JP3533932B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Description
用の空調装置に関する。
空調設備の一例の一部概略を示す。この図に示すよう
に、バスの天井部のコーナ部(窓部の上側)に前後方向
に沿って冷房用のダクト101が配設されている。冷房
ダクト101の下面には、各座席102に対応させて吹
き出し口103が形成されている。吹き出し口103に
は、手動により風向きや風量を調節できるノブが設けら
れている。冷房用ダクト101には、床下などに設置さ
れている図示されていない冷房装置より冷気が供給され
るようになっている。
り、冷気はある程度スポット的に吹き出される。図7に
おいて、矢印aは冷気の吹き出し方向を示し、a1 、a
2 、a 3 、a4 は冷気の流れの広がりを示す。
調装置では、冷気がスポット的に吹き出されるため、車
室内空間に温度分布が生じてしまう。そのため、座席1
02上の乗客が微風の冷房風を欲しても、そのような冷
房風は得られず、快適感を損ねることがある。さらに、
長時間スポット冷風が当たることによるドラフト感によ
り、不快感を覚えることがある。
当たらない側ができる場合があり、そのような場合でも
双方の側に同じように冷気が供給されると、一方側の乗
客にとっては適温であっても他方側の乗客にとっては冷
たすぎたり冷気が十分でなかったりする。特に、冷房の
負荷が大きいときには、そのような影響を受けやすい。
みてなされたもので、車両用の空調装置において、状況
を考慮した冷気の供給を可能とし、快適性を向上するこ
とを目的とする。
の請求項1に係る発明は、車両天井部に配置されて車両
前後方向に延びかつ冷房装置からの冷風が送られる冷房
用ダクトの底部に略下方に向けて開口する第1の吹き出
し口と、同第1の吹き出し口部に設けられ、該吹き出し
口を開閉可能とする第1のシャッターと、上記冷房用ダ
クトの上側面部で車幅方向に向けて開口する第2の吹き
出し口と、同第2の吹き出し口部に設けられ、該吹き出
し口を開閉可能とする第2のシャッターと、上記第1お
よび第2のシャッターを開閉駆動する制御手段と、日射
の差し込みの有無を判断できる日射センサと、上記冷房
装置が高負荷であるのか低負荷であるのかを検知可能な
負荷度合い検知手段と、同負荷度合い検知手段の出力と
上記日射センサの出力とに応じて上記駆動手段を駆動制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は、上記負荷度
合い検知手段の出力が高負荷でかつ日射センサの出力に
より日射差し込みがあると判断された場合には、前記第
1および第2のシャッターが各々開になるように駆動手
段を制御し、上記負荷度合い検知手段の出力が低負荷の
場合もしくは上記負荷度合い検知手段の出力が高負荷で
かつ日射センサの出力により日射差し込みがないと判断
された場合には、前記第2のシャッターのみ開になるよ
うに駆動手段を制御することを特徴とする車両用空調装
置である。上記課題を解決する本願の請求項2に係る発
明は、請求項1に記載の車両用空調装置において、上記
冷房用ダクト、上記第1の吹き出し口、上記第1のシャ
ッター、上記第2の吹き出し口、上記第2のシャッター
および上記駆動手段は、車幅方向の左右両側にそれぞれ
配置され、上記日射センサは、車幅方向の左右両側の日
射の差し込みの有無をそれぞれ別々に判断し、上記負荷
度合い検知手段は、上記車両の運転者による温度指令値
および外気温度および車室内温度のうちの少なくとも一
つを利用して算出する温調指令値の高低により上記冷房
装置が高負荷であるのか低負荷であるのかを検知し、上
記制御手段は、車幅方向の左右両側に配置された上記駆
動手段をそれぞれ別々に制御するとともに、上記負荷度
合い検知手段の出力が高負荷でかつ日射センサの出力に
より日射差し込みがあると判断され、かつ、車両に搭載
されたエンジンが立ち上がり時であると判断された場合
には前記第1のシャッターを全開とすると共に前記第2
のシャッターを全閉とするように駆動手段を制御するこ
とを特徴とする車両用空調装置である。
は、ドラフト感を感じやすい冷房高負荷時には、日射セ
ンサにより日射の差し込み側が検知され、その側につい
ては第1、第2のシャッターが開とされて乗員(乗客)
