JP2007003145A - 冷凍車用冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保冷庫の内壁面に結露を発生し難くすることが出来る冷凍車用冷凍機の提供。
【解決手段】 冷凍車用冷凍機は、保冷庫10の内壁面の温度を検出する壁温度センサ50を備えており、電子制御装置40が壁温度センサ50の検出値に基づいて冷凍ユニット20、30を制御して加熱運転を実施する(ステップ160〜200)。したがって、保冷庫10内の壁面温度が設定温度に近づくようになるので、冷凍ユニット20、30が冷却運転から加熱運転に切り替わる際には、従来の冷凍機に比べて、保冷庫10内の壁面温度を高くすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、保冷庫内を冷却する冷凍車用冷凍機に関する。
従来、冷凍車用冷凍機においては、冷凍運転から加熱運転に切換可能に構成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下、このような冷凍車用冷凍機の構成について図4を参照して説明する。
冷凍車用冷凍機は、圧縮機1、凝縮器2、減圧器3、蒸発器4、電子制御装置5、電磁クラッチ6、ホットガスバイパス通路7、電磁弁8、及び温度センサ9を備えている。
圧縮機1は、走行用エンジン11からの駆動力を電磁クラッチ6を介して得て圧縮動作する。これにより、圧縮機1が蒸発器4から冷媒を吸入して圧縮することになる。
そして、凝縮器2は、圧縮機1から吐出された高温・高圧冷媒を冷却し、減圧器3は、凝縮器2から流出した冷媒を減圧する。蒸発器4は、保冷庫10内の空気から吸熱して減圧器3から流出した液冷媒を蒸発させる。
また、温度センサ9は保冷庫10内の空気温度を検出し、電子制御装置5は、温度センサ9の検出温度に応じて、電磁クラッチ6を制御して走行用エンジン11および圧縮機1の間を接続、或いは遮断する。これにより、圧縮機1が保冷庫10内の空気温度に応じて、断続的に圧縮動作を行うことになる。
また、ホットガスバイパス通路7は、圧縮機1の吐出側と蒸発器4の上流側との間を直接連通するように設けられており、電磁弁8は、ホットガスバイパス通路7を開閉する。
ここで、冷凍運転時には、電子制御装置7が電磁弁8によりホットバイパス流路9を閉鎖する。このため、圧縮機1→凝縮器2→減圧器3→蒸発器4→圧縮機1の順に冷媒が循環するので、蒸発器4が減圧器3からの液冷媒により保冷庫10内の空気を冷却する。
また、加熱運転時には、電子制御装置7が電磁弁8を制御してホットバイパス流路9を開放するため、圧縮機1から吐出される高温・高圧冷媒がホットバイパス流路9を通り蒸発器4に流入する。このため、圧縮機1→ホットバイパス流路9→蒸発器4→圧縮機1の順に冷媒が循環し、蒸発器4が、圧縮機1からの高温・高圧冷媒により保冷庫10内の空気を加熱することができる。
以上のように冷凍車用冷凍機が構成されるので、食品等の貨物を低温状態で輸送する際には冷凍運転を実施する。その後、低温状態を必要とする貨物を降ろして、加熱運転を実施すれば、保冷庫10内の空気温度を上昇させることができ、常温状態を必要とする貨物を保冷庫10内に積んで輸送することができる。
すなわち、冷凍運転から加熱運転に切り替えれば、低温状態を必要とする貨物を輸送後に、常温状態を必要とする貨物を輸送することができる。
特開2000−111199号公報
ところで、上述の如く、冷凍車用冷凍機を冷凍運転から加熱運転に切り替えれば、保冷庫10内の空気温度を上昇させることができるものの、保冷庫10内の内壁と空気との熱容量の違いにより、空気温度の上昇に対して、内壁面の温度の上昇には遅延が生じることがある。
このため、空気温度が設定温度に到達していても、内壁面の温度が設定温度よりも低くなっている場合がある。このため、保冷庫10の扉を開いて外気が保冷庫10内に侵入すると、外気に含まれる水分により保冷庫10の内壁面には結露が生じる場合がある。したがって、冷凍運転から加熱運転に切り替える毎に、作業者が、保冷庫10の内壁面の結露を払拭する作業が必要になり、作業者の作業効率の低下を招く。
本発明は、上記点に鑑み、保冷庫の内壁面に結露を発生し難くするようにした冷凍車用冷凍機を提供することを目的とする。
本発明は、前記保冷庫内の壁面温度を検出する壁温度センサ(50)を備えており、前記制御手段は、前記壁温度センサの検出温度に基づいて前記冷却・加熱手段を制御して前記保冷庫内の壁面温度を前記設定温度に近づけるようにすることを第1の特徴とする。
