JP3830115B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンピュータやワードプロセッサなどに用いられる液晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示素子として、アクティブマトリクス型のものが知られている。このアクティブマトリクス型液晶表示素子は、薄膜トランジスタ(以下TFTと称する)等のスイッチング素子や画素電極がマトリクス状に設けられたアクティブマトリクス基板と、カラーフィルタ(以下CFと称する)や対向電極が設けられた対向基板とを備えており、表示媒体としての液晶層を間に挟んで対向配置された両基板が、その周囲をシール材により所定の間隙で貼り合わせられた構成を有する。
【0003】
従来、このアクティブマトリクス基板として、TFT、TFTを制御する走査信号を与えるゲート信号線および表示信号を与えるためのソース信号線を覆うように層間絶縁膜を設けて、その層間絶縁膜の上に画素電極を設けることにより、画素電極とTFT、画素電極とゲート信号線、および画素電極とソース信号線を重畳させた構成のものが知られている。この構成によれば、TFT、ゲート信号線およびソース信号線を除く部分を全て表示開口部とすることができるので、非常に明るい表示状態を得ることができる。
【0004】
この層間絶縁膜は、膜厚0.3μm程度のゲート信号線、膜厚0.3μm程度のソース信号線および高さ1μm程度のTFTの表面を平坦化し、かつ、画素電極とゲート信号線との寄生容量および画素電極とソース信号線との寄生容量を小さくする必要がある。この層間絶縁膜は、通常、誘電率ε=4前後のアクリル系感光樹脂をスピンコート法で基板に塗布することにより形成され、上記条件を満足させるためには、層間絶縁膜の膜厚を3μm以上にする必要がある。
【0005】
一方、スピンコート法による膜厚の制御は通常±5%程度が限界であるので、平均3μmの膜厚に設定したときには最大で0.3μmの膜厚ばらつきが生じる。ここで、シール材に接する部分(以下シール材領域と称する)の層間絶縁膜を除去すると直接0.3μmのセル厚異常につながり、この0.3μmという値は液晶表示素子の製造工程におけるセル厚分布の工程マージン0.5μmに対して6割にも相当するので、工程管理が困難になる。このため、通常はシール材領域にも層間絶縁膜を残しておく。この場合、上記層間絶縁膜の膜厚ばらつきは層間絶縁膜の面内でブロードに発生しているため、アクティブマトリクス基板と対向基板との間にスペーサーを介して均一なセル厚を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の液晶表示素子において、アクティブマトリクス基板または対向基板上のTFT、電極、配線、CF等により基板表面に凹凸が生じ、これを覆う平坦化膜を設けない構成ではセル厚分布不良を招くことがある。ここで、これらの凹凸形状を最適化することによりセル厚分布不良を回避できることは従来良く知られており、一般に、規則性のある配線パターンや画素パターン、TFTパターン等による数μm程度の段差ではセル厚分布不良は発生しない。しかし、駆動IC取り付け用配線の引き回しパターンや対向電極端子等のように、規則性のないランダムな形状でピッチが数mm程度の大きなものでは、その凹凸形状に追従変形しようとしてガラス基板が歪むため、セル厚分布不良が発生してしまう。
【0007】
上述の層間絶縁膜を用いて開口部を広くすると共にアクティブマトリクス基板表面を平坦化した液晶表示素子においても、基板表面の凹凸形状を完全に平坦化することはできていない。すなわち、ガラス基板表面を基準とした層間絶縁膜の表面の高さは、その層間絶縁膜の下にある凸部によりほぼ決定されるので、最終的に得られる層間絶縁膜表面の凹凸形状は、その層間絶縁膜の下にある凹部が層間絶縁膜で埋められるか否かによって決定される。特に、シール材領域については、駆動IC取り付け用配線の引き回しパターンや対向電極端子等によりランダムで大きなピッチの凹凸形状が形成されるため、その上の層間絶縁膜表面の凹凸が激しくなって、セル厚分布不良が発生し易い。さらに、シール材領域において、シール材の辺に垂直な方向に数μm程度の段差があっても、シール材領域全体にほぼ同様の凹凸形状があればセル厚分布不良は生じないが、シール材の辺に沿う方向に凹凸形状があると、ほぼ必ずセル厚分布不良が生じてしまう。
【0008】
