JP5405161B2 - 空気調和装置およびエネルギー機器 - Google Patents

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Description

本発明は冷媒等の所定の流体にエネルギーを加えて、空調運転等の所定の仕事を行わせる空気調和装置およびエネルギー機器に関し、特に複数のセンサーを備えたこれらの空気調和装置およびエネルギー機器に関する。
圧縮機、四方弁、室外熱交換器及び室内熱交換器を順次接続してなる冷媒回路と、前記冷媒回路を循環する冷媒の温度や圧力を検出する複数のセンサーとを備え、各センサーの検出値に基づいて前記圧縮機を駆動して空調負荷に応じた空調運転を行う空気調和装置は周知である(例えば、特許文献1参照)。
この様な空気調和装置では、センサーの断線や短絡が生じた場合に、センサーから明らかに異常な検出値を出力させて、センサーの異常を検出することが行われている。例えば、冷媒の温度を検出する冷媒温度センサーの断線時には−46度以下、短絡時には+110度以上などのように、冷媒温度センサーの検出値としては通常ありえない値を出力するように設定することで、断線や短絡などのセンサーの故障を検出できるようにしている。センサーの故障が検出された場合、ユーザーやメンテナンス作業者等に報知され、センサーの交換や修理が行われる。
特開平08−159567号公報
ところで、温度センサーなどの各種のセンサーは経年劣化等により、センサー特性にずれが生じる場合がある。センサー特性にずれが生じた場合、検出対象とする冷媒等の温度や圧力を正しく検出できなくなる。実際とは異なる圧力値や温度値に基づいて、空調運転を行うのでは、空気調和装置に要求される空調性能を発揮することができず、また、過剰な運転によりエネルギー消費量が増加するといった課題が生じる。しかしながら、従来の空気調和装置にあっては、センサー特性のずれが小さい場合など、センサーの検出値によっては異常か否かを判定することはできず、センサーが完全に故障に至る前にセンサーの異常を検出するのは困難であった。センサー特性のずれが小さいうちにセンサーの異常の有無を判定することができれば、夜間や中間期のように空調運転を停止させても支障を来たさない時期にセンサーの修理や交換を行うことができる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、空気調和装置又はエネルギー機器に設けられる各センサーの異常を早期に検出することのできる空気調和装置およびエネルギー機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器及び室内熱交換器を順次接続してなる冷媒回路と、前記冷媒回路内の冷媒の状態を検出するための冷媒状態検出用センサーを含む複数のセンサーとを備え、各センサーの検出値に基づいて前記圧縮機を駆動して空調運転を行う空気調和装置において、前記空調運転の停止後、前記冷媒が定常状態に戻ったときに、各センサーの検出値を相互に比較して、各センサーの異常の有無を判定する異常判定部と、各センサーについて、センサー特性、検出対象および検出位置のうち、少なくともいずれか一に基づいて、前記異常判定部において異常の有無を判定する際の相互比較の対象センサーとするか否かを判定する比較対象可否判定部と、を備えたことを特徴とする空気調和装置を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記冷媒状態検出用センサーに、前記冷媒の温度を検出する冷媒温度センサーと、前記冷媒の圧力を検出する冷媒圧力センサーとが含まれ、前記異常判定部は、前記冷媒圧力センサーの検出値から前記冷媒の飽和温度値を求め、温度値において前記各センサーの検出値を相互に比較すること、を特徴とする。
上記構成によれば、冷媒圧力センサーの検出値から飽和温度値を換算し、温度値において各センサーの検出値を相互に比較するので、空気調和装置に設けられる冷媒圧力センサーの数が少ない場合でも、温度センサーの検出値と比較して冷媒圧力センサーの異常の有無を判定することができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記複数のセンサーには、検出対象の温度を検出する複数の温度センサーと、検出対象の圧力を検出する複数の圧力センサーとが含まれ、前記異常判定部は、前記温度センサーの異常の有無を判定する場合は、前記圧力センサーの検出値を比較対象に含めずに、各温度センサーの検出値を相互に比較して異常の有無を判定し、前記圧力センサーの異常の有無を判定する場合は、前記温度センサーの検出値を比較対象に含めずに、各圧力センサーの検出値を相互に比較して、各圧力センサーの異常の有無を判定すること、を特徴とする。
上記構成によれば、前記異常判定部は、温度センサーの異常の有無を判定する場合は、圧力センサーの検出値を比較対象に含まないので、圧力センサーの検出値を温度値に換算する等の工程を省くことができ、異常の有無の判定処理を簡易に行うことができる。同様に、圧力センサーの異常の有無を判定する場合は、温度センサーの検出値を比較の対象に含まないので、圧力値同士を相互に比較して異常の有無を簡易に判定することができる。
本発明の第4の態様は、第1〜第3のいずれかの一の態様において、前記複数のセンサーに、前記冷媒回路の周囲の空気温度を検出するための空気温度センサーが含まれること、を特徴とする。
上記構成によれば、複数のセンサーに冷媒回路の周囲の空気温度を検出するための空気温度センサーが含まれるので、異常判定部は、この空気温度センサーの異常の有無を判定することができる。また、この空気温度センサーの検出値を用いて、冷媒状態検出用センサーを含む他のセンサーの異常の有無を判定することができる。
本発明の第5の態様は、第1〜第4のいずれかの一の態様において、前記圧縮機を駆動するエンジンを備え、前記複数のセンサーに、前記エンジンの排ガス温度を検出するための排ガス温度センサーが含まれること、を特徴とする。
上記構成によれば、複数のセンサーに、圧縮機を駆動するエンジンの排ガス温度を検出するための温度センサーが含まれるので、異常判定部は、この排ガス温度センサーの異常の有無を判定することができる。また、この排ガス温度センサーの検出値を用いて、冷媒状態検出用センサーを含む他のセンサーの異常の有無を判定することができる。
本発明の第6の態様は、第1〜第5のいずれか一の態様において、前記圧縮機を駆動するエンジンを冷却する冷却水を循環させる冷却水回路を備え、前記複数のセンサーに、前記冷却水の温度を検出するための冷却水温度センサーが含まれること、を特徴とする。
上記構成によれば、複数のセンサーに、圧縮機を駆動するエンジンを冷却する冷却水の温度を検出するための冷却水温度センサーが含まれるので、異常判定部は、この冷却水温度センサーの異常の有無を判定することができる。また、この冷却水温度センサーの検出値を用いて、冷媒状態検出用センサーを含む他のセンサーの異常の有無を判定することができる。
