JP3537527B2 - 耐衝撃性樹脂組成物 - Google Patents
耐衝撃性樹脂組成物Info
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性質の改善された樹脂組成物に関する。
るポリケトンを還元して得たポリアルコール(A)はガ
スバリヤー性が良いが、単独では機械的特性等が不充分
である。また、ポリオレフィンなどとの多層構成におい
て、二次加工性すなわち延伸性、熱成形性などの面で問
題があった。
な従来技術の欠点を解消するため創案されたものであ
り、延伸性、熱成形性、機械的特性の改善された、ポリ
アルコ−ル系組成物を提供することにある。
−ル系重合体(A)および、ポリオレフィン(B)から
なる樹脂組成物、あるいはこれに更にポリアルコ−ル
(A)と反応しうる官能基を有する変性熱可塑性樹脂を
含有する樹脂組成物を提供することによって達成され
る。
酸化炭素−エチレン系共重合体からなるポリケトンを還
元して得たポリアルコールであり、特に式(I)で示さ
れる反復単位を80%以上含むポリアルコールが、ガス
バリヤー性、機械的特性、成形性の点から好適である。
上記反復単位は90%以上含まれることがさらに好まし
く、特に95%以上含まれることが好ましく、さらには
97%以上含まれることが最適である。
レン系共重合体であり、一酸化炭素−エチレン系共重合
体としては、一酸化炭素とエチレンとを共重合して得た
もの、または一酸化炭素とエチレンとを主体とし、これ
にエチレン以外の不飽和化合物とを共重合して得たもの
が代表例として挙げられる。ここで、エチレン以外の不
飽和化合物としては、炭素数3〜12個のオレフィン、
炭素数4〜12個のジエン、ビニルエステル、脂肪族不
飽和カルボン酸、脂肪族不飽和カルボン酸塩および脂肪
族不飽和カルボン酸エステルなどがあげられる。共重合
体としては、ランダム共重合体、交互共重合体などがあ
げられるが、カルボニル基の含有率が高くなる交互共重
合体が好ましい。
は、プロピレン、ブテン−1、イソブテン、ペンテン−
1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン
−1、ドデセン−1、スチレンなどがあげられるが、プ
ロピレン、炭素数4〜8個のオレフイン、またはプロピ
レンと炭素数4〜8個のオレフインとの併用系が好まし
い。また、炭素数4〜12個のジエンとしては、ブタジ
エン、イソプレン、1,5−ヘキサジエン、1,7−オ
クタジエン、1,9−デカジエンなどがあげられる。ま
た、ビニルエステルとしては、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどがあげられる。また、
脂肪族不飽和カルボン酸、その塩およびそのエステルと
しては、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、
マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、マレイン酸モノエステル、マレイン酸
ジエステル、フマル酸モノエステル、フマル酸ジエステ
ル、イタコン酸モノエステル、イタコン酸ジエステル
(これらのエステルとしてはメチルエステル、エチルエ
ステルなどのアルキルエステルなど)、アクリル酸塩、
マレイン酸塩、イタコン酸塩(これらの塩としては1価
または2価の金属塩など)があげられる。
法、例えば、米国特許第2,495,286号および特
開昭53−128690号、特開昭53−128691
号、特開昭59−197427号、特開昭61−912
26号、特開昭62−232434号、特開昭62−5
3332号、特開昭63−3025号、特開昭63−1
05031号、特開昭63−154737号、特開平1
−149829号、特開平1−201333号、特開平
2−67319号などに記載されている方法があげられ
るが、特にそれに制限されるものではない。次に、上記
ポリケトン中のカルボニル基を還元してポリアルコール
を得る方法としては、ポリケトン中のカルボニル基の一
部または全部を水素などにより還元する方法、例えば、
特開平1−149828号、特開平2−232228
号、特開平5−339367号、特開平6−49203
号に記載されている方法、さらにはポリケトン中のカル
ボニル基の一部または全部を金属水素化合物で処理して
還元する方法、例えば特開平1−204929号に記載
されている方法などがあげられる。
5dl/g,好ましくは0.5〜3dl/g(水15重
量%−フエノ−ル85重量%の混合溶媒中、30℃、オ
ストワルド粘度計で測定した値)である。
みを使用してもよいが、2種以上の異なるポリアルコー
ルを使用する場合が好ましい。2種以上の混合物の場合
には、混合されるそれぞれのポリアルコールは上記範囲
外でも良く、混合物として上記範囲内にあることが必要
である。
塑性樹脂(B)としては、ポリアミド(PA)、ポリエ
ステル(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリス
チレン(PS)、ポリウレタン(PU)、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリ
酢酸ビニル(PVAC)、ポリブタジエン、ポリイソプ