本発明は、このような従来技術の課題を解決すべくなされたものであり、セル厚分布不良を防ぐことができる液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示素子は、液晶層を間に挟んで対向配設される一対の基板が、その周囲をシール材により所定の間隙で貼り合わせられており、一方の基板には、該シール材下方および基板中央部側の表示領域に層間絶縁膜が設けられた液晶表示素子であって、シール材と接する前記層間絶縁膜部分の下方に複数の部材が設けられており、前記複数の部材には、前記基板の辺に沿った方向に隣接する部材との間隔が100μm以上であってその段差が0.5μmよりも大きい部材があり、該段差が0.5μmよりも大きい部材と100μm以上の間隔で隣接する部材との間に、両部材のいずれか一方と略同じ厚みのダミー部材が1つまたは2つ以上設けられて、前記シール材と接する前記層間絶縁膜の表面における段差が0.5μm以下になっていることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0013】
前記層間絶縁膜の厚みが3μm以上であってもよい。
前記層間絶縁膜は、樹脂をスピンコート法によって塗布することにより形成されていてもよい。
【0014】
なお、本発明において、一方の基板のシール材と接する領域にある部材の「段差」とは、その表面に発生する凹凸形状の差のことを称するものとする。
【0015】
以下に、本発明の作用について説明する。
【0016】
シール材と接する領域(シール材領域)において層間絶縁膜の下にある部材が、その段差を0.5μm以下にすると、層間絶縁膜の下の凹凸の段差を0.5μm以下にすることができる。これにより、層間絶縁膜表面の凹凸の段差をセル厚の管理基準である0.5μm以下にすることができる。
【0017】
また、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材のうち、シール材の辺に沿う方向に隣接するもの同士の間隔を100μmより小さくすると、層間絶縁膜の下にある凹凸の凹部の幅を100μmより小さくすることができる。これにより、その凹部を埋めて層間絶縁膜表面を平坦化することができる。
【0018】
また、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材のうち、シール材の辺に沿う方向に隣接する部材との間隔が100μm以上のものの段差を0.5μm以下にしてある。層間絶縁膜の下にある凹凸の凹部の幅が100μmより小さい場合には凹部を埋めて平坦化することができるが、層間絶縁膜の下にある凹凸の凹部の幅が100μm以上の場合には凹部を埋めることはできず、層間絶縁膜表面に凹部の形状が反映されて現れる。そこで、層間絶縁膜下の凹凸の段差を0.5μm以下にすることにより、層間絶縁膜表面の凹凸の段差をセル厚の管理基準である0.5μm以下にすることができる。
【0019】
さらに、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材のうち、シール材の辺に沿う方向に隣接する部材との間隔が100μm以上であってその段差が0.5μmより大きいものがある場合に、その部材とその隣接する部材との間に両部材のいずれか一方と略同じ厚みのダミー部材を設ける。これにより、層間絶縁膜の下にある凹凸の凹部の幅が100μmより小さくなるので、その凹凸の段差が0.5μm以上であっても凹部を埋めて平坦化することができる。ここで、隣接する部材の間に2つ以上のダミー部材を設けてもよい。
【0020】
なお、シール材の辺に垂直な方向に数μm程度の凹凸形状があってもセル厚分布不良が生じにくいのに対して、シール材の辺方向に凹凸形状があるとセル厚分布不良が生じ易いので、本発明においては少なくともシール材の辺に沿う方向に隣接するもの同士の間隔についての条件を設定している。また、表示領域では配線パターンや画素パターンに規則性があるのでセル厚分布不良が発生しにくいのに対して、シール材領域では各部材による凹凸形状がランダムになってセル厚分布不良が発生しやすいので、本発明においては少なくともシール材領域の部材の間隔や表面段差についての条件を設定している。
【0021】
また、請求項5に記載の本発明にあっては、層間絶縁膜の厚みを3μm以上にすることにより、表示領域において膜厚0.3μm程度のゲート信号線、膜厚0.3μm程度のソース信号線および高さ1μm程度のTFTの表面を平坦化し、かつ、画素電極とゲート信号線との寄生容量および画素電極とソース信号線との寄生容量を小さくすることができるので、表示開口部を大きくすると共に表示品位を良好にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0023】