本発明の第7の態様は、第5の態様において、前記比較対象可否判定部は、各センサーについて前記相互比較の対象センサーとするか否かを判定する際に、判定対象とするセンサーの検出値が、当該センサーのセンサー特性に基づいて設定される所定の異常有無判定可能範囲外の値を示す場合、当該センサーを前記相互比較の対象センサーとしないこと、を特徴とする。
上記構成によれば、例えば、所定の温度領域における検出精度が低いセンサー特性を有する温度センサーがある場合であっても、このセンサーのセンサー特性に基づいて、他のセンサーとの間で検出値の相互比較が可能な検出値の範囲、すなわち、信頼性の高い検出値を出力可能な範囲を異常有無判定可能範囲として設定しておき、当該温度センサーの検出値が異常有無判定可能範囲外の値を示す場合には、比較対象から外すことで、異常有無判定部における各センサーの異常の有無の誤判定を防止することができる。この様なセンサーとして、例えば、圧縮機を駆動するエンジンの排ガスを検出するための排ガス温度センサーを挙げることができる。排ガス温度センサーは、圧縮機を駆動するエンジンの排ガスを検出対象としている。排ガスの温度は、冷媒の温度や冷媒回路の周囲の空気の温度等と比して高温となるため、排ガス温度センサーは高温領域における検出精度の高い温度センサーが用いられる。高温領域における検出精度の高い温度センサーを用いた場合、低温領域(例えば、20度以下等)における検出精度は低くなる場合がある。従って、センサー特性に基づいて、信頼性の高い検出値を出力可能な範囲を排ガスセンサーの異常有無判定可能範囲として設定しておけば、当該排ガス温度センサーの検出値がこの異常有無判定可能範囲にある場合は、異常判定部において異常の有無を正しく判定することができる。一方、異常有無判定可能範囲外の値を示した場合は、当該排ガス温度センサーを相互比較の対象センサーに含めずに、異常判定部により異常の有無を判定することで、他のセンサーの異常の有無を判定する際に誤判定を防止することができる。
本発明の第8の態様は、第6の態様において、前記比較対象可否判定部は、各センサーについて前記相互比較の対象センサーとするか否かを判定する際に、定常状態に戻っていない検出対象の状態を検出するセンサーを前記相互比較の対象センサーとしないこと、を特徴とする。
上記構成によれば、例えば、冷媒と冷却水との様に異なる検出対象の温度を検出する温度センサーがある場合、空調運転を停止した後、冷媒と冷却水とでは定常状態に戻るまでに要する時間は冷却水の方が長い。このため、異常の有無を判定するタイミングによっては、冷却水の温度を検出する冷却水温度センサーの検出値は、冷媒の温度を検出する冷媒温度センサーの検出値より高い値を示す。従って、異常判定部が各センサーの異常の有無を判定する際に、定常状態に戻っていない検出対象の状態を検出するセンサーについては、相互比較の対象センサーとしないことで、他のセンサーの異常の有無を判定する際の誤判定を防止することができる。
本発明の第9の態様は、第1〜第8の態様のいずれか一の態様において、各センサー毎に、前記異常判定部により異常が有ると判定された場合の対応措置を、相互比較の対象センサー群の検出値よりも高い検出値を示す場合と、低い検出値を示す場合とに分けて対応付けた対応措置情報を記憶する対応措置情報記憶部と、異常有無の判定対象としたセンサーが前記異常判定部により異常が有ると判定された場合、当該センサーの検出値に基づいて、対応する対応措置を報知する報知部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、異常有無の判定対象としたセンサーに異常が有ると判定された場合、当該異常が有ると判定されたセンサーの検出値が、相互比較の対象センサー群の検出値よりも高いか低いかにより、対応する対応措置を報知部により報知させることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の第10の態様は、所定のエネルギーが加えられる流体を循環させる流体循環経路と、前記流体の状態を検出するための流体状態検出用センサーを含む複数のセンサーとを備え、前記流体を循環させる過程で前記流体のエネルギーを放出させて所定の仕事を行わせるエネルギー機器において、前記流体にエネルギーを加えるのを停止した後、前記流体が定常状態に戻ったときに、各センサーの検出値を相互に比較して、各センサーの異常の有無を判定する異常判定部と、各センサーについて、センサー特性、検出対象および検出位置のうち、少なくともいずれか一に基づいて、前記異常判定部において異常の有無を判定する際の相互比較の対象センサーとするか否かを判定する比較対象可否判定部と、を備えたこと、を特徴とするエネルギー機器を提供する。
本発明によれば、空気調和装置又はエネルギー機器に設けられる複数のセンサーの検出値を相互に比較することにより、各センサーの異常の有無を早期に検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態のガスヒートポンプ(GHP)式の空気調和装置100の構成を示す図である。まず、空気調和装置100の冷媒回路10の構成を説明する。なお、図1において冷媒回路10は太線で示している。
図1に示す空気調和装置100は、室外に設置される室外機11と、室内に設置される室内機12とを有し、室外機11の室外冷媒配管13と室内機12の室内冷媒配管14とが連結されている。
図1に示す様に、室外冷媒配管13には圧縮機15が配設されている。圧縮機15は、Vベルト40Aを介してガスエンジン40(エンジン)に連結され、このガスエンジン40により駆動される。室外冷媒配管13の圧縮機15の吸込側には、アキュムレーター16が配設されており、吐出側にはオイルセパレーター17を介して四方弁18、室外熱交換器19、室外膨張弁20が順次配設されている。また、室外熱交換器19には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン21が隣接して配置されている。また、室外熱交換器19に隣接して後述するラジエータ54が配置されている。