レン、芳香族ビニルモノマー(スチレンなど)とジエン
とのブロックポリマー、該ブロックポリマーの水添物な
どの耐湿性熱可塑性樹脂などがあげられる。また熱可塑
性重合体の種類は要求される特性および用途によって適
宜選択される。
樹脂(B)とのブレンド重量比率は1/99〜99/
1、より好適には5/95〜95/5である。1/99
未満ではバリア−性、親水性などの点で有効な性能が発
現せず。一方、99/1以上では成形性の改善効果がな
くなる。
応しうる官能基を有する、変性熱可塑性樹脂(C)とし
ては、ポリアルコ−ル系重合体と反応しうる無水マレイ
ン酸基、エポキシ基、シラノ−ル基、ボロン酸基から選
ばれる少なくともーつの官能基を有する変性熱可塑性樹
脂があげられる。原料となる熱可塑性樹脂としては、上
記した熱可塑性樹脂(B)およびポリオレフィン系樹脂
があげられ、ポリオレフィン系樹脂としては、ポリオレ
フィン{ポリエチレン(高、中、低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン)、エチレン−プロピレン共
重合体、ポリプロピレン(PP)等}、アイオノマー
(IO)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、
エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体(EEA)などがあげら
れ、これらのうち一種あるいはそれ以上を使用すること
ができる。
は、成分(C)/成分{(A)+(B)}=0.1〜5
0であり、好適には1〜30である。変性熱可塑性樹脂
(C)を上記の範囲内で使用することにより、相溶性が
さらに改善され、また熱安定性も改善され、ブツの発生
を抑えることができる。
樹脂(B)および変性熱可塑性樹脂(C)をブレンドの
方法には特に限定されるものではないが、ポリアルコー
ル(A)を先行して溶融した後、熱可塑性樹脂(B)お
よび変性熱可塑性樹脂(C)を溶融ブレンドする方法、
あるいはポリアルコール(A)と熱可塑性樹脂(B)と
を先行して溶融ブレンドした後、変性熱可塑性樹脂
(C)を溶融ブレンドする方法、(A)と(B),また
は(A),(B)および(C)を同時に溶融ブレンドす
る方法などが挙げられる。また、ブレンド方法として
は、バンバリミキサーによる方法、単軸あるいは二軸ス
クリュー押出機による溶融ブレンド方法など公知の方法
が採用できる。
範囲で可塑剤、ハイドロタルサイト、高級脂肪酸塩など
の回収剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、酸化防止
剤、滑剤、スリップ剤、着色剤などを配合しても良い。
また本発明を阻害しない範囲でエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体、ポリアミド、高吸水性樹脂、ポリオレフ
ィンなどのポリマーをブレンドしても良い。
熱可塑性重合体層を積層することにより好適な態様であ
る多層構造体が得られる。ここで熱可塑性重合体として
は、樹脂組成物層の耐湿性、機械的性質などをより改善
するものであれば、とくに限定されないが、ポリオレフ
ィン{ポリエチレン(高、中、低密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン)、エチレン−プロピレン共重
合体、ポリプロピレン(PP)等}、アイオノマー(I
O)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチ
レン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−アク
リル酸エステル共重合体(EEA)、ポリスチレン(P
S)があげられ、さらにはポリエステル(ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等)、ポ
リアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリウレタン、ポリアセタール、ビニル
アルコ−ル系重合体、たとえばエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体(EVOH)などもあげられる。また、熱
可塑性重合体として前記したポリアルコール、ポリケト
ンなどが挙げられる。また熱可塑性重合体の種類は要求
される特性および用途によって適宜選択される。
ィング等公知の方法で成形され、またこれらの成形品の
スクラップを再使用することもできるし、またスクラッ
プを再使用する場合、本発明の樹脂組成物をスクラップ
中に配合すること、あるいは本発明で用いる成分
(A)、(B)または成分(C)をスクラップ中に配合
することもできる。
コール組成物層と熱可塑性重合体層間に接着性樹脂層を
介在させることが両層を強固に接着せしめることができ
るので好ましい場合が多い。ここで接着性樹脂として
は、両層を強固に接着するものであれば、特に限定され
るものではないが、不飽和カルボン酸またはその無水物
(無水マレイン酸など)をオレフィン系重合体または共
重合体[ポリエチレン{低密度ポリエチレン、直鎖状低
