JP2011080696A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Kazuhisa Taniguchi
一寿 谷口
Katsuhisa Tensho
勝久 天生
Isahiro Yoshioka
功博 吉岡
Tomoyasu Saeki
友康 佐伯
Yoshihiko Uenoyama
儀彦 上野山
Juichi Shimazaki
樹一 嶋崎
Yoshifumi Noguchi
好文 野口
Koji Sasagawa
孝治 笹川
Junichi Fukuoka
純一 福岡
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Abstract

【課題】冷蔵室の庫内温度が上昇した際に効率的に冷蔵室及び冷凍室を冷却することができ、冷却時間を短縮することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】制御部が冷蔵用冷却器側へ冷媒を流し冷蔵室を冷却する冷蔵モードと冷凍用冷却器側へ冷媒を流し冷凍室を冷却する冷凍モードとを切り換えて行う冷蔵庫において、特定条件が満たされると、圧縮機を最高圧縮能力で運転させる強制冷却運転を実行し、強制冷却運転時において、冷蔵モードを最大限実行する時間が、冷凍モードを最大限実行する時間より長く設定され、かつ、冷凍モードから冷蔵モードに切り換える冷凍室の庫内温度を通常運転時に比べて高く設定する冷蔵庫。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と冷凍室を冷却する冷凍用冷却器とを備えた冷蔵庫に関する。
従来より、冷蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と冷凍室を冷却する冷凍用冷却器とを設け、切替弁のより圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替えることで、冷蔵用冷却器に冷媒を供給し冷蔵室を冷却する冷蔵モードと、冷凍用冷却器に冷媒を供給し冷凍室を冷却する冷凍モードとを切り換えて行うとともに、圧縮機の周波数を可変して各貯蔵室の温度帯に適した蒸発温度に制御する冷蔵庫が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開平11−304329号公報
上記のような冷蔵庫では、好適な温度にそれぞれの冷却器を冷却して冷蔵室及び冷凍室を冷却することができるため高い冷凍サイクル効率が得られるが、運転時間や庫内温度に基づいて冷蔵モードと冷凍モードとを切り換える場合、冷蔵室の庫内温度が上昇すると冷蔵室が十分に冷却されていないにも関わらず、冷蔵モードの運転時間が所定時間に到達すると冷凍モードに切り換わって冷蔵室の冷却に時間がかかるおそれがあり問題である。
本発明は、上記問題を考慮してなされたものであり、冷蔵室の庫内温度の上昇に対して冷凍モード及び冷凍モードの切り換えのタイミングを好適化することにより、冷蔵室及び冷凍室の冷却時間の短縮を図ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、能力可変式の圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と、冷凍室を冷却する冷凍用冷却器と、前記冷蔵用冷却器及び前記冷凍用冷却器に冷媒を切り換えて流す切替弁と、前記切替弁の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部が前記切替弁を動作させて前記冷蔵用冷却器側へ冷媒を流す冷蔵モードと前記冷凍用冷却器側へ冷媒を流す冷凍モードとを切り換えて行う冷蔵庫において、前記冷蔵室の庫内温度を検出する冷蔵室温度センサと、前記冷凍室の庫内温度を検出する冷凍室温度センサとを備え、前記冷凍モード実行中において、前記冷凍モードの実行時間が第1所定時間以上に達した後であって、前記冷凍室の庫内温度が冷凍室目標温度より所定温度だけ低い温度に設定された冷凍室下限温度以下に達したとき、又は、前記冷蔵室の庫内温度が冷蔵室目標温度より所定温度だけ高い温度に設定された冷蔵室上限温度以上に達したときに前記冷凍モードから前記冷蔵モードに切り換え、前記冷蔵モード実行中において、前記冷蔵モードの実行時間が第2所定時間以上に達した後であって、前記冷蔵室の庫内温度が冷蔵室目標温度より所定温度だけ低い温度に設定された冷蔵室下限温度以下に達したとき、又は、前記冷凍室の庫内温度が冷凍室目標温度より所定温度だけ高い温度に設定された冷凍室上限温度以上に達したときに前記冷蔵モードから前記冷凍モードに切り換え、特定条件が満たされると、前記圧縮機を最高圧縮能力で運転させる強制冷却運転を実行し、前記強制冷却運転時において、前記第2所定時間を前記第1所定時間より長く設定し、かつ、前記強制冷却運転以外の通常運転時に比べて前記冷凍室目標温度を高く設定することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫では、上記構成により、冷蔵室の庫内温度が上昇した際に効率的に冷蔵室及び冷凍室を冷却することができ、冷却時間を短縮することができる。