液晶表示素子においてセル厚分布不良を防ぐためには、基板上の配線や電極等の部材による凹凸を層間絶縁膜により平坦化して、層間絶縁膜表面の凹凸の段差をセル厚の管理基準である0.5μm以下にする必要がある。ここで、厚み数μm程度の樹脂材料からなる層間絶縁膜を用いて凹部を埋められるかどうかは、凹部の深さと広さとに依存している。
【0024】
本発明者らが、層間絶縁膜の下の凹凸の段差と層間絶縁膜下の凹部の幅とを変化させた場合について、層間絶縁膜表面の凹凸の段差を調べた結果を下記表1に示す。なお、ここでは、層間絶縁膜として感光性アクリル樹脂をスピンコート法により3μmの膜厚で形成した。また、凹凸の最大段差は例えばTFT部分の高さである約1μmとした。
【0025】
【表1】
Figure 0003830115
【0026】
この表1に示すように、凹部の幅が約100μm以上の場合には凹部を埋めて平坦化することができず、層間絶縁膜表面に凹部の形状が反映されて現れるが、凹凸の段差を0.5μm以下にすることにより層間絶縁膜表面の凹凸の段差を0.5μm以下にすることができる。また、凹部の幅が100μmより小さい場合には凹部を埋めて平坦化することができるので、凹凸の段差が0.5μm以上でも層間絶縁膜表面の段差を平坦化することができる。
【0027】
従って、本発明にあっては、シール材領域の層間絶縁膜の下の凹凸の段差を0.5μm以下にするために、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材の表面に発生する凹凸形状(段差)を0.5μm以下にしてある。また、他の本発明にあっては、シール材領域の層間絶縁膜の下の凹凸の凹部の幅を100μmより小さくするために、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材のうち、シール材の辺に沿う方向に隣接するもの同士の間隔を100μmより小さくしてある。また、他の本発明にあっては、シール材領域の層間絶縁膜の下の凹凸の凹部の幅が100μm以上である場合に凹凸の段差を0.5μm以下にするために、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材のうち、シール材の辺に沿う方向に隣接する部材との間隔が100μm以上のものの段差を0.5μm以下にしてある。これにより、層間絶縁膜表面の凹凸の段差をセル厚の管理基準である0.5μm以下にすることができる。
【0028】
さらに、他の本発明にあっては、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材に、シール材の辺に沿う方向に隣接する部材との間隔が100μm以上であってその段差が0.5μmより大きいものがある場合に、その部材とその隣接する部材との間に両部材のいずれか一方と略同じ厚みのダミー部材を1つまたは2つ以上設ける。これにより、シール材領域の層間絶縁膜の下の凹部の幅を100μmより小さくして、層間絶縁膜表面の凹凸の段差をセル厚管理基準である0.5μm以下にすることができる。
【0029】
なお、シール材領域において層間絶縁膜の下にある部材と、シール材の辺に沿う方向に隣接するものとの間隔が100μm以上である場合には、両者の段差が0.5μm以下であればダミー部材を設けなくても層間絶縁膜表面の凹凸の段差を0.5μm以下にできるが、この部分にダミー部材を設けることにより凹部を埋めてさらに表面を平坦化することができる。
【0030】
このダミー部材は信号入力に関係のない部材であり、層間絶縁膜よりも先に形成されるゲート信号線、ソース信号線、駆動IC取り付け用配線の引き回しパターンや対向電極端子等の各種部材と同時に形成してもよく、別途形成してもよい。
【0031】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
【0032】
図lは本実施形態の液晶表示素子を示す平面図であり、図2は図1のA−A’部分の断面図であり、図3は図1のA−A’部分の平面図であり、図4はアクティブマトリクス基板の表示領域に設けられたTFT部分を示す断面図である。
【0033】
この液晶表示素子は、図1に示すように、液晶層を間に挟んでアクティブマトリクス基板101とCF基板102とが対向配設され、両基板の周囲がシール材103により貼り合わせられている。
【0034】