密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレ
ン(SLDPE)}、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル(メチルエステルまたはエ
チルエステル)共重合体、ポリプロピレンなど]にグラ
フトしたもの、水素化スチレン−ブタジエン共重合体の
酸無水物(無水マレイン酸など)変性物、液状ブタジエ
ンの酸無水物変性物、エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体の酸無水物変性物等のジエン系重合体酸無水物変
性物等が好適に用いられる。
層/熱可塑性重合体層、樹脂組成物層/熱可塑性重合体
層/樹脂組成物層、熱可塑性重合体層/樹脂組成物層/
熱可塑性重合体層、熱可塑性重合体層/樹脂組成物層/
スクラップ回収層/熱可塑性重合体層、熱可塑性重合体
層/スクラップ回収層/樹脂組成物層/スクラップ回収
層/熱可塑性重合体層、あるいはこれらの層の少なくと
も一つの層間に前記した接着性樹脂層を介在させたもの
が挙げられる。
構造体は、ガスバリアー性の要求される食品、医薬、医
療器材、衣料などの包装材料において、またガスバリア
ー性および機械的強度、特に耐衝撃性の要求されるパイ
プ、タンクなどの非食品分野において有用である。
体用タンク、パイプ、床暖房用温水パイプ、2)回収
性、耐衝撃性、耐熱水レトルト性を必要とするカップ、
ボトル、3)延伸、収縮性を必要とするフィルム、シー
トに用いた場合、その性能が顕著に発現する。
どの有機液体のタンク、パイプ用途としては、従来、有
機液体透過性、例えばガソリン、特にメタノール混合ガ
ソリンが使用による、衝撃強度の低下、ストレスクラッ
クの発生等の為、バリアー性の大巾悪化ないしは液体の
漏れが発生する問題に対し本発明の組成物は大幅な改善
効果が認められる。
リ、スクラップは30〜50%に達し、地球環境問題等
により廃棄、焼却が困難なばかりでなく、製造コスト低
減の必要性からも回収再使用が求められている。そこ
で、本発明の組成物を用いる事により、回収再使用時の
成形時流動異常(不均一膜面)、透明性の悪化を改善す
る効果が認められる。
不足、耐熱水レトルト性など各種要求性能の改善に関し
ても本発明の樹脂組成物は有効である。
ム、シート用途としては、バリアー性シュリンクフィル
ム、バリアー性スキンパックフィルム、熱成形用バリア
ー性シートが挙げられる。シュリンクフィルム、スキン
パックフィルムに関しては、延伸倍率、延伸速度の面か
ら延伸性が十分でない為に、伸びムラの発生、熱収縮性
が十分に得られな問題が、また、熱成形シートに関して
も延伸不良による熱成形容器側面にクラック、ムラ等の
異常が発生する問題がある。しかし、本発明の組成物は
柔軟性が付与されている為か、これらの問題を著しく改
善することができる。このことは後述する実施例の記載
から明らかである。
説明するが、これらの実施例によって本発明は何ら限定
されるものではない。なお、以下の合成例および実施例
において特に断りのない限り、「%」は「重量%」を意
味する。
元して得たポリアルコール(A){(I)式で示される
反復単位96%、その他4%からなり、極限粘度[η]
=0.8dl/g}90重量部、6/12ポリアミド
(B)(メルトインデックス=1.3g/10分、6/
12=50/50重量%)10重量部、を混合後、以下
の条件でペレット化を行った。 使用押出機 :セグメント式ラボ2軸押出機(25
mm径) スクリュー形状 :Cタイプ(強混練タイプ) スクリュー回転数:230rpm 吐出量 :0.6Kg/h
形装置にかけ、多層パイプを作成した。パイプの構成は
最外層(12ナイロン層)が450μ、接着性樹脂層が
各50μ、6ナイロン層が100μ、上記ポリアルコー
ル系組成物層が150μであり、最内層(6ナイロン
層)が250μである。得られたパイプの末端に金属製
金具を取付け、R(半径)=30cmでループ状に巻
き、ガソリンを充填し、40℃−65%RH条件下で1
年間放置したが、クラック、ガソリンバリアー性の悪化
は認められなかった。加速試験として、該パイプの胴部
を輪切りにし、10%引張伸度が付加出来るように、パ
イプ内径周囲長さより10%長い外周径を持つ円柱状の
治具で該輪切りパイプを押し広げ(10%引張伸度付
加)、40℃、15%メタノール含有ガソリンに3時間
浸漬し、ストレスクラック性の評価を行ったが、クラッ
クは認められなかった。また、該パイプのガソリン透過
度は0.2g/m2.dayであった。
元して得たポリアルコール(A){(I)式で示される
反復単位96%、その他4%からなり、極限粘度[η]
=0.8dl/g}97重量部、6/12ポリアミド
(B)(メルトインデックス=1.3g/10分、6/
12=50/50重量%)3重量部、および無水マレイ
ン酸変性ポリプロピレン(三井石油化学アドマーQF5
00)10重量部を混合し実施例1と同様にペレット化
を行った。該ペレットを3種5層共押出装置に投入し、
多層シート(ポリプロピレン樹脂層、接着性樹脂層/ポ
リアルコール組成物層/接着性樹脂層/ポリプロピレン
樹脂層)を作成した。シートの構成は、両最外層のポリ
プロピレン樹脂層(三井石油化学 ノ−ブレンPY22
0)が800μ、また接着性樹脂層(三井石油化学アド
