサをギャップ保持部材として有効に機能させ、セルギャップの均一度を向上することができるという利点がある。
【0032】
以上の本発明の液晶表示パネルを構成するための本発明の製造方法を以下に開示する。
【0033】
また本出願第13の発明は、透明基板上に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜を形成するパターニング工程と、前記パターニング工程後に生じたパターン形成面に平坦化膜を塗布する平坦化膜塗布工程と、前記平坦化膜上に画素電極を成膜する工程と、スペーサが混在するシールを付設する工程とを備える液晶表示パネルの製造方法において、
前記平坦化膜の下地の高さを高くする底上げパターンを前記透明基板上の前記シールの付設領域に形成することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法である。
【0034】
また本出願第14の発明は、透明基板上に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜を形成するパターニング工程と、前記パターニング工程後に生じたパターン形成面に平坦化膜を塗布する平坦化膜塗布工程と、前記平坦化膜をエッチングしコンタクトホールを形成するエッチング工程と、前記平坦化膜上に画素電極を成膜する工程と、スペーサが混在するシールを付設する工程とを備える液晶表示パネルの製造方法において、
前記シールの付設領域に塗布された平坦化膜をエッチングにより除去することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法である。
【0035】
また本出願第15の発明は、本出願第13の発明の液晶表示パネルの製造方法において、前記シールの付設領域に塗布された平坦化膜をエッチングにより除去することを特徴とする。
【0036】
また本出願第16の発明は、本出願第13の発明の液晶表示パネルの製造方法において、前記パターニング工程中のいずれかの工程により前記底上げパターンを形成することを特徴とする。
【0037】
また本出願第17の発明は、本出願第13の発明の液晶表示パネルの製造方法において、前記パターニング工程中の遮光膜形成工程により前記底上げパターンを形成することを特徴とする。
【0038】
また本出願第18の発明は、本出願第14の発明又は本出願第15の発明の液晶表示パネルの製造方法において、前記コンタクトホールを形成するエッチング工程により前記シールの付設領域内に塗布された平坦化膜をエッチングすることを特徴とする。
【0039】
本出願第18の発明によれば、既存のエッチングプロセスを利用して、工程増、ひいてはコスト増を招くことがないという利点がある。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の液晶表示パネル及びその製造方法につき図面を参照して説明する。本発明を適用可能な液晶表示パネルの一例の全体図を図9に示す。図9は液晶表示パネルの一例の概略平面図であり、内部の主要モジュールを透かして描いたものである。図9におけるシール4及び表示部Aを含む範囲(I部)のパネルに垂直な方向の一断面図を図1、図5、図8又は図10としている。
図9に示すように、この液晶表示パネルの一例は、液晶注入方式による液晶表示パネルであって、以下のような構造を成している。
すなわち、アレイ基板(2a、2b、2c又は102)と対向基板3とが対向し液晶(図示せず)を狭持する間隙をつくり、その間隙でシール4が中央の表示部Aを包囲するように付設されている。但し、シール4は、一カ所(図面上の下辺)で開口し、液晶注入孔8を形成している。この液晶注入孔8に封止剤7が接合し液晶を封じ込めている。さらに、引き出し配線14aが、表示部Aからパネルの四辺に向かってそれぞれ延設され、シール4の内側から外側へ引き出されている。シール4の外側には駆動回路5、6が作り込まれている。図面上の上辺に向かって延設された引き出し配線14aは、図面上の上辺に設置された駆動回路5に接続される。図面上の右辺及び左辺に向かって延設された引き出し配線14aは、右辺及び左辺にそれぞれ設置された駆動回路6にそれぞれ接続される。
液晶注入孔8が設けられている図面上の下辺に向かって延設された引き出し配線14aは、ダミーの引き出し配線14aであって、駆動回路には接続されず、配線として機能するものではない。このダミーの引き出し配線14aはアレイ基板(2a、2b、2c又は102)と対向基板3との間隙を一定に保つために設けられている。