本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の断面図である。 図1に示す冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。 図1に示す冷蔵庫の電気構成を示すブロック図である。 制御部が行う制御を示すフローチャートである。 制御部が行う制御を示すフローチャートである。 制御部が行う制御を示すタイムチャートである。 制御部が行う制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫10は、図1に示すように、外郭を形成する外箱と貯蔵空間を形成する内箱との間に発泡断熱材を充填した断熱箱体からなる冷蔵庫本体11を備え、貯蔵空間を断熱仕切壁12によって上方の冷蔵空間20と下方の冷凍空間40とに区画している。
冷蔵空間20は、さらに仕切壁21によって上下に区画され、上部空間に複数段の載置棚を設けた冷蔵室22が設けられ、下部空間に引き出し式の収納容器25aを配置する野菜室24が設けられている。
野菜室24の下方に配置した冷凍空間40には、比較的小容積の自動製氷機を備えた製氷室26と小型冷凍室(不図示)を左右に併設しており、その下方には冷凍室28が設けられている。
冷蔵室22の開口部は、冷蔵庫本体11の一側部の上下に設けられたヒンジにより回動自在に枢支された冷蔵室扉23により閉塞されている。この冷蔵室扉23は扉センサ31によって該扉23の開閉が検知される。
野菜室24、製氷室26、小型冷凍室及び冷凍室28の開口部は、引き出し式扉25,27,29により閉塞されている。各引き出し式扉25,27,29の裏面側に固着した左右一対の支持枠に収納容器25a,27a,29aが保持されており、開扉動作とともに庫外に引き出されるように構成されている。
冷蔵空間20及び冷凍空間40のそれぞれの背面には、冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53と送風ファン54、55がそれぞれ配設されている。冷蔵用冷却器52で生成された冷気は、送風ファン54の回転駆動によってダクト32を介して冷蔵室22及び野菜室24に導入されることで、冷蔵空間20を所定温度に冷却し、冷凍用冷却器53で生成された冷気は、送風ファン55の回転駆動によって吹出口42より製氷室26、小型冷凍室及び冷凍室28に導入されることで、冷凍空間40を所定温度に冷却する。そして、冷蔵空間20及び冷凍空間40を冷却し終えた冷気は、再び冷却器52,53に戻され冷却される。
冷蔵室22の背面には、冷蔵室22の庫内温度TRを測定するための冷蔵室温度センサ34が設けられ、冷凍室28の背面には、冷凍室28の庫内温度TFを測定するための冷凍室温度センサ36が設けられている。また、冷凍用冷却器53の上方には、冷凍用冷却器53の温度を検知し、除霜の終了タイミングを検知するための除霜センサ51が設けられ、冷凍用冷却器53には、例えば、パイプヒータよりなる除霜ヒータ43が設けられている(図2参照)。
冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53は、インバータによる周波数変換などで能力可変式の圧縮機56から吐出される冷媒を、冷凍サイクル50により交互に導いて冷却される。
すなわち、冷凍サイクル50は、図2に示すように、圧縮機56の吐出側にマフラ44及び蒸発パイプ45を介して凝縮器58が接続され、凝縮器58には放熱パイプ46、グリーンパイプ47及びドライヤ48を介して三方弁60が接続されている。三方弁60から二股に分かれた冷媒流路の一方には冷蔵キャピラリチューブ62及び冷蔵用冷却器52からなる冷蔵側回路が接続され、他方の冷媒流路には冷凍キャピラリチューブ64、冷凍用冷却器53、アキュムレータ49及び逆止弁41とからなる冷凍側回路が接続されている。
三方弁60は、凝縮器58により放熱液化された冷媒を冷蔵側回路及び冷凍側回路へ切り替えて分流し、また、冷蔵側回路及び冷凍側回路への該冷媒供給を遮断する。冷蔵側回路及び冷凍側回路は、圧縮機56の吸込側に接続されており、各冷却器52,53を流れた冷媒が再び圧縮機56に取り込まれることで、冷媒は冷凍サイクル50内を循環する。
冷蔵庫本体11の背面下部には、冷凍サイクル50の一部を構成する圧縮機56及び凝縮器58を収納する機械室57が配設されており、機械室57の背面に制御部66が設けられている。
制御部66は、図3に示すように、冷蔵室温度センサ34、冷凍室温度センサ36、除霜センサ51、扉センサ31などの各種センサから入力される信号や、EEPROMなどの不揮発性記録媒体からなるメモリ59に記憶された制御プログラムに基づいて、除霜ヒータ43、送風ファン54、55、圧縮機56、三方弁60などの各種電気部品を制御する。
このような冷蔵庫10の冷凍サイクル50では、制御部66が三方弁60を制御することで、冷蔵用冷却器52を有する冷蔵側回路へ冷媒を流す冷蔵モードと、冷凍用冷却器53を有する冷凍側回路へ冷媒を流す冷凍モードとを切り替えて運転する。