マ−QF500 無水マレイン酸変性ポリプロピレン)
が各50μ、さらに中間層(ポリアルコール組成物層)
が50μである。該シートは真空圧空熱成形機にかけ
(延伸速度9×10%/min.)180℃で成形をお
こなった。その結果、成形物は、クラック、ムラ、偏肉
もなく、外観および透明性も良好であった。この容器に
水充填、上蓋、周囲をヒ−トシ−ルした後、レトルト装
置((株)日坂製作所、高温高圧調理用殺菌試験装置R
CS−40ORTGN)を使用し、120℃の殺菌処理
を実施した。殺菌処理後のカップは透明性(白化)不
良、外観不良、形態の不良は認められなかった。
出装置にかけ、多層シートを作成した。シートの構成は
両最外層{EVA樹脂層(三井デュポンケミカル:エバ
フレックスEV−340)}が各300μまた接着性樹
脂層(三井石油化学 アドマーVF−600)が各50
μ、さらに中間層(ポリアルコール組成物層)は50μ
である。得られたシートをパンタグラフ式二軸延伸機に
かけ、70℃で延伸倍率3×3倍で同時二軸延伸を行っ
た。得られた多層熱収縮フィルムはクラック、ムラ、偏
肉もなく、外観、透明性も良好であった。このフィルム
を20℃−100%RHに調湿し、ガスバリアー性を測
定したところ(モコン社製10/50型)、酸素透過度
50cc.20μ/m2.24hr.atmと良好なガ
スバリアー性を示した。また70℃での熱収縮性を測定
した所、50%の面積収縮率を示した。
リケトンを還元して得たポリアルコール(A){エチレ
ン/プロピレンのモル比が90/10であり、(I)式
で示される反復単位96%、その他4%からなり、極限
粘度[η]=0.9dl/g}90重量部、熱可塑性ポ
リウレタン(B)(メルトインデックス=4.3g/1
0分)10重量部を混合し実施例1と同様にペレット化
を行った。該ペレットを3種5層共押出ダイレクトブロ
ー装置に投入し、多層ボトル(ポリプロピレン樹脂層、
接着性樹脂層/ポリアルコール組成物層/接着性樹脂層
/ポリプロピレン樹脂層)を作成した。ボトルの構成
は、両最外層のポリプロピレン樹脂層(三井石油化学
ノ−ブレンPY220)が各300μ、また接着性樹脂
層(三井石油化学 アドマ−QF500 無水マレイン
酸変性ポリプロピレン)が各50μ、さらに中間層(ポ
リアルコール組成物層)が50μであり、容量は100
0mlである。該ボトルに水を充填し0℃で落下衝撃を
測定した結果2m以上でも破袋しなかった。
機械的性質およびガスバリアー性に優れ、さらに熱成形
性、回収性、耐熱水レトルト性に優れ、さらにガソリン
などの有機液体に対する耐ストレスクラック性も優れて
いる。
Claims (10)
- 【請求項1】 一酸化炭素−エチレン系共重合体からな
るポリケトンを還元して得たポリアルコール(A)およ
びポリオレフィン系樹脂以外の熱可塑性樹脂(B)から
なり、かつ成分(A)/成分(B)の重量比が99/1
〜1/99である樹脂組成物。 - 【請求項2】一酸化炭素−エチレン系共重合体からなる
ポリケトンを還元して得たポリアルコール(A)、ポリ
オレフィン系樹脂以外の熱可塑性樹脂(B)および
(A)と反応しうる無水マレイン酸基、エポキシ基、シ
ラノール基、ボロン酸基から選ばれる少なくとも一つの
官能基を有する変性熱可塑性樹脂(C)からなり、かつ
成分(A)/成分(B)の重量比が99/1〜1/99
であり、成分(C)/成分{(A)+(B)}の重量比
が0.1〜50/100である樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記ポリアルコール(A)が、交互共重
合体である請求項1または2に記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹
脂組成物の層を少なくとも1層含む多層構造体。 - 【請求項5】 請求項4に記載の多層構造体からなるパ
イプ。 - 【請求項6】 請求項4に記載の多層構造体からなるカ
ップ。 - 【請求項7】 請求項4に記載の多層構造体からなるフ
ィルム。 - 【請求項8】 請求項4に記載の多層構造体からなるタ
ンク。 - 【請求項9】 請求項4に記載の多層構造体からなるボ
トル。 - 【請求項10】 請求項4に記載の多層構造体からなる
シート。
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---|---|---|---|
JP06919895A JP3537527B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 耐衝撃性樹脂組成物 |
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JPH08259804A JPH08259804A (ja) | 1996-10-08 |
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- 1995-03-28 JP JP06919895A patent/JP3537527B2/ja not_active Expired - Fee Related
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