【0041】
実施の形態1
まず、本発明の実施の形態1の液晶表示パネル1aにつき図1を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1の液晶表示パネル1aを示す模式断面図である。
【0042】
図1に示すように、実施の形態1の液晶表示パネル1aは、従来の液晶表示パネル101(図10参照)とほぼ同様な構成を有する。
すなわち、従来の液晶表示パネル101(図10参照)と同様に、アレイ基板2aと、対向基板3とが、シール剤22にガラス材質のスペーサ23が混在するシール4により貼り合わされた構造を有する。対向基板3は、従来のものと同様のものであり、ガラス基板30上に対向電極31が付設された構成である。
アレイ基板2aは、従来のアレイ基板102と同様に、パターニングによって透明ガラス基板10上にゲート線11、スイッチング素子12が作り込まれ、さらに、酸化膜13、金属配線層14、第一層間絶縁膜15、遮光膜16、第二層間絶縁膜18と順に形成され、透明ガラス基板10上に所定の積層パターンが堆積した積層構造を有する。金属配線層14の一部は引き出し配線14aを構成する。また、積層パターン上に平坦化膜19が塗布され、平坦化膜19上に成膜された画素電極20がコンタクトホール21を介して金属配線層14に接合し、スイッチング素子12と電気的に接続した構造を有する。
【0043】
しかし、実施の形態1の液晶表示パネル1aにおけるアレイ基板2aは、底上げパターン17をシール付設領域Bの第一層間絶縁膜上に形成している点で従来のアレイ基板102と異なる。底上げパターン17がシール付設領域Bに形成されたことにより、平坦化膜19の下地のシール付設領域Bにおける高さが従来のアレイ基板102に比較して底上げパターン17の層厚分だけ高くなっている。その結果、シール付設領域Bに、シール付設領域B外に対して凸となる凸状の下地が構成されている。図1に示す構成の場合、平坦化膜19の下地の高さは、第二層間絶縁膜18の表面の位置によって決定される。平坦化膜19の下地のシール付設領域Bにおける高さが高くなったので、平坦化膜19の底が上がり、シール付設領域Bにおける平坦化膜19の膜厚が薄くなっている。すなわち、実施の形態1の液晶表示パネル1aにおけるアレイ基板2aは、従来のアレイ基板102に比較して、シール付設領域Bにおける平坦化膜19の膜厚が底上げパターン17の層厚分だけ薄い構成となる。
かかる構成により、実施の形態1の液晶表示パネル1aは、シール剤22に混在するスペーサ23の平坦化膜19へのめり込み量を減少させている。そのため実施の形態1の液晶表示パネル1aによれば、スペーサ23のめり込み量の均一度が向上し、その結果、セルギャップの均一度が向上し、画像表示面全域において表示品質を良好に保持することができるという効果がある。
かかる効果を高水準にするためには、シール付設領域Bにおける平坦化膜19の膜厚をより薄くする方がよい。そのためには図1に示すように、平坦化膜19の下地のシール付設領域Bにおける高さを、平坦化膜19の表面とほぼ同一水準にすると良い。その結果、シール付設領域Bにおける平坦化膜19の膜厚を極めて薄い構成とするとことができる。
【0044】
また、実施の形態1の液晶表示パネル1aにおいては、底上げパターン17が表示部Aに堆積した所定の積層パターンと同一層であり、所定の積層パターンのうち遮光膜16と同一層である。これにより、既存の成膜、パターニングプロセスを利用して、工程増、ひいてはコスト増を招くことなく底上げパターンを形成することができる。底上げパターン17を遮光膜16以外の既存の積層パターンと同一層としても良い。
【0045】
なお、実施の形態1の液晶表示パネル1aにおいては、ガラス材質のスペーサ23を使用し、第二層間絶縁膜18にシリコン窒化物(SiN)を使用し、平坦化膜19に樹脂材料を使用する。その結果、平坦化膜19の硬度が、スペーサ23の硬度及び第二層間絶縁膜18の硬度より低い構成となっている。
したがって、両基板2a、3を重ね合わせ、加圧板によって押圧した際に、スペーサ23が平坦化膜19にめり込みやすい。
しかし、上述のようにシール付設領域Bにおける平坦化膜19の膜厚を極めて薄い構成としたので、スペーサ23が平坦化膜19にほとんどめり込むことはなく、画面全域に亘って均一なセルギャップが担保される。
【0046】
