JP3476361B2 - 冷蔵庫の冷却運転制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の冷却運転制御装置

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JP3476361B2 JP11541398A JP11541398A JP3476361B2 JP 3476361 B2 JP3476361 B2 JP 3476361B2 JP 11541398 A JP11541398 A JP 11541398A JP 11541398 A JP11541398 A JP 11541398A JP 3476361 B2 JP3476361 B2 JP 3476361B2
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    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵庫の冷却運
転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2つの蒸発器のそれぞれで冷凍室と冷蔵
室とを冷却するよう成された従来の冷蔵庫では、冷媒回
路中で冷凍用蒸発器と冷蔵用蒸発器とを直列に接続して
いた。そして冷凍室と冷蔵室とのそれぞれに冷却用の送
風機を有することなく、冷蔵用蒸発器の絞り開度を小さ
くするなどして冷凍サイクルを構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のように
構成された冷蔵庫では、比較的高温度の冷蔵室まで低温
度の蒸発器で冷却することになるため、冷凍サイクルの
冷却効率が低くなるという問題があった。
【0004】また上記のような冷蔵庫では、冷凍室を冷
却している際にも冷蔵用蒸発器は非常に低温になる。し
かしながら冷蔵室内は高湿度となっているため、冷蔵用
蒸発器が着霜しやすいという問題もあった。そしてこの
ように冷蔵用蒸発器に着霜が生じると、冷蔵用蒸発器の
熱交換効率が低下して消費電力量が大きくなるという問
題を生ずると共に、液冷媒が圧縮機に返流して液圧縮が
起こり、冷凍サイクル中に設けられた部品の信頼性が低
下してしまうという問題があった。
【0005】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、冷凍サイクル
の冷却効率を向上させると共に、冷凍室と冷蔵室との双
方を適度な蒸発温度の蒸発器で冷却することが可能な冷
蔵庫を提供する。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、冷蔵
室と冷凍室とを有すると共に、能力可変な圧縮機と、凝
縮器と、冷蔵用絞り装置と、冷蔵用送風機を併設した冷
蔵用蒸発器と、冷凍用送風機を併設した冷凍用蒸発器と
を順次環状に接続して成ると共に、凝縮器と冷蔵用絞り
装置との間から分岐する冷媒支管を有し、この冷媒支管
に冷凍用絞り装置を備えると共にこの冷媒支管の下流側
を冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器との間に接続し、さらに
凝縮器から流出した冷媒の流通先を冷蔵用蒸発器側と冷
媒支管側との間で切り替える流路切替手段を設けた冷媒
回路を備え、流路切替手段を冷蔵用蒸発器側に切り替え
ると共に冷蔵用送風機を駆動する一方で冷凍用送風機を
停止させて行う冷蔵室冷却運転と、流路切替手段を冷媒
支管側に切り替えると共に冷凍用送風機を駆動する一方
で冷蔵用送風機を停止させて行う冷凍室冷却運転とを交
互に切り替えて行う冷蔵庫の冷却運転制御装置であっ
て、冷蔵室の庫内温度を検知する冷蔵室温度センサと、
冷凍室の庫内温度を検知する冷凍室温度センサと、外気
温度を検知する外気温度センサと、制御手段とを備え、
この制御手段は、外気温度に対応して冷凍室冷却時間と