したがって、保冷庫内の壁面温度が設定温度に近づくようになるので、冷却・加熱手段が冷却から加熱に切り替わる際には、特許文献1の従来技術に比べて、保冷庫内の壁面温度を高くすることができる。したがって、保冷庫の内壁面に結露を発生し難くすることができる。
また、本発明は、前記保冷庫内の空気温度を検出する空気温度センサ(29、39)と、前記保冷庫内の空気温度と壁面温度との温度差(ΔT)分だけ前記設定温度を高くするように設定温度を補正する補正手段(210)と、を備えており、前記制御手段は、前記冷却・加熱手段により前記保冷庫内(10)を加熱するときには、前記空気温度センサの検出温度に基づいて前記冷却・加熱手段を制御して前記保冷庫内の空気温度を前記補正手段により補正された設定温度に近づけるようにすることを第2の特徴とする。
したがって、特許文献1の従来技術に比べて、保冷庫内の空気温度を当該温度差(ΔT)分だけ高くすることができるので、壁面温度も特許文献1の従来技術に比べて当該温度差(ΔT)分だけ高くすることができる。このため、冷却・加熱手段が冷却から加熱に切り替わる際には、保冷庫の内壁面に結露を発生し難くすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1に、本発明に係る冷凍車用冷凍機の第1実施形態を示す。図1は冷凍車用冷凍機の概略構成を示す。
冷凍車用冷凍機は、図1に示すように、冷凍車の保冷庫10内の温度を調節するための前側冷凍ユニット20および後側冷凍ユニット30と、前側冷凍ユニット20および後側冷凍ユニット30を制御する電子制御装置40とを備えている。
前側冷凍ユニット20は、冷凍車の保冷庫10の車両前側の空気温度を調節するために設けられており、前側冷凍ユニット20は、圧縮機21、凝縮器22、減圧器23、蒸発器24、ホットガスバイパス通路26、電磁弁28、および空気温度センサ29を備えている。
前側冷凍ユニット20の圧縮機21は、走行用エンジン11からの駆動力を電磁クラッチ12を介して得て圧縮動作する。凝縮器22は、送風ファン22aから送風される外気により、圧縮機21から吐出された高温・高圧冷媒を冷却し、減圧器23は、凝縮器22から流出した冷媒を減圧する。
蒸発器24は、送風ファン24aから送風される内気(すなわち、保冷庫10内の空気)から吸熱して、減圧器23から流出した液冷媒を蒸発させる。ホットガスバイパス通路26は、圧縮機21の吐出側と蒸発器24の上流側との間を直接連通するように設けられており、電磁弁28は、ホットガスバイパス通路26を開閉する。また、庫内空気温度センサ29は、保冷庫10の車両前側の空気温度を検出する。
後側冷凍ユニット30は、冷凍車の保冷庫10の車両後側の空気温度を調節するために設けられており、後側冷凍ユニット30は、圧縮機31、凝縮器32、減圧器33、蒸発器34、ホットガスバイパス通路36、電磁弁38、庫内空気温度センサ39、および壁温度センサ50を備えている。
圧縮機31は、走行用エンジン11からの駆動力を電磁クラッチ13を介して得て圧縮動作する。凝縮器32は、送風ファン32aから送風される外気により、圧縮機31から吐出された高温・高圧冷媒を冷却し、減圧器33は、凝縮器32から流出した冷媒を減圧する。
蒸発器34は、送風ファン34aから送風される内気(すなわち、保冷庫10内の空気)から吸熱して、減圧器33から流出した液冷媒を蒸発させる。ホットガスバイパス通路36は、圧縮機31の吐出側と蒸発器34の上流側との間を直接連通するように設けられており、電磁弁38は、ホットガスバイパス通路36を開閉する。
また、庫内空気温度センサ39は、保冷庫10の車両後側の空気温度(具体的には、蒸発器34の上流側空気の温度)を検出し、壁温度センサ50は、保冷庫10の内壁面(図1中では床面)の温度を検出する。
電子制御装置40は、マイクロコンピュータ及びメモリから構成されており、電子制御装置40は、後述するように、操作部41により設定される設定温度、および温度センサ29、39、50の検出温度に応じて、冷凍制御処理を実行する。また、操作部41は、保冷庫内の設定温度を使用者が設定するための温度設定スイッチと、圧縮機21、31を使用者が稼働或いは停止するための冷凍スイッチとを備えている。
以下、電子制御装置40による冷凍制御処理について図2を用いて説明する。図2は、電子制御装置40の冷凍制御処理を示すフローチャートである。電子制御装置40は、図2に示すフローチャートにしたがって、コンピュータプログラムを実行する。当該コンピュータプログラムは、操作部41の冷凍スイッチがオンされたときに開始される。