また、室外冷媒配管13の冷媒高圧側(圧縮機15の吐出側)と冷媒低圧側(図示の例ではアキュムレーター16の手前)との間には、オイル戻し管22およびバイパス弁23が接続されており、アキュムレーター16の入口側と、室外膨張弁20の出口側にはリキッド弁24が接続されている。また、室外冷媒配管13の冷媒高圧側には、圧力スイッチSWと、圧縮機15の出口側の冷媒圧力を検出する圧縮機出口圧力センサーSPと、圧縮機15の出口側の冷媒の温度を検出する圧縮機出口温度センサーST11とが設けられ、室外冷媒配管13の冷媒低圧側には圧縮機15の入口側の圧力を検出する圧縮機入口圧力センサーSPおよび圧縮機15の入口側の冷媒の温度を検出する圧縮機入口温度センサーST12が設けられている。また、室外熱交換器19の一端と室外膨張弁20とを接続する室外冷媒配管13には液状態の冷媒の温度を検出するための室外熱交換器液温度センサーST13が設けられている。また、室外機11には、外気温を検出するための外気温度センサーST14が設けられている。以下、圧縮機出口圧力センサーSPと圧縮機入口圧力センサーSPとを総称して冷媒圧力センサーSPとして示す場合がある(図2参照)。また、圧縮機出口温度センサーST11と、圧縮機入口温度センサーST12と、室外熱交換器液温度センサーST13とを総称して室外機側冷媒温度センサーST10として示す場合がある。また、室外機側冷媒温度センサーST10と、外気温度センサーST14と、後述する冷却水温度センサーST41および排ガス温度センサーST42とを総称して室外機側温度センサーSTとして示す場合がある。
一方、図1に示す様に、室内機12は、室内冷媒配管14に室内熱交換器26が配設される。また、室内冷媒配管14には、室内熱交換器26の近傍に室内膨張弁27が配設される。室内熱交換器26には、室内ファン28が隣接して配置されており、室内ファン28はそれぞれ室内熱交換器26に送風する。また、室内冷媒配管14の室内熱交換器26の一端側と室内膨張弁27との間には、液状態の冷媒の温度を検出するための室内熱交換器液温度センサーST21が設けられ、室内熱交換器26の他端側には、ガス状態の冷媒の温度を検出するための室内熱交換器ガス温度センサーST22が設けられている。また、室内機12には、図示しない室内空気を吸込むための吸込口が設けられ、この吸込口の近傍に室内機12に吸込まれる空気の温度を検出するための吸込温度センサーST31が設けられる。また、室内機12には、空調空気を吹き出す為の図示しない吹出口が設けられ、この吹出口の近傍に室内に吹き出す空調後の空気の温度を検出するための吹出温度センサーST32が設けられる。以下、図2に示す様に、室内熱交換器液温度センサーST21と室内熱交換器ガス温度センサーST22とを総称して室内機側冷媒温度センサーST20とし、吸込温度センサーST31と吹出温度センサーST32とを総称して室内機側空気温度センサーST30として示す場合がある。また、室内機側冷媒温度センサーST20と、室内機側空気温度センサーST30とを総称して室内機側温度センサーSTとして示す場合がある。また、室外機側温度センサーSTと、室内機側温度センサーSTとを総称して、単に温度センサーSTとして示す場合がある。
空気調和装置100では、四方弁18を切り替えることにより、冷房運転又は暖房運転が切り替えられる。四方弁18が冷房側に切り替えられたときには、図1に示す実線矢印に沿って冷媒が流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器26が蒸発器になり、室内熱交換器26が室内を冷房する冷房運転状態となる。
また、四方弁18が暖房側に切り替えられたときには、図1に示す破線矢印に沿って冷媒が流れ、室内熱交換器26が凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって室内熱交換器26が室内を暖房する暖房運転状態となる。冷房運転時及び暖房運転時は、上述した冷媒圧力センサーSP、各種の温度センサーSTにより検出される冷媒の状態や、冷媒回路10の周囲の空気の温度等に基づいて、後述する制御装置60(図2参照)により、圧縮機15、ガスエンジン40等の駆動が制御され、空調負荷に応じた空調運転が行われる。また、これらの冷媒圧力センサーSPや温度センサーSTの検出値が、冷媒の異常な温度上昇や圧力上昇等を示す場合は、制御装置60は、安全のため空調運転を停止するように圧縮機15やガスエンジン40の駆動を停止させる。
次に、ガスエンジン40に関連する構成を説明する。
本実施の形態の空気調和装置100は、ガスエンジン40を冷却するための冷却水回路50を備えている。冷却水回路50は、ガスエンジン40の廃熱を回収するために、冷却水配管51に排気ガス熱交換器52と、プレート熱交換器53と、ラジエータ54とが設けられている。なお、図1において、冷却水回路50は細線で示している。また、ガスエンジン40の排ガス経路は二重線で示している。
ここで、排気ガス熱交換器52は、ガスエンジン40の排気ガスと冷却水との間で熱交換させる熱交換器であり、この排気ガス熱交換器52には、排気マフラー52Aと、ドレンフィルター52Bと、排気トップ52Cとが接続されている。また、プレート熱交換器53は、冷媒回路10内の冷媒と冷却水回路50内の冷却水との間で熱交換を行う冷却水・冷媒熱交換器である。このプレート熱交換器53は、室外冷媒配管13の四方弁18と圧縮機15との間に配置され、暖房運転時に、プレート熱交換器53をサブエバポレータとして機能させることにより、暖房能力の維持及び増強を図ることができる。ラジエータ54は、ガスエンジン40の排熱を回収した冷却水を冷却させるものである。
また、上記冷却水回路50は、排気ガス熱交換器52とガスエンジン40との間で冷却水が循環する第1冷却水経路50Aと、プレート熱交換器53とガスエンジン40との間で冷却水が循環する第2冷却水経路50Bと、ラジエータ54とガスエンジン40との間で冷却水が循環する第3冷却水経路50Cとを有している。
これらの第1冷却水経路50A、第2冷却水経路50Bおよび第3冷却水経路50Cは、冷却水配管51に設けられた第1三方弁55と、第2三方弁56により分岐されている。
第1三方弁55の入口55Aには、冷却水配管51を介してガスエンジン40の冷却水出口40Bが接続され、第1三方弁55の一方の出口55Bには、冷却水を循環させるための電動式の循環ポンプ57と排気ガス熱交換器52とが順次接続されている。第1冷却水経路50Aは、図中矢印Aで示す様に、第1三方弁55、循環ポンプ57、排気ガス熱交換器52を繋ぐ配管経路によって形成される。
第2三方弁56は流量調整式の三方弁であり、第1三方弁55を介して流入した高温の冷却水をプレート熱交換器53とラジエータ54とのいずれか一方、若しくは、分流比を変更して両方に導く弁である。第2三方弁56の入口56Aには、冷却水配管51を介して第1三方弁55の他方の出口55Cが接続されている。また、第2三方弁56の一方の出口56Bには、冷却水配管51を介してプレート熱交換器53が接続されている。さらに、第2三方弁56の他方の出口56Cには、冷却水配管51を介してラジエータ54が接続される。第2冷却水経路50Bは、図中矢印Bで示す様に、第1三方弁55、第2三方弁56の一方の出口56B、プレート熱交換器53を繋ぐ配管経路によって形成され、第1冷却水経路50Aに接続されている。第3冷却水経路50Cは、図中矢印Cで示す様に、第1三方弁55、第2三方弁56の他方の出口56C、ラジエータ54を繋ぐ配管経路によって形成され、第1冷却水経路50Aに接続されている。
