JP5450208B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の高圧スイッチを備えた空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置において、既設の空気調和装置の冷媒配管を利用して、空気調和装置をリニューアル機として設置するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のものでは、従来、低耐圧冷媒配管への接続時に設定され、リニューアル機として低い圧力で運転する第1運転モードと、高耐圧冷媒配管への接続時に設定され、第1運転モードの圧力よりも高い圧力で運転する第2運転モードとを備え、高圧冷媒配管に、機械式接点を有した圧縮機保護用の第1高圧スイッチと、圧力センサと、第1高圧スイッチの動作圧力よりも低く、第1運転モード時の高圧よりも若干低い圧力で動作する機械式接点を有した第2高圧スイッチとを備えている。
特開2007−232286号公報
しかし、上記従来の構成では、リニューアル機として第1運転モードに設定して運転すべきところ、誤って第2運転モードに設定して運転した場合、第2高圧スイッチが作動して空気調和装置の運転が緊急停止される。このとき、空気調和装置のマイコンは第1,第2高圧スイッチのうち、いずれの高圧スイッチが動作したかを判断できないため、空気調和装置の停止原因が分からず、復旧に手間がかかっていた。
運転モードの誤設定に気付いたときには、その設定を改めた後に、運転を再起動すればよいが、運転モードの誤設定に気付かずに、再運転した場合には、空気調和装置の運転が、再び緊急停止され、停止が頻繁に起こる課題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、高圧スイッチの動作によって空気調和装置が停止したとき、簡単に復旧できるようにした空気調和装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、低耐圧冷媒配管への接続時に設定され、リニューアル機として低い圧力で運転する第1運転モードと、高耐圧冷媒配管への接続時に設定され、第1運転モードの圧力よりも高い圧力で運転する第2運転モードとを備え、高圧冷媒配管に、機械式接点を有した圧縮機保護用の第1高圧スイッチと、圧力センサと、第1高圧スイッチの動作圧力よりも低く、第1運転モード時の高圧よりも若干低い圧力で動作する機械式接点を有した第2高圧スイッチとを備えた空気調和装置において、前記高圧スイッチが動作したときに、第1,第2高圧スイッチのうち、いずれのスイッチが動作したかを、前記圧力センサの検知値に基づいて判定する判定部と、前記判定部により第2高圧スイッチの動作であると判定されたときに、前記第1運転モードに強制的に切り替える制御部とを備えた。
上記構成において、前記第2高圧スイッチは、室外機の室外熱交換器と室内機とを接続する液管に設けられる冷房用高圧スイッチと、室外機の圧縮機の吐出口と前記室内機とを接続するガス管に設けられる暖房用高圧スイッチとを有する構成としても良い。
また、前記冷房用高圧スイッチは、暖房時に冷媒を膨張させる膨張弁よりも前記室内機側に設けられ、前記暖房用高圧スイッチは、冷房と暖房とを切り替える四方弁よりも前記室内機側に設けられていても良い。
また、前記第1高圧スイッチ及び前記圧力センサは、前記圧縮機の前記吐出口の近傍に設けられていても良い。
さらに、前記第2高圧スイッチが動作する冷媒の圧力は、前記室内機と前記室外機とを接続する接続配管の耐圧基準値に対応して設定されていても良い。
さらにまた、前記制御部によって前記第1運転モードに切り替えられた場合に、点検が必要であることを報知する表示部を備えた構成としても良い。
本発明によれば、高圧スイッチの動作によって空気調和装置が停止したとき、簡単に復旧できるようにした空気調和装置を提供できる。
本発明の実施の形態のガスヒートポンプ式の空気調和装置の構成を示す図である。 制御装置の概要構成を示すブロック図である。 運転モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態のガスヒートポンプ(GHP)式の空気調和装置100の構成を示す図である。まず、空気調和装置100の冷媒回路10の構成を説明する。
空気調和装置100は、建物に既に設置されている古い空気調和装置を新たな空気調和装置に入れ替える場合等に、既に設置されている空気調和装置の配管を利用して設置(以下、リニューアル設置と呼ぶ)される空気調和装置であり、いわゆるリニューアルタイプの空気調和装置である。また、空気調和装置100はリニューアルタイプの空気調和装置であるが、既に設置されている配管を使用せずに、新たな配管を用いて設置することもできる。