にスポット的に冷風が供給される。日射の差し込みがな
い側については、第2のシャッターのみ開とされ、乗員
の上方から全体的に冷気が供給される。
項1もしくは請求項2に記載の車両用空調装置におい
て、上記車両天井部に、上記第2の吹き出し口からの配
風を、車幅方向で複数に分流すると共に乗員に向けて偏
流させるガイドを設けたことを特徴とする車両用空調装
置である。この発明に係る車両用空調装置によれば車幅
方向に吹き出される冷風がガイドにより分流されて案内
されるので、乗員回りがより均一な温度場となる。
分けて行なうだけでなく、各座席ごとに行なえるように
することもできる。この場合には、各乗客ごとに最適な
空調空間を得ることができる。
係る車両用空調装置の概略を示す。これは、本発明を大
型バスに適用したものである。図2には、図1における
冷房ダクトの拡大断面を示し、図3には図1における天
井部のガイドベーンの一部の斜視外観を示す。
井部12の左右両側には前後方向に沿って冷・房用空調
装置の冷房用ダクト13が配置されている。冷房用ダク
ト13の配置位置は、座席14の斜め上方であり、窓1
5の上側でもある。冷房用ダクト13には、冷・房用空
調装置より冷風が供給される。座席14の下側で床16
の上側には側壁17に沿って前後方向に延びる暖房用ダ
クト18が配置されている。暖房用ダクト18は冷・暖
房用空調装置につながり、温風が送給される。図1で
は、バス11の前方から見て、左半分のみ示してある。
開口する第1の吹き出し口19が設けられている。この
第1吹き出し口19は例えば各座席14に対応して位置
する。各第1吹き出し口19はノズル状となっており、
その出口部分には、風を案内するためのルーバ20が設
けられている。ルーバ20は、座席14が二つ並んでい
る場合には、どちらにも風を案内することができるよう
に角度が付けられている。つまり、すべてのルーバ20
の角度が同じなのではなく、隣り合う両座席14に万遍
なく風が送られるようにしてあるのである。勿論ルーバ
20の角度は自由に変えるようにすることができる。
19の内側には、第1吹き出し口19を開閉するための
第1のシャッター(シャッターA)21が回動可能に設
けられている。第1のシャッター21の基部に設けられ
ている軸は駆動力伝達機構を介して駆動手段としての駆
動モータ22に連結されている。つまり、駆動モータ2
2の駆動により、第1シャッター21が回動し、第1吹
き出し口19が開閉されるのである。第1シャッター2
1の開位置を変えることにより、第1吹き出し口19の
開き量が変えられ、第1吹き出し口19からの風の吹き
出し量が変えられる。尚、図2においては、実線で第1
シャッター21のある開位置を示し、二点鎖線で閉位置
を示してある。
に開口する第2の吹き出し口23が設けられている。こ
の第2吹き出し口23は例えば前記各第1吹き出し口1
9に対応して設けられている。各第2吹き出し口23は
ノズル状となっており、その出口部分には、冷気を車幅
方向において天井部12に向けて案内するためのルーバ
24が設けられている。ルーバ24の角度は固定でも自
由に変えられるようになっていてもよい。
23の内側には、第2吹き出し口23を開閉するための
第2のシャッター(シャッターB)25が回動可能に設
けられている。第2のシャッター25の基部に設けられ
ている軸は駆動力伝達機構を介して駆動手段としての駆
動モータ26に連結されている。つまり、駆動モータ2
6の駆動により、第2シャッター25が回動し、第2吹
き出し口23が開閉されるのである。第2シャッター2
5の開位置を変えることにより、第2吹き出し口23の
開き量が変えられ、第2吹き出し口23から車幅方向へ
の冷気の吹き出し量が変えられる。尚、図2において
は、実線で第2シャッター25のある開位置を示し、二
点鎖線で閉位置を示してある。
数のガイドベーン27a,27b,27c,27dが支
持されている。ガイドベーン27a〜27dは車幅方向
に位置をずらして支持されており、各ガイドベーン27
a〜27dの車幅方向内側の端部は冷気を案内するため
下方に向けて湾曲されている。第2吹き出し口23より
吹き出された冷気は、天井部12及び各ガイドベーン2
7a〜27dに沿い、隣り合う双方の座席14の上方に
導かれるようになっている。ガイドベーン27a〜27