冷却水回路50において、ガスエンジン40の冷却水出口40Bと、第1三方弁55の入口55Aとを繋ぐ冷却水配管51には、ガスエンジン40出口側における冷却水の温度を検出するための冷却水温度センサーST41が設けられている。制御装置60は、この冷却水温度センサーST41により検出された冷却水の温度や、空気調和装置100の空調運転の状態等に応じて、第1三方弁55および第2三方弁56の切り替えを制御し、冷却水が所定の冷却水経路を循環するように制御する。
また、排気ガス熱交換器52に設けられた排気マフラー52Aには、ガスエンジン40の排気ガスの温度を検出するための排ガス温度センサーST42が設けられている。この排ガス温度センサーST42により検出された排ガス温度や、冷却水温度センサーST41により検出された冷却水の温度や、その他空調運転の状態等に基づいて、制御装置60はガスエンジン40の状態を監視し、ガスエンジン40の異常が検出された場合には、安全のためガスエンジン40の運転を停止するように制御する。以下、冷却水温度センサーST41および排ガス温度センサーST42を総称してエンジン系温度センサーST40として示す場合がある。
次に、図2を参照して、空気調和装置100の各構成要素を制御する制御装置60について説明する。制御装置60は、図示しないCPU、RAM、EEPROM等を備えたコンピューターシステムにより上記各構成要素を制御する。制御装置60は、上述したように、空気調和装置100に備えられた冷媒圧力センサーSP、室外機側冷媒温度センサーST10、室内機側冷媒温度センサーST20により冷媒回路10を循環する冷媒の状態を検出し、外気温度センサーST14、室内機側空気温度センサーST30により冷媒回路10の周囲の空気の温度を検出し、エンジン系温度センサーST40によりガスエンジン40の状態を検出し、空調負荷に応じた空調運転を行うように上記各構成要素を制御するとともに、冷媒の状態やガスエンジン40の状態に異常が検出された場合には、空調運転を停止するように制御する。
これらの冷媒圧力センサーSPや各種の温度センサーSTに断線や短絡などの故障が生じた場合は勿論、センサー特性のずれ等により検出値にずれが生じた場合には、空気調和装置100に要求される空調性能を発揮することができず、また、冷媒の状態やガスエンジン40の異常の検出が遅れる場合がある。そこで、本実施の形態の空気調和装置100は、空調運転を停止した後、所定時間が経過して冷媒の状態が定常状態に戻ったときに、各センサーSP、STの検出値を相互に比較して、各センサーSP、STの異常の有無を判定し、センサー特性のずれを含む各センサーSP、STの異常を早期に検出するようにしている。
図2に、上記異常判定処理に関連する制御装置60の機能的構成を示す。図2に示す様に、制御装置60は、圧力値入力部61と、温度値入力部62と、飽和温度値換算部63と、比較対象可否判定部64と、異常判定部65と、対応措置情報記憶部66と、対応措置判定部67と、報知部68とを備えている。但し、EEPROM(不揮発性メモリー)には、センサー異常判定プログラム等を含む各種制御プログラムや、その他各種情報が記憶されており、図2に示す制御装置60の機能的構成は、ハードウェアシステムとしてのコンピューターシステムと、ソフトウェア資源としての各種のプログラム等との協働により実現されるものである。
圧力値入力部61には、圧縮機入口圧力センサーSPおよび圧縮機出口圧力センサーSPからこれらの冷媒圧力センサーSPにおいて検出された圧力値としての検出値が入力される。温度値入力部62には、圧縮機入口温度センサーST12、圧縮機出口温度センサーST11、室外熱交換器液温度センサーST13、冷却水温度センサーST41、排ガス温度センサーST42、外気温度センサーST14、室内熱交換器液温度センサーST21、室内熱交換器ガス温度センサーST22、吸込温度センサーST31、吹出温度センサーST32からこれらの温度センサーSTにより検出された温度値としての検出値が入力される。
飽和温度値換算部63は、圧力値入力部61に入力された冷媒圧力センサーSPの検出値に基づいて各冷媒圧力センサーSPの検出位置における冷媒の飽和温度値を求める機能を有する。飽和温度値換算部63において求められた飽和温度値は、各冷媒圧力センサーSPの検出値として比較対象可否判定部64に出力される。また、異常判定部65において、各センサーSP、STの異常の有無を判定する際に各温度センサーSTの検出値としての温度値と相互に比較される。
比較対象可否判定部64は、空気調和装置100が備える各センサーSP、STについて、センサー特性、検出対象および検出位置のうち、少なくともいずれか一に基づいて、異常判定部65において異常の有無を判定する際の相互比較の対象センサーとするか否かを判定する機能を有する。比較対象可否判定部64により、相互比較の対象センサーとして好ましくないセンサーを相互比較の対象センサーから外すことができ、誤判定を防止することができる。なお、この比較対象可否判定部64において実行される比較対象可否判定処理については後述する。
異常判定部65は、空調運転の停止後、冷媒が定常状態に戻ったときに、各センサーSP、STの検出値を相互に比較して、各センサーSP、STの異常の有無を判定する機能を有する。ここで、各センサーSP、STの検出値は、温度値において相互に比較される。また、異常の有無を判定する際には、比較対象可否判定部64により相互比較の対象センサーとして許可された対象センサー群の検出値の平均値を求め、この平均値に基づいて各センサーSP、STが正常である場合に各センサーSP、STの検出値が含まれる正常温度範囲(正常値範囲)を設定し、この正常温度範囲内に各センサーSP、STの検出値が含まれるか否かによって、各センサーSP、STの異常の有無が判定される。正常温度範囲は、例えば、上記の検出値の平均値±a%(例えば、a=5)等のようにして設定することができる。但し、平均値±a%とは、例えば、平均値が10℃であり、a=5である場合、正常温度範囲は9.5℃から10.5℃の間の温度範囲となり、平均値が20℃であり、a=5の場合、正常温度範囲は19℃から21℃の間の温度範囲となる。
ここで、図3を参照して、本実施の形態における異常判定処理の原理を説明する。図3(a)は、空調運転時および空調運転停止後の外気温度センサーST14により検出された外気温の温度変化を示し、(b)は室外熱交換器液温度センサーST13により検出された冷媒の温度変化を示し、(c)は冷却水温度センサーST41により検出された冷却水の温度変化を示し(d)は排ガス温度センサーST42により検出された排ガスの温度変化を示している。但し、横軸は時間の経過を示し、縦軸は温度を示す。また、図中TからTで示す間は空気調和装置100において空調運転が行われており、Tに示す時点において空調運転を停止したものとする。
