JP3536598B2 - トナー供給ロール及びその製造方法 - Google Patents

トナー供給ロール及びその製造方法

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JP3536598B2
JP3536598B2 JP19259597A JP19259597A JP3536598B2 JP 3536598 B2 JP3536598 B2 JP 3536598B2 JP 19259597 A JP19259597 A JP 19259597A JP 19259597 A JP19259597 A JP 19259597A JP 3536598 B2 JP3536598 B2 JP 3536598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、トナー供給ロール及びその製造
方法に係り、特に複写装置、画像記録装置、プリンタ
ー、ファクシミリ等の画像形成装置において、電子写真
感光体や静電記録誘電体等からなる像担持体上に形成し
た静電潜像を現像して、可視化するのに使用される現像
装置に内蔵され、所定のトナー(現像剤)を供給して、
静電潜像が形成されている感光体の如き像担持体の表面
において、目的とするトナー像を形成するために用いら
れるトナー供給ロールと、それを有利に製造し得る方法
に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、複写装置や画像記録装置、プリ
ンター、ファクシミリ等の画像形成装置においては、電
子写真感光体や静電記録誘電体等からなる像担持体上に
形成した静電潜像を、現像装置の現像ロールから供給さ
れるトナー(現像剤)により現像して、トナー像として
可視化することが行なわれているが、そのような現像装
置においては、また、ホッパー内に収容された所定のト
ナーを、現像ロールに供給し、更に像担持体側に供給す
るための、軟質の弾性ロールからなるトナー供給ロール
が内蔵せしめられている。
【0003】ところで、このような現像装置におけるト
ナー供給ロールには、例えば、特開平3−155575
号公報等に明らかにされている如く、ポリウレタンフォ
ーム(スポンジ)からなる弾性ロールが用いられてきて
いるのであり、また、そのような弾性ロールの製法とし
ては、(A)スラブ発泡若しくは型発泡のフォーム材か
らロール素材を切り出し、それに芯金を通した後、表面
を研磨して、ロール形状に仕上げる方法、(B)芯金と
一体で型内発泡した後、不要部分を研磨して、ロール形
状に仕上げる方法、(C)ロール形状の型内で、芯金と
一体で発泡成形し、研磨を行なわない方法等が提案され
ている。
【0004】しかしながら、それら従来の弾性ロールの
製法にあっては、各種の問題点が内在しており、例え
ば、上記の(A)方法や(B)方法においては、製造工
程が煩雑であり、また研磨によるロール表面の毛羽立
ち、寸法精度が悪い等の問題があり、一方上記の(C)
の方法においては、そのような不具合はないものの、表
面のスキン層が薄いために、トナー供給ロールとして使
用する場合において、接触せしめられる相手たる現像ロ
ールに対する摩擦抵抗にて破れ易く、耐久性が悪いとい
う問題を内在している。
【0005】尤も、かかる(C)の方法に従って得られ
る弾性ロールの耐久性を向上せしめて、その問題の解消
を図るには、密度を上げて、スキン層を厚くし、強度
を上げる、フォームの物性(抗張力、伸び、硬さ)を
上げる、表皮層(スキン層)を形成し易いインテグラ
ルスキンフォームにする、等の手段を講ずることが考え
られるが、それらの対策は、何れも、フォーム硬さが上
昇する方向であり、このため、トナー供給ロールに要求
されるロールの柔軟性とその耐久性の両立は、極めて困
難である。
【0006】また、現像装置におけるトナー供給ロール
には、現像ロールに対してトナーを供給し、またその不
要分を掻き取り、現像ロール上に均一にトナーを供給す
る機能が求められているが、前記(A)や(B)の方法
において得られる弾性ロールにおけるロール表面の毛羽
立ちは、トナー供給ロールとしてのトナー搬送量を不安
定化し、画像不良の問題を惹起する他、ロール表面から
毛羽が欠落した場合には、電子写真システムの他の部位
に詰まる等の異物となり、画像不良や故障の原因となる
こととなる。
【0007】更にまた、前記(C)の方法にて得られる
弾性ロールにあっては、そのようなロールの表面に形成
されるスキン層に破れが発生した場合において、スキン
層破片の欠落による異物としての上記不具合が惹起され
ることに加えて、その破れた部分からトナーが入り込
み、当該部分が硬くなって、ロール硬度が部分的に変化
し、以てトナー搬送量が不安定となる問題も惹起される
ようになるのである。
【0008】一方、かかるトナー供給ロールにて供給さ
れるトナーに関しては、画質の向上とプリントスピード
の向上のニーズから、従来より、小粒径で低融点のもの
が用いられる傾向にあるが、それに伴い、トナーが、帯
電や長期放置によって、より凝集し易くなってきてお
り、このために、現像ロール上に凝集、付着したトナー
がトナー供給ロールにて掻き取られ得ず、かかる現像ロ
ール表面に残存し、それに起因して、画像上のムラが現
れ、問題となっている。即ち、現像ロールに対しては、
トナー供給ロールが押し付けられて、該現像ロールと同
一方向に回転せしめられることによって、それら両ロー
ルの接触部においては、現像ロール表面に付着せるトナ
ーをトナー供給ロールにて掻き取り、除去せしめる一
方、現像ロール上には、新たに、均一にトナーが供給さ
れるようになっているのであるが、前述の如く、現像ロ
ール上に凝集、付着したトナーは、そのようなトナー供
給ロールによる掻き取り作用にては充分に除去され得
ず、そのまま現像ロール上に残存することとなり、その
ために、現像ロール上の画像形成に関与するトナーの分
布が不均一となって、画像上のムラを惹起するようにな
るのである。
【0009】なお、そのようなトナー供給ロールのトナ
ーの掻き取り性を改良する方策としては、トナー供給ロ
ール自体の硬度を高めたり、現像ロールへの圧接量を大
きくする等の対策が考えられるが、何れの場合にあって
も、掻き取り性は向上するものの、現像ロールとの摺擦