dは例えば車両の前後方向に複数に分割されて設けられ
る。ガイドベーン27a〜27dは図示されていないス
テー等により天井部12に支持される。勿論、ガイドベ
ーン27a〜27dは天井部12において左右両側にそ
れぞれ設けられる。
センサが装備されている。この日射センサは日射を検知
し、それによってどちらの方向から日が差しているのか
判定するものである。この日射センサとしては、バスの
左右にそれぞれ設けられる形式のもの、一つのセンサで
日射の方向を検知できるものなどがある。
用ダクト13に冷気を送り、暖房用ダクト23に暖気を
送るための、冷・暖房用空調装置が装備される。また、
車両にはこの空調装置を制御するためのオートエアコン
制御装置(制御手段)が装備それ、このオートエアコン
制御装置により空調制御がなされる。前記駆動モータ2
2、26の操作指令もこの制御装置より出される。
ンを図5に基づいて説明する。この制御パターンは、バ
スの通路を挟んだ左右両側を別々に制御する場合の例で
ある。オートエアコンのスイッチが入れられると、冷房
時か暖房時かが判断され、冷房時である場合には、高負
荷時か低負荷時かが判断され、高負荷時にはさらに日射
の差し込みがあるかないかが判断され、ある場合には、
冷房の立ち上がり時であるのか定常状態であるのかが判
断され、冷房の立ち上がり時である場合にはパターン
(1)が取られ、定常状態である場合にはパターン
(2)が取られる。
ターン(3)が取られる。冷房時で低負荷のときにはパ
ターン(4)が取られる。オートエアコンスイッチが入
れられたときに暖房時と判断された場合には、暖房パタ
ーンであるパターン(5)が取られる。なお、図5にお
いては、矢印aは第1の吹き出し口19からの冷気の流
れ、矢印bは第2の吹き出し口23からの冷気の流れを
示す。
ローチャートに従って説明する。オートエアコンスイッ
チが入れられると、制御装置における温調指令値により
冷房高負荷時か冷房低負荷時か暖房時かが判断される
(ステップS1)。温調指令値は、運転者による温度指
令値、外気温度、車室内温度(吸い込み温度)、日射な
どにより算出される値であり、その値に応じて冷房、暖
房の切り換え、エアミックスダンパの切り換え、ファン
レベルの強弱等の制御値を一義的に決定づけるものであ
る。高負荷か低負荷かは図4に示すように温調指令値の
高低に応じて判断される(負荷度合い検知手段)。な
お、負荷度合い検知手段としては、単に冷房時のファン
レベルを検出し、判断してもよい。
ップS2)、次いで日射センサからのデータ(日射方
向、日射量など)が読み込まれる(ステップS3)。こ
れによって、日射差し込みがあるのかないのかが判断さ
れる。走行している車両には日射が差し込んでいる側と
そうでない側ができる場合があり、その場合には左右で
空調の度合いを変えることが望ましい。そのため、日差
しがある側とない側とで分けて制御する。
(ステップS4)、次に立ち上り時か定常時かが判断さ
れる(ステップS5)。この判断は、エンジン始動から
の時間、水温などを検出することにより判断される。
ップS6)、図5に示したパターン(1)が取られる
(ステップS7)。つまり、第1シャッター21が全開
とされると共に、第2シャッター25が全閉とされるの
である。立ち上がり時には、乗客はたくさんの冷気を欲
していると考えられるので、図5のパターン(1)に示
すように第1の吹き出し口19より直接たくさんの冷気
aを乗客に向けて供給するのである。
た場合には(ステップS8)、図5に示したパターン
(2)が取られる(ステップS9)。つまり、第1シャ
ッター21、第2シャッター25共に半開とされるので
ある。第1シャッター21が半開とされることにより、
第1吹き出し口19からは適度な冷気aが乗客に供給さ
れる。また、第2シャッター25が半開とされることに
より冷気の一部bは天井部12を経てガイドベーン27
a〜27d(図5においては、ガイドベーン27a〜2
7bを代表番号「27」で表してある)に案内されて乗
客の上方から供給されることになる。スポット的な冷風
は和らいだものとなり、かつ全体的な冷風が得られるの
で、乗客にとっては快適な冷房状態を得ることができ
る。
3)、日射の差し込みがないと判断されると(ステップ
10)、第1のシャッター23が全閉とされ、第2のシ