図3に示す様に、空調運転を行っている間は、空調時の設定温度の変化や、外気温度の変化などに基づく空調負荷に応じて、圧縮機15やガスエンジン40の駆動が制御され、それに伴い冷媒回路10内の冷媒、冷却水回路50内の冷却水、ガスエンジン40の排ガスの温度が変動する。一方、空調運転が図中Tに示す時点で停止されると、室外熱交換器液温度センサーST13、冷却水温度センサーST41、排ガス温度センサーST42の検出値は、図3(b)、(c)、(d)に示す様に徐々に低下する。空調運転停止により冷媒に圧縮というエネルギーが加えられるのが停止されると、冷媒の温度や圧力は冷媒回路10の周囲の大気の状態に対応する値となる。このため、冷媒の状態が定常状態に戻るまで、十分な時間をおくと、図3(b)、(c)、(d)に示す室外熱交換器液温度センサーST13、冷却水温度センサーST41、排ガス温度センサーST42の検出値は図3(a)に示す外気温度センサーST14の検出値と略等しい値を示し、他のセンサーSP、STの検出値と所定の値以上外れた値を示すセンサーには何らかの異常があると判定することができる。異常判定部65はこの原理を利用して、センサー特性のずれを含むセンサーSP、STの異常の有無を判定する。
しかしながら、各センサーSP、STのセンサー特性の相違、検出対象の相違、検出位置の相違により、異常の有無を判定する際に、相互比較の対象センサーに含めてもよいものと、相互比較の対象センサーとすると誤判定を生じさせるものとがある。
例えば、排ガス温度センサーST42は、ガスエンジン40の排ガスを検出対象としている。排ガスの温度は、冷媒の温度や冷媒回路10の周囲の空気の温度と比して高温となるため、排ガス温度センサーST42は、高温領域における検出精度の高い温度センサーを用いて構成されている。高温領域における検出精度の高い温度センサーを用いた場合、低温領域における検出精度が低くなる場合がある。例えば、本実施の形態の排ガス温度センサーST42は、20度以上の低温領域における検出精度は、図3(a)、(b)、(c)に示す他のセンサーST41、ST13、ST14と比較すると低い。このため、本実施の形態では、例えば、外気温度が20度以下の場合、他のセンサーST41、ST13、ST14の検出値は20度以下を示すのに対して、排ガス温度センサーST42の検出値は外気温度の実際の温度によらず、常に20度を示す様に設定されている。従って、外気温度が20度以下の場合に、排ガス温度センサーST42を相互比較の対象センサーに含めると、各センサーSP、STの異常の有無を正しく判定することができない。このため、本実施の形態では、各センサーSP、STについて、各々のセンサー特性に基づいて、異常の有無を判定する際に他のセンサーSP、STとの間で検出値の相互比較が可能な検出値の範囲、すなわち、信頼性の高い検出値を出力可能な範囲を異常有無の判定が可能な異常有無判定可能範囲として予め設定しておき、各センサーSP、STの検出値がこの異常有無判定可能範囲内か否かにより、各センサーSP、STについて比較対象に含めるか否かを判定するようにしている。
また、図3(b)、(c)に示す様に、室外熱交換器液温度センサーST13の検出対象である冷媒と、冷却水温度センサーST41の検出対象である冷却水とでは、定常状態に戻るまでに要する時間が異なり、冷媒に比して冷却水の方が定常状態に戻るまで時間を要する。このため、空調運転停止後、冷却水の状態が定常状態に戻る前は、冷却水温度センサーST41の検出値は、室外熱交換器液温度センサーST13の検出値より高い値を示している。このため、異常判定部65により各センサーSP、STの異常の有無を判定するタイミングによっては、定常状態に戻っていない検出対象の状態を検出するセンサーについては、相互比較の対象センサーから外すことで、他のセンサーの異常の有無を正しく判定することができるように構成されている。
さらに、季節によっては、室外機11側と、室内機12側とでは周囲の温度等が大きく異なる場合がある。この様なときに、異常判定部65により各センサーSP、STの異常の有無を判定する場合は、検出位置が室外機11側にあるセンサーSTについて異常の有無を判定するときは、検出位置が室内機12側にあるセンサーSTを比較対象から外すことで、異常の有無の誤判定を防止することができる。同様に、検出位置が室外機側にあるセンサーSP、STについて異常の有無を判定する場合は、検出位置が室内機側にあるセンサーSTを比較対象から外すことで、異常の有無の誤判定を防止することができる。
対応措置情報記憶部66は、異常判定部65により異常が有ると判定された場合の対応措置を定義して記憶するものである。
図4に対応措置情報を示す。図4に示す様に、対応措置は、各センサーSP、ST毎に、検出値が正常温度範囲よりも高い値を示す場合と、低い値を示す場合とに分けて定義され、それぞれに対応付けて記憶されている。
例えば、室外熱交換器液温度センサーST13の検出値が、上述した正常温度範囲よりも高い値を示す場合、実際の冷媒の温度よりも高い温度が検出されるため、空調性能に影響を与えるものの、直ちに、空調運転を停止させる必要性は少ない。このため、室外熱交換器液温度センサーST13については、正常温度範囲よりも高い検出値を示す場合の対応措置として、故障の恐れがあることをユーザーに示す故障予知報知が対応付けられている。
一方、排ガス温度センサーST42の検出値が、正常温度範囲よりも低い値を示す場合、実際の排ガス温度よりも低い温度が検出値として出力されることから、排ガス温度が異常に上昇した場合にこれを検出するのが遅れる恐れがある。このため、排ガス温度センサーST42の検出値が、正常温度範囲よりも低い値を示す場合には、排ガス温度センサーST42の異常報知とともに、空調運転の運転禁止が対応措置として対応付けられる。また、各対応措置は、報知する対象がユーザー側、空気調和装置100のメンテナンス側、つまりメンテナンス作業者や管理会社側等の、報知対象に応じて更に細分化して定義してもよい。
報知部68は、制御基板等に設けられ報知内容に応じて点灯/消灯/点滅が切り替わるLEDや、検知結果を文字や記号等により表示する液晶表示パネル、あるいは空気調和装置100を遠隔操作するためのリモートコントローラーに設けられる表示部などを用いて構成される。また、例えば、空気調和装置100を遠隔監視するための遠隔監視機器や集中管理機器などの外部機器に対して、対応措置情報を出力し、報知内容を外部機器が備える液晶表示パネルなどの報知手段を介して報知させる構成であってもよい。
報知部68では、異常判定部65により異常が有ると判定されたセンサーについて、上記の対応措置情報記憶部66に記憶された対応措置情報に基づいて、検出値が正常温度範囲よりも高いか低いかに基づいて、対応する対応措置を報知する。