力(摩擦力)が大きくなって、現像ロールの摩耗や傷が
発生したり、トナーの劣化(細粒化)が促進されて、異
常帯電が惹起されたりして、長期使用において、濃度低
下、地汚れ等の画像不具合の問題を発生するようになる
のである。また、トナー供給ロールを構成する発泡体の
セル径を大きくすることも考えられるが、その場合にあ
っては、トナーがセル内に侵入し易くなるために、その
トナーが侵入した部位において硬化し、それによって、
画像不具合を発生する恐れがある。
【0010】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、ロール表面の毛羽立ちのない、従ってトナー搬
送量の不安定化の問題を解消した、寸法精度のよいトナ
ー供給ロールを提供することにあり、また他の課題とす
るところは、ロール表面のスキン層の破れによって惹起
される耐久性や異物の問題の解消を図り、更にはトナー
の入り込みによるロール硬さの部分的な変化を抑制乃至
は解消し得るトナー供給ロールを提供することにあり、
更に異なる他の課題とするところは、現像ロール上のト
ナー掻き取り性を大幅に向上せしめてなるトナー供給ロ
ールを提供することにある。本発明は、また、そのよう
な優れた特性を有するトナー供給ロールを、煩雑な工程
を要することなく、容易に且つ有利に製造し得る方法を
提供することをも、その課題とするものである。
【0011】
【解決手段】そして、そのような課題を解決するため
に、本発明にあっては、ロール軸となる長手棒状の芯金
と、該芯金の周りに一体的に形成された、硬度が350
g以下の軟質ポリウレタンフォーム層とからなり、且つ
該ポリウレタンフォーム層が、その外周面にスキン層を
有すると共に、該スキン層の直下に位置する各セルが、
該スキン層の厚さが薄くなるセル中央部相当部位に形成
された、開口径が100〜800μmである開口部によ
って、それぞれ独立して外部に開口し、更にそれらセル
開口部の開口全面積が該スキン層の表面の20%以上を
占めているトナー供給ロールにして、かかるポリウレタ
ンフォーム層の外周面が、ロール軸方向に直線的に延び
るように設けられた、20〜3000μmの高さと30
0〜3000μmのロール周方向におけるピッチを有す
る複数の凸条によって、凹凸表面構造とされていること
を特徴とするトナー供給ロールを、その要旨とするもの
である。
【0012】このように、本発明に従うトナー供給ロー
ルにあっては、芯金の周りに、所定の軟質ポリウレタン
フォーム層が一体的に形成されてなり、しかも、その表
面には、セルの開口部が存在するものの、全体として連
続した表面を形成するスキン層が存在しており、従来の
如き研磨加工が施された表面とされてはいないところか
ら、毛羽が発生することがなく、それ故にロール表面の
毛羽立ちによるトナー搬送量の不安定化の問題は全く惹
起されることがなく、また画像不良の問題も惹起される
ことがないのであり、更に毛羽の欠落による異物の発生
に基づくところの故障等の問題も全くなく、寸法精度の
よいトナー供給ロールを得ることが出来るのである。
【0013】しかも、この本発明に従うトナー供給ロー
ルにあっては、そのポリウレタンフォーム層の外周面
(外表面)が、ロール軸方向に直線的に延びるように設
けられた所定の複数の凸条の存在によって、凹凸表面構
造とされているところから、そのような外周面が現像ロ
ールに対して押し付けられて回転せしめられることによ
り、その凹凸表面構造の故に、現像ロール上のトナーの
掻き取りが効果的に為され得ることとなるのであり、以
て、従来から問題とされていた、現像ロール上に残存す
るトナーに基づくところの画像上のムラの発生の問題
を、効果的に解消せしめ得たのである。
【0014】また、かかる本発明に従うトナー供給ロー
ルは、その表面のスキン層の厚さが薄くなるスキン層直
下のセル中央部に相当するスキン層部位に、独立した所
定の開口部がそれぞれ形成され、該スキン層直下の各セ
ルが、それぞれの開口部を通じて独立して外部に開口せ
しめられているところから、そのようなスキン層の薄い
部分が存在しておらず、それ故にそのような薄い部分の
破れによって惹起される異物の発生、更には耐久性の低
下の問題等が惹起せしめられることがないのであり、更
にはスキン層の直下に位置する各セルが、それぞれのセ
ルに対応して形成された開口部を通じて均一に開口せし
められているところから、トナーは、それら開口部を通
じて、ロール表面から均一にロール内に入り、また外部
に出るようになるのであって、それ故に、ロール表面に
おける部分的な硬さのバラツキが生じ難く、従来のスキ
ン層付きロールの如く、部分的なセルの破れ部分からの
トナーの侵入により、部分的な硬化部分が発生するよう
なことも、効果的に抑制され得るのである。
【0015】なお、このような本発明に従うトナー供給
ロールにおいて、ポリウレタンフォーム層は、最終ロー
ル形状を与える成形キャビティ内でのポリウレタン原料
の発泡成形操作によって、芯金の周りに一体的に形成さ
れていることが望ましく、これによって、目的とする外
表面形状のポリウレタンフォーム層が、効果的に実現さ
れ得るのである。
【0016】また、本発明は、かくの如き優れた特徴を
有するトナー供給ロールを有利に製造し得る方法とし
て、最終ロール形状を与える成形キャビティ内でのポリ
ウレタン原料の発泡成形操作によって、前述の如き構成
のトナー供給ロールを製造する方法にして、前記成形キ
ャビティにおけるロール外周面を形成する型内面に、前
記凹凸表面構造を与える複数の凸条に対応した凹溝が形
成され、更に表面粗さ:Rzが5〜20μmとなるよう
に調整されてなると共に、シリコーン系若しくは弗素系
離型剤のコーティング層が設けられてなる成形型を用
い、該成形型の成形キャビティ内に、ロール軸となる長
手棒状の芯金を配置する一方、前記ポリウレタン原料を
導入して、発泡成形せしめることにより、該芯金の周り
に軟質ポリウレタンフォーム層を形成して、ロール外周
面の表層部に位置するセルを表面のスキン層を通じてそ
れぞれ独立して外部に開口せしめる一方、前記凹溝にて
形成される複数の凸条によってロール表面に凹凸表面構
造が形成されるようにしたことを特徴とするトナー供給
ロールの製造方法をも、その要旨とするものである。
