JP3530299B2 - 冷凍装置における温度センサの異常検出装置 - Google Patents
冷凍装置における温度センサの異常検出装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/06—Damage
Description
における温度センサの異常検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】コンテナはその庫内に貨物を収納し、冷
凍装置を運転することによって庫内温度を設定温度に維
持しながら船舶、トラック、鉄道車両等に積載されて運
搬される。 【0003】この種冷凍装置の1例が図3に示されてい
る。冷凍装置を運転すると、圧縮機1から吐出されたガ
ス冷媒は凝縮器2に入り、ここで凝縮器用フアン3によ
り送風される外気に放熱することによって凝縮液化す
る。この液冷媒は電子膨張弁4で絞られることによって
断熱膨張した後、蒸発器5に入り、ここで蒸発器用フア
ン6により送風される庫内空気を冷却することによって
蒸発気化して圧縮機1に戻る。 【0004】圧縮機1の出口と蒸発器5の入口とを繋ぐ
バイパス回路7にはモジュレーティングバルブ8が介装
され、このこのモジュレーテングバルブ8の開度を加減
することによって蒸発器5の冷却能力が調整される。一
方、コンテナ9内の庫内空気は蒸発器用フアン6により
付勢されて空気流路31内を循環し、この空気流路31
内に設置された蒸発器5及び電気ヒータ14をこの順に
流過してコンテナ9内に戻る。 【0005】コンテナ9内に収容された貨物の温度を検
出する積荷温度センサ10、外気の温度を検出する外気
温センサ11、蒸発器5に吸い込まれる空気の温度を検
出する吸込空気温度センサ12、庫内に吹き出される空
気の温度を検出する吹出空気温度センサ13、電気ヒー
タ14の過熱を防止するための過熱防止センサ15、蒸
発器5出口の冷媒温度を検出する蒸発器出口管温度セン
サ16、圧縮機1から吐出された冷媒ガスの温度を検出
する吐出冷媒ガス温度センサ17、高圧冷媒回路内の冷
媒圧力を検出する高圧センサ18、低圧冷媒回路内の冷
媒圧力を検出する低圧センサ19等の検出値はコントロ
ーラ20に入力される。 【0006】運転スイッチ25、マニュアルデフロスト
スイッチ26、電源逆相切換スイッチ27、庫内温度設
定器28等の入力信号もコントローラ20に入力され
る。 【0007】このコントローラ20の出力信号は圧縮機
1の駆動モータ21、凝縮器用フアン3の駆動モータ2
2、電子膨張弁4、モジュレーティングバルブ8、蒸発
器用フアン6の駆動モータ23、電気ヒータ14、換気
装置24、庫内温度表示器29、運転モード表示器30
等に出力される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷凍装置に
おいて、吸込空気温度センサ12、吹出空気温度センサ
13及び蒸発器出口管温度センサ16の異常を検出する
場合には、冷凍装置を運転してコンテナ9内の庫内温度
が所定温度に低下した時点で上記各センサ12、13、
16の検出温度相互間の温度差が規定範囲内にあるか否
かを検査していたため、これらセンサ12、13、16
の異常の検出に多大の時間が掛かるという問題があっ
た。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、庫内空気が循環する空気流路にファン及び蒸発
器を設置するとともに上記蒸発器に吸い込まれる空気の
温度を検出する吸込空気温度センサと上記蒸発器を流過
して庫内に吹き出される空気の温度を検出する吹出空気
温度センサと、上記蒸発器出口の冷媒温度を検出する蒸
発器出口管温度センサを備えた冷凍装置において、冷凍
装置の運転停止後に操作することにより異常検出開始信
号を出力する異常検出開始スイッチと、上記異常検出開
始信号の入力により上記ファンを所定時間高速運転する
ことによって上記蒸発器の温度とこれを流過する庫内空
気の温度をほぼ等しくした後に低速運転に切り換えるフ
ァン運転手段と、低速運転への切り換え後上記3つの温
度センサの検出温度を相互に比較する比較手段と、比較
結果が所定温度差以上のとき異常と判定する判定手段を
具備することを特徴とする冷凍装置における温度センサ
の異常検出装置にある。 【0010】しかして、冷凍装置の運転停止後、異常検
出開始スイッチを操作することにより異常検出開始信号
が入力されると、ファン運転手段はフアンを所定時間高
速運転することによって蒸発器の温度とこれを流過する
庫内空気の温度をほぼ等しくした後にこれを低速運転に
切り換える。低速運転に切り換えられた後3つの温度セ
ンサの検出温度は比較手段で相互に比較され、比較結果
が所定温度差以上のとき判定手段は異常と判定する。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1及び図2
に示され、図1は制御ブロック図、図2は制御フローチ
ャートである。なお、冷凍装置の構成は図3に示す従来
のものと同様である。異常検出開始スイッチ41からの
異常検出開始信号が異常検出装置40のフアン運転手段
42に入力されると、フアン運転手段42はフアン6の
駆動モータ23に出力してこれを高速運転する。 【0012】そして、タイマー43に予め設定された所
定時間、即ち、蒸発器5の温度とこれを流過する庫内空
気の温度を等しくするのに要する時間が経過したとき、
フアン運転手段42は再び駆動モータ23に出力してこ
れを低速運転に切り換えて駆動モータ23の発熱が各セ
ンサ12、13、16の検出温度に与える影響を軽減す
る。 【0013】しかる後、吸込空気温度センサ12の検出
温度RET、吹出空気温度センサ13の検出温度SUP
及び蒸発器出口管温度センサ16の検出温度TDKが比
較手段44に入力され、ここでこれら検出温度が相互に
比較されてその比較結果、即ち、検出温度相互間の温度
差が求められる。 【0014】比較結果は判定手段45に入力され、ここ
で記憶手段46から入力された温度差以上のとき、例え
ば、次の3つの式を満足すれば、吸込空気温度センサ1
2が異常と判定される。 |SUP−RET|>2deg C |RET−TDK|>2deg C |TDK−SUP|>2deg C 異常と判定されたとき、この判定は表示手段47に出力
されてここに表示される。 【0015】フアン6を所定時間高速運転すれば、庫内
空気が空気流路31を循環することにより蒸発器5及び
これを流過する庫内空気の温度がほぼ等しくなる。従っ
て、3つのセンサ12、13及び16の全てが正常のと
きはこれらセンサの検出温度相互間の温度差は極めて小