冷蔵室22及び野菜室24からなる冷蔵空間20を冷却する場合には、制御部66が、三方弁60を切り替えて冷蔵用冷却器52に冷媒が流れるようにするとともに、送風ファン54を運転させる冷蔵モードを実行する。これにより、冷蔵用冷却器52で冷却された空気は、送風ファン54によって冷蔵室22及び野菜室24に送風され、各室22,24内を冷却する。
一方、冷凍室28等の冷凍空間40を冷却したい場合には、制御部66が、三方弁60を切り替えて冷媒が冷凍用冷却器53に流れるようにするとともに、送風ファン55を運転させる冷凍モードを実行する。これにより、冷凍用冷却器53で冷却された空気は送風ファン55によって冷凍空間40内部に送風され、冷凍空間40内が冷却される。
そして、冷蔵室温度センサ34及び冷凍室温度センサ36によって検出された庫内温度TF、TRに基づいて、制御部66が三方弁60を制御することで、冷蔵モードと冷凍モードの切り換えを行う。
具体的には、図4に示すように、制御部66が作動すると、まず、ステップS1において制御部66が三方弁60を駆動させて冷凍モードの実行を開始し、ステップS2に進む。
次いで、ステップS2において、制御部66は、冷凍モードを開始した時点からの経過時間が第1所定時間T1(例えば、T1=30分)以上であるか否か判断し、第1所定時間T1以上であればステップS3に進み、第1所定時間T1未満であればステップS2を繰り返す。
ステップS3では、冷蔵室温度センサ34による冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室上限温度TRonより大きいか否か判断する。庫内温度TRが冷蔵室目標温度TRa(例えば、TRa=1℃)より所定温度だけ高い温度に設定された冷蔵室上限温度TRon(例えば、TRon=2℃)より大きければ冷蔵モードを実行して冷蔵空間20内を冷却するためにステップS8に進み、庫内温度TRが冷蔵室上限温度TRon以下であれば、ステップS4に進む。
ステップS4では、制御部66は、冷凍モードを開始した時点からの経過時間が第3所定時間T3(T3>T1であり、例えば60分)以上であるか否か判断し、第3所定時間T3以上であれば冷凍空間40が十分に冷却されていると判断し、冷凍モードを終了するためにステップS8に進み、第3所定時間T3未満であればステップS5に進む。
ステップS5では、冷凍室温度センサ36による冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室目標温度TFa(例えば、TFa=−20℃)より所定温度だけ低い温度に設定された冷凍室下限温度TFoff(例えば、TFoff=−22℃)より小さいか否か判断する。庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoffより小さければ、冷凍空間40が十分に冷却されているとしてステップS6に進み、庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoff以上であれば、ステップS7に進む。
ステップS6では、冷蔵室温度センサ34による冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室目標温度TRaより所定温度だけ低い温度に設定された冷蔵室下限温度TRoff(例えば、TRoff=0℃)より小さいか否か判断する。庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoffより小さければ、冷凍空間40だけでなく冷蔵空間20も十分に冷却されており、冷蔵空間20及び冷凍空間40のいずれも冷却する必要が無く、圧縮機56を停止させるためにステップS9に進み、庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoff以上であれば、冷凍モードを終了するためにステップS8に進む。
ステップS7では、冷凍室28の庫内温度TFの上下動に対してPID計算を行い、その計算値P1が所定値A1より小さければステップS9に進み、計算値P1が所定値A1以上であればステップS3に戻る。
ステップS8において、制御部66は、冷蔵モードの実行を開始するため、冷凍モードを終了し、その後、ステップS21に進む(図5参照)。
ステップS9では、圧縮機56の周波数をメモリ59に記憶させた後、ステップS10において圧縮機56を停止させる。
本実施形態では、(a)冷凍モードの開始時から第1所定時間T1以上経過しており、かつ、(b)冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室上限温度TRonより大きい場合、(c)冷凍モードの開始時から第3所定時間T3以上経過している場合、(d)冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoffより小さいと共に、冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoff以上の場合のうち、(b)〜(d)のいずれか1の条件を満たすと、制御部66は、三方弁60を駆動させて冷凍モードを終了させ、ステップS21に進んで冷蔵モードを開始する。