冷蔵室冷却時間との運転継続時間比が設定され、前記外
気温度センサで検知した外気温度に対応する運転継続時
間比を前記設定された運転継続時間比から把握し、把握
した運転継続時間比に基づいて、冷凍室冷却運転と冷蔵
室冷却運転とを交互に行うよう成されていることを特徴
とする冷蔵庫の冷却運転制御装置である。
【0009】請求項の発明は、前記制御手段は、冷凍
室の庫内温度と所定の冷凍室上限温度との差、及び冷蔵
室の庫内温度と所定の冷蔵室上限温度との差に基づい
て、圧縮機の圧縮能力の調整と前記各送風機の回転数の
調整とを行うよう成されていることを特徴とする請求項
の冷蔵庫の冷却運転制御装置である。
【0010】請求項の発明は、前記制御手段は、圧縮
機の圧縮能力を段階的に変化させるよう成されているこ
とを特徴とする請求項の冷蔵庫の冷却運転制御装置で
ある。
【0011】請求項の発明は、前記制御手段は、冷凍
室冷却運転又は冷蔵室冷却運転のうちいずれかの冷却運
転を行う際の圧縮機の圧縮能力が所定の上側基準能力を
超えたときは、その冷却運転の継続時間が長くなるよう
に前記運転継続時間比を調整する一方、いずれかの冷却
運転を行う際の圧縮機の圧縮能力が所定の下側基準能力
を下回ったときは、その冷却運転の継続時間が短くなる
ように前記運転継続時間比を調整するよう成されている
ことを特徴とする請求項の冷蔵庫の冷却運転制御装置
である。
【0012】請求項の発明は、前記制御手段は、いず
れの冷却運転を行う際の圧縮機の圧縮能力も共に最低圧
縮能力であって、かつ冷却している側の庫内温度が所定
の運転停止温度に達したときに、冷却していない側の庫
内温度が未だ所定の運転開始温度に達していないときに
は圧縮機の運転を停止すると共に、圧縮機を停止させた
後に、冷凍室又は冷蔵室のうち庫内温度が先に所定の運
転開始温度に達した方から冷却運転を再開するよう成さ
れていることを特徴とする請求項の冷蔵庫の冷却運転
制御装置である。
【0013】請求項の発明では、冷凍用蒸発器にだけ
冷媒を流通させると共に冷凍用送風機だけを駆動して行
う冷凍室冷却運転と、冷蔵用送風機だけを駆動して行う
冷蔵室冷却運転とを交互に切り替えて冷蔵庫の冷却を行
っている。従って冷凍室と冷蔵室とをそれぞれ適切な冷
凍能力で冷却でき、冷却効率を向上させることが可能と
なる。また冷蔵用蒸発器を適度な温度に維持できるの
で、これに着霜が生じたり、液圧縮の一因となるのを回
避することが可能となる。
【0014】請求項の発明では、庫内温度と各上限温
度との差に基づいて冷却能力の調整しているので、より
適切な冷却運転によって冷却効率をさらに向上させるこ
とが可能となる。
【0015】請求項の発明では、圧縮機の圧縮能力を
段階的に変化させているので、例えば冷蔵庫全体の共振
周波数等を避けて圧縮機を駆動することができ、静音性
を向上させることが可能となる。
【0016】請求項の発明では、圧縮機に極端に大き
な負荷がかかるのを回避できるので、圧縮機の信頼性を
向上することが可能となる。また無駄な冷却運転が行わ
れるのを回避して、一段と冷却効率を向上させることが
可能となる。
【0017】請求項の発明では、無駄な冷却運転が行
われるのを回避し、効率的な冷却運転によって庫内を一
段と適度な温度に保つことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明の冷蔵庫の具体的
な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
【0019】図1は、本実施形態の冷蔵庫10を扉を開
けた状態で示す正面図である。冷蔵庫10の本体である
キャビネット12には、上段から冷蔵室14、野菜室1
6、温度切替室18、冷凍室22が設けられている。ま
た温度切替室18の左側には製氷室20が設けられてい
る。そして、野菜室16と温度切替室18、製氷室20
との間には断熱仕切体24が配されている。
【0020】冷蔵室14の下部には、約0℃付近で庫内