さくなる。しかるに、これらセンサの検出温度相互間の
温度差が所定温度差、即ち、2degC以上であれば、
3つのセンサのうちいずれか1又は2以上のセンサが異
常であることとなる。 【0016】かくして、従来のように冷凍装置を運転し
て庫内温度が所定温度に低下するまで待つ必要がないの
で、3つのセンサ12、13、16の異常の有無を短時
間で検出できる。 【0017】 【発明の効果】本発明においては、冷凍装置の運転停止
後、異常検出開始スイッチを操作することにより異常検
出開始信号が入力されると、ファン運転手段はファンを
所定時間高速運転することによって蒸発器の温度とこれ
を流過する庫内空気の温度をほぼ等しくした後ファンを
低速運転に切り換え、この状態で吸込空気温度センサ、
吹出空気温度センサ及び蒸発器出口管温度センサがそれ
ぞれ温度を検出し、これら検出温度は比較手段で相互に
比較され、比較結果が所定温度差以上のとき判定手段は
これらセンサのうちいずれか1又は2以上が異常と判断
する。この結果、これら3つの温度センサの異常を冷凍
装置の運転停止後、任意の時に短時間で検出できるとと
もに温度センサの異常検出に際し、冷凍装置の圧縮機や
凝縮器用ファンを運転する必要がないので、省エネルぎ
ーに資することが可能となるのみならず各センサの温度
検出時にはファンは低速運転に切り換えられているので
ファンの高速運転に伴う発熱が各センサの検出温度に与
える影響を軽減することができる。
る。 【図2】上記実施形態の制御フローチャートである。 【図3】従来の冷凍装置の略示的系統図である。 【符号の説明】 40 異常検出装置
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】庫内空気が循環する空気流路にファン及び
蒸発器を設置するとともに上記蒸発器に吸い込まれる空
気の温度を検出する吸込空気温度センサと上記蒸発器を
流過して庫内に吹き出される空気の温度を検出する吹出
空気温度センサと、上記蒸発器出口の冷媒温度を検出す
る蒸発器出口管温度センサを備えた冷凍装置において、冷凍装置の運転停止後に操作することにより異常検出開
始信号を出力する異常検出開始スイッチと、上記 異常検
出開始信号の入力により上記ファンを所定時間高速運転
することによって上記蒸発器の温度とこれを流過する庫
内空気の温度をほぼ等しくした後に低速運転に切り換え
るファン運転手段と、低速運転への切り換え後上記3つ
の温度センサの検出温度を相互に比較する比較手段と、
比較結果が所定温度差以上のとき異常と判定する判定手
段を具備することを特徴とする冷凍装置における温度セ
ンサの異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02742496A JP3530299B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 冷凍装置における温度センサの異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02742496A JP3530299B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 冷凍装置における温度センサの異常検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09196525A JPH09196525A (ja) | 1997-07-31 |
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Family
ID=12220735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02742496A Expired - Lifetime JP3530299B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 冷凍装置における温度センサの異常検出装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3530299B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107894121A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-04-10 | 广东美的暖通设备有限公司 | 压缩机温度传感器的检测方法、压缩机和电器设备 |
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US20090151369A1 (en) * | 2006-04-25 | 2009-06-18 | Alexander Lifson | Malfunction detection for fan or pump refrigerant system |
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JP5287653B2 (ja) * | 2009-10-20 | 2013-09-11 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
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CN112393377A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-02-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 故障判断方法及空调器 |
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-
1996
- 1996-01-23 JP JP02742496A patent/JP3530299B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN107894121A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-04-10 | 广东美的暖通设备有限公司 | 压缩机温度传感器的检测方法、压缩机和电器设备 |
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JPH09196525A (ja) | 1997-07-31 |
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