【0017】このような、本発明に従うトナー供給ロー
ルの製造手法によれば、所定の成形型を用いて、芯金の
周りに所定のポリウレタンフォーム層を一体発泡成形す
ることにより、そのまま、目的とするトナー供給ロール
を得ることが出来るのであって、従来の如き切断加工、
研磨加工、仕上げ加工等の、面倒な加工工程を採用する
ことなく、簡単に、目的とするトナー供給ロールを得る
ことが出来る特徴を発揮する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の構成について、更に具体的に明らかにすることとす
る。
【0019】先ず、図1は、本発明に従うトナー供給ロ
ールが用いられるフルカラーレーザービームプリンター
の一例に係る概略構成を示す図であって、そこにおい
て、2は感光体ドラムであり、この感光体ドラム2の周
りに、感光体ドラム2の表面を帯電させる帯電ロール4
と、画像情報をレーザー信号にて送り、感光体ドラム2
上に静電潜像を形成せしめる露光機構部6と、感光体ド
ラム2表面に形成された静電潜像に対応するトナー像を
現像する現像部8と、かかる感光体ドラム2上に現像さ
れたトナー像が転写される転写ドラム10と、更には感
光体ドラム2表面の転写残像や残存トナーを除去するク
リーニング装置12が設けられている。そして、感光体
ドラム2から転写ドラム10上に転写されたトナー像
は、給紙装置14から供給される複写紙に対して、更
に、転写ロール16にて転写せしめられた後、定着ロー
ル18にて複写紙に定着せしめられるようになってい
る。
【0020】このレーザービームプリンターにおいて、
現像部8は、フルカラープリントのために、シアン、イ
エロー、マゼンタ、ブラックの4色からなるトナー(こ
こでは、非磁性一成分現像剤が用いられている)を、そ
れぞれ、別個に収容する現像ユニット20を有し、それ
ら4つの現像ユニット20が90°の位相差を持って回
転軸周りに配置されてなる構造を有し、かかる回転軸周
りの1/4回転毎に、各現像ユニット20が感光体ドラ
ム2に接して、それぞれの色相のトナー(カラー現像
剤)を感光体ドラム2上に供給して、静電潜像の現像を
行なうようになっている。
【0021】また、かかる現像部8における各現像ユニ
ット20は、図2に示される如く、ホッパー22内にカ
ラー現像剤たるトナー(非磁性一成分現像剤)24を収
容すると共に、該ホッパー22の下部に設けられたトナ
ー供給ロール26と現像ロール28とが、所定の圧接量
を以て相互に接触しつつ、互いに同一方向に回転せしめ
られることによって、そのような現像ロール28上に残
留するトナー24をトナー供給ロール26にて掻き取り
つつ、トナー供給ロール26との接触部から回転に伴い
離隔せしめられる側においては、かかる現像ロール28
上に、ホッパー22内のトナー24が供給せしめられる
ようになっているのである。なお、この現像ロール28
上に形成されるトナー層の厚さは、層形成ブレード30
にて規制されるようになっている。そして、かかる現像
ロール28は、先述の如く、現像部8の回転軸周りの1
/4回転にて感光体ドラム2に接触せしめられ、現像ロ
ール28上に形成されたトナー層にて、感光体ドラム2
上の静電潜像が現像せしめられることとなるのである。
【0022】ところで、本発明は、かくの如き構成のプ
リンターにおける現像部8の現像ユニット20に用いら
れるトナー供給ロール26を対象とするものであり、そ
のようなトナー供給ロール26を、芯金の周りに、例え
ば一体発泡成形手法等によって、所定の軟質ポリウレタ
ンフォーム層を一体的に形成することによって構成する
と共に、かかるポリウレタンフォーム層が、連続した表
面を形成するスキン層を有し、且つ該スキン層直下の各
セルが、該スキン層に形成された開口部を通じて、それ
ぞれ独立して外部に開口するように構成せしめ、更に、
そのようなポリウレタンフォーム層の外周面を、ロール
軸方向に直線的に延びるように設けられた所定の凸条の
複数によって、凹凸表面構造としたところに、大きな特
徴を有するものであって、その一例が、図3(a)、更
には図5に詳細に示されている。
【0023】すなわち、図3(a)において、トナー供
給ロール26は、回転軸となる芯金32と、その周りに
一体的に形成された、独立気泡型の発泡体構造の、所定
厚さの軟質ポリウレタンフォーム層34とから構成され
ている。なお、このような構成のトナー供給ロール26
は、有利には、芯金32の存在下において、最終ロール
形状を与える成形キャビティ内でのポリウレタン原料の
発泡成形操作によって得られ、そしてそれによって、後
述する硬度が350g以下である軟質ポリウレタンフォ
ーム層34が、芯金32の周りに、所定厚さにて一体的
に形成されるのである。
【0024】そして、このような一体発泡成形操作等に
て、芯金32の周りに形成される、軟質ポリウレタンフ
ォーム層34は、図3(a)におけるA部断面図として
拡大して示されているように、その表面に、全体として
連続した面を与えるスキン層36を有しているが、この
スキン層36には、その直下に位置する各セル38を外
部に連通せしめる開口部40が100〜800μmの開
口径において独立して存在し、これによって、穴明きの
スキン層36となっている。しかも、そのようなスキン
層36における開口部40は、かかるスキン層36の厚
さが最も薄くなるセル38の中央部に相当する部位に形
成されているのであり、これによって、スキン層36の
最も薄い部分がない形態とされているところから、スキ
ン層の破れの問題、更にはその破れによる異物の混入等
の問題が、効果的に解消され得ることとなる。
【0025】なお、図4(a)、(b)及び(c)に
は、そのようなスキン層36に存在する開口部40の大
きさが異なる3つの例が、それぞれ、その表面形態にお
いて示されているが、それらの図からも明らかな如く、
スキン層36は、その開口部40の大きさによって、多
少変化するものの、全体として連続した表面(平坦なロ
ール面)を形成するものであり、そしてそれらセル38
のスキン層36における開口全面積、換言すれば開口部
40の合計面積が、スキン層36の表面の20%以上を
占めるように構成され、これによって、スキン層36の
薄い部分の存在が排除され、またポリウレタンフォーム
