JP2002081844A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002081844A
JP2002081844A JP2000267016A JP2000267016A JP2002081844A JP 2002081844 A JP2002081844 A JP 2002081844A JP 2000267016 A JP2000267016 A JP 2000267016A JP 2000267016 A JP2000267016 A JP 2000267016A JP 2002081844 A JP2002081844 A JP 2002081844A
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refrigerator
cooler
temperature
refrigerator compartment
fan
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Munehiro Horie
宗弘 堀江
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室用冷却器が着霜状態した場合に、アル
ミ箔ヒータを用いた短時間の通電で除霜が可能となる冷
蔵庫を提供する。 【解決手段】 制御装置は、冷蔵室及び冷凍室の冷却運
転を行うと(ステップS1,S2)、冷蔵室用冷却器温
度センサによって冷蔵室用冷却器の温度を測定し(ステ
ップS3)、その測定温度に基づいて冷蔵室用冷却器が
通常の着霜状態にあると判定すると(ステップS6,
「NO」)アルミ箔ヒータに通電して除霜運転を行う
(ステップS5)。そして、冷蔵室用冷却器が通常のレ
ベルを超えた過着霜状態にあると判定すると(ステップ
S6,「YES」)、アルミ箔ヒータに通電を行うと共
に冷蔵室用ファンを運転させる(ステップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室用冷却器
と、冷凍室用冷却器とを備え、これら2つの冷却器の内
何れか一方だけを選択的に動作させるように構成される
冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、冷蔵室用冷却器と冷凍室用冷却
器との2つの冷却器を備えてなる冷蔵庫の冷蔵庫本体1
及び冷凍サイクル2の構成を概略的に示したものであ
る。この図3において、断熱箱体からなる冷蔵庫本体1
の内部は、断熱仕切壁3により上部の冷蔵室4と下部の
冷凍室5とに仕切られている。前記冷蔵室4内の奥部に
は仕切壁6により第1の冷却器室7が形成され、下部に
は仕切板8により野菜室9が形成されている。
【0003】前記仕切壁6の上部及び下部には、それぞ
れ吹出口6a及び吸込口6bが形成されている。前記仕
切板8には、前記冷蔵室4と野菜室9とを連通する連通
口8aが形成されている。そして、前記第1の冷却器室
7内の下部には、冷蔵室用冷却器10が配設され、前記
冷却器室7内の上部のうち前記吹出口8a部分には、冷
蔵室用ファン11が配設されている。
【0004】一方、前記冷凍室5の奥部には仕切壁12
を介して第2の冷却器室13が形成されている。前記仕
切壁12の上部及び下部には、それぞれ吹出口12a及
び吸込口12bが形成されている。そして、前記冷却器
室13内の下部には、冷凍室用冷却器14が配設され、
前記冷却器室13内の上部のうち前記吹出口12a部分
には冷凍室用ファン15が配設されている。
【0005】冷蔵室用冷却器10の背面側には、除霜用
のアルミ箔ヒータ16が配置されており、冷凍室用冷却
器14の背面下部側には、除霜用のガラス管ヒータ17
が配置されている。また、冷蔵室用冷却器10,冷凍室
用冷却器14の夫々には、各冷却器の温度を検出するた
めのサーミスタなどからなる冷蔵室用温度センサ18,