温度を維持するチルド室26が設けられている。野菜室
16には引出式の野菜室扉(図示せず)が設けられ、こ
の扉と共に野菜容器28が引き出し可能となっている。
温度切替室18には引出式の温度切替室扉(図示せず)
が設けられ、この扉と共に温度切替室容器30が引き出
し可能となっている。冷凍室22にも引出式の冷凍室扉
(図示せず)が設けられ、この扉と共に冷凍容器32が
引き出し可能となっている。製氷室20にはその天井部
付近に製氷装置34が設けられ、この下方には貯氷容器
36が設けられている。なお製氷装置34に水を供給す
るタンク44は、チルド室26の左側に設けられてい
る。
【0021】次に、前記図1、この冷蔵庫の縦断面図で
ある図2、及び冷凍サイクルの装置の配置を概説した図
3に基づいて、冷蔵庫10の冷凍サイクルの構造及びそ
の配置について説明する。まず、圧縮機46は、キャビ
ネット12の底部、すなわち冷凍室22の後方下部に設
けられた機械室48に設けられている。冷蔵庫10の蒸
発器は冷蔵用と冷凍用の2つ存在し、冷蔵用蒸発器50
は野菜室16の後方に配され、冷凍用蒸発器52は冷凍
室22の後方上部に設けられている。また、冷蔵用蒸発
器50の上方には冷蔵用送風機54が設けられ、冷凍用
蒸発器52の上方には冷凍用送風機56が設けられてい
る。また、冷凍用蒸発器52の下方には除霜ヒータ98
が設けられている。
【0022】図4は、この冷蔵庫に設けられた冷媒回路
を示す図である。以下、この図に基づいて冷媒の流れに
ついて説明する。圧縮機46から出た冷媒は、マフラー
58、放熱パイプ60、凝縮器62、防露パイプ64、
ドライヤー66を経て三方弁(流路切替手段)68に至
る。三方弁68において冷媒流路は分岐し、一方は冷蔵
用キャピラリーチューブ(絞り装置)70に向かい、他
方は冷媒支管103に介設された冷凍用キャピラリーチ
ューブ(絞り装置)72に向かう。冷蔵用キャピラリー
チューブ70から前記した冷蔵用蒸発器50に至り、冷
凍用キャピラリーチューブ72の出口側と1つになり、
前記した冷凍用蒸発器52に至る。その後、アキュムレ
ータ74、サクションパイプ76を通って圧縮機46に
戻る。
【0023】さらにこの冷蔵庫には、冷凍室22の庫内
温度tFを検知する冷凍室温度センサ101と、冷蔵室
14の庫内温度tRを検知する冷蔵室温度センサ102
と、外気温tAを検知する外気温度センサ104とが設
けられ、さらに冷凍サイクルの制御を行う制御部(制御
手段)が、マイクロコンピュータ等を用いて構成されて
いる。そしてこの制御部により、前記三方弁68を冷蔵
用蒸発器50側に切り替えると共に冷蔵用送風機54を
駆動する一方で冷凍用送風機56を停止させて行う冷蔵
室冷却運転と、前記三方弁68を冷媒支管103側に切
り替えると共に冷凍用送風機56を駆動する一方で冷蔵
用送風機54を停止させて行う冷凍室冷却運転とがおこ
なわれる。そして冷蔵室冷却運転は、冷蔵室冷却時間T
Rのあいだ圧縮機46を冷蔵用運転回転数fRで運転し
て行われ、冷凍室冷却運転は、冷凍室冷却時間TFのあ
いだ圧縮機46を冷凍用運転回転数fFで運転して行わ
れるのであるが、前記制御部によるこのときの制御を図
5のフローチャートに基づいて次に説明する。
【0024】ステップS1では、冷凍室冷却時間TFと
冷蔵室冷却時間TRとの時間比を初期設定する。例えば
外気温度tAが30℃であった場合、初期値として冷凍
室冷却時間TFを30分、冷蔵室冷却時間TRを15分
とし、前記時間比を2:1とする。
【0025】次にステップS2では、圧縮機46の圧縮
能力、すなわち運転回転数を、外気温度tAを用いて算
出する。この算出の手法を図6に示している。まず制御
部には、外気温度tAと必要となる冷凍能力との相関関
係を、冷凍室22及び冷蔵室14についてそれぞれ設定
した所定の基準温度について記憶させておく。ここでは
冷凍室22の基準温度は−18℃とし、冷蔵室14の基