次に、図5を参照して、比較対象可否判定処理について説明する。
比較対象可否判定部64は、比較対象可否判定処理において、まず、現在、異常判定部65における異常判定処理の実施タイミングであるか否かを判定する(ステップS1)。異常判定処理の実施タイミングであると判定した場合(ステップS1;Y)、比較対象可比判定の判定対象センサー(i)のセンサー番号をまず「1」(i=1)とする(ステップS2)。ここで、上述した各センサーSP、STには、それぞれ固有のセンサー番号が「1」から順に所定の順序で予め付されており、制御装置60において各センサーSP、STはこのセンサー番号により識別されるものとする。
次に、センサー番号が(i)の比較対象可否判定の判定対象センサー(i)について、当該判定対象センサー(i)の現在の検出値が、この判定対象センサーのセンサー特性に基づいて、信頼性の高い検出値を出力可能な範囲として予め設定された異常有無判定可能範囲に含まれるか否かが判定される(ステップS3)。但し、本実施の形態では、異常有無判定可能範囲は、各センサーSP、STの検出可能温度範囲の上限値から所定の温度(例えば、5度)以下であって、上記検出可能温度範囲の下限値から所定の温度(例えば、5度)以上の範囲としている。
ステップS2において、比較対象可否判定の判定対象センサー(i)の現在の検出値が、予め設定された異常有無判定可能範囲内である場合(ステップS3;Y)、次に、判定対象センサー(i)から出力される検出値が安定しているか否かが判定される(ステップS4)。ここで、検出値が安定しているとは、所定の時間内の検出値の変動が予め設定された所定の範囲内に収まっていることを指し、比較対象可否判定の判定対象センサー(i)の検出対象が定常状態に戻り、冷媒回路10の周囲の状態に対応する検出値を出力していることを指す。但し、当該ステップS2は、単に、各センサーSP、ST毎に、空調停止後、検出値が安定するまでに要する時間を実験等に基づいて設定しておき、この予め設定された時間が経過したか否かにより、各センサーSP、STの検出値が安定しているか否かを判定する構成としてもよい。
ステップS4において、判定対象センサー(i)の検出値が安定していると判定されると(ステップS4;Y)、比較対象可否判定部64は、このセンサー(i)を相互比較の対象センサーに含めることを許可する(ステップS5)。一方、ステップS3において、判定対象センサーの検出値が異常有無判定可能範囲に含まれないと判定した場合(ステップS3;N)およびステップS4において検出値が安定していないと判定された場合(ステップS4;N)、ステップS6に進み、比較対象可否判定部64は、この判定対象センサー(i)を相互比較の対象センサーに含めることを禁止する(ステップS6)。
そして、ステップS7において、判定対象センサー(i)のセンサー番号を一つ増加させ(i=i+1)、全てのセンサーSP、STについて比較対象可否の判定を行ったか否かを判定し(ステップS8)、全てのセンサーSP、STについて比較対象可否の判定を行うまで(ステップS8;Y)、上述の処理を繰り返し行う。
但し、図5に示す比較対象可否判定処理のフローチャートでは、各センサーSP、STの検出位置に基づいて、相互比較の対象センサーに含めるか否かを判定していないが、本実施の形態では、室外機11側に設けられる冷媒圧力センサーSPおよび室外機側温度センサーSTと、室内機側に設けられる室内機側温度センサーSTについては予め別々に異常の有無が判定されるように設定されている。すなわち、検出位置が室内機12側にある室内機側温度センサーSTについて異常の有無を判定するときは、検出位置が室外機11側にある冷媒圧力センサーSPおよび室外機側温度センサーSTを相互比較の対象センサーから外すことで、異常の有無の誤判定を防止することができる。同様に、検出位置が室外機11側にある冷媒圧力センサーSPおよび室外機側温度センサーSTについて異常の有無を判定するときは、検出位置が室内機12側にある室内機側温度センサーSTを相互比較の対象センサーから外すことで、異常の有無の誤判定を防止することができる。これは、季節によっては、室外機11側と、室内機12側とでは周囲の温度等が大きく異なる場合があるためである。
次に、図6を参照して、異常判定処理を説明する。
異常判定部65は、異常判定処理に際して、まず、空調運転が停止しているか否かを判定する(ステップS11)。空調運転が停止していると判定された場合(ステップS11;Y)、予め設定された所定の時間が経過しているか否かを判定する(ステップS12)。ここで、この所定の時間は、空調運転を停止させた後、冷媒が定常状態に戻るまでに要する時間に基づいて予め設定された時間であり、異常有無判定処理を実施するタイミングを定める時間である。
ステップS12において、所定時間が経過したと判定された場合(ステップS12;Y)、次に、異常判定部65は、比較対象可否判定部64により相互比較の対象センサーとして許可されたセンサー群の検出値の平均値に基づいて、本実施の形態では、平均値±5%の温度範囲を正常温度範囲として設定する。ステップS12において、所定時間が経過していない場合(ステップS12;N)、ステップS11に戻り、所定時間が経過するまで待機状態となる。
次に、異常有無の判定を行う判定対象センサー(j)のセンサー番号をまず「1」(j=1)とする(ステップS14)。そして、この異常有無の判定対象センサー(j)は、比較対象可否判定部64により相互比較の対象センサーとして許可されたものか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において、異常有無の判定対象センサー(j)が、相互比較の対象センサーとして許可されたものであると判定された場合(ステップS15;Y)、ステップS16の処理に移行する。ステップS16では、この判定対象センサー(j)の検出値がステップS13において設定された正常温度範囲に含まれるか否かを判定する(ステップS16)。判定対象センサー(j)の検出値が正常温度範囲に含まれる場合、このセンサー(j)に異常は無いと判定する(ステップS17)。判定対象センサー(j)の検出値が正常温度範囲に含まれない場合は、このセンサー(j)に異常が有ると判定する(ステップS18)。
次に、異常判定部65は、ステップS19において、判定対象センサー(j)のセンサー番号を一つ増加させ(j=j+1)、全てのセンサーSP、STについて判定を行ったか否かを判定し(ステップS20)、全てのセンサーSP、STについて判定を行うまで(ステップS20;Y)、上述の処理を繰り返し行う。但し、ステップS15において、判定対象センサー(j)が、比較対象可否判定部64により、相互比較の対象センサーに含むことが禁止されたセンサーである場合(ステップS15;N)、この判定対象センサー(j)については、異常の有無の判定が行われない。