冷凍室用温度センサ19が取り付けられている。以上の
構成要素は内箱20の内部に収められており、その内箱
20によって庫内と断熱層21とが区切られている。更
に、冷蔵庫本体1の下部には、機械室22が形成されて
いる。前記機械室22内には、圧縮機23などが配設さ
れている。
【0006】前記冷凍サイクル2は、前記冷蔵室用冷却
器10、前記冷凍室用冷却器14、前記圧縮機23の他
に、凝縮器24、キャピラリーチューブ25及び26を
備えて構成されている。この場合、前記冷蔵室用冷却器
10、前記冷凍室用冷却器14、前記圧縮機23、前記
凝縮器24、前記キャピラリーチューブ25は、流体流
路たる冷媒流通パイプ27を介して接続されている。ま
た、前記キャピラリーチューブ26は、流体流路たる冷
媒流通パイプ28により前記キャピラリーチューブ25
及び冷蔵室用冷却器10に対して並列に設けられてい
る。そして、前記冷媒流通パイプ27及び28の分岐部
分には、切替弁としての電動三方弁29が設けられてい
る。
【0007】電動三方弁29は、冷媒を冷蔵室用冷却器
10及び冷凍室用冷却器14の両方を介する第1の冷媒
流路または、冷凍室用冷却器14のみを介する第2の冷
媒流路のいずれか一方に選択的に流通させるように切替
えるものである。以下の説明では、冷媒が第1の冷媒流
路を通るように電動三方弁29が切替えられている状態
を冷蔵室冷却モードと、冷媒が第2の冷媒流路を通るよ
うに電動三方弁29が切替えられている状態を冷凍室冷
却モードと称する。
【0008】上記構成によれば、圧縮機23の動作状態
においては、当該圧縮機23で圧縮された冷媒は凝縮器
24で液化された後に電動三方弁29に与えられる。こ
のとき、電動三方弁29が冷凍室冷却モードに切替えら
れていた場合には、上記冷媒はキャピラリーチューブ2
6を介して冷凍室用冷却器14のみに供給され、その冷
凍室用冷却器14で蒸発した後に圧縮機23に戻され
る。このような状態では、冷凍室用ファン15が動作さ
れるようになっており、この冷凍室用ファン15の送風
作用により、冷凍室用冷却器14による冷気は、図1に
矢印Fで示すように、第2の冷却器室13から吹出口1
2aを通じて冷凍室5内に供給された後に、吸込口12
bを通じて冷却器室12へ戻され、この結果、冷凍室5
内の冷却運転が行われる。
【0009】また、圧縮機23の動作状態において、電
動三方弁29が冷蔵室冷却モードに切替えられていた場
合には、冷媒はキャピラリーチューブ25を介して冷蔵
室用冷却器10及び冷凍室用冷却器14に順に供給され
る。このとき、冷媒は主に冷蔵室用冷却器10で蒸発し
た後、ここで蒸発しきれなかった比較的少量の冷媒が冷
凍室用冷却器14で蒸発し、この後、圧縮機23に戻さ
れる。
【0010】このような状態では、冷蔵室用ファン11
が動作されるようになっており、この冷蔵室用ファン1
1の送風作用により、冷蔵室用冷却器10による冷気
は、図1に矢印Rで示すように、第1の冷却器室7から
吹出口6aを通じて冷蔵室4内に供給された後に、連通
口8aを通じて野菜室9内に流入し、この後に吸込口6
bを通じて前記冷却器室7へ戻され、この結果、冷蔵室
4内及び野菜室9内の冷却運転が行われる。
【0011】以上述べたように、斯様な構成の冷蔵庫で
は、冷凍サイクルにおいて冷凍室5の冷却運転と冷蔵室
4及び野菜室9の冷却運転とが交互に行われる。そし
て、冷凍室5の冷却運転時には冷蔵室用冷却器10に冷
媒が流れないことから、冷蔵室4及び野菜室9が過度に
冷却されることが抑制されると共に、冷蔵室用冷却器1
0に付いた霜を自然に除霜することが可能となってい
る。また、冷凍室5の冷却運転時において、冷蔵室用フ
ァン11を動作させることにより冷蔵室4及び野菜室9
内部の冷気を撹拌することで、冷蔵室用冷却器10の除
霜効果をより高めることも行われている。
【0012】即ち、斯様な構成の冷蔵庫では、冷蔵室用