空気調和装置100は、室外に設置される室外機11と、室内に設置される複数台(例えば5台)の室内機12A〜12Eとを有し、室外機11の室外冷媒配管13(高圧冷媒配管)と室内機12A〜12Eの各室内冷媒配管14A〜14Eとが、接続配管70(低耐圧冷媒配管)によって接続されている。接続配管70は、既設の古い空気調和装置の配管であり、室外機11及び室内機12A〜12Eが建物に新たに設置される。このように、既に設置されていた接続配管70に室外機11及び室内機12A〜12Eを接続するため、新たに建物等に配設しなければならない配管が削減され、空気調和装置100を簡単に設置することができる。
図1に示す様に、室外冷媒配管13には圧縮機15が配設されている。圧縮機15は、Vベルト40Aを介してガスエンジン40に連結され、このガスエンジン40により動力が伝達されて駆動される。ガスエンジン40には、燃料と空気とを混合した混合気をガスエンジン40の燃焼室に供給する燃料供給装置41が接続され、ガスエンジン40の排気側には後述する排気ガス熱交換器52が付設されており、排気ガス熱交換器52には、排気ホース52Aを介して、排気マフラー52Bが接続されている。この排気マフラー52Bには排気トップ52Cおよび中和装置52Dが接続されている。
室外冷媒配管13の圧縮機15の吸入側には、アキュムレーター16が配設されており、吐出側にはオイルセパレーター17を介して四方弁18、室外熱交換器19、室外膨張弁20(膨張弁)、サブクーラ21、ドライコア22が順次配設されている。また、室外膨張弁20はバイパス管23によりバイパスされており、このバイパス管23には逆止弁24が配設されている。また、室外熱交換器19には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン25が隣接して配置されている。また、室外熱交換器19に隣接してラジエータ54が配置されている。
室外冷媒配管13の冷媒高圧側(圧縮機15の吐出側)と冷媒低圧側(図示の例ではアキュムレーター16の手前)との間には、オイル戻し管26およびバイパス弁27が接続されている。また、室外冷媒配管13において圧縮機15の吐出側の吐出側配管13Cには、圧縮機15の吐出側の冷媒の圧力が所定圧を超える高圧に達した場合に動作する圧縮機保護用の第1高圧スイッチ71、及び、圧縮機15の吐出口15Aの近傍の冷媒の圧力を検出する圧力センサ81が設けられている。圧縮機15の吸い込み側にも、吸い込み側の圧力を検出する吸込側圧力センサ82が設けられている。
室外冷媒配管13において、室外熱交換器19と接続配管70との間の部分の配管は、冷房運転時に室外熱交換器19で凝縮された高圧の液冷媒が通る液管13Aである。液管13Aには、液管13A内の冷媒が所定圧を超える高圧に達した場合に動作する液管高圧スイッチ74(冷房用高圧スイッチ)が設けられている。液管高圧スイッチ74は、接続配管70と室外膨張弁20との間に設けられ、室外膨張弁20よりも室内機12A〜12E側に位置している。
室外冷媒配管13において、圧縮機15と接続配管70との間の部分の配管は、暖房運転時に圧縮機15で圧縮された高圧のガス冷媒が通るガス管13Bである。ガス管13Bには、ガス管13B内の冷媒が所定圧を超える高圧に達した場合に動作するガス管高圧スイッチ75(暖房用高圧スイッチ)が設けられている。ガス管高圧スイッチ75は、接続配管70と四方弁18との間に設けられ、四方弁18よりも室内機12A〜12E側に位置している。
液管高圧スイッチ74及びガス管高圧スイッチ75が動作する所定圧は、接続配管70の耐圧基準値に対応して、接続配管70の耐圧基準値の近傍の圧力に設定されている。
液管高圧スイッチ74及びガス管高圧スイッチ75は、第1高圧スイッチ71の動作圧力よりも低い圧力で動作する第2高圧スイッチ72を構成している。
第1高圧スイッチ71、液管高圧スイッチ74、及び、ガス管高圧スイッチ75は、冷媒配管内の圧力により動作する機械式接点を有した高圧スイッチであり、第1高圧スイッチ71、液管高圧スイッチ74、及び、ガス管高圧スイッチ75のいずれかが動作すると該スイッチの導通が遮断されるに伴ってガスエンジン40が強制的に停止され、圧縮機15も停止する。
一方、各室内機12A〜12Eは、各室内冷媒配管14A〜14Eにそれぞれ室内熱交換器29A〜29Eが配設される。また、各室内冷媒配管14A〜14Eには、各室内熱交換器29A〜29Eの近傍にそれぞれ室内膨張弁30A〜30Eが配設される。各室内熱交換器29A〜29Eには、それぞれ室内ファン31A〜31Eが隣接して配置されており、各室内ファン31A〜31Eはそれぞれ各室内熱交換器29A〜29Eに送風する。