層34の各セル38に対するトナーの出入りが均一化さ
れて、部分的な硬さのバラツキが生じ難くなるのであ
る。特に、このような開口部40の開口全面積の割合が
20%よりも低くなると、トナー供給性能が低くなる問
題に加えて、ポリウレタンフォーム層34内部にトナー
が詰まり易く、これによって部分的な硬化が惹起され
て、画像の悪化を招き易い問題を内在している。尤も、
そのようなセル38の開口全面積のスキン層36表面に
対する占有割合の上限は、適宜に決定されることとなる
が、一般に80%以下、好ましくは70%以下とされ
る。
【0026】しかも、このような本発明に従うトナー供
給ロール26にあっては、そのポリウレタンフォーム層
34におけるスキン層36の直下に位置する各セル38
の開口部40は、図4の各図からも明らかな如く、略円
形形状を呈しており、そしてそのような開口部40の存
在による作用効果を充分に奏せしめるために、かかる開
口部40の開口径は、先述の如く、100〜800μ
m、好ましくは200〜700μm程度とされる必要が
ある。けだし、開口部40の開口径が100μmよりも
小さくなると、開口部40を通じてセル38内に侵入し
たトナーが出にくくなり、硬化が惹起されて、画像不具
合が発生するからであり、また該開口径が800μmを
越えるようになると、トナー供給量が減少して、濃度低
下、スジ発生の問題を惹起するからである。
【0027】なお、かかる軟質ポリウレタンフォーム層
34は、例示の如き各セル38が相互に独立した独立気
泡型の構造であっても、また各セル38が相互に連通せ
る連続気泡型の構造であっても、何等差し支えないが、
特に、独立気泡型の構造が有利に採用されることとな
る。また、そのような軟質ポリウレタンフォーム層34
を構成する各セル38のセル径は、開口部40の開口径
よりも大きいものであって、一般に100〜1000μ
m程度、好ましくは300〜900μm程度とされるこ
ととなる。このセル径が小さいと、必然的に開口径が小
さくなることとなって、トナーの詰まりによる部分的な
硬化に基づくところの各種の問題が惹起され、またセル
径が余りに大きくなっても、トナーが侵入し易くなっ
て、著しい硬化が惹起され、画像不具合につながる問題
がある。
【0028】さらに、かかる本発明に従うトナー供給ロ
ール26を構成する軟質ポリウレタンフォーム層34の
外周面は、図5の(a)及び(b)に示される二つの例
からも明らかな如く、ロール軸方向に直線的に延びるよ
うに設けられた複数の凸条35によって、凹凸表面構造
とされているのであり、しかも、そのような凸条35
は、その高さ(h)が20〜3000μm、好ましくは
50〜1000μmとなるように、且つそのロール周方
向におけるピッチ(p)が300〜3000μm、好ま
しくは500〜2000μmとなるように形成されてい
るのである。けだし、凸条35の高さ(h)やピッチ
(p)が、余りにも小さくなり過ぎると、現像ロール2
8上のトナーの掻き取り性が悪化して、本発明の目的を
充分に達成し得なくなるからであり、また高さ(h)が
3000μmを越えるようになると、現像ロール28に
対する圧接放置時において惹起されるヘタリにて、画像
不具合が惹起されるようになるからであり、更にピッチ
(p)が3000μmを越えるようになると、凸条35
間に位置する凹溝37部分において現像ロール28に対
する摺擦力が低くなるために、現像ロール28上に形成
されるトナー層の厚さが、当該凹溝37対応部分におい
て薄くなり、筋状にトナー層の厚さが変化する、所謂ピ
ッチムラが惹起されて、それが画像に現れる問題が惹起
されることとなるからである。
【0029】なお、このようなポリウレタンフォーム層
34の外周面に形成される複数の凸条35の形状、乃至
はそれら凸条35の隣接するものの間に形成される凹溝
37の形状としては、特に制限はなく、各種の凸形状乃
至は溝形状が適宜に選択され得、例えば図5(a)の如
き矩形形状の凸部35及び凹溝37の組み合わせや、図
5(b)の如き三角形状の凸部35と逆台形形状の凹溝
37の組み合わせ等が採用されることとなる。また、そ
のような凸条35の裾幅(w)としては、一般に150
〜2000μmとされ、更にそれら隣接する凸条35、
35間に位置する凹溝37の溝幅(底部における)とし
ては、一般に100〜1500μm程度とされることと
なる。
【0030】しかも、本発明にあっては、そのような軟
質ポリウレタンフォーム層34は、その硬度が350g
以下である必要があり、これよりも硬度が高くなると、
現像ロール28へのトナー24の供給が悪化し、L/L
(低温低湿:15℃×10%)耐久性試験後の画像が悪
化する等の問題を惹起する。なお、ここで言う硬度と
は、図6(a)及び(b)に示される如く、トナー供給
ロール26を、その両端の芯金32部分において支持
し、そしてそのポリウレタンフォーム層34を、50m
m幅(厚さ:7mm)の板状押圧面を有する治具42に
て、10mm/minの速度で押圧した時の、1mm変
位(圧縮)時の荷重(g)にて表したものであって、そ
の数値が大きくなる程、ポリウレタンフォーム層34の
硬さが高い、即ち硬いことを示している。また、測定ポ
イントは、図示の如く、軸方向の2ヶ所×周方向の90
°毎に4ヶ所の、計8ヶ所とし、その平均値において示
されるものである。そして、このような硬度を有する軟
質ポリウレタンフォーム層34は、原料の配合組成や成
形型への投入量等の選択によって容易に実現されるもの
であり、特に、後述する如きパイプ型を成形型とするこ
とによって、原料投入量に対応した硬度を実現すること
が出来る特徴がある。
【0031】ところで、かくの如きロール表面構造を有
する本発明に従うトナー供給ロール26の特徴は、ま
た、前記した従来法によって得られるトナー供給ロール
を示す図3(b)及び(c)のロール表面構造との対比
からも、容易に理解し得るところである。
【0032】すなわち、図3(b)に示されるトナー供
給ロール26′は、前記した従来法(A)又は(B)に
て製造されたものであって、芯金32′の周りに設けら
れたポリウレタンフォーム層34′は、研磨加工によっ
て、その表面が毛羽立ったものとなっているのであり、
そしてその毛羽44が脱落することにより、異物の原因
となる問題に加えて、寸法精度も正確なものとはならな