まず、温度センサ29、39の検出温度の平均値が操作部41の設定温度以上であるか否かを判定する(ステップ100)。温度センサ29、39の検出温度の平均値(以下、空気温度平均値という)が操作部41の設定温度以上であるときには、YESと判定して、ステップ110に移行して冷凍運転を開始する。また、空気温度平均値が操作部41の設定温度未満であるときには、NOと判定して、ステップ160に移行して加熱運転を開始する。
まず、冷凍運転の制御処理について説明すると、前側冷凍ユニット20では、電磁クラッチ12により圧縮機21および走行用エンジン11の間を連結するとともに、電磁弁28によりホットガスバイパス通路26を閉鎖する。
したがって、圧縮機21が走行用エンジン11からの駆動力により圧縮動作し、凝縮器22は、圧縮機21から吐出された高温・高圧冷媒を冷却する。このため、減圧器23が凝縮器22から流出した冷媒を減圧すると、蒸発器24は、保冷庫10内の車両前側の空気から吸熱して、減圧器23から流出した液冷媒を蒸発させることができる。
その後、蒸発器24から出た冷媒は圧縮機21により吸入される。このような冷媒の循環に伴い蒸発器24が保冷庫10内の車両前側の空気を冷却することになる。なお、図1中の「ハッチングのある矢印」が冷凍運転持の空気の流れを示す。
また、後側冷凍ユニット30では、電磁クラッチ13により圧縮機31および走行用エンジン11の間を連結するとともに、電磁弁38によりホットガスバイパス通路36を閉鎖する。
したがって、圧縮機31が走行用エンジン11からの駆動力により圧縮動作し、凝縮器32は、圧縮機31から吐出された高温・高圧冷媒を冷却する。このため、減圧器33は、凝縮器32から流出した冷媒を減圧すると、蒸発器34は、保冷庫10内の車両後側の空気から吸熱して、減圧器33から流出した液冷媒を蒸発させることができる。
その後、蒸発器34から出た冷媒は圧縮機31により吸入される。このような冷媒の循環に伴い保冷庫10内の車両後側の空気が冷却されることになる。
その後、空気温度平均値が操作部41の設定温度未満になると、ステップ120でYESと判定して、電磁クラッチ12により圧縮機21および走行用エンジン11の間を開放するとともに、電磁クラッチ13により圧縮機31および走行用エンジン11の間を開放する(ステップ130)。
これにより、圧縮機21、圧縮機31には走行用エンジン11からの駆動力が伝わらなくなり、冷凍ユニット20、30による冷凍運転が停止される。
その後、空気温度平均値が「操作部41の設定温度+1℃」未満で(ステップ140:YES)、かつ、空気温度平均値が「操作部41の設定温度−1℃」以上であるときには(ステップ150:NO)、冷凍ユニット20、30による冷凍運転の停止状態を維持する。
そして、空気温度平均値が「操作部41の設定温度+1℃」以上になると、ステップ140でNOと判定して、ステップ110に戻り、上述の如く、冷凍ユニット20、30による冷凍運転を開始する。また、何らかの原因で空気温度平均値が「操作部41の設定温度−1℃」未満になると、ステップ150でYESと判定する。これに伴い、ステップ160に移行して、壁温度センサ50の検出値に基づいて、冷凍ユニット20、30による加熱運転を開始する。
具体的には、前側冷凍ユニット20では、電磁クラッチ12により圧縮機21および走行用エンジン11の間を連結するとともに、電磁弁28によりホットガスバイパス通路26を開放する。
このため、圧縮機21が圧縮動作して高温・高圧冷媒を吐出すると、この高温・高圧冷媒がホットガスバイパス通路26を通して蒸発器24に流入する。すると、蒸発器24では、高温・高圧冷媒が保冷庫10内の車両前側の空気により冷却されて、圧縮機21側に戻る。このような冷媒の循環により保冷庫10内の車両前側の空気が加熱されることになる。なお、図1中の「白地の矢印」が加熱運転持の空気の流れを示す。
また、後側冷凍ユニット30では、電磁クラッチ13により圧縮機31および走行用エンジン11の間を連結するとともに、電磁弁38によりホットガスバイパス通路36を開放する。
このため、圧縮機31が圧縮動作して高温・高圧冷媒を吐出すると、この高温・高圧冷媒がホットガスバイパス通路36を通して蒸発器34に流入する。すると、蒸発器34では、高温・高圧冷媒が保冷庫10内の車両前側の空気により冷却される。すなわち、冷媒により保冷庫10内の車両後側の空気が加熱されることになる。そして、蒸発器34で冷却された冷媒が圧縮機31側に戻ることになる。
