JP2003322437A - ホットガスバイパス開閉弁の故障診断方法及び冷媒回路 - Google Patents
ホットガスバイパス開閉弁の故障診断方法及び冷媒回路Info
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Abstract
間のうちに実施できるようにし、コンテナ内の温度が異
常に上昇するのを防止することができるホットガスバイ
パス開閉弁の故障診断方法を提供する。 【解決手段】 デフロスト運転または加熱運転から冷却
運転に切り換える時、エバポレータ13の近傍に設けた
デフロスト終了センサ30で運転切換直後に第1の出口
空気温度(T1)を検出し、エバポレータファン16の
運転開始を運転切換直後から所定時間遅らせて運転開始
直前に第2の出口空気温度(T2)を検出する。第2の
出口空気温度(T2)が第1の出口空気温度(T1)よ
り所定値以上高い場合、ホットガスバイパス開閉弁21
が異常と判断する。
Description
用のコンテナに装備される陸上レフユニット等に適用さ
れるホットガスバイパス開閉弁の故障診断方法及び冷媒
回路に関する。
されるコンテナ(以下、「陸上コンテナ」と呼ぶ)や、
船舶、トレーラー、トラック及び鉄道車両の貨車等に積
載して輸送するコンテナ(以下、「海上コンテナ」と呼
ぶ)のような輸送用コンテナの冷凍ユニットが知られて
いる。
冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、高圧のガス冷媒を凝縮さ
せるコンデンサと、高温高圧の液冷媒を減圧膨張させる
絞り機構と、低温の液冷媒を蒸発させるエバポレータと
を具備し、これらを順次冷媒配管で接続してなる冷凍サ
イクルを冷媒が循環して状態変化を繰り返すように構成
された冷媒回路を備えている。また、冷却運転、加熱運
転及びデフロスト運転が可能となるように、圧縮機の吐
出側からエバポレータとして機能する熱交換器の上流側
へ高温高圧のガス冷媒を分岐させて直接導くホットガス
バイパス回路を備えた冷媒回路もある。
ト運転時または加熱運転時に開とするホットガスバイパ
ス開閉弁を備えている。このホットガスバイパス開閉弁
を開とすることにより、圧縮機の吐出側からエバポレー
タの上流側へ直接、高温高圧のガス冷媒(以下、「ホッ
トガス」と呼ぶ)を供給することができる。この結果、
エバポレータに付着した霜をホットガスの熱で溶かすデ
フロスト運転やコンテナ内の温度をホットガスで加熱す
る加熱運転を実施することができる。なお、輸送用コン
テナの冷凍ユニットの場合、デフロスト運転時にはエバ
ポレータファンの運転が停止されているのが一般的であ
る。また、ホットガスバイパス回路に設けられるホット
ガスバイパス開閉弁は電磁弁が一般的であり、このホッ
トガスバイパス開閉弁が故障して開きっぱなしになる
と、冷却運転を行おうとしてもエバポレータにはホット
ガスが供給され続けて加熱運転状態となり、必要な冷却
能力が得られなくなる。
近傍位置に出口空気温度検出手段としてデフロスト終了
センサ(温度センサ)を取り付け、デフロスト運転から
冷却運転に切換えた時点、すなわちホットガスバイパス
開閉弁を閉とした時点のセンサ検出温度(t1)と、冷
却運転開始から所定時間(約30分)経過後のセンサ検
出温度(t2)とを比較する。この結果、センサ検出温
度t2がセンサ検出温度t1より所定値(Δt)以上高
温(t2≧t1+Δt)であればホットガスバイパス開
閉弁の故障と判断し、冷凍ユニットの運転を緊急停止さ
せて庫内温度が異常に温度上昇するのを防いでいる。
来技術によれば、以下に説明するような問題がある。す
なわち、ホットガスバイパス開閉弁の故障判断には、約
30分の所定時間が経過するのを待つ必要がある。ここ
で、所定時間を約30分としているのは、エバポレータ
ファンを停止したデフロスト運転から冷却運転に切換え
た時、ホットガスバイパス開閉弁が故障して開のままに
なると、誤って加熱運転状態となるが、エバポレータフ
ァンが運転されることにより、デフロスト運転で暖まっ