準温度は3℃としている。そして外気温度センサ104
から外気温度tAを読み込むと共に、記憶した前記相関
関係から冷凍室22及び冷蔵室14について必要となる
冷却能力をそれぞれ把握する。また前記制御部には、圧
縮機46の運転回転数と冷凍能力との相関関係を、冷凍
用蒸発器52および冷蔵用蒸発器50の各蒸発温度につ
いて記憶させている。そしてこの相関関係から、各冷却
運転において必要となる圧縮機46の運転回転数、すな
わち冷凍用運転回転数fF及び冷蔵用運転回転数fRを
求めるのである。
【0026】このようにして冷凍室冷却時間TFと冷蔵
室冷却時間TR、及び各冷却運転における圧縮機46の
運転回転数fF、fRを求めたら、ステップS3で冷却
運転を開始する。ここでは冷凍室冷却運転から開始した
ものとして説明を続ける。
【0027】ステップS4では、ステップS3で開始し
た冷凍室冷却運転の継続時間と前記冷凍室冷却時間TF
とを比較する。そして未だ冷凍室冷却時間TFが経過し
ていないときは、このステップS4を繰り返す。一方、
冷凍室冷却運転を開始してから冷凍室冷却時間TFが経
過したときは、ステップS5に進む。このステップS5
では、冷却していない側の庫内温度、すなわち冷蔵室温
度tRと冷蔵室上限温度tRuとを比較する。そして冷
蔵室温度tRが冷蔵室上限温度tRuよりも高かったと
きはステップS6に進み、冷蔵室温度tRが冷蔵室上限
温度tRu以下であったときはステップS7に進む。そ
してステップS6では冷蔵用運転回転数fRを低下さ
せ、ステップS7では冷蔵用運転回転数fRを上昇させ
る。つまり、これらのステップS6、S7によって冷蔵
用運転回転数fRの調整を行うということである。そこ
で次に、このときの調整の手法を図7のタイムチャート
に基づいて説明する。
【0028】時刻T0において圧縮機46を冷凍用運転
回転数fFで駆動して開始した冷凍室冷却運転は、時刻
T1で冷凍室冷却時間TFが経過する。そこでこの時刻
T1において、次式 fR2=fR+α・(tR−tRu) ・・・(1) を計算し、調整後の冷蔵用運転回転数fR2を求める。
fRは前回設定した冷蔵用運転回転数であり、αは定数
である。従って冷蔵室温度tRが冷蔵室上限温度tRu
よりも高かったときにはその差に比例した分だけ冷蔵用
運転回転数fRが上昇する一方、冷蔵室温度tRが冷蔵
室上限温度tRuよりも低かったときは、同様にその差
に比例した分だけ冷蔵用運転回転数fRが低下して、圧
縮機46の冷蔵用運転回転数fRが調整されることにな
る。
【0029】ところで以上は冷凍室冷却運転が行われて
いることを前提に説明した。しかし後述するステップS
10で冷蔵室冷却運転に切り替えられた後のルーチンで
は冷却していない側が冷凍室22になるので、前記ステ
ップS5では冷凍室温度tFと冷凍室上限温度tFuと
を比較することになる。そしてこの場合における圧縮機
46の運転回転数の調整は、次式 fF2=fF+β・(tF−tFu) ・・・(2) を用いて行う。fF2は調整後の冷凍用運転回転数であ
り、fFは前回設定した冷凍用運転回転数であり、βは
定数である。
【0030】さらに上記のようにして決定された運転回
転数fR2、fF2は、冷蔵庫全体での振動、騒音の共
振点を避けて設定された数段階(例えば30、38、4
7、59、73rpsの5段階)の運転回転数値に近似
し、圧縮機46の運転回転数を段階的に変化させるよう
にしている。またこの圧縮機46の運転回転数の調整に
対応して、送風機54、56の回転数も調整する。もち
ろん圧縮機46の運転回転数を上昇させたときは送風機
54、56の回転数を上昇させ、圧縮機46の運転回転
数を低下させたときは送風機54、56の回転数を低下
させるのである。そしてこのときの送風機54、56の
回転数も、冷蔵庫全体での振動、騒音の共振点を避けて
設定された数段階(例えば3段階)の回転数で、段階的
に変化させるようになっている。
【0031】上記のようにして圧縮機46の運転回転数