いのである。また、図3(c)は、前記した従来法
(C)にて得られたトナー供給ロール26″であって、
芯金32″の周りに形成されたポリウレタンフォーム層
34″の表面には、拡大して示されている如く、スキン
層46が形成されているものの、そのようなスキン層4
6の直下に位置する各セル38″は、外部に対して開口
しておらず、そのようなセル38″の中央部に相当する
スキン層46部位の厚さが薄くなっており、そのため
に、当該部位における破れが発生し易く、そしてその破
れによって、スキン層46の破片の欠落による異物の発
生の問題が惹起されることとなり、またその破れた部分
からトナーが入り込み、その部分が硬くなる等の問題を
惹起するのである。
【0033】しかるに、本発明に従う図3(a)に示さ
れるトナー供給ロール26にあっては、連続した面を与
えるスキン層36の存在により、ロールの寸法精度が向
上すると共に、そのようなスキン層36には、それのセ
ル38の直上の最も薄くなる部分(セル中央部相当部
位)に開口部40が設けられていることによって、ロー
ル表面の毛羽立ちや毛羽の欠落、スキン層破片の欠落等
の問題が惹起されることがないのであり、また部分的に
破れたスキン層の破れ部位からセル内にトナーが入り込
み、その部分が硬くなることによって惹起されるロール
硬度の部分的な変化の問題等も、全く解消されるに至っ
たのである。
【0034】しかも、本発明にあっては、図5(a)や
(b)に示される如く、ポリウレタンフォーム層34の
外面には、ロール軸方向に直線的に(軸心に平行に)延
びる所定高さの凸条35の複数が、ロール周方向に所定
ピッチをもって設けられて、凹凸表面構造の外周面とさ
れているところから、そのような凹凸表面構造のトナー
供給ロール26が、図2における如く、現像ロール28
に対して押圧されて、同じ方向に回転せしめられること
によって、現像ロール28上に付着せるトナー24は、
トナー供給ロール26の表面の凹凸構造にて、効果的に
掻き取られ得て、除去せしめられることとなるのであ
り、以て現像ロール28上には、トナー24の残留が極
力排除され、そしてそのようなロール表面に対して、ト
ナー24がトナー供給ロール26にて新たに供給され
て、所定のトナー層が形成されることとなるのであっ
て、それ故に、画像上のムラが惹起される問題は、悉く
解消され得ることとなったのである。
【0035】ここにおいて、上記の如き本発明に従うト
ナー供給ロール26は、当業者間において認識されてい
る公知の各種の手法に従って容易に製造され得るもので
あるが、本発明においては、特に、以下の如き手法が有
利に採用され、それによって、ポリウレタン原料の一体
発泡成形と同時に形成される軟質ポリウレタンフォーム
層34の表面のスキン層36に、その直下の各セル38
を独立して外部に連通せしめる開口部40をそれぞれ形
成せしめる一方、ポリウレタンフォーム層34の外周面
に、ロール軸方向に延びる複数の凸条35を、ロール周
方向に所定ピッチで設けて、凹凸表面構造としたトナー
供給ロール26が、一挙に製造され得るのである。
【0036】すなわち、かかる手法は、最終ロール形状
を与える成形キャビティ内でのポリウレタン原料の発泡
成形操作によって、目的とするトナー供給ロールを製造
するに際して、そのような成形キャビティにおけるロー
ル外周面を形成する型内面にトナー供給ロール26の凹
凸表面構造を与える凸条35に対応した凹溝を形成し、
且つ表面粗さ:Rzが5〜20μmとなるように調整し
てなると共に、そのような型内面に、シリコーン系若し
くは弗素系離型剤からなるコーティング層を設けてなる
成形型を用いて、ポリウレタン原料の発泡成形を行なう
方法であり、かかる成形型の成形キャビティ内に、芯金
32を配置すると共に、ポリウレタン原料を導入して発
泡成形せしめることにより、かかる芯金32の周りに、
軟質ポリウレタンフォーム層34を形成せしめる一方、
かかるポリウレタンフォーム層34の表面にスキン層3
6を形成し、更に表層部に位置するセル、換言すればス
キン層36直下のセル38のそれぞれを、外部に開口せ
しめる開口部40を、表面のスキン層36を貫通するよ
うに形成せしめると同時に、ポリウレタンフォーム層3
4の外表面に、型内面の軸方向の凹溝を転写せしめて、
ロール軸方向に延びる凸条35を形成せしめるようにす
るのである。
【0037】そして、このような成形型を用いることに
より、その型内面(ロール外周面を形成する成形キャビ
ティ内周面)に形成されるシリコーン系若しくは弗素系
離型剤からなるコーティング層の溌水作用乃至は表面張
力等の作用に加えて、型内面の表面粗さ(Rz)が所定
粗さとされていることにより、液状のポリウレタン原料
の発泡成形にて生じるセルの型内面に最も近接する部
分、換言すればスキン層の厚さが最も薄くなるセル中央
部相当部位に、ポリウレタン原料の不存在部分が生じ、
これによって、形成されるポリウレタンフォーム層34
表面のスキン層36に開口部40が生じ、この開口部4
0を通じて、セル38が外部に開口するようになるので
あり、また成形キャビティのロール外周面を形成する型
内面に設けられた軸方向の凹溝によって、ポリウレタン
フォーム層34の外表面には、ロール軸方向に延びる凸
条35が形成されることとなるのである。
【0038】なお、ここで用いられる成形型は、前述の
如く、その成形キャビティにおけるロール周面を形成す
る型内面(キャビティ内面)において、目的とする凹凸
表面構造を構成する複数の凸条35を与える凹溝が、成
形キャビティの軸方向に直線的に延びる形態において設
けられてなるものであり、またそのような凹溝にて形成
される凹凸形状の型内面の表面粗さ(Rz)が5〜20
μmとなるように調整されるのであるが、そのような表
面粗さ(Rz)は、一般にショットブラスト加工等の公
知の粗面化加工を施すことによって、容易に実現される
こととなる。なお、この型内面の表面粗さ(Rz)が、
5μmよりも小さくなると、発泡成形されるポリウレタ
ンフォーム層34の表面のスキン層36に対して、開口
部40を充分な大きさにおいて形成し難くなるのであ
り、また20μmよりも大きくなると、脱型不具合、具
体的にはスキン層がやぶれ、フォーム層の破断等という
問題を惹起する。