また、冷凍モード実行中において、冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoffより小さいと共に(ステップS5)、冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoffより小さい場合(ステップS6)、あるいは、冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoff以上であると共に(ステップS5)、冷凍室28の庫内温度TFの上下動に対するPID計算値P1が所定値A1より小さい場合(ステップS7)、冷蔵空間20及び冷凍空間40のいずれの空間も十分に冷却されているとして、圧縮機56の周波数をメモリ59に記憶させた後(ステップS9)、圧縮機56を停止させる(ステップS10)。
ステップS21では、図5に示すように、制御部66が三方弁60を駆動させて冷蔵モードの実行を開始する。そして、ステップS22において、制御部66は、冷蔵モードを開始した時点からの経過時間が第2所定時間T2(例えば、T2=20分)以上であるか否か判断し、第2所定時間T2以上であればステップS23に進み、第2所定時間T2未満であればステップS22を繰り返す。
ステップS23では、冷凍室温度センサ36による冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室目標温度TFaより所定温度だけ高い温度に設定された冷凍室上限温度TFon(例えば、TFon=−18℃)より大きいか否か判断する。庫内温度TFが冷凍室上限温度TFonより大きければ冷凍モードを実行して冷凍空間40内を冷却するためにステップS28に進み、庫内温度TFが冷凍室上限温度TFon以下であれば、ステップS24に進む。
ステップS24では、制御部66は、冷蔵モードを開始した時点からの経過時間が第4所定時間T4(T4>T2であり、例えば、40分)以上であるか否か判断し、第4所定時間T4以上であれば冷蔵モードを終了するためにステップS28に進み、第4所定時間T4未満であればステップS25に進む。
ステップS25では、冷蔵室温度センサ34による冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoffより小さいか否か判断する。庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoffより小さければ、冷蔵空間20が十分に冷却されているとしてステップS26に進み、庫内温度TRが冷凍室下限温度TRoff以上であれば、ステップS27に進む。
ステップS26では、冷凍室温度センサ36による冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoffより小さいか否か判断する。庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoffより小さければ、冷蔵空間20だけでなく冷凍空間40も十分に冷却されており、冷蔵空間20及び冷凍空間40のいずれも冷却する必要が無く、圧縮機56を停止させるためにステップS29に進み、庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoff以上であれば、冷蔵モードを終了するためにステップS28に進む。
ステップS27では、冷蔵室22の庫内温度TRの上下動に対してPID計算を行い、その計算値P2が所定値A2より小さければステップS29に進み、計算値P2が所定値A2以上であればステップS23に戻る。
ステップS28において、制御部66は、冷蔵モードの実行を開始するため、冷蔵モードを終了し、その後、ステップS1に進む(図4参照)。
ステップS29では、圧縮機56の周波数をメモリ59に記憶させた後、ステップS30において圧縮機56を停止させる。
本実施形態では、(e)冷蔵モードの開始時から第2所定時間T2以上経過しており(ステップS22)、かつ、(f)冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室上限温度TFonより大きい場合(ステップS23)、(g)冷蔵モードの開始時から第4所定時間T4以上経過している場合(ステップS24)、(h)冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoffより小さいと共に(ステップS25)、冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoff以上の場合(ステップS26)のうち、(f)〜(h)のいずれか1の条件を満たすと、制御部66は、三方弁60を駆動させて冷蔵モードを終了させ(ステップS28)、ステップS1に進んで冷凍モードを開始する。