次に、実施の形態1の液晶表示パネル1aの製造方法の一例につき図2を参照して説明する。図2は本発明の実施の形態1におけるアレイ基板2aの製作における工程毎の模式断面図である。
【0047】
スイッチング素子12としてのTFTの形成プロセスにおいては、活性層となるポリシリコン等の半導体層(図示せず)と、ゲート絶縁膜としてのSiO2膜(図示せず)とを形成し、タングステンシリサイド(WSi2)等のシリサイドをスパッタ成膜することによりゲート電極(図示せず)及びゲート線11を形成する。その後、イオン注入してソース、ドレイン領域(図示せず)を形成する。TFTは1800Å程度の厚みで形成される。
その上に酸化膜13を4000Å程度CVD成膜し、酸化膜13に金属配線層14とソース、ドレイン領域とを導電接続するためのコンタクトホール(図示せず)をエッチングしてあける。さらに、その上にアルミニウム等の低抵抗金属を5000Å程度スパッタ成膜しエッチングして金属配線層14を形成する。
さらにその上にSiNを4000Å程度CVD成膜し、第一層間絶縁膜15を形成する。その後、第一層間絶縁膜15をエッチングして開口部21aを形成し、図2(a)に示す状態を得る。
【0048】
次に、図2(b)に示すように、遮光性のある材料としてアルミニウムを5000Å程スパッタ成膜し、所定のパターンにエッチングして遮光膜16及び底上げパターン17を形成する。このとき底上げパターン17をシール付設領域Bに形成する。具体的には、アルミニウムをスパッタ成膜した後、その上にフォトレジストを塗布、露光、現像する際の露光にあたって、ポジ型レジストであればシール付設領域Bを露光せず、ネガ型レジストであればシール付設領域Bを露光する。その後現像してシール付設領域Bを被覆する遮光膜形成用のレジストパターン(図示せず)を形成する。かかるレジストパターンをマスクとしてアルミニウム膜をエッチングし、遮光膜16と底上げパターン17とを同時に形成する。
次に、図2(c)示すように、SiNを5000Å程度CVD成膜し、第二層間絶縁膜18を形成する。
【0049】
次に、以上のパターニング工程により生じたパターン形成面にスピン塗布方式によって平坦化膜19を塗布する。ここでは、多面取り方法を採用しているとする。したがって、大基板(図示せず)をスピンコータ(図示せず)のチャックに真空吸着する。そして、所定回転数で回転させつつ、所定粘度に設定された平坦化膜材料(アクリル樹脂等)を大基板のパターン形成面に供給し、回転塗布する。平坦化膜材料は、遠心力によって大基板のパターン形成面上を平滑に延ばされながら塗布されていく。このとき、図2(c)に示すようにシール付設領域Bにおいては、底上げパターン17が積層された分だけ、平坦化膜の下地の高さが高くなり底が上がっているため、シール付設領域Bにはあまり多くの平坦化膜材料は堆積せず、極めて薄い平坦化膜19が形成される。例えば回転数を1400rpm、保持時間を20秒とすると、画素部で10000Å程度成膜され(図2(d)に示す領域Eの膜厚が10000Å)、これに対し、シール付設領域Bでは1000Å程度成膜される。なお、従来のアレイ基板102にあっては、シール付設領域Bの平坦化膜は5000Å程度の膜厚であった。
【0050】
次に、平坦化膜が塗布された大基板を250℃で1時間のアニールを行い、平坦化膜19を硬化させる。
その後、第一層間絶縁膜15に設けた開口部21a上の第二層間絶縁膜18及び平坦化膜19をエッチングしてコンタクトホール21を形成する。このようにコンタクトホール21を形成する際に、予め第一層間絶縁膜15に開口部21aを設けておくのは、一度のエッチング工程で平坦化膜19、第二層間絶縁膜18及び第一層間絶縁膜15をエッチングすることが簡単ではないからである。
次に、平坦化膜19上にITO膜をスパッタ成膜しエッチングして画素電極20を形成し、図2(d)に示す状態を得る。このとき画素電極の一部は、コンタクトホール21によって露出した金属配線層14に接合し、スイッチング素子12とも電気的に接続される。
【0051】
次に、図1を参照する。別途、大基板で対向基板3を製作しておく。その際、透明ガラス基板30上にITO膜をスパッタ成膜しエッチングして対向電極31を形成する。
【0052】
アレイ基板2a及び対向基板3が完成した後、液晶表示パネル1aの組み立てを行う。まず、アレイ基板102及び対向基板3のうちいずれか一方にシール剤22を表示部Aの外周に沿って印刷する(図9参照)。印刷はシールディスペンサで一筆書きに行なう描画印刷やスクリーン印刷により行われる。シール剤22にはガラス材質のスペーサ23を予め混入しておく。シール剤22として主に紫外線硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂が用いられている。