【0039】また、かかる成形型の、成形キャビティ内
面(型内面)に対して、凸条35に対応する凹溝を形成
するに際しても、従来から公知の各種の手法が適宜に採
用され得るものであって、例えば、型内面をエッチング
加工、放電加工(ワイヤカット)、ブローチ加工等によ
る加工を施したり、電鋳めっきによって形状転写するこ
とにより、更には鋳造によって形状転写する等の手法に
よって、目的とする型内面形状が実現されることとな
る。
【0040】そして、このようにして、目的とするトナ
ー供給ロール26の外周面形状に対応した型内面構造
(凹凸表面構造)とされると共に、表面粗さ(Rz)が
5〜20μmとなるように調整されてなる型内面に対し
て、そこに形成されるシリコーン系若しくは弗素系離型
剤からなるコーティング層は、何れも、公知のシリコー
ン系若しくは弗素系離型剤、例えば変性シリコーン樹脂
や弗素樹脂乃至は変性弗素樹脂を離型有効成分として含
む離型剤を用いて形成され、その際、そのようなコーテ
ィング層の厚さは、一般に、1〜10μm程度とされる
こととなる。このコーティング層の厚さが薄くなり過ぎ
ると、コーティング層の機能を充分に発揮し得なくなる
からであり、また厚くなり過ぎると、発泡成形して得ら
れるポリウレタンフォーム層34の凹凸表面構造の形態
が悪化するようになるからである。また、前記シリコー
ン系若しくは弗素系離型剤は、有利には、型内面に塗布
された後、加熱硬化せしめられ、以て皮膜強度の向上せ
しめられたコーティング層とされることとなる。
【0041】ところで、上記した本発明に従う方法にお
いては、具体的には、図7に示される如きパイプ形状を
呈する型構造を有する成形型、所謂パイプ型が好適に用
いられて実施され、そこでは、そのパイプ形状の内部
が、トナー供給ロール26の最終ロール形状を与える成
形キャビティとされているのである。
【0042】すなわち、図7(a)において、成形型5
0は、トナー供給ロール26の軟質ポリウレタンフォー
ム層34の軸方向長さに略等しい長さのパイプ52と、
該パイプ52の両端に取り付けられて、それぞれの端部
を閉塞するキャップ54、54とから構成されており、
パイプ52内に芯金32をセットせしめた状態下におい
て、該パイプ52の両端をキャップ54、54にて閉塞
すると共に、それらキャップ54、54にて、芯金32
を支持せしめることによって、パイプ52内に、目的と
するトナー供給ロール26の最終ロール形状(外径)を
与える成形キャビティ56が形成されるようになってい
る。
【0043】そして、このような成形型50の型内面を
構成するパイプ52の内面が、図7(b)に拡大して示
されるように、目的とするトナー供給ロール26の外表
面の凹凸構造を与える凸条35に対応せる凹溝58が、
パイプ軸方向に直線的に延びるように設けられていると
共に、パイプ52の内面全体が所定の表面粗さ(Rz)
となるように加工され、更に、そのようなパイプ52の
内面に、シリコーン系若しくは弗素系離型剤からなるコ
ーティング層60が所定厚さで形成されているのであ
る。
【0044】また、かかる本発明に従うトナー供給ロー
ル26の製造に際して、成形型(50)の成形キャビテ
ィ(56)内に導かれて、発泡成形操作によって、軟質
ポリウレタンフォーム層34を与えるポリウレタン原料
は、従来と同様な液状のものであって、型内で発泡硬化
する、従来から公知の反応性原料(ポリオール成分とポ
リイソシアネート成分との配合物)の何れもが、特に限
定されることなく、適宜に選択使用されることとなる。
【0045】例えば、そのような液状のポリウレタン原
料を構成するポリオール成分としては、一般に軟質ポリ
ウレタンフォームの製造に用いられている、ポリエーテ
ルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリ
オール等の公知のポリオール類の何れもが用いられ得、
また、ポリイソシアネート成分としては、公知の少なく
とも2官能以上のポリイソシアネートの全てが用いられ
得、例えば2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネ
ート(TDI)、オルトトルイジンジイソシアネート
(TODI)、ナフチレンジイソシアネート(ND
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
及びカーボジイミド変成MDI、ポリメチレンポリフェ
ニルイソシアネート、ポリメリックポリイソシアネート
等が、単独で、又は併用して使用され得るものである。
【0046】また、これらポリオール成分とポリイソシ
アネート成分とが配合されてなるポリウレタン原料に
は、更に、従来と同様に、架橋剤、発泡剤(水、低沸点
物質、ガス体等)、界面活性剤、触媒等が、目標とする
発泡成形後のポリウレタンフォーム層34の構造、即ち
独立気泡型の発泡体構造を生ぜしめ易い公知の配合とな
るように、適宜に添加されて、反応性の発泡原料とされ
るが、また、そのような原料には、必要に応じて難燃剤
や充填剤、更にはトナー供給ロールに所望の導電性を付
与するための導電性付与剤や、帯電防止剤等も、従来と
同様に添加せしめられる。
【0047】そして、このような液状のポリウレタン原
料は、例えば、図7の(a)に示される如き成形型50
の成形キャビティ56内に注入されて、従来と同様にし
て、発泡成形せしめられることとなるが、その際、発泡
倍率としては、一般に、5倍〜20倍程度とされる。こ
のような発泡成形操作にて、硬度が350g以下であ
り、且つ開口径が100〜800μmであって、開口全
面積が20%以上である開口部40を有するロール軸方
向に直線的に延びるように設けられた所定の凹溝35に
て凹凸表面構造が付与されたトナー供給ロール26が得
られるが、そのようなトナー供給ロール26を成形型5
0から取り出した状態のままにおいて、そのロール表面
のスキン層36には、その直下の各セル38を外部に開
口せしめる独立した開口部40が、成形型50の型内面
(パイプ52内面)の特性によって、所定大きさにおい
て形成されているのである。なお、このようなポリウレ
タンフォーム層34の発泡成形後に、公知のクラッシン
グを適宜実施してもよく、例えば、所定の圧力の圧縮空
気等を吹き付ける方法が、有利に採用される。また、独