ャッター25が全開とされるパターン(3)が取られる
(ステップS11)。つまり、冷房用ダクト内の冷気は
第2の吹き出し口23のみから吹き出されるのである。
第2の吹き出し口23から吹き出された冷気はガイドベ
ーン27a〜27dにより案内されて(図1中、冷気b
1 、b2 、b3 、b4 )、乗客の上方からのみから供給
される。冷気はスポット的には供給されず、広い空間に
渡って乗客を包み込むように供給されるので、乗客にと
って心地よい冷房状態となる。図1中、c1 、c2 、c
3 は冷気の流れを示す。このような、「日射差し込みな
し」の制御は、日射の差し込みがある側とない側がある
ときに日射の差し込みがない側についてなされるのであ
るが、車両自体が日射を受けてない場合には両側につい
て同じ制御がなされることになる。
(ステップS12)、パターン(4)が取られる(ステ
ップS13)。つまり、第1のシャッター23は全閉と
され、第2のシャッター25が全開とされる。冷房用ダ
クト内の冷気は第2の吹き出し口23のみから吹き出さ
れ、第2の吹き出し口23から吹き出された冷気bはガ
イドベーン27a〜27dにより案内されて、乗客の上
方からのみから供給される。冷気が広い空間に渡って供
給されるので、乗客にとって心地よい冷房状態となる。
この状態は、パターン(3)と同じであるが、このとき
には、エアコン制御装置により、冷房用ダクトに供給さ
れる冷気自体の温度が高めに調整されている。なお、こ
のときには、第2シャッター25の開き量を半開として
吹き出し量を少なくするように制御することも可能であ
る。
値より暖房と判断された場合には(ステップS14)、
パターン(5)が取られる(ステップS15)、第1の
シャッター19は全閉とされ、第2のシャッター25が
全開とされる。座席の斜め下方の暖房用ダクト18から
暖気dが供給される一方、第2の吹き出し口23から冷
気aが吹き出されるのである。つまり、暖房時には、乗
客にとって心地良い頭寒足熱の状態が形成されるのであ
る。
御する例であるが、各座席ごとに独立して制御するよう
にすることもできる。このように個別制御を採用した場
合には、個別制御が全体制御に優先することになる。な
お、各座席には個別制御のためのコントロールパネルが
装備される。
両天井部に配置されて車両前後方向に延びかつ冷房装置
からの冷風が送られる冷房用ダクトの底部に略下方に向
けて開口する第1の吹き出し口と、同第1の吹き出し口
部に設けられ、該吹き出し口を開閉可能とする第1のシ
ャッターと、上記冷房用ダクトの上側面部で車幅方向に
向けて開口する第2の吹き出し口と、同第2の吹き出し
口部に設けられ、該吹き出し口を開閉可能とする第2の
シャッターと、上記第1および第2のシャッターを開閉
駆動する制御手段と、日射の差し込みの有無を判断でき
る日射センサと、上記冷房装置が高負荷であるのか低負
荷であるのかを検知可能な負荷度合い検知手段と、同負
荷度合い検知手段の出力と上記日射センサの出力とに応
じて上記駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、上記負荷度合い検知手段の出力が高負荷
でかつ日射センサの出力により日射差し込みがあると判
断された場合には、前記第1および第2のシャッターが
各々開になるように駆動手段を制御し、上記負荷度合い
検知手段の出力が低負荷の場合もしくは上記負荷度合い
検知手段の出力が高負荷でかつ日射センサの出力により
日射差し込みがないと判断された場合には、前記第2の
シャッターのみ開になるように駆動手段を制御するの
で、日が当たってる側には第1、第2の吹き出し口より
スポット的に冷風が供給されることにより、強い冷房状
態を得ることができ、日の当たっていない側では第2の
吹き出し口のみより冷風が供給されるので上方からの全
体的な冷房となり、快適性が向上する。また、本願の請
求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の車両用空
調装置において、上記冷房用ダクト、上記第1の吹き出
し口、上記第1のシャッター、上記第2の吹き出し口、
上記第2のシャッターおよび上記駆動手段は、車幅方向
の左右両側にそれぞれ配置され、上記日射センサは、車
幅方向の左右両側の日射の差し込みの有無をそれぞれ別
々に判断し、上記負荷度合い検知手段は、上記車両の運