冷却器10については着霜量が減少する傾向を示すた
め、冷蔵室用冷却器10の除霜用ヒータとしては、冷凍
室用冷却器14側に設けられているガラス管ヒータ17
よりも熱容量が小さいアルミ箔ヒータ16を用いても、
通常の冷却運転によって発生した着霜であれば十分に除
霜が可能となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、冷蔵室4の冷却温度が通常よりも低く設定された場
合などには冷蔵室用冷却器10に過剰な着霜(過着霜状
態)が発生して、その冷却能力を著しく低下させるおそ
れがある。その場合に、熱容量が小さいアルミ箔ヒータ
16によって除霜を行おうとすると、アルミ箔ヒータ1
6の通電時間を長くすることで対応せざるを得ない。と
ころが、アルミ箔ヒータ16の通電時間を長くすると冷
蔵室4及び野菜室9内部の温度の上昇を招くため、結果
として、冷蔵庫の冷却効率が低下してしまう。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、冷蔵室用冷却器が着霜状態した場合
に、アルミ箔ヒータを用いた短時間の通電で除霜が可能
となる冷蔵庫を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の冷蔵庫
は、冷蔵室用冷却器と、この冷蔵室用冷却器が動作する
場合に発生する冷気を冷蔵室内に循環させるための冷蔵
室用ファンと、冷凍室用冷却器と、この冷凍室用冷却器
が動作する場合に発生する冷気を冷凍室内に循環させる
ための冷凍室用ファンとを備え、前記2つの冷却器の
内、何れか一方だけを選択的に動作させるように構成さ
れるものにおいて、前記冷蔵室用冷却器側に配置される
除霜用のアルミ箔ヒータと、このアルミ箔ヒータに通電
を行って前記冷蔵室用冷却器の除霜運転を行う場合に、
前記冷蔵室用ファンをも運転するように制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0016】斯様に構成すれば、冷蔵室用冷却器の除霜
運転中に冷蔵室用ファンを運転させることで冷蔵室内部
の冷気が撹拌されるようになるので、アルミ箔ヒータに
よって熱せられた空気を冷蔵室用冷却器に直接当てるこ
とができ、冷蔵室用冷却器の温度を比較的短い時間で冷
蔵室内部の温度程度にまで上昇させることができる。従
って、冷蔵室用冷却器の除霜に要する時間を短縮するこ
とができ、アルミ箔ヒータに通電を行う時間を長期化さ
せることなく冷蔵室用冷却器の除霜を行うことが可能と
なる。
【0017】この場合、請求項2に記載したように、冷
蔵室用冷却器の温度を測定するための温度測定手段を備
え、制御手段を、前記温度測定手段によって測定される
冷蔵室用冷却器の温度に基づいて、該冷蔵室用冷却器に
対する着霜量が一定量以上となっている過着霜状態を検
出した場合に、冷蔵室用冷却器の除霜運転を行うと共に
冷蔵室用ファンをも運転するように構成すると良い。
【0018】即ち、冷蔵室用冷却器が過着霜状態となっ
ている場合には、温度測定手段により測定される冷蔵室
用冷却器の温度は通常よりも低くなっていると推定され
る。そこで、具体的には、請求項3に記載したように、
制御手段が、冷凍室の冷却運転が終了した後に温度測定
手段によって冷蔵室用冷却器の温度を複数回測定し、そ
の測定温度が所定温度以下(この場合、通常の着霜状態
と想定される温度よりも低い温度)であることを連続し
て検出した場合に冷蔵室用冷却器が過着霜状態にあると
判定すれば、過着霜状態を確実に判定することが可能と
なる。
【0019】そして、制御手段が過着霜状態を検出した
場合に、冷蔵室用ファンを運転しながら冷蔵室用冷却器
の除霜運転を行うように制御すれば、過着霜状態となっ
た場合におけるアルミ箔ヒータの熱容量不足を効率的に
補うことができる。
【0020】また、請求項4に記載したように、制御手