空気調和装置100では、四方弁18を切り替えることにより、冷房運転または暖房運転が切り替えられる。四方弁18が冷房側に切り替えられたときには、図1に示す実線矢印に沿って冷媒が流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器29A〜29Eが蒸発器になり、圧縮機15から吐出された冷媒は、四方弁18、室外熱交換器19、液管13A、接続配管70、各室内熱交換器29A〜29E、接続配管70、ガス管13B及び四方弁18の順に通り、圧縮機15の吸い込み側に戻り、各室内熱交換器29A〜29Eが室内を冷房する冷房運転状態となる。冷房運転時では、空調負荷に応じて、室内膨張弁30A〜30Eのそれぞれの弁開度が調整される。
また、四方弁18が暖房側に切り替えられたときには、図1に示す破線矢印に沿って冷媒が流れ、室内熱交換器29A〜29Eが凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって、圧縮機15から吐出された冷媒は、四方弁18、ガス管13B、接続配管70、各室内熱交換器29A〜29E、接続配管70、液管13A、室外膨張弁20、室外熱交換器19及び四方弁18の順に通り、圧縮機15の吸い込み側に戻り、各室内熱交換器29A〜29Eが室内を暖房する暖房運転状態となる。暖房運転時では、空調負荷に応じて、室外膨張弁20及び室内膨張弁30A〜30Eのそれぞれの弁開度が調整される。
次に、ガスエンジン40を冷却するための冷却水回路50の構成を説明する。冷却水回路50では、ガスエンジン40の廃熱を回収するために、冷却水配管51に排気ガス熱交換器52と、プレート熱交換器53と、ラジエータ54とが設けられている。
ここで、排気ガス熱交換器52は、ガスエンジン40の排気ガスと冷却水との間で熱交換させる熱交換器である。プレート熱交換器53は、冷媒回路10内の冷媒と冷却水回路50内の冷却水との間で熱交換を行う冷却水・冷媒熱交換器である。このプレート熱交換器53は、室外冷媒配管13の四方弁18と圧縮機15との間に配置され、暖房運転時に、プレート熱交換器53をサブエバポレータとして機能させることにより、暖房能力の維持及び増強を図ることができる。ラジエータ54は、ガスエンジン40の排熱を回収した冷却水を冷却させるものである。
冷却水配管51には第1三方弁55が設けられ、この第1三方弁55の入口55Aには、冷却水配管51を介してガスエンジン40の冷却水出口40Bが接続され、第1三方弁55の一方の出口55Bには、冷却水を循環させるための電動式の循環ポンプ57と排気ガス熱交換器52とが順次接続されている。また、第1三方弁55の他方の出口55Cには、流量調整式の三方弁である第2三方弁56の入口56Aが接続されている。第2三方弁56の一方の出口56Bにはプレート熱交換器53が接続されており、他方の出口56Cには、ラジエータ54が接続されている。第1三方弁55を介して流入した高温の冷却水は、この第2三方弁56により、プレート熱交換器53とラジエータ54とのいずれか一方、若しくは、分流比を変更して両方に導かれる。
また、冷却水回路50には、冷却水補充弁58を介してリザーブタンク59が接続されている。このリザーブタンク59は、冷却水回路50内の冷却水が水漏れ等により減少した場合に、冷却水回路50の内圧が重力により自動的に冷却水を補充するように調整されている。
次に、図2を参照して、空気調和装置100の各構成要素を制御する制御装置60について説明する。図2は、制御装置60の概要構成を示すブロック図である。
制御装置60は、室外機11に設けられており、図2に示すように、制御装置60全体を制御するCPU61と、各種情報を表示する表示機能及び操作子(例えば、基板上に設けられるディップスイッチ等)を有する表示・操作部62(表示部)と、本発明に係る運転モードの切り替え処理のプログラム等を含む制御プログラムや、その他各種情報が記憶される記憶部としてのEEPROM63と、外部機器との間で通信を行うインターフェース部64と、第1三方弁55や第2三方弁56等の各種の電動弁が配線接続される複数の出力ポート(不図示)と、第1三方弁55や第2三方弁56等の弁開位置の切り替えや弁開度の制御等を行うための電動弁駆動部65とを備えている。
CPU61は、後述する運転モードを切り換える制御部61Aと、第1高圧スイッチ71及び第2高圧スイッチ72のうち、いずれの高圧スイッチが動作したかを圧力センサ81の検知値に基づいて判定する判定部61Bとを備えている。