【0053】
シール印刷の後、両基板2a、3を貼り合わせる。まず、大基板の状態で両基板2a、3を重ね合せ、両基板2a、3の対応するセルが対向するように位置合わせをする。次に、両基板2a、3を加圧板によって押圧し、シール剤22及びスペーサ23に圧力を加えて両基板2a、3間の間隙を所望の値に調整する。このように加圧した状態で、シール剤22を硬化させる。シール剤22として紫外線硬化性樹脂を用いる場合には、加圧板に紫外線透過性の板を使用してシール剤22に紫外線を照射することによりシール剤22を硬化させる。シール剤22として熱硬化性樹脂を用いる場合には、加圧板に装備されたヒータよりシール剤22を加熱するか又は液晶表示パネルをオーブン内に設置してその雰囲気を加熱することにより熱硬化性樹脂からなるシール剤22を加熱し硬化させる。
【0054】
両基板2a、3を加圧板によって押圧し、スペーサ23に圧力を加えた際、従来のアレイ基板102にを使用した場合は、シール付設領域Bに形成された5000Åの平坦化膜19に対し、一部において2000Å程めり込む場合があり、セルギャップを不均一にしていた。
一方、実施の形態1の液晶表示パネル1aにおいては、上述のようにアレイ基板2a上のシール付設領域Bにおける平坦化膜19は非常に薄く、1000Å程度であるので、めり込み量を小基の全域板及び大基板の全域において数百Åに抑え、セルギャップの均一度を向上させることができ、歩留まりを向上させることができる。なお、セルギャップは4μm程度である。
【0055】
その後、後続の工程において、大基板から小基板がカットされ、個々の液晶表示パネル1aに分離し、所定の工程を経て製品化されていく。
【0056】
次に、本発明の実施の形態1の液晶表示パネル1aにおける底上げパターン17の態様につき図3を参照して説明する。図3は図1に示す領域Cにおける、底上げパターン17と、引き出し配線14aと、シール付設領域のBとの関係を模式的に示す平面図である(図3(a)におけるC1−C2断面が図1における領域Cに相当する。)。
【0057】
図3に示すように複数の引き出し配線14aがシール付設領域Bを横断するように並設され、シール付設領域Bに底上げパターン17a、17b、17cが形成されている。
図3(a)に示す底上げパターン17aは、底上げパターン17の一態様であって、開口部を有さないべた塗り状態のパターンである。底上げパターン17による電気的ショートが比較的問題にならない場合にはこのようにしても良い。
図3(b)に示す底上げパターン17bは、底上げパターン17の他の一態様であって、遮光膜16と同一層のアルミニウムが同じくアルミニウムからなる引き出し配線14aの間隔領域で隔絶されたパターンであり、底上げパターン17による電気的ショートを防ぎ、絶縁信頼性を確保するものである。
図3(c)に示す底上げパターン17cは、底上げパターン17の他の一態様であって、遮光膜16と同一層のアルミニウムに格子状に開口部が形成され、互いに隔絶する複数の島状のパターンである。
図3(b)(c)に示すパターン17b、17cの開口部の幅aはスペーサ23の径より小さくする。底上げパターン17bの隔絶の距離がスペーサ23の径より小さくされるので、底上げパターン17bの隔絶領域においてもスペーサ23の平坦化膜19へのめり込みが抑止され、シール付設領域Bの全域においてギャップを均一にでき、セルギャップの均一度を向上することができる。また、より多くのスペーサをギャップ保持部材として有効に機能させ、セルギャップの均一度を向上することができる。
【0058】
さらに、本発明の実施の形態1の液晶表示パネル1aにおける他の底上げパターンの態様につき図4を参照して説明する。図4は図3(b)におけるD1−D2模式断面図である。
【0059】
図4(a)に示すように図3(b)におけるD1−D2断面を考察すると、引き出し配線14a上に第一層間絶縁膜15が形成され、その上に底上げパターン17bが形成され、さらにその上に第二層間絶縁膜18が形成され、さらにその上に平坦化膜19が形成され、平坦化膜19上にシール剤22に混在するスペーサ23a、23bが載置され、スペーサ23a、23bは両基板2a、3に狭圧される。