段を、前記温度測定手段によって、冷蔵室用冷却器の温
度がアルミ箔ヒータの通電停止条件となる温度よりも低
い所定温度に達したことを検出した場合に、冷蔵室用フ
ァンの運転を停止させるように構成するのが好ましい。
【0021】即ち、冷蔵室用冷却器の除霜運転を行うと
共に冷蔵室用ファンをも運転すると、冷却器内部の冷媒
が気化することによって冷蔵室用冷却器の温度が一時的
に降下する場合がある。すると、冷蔵室用冷却器の温度
が除霜運転の終了条件まで上昇するのにより長い時間を
必要とすることが考えられる。従って、冷蔵室用ファン
の運転を、冷蔵室用冷却器の温度がアルミ箔ヒータの通
電停止条件よりも低い所定温度に達した時点で停止させ
ることで、冷却器内部の冷媒が気化することを抑制する
ことが可能となる。
【0022】更に、請求項5に記載したように、冷蔵室
扉が開状態となったことを検出するための開状態検出手
段を備え、制御手段を、除霜運転中において、前記開状
態検出手段が冷蔵室扉の開状態を検出すると冷蔵室用フ
ァンの運転を中断させるように構成することが好まし
い。即ち、除霜運転中にユーザによって冷蔵室扉が開放
された場合に冷蔵室用ファンをそのまま運転し続けると
冷蔵室内の温度が短時間で急上昇するので、冷蔵室用冷
却器の除霜が不完全なままで除霜運転が停止するおそれ
がある。従って、冷蔵室扉が開放された場合は冷蔵室用
ファンの運転を中断させて庫内温度が急激に上昇するこ
とを抑制し、除霜運転を最後まで行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1及び図2を参照して説明する。尚、冷蔵庫本体1及
び冷凍サイクル2の構成は図3と同一であり、同一部分
には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分に
ついてのみ説明する。図2は、本実施例にかかる冷蔵庫
の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【0024】この図2において、制御手段たる制御装置
31は、例えばマイクロコンピュータを主とした回路か
ら構成されている。制御装置31の入力端子には、冷蔵
室温度センサ32及び冷凍室温度センサ33が接続され
ている。冷蔵室温度センサ32及び冷凍室温度センサ3
3は、それぞれ冷蔵室4内及び冷凍室5内の温度を検出
するものである。また、制御装置31の入力端子には、
冷蔵室用冷却器温度センサ(温度検出手段)18及び冷
凍室用冷却器温度センサ19が接続されていると共に、
冷蔵室4の扉(R扉)の開閉状態を検出するためのR扉
スイッチ(開状態検出手段)50が接続されている。
【0025】一方、制御装置31の出力端子には、圧縮
機モータ17aを駆動するためのインバータ34、冷蔵
室用ファンモータ11aを駆動するためのインバータ3
5、冷凍室用ファンモータ15aを駆動するためのイン
バータ36及び電動三方弁29(弁切替え用モータ3
7)を駆動するための駆動回路38が接続されている。
また、制御装置31の出力端子には、アルミ箔ヒータ1
6及びガラス管ヒータ17が接続されている(必要に応
じて両者間に駆動回路を介しても良い)。
【0026】制御装置31は、冷蔵室4の上限設定温度
(例えば5℃)及び下限設定温度(例えば2℃)を予め
設定、記憶している。また、制御装置31は、冷凍室5
の上限設定温度(例えば−18℃)及び下限設定温度
(例えば−21℃)を予め設定、記憶している。そし
て、制御装置31は、上記各温度センサ18,19,3
2及び33からの入力信号等に基づき、予め記憶された
制御プログラムに従って前記圧縮機モータ17a、冷蔵
室用ファンモータ11a、冷凍室用ファンモータ15a
の駆動を制御すると共に、弁切替え用モータ37の駆動
を制御して電動三方弁29を冷蔵室冷却モードあるいは
冷凍室冷却モードに切替えるように構成されている。ま