表示・操作部62は、空気調和装置100の運転状態等の情報を表示する画面や操作ボタン等を備えたリモコン(不図示)を備えている。EEPROM63は不揮発性メモリーである。
第1高圧スイッチ71、第2高圧スイッチ72である液管高圧スイッチ74及びガス管高圧スイッチ75、圧力センサ81及び吸込側圧力センサ82は、CPU61に配線接続されている。詳細には、CPU61は、第1高圧スイッチ71、液管高圧スイッチ74及びガス管高圧スイッチ75のいずれかが動作して導通が遮断されたことを認識するが、これら高圧スイッチ71、74、75は機械式のスイッチであるため、どのスイッチが動作したのかは認識しない。
また、圧力センサ81は、吐出側配管13Cの圧力をCPU61に常時出力する。
空気調和装置100がリニューアル機としてリニューアル設置される場合に用いられる既設の接続配管70の耐圧力は、空気調和装置100で用いられている冷媒が到達する高圧側の圧力よりも低い。
本実施の形態の空気調和装置100は、リニューアル機として設置される場合に、接続配管70に許容される冷媒の圧力に対応し、冷媒圧力を低く設定して運転を制御する第1の運転モードとしての低圧力運転モード(第1運転モード)、及び、接続配管70よりも高い耐圧力を有する新規の高耐圧冷媒配管(不図示)に接続される場合に対応し、冷媒圧力を高く設定して運転を制御する第2の運転モードとしての高圧力運転モード(第2運転モード)を設定可能である。このため、空気調和装置100は、上記低圧力運転モードを選択して運転することで、接続配管70の耐圧力より低圧で運転でき、リニューアル設置に対応することができる。
空気調和装置100の制御装置60は、圧力センサ81による冷媒圧力の検知値が第1高圧スイッチ71の動作圧力よりも低いにも拘わらず、第2高圧スイッチ72の動作による空気調和装置100の運転停止が行なわれたときに、空気調和装置100がリニューアル設置されていると判断し、強制的に低圧力運転モードに切り替えを行なう。
具体的には、一例として、接続配管70の耐圧基準値は3.3(MPa)、ガス管高圧スイッチ75が動作する圧力は3.3(MPa)、液管高圧スイッチ74が動作する圧力は3.5(MPa)、第1高圧スイッチ71が動作する圧力は4.05(MPa)である。そして、低圧力運転モードでは、接続配管70の耐圧基準値である3.3(MPa)を超えない圧力の範囲となるように空気調和装置100の運転が制御される。
低圧力運転モードでは、通常、第2高圧スイッチ72の動作圧力よりも低い圧力となるように運転されるが、異常時等には、冷媒は3.5(MPa)を超える高圧に達し、第2高圧スイッチ72が動作する。すなわち、第2高圧スイッチ72は低圧力運転モードにおける高圧よりも若干低い圧力で動作する高圧スイッチである。
以下、運転モードの切り替え処理について詳細に説明する。
図3は、運転モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
まず、運転モードの切り替え処理に際して、CPU61は、空気調和装置100が低圧力運転モードに設定されているか否かを判別する(ステップS1)。空気調和装置100が低圧力運転モードで運転されていると判別された場合(ステップS1:Yes)、CPU61は、運転モードの切り替え処理を終了する。ここで、運転モードの切り替え処理は、一例として、20(msec)毎に行なわれている。
空気調和装置100が低圧力運転モードで運転されていないと判断された場合(ステップS1:No)、CPU61は、第1及び第2高圧スイッチ71、72のいずれかが動作してガスエンジン40が停止されたか否かを判別する(ステップS2)。次に、第1及び第2高圧スイッチ71、72のいずれかの動作によりガスエンジン40が停止されていないと判別された場合(ステップS2:No)、CPU61は、運転モードの切り替え処理を終了する。
第1及び第2高圧スイッチ71、72のいずれかが動作してガスエンジン40が停止されたと判別された場合(ステップS2:Yes)、CPU61の判定部61Bは、第1及び第2高圧スイッチ71、72のいずれかが動作したときの圧力センサ81の検知値が所定値、本実施の形態では3.6(MPa)より小さいか否かを判別する(ステップS3)。ここでは、圧力センサ81の所定値は3.6(MPa)であるが、この所定値は、第1高圧スイッチ71の動作圧力よりも低く設定されていれば良い。
圧力センサ81の検知値が3.6(MPa)よりも小さくない場合(ステップS3:No)、すなわち、第1高圧スイッチ71の動作によってガスエンジン40が停止された場合、CPU61は、運転モードの切り替え処理を終了する。この場合、圧縮機15の近傍の異常等によって吐出側配管13Cの圧力が増加している。