を調整したら、次にステップS8で、圧縮機46を停止
させるための条件が成立していないかどうかを判断す
る。この条件は、冷凍用運転回転数fFと冷蔵用運転回
転数fRとが共に最低運転回転数以下(従って圧縮機4
6は最低圧縮能力以下)であって、かつ冷却している側
の庫内温度(上記では冷凍室温度tF)がその下限温度
(同様に冷凍室下限温度tFl)に達しているのに、冷
却していない側の庫内温度(上記では冷蔵室温度tR)
が未だその上限温度(同様に冷蔵室上限温度tRu)に
達していない時に成立する。この条件が成立したら後述
するステップS11に移行するが、成立していないとき
はステップS9に進む。
【0032】ステップS9では、冷却しようとする側の
圧縮能力が所定の上側圧縮能力を超えたとき、あるいは
前記圧縮能力が所定の下側圧縮能力を下回ったときに、
冷凍室冷却時間TFと冷蔵室冷却時間TRとの時間比を
調整する。つまり、次に冷却しようとする側の冷蔵用運
転回転数fR2が所定の上側基準運転回転数(例えば6
0rps)に達しているときには冷蔵室冷却時間TRを
長くする一方、これが所定の下側基準運転回転数(例え
ば30rps)になっているにもかかわらず、さらに低
下させる方向に冷蔵用運転回転数fRの調整が行われる
ようなときには、冷蔵室冷却時間TRを短くするのであ
る。冷凍室冷却時間TFについても同様である。そして
このような運転回転数及び運転継続時間比の調整が完了
すると、ステップS10で冷凍室冷却運転から冷蔵室冷
却運転へ、または冷蔵室冷却運転から冷凍室冷却運転へ
と運転を切り替え、ステップS4に戻る。
【0033】一方、ステップS8で圧縮機46を停止さ
せる条件が成立したときは、次にステップS11に進ん
で圧縮機46の運転を停止させる。そしてステップS1
2で、各庫内温度tF、tRのうちいずれかが所定の運
転開始温度に達していないかを監視する。すなわち、冷
蔵室温度tRが冷蔵室上限温度tRuよりも高くなって
いないか、及び冷凍室温度tFが冷凍室上限温度tFu
よりも高くなっていないかを監視するということであ
る。そして先に冷蔵室温度tRが冷蔵室上限温度tRu
よりも高くなったときは、ステップS13に進んで冷蔵
室冷却運転を開始し、前記ステップS4に戻る。一方、
先に冷凍室温度tFが冷凍室上限温度tFuよりも高く
なったときには、ステップS14に進んで冷凍室冷却運
転を開始し、ステップS4に戻る。
【0034】上記のように構成され制御される冷蔵庫で
は、冷凍室冷却運転と冷蔵室冷却運転とを交互に行うこ
とによって冷蔵庫全体の冷却を行っている。そのため比
較的高温度の冷蔵室を冷却するときには高蒸発温度で冷
凍サイクルの運転ができ、これによって冷却効率を向上
させることができると共に、冷蔵用蒸発器50に着霜が
生じたり、これに起因して液圧縮が生じたりするのを回
避できる。そしてこのときの運転継続時間比や圧縮機4
6の運転回転数fF、fRを、外気温度tAを用いて把
握した必要冷凍能力(ヒートリーク)に基づいて設定し
ている。従って冷蔵庫の使用状態に応じた適切な運転を
行うことにより、冷却効率をさらに向上させることがで
きる。
【0035】また予め冷凍室冷却時間TFと冷蔵室冷却
時間TRとを初期設定して冷却運転を行うようにしてい
る。従って、例えば10分ごとのような短い間隔で冷凍
室冷却運転と冷蔵室冷却運転とが切り替わることがな
く、三方弁68、送風機54、56の回転数、圧縮機4
6の運転回転数fF、fR等が頻繁に変更されるのを回
避して、要素部品の信頼性を向上させることができる。
【0036】さらに冷却運転を切り替える際に圧縮機4
6の運転回転数fF、fR及び送風機54、56の回転
数の調整を行っている。従って食品等の負荷が庫内1
4、22に投入されたようなときにも、それに応じた適
切な冷却運転を行うことができる。そしてこのとき圧縮
機46の運転回転数fF、fRおよび送風機54、56