但し、ステップS18において、異常が有ると判定されたセンサーについては、対応措置判定部67により、検出値が正常温度範囲よりも高い値を示しているか、低い値を示しているかに基づいて、対応措置情報記憶部66から対応する対応措置情報を読み出して、報知部68に出力する。報知部68では、異常が有ると判定されたセンサーの検出値に基づいて、異常報知又は故障予知をユーザー又はメンテナンス作業者等に報知する。また、制御装置60は、対応措置判定部67により異常が有ると判定されたセンサーの対応措置に空調運転の禁止が対応付けられている場合、空調運転を停止するように空気調和装置100の各構成要素を制御する。
以上、説明した本実施の形態では、空調運転の停止後、所定の時間の経過により冷媒が定常状態に戻ったときに、各センサーSP、STの検出値を相互に比較して、各センサーSP、STの異常の有無を判定する。ここで、空調運転の停止後、圧縮機15により冷媒に圧縮というエネルギーが加えられるのが停止されると、冷媒の温度等の状態は冷媒回路10の周囲の温度等の状態と略等しくなり、定常状態となる。従って、冷媒が定常状態に戻ったときは、各センサーSP、STの検出値は周囲の状態に対応する値となる。このため、各センサーSP、STの検出値を比較し、他のセンサーSP、STの検出値が示す冷媒回路10の周囲の状態と異なる状態を示す検出値を出力するセンサーは異常であると判定することができ、センサー特性がずれているセンサーについても異常と判定することができる。これにより、断線故障や短絡故障の様に、各センサーSP、STが完全に故障に至る前に、各センサーSP、STの異常を早期に検出して、センサーSP、STの故障を予知することができる。また、センサー特性のずれが小さいうちに、各センサーSP、STの異常を検出することができるので、夜間や中間期のように空調運転を停止さえてもユーザーの業務等に支障を来たさない時期にセンサーの修理や交換を行うことができる。
また、上記実施の形態では、飽和温度値換算部63において、冷媒圧力センサーSPの検出値から飽和温度値を求め、温度値において各センサーSP、STの検出値を相互に比較して、各センサーSP、STの異常の有無を判定している。このため、本実施の形態の様に、空気調和装置100に設けられる冷媒圧力センサーSPの数が二つの場合でも、いずれかの冷媒圧力センサーSPに異常が有る場合に、他の温度センサーSTの検出値と比較してどちらの冷媒圧力センサーSPが異常しているかを判定することができる。また、空気調和装置100に設けられる冷媒圧力センサーSPの数が少ない場合でも、他の温度センサーSTの検出値との相互比較により、異常の有無の判定を正しく行うことができる。
また、上記実施の形態では、比較対象可否判定部64により、各センサーSP、STについて、センサー特性、検出対象および検出位置のうち、少なくともいずれか一に基づいて、相互比較の対象センサーに含めるか否かを判定するので、異常の有無を判定する際に、相互比較の対象センサーとすると誤判定を生じさせるセンサーを除外することができ、各センサーSP、STの異常の有無を正しく判定することができる。
また、判定対象のセンサー(j)に異常が有ると判定された場合、当該異常が有ると判定されたセンサー(j)の検出値が、相互比較の対象センサーの検出値の平均値に基づいて設定された正常温度範囲よりも高いか低いかにより、異常の内容に応じた対応措置を対応措置判定部67により判定し、報知部68によりユーザー又は空気調和装置100のメンテナンス作業者や管理会社側等に報知させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。例えば、上記実施形態で示した構成部品及び配管構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、冷媒圧力センサーSPの検出値から飽和温度値を求め、温度値において各センサーSP、STの検出値を比較して、各センサーSP、STの異常の有無を判定する構成としたが、空気調和装置100に冷媒圧力センサーSPの数が三以上ある場合には、各冷媒圧力センサーSPの異常の有無を、温度センサーSTを相互比較の対象センサーに含めずに判定してもよい。この場合、各冷媒圧力センサーSPの検出値を温度値に換算せず、圧力値のまま相互に比較して、各冷媒圧力センサーSPの異常の有無を判定することができ、異常の有無を簡易に判定することができる。また、各温度センサーSTの異常の有無を、冷媒圧力センサーSPを相互比較の対象センサーに含めずに判定してもよい。
また、上記実施の形態では、空気調和装置100が備える制御装置60において、比較対象可否判定処理や、異常判定処理を行うものとして説明したが、空気調和装置100を遠隔監視する遠隔監視機器や集中管理機器などの外部機器において、これらの比較対象可否判定処理や、異常判定処理を行う構成としてもよいのは勿論である。
また、上記実施の形態では、ガスエンジン40により圧縮機15を駆動するガスヒートポンプ式の空気調和装置100を例に挙げて説明したが、ガスヒートポンプ式の空気調和装置100に限定する趣旨でなく、各種の空気調和装置に適用可能であるのは勿論である。要は、冷媒回路内の冷媒の状態を検出するための冷媒状態検出用センサーを含む複数のセンサーを備え、各センサーの検出値に基づいて圧縮機を駆動して空調運転を行う空気調和装置であれば、本発明を適用することができる。また、上記実施の形態では、1台の室外ユニットに対して1台の室内ユニットが接続された構成について説明したが、複数台の室内ユニットを備える空気調和装置についても同様に適用が可能である。
また、本発明は、蒸気ボイラー等のエネルギー機器に設けられる複数のセンサーについても上記実施の形態と同様の方法で、これらのエネルギー機器に設けられた各センサーの異常の有無を判定することができる。すなわち、圧縮、加熱等の様に、所定のエネルギーが加えられる流体を循環させる流体循環経路と、この流体の状態を検出するための流体状態検出用センサーを含む複数のセンサーとを備え、流体を循環させる過程で流体に蓄えられたエネルギーを放出させて所定の仕事を行わせるエネルギー機器に適用することができる。この様なエネルギー機器に、流体にエネルギーを加えるのを停止した後、流体が定常状態に戻ったときに、各センサーの検出値を相互に比較して、各センサーの異常の有無を判定する異常判定部を備えさせることで、各センサーのセンサー特性のずれを含む異常の有無を早期に検出することができる。すなわち、冷媒や蒸気等の流体にエネルギーが加えられるのが停止されると、温度等の流体の状態は周囲の状態と略等しくなり、各センサーの検出値は、周囲の状態に対応する値となる。このため、他のセンサーと異なる周囲の状態を示す検出値を出力するセンサーは異常であると判定することができ、センサー特性がずれているセンサーについても異常と判定することができる。これにより、断線故障や短絡故障の様に、センサーが完全に故障に至る前に、センサーの異常を早期に検出して、センサーの故障を予知することができる。