たエバポレータに温度の低いコンテナ内の空気が流入す
る。
度が下降してしまい、再び上昇するまでには約30分の
時間を要することになる。従って、そのまま冷凍ユニッ
トの運転を続けると、ホットガスによる加熱を受けてコ
ンテナ内の温度が大幅に上昇し、積み荷にダメージを与
えることが懸念されていた。
ので、ホットガスバイパス開閉弁の故障診断を短時間の
うちに実施できるようにし、コンテナ内の温度が異常に
上昇するのを防止することができるホットガスバイパス
開閉弁の故障診断方法及び冷媒回路の提供を目的として
いる。
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
発明は、ガス冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、コンデンサ
ファンを備えて高圧のガス冷媒を凝縮させるコンデンサ
と、高温高圧の液冷媒を減圧膨張させる絞り機構と、エ
バポレータファンを備えて低温の液冷媒を蒸発させるエ
バポレータと、これらを接続して閉回路を形成する冷媒
配管と、前記圧縮機の吐出側から前記エバポレータの上
流側に接続されてホットガスバイパス開閉弁を備えてい
るホットガスバイパス管路と、を具備してなる冷媒回路
のホットガスバイパス開閉弁の故障診断方法であって、
デフロスト運転または加熱運転から冷却運転に切り換え
る時、前記エバポレータの近傍に設けた出口空気温度検
出手段で運転切換直後に第1の出口空気温度(T1)を
検出し、前記エバポレータファンの運転開始を運転切換
直後から所定時間遅らせると共に、該エバポレータファ
ンの運転開始直前に第2の出口空気温度(T2)を検出
し、前記第2の出口空気温度(T2)が前記第1の出口
空気温度(T1)より所定値以上高い場合に前記ホット
ガスバイパス開閉弁が異常と判断することを特徴とする
ものである。
障診断方法によれば、デフロスト運転または加熱運転か
ら冷却運転に切り換える時、エバポレータの近傍に設け
た出口空気温度検出手段で運転切換直後に第1の出口空
気温度(T1)を検出し、前記エバポレータファンの運
転開始を運転切換直後から所定時間遅らせると共に、該
エバポレータファンの運転開始直前に第2の出口空気温
度(T2)を検出し、前記第2の出口空気温度(T2)
が前記第1の出口空気温度(T1)より所定値以上高い
場合に前記ホットガスバイパス開閉弁が異常と判断する
ので、エバポレータファンにより吸引されてくるコンテ
ナ内の空気の影響を受けることはなく、従って、概ね2
〜3分程度の短時間で異常を判断することができる。
圧縮する圧縮機と、コンデンサファンを備えて高圧のガ
ス冷媒を凝縮させるコンデンサと、高温高圧の液冷媒を
減圧膨張させる絞り機構と、エバポレータファンを備え
て低温の液冷媒を蒸発させるエバポレータと、これらを
接続して閉回路を形成する冷媒配管と、前記圧縮機の吐
出側から前記エバポレータの上流側に接続されてホット
ガスバイパス開閉弁を備えているホットガスバイパス管
路と、を具備してなる冷媒回路であって、前記エバポレ
ータの近傍に出口空気温度検出手段を設け、デフロスト
運転または加熱運転から冷却運転に切り換える時、前記
出口空気検出温度検出手段で運転切換直後に検出した第
1の出口空気温度(T1)と、前記エバポレータファン
の運転開始を運転切換直後から所定時間遅らせて検出し
た第2の出口空気温度(T2)とを比較し、前記第2の
出口空気温度(T2)が前記第1の出口空気温度(T
1)より所定値以上高い場合に前記ホットガスバイパス
開閉弁が異常と判断する故障診断手段を設けたことを特
徴とするものである。
タの近傍に出口空気温度検出手段を設け、デフロスト運
転または加熱運転から冷却運転に切り換える時、前記出
口空気検出温度検出手段で運転切換直後に検出した第1
の出口空気温度(T1)と、前記エバポレータファンの
運転開始を運転切換直後から所定時間遅らせて検出した
第2の出口空気温度(T2)とを比較し、前記第2の出
口空気温度(T2)が前記第1の出口空気温度(T1)