立気泡型のポリウレタンフォーム層34を成形する場合
には、発泡方法として機械発泡が望ましいと共に、その
ようなクラッシング時の空気圧を小さくすることが望ま
しい。
【0048】本発明は、このようにして発泡成形して得
られたトナー供給ロール26をそのまま用いて、前記し
た現像ユニット20を構成するものであり、それ故に、
従来の如き、研磨工程等の面倒な工程も採用する必要が
なく、極めて簡便にトナー供給ロールを製造することが
出来、また、寸法精度の向上は勿論、ロール表面の毛羽
立ち、スキン層の破れ、更には異物の混入の問題を効果
的に解消することが出来ると共に、現像ロール上のトナ
ー掻き取り性が大幅に向上せしめられたトナー供給ロー
ルと為し得たのである。
【0049】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示し、本発明を更
に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、その
ような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるも
のでないことは、言うまでもないところである。また、
本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記した具
体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにお
いて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、
改良等を加え得るものであることが理解されるべきであ
る。
【0050】先ず、成形型としては、図7(a)に示さ
れる如きパイプ型(50)を用い、その型内面に相当す
る金属製パイプ(52)の内面に対して、ブローチ加工
を施して、図5に示される如き、ロール軸方向に直線的
に延びる複数の凸条(35)によって凹凸表面構造のポ
リウレタンフォーム層(34)を与える、前記凸条(3
5)に対応した凹溝(58)を、各種のサイズにおいて
形成した。なお、ここでは、図5(a)に示される凸条
(35)の矩形形状を形状Aとする一方、図5(b)に
示される凸条(35)の三角形状を形状B(頂角:80
°)とした。そして、このブローチ加工されたパイプ型
(50)の型内面に対して、ショットブラスト加工を施
し、その表面を、表面粗さ:Rzが10μmとなるよう
に粗面化した後、シリコーン系離型剤(変性シリコーン
樹脂を主成分とし、樹脂固形分が3〜5%の溶液)を用
いてコーティングを行ない、更に加熱硬化せしめること
により、各種の凹溝(58)が形成された型内面に、シ
リコーン系離型剤の硬化層(厚さ:5μm)を形成せし
めた。
【0051】一方、FA−718(三洋化成工業株式会
社製ポリエーテルポリオール、OH価=28)90重量
部、POP−31−28(三井東圧化学株式会社製ポリ
マーポリオール、OH価=28)10重量部、カオライ
ザーNo.1(花王株式会社製三級アミン触媒)0.5重
量部、トヨキャットHX−35(東ソー株式会社製三級
アミン触媒)0.05重量部、水:2重量部、SZ−1
313(日本ユニカー株式会社製シリコーン系整泡剤)
2重量部、スミジュール44V−20(住友バイエルウ
レタン株式会社製クルードMDI、NCO%=31)
8.8重量部、及びTDI−80(三井東圧化学株式会
社製TDI、NCO%=48)20.5重量部を配合せ
しめて、目的とするポリウレタン原料を調製した。
【0052】次いで、かくの如き配合組成のポリウレタ
ン原料を用いて、前記した型内面の凹溝(58)の配設
形態が種々異なる成形型(50)にて、従来と同様にし
て発泡成形することにより、芯金(32)の周りに、そ
れぞれ、生じた複数の凸条(35)によって所定の凹凸
表面構造を呈する軟質ポリウレタンフォーム層(34)
を一体的に形成せしめてなる、各種のトナー供給ロール
(26)を得た。なお、得られた各種のトナー供給ロー
ル(26)における軟質ポリウレタンフォーム層(3
4)は、何れも、硬度が190g、セル径が390〜7
00μm、開孔(口)率が63.7%、開口径が330
〜620μmのものであった。
【0053】そして、この得られた各種のトナー供給ロ
ール(26)について、そのポリウレタンフォーム層
(34)の表面に形成された、ロール軸心に平行な凸条
(35)の高さ:h、そのロール周方向のピッチ:p、
更にはその基部の幅:wを、それぞれ調べ、更にそのよ
うなトナー供給ロール(26)を用いた画像評価試験を
行ない、その際のトナー掻き取り性能及びピッチムラの
発生の有無を検討した。そして、それらの結果を、下記
表1に併せ示した。
【0054】なお、かかる画像評価試験における各トナ
ー供給ロール(26)のトナー掻き取り性能は、それぞ
れのトナー供給ロールを組み込んでなるトナーカートリ
ッジを、低温低湿(15℃×10%)の環境下で7日間
放置した後に、プリンタにセットして、画出しを行な
い、現像ロールのピッチで濃度ムラやスジが発生したも
のを×、その発生がないものを○とした。また、ピッチ
ムラは、それぞれのトナー供給ロールを組み込んでなる
プリンタを用いて、画出しを行なった場合において、画
像上に凹凸ピッチでスジ模様が出た場合を×、そのよう
なスジ模様が出ない場合を○とした。
【0055】
【表1】
【0056】かかる表1の結果より明らかなように、本
発明に従うNo.1〜No.7のトナー供給ロールにあって
は、何れも、優れたトナーの掻き取り性能を有すると共
に、ロール表面の凹凸にてピッチムラが現れる、等の画
像上の欠陥を何等惹起せしめるものではなかったが、凸
条(35)の高さ:hや周方向ピッチ:pが、本発明の
範囲外となると、掻き取り性能に劣るようになり、また
ピッチムラも発生するものとなった。更に、No.12の
トナー供給ロールは、軟質ポリウレタンフォーム層(3
4)の表面に、凸条(35)が設けられていない、通常
の滑らかな外周面を呈するものであるが、それは、トナ
ーの掻き取り性能において著しく劣るものであった。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従うトナー供給ロールにあっては、芯金の周りに一体