た、制御装置31は、冷蔵室用ファンモータ11aの駆
動を、その他のファンモータとは独立に制御可能となっ
ている。
【0027】次に、上記制御装置31により実行される
冷却運転について説明する。制御装置31は、以下に述
べる通常運転を実行し、冷蔵室4(及び野菜室9)並び
に冷凍室5をそれぞれ設定された温度となるように冷却
する。
【0028】即ち、冷蔵室4及び冷凍室5内の各温度の
少なくとも一方が設定上限温度を越えたときには圧縮機
23を動作させる。この場合に、冷蔵室4及び冷凍室5
内の各温度が双方とも設定上限温度を越えている状態で
は、電動三方弁29を冷蔵室冷却モード及び冷凍室冷却
モードを所定時間毎(例えば冷蔵室冷却モードが10
分、冷凍室冷却モードが15分)に交互に切替えると共
に、これに連動して冷蔵室用ファン11及び冷凍室用フ
ァン15を交互に動作させ、以て冷蔵室4内及び冷凍室
5内の冷却運転を交互に行う。
【0029】また、冷蔵室4のみが上限設定温度を越え
ている状態では、電動三方弁29を冷蔵室冷却モードに
切替えて冷蔵室4内の冷却運転を行い、冷凍室5のみが
上限設定温度を越えている状態では、電動三方弁29を
冷凍室冷却モードに切替えて冷凍室5内の冷却運転を行
う。
【0030】更に、交互冷却運転に応じて、冷蔵室4内
の温度が設定下限温度以下に下がったときには、電動三
方弁29を冷凍室冷却モードに保持すると共に、冷凍室
用ファン15の運転を継続することにより、冷凍室5の
冷却運転を続行する。また、冷凍室5内の温度が設定下
限温度以下に下がった時には、電動三方弁29を冷蔵室
冷却モードに保持すると共に、冷蔵室用ファン11の運
転を継続することにより、冷蔵室4の冷却運転を続行す
る。
【0031】この後に、冷蔵室4及び冷凍室5内の各温
度が双方とも設定下限温度以下に下がったときには圧縮
機23を停止させ(冷蔵室ファン11及び冷凍室ファン
15も停止)、電動三方弁29を全閉モードに保持す
る。
【0032】次に、本実施例の作用について図1をも参
照して説明する。図1は、制御装置31が行う冷蔵室用
冷却器10の除霜運転に関する処理内容を示すフローチ
ャートである。制御装置31は、冷蔵室4側の冷却運転
(ステップS1)及び冷凍室5側の冷却運転(ステップ
S2)を夫々行い、冷蔵室4及び冷凍室5内の温度を双
方とも設定下限温度以下にすると、冷蔵室用冷却器温度
センサ18によって冷蔵室用冷却器10の温度を測定す
る(ステップS3)。ここでの温度測定は、適当な時間
間隔をおいて例えば3回程度行うようにする。
【0033】続くステップS4,S6において、制御装
置31は、ステップS3における温度測定結果に基づい
て冷蔵室用冷却器10が通常の着霜状態にあるか(ステ
ップS4),それとも、着霜量が通常のレベルを超えて
いる過着霜状態にあるか(ステップS6)を判定する。
【0034】例えば、ステップS4では、ステップS3
における3回の温度測定結果が何れも通常の着霜状態と
判定される第1設定温度を上回っている場合には、制御
装置31は着霜なし(「NO」)と判断してステップS
1に戻る。また、前記3回の温度測定結果が何れか1つ
でも第1設定温度を下回っている場合には、制御装置3
1は着霜あり(「YES」)と判断し、アルミ箔ヒータ
16に通電を行い除霜運転を開始する。
【0035】更に、続くステップS6では、前記3回の
温度測定結果が何れも過着霜状態と判定される第2設定
温度(所定温度)を下回っている場合には、制御装置3
1は過着霜状態にある(「YES」)と判断してステッ
プS7に移行し、また、その条件を満たさない場合には
(「NO」)、冷蔵室用冷却器10が通常の着霜状態に
あると推定できるので、ステップS13に移行する。
【0036】ステップS13〜S15は、通常の着霜状
態に対応して行う除霜運転である。即ち、制御装置31
は、冷蔵室用冷却器温度センサ18によって冷蔵室用冷
却器10の温度を測定し(ステップS13)、その温度