そして、圧力センサ81の検知値が3.6(MPa)よりも小さい場合(ステップS3:Yes)、判定部61Bは、液管高圧スイッチ74及びガス管高圧スイッチ75のいずれかの動作によってガスエンジン40が停止されたものと判断すると共に、この結果に基づいて、制御部61Aは、空気調和装置100がリニューアル機であるとみなし、空気調和装置100を低圧力運転モードに強制的に切り替える(ステップS4)。このように、判定部61Bは、第1高圧スイッチ71または第2高圧スイッチ72が動作して運転が停止されたときに、圧力センサ81の検知値に基づいて、第2高圧スイッチ72の動作であると判定し、これに基づいて、制御部61Aは低圧力運転モードに強制的に切り替える。これにより、次回の運転時に、低圧力運転モード時の高圧よりも若干低い圧力で動作する第2高圧スイッチ72が動作して空気調和装置100が再び停止されることを防止できるため、空気調和装置100を停止状態から簡単に復旧させることができる。
また、制御部61Aが空気調和装置100をリニューアル機とみなした場合には、低圧力運転モードに強制的に切り換えられるため、運転モードが誤設定であったことに気付かずに再運転されたとしても、空気調和装置100が第2高圧スイッチ72によって再び停止されることが無く、空気調和装置100が頻繁に停止されることを防止できる。さらに、空気調和装置100が出荷時に高圧力運転モードで出荷されてリニューアル機として設置されたとしても、空気調和装置100を運転することで第2高圧スイッチ72が動作し、制御装置60によって低圧力運転モードに強制的に切り替えられるため、空気調和装置100の初期設定の手間を省くことができる。
また、液管高圧スイッチ74及びガス管高圧スイッチ75によって冷媒の高圧を検知するため、冷房運転及び暖房運転の両方の高圧状態を確実に検知することができる。
その後、CPU61は、表示・操作部62のリモコンに、ユーザーやサービスマン等に対し点検を促す表示を表示させ(ステップS5)、運転モードの切り替え処理を終了する。第1及び第2高圧スイッチ71、72が動作した場合は、第1及び第2高圧スイッチ71、72及び圧力センサ81の異常であることも考えられるため、サービスマンは、第1及び第2高圧スイッチ71、72及び圧力センサ81等の状態を確認する。
また、空気調和装置100は、ステップS2でNoの場合のように、低圧力運転モードで運転されていない場合は、高圧力運転モードで運転されている。この場合、空気調和装置100は、新規の高耐圧冷媒配管(不図示)に接続されているとともに、第2高圧スイッチ72が設けられていない。このため、第2高圧スイッチ72の動作圧力を超える冷媒圧力で運転することができる。また、4.05(MPa)で動作する第1高圧スイッチ71が動作したとしても、このときの圧力センサ81の検知値が3.6(MPa)よりも小さくない場合は、制御部61Aは低圧力運転モードに切り替えないため、低圧力運転モードに切り替えないようにするために制御装置60を変更する必要が無い。このため、新規の高耐圧冷媒配管を用いて空気調和装置100を新設する場合に、空気調和装置100を大きく変更することなく新設できる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、圧力センサ81の検知値が、第1高圧スイッチ71の動作圧力よりも低い圧力であるにも拘わらず、第1高圧スイッチ71または第2高圧スイッチ72が動作して運転が停止されたときに、判定部61Bが第2高圧スイッチ72の動作であると判定し、制御部61Aが低圧力運転モードに強制的に切り替えるため、次回の運転時に、低圧力運転モード時の高圧よりも若干低い圧力で動作する第2高圧スイッチ72が動作して空気調和装置100が再び停止されることを防止でき、空気調和装置100を停止状態から簡単に復旧させることができる。
また、液管13Aに液管高圧スイッチ74が設けられ、ガス管13Bにガス管高圧スイッチ75が設けられるため、冷房及び暖房の両方の運転に対応して冷媒の高圧状態を検知でき、第2高圧スイッチ72の動作によって運転が停止されたときには、制御部61Aによって低圧力運転モードに強制的に切り替えることができる。
また、液管高圧スイッチ74が室外膨張弁20よりも室内機12A〜12E側に設けられているため、液管高圧スイッチ74が室外膨張弁20に影響されることを防止でき、室内機12A〜12E側に近い冷媒の圧力で液管高圧スイッチ74を動作させることができるため、液管高圧スイッチ74を正確に動作させることができる。また、ガス管高圧スイッチ75が四方弁18よりもよりも室内機12A〜12E側に設けられているため、ガス管高圧スイッチ75が四方弁18に影響されることを防止でき、室内機12A〜12E側に近い冷媒の圧力でガス管高圧スイッチ75を動作させることができるため、ガス管高圧スイッチ75を正確に動作させることができる。