また、冷蔵モード実行中において、冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoffより小さいと共に(ステップS25)、冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室下限温度TFoffより小さい場合(ステップS26)、あるいは、冷蔵室22の庫内温度TRが冷蔵室下限温度TRoff以上であると共に(ステップS25)、冷蔵室22の庫内温度TRの上下動に対するPID計算値P2が所定値A2より小さい場合(ステップS28)、冷蔵空間20及び冷凍空間40のいずれの空間も十分に冷却されているとして、圧縮機56の周波数をメモリ59に記憶させた後(ステップS29)、圧縮機56を停止させる(ステップS30)。
さらにまた、上記のような冷凍モードと冷蔵モードの切り換え制御に加えて、特定条件が満たされると、制御部66は、圧縮機56を最高圧縮能力で運転させ、急速に冷蔵空間20を冷却する強制冷却運転を実行する。
具体的には、冷凍モードと冷蔵モードとを切り換えて冷凍サイクル50を制御している際に(図6の区間(1)参照)、図7に示すステップS41において冷蔵室温度センサ34による冷蔵室22の庫内温度TRが所定温度Th(例えば、12℃)以上であるか否か判断する。冷蔵室22の庫内温度TRが所定温度Th以上であればステップS42に進み、冷蔵室22の庫内温度TRが所定温度Th未満であれば強制冷却運転を行わずに処理を終了する。
ステップS42では、冷蔵室温度センサ34が所定温度Th以上を検出した時点から第5所定時間T5(例えば10分)経過していればステップS43に進み(図6の区間(2)参照)、第5所定時間T5経過していなければステップS41に戻る。つまり、冷蔵室22の庫内温度TRが、第5所定時間T5継続して所定温度Th以上になるとステップS43に進み強制冷却運転を実行し、第5所定時間T5経過する前に所定温度Th未満になると強制冷却運転を行わずに処理を終了する。
ステップS43では、強制冷却運転が実行される前の通常運転時の第2所定時間T2より長い時間に強制運転時の第2所定時間T2’を変更することで、強制運転時における第2所定時間T2’を第1所定時間T1より長く設定し、かつ、通常運転時の冷凍室目標温度TFaに比べて高い温度に強制冷却運転時の冷凍室目標温度TFa’を設定した後、冷凍サイクル50の運転状態に関わらず冷蔵モードを実行する。(図6の区間(3)参照)。
ここで、一例を挙げると、第2所定時間を通常運転時のT2=20分間から強制冷却運転時のT2’=40分間に変更することで、強制運転時において第2所定時間T2’を第1所定時間T1(T1=30分間)より長く設定する。更にまた、冷凍室目標温度を通常運転時のTFa=−20℃から強制冷却運転時のTFa’=−18℃に変更することで、冷凍室下限温度が通常運転時のTFoff=−22℃から強制冷却運転時のTFoff’=−20℃に変更されるとともに、冷凍室上限温度が通常運転時のTFon=−18℃から強制冷却運転時のTFon’=−16℃に変更される。
そして、強制冷却運転中は、上記ステップS43において設定値を変更した第2所定時間T2’、冷凍室下限温度TFoff’、及び冷凍室上限温度TFon’を採用して、図5及び図4に示すステップS21〜ステップS30及びステップS1〜ステップS10に従って、冷蔵モード及び冷凍モードを切り換えて実行する。
上記のように強制冷却運転時において第2所定時間T2’を第1所定時間T1より長く設定することで、冷蔵モードを開始してから冷蔵モードを終了させるか否かの判断を行うまでの時間が、冷凍モードを開始してから冷凍モードを終了させるか否かの判断を行うまでの時間より長くなる。そのため、強制冷却運転時では、冷蔵モードを連続して実行可能な時間が、冷凍モードを連続して実行可能な時間より長くなり、冷凍空間40より冷蔵空間20を優先的に冷却することができる。
また、強制冷却運転時の冷凍室下限温度TFoff’が通常運転時の冷凍室下限温度TFoffより高く設定されているため、強制冷却運転時では、通常運転時より冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室下限温度未満に到達して冷凍モードから冷蔵モードに切り換わりやすくなり、強制冷却運転では冷凍空間40より冷蔵空間20を優先的に冷却することができる(図6の区間(4)参照)。
しかも、強制冷却運転時では、冷凍室下限温度TFoff’だけでなく冷凍室上限温度TFon’も通常運転時に比べて高く設定されているため、冷蔵モード実行中に冷凍室28の庫内温度TFが冷凍室上限温度TFonより大きくなって冷蔵モードから冷凍モードに切り換わりにくくなり、強制冷却運転では冷凍空間40より冷蔵空間20を優先的に冷却することができる(図6の区間(3)、(5)参照)。
そして、ステップS44において、強制冷却運転中に冷蔵室22の庫内温度TRが所定温度Ti(例えばTi=2℃)未満に到達したか否か判断し、冷蔵室22の庫内温度TRが所定温度Ti未満であればステップS45に進み、所定温度Ti以上であればこのステップを繰り返す。