より所定値以上高い場合に前記ホットガスバイパス開閉
弁が異常と判断する故障診断手段を設けたので、エバポ
レータファンにより吸引されてくるコンテナ内の空気の
影響を受けることはなく、概ね2〜3分程度の短時間で
ホットガスバイパス開閉弁の故障診断を行うことができ
る。
冷媒回路において、前記故障診断手段は、前記ホットガ
スバイパス開閉弁が異常と判断した時、前記圧縮機の運
転を緊急停止させることが好ましく、これにより、無用
の加熱運転により庫内温度が異常に上昇するのを防止す
ることができる。
イパス開閉弁の故障診断方法及び冷媒回路の一実施形態
を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、陸
上コンテナに装備される冷凍ユニットである「陸上レフ
ユニット」を例示して説明する。図3は、陸上コンテナ
に装備された陸上レフユニット(冷凍ユニット)の概要
を示しており、図中の符号1は冷凍車、2は陸上コンテ
ナ、3はエバポレータユニット、4はコンデンサユニッ
トである。
は、図1に示すように、ガス冷媒を吸入圧縮する圧縮機
10と、高圧のガス冷媒を凝縮させるコンデンサ11
と、高温高圧の液冷媒を減圧膨張させる絞り機構12
と、低温の液冷媒を蒸発させるエバポレータ13とを具
備し、これらを順次冷媒配管14で接続してなる冷凍サ
イクルを冷媒が循環して状態変化を繰り返すように構成
された冷媒回路Cを備えている。なお、図1において、
図中の符号15はコンデンサファン、16はエバポレー
タファンである。
13の上流側との間は、ホットガスバイパス管路20で
接続されている。このホットガスバイパス管路20に
は、デフロスト運転時や加熱運転時に開とするホットガ
スバイパス開閉弁21が設けられている。ホットガスバ
イパス開閉弁21としては電磁弁が一般的に採用され、
これを開とすることにより、圧縮機10の吐出側からエ
バポレータ13の上流側へホットガスを直接供給するこ
とができる。
タ13を通過した出口空気温度を検出するため、出口空
気温度検出手段としてデフロスト終了センサ(温度セン
サ)30を設置してある。このデフロスト終了センサ3
0で検出した出口空気温度は、冷媒回路Cの制御部40
に入力される。この制御部40には、後述する故障診断
方法を実行する故障診断手段として、故障診断部41が
設けられている。
時において、圧縮機10から送出された高圧のガス冷媒
がコンデンサ11へ導かれ、高圧のガス冷媒を空気と熱
交換して凝縮させる。こうしてコンデンサ11をでた高
温高圧の液冷媒は、絞り機構12を通過する過程で減圧
膨張して低温の液冷媒となり、エバポレータ13へ供給
される。
は、低温の液冷媒が蒸発する際に気化熱を奪われること
で冷却される。この結果、低温の液冷媒は蒸発してガス
冷媒となり、圧縮機10に吸引されて再度圧縮される。
以後、冷媒は同様の状態変化を繰り返し、冷媒回路Cを
循環する。なお、エバポレータ13で冷却される空気
は、エバポレータファン16の作動によって陸上コンテ
ナ2の内部から導入されるもので、冷却後には再度コン
テナ内に供給されて冷凍及び冷却に利用される。
13に付着した霜を溶かすデフロスト運転について説明
する。このデフロスト運転は、ホットガスバイパス開閉
弁21を開とし、ホットガスを直接エバポレータ13に
供給して加熱するものであり、この結果、エバポレータ
13に付着した霜をホットガスの熱で溶かすことができ
る。なお、このようなデフロスト運転は、たとえばコン
テナ内の温度を外気温以上に上げる加熱運転としても利
用できる。
21は、デフロスト運転を終了した時点で閉じられ、通
常の冷却運転を実施する。しかし、ホットガスバイパス
開閉弁21が故障して閉じないと、加熱運転が継続され
てコンテナ内の温度が上昇することになる。そこで、図
2に示したフローチャートを参照して以下に説明するホ
ットガスバイパス開閉弁の故障診断方法により、ホット
ガスバイパス開閉弁21の故障を診断する。
す)のデフロスト運転が完了し、デフロスト運転から冷
却運転への切換信号が出力(S2)されると、ホットガ