その後、壁温度センサ50の検出値が操作部41の設定温度以上になると、ステップ170でYESと判定する。そして、電磁クラッチ12により圧縮機21および走行用エンジン11の間を開放するとともに、電磁クラッチ13により圧縮機31および走行用エンジン11の間を開放する(ステップ180)。これにより、冷凍ユニット20、30による加熱運転が停止されることになる。
その後、壁温度センサ50の検出値が「操作部41の設定温度−1℃」以上になると(ステップ190:YES)、かつ、壁温度センサ50の検出値が「操作部41の設定温度+1℃」未満の状態であるときには(ステップ200:NO)、冷凍ユニット20、30による加熱運転の停止状態を維持する。
そして、壁温度センサ50の検出値が「操作部41の設定温度−1℃」未満になると、ステップ190においてNOと判定して、ステップ160に戻り、上述の如く、冷凍ユニット20、30による加熱運転を開始する。
その後、壁温度センサ50の検出値が操作部41の設定温度未満になると(ステップ170:YES)、冷凍ユニット20、30の加熱運転を停止する(ステップ180)。その後、壁温度センサ50の検出値が「操作部41の設定温度+1℃」よりも高くなると、ステップ190、200でそれぞれYESと判定する。これに伴い、ステップ110に戻って、上述の如く、冷凍ユニット20、30による冷凍運転を開始する。
以上のような冷凍ユニット20、30の制御が、操作部41の冷凍スイッチがオフされるまで継続されることになる。
以上説明したように本実施形態によれば、保冷庫10の内壁面の温度を検出する壁温度センサ50を備えており、電子制御装置40が壁温度センサ50の検出値に基づいて冷凍ユニット20、30を制御して加熱運転を実施する。
したがって、保冷庫10内の壁面温度が設定温度に近づくようになるので、冷凍ユニット20、30が冷却運転から加熱運転に切り替わる際には、特許文献1の従来技術に比べて、保冷庫10内の壁面温度を高くすることができる。したがって、保冷庫10の内壁面に結露を発生し難くすることができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、加熱運転時には、電子制御装置40が壁温度センサ50の検出値に基づいて冷凍ユニット20、30を制御して保冷庫10内の壁面温度を設定温度に近づけるようにした例について説明したが、これに代えて、本第2実施形態では、設定温度を補正してこの補正された設定温度に基づいて冷凍ユニット20、30を制御する。
本実施形態の電子制御装置40による制御処理について図3を用いて説明する。図3は、電子制御装置40の冷凍制御処理を示すフローチャートである。ここで、図3において、ステップ100〜150は、図2中のステップ100〜150と同一ステップを示している。そこで、本実施形態では、ステップ100〜150の冷凍運転の制御処理の説明を簡略化して、ステップ160〜210の設定値補正の制御処理について説明する。
まず、ステップ100において、空気温度平均値(すなわち、温度センサ29、39の検出温度の平均値)が操作部41の設定温度未満であるときにはNOと判定して、ステップ160に移行して、冷凍ユニット20、30による加熱運転を開始する。
次に、温度センサ29、39、50の検出値に基づいて、操作部41の設定温度を補正する(ステップ210)。具体的には、空気温度平均値と壁温度センサ50の検出値との温度差ΔTを求め、操作部41の設定温度を温度差ΔTだけ高くするように補正する。以下、この補正された設定温度を設定温度Htという。
その後、空気温度平均値が設定温度Ht以上になると、ステップ170でYESと判定する。これに伴い、ステップ180に移行して、冷凍ユニット20、30による加熱運転を停止する。
その後、空気温度平均値が「設定温度Ht−1℃」よりも高く(ステップ190:YES)、かつ、空気温度平均値が「設定温度Ht+1℃」よりも低い状態であるときには(ステップ200:NO)、冷凍ユニット20、30による加熱運転の停止状態を維持する。
そして、空気温度平均値が「設定温度Ht−1℃」よりも低くなると、ステップ190においてNOと判定して、ステップ160に戻り、上述の如く、冷凍ユニット20、30による加熱運転を開始する。その後、空気温度平均値が「設定温度Ht+1℃」と高くなると、ステップ190、200でそれぞれYESと判定する。これに伴い、ステップ110に戻って、上述の如く、冷凍ユニット20、30による冷凍運転を開始する。
以上説明したように本実施形態によれば、電子制御装置40が、温度センサ29、39の検出値に基づいて冷却ユニット20、30を制御して保冷庫10内の空気温度を設定温度Htに近づけるようにする。