の回転数は、冷蔵庫全体の振動共振点と一致しないよう
段階的に変化させている。従って静音性が阻害されるの
を確実に回避することができる。
【0037】そして上記冷蔵庫では、圧縮機46の運転
回転数fF、fRが所定の上側基準回転数以上になった
ときには冷凍室冷却運転と冷蔵室冷却運転との運転継続
時間比を調整するようにしている。そのため圧縮機46
に大きな負荷をかけたままその運転を継続することは回
避され、従って機器の信頼性を一段と向上させることが
できる。また前記運転回転数が所定の下側基準回転数以
下となったときにも前記時間比を調整するようにしてい
る。そのため無駄な冷却運転を防止して冷却効率をさら
に向上させることができる。
【0038】また、例えば環境温度が15℃以下で、か
つ扉の開閉がされないような低負荷条件化では、前記ヒ
ートリークが非常に小さいので、圧縮機46を最低圧縮
能力で駆動しても冷却能力が過剰となる場合がある。上
記冷蔵庫ではこのような場合に圧縮機46を停止するよ
うにしているので、無駄な冷却運転を行うことは確実に
回避される。そして圧縮機46を停止したときには、庫
内温度tF、tRが先に上限温度tFu、tRuに達し
た側から冷却運転を行うようにしている。従って庫内温
度tF、tRを確実に適度な低温に維持することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明では、冷凍
用送風機だけを駆動して行う冷凍室冷却運転と、冷蔵用
送風機だけを駆動して行う冷蔵室冷却運転とを交互に切
り替えて冷蔵庫の冷却を行っている。従って冷凍室と冷
蔵室とをそれぞれ適切な冷凍能力で冷却でき、冷却効率
を向上させることが可能となる。また冷蔵用蒸発器を適
度な温度に維持できるので、これに着霜が生じたり、液
圧縮の一因となるのを回避することが可能となる。
【0040】また、庫内温度と各上限温度との差に基づ
いて冷却能力の調整しているので、より適切な冷却運転
によって冷却効率をさらに向上させることが可能とな
る。
【0041】さらに、圧縮機の圧縮能力を段階的に変化
させているので、例えば冷蔵庫全体の共振周波数等を避
けて圧縮機を駆動することができ、静音性を向上させる
ことが可能となる。
【0042】請求項の発明では、圧縮機に極端に大き
な負荷がかかるのを回避できるので、圧縮機の信頼性を
向上することが可能となる。また無駄な冷却運転を回避
して、一段と冷却効率を向上させることが可能となる。
【0043】請求項の発明では、無駄な冷却運転を回
避した効率的な冷却運転によって、庫内を一段と適度な
温度に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の冷蔵庫について、その
キャビネット内部を示す正面図である。
【図2】上記冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】上記冷蔵庫の冷凍サイクルを構成する各装置の
配置図である。
【図4】上記冷蔵庫の冷媒回路図である。
【図5】制御部が行う制御を示すフローチャートであ
る。
【図6】制御部が行う制御を説明するグラフである。
【図7】上記制御を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
14 冷蔵室 22 冷凍室 46 圧縮機 50 冷蔵用蒸発器 52 冷凍用蒸発器 54 冷蔵用送風機 56 冷凍用送風機 62 凝縮器 70 冷蔵用キャピラリーチューブ 72 冷凍用キャピラリーチューブ 101 冷凍室温度センサ 102 冷蔵室温度センサ 104 外気温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−47827(JP,A) 特開 昭59−44551(JP,A) 特開 昭58−83170(JP,A) 特開 平4−169768(JP,A) 特開 昭59−44552(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵室と冷凍室とを有すると共に、能力可