がアルミ箔ヒータ16の通電停止条件に対応する第3設
定温度(例えば、12℃)を超えているか否かを判断す
る(ステップS14)。そして、冷蔵室用冷却器10の
除霜が進むことにより測定温度が第3設定温度を超えた
時点で(「YES」)アルミ箔ヒータ16の通電を停止
し(ステップS15)、ステップS1に戻る。
【0037】一方、ステップS6において、制御装置3
1が、冷蔵室用冷却器10が過着霜状態にある(「YE
S」)と判断してステップS7に移行した場合は、イン
バータ35を介して冷蔵室用ファンモータ11aを駆動
し、冷蔵室用ファン11を運転させる。すると、冷蔵室
4内部の冷気が撹拌されるので、アルミ箔ヒータ16に
よって熱せられた空気は冷蔵室用冷却器10に直接当た
るようになり、除霜が促進される。それから、制御装置
31は、冷蔵室用冷却器温度センサ18によって冷蔵室
用冷却器10の温度を測定し(ステップS8)、その温
度が冷蔵室用ファン11の運転停止条件に対応する第4
設定温度を超えているか否かを判断する(ステップS
9)。
【0038】ここで、第4設定温度は、第3設定温度よ
りも低めに設定されている(例えば7℃)。何故なら、
除霜運転中に冷蔵室用ファン11を運転すると、冷蔵室
用冷却器10内部の冷媒が気化することによって冷蔵室
用冷却器10の温度が一時的に降下する場合があり、冷
蔵室用冷却器10の温度が除霜運転の終了条件まで上昇
するのにより長い時間を必要とすることが考えられるか
らである。従って、冷蔵室用ファン11の運転を、冷蔵
室用冷却器10の温度が第3設定温度よりも低い第4設
定温度に達した時点で停止させて、冷蔵室用冷却器10
内部の冷媒が気化することを抑制している。
【0039】ステップS9において、測定した温度が冷
蔵室用ファン11の運転停止条件に対応する第4設定温
度を超えていない場合(「NO」)、制御装置31は、
R扉スイッチ50を参照して、冷蔵室4のR扉が開放さ
れているか否かを判断する(ステップS11)。R扉が
開放されていなければステップS7に移行し、冷蔵室用
ファン11を運転し続け、その後に再度運転停止条件を
判定する。
【0040】ステップS11において、制御装置31
が、R扉が開放されていることを検出すると(「YE
S」)、一旦冷蔵室用ファン11の運転を中断してステ
ップS8に移行する。即ち、除霜運転中にユーザによっ
てR扉が開放されると、冷蔵室4内の温度が短時間で急
上昇し、冷蔵室用冷却器10の除霜が不完全なままで除
霜運転が停止するおそれがある。従って、R扉が開放さ
れた場合は冷蔵室用ファン11の運転を停止させて庫内
温度が急激に上昇することを抑制する。そして、一旦開
放されたR扉が再び閉じられると、制御装置31はステ
ップS11で「NO」と判断するので、ステップS7に
おいて冷蔵室用ファン11の運転が再開される。
【0041】それから、ステップS9において、冷蔵室
用冷却器10の温度が第4設定温度を上回った場合
(「YES」)、制御装置31は、冷蔵室用ファン11
の運転を停止して(ステップS10)、ステップS13
に移行する。移行は、通常の除霜運転と同様である。
【0042】以上のように本実施例によれば、制御装置
31は、冷蔵室用冷却器10が過着霜状態にあると判定
すると、アルミ箔ヒータ16に通電して行う除霜運転中
に併せて冷蔵室用ファン11を運転させるようにした。
即ち、アルミ箔ヒータ16によって熱せられた空気を冷
蔵室用冷却器10に直接当てて、その温度を比較的短い
時間で冷蔵室4内部の温度程度にまで上昇させることが
できる。冷蔵室用冷却器10の除霜に要する時間を短縮
することができる。従って、アルミ箔ヒータ16の熱容
量不足を効率的に補うことができ、アルミ箔ヒータ16
に通電を行う時間を長期化させることなく、冷蔵庫の冷
却効率を低下させずに冷蔵室用冷却器10の除霜を行う
ことが可能となる。
【0043】また、制御装置31は、冷蔵室用冷却器温