アクティブマトリクス基板101のシール材103と接する領域(シール材領域)には、図2および図3に示すように、駆動IC取り付け用配線の引き回しパターンや対向電極端子等の信号入力部材108が設けられ、シール材103の辺に沿う方向に100μm以上の間隔で隣接する信号入力部材108の間に、いずれか一方の信号入力部材108とほぼ同じ厚みで、信号入力に関係の無いダミーパターン109、110、111、112が設けられている。この信号入力部材108とダミーパターン109、110、111、112上を覆うと共に後述する表示領域にまで延在する層間絶縁膜104が設けられ、その層間絶縁膜104の上にはシール材103が設けられている。このアクティブマトリクス基板102は、ブラックマトリクス105や対向電極を設けたCF基板102と貼り合わせられている。
【0035】
アクティブマトリクス基板101のシール材領域よりも内側にある表示領域113には、図4に示すように、ガラス基板101上にスイッチング素子としてのTFT201がマトリクス状に設けられている。そのTFT201の近傍を通って互いに交差するようにTFT201に走査信号を送るためのゲート信号線および映像信号を送るためのソース信号線が設けられ、ゲート信号線はTFT201のゲート203と接続され、ソース信号線はTFT201のソース204と接続されている。その上を覆ってシール材領域まで延在する層間絶縁膜104が設けられ、層間絶縁膜104を介してTFT201、ゲート信号線およびソース信号線に一部重畳するように画素電極202が設けられている。画素電極202は層間絶縁膜104に設けられたコンタクトホールを介してTFT201のドレイン電極205と接続されている。ここでは、層間絶縁膜104として膜厚3μmの感光性アクリル樹脂をスピンコート法により形成してコンタクトホールを開口させた後、画素電極202となる透明導電膜202をスパッタリング法により形成してパターニングした。
【0036】
このように構成された本実施形態の液晶表示素子においては、図2および図3に示したように、アクティブマトリクス基板101のシール材領域にダミーパターン109、110、111、112が設けられているので、層間絶縁膜104下の凹凸形状の凹部を幅を100μm以下にすることができ、層間絶縁膜104表面の凹凸の段差を0.5μm以下にすることができる。本実施形態では、シール材領域の層間絶縁膜104の下の凹凸形状が平均段差0.3μm、最大段差0.6μm、平均凹部幅20μm、最大凹部幅80μmであり、膜厚3μmの層間絶縁膜104表面の凹凸形状の最大段差を0.15μmまで緩和することができた。また、表示領域においては液晶に電界を印加するための画素電極202を金属からなるゲート信号線やソース信号線と重畳させており、信号線とTFTパターンとを除いた全ての部分を表示開口部とすることができるので、非常に明るい表示を得ることができた。
【0037】
次に、比較のために、シール材の近傍部分が図7に示すような構成になっている従来の液晶表示素子を作製した。ここで、図7は図1のA−A’部分に相当する部分の断面図である。この場合、シール材領域の層間絶縁膜104下に信号入力部材108がある場所と無い場所とが存在し、100μm以上の大きなピッチでランダムに信号入力部材108が設けられているので、層間絶縁膜104表面の凹凸形状はその信号入力部材108のパターンを反映した凹凸形状が発生していた。ここでは、シール材領域の層間絶縁膜104の下の凹凸形状が平均段差0.3μm、最大段差0.6μm、平均凹部幅50μm、最大凹部幅200μmであり、膜厚3μmの層間絶縁膜104表面の凹凸形状の最大段差が0.6μmであった。
【0038】
次に、本実施形態の液晶表示素子と従来の液晶表示素子について、実際の液晶表示素子製造工程により図5に示すような465mm×360mmのガラス基板を用いて表示サイズ12.1”の液晶表示素子を2面取ってサンプルを作製し、シール部近傍(シール材の端面から1mm)でのセル厚分布を評価した。
【0039】
ここで、アクティブマトリクス基板101としては図2および図3に示した本実施形態のアクティブマトリクス基板と図7に示した従来のアクティブマトリクス基板とを用い、CF基板102はR(赤)G(緑)B(青)ストライプ構造のものを用い、Crからなる遮光パターン(ブラックマトリクス)105を形成した。
【0040】