本発明に係る空気調和装置の冷媒回路および冷却水回路の一例を示す図である。 制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 時間に対する各センサーの検出値の変化を示す図である。 対応措置情報を示す図である。 比較対象可否判定処理の処理フローチャートである。 異常判定処理の処理フローチャートである。
10 冷媒回路
11 室外機
12 室内機
15 圧縮機
18 四方弁
19 室外熱交換器
26 室内熱交換器
40 ガスエンジン(エンジン)
50 冷却水回路
60 制御装置
65 異常判定部
66 対応措置情報記憶部
67 対応措置判定部
68 報知部
SP 冷媒圧力センサー(冷媒状態検出用センサー)
ST11 圧縮機出口温度センサー(冷媒状態検出用センサー)
ST12 圧縮機入口温度センサー(冷媒状態検出用センサー)
ST13 室外熱交換器液温度センサー(冷媒状態検出用センサー)
ST14 外気温度センサー(空気温度センサー)
ST21 室内熱交換器液温度センサー(冷媒状態検出用センサー)
ST22 室内熱交換器ガス温度センサー(冷媒状態検出用センサー)
ST31 吸込温度センサー(空気温度センサー)
ST32 吹出温度センサー(空気温度センサー)
ST41 冷却水温度センサー
ST42 排ガス温度センサー
ST 温度センサー

Claims (10)

  1. 圧縮機、四方弁、室外熱交換器及び室内熱交換器を順次接続してなる冷媒回路と、前記冷媒回路内の冷媒の状態を検出するための冷媒状態検出用センサーを含む複数のセンサーとを備え、各センサーの検出値に基づいて前記圧縮機を駆動して空調運転を行う空気調和装置において、
    前記空調運転の停止後、前記冷媒が定常状態に戻ったときに、各センサーの検出値を相互に比較して、各センサーの異常の有無を判定する異常判定部と、
    各センサーについて、センサー特性、検出対象および検出位置のうち、少なくともいずれか一に基づいて、前記異常判定部において異常の有無を判定する際の相互比較の対象センサーとするか否かを判定する比較対象可否判定部と、を備えた
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1記載の空気調和装置において、
    前記冷媒状態検出用センサーに、前記冷媒の温度を検出する冷媒温度センサーと、前記冷媒の圧力を検出する冷媒圧力センサーとが含まれ、
    前記異常判定部は、前記冷媒圧力センサーの検出値から前記冷媒の飽和温度値を求め、温度値において前記各センサーの検出値を相互に比較すること、
    を特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項1記載の空気調和装置において、
    前記複数のセンサーには、検出対象の温度を検出する複数の温度センサーと、検出対象の圧力を検出する複数の圧力センサーとが含まれ、
    前記異常判定部は、前記温度センサーの異常の有無を判定する場合は、前記圧力センサーの検出値を比較対象に含めずに、各温度センサーの検出値を相互に比較して異常の有無を判定し、前記圧力センサーの異常の有無を判定する場合は、前記温度センサーの検出値を比較対象に含めずに、各圧力センサーの検出値を相互に比較して、各圧力センサーの異常の有無を判定すること、
    を特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記複数のセンサーに、前記冷媒回路の周囲の空気の温度を検出するための空気温度センサーが含まれること、
    を特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記圧縮機を駆動するエンジンを備え、
    前記複数のセンサーに、前記エンジンの排ガス温度を検出するための排ガス温度センサーが含まれること、
    を特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記圧縮機を駆動するエンジンを冷却する冷却水を循環させる冷却水回路を備え、
    前記複数のセンサーに、前記冷却水の温度を検出するための冷却水温度センサーが含まれること、
    を特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項5に記載の空気調和装置において、
    前記比較対象可否判定部は、各センサーについて前記相互比較の対象センサーとするか否かを判定する際に、判定対象とするセンサーの検出値が、当該センサーのセンサー特性に基づいて設定される所定の異常有無判定可能範囲外の値を示す場合、当該センサーを前記相互比較の対象センサーとしないこと、
    を特徴とする空気調和装置。
  8. 請求項6記載の空気調和装置において、
    前記比較対象可否判定部は、各センサーについて前記相互比較の対象センサーとするか否かを判定する際に、定常状態に戻っていない検出対象の状態を検出するセンサーを前記相互比較の対象センサーとしないこと、
    を特徴とする空気調和装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    各センサー毎に、前記異常判定部により異常が有ると判定された場合の対応措置を、相互比較の対象センサー群の検出値よりも高い検出値を示す場合と、低い検出値を示す場合とに分けて対応付けた対応措置情報を記憶する対応措置情報記憶部と、
    異常有無の判定対象としたセンサーが前記異常判定部により異常が有ると判定された場合、当該センサーの検出値に基づいて、対応する対応措置を報知する報知部と、
    を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  10. 所定のエネルギーが加えられる流体を循環させる流体循環経路と、前記流体の状態を検出するための流体状態検出用センサーを含む複数のセンサーとを備え、前記流体を循環させる過程で前記流体のエネルギーを放出させて所定の仕事を行わせるエネルギー機器において、
    前記流体にエネルギーを加えるのを停止した後、前記流体が定常状態に戻ったときに、各センサーの検出値を相互に比較して、各センサーの異常の有無を判定する異常判定部と、
    各センサーについて、センサー特性、検出対象および検出位置のうち、少なくともいずれか一に基づいて、前記異常判定部において異常の有無を判定する際の相互比較の対象センサーとするか否かを判定する比較対象可否判定部と、を備えたこと、
    を特徴とするエネルギー機器。
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