スバイパス開閉弁21を閉じるのと同時に、デフロスト
終了センサ30で第1の出口空気温度T1を検出して制
御部40へ入力する(S3)。この出口空気温度T1は
制御部40内の故障診断部41に記憶される。
は、冷却運転開始と同時に、すなわちホットガスバイパ
ス開閉弁21の開閉操作と同時に運転を開始せず、所定
時間運転開始が延期される(S4)。この場合の所定時
間は、たとえば2〜3分程度の短い値が好ましい。所定
時間がほぼ経過したエバポレータファン16の運転開始
直前には、上述したデフロスト終了センサ30を用い、
出口温度T1と同じ場所で第2の出口空気温度T2を検
出する(S5)。この出口空気温度T2は、制御部40
の故障診断部41へ入力される。
気温度T2が共に入力されると、故障診断部41では第
2の出口空気温度T2が第1の出口空気温度T1より所
定値(温度Δt)以上高いか否か、すなわち(T2≧T
1+Δt)が成立するか否かを判断する(S6)。この
結果、出口空気温度T2が出口空気温度T1より所定温
度Δt以上高い場合には、ホットガスバイパス開閉弁2
1が閉じられていないためにホットガスの供給が継続さ
れていると判断できる。すなわち、ホットガスバイパス
開閉弁21の異常と判断でき(S7)、そのまま運転を
継続するとコンテナ内の空気が加熱されて温度が上昇し
てしまうので、圧縮機10等を停止させて冷媒回路Cの
運転を緊急停止させる(S8)。
1より所定温度Δt以上高くなっていない場合には、ホ
ットガスバイパス開閉弁21がきちんと閉じられてホッ
トガスの供給が停止されていると判断できる。すなわ
ち、ホットガスバイパス開閉弁21は正常に作動してい
ると判断でき(S9)、従って、そのままの状態で冷却
運転を継続する(S10)。
に切換える時点で、ホットガスバイパス開閉弁21の切
換操作からエバポレータファン16の運転開始を所定時
間延期して温度変化を判断するようにしたので、ホット
ガスバイパス開閉弁21の故障時には事実上デフロスト
運転が継続された状態となるため、エバポレータファン
16によって吸引されたコンテナ内の冷気が出口空気温
度の検出に影響を与えることはない。従って、ホットガ
スバイパス開閉弁21の故障で加熱状態にあることを短
時間のうちに検出することが可能になる。
合にも、上述したデフロスト運転からの切換時と同様に
して、ホットガスバイパス開閉弁21の開閉操作と共に
エバポレータファン16の運転を開始するので、エバポ
レータファン16の運転開始を延期することで短時間の
うちに異常を検出することができる。
バイパス開閉弁の故障診断方法及び冷媒回路によれば、
コンテナ内の冷気の影響を受けることなく故障診断を行
うことができるので、従来の10分の1程度の短時間で
ホットガスバイパス開閉弁の異常を検出することができ
る。従って、故障診断中にコンテナ内の温度が異常に上
昇するのを防止でき、生鮮食料品や冷凍食品などの積み
荷にダメージを与えることなく輸送できるようになる。
限定されるものではなく、たとえば海上コンテナに装備
される海上レフユニットへの適用など、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
障診断方法及び冷媒回路によれば、以下の効果を奏す
る。請求項1に記載の発明によれば、デフロスト運転ま
たは加熱運転から冷却運転に切り換える時、エバポレー
タの近傍に設けた出口空気温度検出手段で運転切換直後
に第1の出口空気温度(T1)を検出し、前記エバポレ
ータファンの運転開始を運転切換直後から所定時間遅ら
せると共に、該エバポレータファンの運転開始直前に第
2の出口空気温度(T2)を検出し、前記第2の出口空
気温度(T2)が前記第1の出口空気温度(T1)より
所定値以上高い場合に前記ホットガスバイパス開閉弁が
異常と判断するので、エバポレータファンにより吸引さ
れてくるコンテナ内の冷気の影響を受けることはない。
従って、概ね2〜3分程度の短時間で異常を判断するこ
とができるようになり、コンテナ内部の異常温度上昇を
防止して積み荷に与えるダメージをなくし、あるいは、