貼り合わせ工程では、図6に示すシール材103として熱硬化型樹脂(XN−21S:三井東圧化学(株)製)を用い、表示領域内のスペーサー602としては4.5μm径のプラスチックスペーサー(SP−2045:積水ファインケミカル(株)製)を、シール材内のスペーサー601としては5.5μm径のガラスファイバー(PF−55:日本電気硝子(株)製)を用いた。ここで、表示領域内のスペーサー602とシール材内のスペーサー601とでスペーサー径が異なっているのは、シール材内のスペーサー601はCF基板102上の厚み約0.3μmのCrからなる遮光パターン105上に配置されるのに対し、表示領域内のスペーサー602は厚み約1.3μmのRGBの色層の上に配置され、両者の段差1μm分をシール材内のスペーサー601に上乗せする必要があるからである。実際の工程フローでは、対向基板にシール材と仮止め用の紫外線硬化樹脂とを塗布し、アクティブマトリクス基板にコモン転移用導電樹脂を塗布した後でスペーサーを散布した。その後、アクティブマトリクス基板と対向基板とをアライメントし、仮止め用紫外線硬化樹脂を硬化させて固定し、加熱とプレスを同時に行ってシール樹脂をセル厚までプレスしてそのまま硬化させた。最後に、パネルを切り出して液晶を真空注入法で注入することにより液晶表示素子を完成させた。
【0041】
このようにして、20枚のガラス基板から本実施形態の液晶表示素子と従来の液晶表示素子とを各40パネルずつ作製し、各サンプルのセル厚分布を比較したところ、従来の液晶表示素子ではセル厚平均4.51μm、標準偏差0.15μmであったのに対し、本発明の液晶表示素子ではセル厚平均4.50μm、標準偏差0.10μmであり、セル厚分布不良の改善効果を確認することができた。これにより、セル厚分布不良による透過率むらを小さくして表示品位の優れた液晶表示素子を得ることができた。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明による場合は、層間絶縁膜の下にある凹凸の凹部の幅を100μmより小さくし、または凹部の幅が100μm以上である場合にはその凹凸の段差を0.5μm以下にすることができるので、層間絶縁膜表面の凹凸の段差をセル厚の管理基準である0.5μm以下にすることができる。よって、セル厚分布による透過むらを小さくして表示品位に優れた液晶表示素子を得ることができる。また、表示領域においては、TFTやゲート信号線、ソース信号線と画素電極とを層間絶縁膜を介して重畳させることにより、表示開口部が大きくして、明るい表示の液晶表示素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る液晶表示素子を示す平面図である。
【図2】図1のA−A’部分の断面図である。
【図3】図1のA−A’部分の平面図である。
【図4】図1のアクティブマトリクス基板の表示領域に設けられたTFT部分を示す断面図である。
【図5】セル厚分布の評価のために用いたガラス基板を示す平面図である。
【図6】基板の貼り合わせ工程を説明するための断面図である。
【図7】従来の液晶表示素子のシール材近傍部分を示す断面図である。
【符号の説明】
101 アクティブマトリクス基板
102 CF基板
103 シール材
104 層間絶縁膜
105 ブラックマトリクス
106 CF層
108 信号入力部材
109、110、111、112 ダミーパターン
113 表示領域
201 TFT
202 画素電極
203 TFTのゲート
204 TFTのソース
205 TFTのドレイン電極
601 シール材内のスペーサー
602 表示領域内のスペーサー

Claims (3)

  1. 液晶層を間に挟んで対向配設される一対の基板が、その周囲をシール材により所定の間隙で貼り合わせられており、一方の基板には、該シール材下方および基板中央部側の表示領域に層間絶縁膜が設けられた液晶表示素子であって、
    シール材と接する前記層間絶縁膜部分の下方に複数の部材が設けられており、
    前記複数の部材には、前記基板の辺に沿った方向に隣接する部材との間隔が100μm以上であってその段差が0.5μmよりも大きい部材があり、該段差が0.5μmよりも大きい部材と100μm以上の間隔で隣接する部材との間に、両部材のいずれか一方と略同じ厚みのダミー部材が1つまたは2つ以上設けられて、前記シール材と接する前記層間絶縁膜の表面における段差が0.5μm以下になっていることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 前記層間絶縁膜の厚みが3μm以上である請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 前記層間絶縁膜は、樹脂をスピンコート法によって塗布することにより形成されている請求項1または2に記載の液晶表示素子。
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