    変な圧縮機と、凝縮器と、冷蔵用絞り装置と、冷蔵用送
    風機を併設した冷蔵用蒸発器と、冷凍用送風機を併設し
    た冷凍用蒸発器とを順次環状に接続して成ると共に、 凝縮器と冷蔵用絞り装置との間から分岐する冷媒支管を
    有し、この冷媒支管に冷凍用絞り装置を備えると共にこ
    の冷媒支管の下流側を冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器との
    間に接続し、さらに凝縮器から流出した冷媒の流通先を
    冷蔵用蒸発器側と冷媒支管側との間で切り替える流路切
    替手段を設けた冷媒回路を備え、 流路切替手段を冷蔵用蒸発器側に切り替えると共に冷蔵
    用送風機を駆動する一方で冷凍用送風機を停止させて行
    う冷蔵室冷却運転と、流路切替手段を冷媒支管側に切り
    替えると共に冷凍用送風機を駆動する一方で冷蔵用送風
    機を停止させて行う冷凍室冷却運転とを交互に切り替え
    て行う冷蔵庫の冷却運転制御装置であって、 冷蔵室の庫内温度を検知する冷蔵室温度センサと、冷凍
    室の庫内温度を検知する冷凍室温度センサと、外気温度
    を検知する外気温度センサと、制御手段とを備え、 この制御手段は、外気温度に対応して冷凍室冷却時間と冷蔵室冷却時間と
    の運転継続時間比が設定され、 前記外気温度センサで検知した外気温度に対応する運転
    継続時間比を前記設定された 運転継続時間比から把握
    し、把握した運転継続時間比に基づいて、冷凍室冷却運
    転と冷蔵室冷却運転とを交互に行うよう成されているこ
    とを特徴とする冷蔵庫の冷却運転制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 冷凍室の庫内温度と所定の冷凍室上限温度との差、及び
    冷蔵室の庫内温度と所定の冷蔵室上限温度との差に基づ
    いて、圧縮機の圧縮能力の調整と前記各送風機の回転数
    の調整とを行うよう成されていることを特徴とする請求
    項1の冷蔵庫の冷却運転制御装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 圧縮機の圧縮能力を段階的に変化させるよう成されてい
    ることを特徴とする請求項2の冷蔵庫の冷却運転制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 冷凍室冷却運転又は冷蔵室冷却運転のうちいずれかの冷
    却運転を行う際の圧縮機の圧縮能力が所定の上側基準能
    力を超えたときは、その冷却運転の継続時間が長くなる
    ように前記運転継続時間比を調整する一方、いずれかの
    冷却運転を行う際の圧縮機の圧縮能力が所定の下側基準
    能力を下回ったときは、その冷却運転の継続時間が短く
    なるように前記運転継続時間比を調整するよう成されて
    いることを特徴とする請求項2の冷蔵庫の冷却運転制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、 いずれの冷却運転を行う際の圧縮機の圧縮能力も共に最
    低圧縮能力であって、かつ冷却している側の庫内温度が
    所定の運転停止温度に達したときに、冷却していない側
    の庫内温度が未だ所定の運転開始温度に達していないと
    きには圧縮機の運転を停止すると共に、圧縮機を停止さ
    せた後に、冷凍室又は冷蔵室のうち庫内温度が先に所定
    の運転開始温度に達した方から冷却運転を再開するよう
    成されていることを特徴とする請求項2の冷蔵庫の冷却
    運転制御装置。
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