的に形成された軟質ポリウレタンフォーム層の表面にス
キン層が存在し、且つ該スキン層には開口部が形成され
て、その直下の各セルが外部に独立して開口せしめられ
ている構造を採用するものであるところから、ロール表
面の毛羽立ちの問題、それに基づく画像不良の問題、更
には毛羽の欠落による異物発生の問題等が、効果的に解
消され得ることとなったのであり、しかも、そのような
軟質ポリウレタンフォーム層が、ロール軸方向に直線的
に延びる、所定高さとピッチを有する複数の凸条によっ
て、凹凸表面構造とされていることによって、現像ロー
ル上のトナー掻き取り性が、大幅に向上せしめられ、以
て画像上におけるムラの発生等の問題を有利に解消せし
め得たのである。
【0058】また、この本発明に従うトナー供給ロール
にあっては、その軟質ポリウレタンフォーム層表面のス
キン層が、その最も薄い部分において、セルを外部に開
口せしめる開口部が独立して形成されていることによ
り、スキン層の破れの問題、そしてそのような破れた部
分からトナーが入り込み、当該部分を硬くして、ロール
表面が部分的に硬くなる問題も、良好に解消され得るの
である。
【0059】さらに、本発明に従うトナー供給ロールの
製造法によれば、所定の成形型を用いた一体発泡成形に
よって、目的とするトナー供給ロールが直接的に得られ
ることとなり、何等の加工も施す必要のないところか
ら、その製造工程が極めて簡略化され得ることとなった
のであり、また、得られるトナー供給ロールも、寸法精
度のより向上せるものとなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナー供給ロールが用いられるフ
ルカラーレーザープリンターの機構を明らかにする概略
説明図である。
【図2】図1における現像ユニットの一つを拡大して示
す断面説明図である。
【図3】本発明及び従来のトナー供給ロールの一例をそ
れぞれ示す部分拡大説明図であって、(a)は本発明に
従うトナー供給ロールの一例を示すものであり、(b)
及び(c)は、それぞれ、従来法によって得られるトナ
ー供給ロールの一例を示している。
【図4】本発明に従うトナー供給ロールの軟質ポリウレ
タンフォーム層表面のスキン層に形成された開口部の開
口形態を示すロール表面説明図であり、(a)、(b)
及び(c)は、それぞれ、開口部の開口径の異なる例を
示している。
【図5】本発明に従うトナー供給ロールの軟質ポリウレ
タンフォーム層の図3(a)におけるB−B断面の部分
拡大説明図であって、(a)及び(b)は、それぞれ、
凸条の異なる例を示している。
【図6】トナー供給ロールの軟質ポリウレタンフォーム
層の硬度の測定手法を示す説明図であって、(a)は平
面説明図、また(b)は左側面説明図である。
【図7】本発明に従うトナー供給ロールの製造法におい
て用いられる成形型の一例を示すものであって、(a)
はそのような成形型の縦断面説明図であり、(b)は
(a)におけるC−C断面の拡大説明図である。
【符号の説明】 2 感光体ドラム 4 帯電ロール 6 露光機構部 8 現像部 10 転写ドラム 12 クリーニング装置 14 給紙装置 16 転写ロール 18 定着ロール 20 現像ユニット 22 ホッパー 24 トナー(非磁性一成分現像剤) 26、26′、26″ トナー供給ロール 28 現像ロール 30 層形成ブレード 32、32′、32″ 芯金 34、34′、34″ ポリウレタンフォーム層 35 凸条 36、46 スキン層 37、58 凹溝 38、38″ セル 40 開口部 42 治具 44 毛羽 50 成形型 52 パイプ 54 キャップ 56 成形キャビティ 60 コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール軸となる長手棒状の芯金と、該芯
    金の周りに一体的に形成された、硬度が350g以下の
    軟質ポリウレタンフォーム層とからなり、且つ該ポリウ
    レタンフォーム層が、その外周面にスキン層を有すると
    共に、該スキン層の直下に位置する各セルが、該スキン
    層の厚さが薄くなるセル中央部相当部位に形成された、
    開口径が100〜800μmである開口部によって、そ
    れぞれ独立して外部に開口し、更にそれらセル開口部の
    開口全面積が該スキン層の表面の20%以上を占めてい
    るトナー供給ロールにして、かかるポリウレタンフォー
    ム層の外周面が、ロール軸方向に直線的に延びるように
    設けられた、20〜3000μmの高さと300〜30
    00μmのロール周方向におけるピッチを有する複数の
    凸条によって、凹凸表面構造とされていることを特徴と
    するトナー供給ロール。
  2. 【請求項2】 前記ポリウレタンフォーム層が、最終ロ
    ール形状を与える成形キャビティ内でのポリウレタン原
    料の発泡成形操作によって、前記芯金の周りに一体的に
    形成されている請求項1記載のトナー供給ロール。
  3. 【請求項3】 最終ロール形状を与える成形キャビティ
    内でのポリウレタン原料の発泡成形操作によって、前記
    請求項1または2に記載のトナー供給ロールを製造する
    方法にして、前記成形キャビティにおけるロール外周面
    を形成する型内面に、前記凹凸表面構造を与える複数の
    凸条に対応した凹溝が形成され、更に表面粗さ:Rzが
    5〜20μmとなるように調整されてなると共に、シリ
    コーン系若しくは弗素系離型剤のコーティング層が設け
    られてなる成形型を用い、該成形型の成形キャビティ内
    に、ロール軸となる長手棒状の芯金を配置する一方、前
    記ポリウレタン原料を導入して、発泡成形せしめること
    により、該芯金の周りに軟質ポリウレタンフォーム層を
    形成して、ロール外周面の表層部に位置するセルを表面
    のスキン層を通じてそれぞれ独立して外部に開口せしめ
    る一方、前記凹溝にて形成される複数の凸条によってロ
    ール表面に凹凸表面構造が形成されるようにしたことを
    特徴とするトナー供給ロールの製造方法。
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