最小限に抑えることができる。
ータの近傍に出口空気温度検出手段を設け、デフロスト
運転または加熱運転から冷却運転に切り換える時、前記
出口空気検出温度検出手段で運転切換直後に検出した第
1の出口空気温度(T1)と、前記エバポレータファン
の運転開始を運転切換直後から所定時間遅らせて検出し
た第2の出口空気温度(T2)とを比較し、前記第2の
出口空気温度(T2)が前記第1の出口空気温度(T
1)より所定値以上高い場合に前記ホットガスバイパス
開閉弁が異常と判断する故障診断手段を設けた冷媒回路
としたので、エバポレータファンにより吸引されてくる
コンテナ内の空気の影響を受けることはなく、概ね2〜
3分程度の短時間でホットガスバイパス開閉弁の故障診
断を行うことができる。従って、ホットガスバイパス開
閉弁が異常と判断した時、圧縮機の運転を緊急停止させ
ることにより、無用の加熱運転により庫内温度が異常に
上昇するのを防止し、コンテナ内部の異常温度上昇を防
止して積み荷に与えるダメージをなくし、あるいは、最
小限に抑えることができる。
障診断方法及び冷媒回路の一実施形態を示す構成図であ
る。
診断方法の実施例を示すフローチャートである。
示す斜視図である。
段) 40 制御部 41 故障診断部(故障診断手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 ガス冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、コ
ンデンサファンを備えて高圧のガス冷媒を凝縮させるコ
ンデンサと、高温高圧の液冷媒を減圧膨張させる絞り機
構と、エバポレータファンを備えて低温の液冷媒を蒸発
させるエバポレータと、これらを接続して閉回路を形成
する冷媒配管と、前記圧縮機の吐出側から前記エバポレ
ータの上流側に接続されてホットガスバイパス開閉弁を
備えているホットガスバイパス管路と、を具備してなる
冷媒回路のホットガスバイパス開閉弁の故障診断方法で
あって、 デフロスト運転または加熱運転から冷却運転に切り換え
る時、前記エバポレータの近傍に設けた出口空気温度検
出手段で運転切換直後に第1の出口空気温度(T1)を
検出し、前記エバポレータファンの運転開始を運転切換
直後から所定時間遅らせると共に、該エバポレータファ
ンの運転開始直前に第2の出口空気温度(T2)を検出
し、前記第2の出口空気温度(T2)が前記第1の出口
空気温度(T1)より所定値以上高い場合に前記ホット
ガスバイパス開閉弁が異常と判断することを特徴とする
ホットガスバイパス開閉弁の故障診断方法。 - 【請求項2】 ガス冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、コ
ンデンサファンを備えて高圧のガス冷媒を凝縮させるコ
ンデンサと、高温高圧の液冷媒を減圧膨張させる絞り機
構と、エバポレータファンを備えて低温の液冷媒を蒸発
させるエバポレータと、これらを接続して閉回路を形成
する冷媒配管と、前記圧縮機の吐出側から前記エバポレ
ータの上流側に接続されてホットガスバイパス開閉弁を
備えているホットガスバイパス管路と、を具備してなる
冷媒回路であって、 前記エバポレータの近傍に出口空気温度検出手段を設
け、デフロスト運転または加熱運転から冷却運転に切り
換える時、前記出口空気検出温度検出手段で運転切換直
後に検出した第1の出口空気温度(T1)と、前記エバ
ポレータファンの運転開始を運転切換直後から所定時間
遅らせて検出した第2の出口空気温度(T2)とを比較
し、前記第2の出口空気温度(T2)が前記第1の出口
空気温度(T1)より所定値以上高い場合に前記ホット
ガスバイパス開閉弁が異常と判断する故障診断手段を設
けたことを特徴とする冷媒回路。 - 【請求項3】 前記故障診断手段は、前記ホットガス
バイパス開閉弁が異常と判断した時、前記圧縮機の運転
を緊急停止させることを特徴とする請求項2記載の冷媒
回路。
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