スペーサ23aの直下には引き出し配線14aがあり、平坦化膜19の底が浅いのでスペーサ23aの平坦化膜19へのめり込み量は比較的小さい。これに対し、スペーサ23bの直下には引き出し配線14aがないので平坦化膜19の底が深く、スペーサ23bの平坦化膜19へのめり込み量は比較的大きくなる。
【0060】
一方、図4(b)に示す構成では、引き出し配線14aの間隔領域に引き出し配線14aと同一層により底上げパターン41が形成されている。このような構成とすると、引き出し配線14aの間隔領域上のスペーサ23bを、引き出し配線14a直上のスペーサ23aとほぼ同一レベルの高さに保持することができる。すなわち、引き出し配線14aによって形成される凹凸が緩和され、スペーサ23を支持するシール付設領域Bの積層パターンをより平坦にすることができる。 そのため、部分毎のスペーサの基板に垂直な方向の位置をより均一にすることができ、より多くのスペーサをギャップ保持部材として有効に機能させ、セルギャップの均一度を向上することができる。底上げパターン41は、図3(b)に示した構成のみならず図3(a)(c)に示した構成にも同様に適用でき、同様の効果が得られる。
【0061】
実施の形態2
次ぎに本発明の実施の形態2の液晶表示パネル及びその製造方法につき図5を参照して説明する。図5は本発明の実施の形態2の液晶表示パネル1bを示す模式断面図である。
【0062】
実施の形態2の液晶表示パネル1bは、実施の形態1の液晶表示パネル1aと異なり、シール付設領域Bで平坦化膜19の下地である底上げパターン17がアレイ基板2bの表面に露出し、この露出面にスペーサ42が接して支持されてなる。
したがって、シール付設領域Bに平坦化膜19が存在せず、底上げパターン17(アルミニウム膜)にスペーサ42が直接接して支持される。そのため、スペーサ42の平坦化膜19へのめり込みは無く、ガラス材質のスペーサ42がアルミニウム等の金属層へめり込むこともほとんどない。したがって、スペーサ42が小基板及び大基板の全域においてギャップ保持部材として精度良く機能し、セルギャップの均一度及び多面取り生産における歩留まりが向上する。
実施の形態2の液晶表示パネル1bのセルギャップを実施の形態1の液晶表示パネル1aのセルギャップと同じにするためには、スペーサ42として、スペーサ23の径より大きい径のスペーサを選ぶ必要がある。
【0063】
この実施の形態2の液晶表示パネル1bの製造方法の一例につき図6を参照して説明する。図6は本発明の実施の形態2におけるアレイ基板2bの製作における工程毎の模式断面図である。
上述の実施の形態1の液晶表示パネル1aの製造方法の一例と同様に、遮光膜16及び底上げパターン17まで形成し(図6(a))、平坦化膜19を回転塗布する(図6(b))。
次に、第一層間絶縁膜15に設けた開口部21a上の第二層間絶縁膜18及び平坦化膜19をエッチングしコンタクトホール21を形成するとともに、シール付設領域Bに塗布された平坦化膜19及び第二層間絶縁膜18をエッチングにより除去する(図6(c))。すなわち、コンタクトホール21を形成するエッチング工程によりシール付設領域Bに塗布された平坦化膜をエッチングするのである。具体的には、SiNををCVD成膜し第二層間絶縁膜18を形成した後、その上にフォトレジストを塗布、露光、現像する際の露光にあたって、ポジ型レジストであればシール付設領域Bを露光し、ネガ型レジストであればシール付設領域Bを露光しない。その後現像してシール付設領域Bにおいて開口するコンタクトホール形成用のレジストパターン(図示せず)を形成する。かかるレジストパターンをマスクとして平坦化膜19及び第二層間絶縁膜18をエッチングする。その結果、シール付設領域Bには遮光膜16と同一層である底上げパターン17の表面が露出する。
その後は、上述の実施の形態1の液晶表示パネル1aの製造方法の一例を同様に製作する。
【0064】
実施の形態2の液晶表示パネル1bの底上げパターン17も図3(a)(b)(c)に示したようなパターンに形成しても良い(図3(a)におけるC1−C2断面が図5における領域Cに相当する。)。実施の形態2では図5に示すようにシール剤22が底上げパターンに直接接着する。そのため、図3(c)に示す底上げパターン17cのように隔絶する複数の島状のパターンを採用すると、図7に示すようにその開口部にシール剤22が入り込むのでシールの接着性が向上する点有利である。
【0065】