ステップS45では、急速に冷蔵空間20を冷却する必要が無くなったとして、圧縮機56を所定の周波数で運転させると共に、第2所定時間T2’及び冷凍室目標温度TFa’を通常運転時の第2所定時間T2及び冷凍室目標温度TFaに変更することで、冷凍室下限温度TFoff’、及び冷凍室上限温度TFon’を通常運転時の冷凍室下限温度TFoff、及び冷凍室上限温度TFonに変更し強制冷却運転を終了する(図6の区間(5)参照)。
そして、強制冷却運転が終了すると、通常運転に戻り、通常運転時の第2所定時間T2及び冷凍室下限温度TFoffを採用して図4及び図5に示すステップS1〜ステップS10及びステップS21〜ステップS30に従って、冷凍モード及び冷蔵モードを切り換えて実行する(図6の区間(6)参照)。
以上のように、本実施形態では、冷蔵室22の庫内温度TRが大幅に上昇した場合に、第2所定時間T2及び冷凍室目標温度TFoffの設定値を変更するといった簡単な構成によって、冷凍空間40より冷蔵空間20の冷却を優先させて冷蔵モードと冷凍モードとの運転比率を好適化することができ、冷蔵空間20の庫内温度上昇時の温度復帰を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、強制冷却運転時であっても冷凍室28の庫内温度TFに応じて冷蔵モード及び冷凍モードの切換制御を行うため、冷凍空間40の貯蔵物に悪影響を及ぼさない温度範囲内で冷凍空間40の庫内温度TFを制御しつつ、冷蔵モードの運転比率を高めることができ、冷蔵空間20の庫内温度上昇時の温度復帰を効率的に行うことができる。
さらにまた、強制冷却運転中に冷蔵室22の庫内温度TRが所定温度Ti未満に到達すると強制冷却運転を終了し通常運転に戻るため、冷蔵空間20がある程度冷却されると冷蔵空間20を優先的に冷却するのを中止して、冷蔵空間20の過剰冷却を防止することができ、冷却効率を低下させることがない。
なお、上記した本実施形態では、強制冷却運転中に冷蔵室22の庫内温度TRが所定温度Ti未満に到達すると強制冷却運転を終了し通常運転に戻るように設定したが、例えば、冷蔵モードと冷凍モードとを所定サイクル実行した後に強制冷却運転を終了するように設定しても良い。
10…冷蔵庫 20…冷蔵空間 22…冷蔵室
24…野菜室 26…製氷室 28…冷凍室
34…冷蔵室温度センサ 36…冷凍室温度センサ 40…冷凍空間
50…冷凍サイクル 52…冷蔵用冷却器 53…冷凍用冷却器
56…圧縮機 57…機械室 58…凝縮器
60…三方弁 66…制御部

Claims (3)

  1. 能力可変式の圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と、冷凍室を冷却する冷凍用冷却器と、前記冷蔵用冷却器及び前記冷凍用冷却器に冷媒を切り換えて流す切替弁と、前記切替弁の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部が前記切替弁を動作させて前記冷蔵用冷却器側へ冷媒を流す冷蔵モードと前記冷凍用冷却器側へ冷媒を流す冷凍モードとを切り換えて行う冷蔵庫において、
    前記冷蔵室の庫内温度を検出する冷蔵室温度センサと、前記冷凍室の庫内温度を検出する冷凍室温度センサとを備え、
    前記冷凍モード実行中において、前記冷凍モードの実行時間が第1所定時間以上に達した後であって、前記冷凍室の庫内温度が冷凍室目標温度より所定温度だけ低い温度に設定された冷凍室下限温度以下に達したとき、又は、前記冷蔵室の庫内温度が冷蔵室目標温度より所定温度だけ高い温度に設定された冷蔵室上限温度以上に達したときに前記冷凍モードから前記冷蔵モードに切り換え、
    前記冷蔵モード実行中において、前記冷蔵モードの実行時間が第2所定時間以上に達した後であって、前記冷蔵室の庫内温度が冷蔵室目標温度より所定温度だけ低い温度に設定された冷蔵室下限温度以下に達したとき、又は、前記冷凍室の庫内温度が冷凍室目標温度より所定温度だけ高い温度に設定された冷凍室上限温度以上に達したときに前記冷蔵モードから前記冷凍モードに切り換え、
    特定条件が満たされると、前記圧縮機を最高圧縮能力で運転させる強制冷却運転を実行し、
    前記強制冷却運転時において、前記第2所定時間を前記第1所定時間より長く設定し、かつ、前記強制冷却運転以外の通常運転時に比べて前記冷凍室目標温度を高く設定することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記特定条件が、所定時間継続して前記冷蔵室の庫内温度が所定温度以上になることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷蔵室の庫内温度が所定温度以下に達すると前記強制冷却運転を終了することを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
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