度センサ18によって測定される冷蔵室用冷却器10の
温度を複数回測定し、その測定温度が通常の着霜状態と
想定される第1設定温度よりも低い第2設定温度である
ことを連続して検出した場合に、冷蔵室用冷却器10が
過着霜状態にあると判定するので、過着霜状態を確実に
判定することができる。
【0044】また、本実施例によれば、制御装置31
は、除霜運転中に冷蔵室用ファン11を運転した場合
は、冷蔵室用冷却器10の温度がアルミ箔ヒータ16の
通電停止条件である第3設定温度よりも低い第4設定温
度に達した時点で冷蔵室用ファン11の運転を停止させ
るようにした。従って、冷蔵室用冷却器10内部の冷媒
が気化することにより、その温度が一時的に降下するこ
とを抑制して、冷蔵室用冷却器10の温度が除霜運転の
終了条件まで上昇するのにより長い時間を必要とするこ
とを防止できる。
【0045】更に、制御装置31は、除霜運転中におい
て、R扉が開放されたことを検出すると冷蔵室用ファン
11の運転を中断させるようにしたので、冷蔵室4内の
温度が急上昇して、冷蔵室用冷却器10の除霜が不完全
なままで除霜運転が停止することを防止し、運転を最後
まで行うことができる。
【0046】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、以下のような変形また
は拡張が可能である。過着霜状態の場合だけにかかわら
ず、通常の着霜状態の場合にも冷蔵室用ファン11を運
転させても良い。第3設定温度,第4設定温度は、夫々
第1設定温度,第2設定温度に等しく設定しても良い。
また、冷蔵室用ファン11の運転停止と、アルミ箔ヒー
タ16の通電停止とを同時に行って除霜運転を終了させ
ても良い。過着霜状態の判定は、上記実施例に限ること
なく、温度の測定回数などを適宜変更して実施しても良
い。フローチャートのステップS11,S12を削除し
て、ステップS9で「NO」と判断した場合は直接ステ
ップS7に移行しても良い。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の冷蔵庫によれば、
制御手段は、冷蔵室用冷却器の除霜運転中に冷蔵室用フ
ァンを運転させるので、冷蔵室用冷却器の除霜に要する
時間を短縮することができ、アルミ箔ヒータに通電を行
う時間を長期化させることなく冷蔵室用冷却器の除霜を
行うことが可能となる。
【0048】請求項2記載の冷蔵庫によれば、制御手段
は、温度測定手段によって測定される冷蔵室用冷却器の
温度に基づいて、該冷蔵室用冷却器に対する着霜量が一
定量以上となっている過着霜状態を検出した場合に冷蔵
室用冷却器の除霜運転を行うと共に冷蔵室用ファンをも
運転するので、過着霜状態となった場合におけるアルミ
箔ヒータの熱容量不足を、冷蔵室用ファンの運転によっ
て効率的に補うことができる。
【0049】請求項3記載の冷蔵庫によれば、制御手段
は、冷凍室の冷却運転が終了した後に温度測定手段によ
って冷蔵室用冷却器の温度を複数回測定し、その測定温
度が所定温度以下であることを連続して検出した場合
に、冷蔵室用冷却器が過着霜状態にあると判定するの
で、過着霜状態を確実に判定することが可能となる。
【0050】請求項4記載の冷蔵庫によれば、制御手段
は、温度測定手段によって冷蔵室用冷却器の温度がアル
ミ箔ヒータの通電停止条件となる温度よりも低い所定温
度に達したことを検出した場合に、冷蔵室用ファンの運
転を停止させるので、冷却器内部の冷媒が気化すること
を抑制して除霜運転が長期化することを防止できる。
【0051】請求項5記載の冷蔵庫によれば、制御手段
は、除霜運転中において、開状態検出手段が冷蔵室扉の
開状態を検出すると冷蔵室用ファンの運転を中断させる
ので、冷蔵室内の温度が急上昇して冷蔵室用冷却器の除
霜が不完全なままで除霜運転が停止することを防止し