また、図7(b)に示すように、引き出し配線14aの間隔領域に引き出し配線14aと同一層により底上げパターン41を形成しても良い。このような構成とすると、引き出し配線14aの間隔領域上のスペーサ42bを、引き出し配線14a直上のスペーサ42aとほぼ同一レベルの高さに保持することができる。すなわち、図7(a)と図7(b)とを対比すればわかるように、引き出し配線14aによって形成される凹凸が緩和され、スペーサ42を支持するシール付設領域Bの積層パターンをより平坦にすることができる。 そのため、部分毎のスペーサの基板に垂直な方向の位置をより均一にすることができ、より多くのスペーサをギャップ保持部材として有効に機能させ、セルギャップの均一度を向上することができる。底上げパターン41は、図3(a)(b)(c)に示したいずれの底上げパターン17a、17b、17cを採用する場合でも適用でき、同様の効果が得られる。
【0066】
実施の形態3
次ぎに本発明の実施の形態3の液晶表示パネル及びその製造方法につき図8を参照して説明する。図8は本発明の実施の形態3の液晶表示パネル1cを示す模式断面図である。
【0067】
実施の形態3の液晶表示パネル1cは、実施の形態2の液晶表示パネル1bと異なり、シール付設領域Bで平坦化膜19の下地である第一層間絶縁膜15がアレイ基板2cの表面に露出し、この露出面にスペーサ43が接して支持されてなる。すなわち、実施の形態2の液晶表示パネル1bの製造方法において底上げパターン17を形成しなかった実施例である。
したがって、シール付設領域Bに平坦化膜19が存在せず、SiNの第一層間絶縁膜15にスペーサ42が直接接して支持される。そのため、スペーサ43の平坦化膜19へのめり込みは無く、ガラス材質のスペーサ43のSiNへのめり込みもほとんど生じない。したがって、スペーサ43が小基板及び大基板の全域においてギャップ保持部材として精度良く機能し、セルギャップの均一度及び多面取り生産における歩留まりが向上する。
実施の形態3の液晶表示パネル1bのセルギャップを実施の形態2の液晶表示パネル1bのセルギャップと同じにするためには、スペーサ43として、スペーサ42の径より大きい径のスペーサを選ぶ必要がある。
【0068】
【発明の効果】
上述のように本発明は、平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介してスイッチング素子に電気的に接続してなるアレイ基板と、前記画素電極に対向する電極を有する対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持されてなる液晶表示パネルにおいて、既存のパターニングプロセスによってシール付設領域の軟質な平坦化膜を極薄化又は除去し、かつ、アレイ基板上のシール付設領域の表面を硬質で均一な面に形成したので、液晶表示パネルの全域においてスペーサをギャップ保持部材として精度良く機能させることができ、その結果、セルギャップの均一度が高くひいては表示品質良好な液晶表示パネルを有利に生産することができるという効果がある。
また本発明は、多面取り方法においても、シール付設領域における平坦膜の影響を低減又は無くしたので、小基板すなわち液晶表示パネル毎のセルギャップのバラツキを抑えて、歩留まりを向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の液晶表示パネル1aを示す模式断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるアレイ基板2aの製作における工程毎の模式断面図
【図3】図1に示す領域Cにおける、底上げパターン17と、引き出し配線14aと、シール付設領域のBとの関係を模式的に示す平面図
【図4】図3(b)におけるD1−D2模式断面図
【図5】本発明の実施の形態2の液晶表示パネル1bを示す模式断面図
【図6】本発明の実施の形態2におけるアレイ基板2bの製作における工程毎の模式断面図
【図7】図3(b)におけるD1−D2模式断面図
【図8】本発明の実施の形態3の液晶表示パネル1cを示す模式断面図
【図9】液晶表示パネルの一例の概略平面図であり、内部の主要モジュールを透かして描いたものである。
【図10】アレイ基板102上に平坦化膜19が形成され、シール4にギャップ保持部材(スペーサ23)が混在するタイプの従来の一例の液晶表示パネル101の模式断面図
【符号の説明】
1a、1b、1c、101…液晶表示パネル
2a、2b、2c、102…アレイ基板 3…対向基板 4…シール