さらに、第1高圧スイッチ71及び圧力センサ81が圧縮機15の吐出口15Aの近傍に設けられているため、圧縮機15が発生させる圧力をより正確に検知でき、この検知の結果に基づいて第2高圧スイッチ72の動作であることを正確に判定し、低圧力運転モードに強制的に切り替えることができる。
さらにまた、第2高圧スイッチ72が室内機12A〜12Eと室外機11とを接続する接続配管70の耐圧基準値に対応して設定されているため、既設の接続配管70を利用するリニューアル機に対応し、第2高圧スイッチ72の動作によって運転が停止されたときには、制御部61Aによって低圧力運転モードに強制的に切り替えることができる。
また、低圧力運転モードに強制的に切り替えられたことを、表示・操作部62によって報知することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。
例えば、以上の実施形態においては、圧縮機15は、ガスエンジン40により駆動されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、圧縮機15をモータにより駆動する構成とし、第1高圧スイッチ71及び第2高圧スイッチ72が動作した場合には、圧縮機15を直接停止させても良い。
11 室外機
12A〜12E 室内機
13 室外冷媒配管(高圧冷媒配管)
13A 液管
13B ガス管
15 圧縮機
15A 吐出口
18 四方弁
19 室外熱交換器
20 室外膨張弁(膨張弁)
60A 制御部
60B 判定部
62 表示・操作部(表示部)
70 接続配管(低耐圧冷媒配管)
71 第1高圧スイッチ
72 第2高圧スイッチ
74 液管高圧スイッチ(冷房用高圧スイッチ)
75 ガス管高圧スイッチ(暖房用高圧スイッチ)
81 圧力センサ
100 空気調和装置

Claims (6)

  1. 低耐圧冷媒配管への接続時に設定され、リニューアル機として低い圧力で運転する第1運転モードと、高耐圧冷媒配管への接続時に設定され、第1運転モードの圧力よりも高い圧力で運転する第2運転モードとを備え、高圧冷媒配管に、機械式接点を有した圧縮機保護用の第1高圧スイッチと、圧力センサと、第1高圧スイッチの動作圧力よりも低く、第1運転モード時の高圧よりも若干低い圧力で動作する機械式接点を有した第2高圧スイッチとを備えた空気調和装置において、
    前記高圧スイッチが動作したときに、第1,第2高圧スイッチのうち、いずれのスイッチが動作したかを、前記圧力センサの検知値に基づいて判定する判定部と、
    前記判定部により第2高圧スイッチの動作であると判定されたときに、前記第1運転モードに強制的に切り替える制御部とを
    備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記第2高圧スイッチは、室外機の室外熱交換器と室内機とを接続する液管に設けられる冷房用高圧スイッチと、室外機の圧縮機の吐出口と前記室内機とを接続するガス管に設けられる暖房用高圧スイッチとを有することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記冷房用高圧スイッチは、暖房時に冷媒を膨張させる膨張弁よりも前記室内機側に設けられ、前記暖房用高圧スイッチは、冷房と暖房とを切り替える四方弁よりも前記室内機側に設けられていることを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 前記第1高圧スイッチ及び前記圧力センサは、前記圧縮機の前記吐出口の近傍に設けられていることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の空気調和装置。
  5. 前記第2高圧スイッチが動作する冷媒の圧力は、前記室内機と前記室外機とを接続する接続配管の耐圧基準値に対応して設定されていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の空気調和装置。
  6. 前記制御部によって前記第1運転モードに切り替えられた場合に、点検が必要であることを報知する表示部を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の空気調和装置。
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