ここで、設定温度Htは、空気温度平均値と壁温度センサ50の検出値との温度差ΔT分だけ、操作部41の設定温度を高くした補正値である。したがって、特許文献1の冷凍機に比べて、保冷庫10内の空気温度を当該温度差(ΔT)分だけ高くすることができるので、壁面温度も特許文献1の冷凍機に比べて、当該温度差(ΔT)分だけ高くすることができる。このため、冷却ユニット20、30が冷却運転から加熱運転に切り替わる際であっても、保冷庫10の内壁面に結露を発生し難くすることができる。
(その他の実施形態)
上述の第1実施形態では、冷凍ユニット20、30により冷凍運転を行うときに庫内空気温度センサ29、39の検出値を用い、加熱運転を行うときに壁温度センサ50の検出値を用いた例について説明したが、これに代えて、冷凍ユニット20、30により冷凍運転および加熱運転のいずれを行うときにも、壁温度センサ50の検出値を用いるようにしてもよい。
上述の第1実施形態では、保冷庫10の壁面温度として床面温度を用いた例について説明したが、これに限らず、保冷庫10の壁面温度として側壁の温度を用いるようにしてもよい。
以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の構成との対応関係について説明すると、冷却ユニット20、30が冷却・加熱手段に相当し、操作部41が温度設定手段に相当し、電子制御装置40が請求項1に記載の制御手段に相当し、電子制御装置40が請求項3に記載の制御手段に相当している。
本発明の冷凍車用冷凍機の第1実施形態の構成を示す模式図である。 第1実施形態の電子制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電子制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 従来技術の冷凍車用冷凍機の構成を示す模式図である。
符号の説明
10…保冷庫、20、30…冷凍ユニット、29、39…空気温度センサ、
40…電子制御装置、50…壁温度センサ。

Claims (3)

  1. 冷凍車の保冷庫内(10)に対して冷却および加熱の一方を行うための冷却・加熱手段(20、30)と、
    前記保冷庫内の設定温度が使用者によって設定される温度設定手段(41)と、
    前記保冷庫内に対して冷却および加熱の一方を行って前記保冷庫内の温度を前記設定温度に近づけるように前記冷却・加熱手段を制御する制御手段(40)と、を備える冷凍車用冷凍機であって、
    前記保冷庫内の壁面温度を検出する壁温度センサ(50)を備えており、
    前記制御手段は、前記壁温度センサの検出温度に基づいて前記冷却・加熱手段を制御して前記保冷庫内の壁面温度を前記設定温度に近づけるようにすることを特徴とする冷凍車用冷凍機。
  2. 前記保冷庫内の空気温度を検出する空気温度センサ(29、39)を備えており、
    前記冷却・加熱手段により前記保冷庫内を冷却するときには、前記制御手段が前記空気温度センサの検出温度を用いて前記冷却・加熱手段を制御し、また前記冷却・加熱手段により前記保冷庫内を加熱するときには、前記制御手段が前記壁温度センサの検出温度を用いて前記冷却・加熱手段を制御するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍車用冷凍機。
  3. 冷凍車の保冷庫内(10)に対して冷却および加熱の一方を行うための冷却・加熱手段(20、30)と、
    前記保冷庫内の設定温度が使用者によって設定される温度設定手段(41)と、
    前記保冷庫内に対して冷却および加熱の一方を行って前記保冷庫内の温度を前記設定温度に近づけるように前記冷却・加熱手段を制御する制御手段(40)と、を備える冷凍車用冷凍機であって、
    前記保冷庫内の空気温度を検出する空気温度センサ(29、39)と、
    前記保冷庫内の空気温度と壁面温度との温度差(ΔT)分だけ前記設定温度を高くするように前記設定温度を補正する補正手段(210)と、を備えており、
    前記制御手段は、前記冷却・加熱手段により前記保冷庫内(10)を加熱するときには、前記空気温度センサの検出温度に基づいて前記冷却・加熱手段を制御して前記保冷庫内の空気温度を前記補正手段により補正された設定温度に近づけるようにすることを特徴とする冷凍車用冷凍機。
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