5…駆動回路 6…駆動回路 7…封止剤 8…液晶注入孔
10、30…透明ガラス基板
11…ゲート線 12…スイッチング素子 13…酸化膜
14…金属配線層 15…第一層間絶縁膜 16…遮光膜
17、17a、17b、17c、41…底上げパターン
18…第二層間絶縁膜 19…平坦化膜 20…画素電極
21…コンタクトホール 22…シール剤
23、23a、23b、42、43…スペーサ
31…対向電極 A…表示部 B…シール付設領域
Claims (9)
- アレイ基板と、対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持され、前記アレイ基板の表示部に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜が所定の積層パターンにより形成され、前記積層パターン上に平坦化膜が塗布され、前記平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続してなる液晶表示パネルにおいて、
前記平坦化膜の下地の高さを高くする底上げパターンが、前記アレイ基板の前記シールの付設領域に形成されており、前記底上げパターンが表示部の遮光膜と同一層であることを特徴とする液晶表示パネル。 - アレイ基板と、対向基板とが表示部周囲に付設したシールにより貼り合わされ、前記両基板の間隙が前記シールに混在するスペーサにより保持され、前記アレイ基板の表示部に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜が所定の積層パターンにより形成され、前記積層パターン上に平坦化膜が塗布され、前記平坦化膜上に成膜された画素電極がコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続してなる液晶表示パネルにおいて、
前記シールの付設領域で前記平坦化膜の下地が前記アレイ基板の表面に露出し、この露出面に前記スペーサが接して支持されており、前記下地の高さを高くする底上げパターンが、前記アレイ基板の前記シールの付設領域に形成されており、前記底上げパターンが表示部の遮光膜と同一層であることを特徴とする液晶表示パネル。 - 前記平坦化膜が、前記スペーサの硬度及び前記下地の硬度より低い硬度の材料からなることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の液晶表示パネル。
- 前記底上げパターンが導電性材料により構成され、複数の引き出し配線が前記底上げパターンと層間絶縁膜を介した異なる層に前記シールの付設領域を横断するように並設され、前記底上げパターンが前記引き出し配線の間隔領域で隔絶されてなることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の液晶表示パネル。
- 前記隔絶の距離が前記スペーサの径より小さくされてなることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示パネル。
- 前記底上げパターンに前記シールが接着し、前記底上げパターンに開口部が形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示パネル。
- 前記開口部の対向する縁の距離が前記スペーサの径より小さくされてなることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示パネル。
- 透明基板上に少なくともスイッチング素子、配線及び遮光膜を形成するパターニング工程と、前記パターニング工程後に生じたパターン形成面に平坦化膜を塗布する平坦化膜塗布工程と、前記平坦化膜上に画素電極を成膜する工程と、スペーサが混在するシールを付設する工程とを備える液晶表示パネルの製造方法において、
前記平坦化膜の下地の高さを高くする底上げパターンを前記透明基板上の前記シールの付設領域に形成し、前記パターニング工程中の遮光膜形成工程により前記底上げパターンを形成することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。 - 前記シールの付設領域に塗布された平坦化膜をエッチングにより除去することを特徴とする請求項8に記載の液晶表示パネルの製造方法。
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