転者による温度指令値および外気温度および車室内温度
のうちの少なくとも一つを利用して算出する温調指令値
の高低により上記冷房装置が高負荷であるのか低負荷で
あるのかを検知し、上記制御手段は、車幅方向の左右両
側に配置された上記駆動手段をそれぞれ別々に制御する
とともに、上記負荷度合い検知手段の出力が高負荷でか
つ日射センサの出力により日射差し込みがあると判断さ
れ、かつ、車両に搭載されたエンジンが立ち上がり時で
あると判断された場合には前記第1のシャッターを全開
とすると共に前記第2のシャッターを全閉とするように
駆動手段を制御するので、日が当たっており、かつエン
ジンの立ち上がり時には、第1の吹き出し口より下方に
向けて、即ち、乗員(乗客)に向けて冷気を供給するこ
とができ、たくさんの冷気を欲していると考えられる乗
客に直接たくさんの冷気を供給することができる。
ば、請求項1もしくは請求項2に記載の車両用空調装置
において、上記車両天井部に、第2の吹き出し口からの
配風を、車幅方向に複数に分流すると共に乗員に向けて
偏流させるガイドを設けたので、車幅方向に吹き出され
る冷風がガイドにより案内されるので、乗員回りが均一
な温度場となり、スポット的な冷房ではなくなり、快適
性が向上する。
である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両天井部に配置されて車両前後方向に
延びかつ冷房装置からの冷風が送られる冷房用ダクトの
底部に略下方に向けて開口する第1の吹き出し口と、 同第1の吹き出し口部に設けられ、該吹き出し口を開閉
可能とする第1のシャッターと、上記冷房用ダクトの上
側面部で車幅方向に向けて開口する第2の吹き出し口
と、 同第2の吹き出し口部に設けられ、該吹き出し口を開閉
可能とする第2のシャッターと、上記第1および第2の
シャッターを開閉駆動する駆動手段と、 日射の差し込みの有無を判断できる日射センサと、 上記冷房装置が高負荷であるのか低負荷であるのかを検
知可能な負荷度合い検知手段と、同負荷度合い検知手段
の出力と上記日射センサの出力とに応じて上記駆動手段
を駆動制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、 上記負荷度合い検知手段の出力が高負荷でかつ日射セン
サの出力により日射差し込みがあると判断された場合に
は、前記第1および第2のシャッターが各々開になるよ
うに駆動手段を制御し、上記負荷度合い検知手段の出力が低負荷の場合もしくは
上記負荷度合い検知手段の出力が高負荷でかつ日射セン
サの出力により日射差し込みがないと判断された場合に
は、前記 第2のシャッターのみ開になるように駆動手段
を制御することを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置におい
て、 上記冷房用ダクト、上記第1の吹き出し口、上記第1の
シャッター、上記第2の吹き出し口、上記第2のシャッ
ターおよび上記駆動手段は、車幅方向の左右両側にそれ
ぞれ配置され、 上記日射センサは、車幅方向の左右両側の日射の差し込
みの有無をそれぞれ別々に判断し、 上記負荷度合い検知手段は、上記車両の運転者による温
度指令値および外気温度および車室内温度のうちの少な
くとも一つを利用して算出する温調指令値の高低により
上記冷房装置が高負荷であるのか低負荷であるのかを検
知し、 上記制御手段は、車幅方向の左右両側に配置された上記
駆動手段をそれぞれ別々に制御するとともに、上記負荷
度合い検知手段の出力が高負荷でかつ日射センサの出力
により日射差し込みがあると判断され、かつ、車両に搭
載されたエンジンが立ち上がり時であると判断された場
合には前記第1のシャッターを全開とすると共に前記第
2のシャッターを全閉とするように駆動手段を制御する
こと を特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2に記載の車両
用空調装置において、 上記車両天井部に、上記第2の吹き出し口からの配風
を、車幅方向で複数に分流すると共に乗員に向けて偏流
させるガイドを設けたことを特徴とする車両用空調装
置。
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