て、除霜運転を最後まで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、制御装置が行う冷蔵
室用冷却器の除霜運転に関する処理内容を示すフローチ
ャート
【図2】実施例にかかる冷蔵庫の電気的構成を示す機能
ブロック図
【図3】冷蔵庫の冷蔵庫本体及び冷凍サイクルの構成を
概略的に示す図
【符号の説明】
4は冷蔵室、10は冷蔵室用冷却器、11は冷蔵室用フ
ァン、16はアルミ箔ヒータ、18は冷蔵室用冷却器温
度センサ(温度検出手段)、31は制御装置(制御手
段)、50はR扉スイッチ(開状態検出手段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室用冷却器と、この冷蔵室用冷却器
    が動作する場合に発生する冷気を冷蔵室内に循環させる
    ための冷蔵室用ファンと、冷凍室用冷却器と、この冷凍
    室用冷却器が動作する場合に発生する冷気を冷凍室内に
    循環させるための冷凍室用ファンとを備え、前記2つの
    冷却器の内、何れか一方だけを選択的に動作させるよう
    に構成される冷蔵庫において、 前記冷蔵室用冷却器側に配置される除霜用のアルミ箔ヒ
    ータと、 このアルミ箔ヒータに通電を行って前記冷蔵室用冷却器
    の除霜運転を行う場合に、前記冷蔵室用ファンをも運転
    するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室用冷却器の温度を測定するための
    温度測定手段を備え、 制御手段は、前記温度測定手段によって測定される冷蔵
    室用冷却器の温度に基づいて、該冷蔵室用冷却器に対す
    る着霜量が一定量以上となっている過着霜状態を検出し
    た場合に、冷蔵室用冷却器の除霜運転を行うと共に冷蔵
    室用ファンをも運転することを特徴とする請求項1記載
    の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 制御手段は、冷凍室の冷却運転が終了し
    た後に温度測定手段によって冷蔵室用冷却器の温度を複
    数回測定し、その測定温度が所定温度以下であることを
    連続して検出した場合に、冷蔵室用冷却器が過着霜状態
    にあると判定することを特徴とする請求項2記載の冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】 制御手段は、前記温度測定手段によっ
    て、冷蔵室用冷却器の温度がアルミ箔ヒータの通電停止
    条件となる温度よりも低い所定温度に達したことを検出
    した場合に、冷蔵室用ファンの運転を停止させることを
    特徴とする請求項2または3記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷蔵室扉が開状態となったことを検出す
    るための開状態検出手段を備え、 制御手段は、除霜運転中において、開状態検出手段が冷
    蔵室扉の開状態を検出すると、冷蔵室用ファンの運転を
    中断させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載の冷蔵庫。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016121831A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 冷凍サイクル装置
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CN115325771A (zh) * 2022-09-13 2022-11-11 长虹美菱股份有限公司 一种冰箱冷藏温度自调节控制系统及控制方法

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